カテゴリー: 一湊タンク下No.1

捕食!!!え~!!もうエアねーし。。。(¨;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:06-17:14
【潮まわり】 05:58 191cm 満潮 / 11:56 62cm 干潮 / 17:41 199cm 満潮 / 大潮(月齢:13.2)
【日の出・日の入】 日出06:38 日没18:20

午後から海へ。。。
繰り返し通っていたワレカラも、個体識別は壁にぶつかるわ~、狙っている画もなかなか撮れないわ~で、何か今日は行く気も起きず、浅場でのんびりする事に。。。

珍しくウミウシを撮っていたのだが、帰ってからPCで一連のウミウシ画像をチェックしていると、何や海藻に透明なカプセルに包まれた白いツブツブの卵が産みつけられているのに気づいた。
こりゃ何だ???
誰の卵だろ。。。(¨;)
誰か知っている方教えて~!!!

明日はもう少しよく観察してみよう。。。
今日はウミウシ撮影中は全然、気づかなかったもん。。。(・_・;)

アデヤカミノウミウシ
アデヤカミノウミウシ
海藻に産みつけられた誰かの卵
海藻に産みつけられた誰かの卵

じっとクリーニングを受け続けるゴマモンガラ
じっとクリーニングを受け続けるゴマモンガラ
いつも、大きなゴマモンガラがクリーニングを受けている場所があるのだが、近くまで寄ってもたいていは逃げられてしまい、あと一歩近寄れない。。。

ところが今日はバリバリ寄らせてくれた!
といっても、レンズが105mmなので限界があるのだけど、ある程度の距離から何枚も何枚もシャッターを切らせてくれた。
これだったら、ワイド(フィッシュアイ)でもいい画が撮れたかも~!!!なんて思いつつ、撮っていると何か歯から糸が伸びてる。。。
そっか、こいつ釣られそうになったか。(笑)

でも、まぁ、こいつが釣られるわけないか。。。(^_^;)

カスリヘビギンポの捕食!
カスリヘビギンポの捕食!
今日は最後の最後に面白いものが見られた。
カスリヘビギンポのベンケイハゼ捕食!!
捕食の観察は久しぶりだったので、メチャ興奮!!(笑)

でも、この時、すでにエアーは20-30。。。しかも、エントリー口からまだ結構距離のある位置で水深も-16mくらいあったので、ちょっと迷った。。。(・_・;)
しかし、撮っているうちに最悪、ここで浮上して水面移動して帰ろう!!と決め、撮影続行!!(笑)

あっという間に飲み込んでしまった!!
あっという間に飲み込んでしまった!!
真正面から撮りたくて回りこむのだけど、場所が場所なだけに(オーバーハングした壁面)体勢をしょっちゅう崩してしまう。
そのたびにそれに驚いたカスリヘビギンポが逃げる。。。
上手く真正面に回りこんでも、壁面なのでなかなか難しい。

そうこうしているうちにあっという間に飲み込み、ベンケイハゼの目玉は見えなくなってしまった。。。(・_・;)
ようやく真正面に回り込めた時にはすでに遅し。。。 (´;ω;`)ウッ…

結局、その場で浮上する必要もなく、エントリー口まで普通に帰った。。。ちょっと(´・ω・`)ガッカリ…


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多分、ワレカラ類の遺伝的多様性は低いに違いない。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.3℃
【透明度】 ~20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:31-16:26
【潮まわり】 04:48 160cm 満潮 / 10:29 102cm 干潮 / 15:52 164cm 満潮 / 中潮(月齢:11.2)
【日の出・日の入】 日出06:40 日没18:18

今日も午後から海へ。。。

今日も水温は22-23℃はあるのだが、高水温になってからは何か透明度は落ちた感じがする。
通常、屋久島は黒潮に水温と透明度が左右されるため、黒潮が接岸すると水温も透明度も上がる。
しかし、今回は水温は高いのだけど、透明度がイマイチだ。。。

今日は昨日、スタッフが見つけたダテハゼに着くウミウシを探しに行ったのだが、見つからない。。。
ペアだというからすんなり見つかるかと思ったけど甘かった。

しばらく探しながら周囲を徘徊したけど、見つからないので結局、今日もワレカラへ。(笑)
ずっと狙っている構図というか画があるのだけど、やっぱ、なんかイメージ通りの写真が撮れない。。。
その狙っている写真はスッキリ&シンプルである事が条件なので、汚れが沢山着いていたり、背景がうるさかったりと今のここのガヤではちと厳しい。(¨;)

綺麗なガヤを探してウロウロしたけど、どれも今ひとつでスッキリしたガヤが見つからない。
見つけてもそういうガヤには1匹も着いていなかったり。(笑)

そもそもレンズも60mmの方がいいかな。。。

ワレカラの子供たち
ワレカラの子供たち
ワレカラのまだ若い子たち
ワレカラのまだ若い子たち
ワレカラの生まれた子供たちは母親の元を巣立つと、同じガヤにそのまま居つくようだ。
子供たちが巣立った直後のガヤをよ~く見ると、ガヤの脈に沿って無数の子供たちが着いていて、規則正しく並んでいる。。。
個体識別は厳しいけど、だいたい同じ個体群であろう連中を2-3日毎日のように見ていると、かなり成長は早そうに感じる。
サイズが明らかに大きくなってるのが分かるのだ。

そして、多分1ヶ月もすればそのままそのガヤで立派なオトナになリ、兄弟同士や親子同士で頻繁に繁殖しているに違いない。。。
そう考えると、こいつらって基本的にかなり血は濃いのだと思う。(¨;)

屋久島の鮎のように、ワレカラ類の遺伝的多様性はかなり低いのではないだろうか?
もしかして、地域ごとに同じ種類でも遺伝的な違いが見られたりするのだろうか。。。?

ある程度大きくなるまで母親の胸元で抱かれて育ち、独立後も小さなそのガヤで一生を送るとすればそういう事だよね?きっと。(・_・;)


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ワレカラの個体識別は難しい。。。(・_・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.4℃
【透明度】 ~20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:32-16:24
【潮まわり】 09:06 117cm 干潮 / 14:27 153cm 満潮 / 若潮(月齢:10.2)
【日の出・日の入】 日出06:41 日没18:18

今日も午後から海へ。。。
海はかなり凪ぎてきたけど、まだちょっと水中はうねってる。
水温は相変わらず高めだけど、透明度はイマイチ。。。

ワレカラの仲間1
ワレカラの仲間1
ワレカラの仲間2
ワレカラの仲間2
今日もワレカラ通いだ。(笑)
一昨日にメチャクチャ子供を抱えていた母親を見つけて、そいつとその周辺の連中数匹の個体識別を試みた。
ウジャウジャとバラバラに存在しているように見えて、当然、彼らにも社会があって、社会行動もあるはず。
その辺を調べようと思ったのだが。。。

その母親の抱えていた子供たちの中にはすでに独立しても良い頃合いのサイズの子たちも混じっていて、その独立具合も知りたかったので、昨日もワレカラ・デーにするつもりだったのだが、ワイドでオオモンカエルアンコウを撮りに行っちゃったので、中1日のチェックだ。

ま~結論から言うと、、、無理っ!!!ワレカラの個体識別は!!!(・_・;)
かなり大きかったその母親でさえ、もうどこに行っちゃったのか全然分からないし、一昨日に観察していた狭いエリア(4cm四方くらい)でさえ、昨日いた連中とはガラリと変わっていた。
これだとハッチアウトの観察でさえ、危ういかも。。。

ただ、そのガヤの全体を一通り見たけど、もういっぱいいっぱいに子供を抱えた母親は見られなかったので、多分、あのデカイ子供たちはもう独立したと思われる。
この2日間、大きく海も時化なかったので、このガヤのどこかにいるんだろうな。。。

目の周りが変な色になってるマジマクロイシモチ
目の周りが変な色になってるマジマクロイシモチ
エクジット直前にメチャ綺麗なアオスジガンガゼを見つけた。
そこには2匹のマジマクロイシモチがいたのだが、そのうち1匹の体色がなんか変。。。(・_・;)
目の周りを中心に顔色が悪いというか。。。
青白く染まっていて、何か怖い。(笑)

アオスジガンガゼに着くマジマクロイシモチをちょっと絞りを開けて撮ると、ガンガゼの「青」がマジマクロイシモチの顔に反射して、ちょっと青白くなったりする。
しかし、今回はもうそのレベルじゃなくて、完全に病的なのだ。

ただ白ではなく、ちょっと青白いのは、アオスジガンガゼが関係しているのだろうか。。。?
もうエアーがなかったので、明日も見ようと決めてエクジットした。


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何のためにワイドで行ったのかよく分からない。。。(¨;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.0℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 15:25-16:58
【潮まわり】 06:43 117cm 干潮 / 12:35 153cm 満潮 / 長潮(月齢:9.2)
【日の出・日の入】 日出06:42 日没18:17

今日は朝から大雨で空も暗い。。。
午前中は凪ぎていた海も正午前後に強い北西の風が吹いて、午後から海へ行ってみると凪ぎではあるけど、かなりニゴニゴなのが陸上からでもよく分かる。

今日は昨日、同業者がオオモンカエルアンコウの成魚がいたというので、それをフィッシュアイをつけて撮りに行った。
エントリー口付近はもう全然視界が見通せなかったけど、沖はそれよりはマシなのだけど、水面直下1-2mに濁った水が溜まっていて、それで水中には光がまったく入ってこない!!
水底付近はもう真っ暗だ。(¨;)

しかも、その場所にはすでにオオモンカエルアンコウは見当たらず、結局、何のためにワイドで入ったのか分からない状態に。。。マジっすか。。。( ̄□ ̄;)!!

ただでさえ、この時期はあまりワイドネタがない上に、この透明度と浮遊物(あ、これプランクトンじゃなくて砂やゴミ(^_^;))では、特に撮るものもなくエクジット。。。
う~ん。。。今日こそはマクロだったかも。。。選択を間違えた!!

しかし、怖ろしいほど暗い海だった。。。基本、こんな暗い海の写真は営業的にどうなんだろ?と思わなくもない。。。(^-^;

仕方なくワイドでハナヒゲ。。。(笑)
仕方なくワイドでハナヒゲ。。。(笑)
オオモンくんいないんですけど。。。(・_・;)
オオモンくんいないんですけど。。。(・_・;)
暗~い海をアオウミガメがゆく。。。
暗~い海をアオウミガメがゆく。。。


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いくらなんでも育て過ぎやろー!!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:49-16:30
【潮まわり】 05:14 105cm 干潮 / 11:19 163cm 満潮 / 18:53 56cm 干潮 / 小潮(月齢:8.2)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没18:16

いや~温かい!!
ここにきて連日の22℃オーバーの水温が続いている。
これはGWちょっと前(4月下旬)の水温だ。

今日も午後から海へ。。。
昨日、遊離しそうなヒドロ虫を見つけて、これが本当に離れたか見に行ったのだが。。。
現場ではやっぱりポリプ体が小さくなっているように感じたので、とりあえず何枚も写真を撮っておいた。(とても小さなものなので帰ってからじっくりPCで見る必要があるのだ)
しかし。。。帰ってからPCで見てみると、昨日観察した群体とは違う群体を撮っていた!!!(¨;)
マジっすか。。。!!!

ワレカラ類の動きと格好がメチャ面白い!
ワレカラ類の動きと格好がメチャ面白い!
こんな感じでガヤに着いている
こんな感じでガヤに着いている
今日はまたワレカラの仲間が溜まっているガヤへ。
こいつらは動きや形が面白いので、撮り方によっては面白い写真(つまり作品)になると思っているのだが、いろいろ撮ってみたけどなんかイマイチ。。。
何枚か撮ったあと、気がつくと結局は子育て中のワレカラをずっと観察していた。。。(笑)

1匹、通常の倍くらいの子供を胸元に抱いて子育てしている母親を発見!
もう顔のあたりにまで子供を乗せて、母親は前がほとんど見えないような状態。。。(笑)
さすがに重いのか、さかんに腰を曲げてしまっていた。

子供が多過ぎて母親の顔が隠れちゃってる。。。(笑)
子供が多過ぎて母親の顔が隠れちゃってる。。。(笑)
でも、やっぱりこんな状態でも母親は強いようで、他の個体にかち合うとスグに喧嘩をはじめるのだが、ほとんど勝ってた。
喧嘩相手はこの母親に比べると、メチャ身軽な状態なのに、すぐに退散してしまう。。。(^_^;)
見ていると、この母親に限らず、子育て中の個体の方が強いようだ。

しかし、よく見ると、すでにとっくに母親のもとを離れて自立しているようなサイズの子がまだ何匹も乗っかっているのだけど、これはどういう事???
3-4mmくらいになるとどうも母親の元を離れて、同じガヤの上でそれぞれ生活をしているのをよく見かけるのだが、この母親の上に乗っかっている子の中には、6-7mmくらいの子も混じっているような気がする。
ある本によると、通常は母親から離れて生活していても、自立後ある程度の期間は危険が迫るとまた母親の胸元に戻る種類もいるらしい。
という事は、待っていれば母親のもとを離れる瞬間が撮れるかも。。。と思い、しばらく観察していたけどなかなか離れない。

いや~このワレカラの着くガヤがもう少し近い、頻繁に通ってチェックできる場所にあったらなぁ。。。(¨;)


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得体の知れない乗り物(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.3℃
【透明度】 20m
【海況】 時化
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:50-17:17
【潮まわり】 10:04 184cm 満潮 / 16:51 43cm 干潮 / 小潮(月齢:6.2)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没18:15

ゲストがいなくなって今日は午後から1人で海へ。。。

これまで使っていたフィンがだいぶ前からちょっと折れかかっていたのだが、さすがに最近、全然水を掴んでいる感覚がなくなってきたので(笑)、新しいフィンに履き替えることにした。
10年くらい前まで使っていたロンディンのXラバーだ。
昨年、ヤフオクで手に入れたのだが、硬いフィンなのでガイド中に足をつったらヤバイ。。。という事で避けていたのだ。(^-^;
まだゲストの少ない今のうちに慣れておかねば。。。!

今日もプカプカ中層に浮きながら浮遊物を探索していたので、最初は何の苦もなかったのだが、今日は潮が速かったこともあり、浮遊物を撮影しているうちに沖に流されてしまったようだ。。。( ̄□ ̄;)
で、帰りはヒーヒー言いながら、泳いで帰ってきたのだが、これは辛かった!!!
マジで足を釣りそうだったし。。。(-_-;)
ロンディンXラバー。。。怖ろしいフィンだ。慣れるまで時間がかかりそう。。。(笑)

昨日もいた謎の稚魚
昨日もいた謎の稚魚
今日は何やらメチャ水温が高かった!!!
22℃近く、4月下旬くらいの水温になっていた。(^^)

今日も浮遊物は凄かったのだが、昨日とは種組成が変わっていて、今日はツノクラゲやカブトクラゲの類が多く、狙っていたトガリズキンウミノミの仲間などはほとんど見られなかった。
また今日は浮遊物対策としてレンズを60mmマクロに変えたのだが、これが大失敗!!
やっぱりピントを合わせにくい浮遊物と言えども、慣れた105mmマクロの方が僕はいいかも。。。(^^ゞ

謎の稚魚の全身
謎の稚魚の全身
昨日もゲストが見つけて撮っていた謎の稚魚が、今日もいた!!(^^)
やっぱり、こいつも得体の知れない乗り物にちょこんと座ってプカプカ浮いていた。
今日の子が乗っていたのは昨日の子とは違うのだが、やっぱりこうした稚魚類は泳がず何か浮遊物に乗っかって流されるようだ。

撮っているうちに乗り物から離れてしまったので、横位置からも何枚か撮っておいた。
でもこの魚、基本的にダッシュ逃げようとはせず、ゆっくり後退りしながら逃げるので、常に真正面。。。(-_-;)
なかなか横位置で撮らせてくれない!!

クラゲノミの仲間
クラゲノミの仲間
ちなみにこの稚魚が乗っている「得体の知れない乗り物(笑)」はよくクラゲノミの仲間も乗り物として使っている。
よほど乗り心地が良いのだろう。。。今日もこれに乗ったクラゲノミの仲間を何回も見かけた。

こいつは必ずしも真正面を向いているわけでもなく、揺れに任せてユラユラしているので、なかなか撮りにくい。。。
でも、偶然に連続で5-6枚撮れた正面からのショットは並べてみるとメチャ、ウケた。
なんかマヌケな幽霊みたい。。。ウケる。(笑)
PCの前で嫁さんと大笑い。
なんか、こいつ面白くね?(^-^;

多分、これが乗り物の元々の姿だと思う
多分、これが乗り物の元々の姿だと思う
この「得体の知れない乗り物」はよく見るのだが(もちろん無人)、これってなんだろ。。。?とずっと疑問に思っていたのだが、もしかしてこれ???(右写真)
多分、遊離性のヒドロ虫の仲間(つまりクラゲ)だと思うのだけど、乗り手がガッチリ体を掴んでいるわけだから、7本の触手部分は閉じてしまっているのではないだろうか?
見た目の質感とかはこれにメチャ近い気がする。。。

このクラゲノミの仲間は様々な乗り物に着いているのだが、クラゲらしいクラゲに着いているものもあれば、ほんと「得体の知れない乗り物」に着いているヤツも多い。(下右写真)
最初はゴミかと思っていたけど、これ結構、浮遊物の中に混じっているし、何やら足のような、ヒダのようなものがあるような気がするのだけど。。。(-_-;)

いずれにしても浮遊物は基本、どれも「えたいが知れない」ので面白い。(笑)
今日はあまり種類は多くない上に、なんか途中で一気に浮遊物が消え、元の透明度の良い海に戻ってしまったりして、なんかイマイチだったけど、やっぱり浮遊物(プランクトン)ウォッチングは面白い!!(^^)

クラゲに着くクラゲノミの仲間
クラゲに着くクラゲノミの仲間
えたいの知らない乗り物に乗るクラゲノミの仲間
えたいの知らない乗り物に乗るクラゲノミの仲間


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宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!(←これ知ってる?)

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 19.2℃/19.6℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:21-11:25/12:08-13:40
【潮まわり】 09:37 192cm 満潮 / 16:12 36cm 干潮 / 中潮(月齢:5.2)
【日の出・日の入】 日出06:47 日没18:14

今日も常連ゲストGさんとマンツーマンで2本。
割と凪ぎてきたホームグラウンドの一湊タンク下で、さー今日は何をしようか?とGさんと悩みつつエントリー。
浮遊物好きのGさんと、さすがにいきなり浮遊物はないよね。。。きっと。。。なんて話していたのだが、エントリーしてビックリ!!
水中はクラゲ類などのプランクトンだらけ。。。!!!
急に潮に変わったのか、一気に海の中は「宇宙」状態に!
まさに、宇宙キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!(←これ知ってる?(笑))

待望の浮遊物到来なんだけど、今回の潮は種の多様性がやや低い気がする。
同じようなプランクトンが多くて、特にまん丸い球体のヤツ(これ何だろ?(^_^;))が大量に水面付近に浮いていて、あとはヒドロ虫の遊離したおわん型のクラゲやツノクラゲなど、クラゲ類もある一定の種類ばかりが目立つ。

甲殻類も毎回よく見るクラゲノミの仲間やトガリズキンウミノミの仲間などが見られ、ゾエアやメガロパ幼生の類もぼちぼち見られたけど、いやいやいや。。。まだちょっと時化気味の今日の海ではちょっと狙えない。。。(・・;)

誰?これ。。。??(・・;)
誰?これ。。。??(・・;)
今日一番の収穫はこいつ!
大きさは5mmくらい。
最初は「おっ!キアンコウの幼魚ってこんなやつ???」とか思ったのだが、帰ってからPCで見るとなんか違う。。。
何か形はホウボウ系にも似てるし。。。何だろ?こいつ。。。
(どなたか情報をください。。。)

ゲストGさんが撮ったあと、僕もじっくり撮ろうと思ったのだけど、途中で見失ってしまった!!!! (;゚∀゚)
くそ~!!!!
その後もこいつばかり探していたけど、それっきりだった。。。(¨;)

謎の球体に乗る謎の魚。。。
球体に乗る謎の魚。。。
他に帰ってからGさんの画像をPCで見ていたら、こんな魚も!!
今日、一番多かった浮遊物である”まん丸い球体のヤツ”に乗る謎の魚。。。
こいつも誰だか分からね~!!!
大きさは球体が5mmくらいだから、こいつはそれ以下のサイズだ。
これも、どなたか情報をください。。。

何か可愛い。。。(*^_^*)
僕も撮りたかった~!!!

よし!!明日も浮遊物と弄れるぞ~!!!!
明日も宇宙、来てるかな?(^^)

トガリズキンウミノミの仲間
トガリズキンウミノミの仲間
巻貝の幼生
巻貝の幼生


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久しぶりのガイドです。。。^^;

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦東
【水温】 18.3℃/18.9℃
【透明度】 20m~
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:39-13:11/14:34-16:19
【潮まわり】 09:11 199cm 満潮 / 15:39 30cm 干潮 / 中潮(月齢:4.2)
【日の出・日の入】 日出06:48 日没18:13

今日は久々のファンのガイド。
とは言っても、ゲストは常連G氏なので、もうガイドというかほとんど一緒に遊んでいるようなもので、いつもの1日1本のお遊びダイビングが1日2本のお遊びダイビングになるだけの話であるような。。。(^_^;)

今日も海はかなり時化ていて、水中はウネウネ&ニゴニゴ。。。
常連G氏はあまり僕の中のマイブームにはなかなか興味を持ってくれる人ではないので、僕が最近ブログでネタにしているようなヒドロ虫は紹介したくても無視される。(笑)

お腹には卵、胸元には赤ちゃん
お腹には卵、胸元には赤ちゃん
一応、リクエストを聞くと「ワレカラの卵守り」とか言ってるし。。。それ、他店のブログやん!!! (;゚∀゚)

今日もワレカラの着くガヤは昨日以上に揺れていて撮りにくい。。。
今日も結構沢山のワレカラが卵を抱えていたり、子供を育てていたりした。

ワレカラは前にブログにも書いたけど、水中動物では珍しく自分の子供がある程度大きくなるまで、ママがキッチリ育てるという超面白い生態がある。
左写真はお腹に新しい卵を抱えつつ、胸元にはいっぱいその前に産んだ子供たちを抱えて、子守しているのが分かるでしょ?

ちょっとした拍子にそれまで他のワレカラがいた場所に、別のワレカラが侵入すると喧嘩が始まる。。。
鎌状の腕を振り回し、大喧嘩するのだが、負けた方はその場から退散する。
以下はママ同士の喧嘩の様子です。。。^^;

戦う母親!!
戦う母親!!
白ママ危うし!!
白ママ危うし!!

結局、左の白いママが勝った!!
結局、左の白いママが勝った!!
そしてまた平和が訪れる。。。
いつもはこんな感じでガヤの1葉状部分に1匹の割合で佇んでいる。(成体の場合)

先ほどの喧嘩は左側の白いママがいる場所での出来事だったのだが、勝った白ママがそこに陣取り、負けた方のママは一番右側に移動してスッポリ収まった。(*^_^*)

卵を抱えた身重の状態でさらに子供を無数に抱えているのに、ほんと勇敢な母親でしょ?
こうして子供を大事に守りながら、日々の生活を送る。。。
って!父親はどこに行ったんだーーーーーーーーーーーーーー!!! (;゚∀゚)


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死体観察。。。(^^;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.2℃
【透明度】 20m~
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:23-17:04
【潮まわり】 08:46 204cm 満潮 / 15:07 27cm 干潮 / 中潮(月齢:3.2)
【日の出・日の入】 日出06:49 日没18:13

今日も海はよく時化ていた。(笑)

ある雑誌社からニシキブダイの写真を貸してくれというので、まったく整理されていないハードディスクから写真を探してみると、何やら青被りしたイマイチな写真しか見つからない。。。(・・;)
これは探すより、今スグ撮りに行ったほうが早いと判断。
この辺は昔からまったく変わっておらず、数TBの写真ストックの中から探すより、普通種は目の前の海に撮りに行ったほうが早いのだった。。。(笑)

しかし、エントリーしてみると、ニゴニゴ!!(・・;)
浮遊物(プランクトンではなく、砂やゴミ)は浮いているし、白濁りして視界も悪い。。。
一応、トライしてみたけど、そもそも全然寄らせてくれないので、この透明度の中ではワイドでは厳しい。。。

ハリセンボンをくわえたまま昇天
ハリセンボンをくわえたまま昇天
結局、スグに諦めて、先日、同業者から聞いたカスザメの死体を見に行った。
カスザメ自体、屋久島では珍しいのだが、しかも死体だなんて、何て魅力的!(^^)
さらに面白いのが、口には膨らんだハリセンボンが詰まっているというではないか!!

そう。。。ハリセンボンを捕食しようとして、銜えたのは良いが、驚いたハリセンボンはパンパンに膨らみ、カスザメはこれを銜えたまましんでしまったらしい。。。
しかもハリセンボンもろとも!(・・;)

もう分解されちゃっているかな。。。と思いつつ行ってみると、しっかり残っていて、口にはハリセンボン!(笑)

カスザメの口の中にハリセンボン!(・・;
カスザメの口の中にハリセンボン!(・・;
しかし、これはどういう状態なのだろうか。。。(・・;)
魚はエラ呼吸だから口にモノが詰まっても窒息死はありえないんじゃないか?と思って調べてみると、どうもサメは口から海水を飲んで呼吸するらしい。。。
だから、やっぱりこれは窒息死って事になるのかな。。。?(笑)

ただ水底を這っているようなサメは目の後ろにも水を入れる穴(噴水孔)が開いていて、ここからも海水を取り入れる事ができるらしいのだが、カスザメも底生のサメじゃないの??あれ?(ーΩー )
まぁ、いずれにしてもハリセンボンを食おうとして死んだことは確かだろう。。。

ハリセンボンを食おうとした代償は大きかったようだ。。。

Rest in peace やすらかに眠れ
Rest in peace やすらかに眠れ

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なぜにいつも揺れている時にわざわざワレカラ?(^_^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 18.2℃
【透明度】 30m
【海況】 ウネウネ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:23-16:01
【潮まわり】 08:22 206cm 満潮 / 14:36 28cm 干潮 / 中潮(月齢:2.2)
【日の出・日の入】 日出06:50 日没18:12

今日も北西が吹いていて、一湊湾内はちょっと時化気味。。。
タンク下もウネウネだった。

ちょっと浮遊物が多かったけど、相変わらず透明度はかなり良かった。
今日は水底でずっとワレカラを撮影していたんだけど、水底(-20m以深)はメチャクチャ寒かった。。。(¨;)

pic1
pic1
ワレカラの仲間が面白いシーズンだ。
屋久島ではどこにでもいる生物ではなくて、一定のガヤ類にまとまって着いており、他所ではほとんど見ることはない。
そのワレカラたちは卵を抱えているものあり、すでに孵化した子どもたちを育てているものあり、すでにママの元を巣立って、無数に極小ワレカラが着いているガヤありと、メチャ面白い!

ただ、ガヤ類に着いているだけに、水中の揺れがあると撮影がかなり困難だ。
で、どういうわけか、ワレカラ類を撮る時はいつもウネウネの中で撮ることが多い気がする。。。(^_^;)
昨年もそうだった。
これはワレカラ類には失礼な言い方になるが、多分、海が荒れ、何か今ひとつ海が寂しい時に必ずワレカラを撮りに行っているような気がする。。。(笑)

ワレカラ類は海の生き物としては珍しく、子供を産んだら彼らが成長するまで母親が育てるというとても興味深い生態を持っている。
そんな甲殻類なのに浮遊期間を持たない生活史が面白くて、昨年はかなりハマった。

pic2
pic2
pic3
pic3
しかし、今年はある海外のダイバーが撮った水中写真を見てから被写体としての興味も湧いてきていた。
で、イメージする構図があるのだけど、これがなかなか上手くいかない。。。
揺れがものスゴくてガヤがユラユラ揺れる上に、ワレカラたちも意外に動く。。。
しかも、複数匹が狭い箇所にワラワラ集まっていて、しかもウネリでガヤにゴミが付着しやすくて、正直、写真としては何か汚ねー!!(ごめんよ~ワレカラさん。。。笑)

いずれにしても、何もこんなに時化ている時に撮る被写体ではない訳で自分が悪いのだけど。
でも、一度撮り始めると、なかなか離れられない。。。(¨;)
結局、ずっとこいつらに貼り付いて1本が終わってしまった。。。( ̄Д ̄;)


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マクロでツムブリに巻かれてもなぁ。。。(¨;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.1℃
【透明度】 30m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:25-16:00
【潮まわり】 07:56 206cm 満潮 / 14:05 32cm 干潮 / 大潮(月齢:1.2)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没18:11

午前中の南寄りの風が午後からは北西に変わり、一湊湾内はかなり時化てきた。。。
海の中も砂なんかが舞ってスゴイんだろうな。。。と思っていたけど、思いの外クリアーで透明度は30m以上はありそう。。。(^^)

最近は浅場で極小のイソハゼばかり追っていたので、今日はさすがに欲求不満がたまり、意味もなく沖までガーと泳いだ。(笑)
沖の斜面は超水が冷たくて、 ((((; ゚Д゚)))ガクブルしながら小物を探したけど、特にな~んも見つからなかった。。。
ホタテツノハゼやホタテツノハゼ属の一種、そして久しぶりに出会った深場ジョーなんかを撮りながら進む。。。

浅場とまったく同じ種類。。。
浅場とまったく同じ種類。。。
昨日まで調査していた赤いイソハゼの仲間は実は結構深いとこでも見られる。
-30mでも壁面にチョコンと佇んでいたので、一応撮っておいた。
帰ってからPCで細かく特徴をチェックしていくと、やっぱりこいつも-18m以浅で見られる連中とまったく同じ種類だった。
となると、この手のイソハゼは-8mくらいから-30m以深までと妙に生息水深が広すぎる気もするけど、形質がほとんど一緒なので同種だとしか言えない。。。
やっぱり胸ビレの基底部には黒斑もしっかりついていた。

コッカレルラスが喧嘩していた。
コッカレルラスが喧嘩していた。
浅場ではコッカレルラスのオス同士が喧嘩していた。
お互いの側面を誇示するような行動をしばらく続けていたけど、近づいてカメラを構えるとピタリと止めてしまった。。。
しばらくはまた側面誇示行動がまた始まらないか見ていたけど、結局、やらず仕舞い。
繁殖期だったら、近づいてもずっと喧嘩してるのに~!!
この時期はどの魚も弱っ作で面白くない。。。(笑)

ヒオドシユビウミウシ
ヒオドシユビウミウシ
久しぶりにヒオドシユビウミウシを見かけた。
今日はウネリが凄かったからか、ヒオドシユビウミウシはユラユラ揺れていて今にも壁面から離れて泳ぎだしそうな勢い。
顔部だけのアップを撮っても(全身を撮らなくても)ほんと、怪獣みたいなやつだ。。。(笑)

中層はキビナゴが凄かったのだが、今日は中層移動中、ずっとツムブリに巻かれていた。(^_^;)
息を吐いて泡を出すたびに寄ってきて、ワイドだったらほんと良かったのにぃ~!!!なんて思いながら、ずっと105mmマクロでツムブリの”群れ”を撮っていた。(笑)
当然、絵になるわけもないのだけど、シャッターを切ってストロボを光らせるたびに反応するツムブリの動きが面白かった~!!!(^^)


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バンビ探しの2日目。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.6℃
【透明度】 20m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:58-16:40
【潮まわり】 07:30 204cm 満潮 / 13:33 40cm 干潮 / 19:22 210cm 満潮 / 大潮(月齢:29.8)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没18:10

また空が雲で覆われ、今にも雨が降り出しそうな天気だ。
これによって多少は寒くなった気がする。。。

今日は午後から1人で海へ。
昨日(バンビ(小鹿)を探しに海へ。。。 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録)の続きでコジカイソハゼ調査。
今日は昨日は見れなかった-15m以深を見て回り、片っ端からこの手のイソハゼを撮りまくった。

なぜにここまでこのイソハゼに気合を入れているかというと。。。
研究者の鈴木さんによると先日和名が提唱されたコジカイソハゼ(=「日本のハゼ」でいうイソハゼ属の一種4)にはよく似たハゼが日本にはもう2種類いる可能性があって、1種類はアオイソハゼ、もう1種類は不明種(Eviota spilota???)との事なのだ。

整理すると、この手のイソハゼは日本には近似種が次の3種類いるみたいだと言うのだ。

・ アオイソハゼ
・ コジカイソハゼ
・ 不明種(Eviota spilota???)

さらに、屋久島で撮ったこの手のハゼの写真を無作為に5枚、鈴木さんに見せたところ、2枚はコジカイシハゼに似ているけど3枚はコジカイソハゼではない別の種類かも?と言われてしまったのだ。
実は僕の中では昔からホームグラウンドの一湊タンク下では、この手のハゼは1種類しか認識していなくて、すべて同じ種類だと思っていたのだから、これが本当ならさー大変!!(笑)

調べてみると、これを最初に言い出したのは、奄美大島のハゼ好きの同業者の方のようだ。
彼はコジカイソハゼと不明種(Eviota spilota???)としている種類との大きな違いとして、次の点が違うと言っているのだが、

・ 胸ビレ基底部に斑紋がない(⇒コジカ)、ある(⇒不明種)
・ 眼の下に垂れ線がない(⇒コジカ)、ある(⇒不明種)

しかし、僕の目には少なくとも屋久島で見られるこの手のハゼは一種類しかいないという感覚だ。(あくまでも”屋久島では”という話です)
例えば、今日も20個体くらい、この手のイソハゼを撮りまくったのだが、胸ビレの基底部の斑点はすべての個体にあるのだ。
一見、無いように見える子でも、PCでよく見れば色素の小黒点が散在しているのだ。
多分、僕の予想ではこの小黒点の散在部分が興奮したりすると、クッキリ色づき、大きな斑紋に見えるに違いない。

下の写真は左側が全体、右側が頭部の拡大写真だ。
ねっ?一見、黒斑が無いように見える子でも、よく見ればみ~んな例外なく黒斑はあるのだ。

一見、黒斑が無いように見えるけど。。。
一見、黒斑が無いように見えるけど。。。
よく見りゃ黒斑はある。。。
よく見りゃ黒斑はある。。。

さらに眼下の垂れ線も興奮している個体に浮き出てくるものなのではないだろうか。。。?
ちなみに以下が黒斑と眼下の垂れ線が両方ハッキリ出ている個体。
下の写真も左側が全体、右側が頭部の拡大写真だ。

斑紋も垂れ線もクッキリ!
斑紋も垂れ線もクッキリ!
斑紋も垂れ線もクッキリ!
斑紋も垂れ線もクッキリ!

あとは体側の赤い斑点の並び方なんかが違うようにみえるかもしれないが、これも興奮したりするとクッキリ出てくる種類のものではないだろうか?

イソハゼの仲間
イソハゼの仲間
例えば右写真のように眼下の垂れ線はないように見えるけど、体側の赤い斑点は全体に散在しているし、特に上の個体と斑点の並び方に違いは感じられないのだけど。。。
この屋久島のイソハゼが何者なのかは知らないけど、言えることは”屋久島では”2種類が混在しているようにはどうしても見えない。。。(¨;)

ただ、分かっていることとして、標本を基に記載しているコジカイソハゼには胸ビレ基底部には黒斑はないようなので、これらの屋久島の子たちは全部「コジカイソハゼではない別の種」という認識で良いのだろうか。。。

今後の課題としては、やっぱり繁殖行動を見たい。
婚姻色がもしかしたら違うかもしれないし。。。
また、繁殖の隔離が行われているようなら、当然2種類いる事になるもんね。。。(^_^)


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バンビ(小鹿)を探しに海へ。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.3℃
【透明度】 20m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:35-16:18
【潮まわり】 07:02 200cm 満潮 / 13:00 52cm 干潮 / 18:44 206cm 満潮 / 大潮(月齢:28.8)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没18:10

今日は朝からよく晴れて、暖か~い!!!(#^.^#)
海も今日の北部は完璧に凪ぎて、一湊湾内はベタベタ状態だ。

午後から1人で海へ行った。

先日、ブログでも紹介したが、最近、矢野さんの「日本のハゼ」P144の「イソハゼ属の一種4」が同定され、新標準和名がついた。
その名も「コジカイソハゼ」だ。(⇒シロオビイソハゼ(新種)とコジカイソハゼ(新称) | RELAX…?

屋久島でもこの手のイソハゼは沢山見られていて、これらはずっとすべて「イソハゼ属の一種4」だと思っていたので、和名がついて一安心。。。と思ったら!!
著者の鈴木さんに屋久島の子の写真を見せると、これは多分、別種ではないかと思っている。。。と言われてしまった。(・_・;)
ちなみに一昨年、屋久島では大きな魚類調査が行われ、そこでも僕が「イソハゼ属の一種4」だと思っていた子が採取されているのだが、鈴木さんは多分この標本も精査した上で言っているのだと思う。

今日撮った中で唯一、胸鰭基底部の斑紋が濃い子
今日撮った中で唯一、胸鰭基底部の斑紋が濃い子
この屋久島で沢山見られるイソハゼはEviota spilotaという種類ではないか?との事で、体背側の赤点の入り方や体側鱗にそった赤い網目、胸鰭基底上部の暗色斑などから、コジカには見えないと言っているのだが、疑問も残った。
それは鈴木さんに見せた屋久島で撮った5枚の写真の中で2枚(⇒シロオビイソハゼ(新種)とコジカイソハゼ(新称) | RELAX…?)だけ多分、コジカイソハゼだと思う。。。と言われてしまった事だ。
僕が一種類だと思っていたこの手のイソハゼの中にコジカイソハゼとEviota spilotaという種類が混じってる???
そんなはずはない!!と思って、今日はこの手のイソハゼを浅場から何匹も撮っていった。

思い当たる節があるとしたら、浅場(~-12mくらい)にいる子よりも深場(-15m~)にいる子の方がかなり赤く綺麗に見える事だ。
もしかしたら、これは別種だったかも。。。!と思ったのだが、帰ってからPCで見てみるとやっぱりどれも同じ種類に見える上に、「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」との違いもまったく分からなかった。
う~ん。。。僕の目にはすべて「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」に見えるんですけど。。。
分かりやすい識別点として、屋久島で採取された子や僕の鈴木さんに見せた5枚中3枚の写真には「胸鰭基底上部に暗色斑」があり、これがコジカイソハゼにはないらしいのだが、現場では暗色斑がないように見える子も帰ってからPCで見るとちゃんと暗色斑の色素の点々が胸鰭基底上部にすべてあった。
それ以外は「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」の特徴(矢野さんの「日本のハゼ」参照)とまったく一緒なだけに、正直、別種とは思えないのだけど。。。

今日はメチャクチャのんびり進んだので、今日は-15mくらいまでしか見れなかったので、明日も引き続き-15m以深を見てみたい。

浅場に多い地味なタイプ
浅場に多い地味なタイプ
浅場に多い地味なタイプ
浅場に多い地味なタイプ

深場に多い赤味の強い子?
深場に多い赤味の強い子?
深場に多い赤味の強い子?
深場に多い赤味の強い子?

魚類検索の絵
魚類検索の絵
ケラマハナダイの若魚
ケラマハナダイの若魚
Facebookで伊豆のお兄様たちがケラマハナダイとアカオビハナダイのメスの見分け方で盛り上がってる。。。(笑)
検索などを見ると体側の鱗の数が違っているというのだが、その差は1-2枚という僅差のレベル。。。とても当てになるとは思えず、単純に尾びれの赤い縁取りの有無で識別できるんじゃねーの?と思っていたのだが、どうも伊豆のvinさんによるとアカオビハナダイのメスにも個体差があって、赤い縁取りがあるアカオビのメスもいるというのだ。

では仕方がない。。。やっぱり鱗を数えてみるか。。。と一応、自分なりに数えてみた。(笑)
いや~メチャ怪しい数え方なのだが、とりあえず18枚はあるみたい。。。な気がする。。。(つまりこの写真の子は少なくともケラマ。。。つーか、数えなくても絶対にケラマなんだけど。。。(笑))

それではどこで見分ければいいのか考えてみたのだが、検索に載っている鱗の数はキッチリしたものではないかもしれないが、少なくともアカオビハナダイよりもケラマハナダイの方が鱗の数が1-2枚多いって事は、つまりはケラマのほうが体高が高いって事だよね?

あと、伊豆のアカオビハナダイのメスだと言っている子を見ていると、ちょっと赤味や青味が強い気もするけど、ケラマも若魚はその傾向はあるからあまり当てにならない
やっぱり体高で見分けるしかないのかな。。。


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-25mの水温ロガーも回収

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.7℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:32-16:49
【潮まわり】 10:23 196cm 満潮 / 17:00 28cm 干潮 / 小潮(月齢:20.8)
【日の出・日の入】 日出07:00 日没18:03

いや~暖かい!!
風が昨日から南寄りに変わり、すこぶる気温が上がった。
海へ行く車中でも窓は全開で快適♪(^^)

一湊タンク下-25m地点の水温ロガー
一湊タンク下-25m地点の水温ロガー
2011年の一湊タンク下-25m地点の水温推移
2011年の一湊タンク下-25m地点の水温推移
今日は-25m地点に設置してあるもうひとつの水温ロガーのデータ回収に行った。
数年前から設置している先の-6mの水温ロガーは環境省委託のモノなのだが、こちらは一昨年から個人的に設置しているものだ。
スグに終わるだろう。。。と思っていて、そのあとは何をしようかな。。。などと考えていたのだが、これがかなり手間を食った!
狭い場所に厳重に石で囲んで設置している上に、カバーがなかなか外れなくてかなり難儀した。(笑)
移動とデータ回収で50分もかかってしまった。(・_・;)

その後は結局一気に浅場まで帰ってきたのだが、ふと見るとハナキンチャクフグがボロボロになって死んでる!!!
魚の死体はスグに分解されてしまうのか、なかなか見ないので興奮!(笑)
「俺は死体フェチか!」と自分にツッコミを入れながら何枚もいろいろな角度から写真を撮っていると、何やら死んでいるはずのハナキンキンチャクフグが動き始めた!!(゜o゜;
よく見ると前方からアナエビの仲間がエッチラオッチラ、ハナキンチャクフグの死体を巣穴に曳き釣り込もうとしていた。。。 (°-°;)
いや~これは入らないだろう。。。と思ってみていると、ずるずる簡単に狭い穴の中に吸い込まれるようにして入っていった。
すげ~!!
あ~これではなかなか魚の死体なんか見ないはずだわ。。。(下左写真)

その後、近くでそのアナエビの仲間が思い切り外に出ているところに遭遇した。
初めて全身を見た。。。
この種類のアナエビは屋久島の浅場ではかなり優占していて、そこら中で見られるのだが、さすがに全身を見たことはなかった。
綺麗だと思っていた赤いラインはハサミと頭部付近にしか入っていなかったのか。。。(下右写真)

ハナキンチャクフグの死体を巣穴に引っ張り込む
ハナキンチャクフグの死体を巣穴に引っ張り込む
アナエビの仲間
アナエビの仲間

キンチャクガニは抱卵中の子を多く見かける
キンチャクガニは抱卵中の子を多く見かける
最近、キンチャクガニの抱卵個体をよく見かける。
あれれ???繁殖期ってこんな時期だっけ???
通常は夏から秋にかけて抱卵個体を頻繁に見かけるのだが、冬季にこんなによく見るのは初めてかもしれない。。。

基本的に屋久島ではキンチャクガニは普通種なのだが、昨年はどういうわけか、どのポイントでもなかなか見つからず、見つかっても小さな個体が多かったりした。
この辺が何か関係しているのだろうか。。。

なのに今は割と大きめの個体がよく見つかり、ナゼか抱卵中の子も多数見つかる。
う~ん。。。謎。。。(ーΩー )


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2週間ぶりの海!水温ロガーのデータ回収

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 18.9℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】
【潮まわり】 09:11 212cm 満潮 / 15:26 24cm 干潮 / 中潮(月齢:18.8)
【日の出・日の入】 日出07:02 日没18:02

昨日、帰省先から帰ってきた。
帰省中、どこかの海に入ってみようかな。。。とも考えたのだけど、結局、内地では海なしで終わってしまった。
おかげですっかり窒素は抜けて頭も軽い。(笑)

今日は2週間ぶりのホームグラウンドの海だ。
基本的にシーズンを問わず1年中、毎日のように潜っている僕にとって、唯一、完全に窒素抜きができるのが帰省時。
そして毎年の事なのだけど、その帰島後、最初の1本目はかなり緊張する。(笑)
エントリー後、しばらくは何か体がロボットみたくなって、呼吸も荒い。。。
でも、ゲストの気持ちがよ~く分かる貴重な1本だ。

海はこの2週間ずっとそうだったのかは知らないけど、島を離れる前と同様に透明度はメチャ良かった。
特に変わったところもなかったのだが、ウスサザナミサンゴ群落にあった巨大なシャコガイが死んで殻になってたのが印象的だった。

エントリー口のヤクシマイワシはまったく見かけなかったが、依然としてキビナゴは凄くて、これをオキザヨリやアオヤガラが狙っている光景は変わらず。
アオヤガラは10-20匹が群れになってキビナゴを襲っていたのだが、今日は中層に浮く僕も襲ってきた!というか、前後左右を4-5匹に取り囲まれた。。。(・_・;)
さらに小ぶりのカンパチ若魚とアオチビキの混合群れも近づいてきて、しばらく僕の周りを離れなかった。
多分、こいつらもキビナゴ狙いなのだろう。

カンパチの若魚群れ
カンパチの若魚群れ
アオヤガラが近づいてきた。。。
アオヤガラが近づいてきた。。。

さて、気になるのが帰省前は漁礁で大きな球体になっていたキンメモドキの群れ!!
2週間でどうなっているか、そればかりが楽しみだったのだが。。。
なんと依然として漁礁には地球が浮いていた!!!。。。以前の1/20くらいの小さな球体が。。。(・_・;)
いや、受ける印象としては1/100くらいといっても良いくらいにすっかり数が減ってしまい、メチャクチャ小さな球体になっていた。
これでは「地球」というよりは「月」???いやいや、「小惑星」。。。う~ん。。。「隕石」???(T_T)

小さくなってしまったキンメモドキ玉
小さくなってしまったキンメモドキ玉
小惑星。。。?いや隕石???
小惑星。。。?いや隕石???

これでもかなり小さくなってしまった。。。
これでもかなり小さくなってしまった。。。
前は直径3mくらいはあったと思うのだけど、今や直径80cmくらいになってしまった。。。(・_・;)
でも、玉が小さくなったおかげで主のアザハタは隠れることができず、バンバン外に出てきていて撮りやすかった。(笑)

引っ越したキンメモドキ本体
引っ越したキンメモドキ本体
いや~2週間でここまで小さくなってしまうとは。。。驚きつつもうひとつの漁礁をふと見ると、何とそこにもキンメモドキ玉が!!!
しかも、こちらの群れよりも全然大きい!!! (ー_ー;)

そう、キンメモドキ玉の本体は隣の漁礁に引っ越してしまったのだ。
ここにいるのは残党だったのだ。
玉は2つに割れて、2つの群れをつくっていた。
合わせると結構な数になるのだけど、やっぱりちょっとだけ減ったかなぁ。。。

右写真の手間が引っ越してしまった本体、奥に見える漁礁が帰省前に巨大な球体が浮いていたところで今は小さな球体が浮いている。
漁礁間の距離は5-6m。
どんな手順で、どんなタイミングでこっちに移ったのだろう。。。?

一湊タンク下-6m付近の水温ロガー
一湊タンク下-6m付近の水温ロガー
僕のホームグラウンド・一湊タンク下には、-6m付近と-20m付近にそれぞれ水温ロガーを沈めてあり、1時間ごとに自動で水温を計測するようにセットしてある。
毎年、いつも帰省前にデータ回収するのだが、今年はすっかり忘れていて、今日、回収した。
昨年は2つの水深のデータを一気に回収しようとしてちょっとドジしてしまい、データ回収に失敗したので、今年は1個1個、慎重にやる事にした。
まずは今日は-6mのロガーのデータだけ回収し、-20mのロガーデータは別の日に。。。

無事にデータは回収できた。(#^.^#)
データはこんな感じでグラフ化して年ごとの変化を比較するのだけど、昨年1年間の水温変化は-20mのロガーを回収したあとで総括したい。

2011年の1時間ごとの水温変化(-6m)
2011年の1時間ごとの水温変化(-6m)


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ありゃりゃ。。。今度は浮遊物ウォッチング?

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 19.6℃/19.9℃
【透明度】 20m/15m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:12-10:59/12:04-12:56
【潮まわり】 06:51 199cm 満潮 / 12:35 81cm 干潮 / 18:05 206cm 満潮 / 大潮(月齢:28.4)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:44

今日はガイドで2本。
ゲストは急遽屋久島に行こうと計画して3日前に予約を入れてきたKさん。
マンツーマンで一湊タンク下へ。。。

ここ数日、ずっとベタ凪ぎだったのに、風が西にまわって一湊湾内は徐々に時化はじめてきた。
気圧配置がまた西高東低になりつつあるようなので、今日はぎりぎりセーフだった。

水中も最近のクリアーな状態は鳴りを潜め、白濁りがひどくなってきて、浮遊物も増えつつある。
今度は浮遊物ウォッチングに切り替えないとかな。。。(^_^;)

ダイビングの方は相変わらず多いキビナゴやヤクシマイワシ、そしてアオウミガメやマダラトビエイなど十分に楽しめる海だった。
2本目では一瞬、マンタ!!!と思ってしまうほどの巨大なマダラトビエイにも会った。(^^)

2本目は漁礁に行ったのだが、今日も宙に浮く大きな球体にはなっていなかった。
ヒレナガカンパチも入り込んでいたので、いよいよキンメモドキも少なくなっていきそうな気配。。。

帰省するまでに宙に浮く大きな球体には出会えるのだろうか。。。(-_-;)


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中空で大玉になるキンメモドキの群れ (;゚∀゚)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 20.3℃/20.0℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:37-11:29/12:23-13:11
【潮まわり】 06:36 87cm 干潮 / 12:45 180cm 満潮 / 小潮(月齢:23.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:40

1週間ぶりのガイド。
ゲストは1人旅の看護師さん。(^_^)

ここ数日、雨続きだったのだが、今日はラッキーな事によく晴れた~!!!
やっぱり太陽があると暖かい。
水面休息中もかなり楽だった。

海は水温以外は最高良かった!!
透明度は依然として30m以上をキープしていて、青いっ!
内湾のヤクシマイワシ、鼻先のキビナゴ、どちらももの凄い量で、魚影はおのずと濃く見える。(笑)

この時期は基本的に海はあまり良くないので、ゲストにも避けたほうが良い時期だと言っているのだけど、いやいや、今日の海を見ちゃうとそんな事はない!
避ける理由が分からないくらい。。。(笑)

2本目は漁礁まで泳いだ!
今一番の見物はこの漁礁で大きな玉となっているキンメモドキだ。
1週間前には高い塔になり、ここ最近は漁礁内にギューギューに詰まっていたキンメモドキたちは、今日は中空で大きな玉になっていた!
さらにその前にはツバメウオたちが群れ、たまにアザハタがこの大玉に割って入り、何とも最高の光景が待っていたのだ。

明日も晴れるというし、こりゃ明日はフィッシュアイで漁礁だろ!
気持ちはもう明日のダイビングへ。。。(^_^)


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南方熊楠翁がダイバーだったら。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.3℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:29-16:11
【潮まわり】 05:34 65cm 干潮 / 11:48 187cm 満潮 / 18:34 49cm 干潮 / 小潮(月齢:22.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:39

今日も午後から海へ。。。

極小のヒドロ虫対策でメチャクチャ久しぶりにテレコン引っ張り出した。
まずは陸上で撮り、普通の105mmの画像とPC画面で比べてみたところ、105mmで普通に撮ってトリミングした方がずっと画質が良かった。。。(・_・;)
という事でテレコンは要らないっ!
というか、もうフィルム時代の古いテレコンはまったく使えない代物になってしまったんだな。。。と実感。

ヤギモドキウミヒドラの仲間その1
ヤギモドキウミヒドラの仲間その1
そこまでクローズアップしてどんな画が撮りたいのかというと、ヒドロ虫類のポリプ部分のどアップだ。
陸上に変形菌(粘菌)の美しい世界があるのだが(⇒変形菌(35枚) / Web Park)、これを海の中のヒドロ虫でやれないか、試行錯誤しているのだが、これがなかなか難しい。。。
まず第一に形はどれも変形菌に負けないくらい面白いのだが、変形菌ほど色鮮やかなものが少ない上に、群体が変形菌ほど密集していないため画になりにくいのだ。
そして最大の難関は、ヒドロ虫類のポリプは変形菌の胞子以上に小さいっ!!
ちょっとレンズを考えないと目的の画には近づけないかも。。。(・_・;)
ちなみに左側の写真2枚の1本1本のヒドロ虫の長さは2-3mmほど。

ヤギモドキウミヒドラの仲間その2
ヤギモドキウミヒドラの仲間その2
ヒドロ虫類の中でもヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプが変形菌類のそれに近い。
1つ1つの形も面白いし、それなりに色もある。
規則正しく並んだ群体も美しい。。。

今日はバリバリに絞ってピント合わせだけに集中して何枚も撮影した。
上の写真は先日撮影したのと同じ子。
で、今日はこちら左写真の別の子を撮ってみた。

そしたらビックリ!!
全然ちゃうやん!!!
これって別種だったのか???

ヤギモドキウミヒドラの仲間はセンナリウミヒドラとオオギウミヒドラくらいしか知らないが、他にもいるのだろうか?
このポリプの違いで種は同定できるのかな?(・_・;)

クダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間
クダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間
同じようにクダヤギ類に着生するウミヒドラの仲間もバリバリに絞って撮っていたのだが、この種類は高さ、そして伸びる方向にバラつきが凄いからか、こちらはあまり画にならなかった。。。(^_^;)
もう少し群体が綺麗に並んで生え揃っていれば、変形菌写真と同じようなものが撮れると思うんだけどな。。。

そのあと、ちょっと絞りを開けて撮ってみたけど、これも何だかなぁ~(笑)
温帯域でよく撮られるエナガトゲトサカに群生するハナヤギウミヒドラのような綺麗に真っ直ぐ生え揃った美しい写真にならないんですけどぉ~(笑)

仕方なく着眼点を変えて撮影。。。ポリプにクローズアップして撮ってみたけど、どう?
この構図でもうちょっと絵作りして、撮ってみようかな。。。

尊敬する南方熊楠翁が生涯を通じて魅せられた変形菌(粘菌)。
きっと彼が現在に生きてダイバーだったら、きっとこのヒドロ虫に魅せられていたに違いない!!


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う~ん。。。テレコンが必要かな。。。?(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.5℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:36-16:44
【潮まわり】 05:23 197cm 満潮 / 11:29 82cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

暖かい毛布に包まって。。。
暖かい毛布に包まって。。。
海は最高だった!
透明度は30mを超え、ほんと綺麗な海だった。

最初はワイドで行きたかったのだが、空が曇っていたので、多分暗いだろう。。。と判断し、結局マクロで。。。
ところが水中は透明度がよいせいか、それほど暗くなくて前半ならワイドで行けないこともない明るさはあった。
くそ~!!!失敗した!!!

今日は浅場でヒドロ虫探しをしたのだが、正直、ちょっと疲れてきた。。。
なにせ相手がmm単位の生物であり、極小過ぎて、老眼が入りつつある僕にはちょっと辛いのだ。(笑)

なかなか新しい種類が見つからなかったので(目に入らなかったので)、今日は結構魚も見て楽しんできた。
おかげで全然、新しい種類は見つからなかったな。。。と思いつつ、エクジット間際にガヤだと思って撮ったテキトーに撮った群生している3種類が、帰ってからPCで見たらぜーんぶヒドロ虫だった!!! (;゚∀゚)
いや~これには驚いた!

でもピントは一切合っていなくて、ちょっと今日は写真が見せられない。
明日また撮ってきま~す!!!
と言っても。。。どれも極小過ぎて、ちょっと105mmでは辛いかもしれない。。。
テレコンが必要かも。(-_-;)

人知れず谷間を埋め尽くすネオン花2
人知れず谷間を埋め尽くすネオン花2
で、今日はヒドロ虫はそれ以外に撮らなかったかというと。。。そんな事はなくて(笑)、こいつにかなりの時間、ハマってしまった。。。人知れず谷間を埋め尽くすネオン花!(^_^;)
結局、いろいろなヒドロ虫を見たけど、こいつが一番綺麗じゃないかと思う。
ネギボウズも綺麗だけど、あれはある程度ボカシや青抜き、あと形の面白さ&可愛さの効果もあると思うんだよね。。。

でも、こいつは単純に色が綺麗だ。
群生っぷりも半端ないのでまるでお花畑のような写真が撮れる上に、青白い光が妖しく、可愛くはないけど(笑)僕の好きな雰囲気。
1つ1つが小さい上に、バリバリに絞って撮った方がより青くなるので、老眼には撮りやすいってのもある。(笑)
あと、水深が浅いのがいいっ!

結局、撮るたびにモニターを見て一喜一憂しながら、100枚くらい撮った。
でも、何かヒドロ虫の数に満足できず、もっともっと群生しているとこはないかな? としばらく探しまくってしまった。(笑)

珍しく外に出ていたカスミオイランヨウジ
珍しく外に出ていたカスミオイランヨウジ
いつもは穴の奥深くにいて、近づくと更に奥のほうに入ってしまいなかなか姿をじっくり観察できないカスミオイランヨウジが珍しく外に出ていた。
普通のオイランヨウジに比べると異常なくらい警戒心が強いのが特徴だ。

何年か前に屋久島はオイランヨウジよりも、このカスミオイランヨウジの方が圧倒的に多い!などとブログに書いたことがあったけど、その後、それはそのシーズンだけの話だったようで(笑)、その後は普通のオイランヨウジの方がよく見かける。
ただ、カスミオイランヨウジは警戒心が強いので、そのせいで姿をあまり見ないだけなのかもしれない。
今日の子は堂々と外に出ていた。

本当はどっちのほうが多いのだろうか。。。?


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ヒドロ虫はそこら中にいた。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:28-16:24
【潮まわり】 04:02 22cm 干潮 / 10:20 202cm 満潮 / 16:35 53cm 干潮 / 中潮(月齢:20.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:37

今日もヒドロ虫探し。。。

ある方から「ヲタク」と言われてしまったのだが(笑)、決してマニアックに種類を追っているワケではない。
あくまでも被写体になる綺麗なヒドロ虫を探しているのだ。

さらに生物や自然ではなく、写真そのものが好きな方の中には「生き物の分類や難しい話はどうでもいい、興味がない」という方がたまにいるけど、僕が種類を見極めたり(種類を知ろうとしたり)、生態を知ろうとしているのにも理由がある。(”生態の違いを知る”は”種類を知る”と同義)

スズフリクラゲの仲間?
スズフリクラゲの仲間?
例えば同じ系統のヒドロ虫でも、好む生息環境の違いで青抜きできるものとできないものがあったり、種類による群生の仕方で絵になるものと絵にならないものがあったり、生態の違いで美しく青光りするものとしないものがあったりして、種類ごとに生態、生活史を知る事は良い写真を撮ることにつながると思うからだ。

逆に言うと、無機質な人工物を撮るのと違って、自然の中で良い”ネイチャー写真”や”野生動物写真”を撮るためには、写真の技術やセンスよりも、相手を知ることの方が重要だと僕は思っている。
それはまずは水生昆虫の生態を知る事から始まるフライフィッシングとよく似ている気がするのだが、これは当然といえば当然かも知れない。

なぜなら、自然の中での遊びは、自分自身の感性や欲求に自然の側を”無理やり”合わせるのではなくて、自分自身が自然の中に入り込み、合わせるのがセオリーだから。。。
合わせるためには、相手を知らないとまず不可能。

自分自身の感性や欲求を自然の中に持ち込むものではなくて、もともと自然の中にあるものを自分自身の感性で形にするのが、”ネイチャー写真”や”野生動物写真”というものだと思う。。。

それと。。。実は僕も人が便宜上つけた生物の名前(和名や学名)なんて努力して覚える気はまったくない。
だけど、お前とあいつは別の種だと見分けてあげる(=生態の違いを見極める)努力だけは絶対に欠かしたくない。。。

さすがに僕だって2回目以降の対面で人から「あんた誰だっけ?前にどこで会ったっけ?興味ないから覚えてないや!悪い、悪い!」と言われたら、当然、気持ちのいいものではないから。(笑)
ちなみに「努力はしたけど結果的に見分けることができなかった」というのと「最初から覚える気も興味もありません」では全然意味合いは違う。
自然を相手にした遊びをやっている限り、僕は前者でいたい。。。(^^)
要は生き物を代替のきく”単なる被写体”だとは思いたくない。

あ~愚痴が長くなってしまった。。。
話を戻します。

あくまでも被写体になる綺麗なヒドロ虫を探しているのだけど。。。
ところが!
だんだんとヒドロ虫なるものがどんな環境にいて、どんな状態で群生するのか徐々に分かってはきたのだが、105mmマクロで絵になるヒドロ虫ってのはなかなかいるものではない事も分かってきた。(^_^;)
テレコンか200mmくらいのレンズが必要かも。

今日は萎んでいたクダウミヒドラの仲間
今日は萎んでいたクダウミヒドラの仲間
同じ種類でも何か仕組みが違うぞ~?
同じ種類でも何か仕組みが違うぞ~?
昨日、エントリー口付近で見つけたクダウミヒドラの仲間の群生は今日は全部閉じていた。
なぜだろう。。。?と考えてみたのだが、昨日と今日とでまったく違うのは、今日がベタベタに凪ぎた事だ。
昨日はかなりウネリがあって、浅場では体の固定が大変なくらい。
でも、今日はかなり凪ぎた。

多分、この手の仲間は潮流やウネリがあると元気になる生物なのかもしれない。
きっとそのような日はエサも沢山流れてくるからなのだと思う。。。

コケムシの中に乱立するヒドロ虫の仲間
コケムシの中に乱立するヒドロ虫の仲間
そのあとにやはり昨日のエクジット間際に見つけたヒドロ虫らしき子をじっくり撮影。。。
撮り方で絵になるかな。。。と思ったけど、何かそれほどでもなかった。。。(笑)
まぁ~面白い形をしている上に、コケムシ類との共生は興味深いけど。。。

ホソトゲガヤの仲間?コップガヤの仲間?
ホソトゲガヤの仲間?コップガヤの仲間?
ジュズエダカリナに着く
ジュズエダカリナに着く
このポイントの浅場にはジュズエダカリナが沢山見られるのだが、これにヒドロ虫が沢山着いているのには、かなり前から気づいていたけど、ずっと海が時化ていたのでカメラを向けることはなかった。
なぜならこのジュズエダカリナがユラユラ揺れるからだ。
今日なんてほぼベタ凪ぎだったにも関わらず、今日もユラユラ揺れて撮りにくい。。。しかも小さいし。(-_-;)

これは簡単に黒抜きできるからか、ポリプも青く光り綺麗だ。
形は前に撮った綺麗な青く光るヒドロ虫(⇒100万種のキャンドル・ナイト)によく似ているのだが、大きさはかなり大きい。(って言っても写真を見れば分かるように茎部は1-2mmくらいだけど。。。(-_-;))
種類が特定できないのだが、よく見かけるヒドロ虫のひとつだ。

今日は最初から漁礁に行くつもりでいたのだが、浅場で手間取ってしまい、漁礁に着いたのは30分を過ぎた頃だった。
この漁礁にはカイメン類などの着生物が沢山着いているので、ヒドロ虫も期待したのだが、それほど多くのヒドロ虫は見られなかった。
ただ、ここでもボチボチ、クダウミヒドラの仲間が見られた。
大きな群体はつくらず、1-2本が出ているくらいだけど、よく見ればチラチラ見られるヒドロ虫の仲間であることは分かった。
これも種類が特定できない。。。
1-2本で見られ群体を作らないというのがカギかな?

-25mのクダウミヒドラの仲間
-25mのクダウミヒドラの仲間
オオセがいた。。。
オオセがいた。。。

それよりも今日の漁礁は凄かった!!
キンメモドキはみ~んな漁礁の外に出ていて大きな玉になっており、そこにツバメウオやムレハタタテダイがコラボレートするメチャクチャ、ワイド意欲をそそる状態。。。。(笑)
いや~今日はワイドだったかな。。。(-_-;)
透明度も良かったし。。。

オオセも堂々と外に出ていた。

今日は浅場で新たに2種、ヒドロ虫の仲間を認識した。
「見つけた」ではなくて、「認識した」とわざわざ言っているのには意味がある。
ウジャウジャいるのだ。。。単に今まで気にしていなかったから気付かなかったのだ。(笑)

オオタマウミヒドラを探すために帰りは潮間帯を舐めるように見ていったのだが、下写真左側の子がそこら中で見られた。
この子と先のリンク先の青く光る「キャンドル・ナイト」ヒドロ虫(笑)が浅場の岩の上を覆い尽くしている光景がそこら中にあった。
ただ、これもあまり絵にはならなかった。。。
種類はスズフリクラゲの仲間が近いけど、やっぱり断定はできない。
だって、ヒドロ虫ってそもそも図鑑にも「~属の仲間」としか書いていない種類があまりにも多いんだもん!!!!
(つまり種のレベルまで特定できないものが多い、または属までは分かっても未記載が多いって事⇒つまり新種がほとんど多分。。。)
右側のヒドロ虫は図鑑にも載っていなくて、まったく種類が分からない。。。(^_^;)

スズフリクラゲの仲間?
スズフリクラゲの仲間?
もう何が何だかさっぱり分からないヒドロ虫(笑)
もう何が何だかさっぱり分からないヒドロ虫(笑)


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執拗にネギボウズ通い。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.8℃
【透明度】 25m~
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:24-16:10
【潮まわり】 09:43 208cm 満潮 / 15:48 56cm 干潮 / 中潮(月齢:19.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:36

今日も午後から-30mのネギボウズ通い。。。(^^)
今日はテレコンで行こうか迷ったが、結局、面倒臭くていつも通りの設定で海へ。
昨日よりは凪ぎたような気はするのだけど、まだ瀬端には白波が多少当たり、水中も浅場はややウネっていた。

結局、この屋久島のネギボウズはオオタマウミヒドラではなく、別のヒドロ虫のようで、トサカ類に着生するハナヤギウミヒドラの方がむしろ近い事が分かった。
しかし、着生するトサカが明らかに違う上に、群生の仕方がずいぶん違うように感じる。

高さの違うものがグチャグチャに着生
高さの違うものがグチャグチャに着生
標準的な着生の仕方はこれ
標準的な着生の仕方はこれ

バックを青く抜くのは不可能
バックを青く抜くのは不可能
一部クダヤギを囲う場合もあるけどこんな感じ。。。
一部クダヤギを囲う場合もあるけどこんな感じ。。。
完全にハナヤギウミヒドラとは違うな。。。と思うのが、ずばり絶対に青抜きできない事!!(笑)
ネット上でよく見かける青抜きしたネギボウズの写真は、その多くがエナガトゲトサカにビッシリ群生しているものなのだが(ちなみにオオタマウミヒドラとされているものが多いけど、多分そのほとんどはハナヤギウミヒドラの間違いだと思う。。。)、これは青抜きができる。
しかし、屋久島のこの群体は岩の隙間から生えるアカバナクダヤギから生えているため、青抜きはどう考えてもできないのだ!!(・_・;)

そんなんで別種とか言うなよ~とかいう声が聞こえてきそうだが(笑)、これって重要で青抜きができるって事は海水や潮通しが良いという事になると思うのだが、屋久島のこの群体はそういう場所にはないのだ。
そもそも着生する宿主の違いはヒドロ虫にとっても大きな影響を及ぼすような気がする。
同じ種類かもしれないけど、しばらく観察してみたい。。。

整理がてらにまとめてみると。。。

オオタマウミヒドラ
環境: 波当たりのある潮間帯
着生基質: 岩礁上
群体の数: 最大10個体くらいの群生
群生の仕方: 高さの異なるものが一緖にまとまる
大きさ: 茎部が1-3cm

ハナヤギウミヒドラ
環境: ある程度の深さがある場所
着生基質: 主にエナガトゲトサカ
群体の数: 無数に群生
群生の仕方: 高さがほぼ均一のものがビッシリ埋め尽くす
大きさ: 茎部が0.8-1cm

屋久島の個体
環境: -30m
着生基質: アカバナクダヤギ
群体の数: 100-200個体が群生
群生の仕方: 高さが疎らでヤギを埋め尽くさない、下側に疎らに着生
大きさ: 茎部が0.5-0.8cm

気になっていた黄色いコケムシの仲間?
気になっていた黄色いコケムシの仲間?
最初にこのヒドロ虫を見つけてから、いつも写真の端の方に黄色いコケムシの仲間が写っていて、これが気になって仕方がなかったのだが、今日はこいつにもカメラを向けてみた。
黄色いから綺麗かな。。。?と思ったけど、何かあまり絵にはならなそうだった。。。(笑)

ヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプ部
ヤギモドキウミヒドラの仲間のポリプ部
ちかくにセスジスミゾメミノウミウシが着くヤギがある。
これって当然、僕はヤギの仲間だと思っていたのだけど。。。
最短でポリプを撮ってみると。。。な、なんと!!!まるでヒドロ虫のポリプみたいではないか!!!!!
さらに緑色の丸い玉が可愛くて、夢中でシャッターを切った。
帰ってから調べてみると、こいつはヤギモドキウミヒドラの仲間で何とヤギの仲間ではなく、こいつもヒドロ虫だった!
し、知らなかった。。。(・_・;)

っていうか、よく考えたら和名がオオギウミヒドラ(セスジスミゾメミノウミウシが着く)とか言うくらいなんだから、当然ヒドロ虫に決まってるだろ!!って話なのだが(笑)、オオギウミヒドラという名前のヤギだと思ってたよ。(^^ゞ
興味がないという状態は、ほんと怖い。。。(笑)

ヤギモドキウミヒドラの仲間にはセンナリウミヒドラとオオギウミヒドラが知られているが、こいつはちょっと分からないので、ひとまず「ヤギモドキウミヒドラの仲間」としておく。

今日もまたほとんどエアがない状態でエントリー口に到着。
渋い空気を吸いながら安全停止中にヒドロ虫の仲間らしき子を見つけた。。。

最初はただのコケムシ類の群生だと思っていたのだが、スグ近くにあった別の群生を見ると、何か白いヒドロ虫らしき子が疎らにボツボツ出ていた。
何じゃこりゃ???
本当にヒドロ虫???

ひとまずエアがほとんど無かったので、適当に証拠写真を撮ってエクジットへ。。。
明日きっちり撮ってこよっと。。。

ビッシリと黒っぽいコケムシの仲間?
ビッシリと黒っぽいコケムシの仲間?
コケムシの仲間の合間から出てるのはヒドロ虫?
コケムシの仲間の合間から出てるのはヒドロ虫?

クダウミヒドラの仲間
クダウミヒドラの仲間
そしてもうまさにエクジットしようとしたら、な、なんと!!!典型的なヒドロ虫の仲間であるクダウミヒドラの仲間を見つけてしまった。。。(・_・;)
1本1本が疎らに1cm間隔くらいで岩から十数本生えていた。
この手のウミヒドラはベニクダウミヒドラやヒメクダウミヒドラがよく知られているけど、温帯種だと思い込んでいたのでめったに見れないだろう。。。と思っていたのだが、何と灯台下暗しだった。
エントリー口直下に群生していた。( ̄□ ̄;)!!

ただかなり小さく、ポリプの枝部の長さは5mm程度、傘部も5-8mmといったところ。。。
ベニクダウミヒドラやヒメクダウミヒドラはもっと大きいと聞いているので、他の種類かもしれないけど、手持ちの日本海岸動物図鑑(保育社)ではちょっと分からなかった。
だって、似たような形のヒドロ虫だけで10種くらい載ってるんだもん!!!
何かよく分かんね~明日に持ち越そう。。。(笑)


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ネギボウズ・リベンジ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.6℃
【透明度】 ~20m
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:40-16:26
【潮まわり】 09:08 211cm 満潮 / 15:06 61cm 干潮 / 中潮(月齢:18.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:36

昨日は大きく時化て、海なしだった。
1日置いた今日の一湊湾内はだいぶ凪ぎてはきたのだが、瀬端にはまだまだ白い波が当たってた。
何と言っても湾内が真っ白で、それは陸上から見てもニゴニゴなのがよ~く分かる状態。。。(・_・;)
実際、エントリーしてみると、浅場の透明度は5mくらい。
完全に時化後の海だ。
ウネリもまだまだかなり残ってる。。。
それでも沖に出るとそれなりには抜けていたので、まだ黒潮は居座っているかもしれない。

今日は先日()の続きで-30m付近にあるオオタマウミヒドラ(通称:ネギ坊主)らしき子のリベンジに。
屋久島では少ない生き物なので、前回は見つけたことに興奮してしまい、写真もただ撮っただけ。。。可愛く!!とか綺麗に!!とかは全然考えられなかった。(笑)
今日はじっくり。。。と思って行ったのだが、いや~極小過ぎて相変わらず超難しい!!
多分、ポリプの茎部は最大でも5-8mm程度、ネギ坊主の頭部の直径は確実に1mm以下。。。(・_・;)

アカバナクダヤギの茎部の下側に着生
アカバナクダヤギの茎部の下側に着生
人差し指との対比。こんなに小さい!
人差し指との対比。こんなに小さい!

どアップで見ると、この手のヒドロ虫の中ではオオタマウミヒドラが近いのだが、webなどで見るとオオタマウミヒドラは茎部が最大3cmもあり、縮んでいる時でも1cmもあるようなので、何か別種のような気がしていた。
図鑑で調べてみると、オオタマウミヒドラはどうも波当たりの強い潮間帯のしかも岩礁上に着生するらしい。。。
さらに通常は1群体を構成するポリプの数は10個体以上になる事は稀なのだそうだ。。。
ということは。。。全然ちゃうやん!!!!(・_・;)

屋久島のこの子は水深-30mの静かな場所に生えるクダヤギ類に着生し、その場には10個体どころか100-200個体が群生しているのだ。
もう完全にオオタマウミヒドラではないな。。。と思いつつ、調べていくとトゲトサカ類やハナヤギ類に着生するハナヤギウミヒドラなるヒドロ虫くさい。
図鑑の写真を見ると1個体1個体はオオタマウミヒドラのような形なのだが、これも小さい!!!
しかも群生っぷりがハンパない!!(笑)

ハナヤギウミヒドラでネギメル(笑)
ハナヤギウミヒドラでネギメル(笑)
そんなにボカサなくてもメルヘン(笑)
そんなにボカサなくてもメルヘン(笑)

ただ、この手の仲間(ネギボウズ型)のヒドロ虫は他に未記載や近似種がウジャウジャいるような気がするので、断定はできないけど、少なくともオオタマウミヒドラよりはハナヤギウミヒドラの方が圧倒的に近い気がする。。。

しかし、驚いたのがこの2つのヒドロ虫がなんと、科のレベルで別種になることだ。
オオタマウミヒドラ科とウミエラヒドラ科。。。
魚で言うとベラとスズメダイくらい違うって事。(笑)

刺胞動物。。。奥が深い。。。(・_・;)


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何か暗~い。。。嫌な予感。。。(・_・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.9℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:02-15:49
【潮まわり】 08:01 209cm 満潮 / 13:50 76cm 干潮 / 19:23 212cm 満潮 / 大潮(月齢:16.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:34

今日は午後から海へ。。。
今日も天気はあまりよくなくて、とてもワイド日和とは言えなかったけど、目的がキンメモドキの群れだったので今日もフィッシュアイでエントリー。
海の透明度はやや落ちた感じはするけど依然として悪くはない。
白く濁りはじめ、空も曇っていたこともあり、明るさが足りない。。。ちょっと暗いかな。。。(・_・;)
もしかして黒潮離れつつある???

今日のキンメモドキも漁礁の中にスッポリ入っていて、ギューギューに詰まっていた。
ある程度、昨晩のうちにイメージしていた構図でいろいろ撮っていったのだが、アクセントにするつもりだったアザハタがなかなか思い通りの位置に来てくれない。
思い描いていた構図が漁礁天井面の全面を金色のキンメモドキで埋め尽くし、これを金屏風に見立てて、隅の方に小さくアザハタを入れる、という構図だったんだけど。。。
キンメモドキはなかなか全面を覆ってはくれない。。。(・_・;)
しかも、来ねぇ~希望の位置にアザハタが。(笑)

今日は向かって右側に集まる傾向アリ
今日は向かって右側に集まる傾向アリ
漁礁天井面を覆うキンメモドキ
漁礁天井面を覆うキンメモドキ

一昨日は群れの形や動きに魅了されて、そればかりを考えながら撮影していたんだけど。とにかく今日は群れの多さ(量感)を表現したくていろいろ撮った。
離れて撮ったほうが群れが多く見えるのか、寄って撮った方が多く見えるのか、いろいろやってみたけど。。。
なんかどれも。。。う~ん。。。って感じ。(笑)

いずれにしても隙間なく埋め尽くしたほうが量感はでるのかな。。。とは思った。(真ん中写真)

寄ってみたり。。。
寄ってみたり。。。
離れてみたり。。。
離れてみたり。。。
横の吹き出し口から吹き出るキンメモドキ
横の吹き出し口から吹き出るキンメモドキ

正面顔も沢山撮ったけど。。。
正面顔も沢山撮ったけど。。。
もうひとつ狙っていた構図が、み~んな正面を向いていて、全体的にキンメモドキが点々になって疎らに広がる構図。
彼らは一斉に正面を向くのだけど、近づくと微妙に顔を一斉に逸らせるので、どうしても最後の方は一番近いとこの連中が横向きになっちゃって、思い描いた絵にはならなかった。
う~ん。。。結構、ここで粘ったんだけど、全然ダメだ~!!!

だいたい1時間くらいでコンピュータがうるさく鳴り始めるので、ここでTheEND。。。
なんかだんだん飽きてきた。(笑)

明日はヒドロ虫撮影に戻ろうかな。。。(^^;
迫力ある巨大な群れから数mmの被写体へ。。。切り替えが大事。(笑)


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今日は満員電車状態。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.3
【水温】 21.9℃/21.8℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:33-11:06/12:05-14:03
【潮まわり】 07:28 202cm 満潮 / 13:14 85cm 干潮 / 18:42 208cm 満潮 / 大潮(月齢:15.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:33

今日は常連ゲストGさんとマンツーマン。
「昨日は漁礁のキンメモドキが凄かったよ~!!!」と無理やり漁礁に誘った。(笑)
Gさん的にはキンメモドキよりも一昨日同様にツバメウオの群れを撮りたかったようなのだが、今日はまたツバメウオはバラけていた。。。(・・;

今日のキンメモドキは昨日のように漁礁の外に飛び出て群がっていることはなく、みんな漁礁の中にギューギューに詰まっていて満員電車状態だった。
これはこれで逆に量感が凄くて、面白い写真になりそうだ。

でも、Gさんはイマイチ、キンメモドキに乗り気じゃない。。。(笑)
え~!!撮り方によってはいろいろと面白い絵になると思うんだけどなぁ~

帰ってからPCでGさんの写真を見て、いろいろと参考になった!
明日はこう撮ろう。。。みたいなアイデアが。。。!!
お客さんの写真を見るといろいろと勉強になっていい。

まずキンメモドキなだけに金色に撮ろう!!と思った。(笑)
Gさんの写真は光量が大きいからか、金色のキンメモドキがかなり絢爛豪華だった。
これいいかも!!(^_^)

それと昨日はキンメモドキ全体の変化が面白くて群れの質感や群れ全体の動きばかりを狙っていたのだが、Gさんの写真を見て量感を狙うのもいいかも。。。と感じた。
明日も漁礁の中にギューギューに詰まっているといいけど。。。

見よ!キンメモドキの量感!
見よ!キンメモドキの量感!
今日はみんな漁礁の中にギューギューに詰まっていた
今日はみんな漁礁の中にギューギューに詰まっていた

今日もそれなりに透明度は良かったのだけど、空が曇っていたせいでやや暗い。
2本ともワイドだった事もあり、泳ぎまくったのだが、やっぱり気持ちいい!!
ただ、水中には浮遊物が目立ち始めた。。。ちょっと嫌な予感。。。(・・;

昨日まではエントリー口付近で群れていたヤクシマイワシがやや沖に出て群れていた。
一緖にこれを狙うアオヤガラやオキザヨリも移動していて、その辺りにこうした捕食魚も沢山群れていた。

少し沖に出て群れていたヤクシマイワシ
少し沖に出て群れていたヤクシマイワシ
ヤクシマイワシを狙うアオヤガラ
ヤクシマイワシを狙うアオヤガラ


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すげー抜けてる海!!w(゜o゜)w!!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 21.6℃/21.6℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:16-11:00/11:59-12:46
【潮まわり】 05:47 169cm 満潮 / 11:12 110cm 干潮 / 16:35 183cm 満潮 / 中潮(月齢:12.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:31

今年初めてのゲストは体験ダイビングのお客様だったのだが、今日は今年初めてのファンダイビングのお客様。(^_^)
昨日までは北西の風が強く吹きかなり時化ていた一湊湾内も、今日はベタ凪ぎ!!
空には厚く黒い雲がかかっていて今にも雨が降りそうな天気だったが、海の中はメチャクチャ、クリアー!!!
この時期としては珍しく余裕で30mオーバーだ。
水温も例年並みに上がりつつあって、水中に関してはあまり寒くはない。(陸上は寒いっ!)

いや~エントリー口のヤクシマイワシの大群が凄すぎる。。。(・・;)
いつもは沢山いるのだけど、なんかまとまりがなくて写真にはならない状態だったのだが、今日は違った。
今日は狭い範囲に密集していて、大きく真っ黒い玉になっていた。
これだったら絵になる~!!!!
でも、今日のゲストはカメラなし。。。残念。。。

午前中の1本目にコブシメの産卵を今季初確認した。
近づくとスグに逃げてしまったのだが、サンゴの中にはしっかり白い卵が産みつけられていた。


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100万種のキャンドル・ナイト

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.2℃
【透明度】 30m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:12-17:18
【潮まわり】 07:34 106cm 干潮 / 13:53 172cm 満潮 / 長潮(月齢:9.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:29

徐々に西高東低冬型の気圧配置になりつつあって、今日も北西の風が吹く寒い1日。
一湊湾内は思ったよりは時化てはおらず、安心してエントリーしたけど実際はかなりウネっていた。。。(^^;)
驚いたのは透明度でいきなり30mオーバーのクリアーな海が広がっていた事。

今日は前半、昨日浅場で認識したヒドロ虫の仲間にずっと張り付いていた。
深場のネギボウズ(昨日のログ参照)を先に撮ろう。。。と計画していたのだが、結局浅場のヒドロ虫にハマってしまって深場には降りなかった。
浅場はそれなりにウネっていたので、体の固定が大変だったけど、それ以上に厄介だったのが、この生き物がウネリに合わせてユラユラ揺れることだ。
「ユラユラ」という表現は間違いかもしれない。。。「バサッバサッ」が正解かも。。。
水中の揺れと共に一斉に群体すべてがバサッとあさっての方向を向くのだ。(ーー;)
小さな生き物なのでピントもかなりシビア。。。

キャンドル・ジュンもビックリだわ。。。これ(笑)
キャンドル・ジュンもビックリだわ。。。これ(笑)
それでもこの生き物は美しかった。
その場でシャッターを押すたびにモニターを見ては溜息。。。ほんと綺麗だな。。。
トリミングする事を前提に構図をあれこれ考えながら撮影していたら、200枚くらいはシャッターを切っていた。
それでも帰ってからPCで見てみると、何かイメージと違う。。。
多分、場所によって狙った構図で撮れるかどうかが決まってくるみたい。
これからも「いい感じ」で群生している群体を見つけるたびにカメラを向けるんだろうな。。。(笑)

ちなみに昨日の群体は今日はすでに美しい青い光を放ってはいなかった。
また注意してみてみると、触手がすべて縮んでいる群体も多い。
こいつらの寿命ってどれくらいなんだろ?

ナガブダイにまとわりつくコバンザメ
ナガブダイにまとわりつくコバンザメ
後半はずっとナガブダイに着くコバンザメのストーカーに。。。(笑)
このコバンザメは8月末くらいからずっと一湊タンク下の浅場で見られ続けている子なのだが、乗り物(取り付く先)はコロコロ変わっていて前はイチモンジブダイに着いていた(まだウロウロしていたコバンザメ)事もあるのだが、今はナガブダイのオスに着いている。
多分、この4-5ヶ月の間に3-4匹のブダイに着いているのだが、こいつが着いたブダイは例外なく動きが鈍い。
動きが鈍いから着いたのか、着いたから動きが鈍いのかよく分からないが、通常ブダイ類の成魚なんて近寄れば猛ダッシュで逃げていき、とても追いつかないのだが、コバンザメが着いた子は容易に近寄れ、追いかけてもゆっくり追いかければ見失うことはない。
またコバンザメが着いたブダイはテリトリーがメチャ狭く、遠くには絶対に逃げず、同じ狭いエリアをウロウロしているだけ。。。
まるでコバンザメに寄生され、コントロールされているかのような動きなのだ。(笑)

スタッフの真由が2週間くらい前に見た時はイチモンジブダイに着いていたらしいのだが、このイチモンジブダイはかなり弱っているように見え、今にも死にそうだった状態だったそうな。。。
「寄生」というのは考えにくいので、もしかしたら取りつきやすい魚に着く傾向はあるかもしれないから、死期の近いブダイに着くってのはあるかもしれない。
だとしたら死神だな。。。こいつ。(笑)


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響き渡るイルカの声にビクビク。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.1℃
【透明度】 10m
【海況】 時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:38-16:19
【潮まわり】 06:30 92cm 干潮 / 12:57 175cm 満潮 / 小潮(月齢:8.4)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:28

今日は午後から1人で海へ。。。
凪ぎ続きだった年末年始もついに風が北西に周り、一湊湾内はかなり時化気味。
ウネウネで透明度もかなり悪く、晴れているのに暗~い感じ。。。

今日はエントリーしてからずっと遠くでイルカだかクジラの鳴き声が響き渡っていて、暗めの水中だった事もあり、急に現れたら超怖え~!!!とか思いながら、ビクビクしながら潜っていた。
いや~マジで怖かった。(・_・;
俺ってかなり小心者?と再確認。。。(笑)

求愛中のオグロベラ
求愛中のオグロベラ
行きがけに例のコガシラベラのハレムをチラ見して行ったけど、今日の浅瀬は爆発していたので容易に寄れない上に、透明度が悪くて1匹も確認できずに沖へ。。。
-20m付近でオグロベラのオスがいい感じの体色になって、ヒレもバンバン広げていた。
その下にはメスも数匹いたので、こりゃ産卵するかも!!と思ってしばらく観察していたけど、僕が近づいてから何かテンションが下がり気味。。。なかなか産卵しないので、30分くらいで諦めた。早っ!

後半はようやく見つけた(というか”分かった”?)ヒドラ虫の仲間にハマってしまった。

ネギ坊主、見っけ!(^^)
ネギ坊主、見っけ!(^^)
昨年、Facebookで三保の鉄さんがアップしていたオオタマウミヒドラ(通称:ネギ坊主)の写真が可愛くて、僕も撮りたいな~とか思っていたのだが、どうも温帯寄りの生物のようで、屋久島ではなかなか目にしない。
やや深い場所ではたまに見かけるのだが、さすがにその水深でこの生き物を見つけたところで、他にもめったに撮れない生物にどうしてもカメラを向けてしまうのだ。(笑)
撮りたい!と思ってからはなかなか見つからなかったのだが、やったー見つけた!!(^^)
さて、どう撮ろうかな。。。なんて考えているうちに、あっという間に時間が経ってしまい、何か満足のいく写真が撮れなかった。。。
明日も行こうかな。。。でもこいつはベタ凪ぎの日に撮ったほうがいいかも。。。揺れると全然、絵にならない。(・_・;

Yoshiさんのクリスマス見っけ!(^^)
Yoshiさんのクリスマス見っけ!(^^)
もうひとつは昨年のクリスマスにやはりFacebookにYoshiさんがアップしていたヒドラ虫の仲間がメチャ綺麗だったので、これも探していたのだが、なんとこれは僕もいつものように見ていて、よく知っているヤツだった。
浅場でよく見るキラキラした微小な生き物(1-2mm)なのだが、まさかこれだったとは。。。!
肉眼で見ても綺麗なことは綺麗なのだが、さすがにここまで美しいとは気付かなかった。(・_・;
しかも、肉眼では透明に見えるのに、バックを黒くして写真に撮ってみると青く発色してるっ!

浅場は深場以上にウネっていて、これを撮るのもちょっと厳しい状況だった。
これもまた凪の日にでも狙ってみようかと思う。

あとはYoshiさんの写真みたいに素敵な写真にするにはどうするか。。。
ひとまずテレコンが必要かも。(笑)


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2012年の初潜りもたんたんと。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:09-16:17
【潮まわり】 05:39 74cm 干潮 / 12:08 181cm 満潮 / 18:57 75cm 干潮 / 小潮(月齢:7.4)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:27

あけましておめでとうございます。
今年の元旦のホームグラウンド・一湊湾内は例年になく凪ぎて、無事に初潜りを済ますことができた。
「初潜り」と言っても、特に特別な事をするわけでもなく、いつものようにたんたんと1人でホームグラウンドの生き物たちをチェックする。。。

一昨日まで鼻先のコガシラベラのハレムを観察していたのだが、あまり繁殖が盛んな時期ではないからか、なかなか産卵が見れない。。。(・_・;

参考:
えっ?コガシラベラの雄相が雌相に!?
コガシラベラももう頻繁には産卵していないような。。。(・_・;

かといって、コガシラベラばかり追っているわけにもいかないので(笑)、もう少し手前にあるハレムに調査フィールドを移す事にした。
鼻先のハレムは普段のダイビングでは必ずしも通る場所ではないため、定期的にチェックできず、継続観察には向かない。
しかし、ここハレムは沖に出る手前にありほぼ毎日のように通過する場所なので、今後モニタリングするには最適なフィールドなのだ。
(鼻先のハレムはコガシラベラの数が多過ぎる事と、波当たりが激しすぎてちょっと時化ると観察も危ういってのも難点)

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ハレムのボス
ハレムのボス
まずはテリトリーの大きさを知りたくて、岩沿いにカメラを構えてゆっくりとオスをひたすら追いかける。。。
こうすると、絶対にある決まった場所でかならずUターンしようとするので、テリトリーの大きさが分かるのだ。
同じ場所を数回行ったり来たりして、テリトリーの大きさが分かったのだが、意外に小さかった。
左右に30mくらいで、水深も6m以深には行かないので、観察はしやすそう。。。
追いかけているうちに、ハレムの構成も何となく分かった。

ここには明らかに大きくて常に雄相体色の二次オス(右脇腹後方に黒いシミ)がボスとして君臨していて、他に同程度の力がありそうな二次オスは見当たらなかった。
あとは雌相の子が多分10匹以内。
それから幼魚体色の子たちが20-30匹くらいいそうだ。
テリトリーの面積的にもハレムの構成的にも単純で分かりやすそう。。。
これからずっとここのハレムを定点観察していこっと。

ここでも大きめの雌相の子(左脇腹中央に白いシミ)がたまに雄相に近い体色になって、追いかけるとスグに褪めて雌相に戻ったりしていた。
下の写真の子は同一個体でその左脇腹中央に白いシミがある子。

典型的な雌相の子が。。。
典型的な雌相の子が。。。
体全体が暗色系に染まる!!
体全体が暗色系に染まる!!

メスを観察していると程度の差はあるけど、こうした体色変化は結構見られた。
ちなみにこうした連中や普通のメスもしっかり、ボスとテリトリーが被っているようで、ある範囲から外には絶対に出ないようだ。

いずれにしろ、産卵の時じゃないと、雌相がハッキリ雄相に変わる事はないのだろう。。。
今日も思い切り、繁殖時間外ってな感じでのんびりした雰囲気があった。
多分、繁殖時間帯は激しく体色が変わると思う。

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満足!満足!(^^)
満足!満足!(^^)
ちなみにコガシラベラなどニシキベラ属のベラは意外に撮りにくい。
むしろイトヒキベラ属のベラの方が撮りやすいくらいで、なかなかヒレをひろげた状態でしかも前向きの写真は撮れずにいたんだけど、今日は何か撮りやすかった。
これも多分、テリトリーをキッチリ把握していたからなのかもしれない。。。いやいや、満足満足!!(^^)
って事で、ハレムのボスをもう1枚。(笑)

それぞれの道をゆく。。。
それぞれの道をゆく。。。
ちなみにコガシラベラには複数匹で産卵を行う群れ産卵と雌雄のペアで行うペア産卵がある。
ここ僕のホームグラウンド・一湊タンク下では群れ産卵は見られず、ペア産卵のみとなる。
群れ産卵は同じ一湊湾内でも、もう少し沖にの方の根の上で盛んに行われている。

こちらの群れ産卵も観察したいのだけど、ボートじゃないとアクセスできないので、シーズンオフはちょっと厳しい。。。
僕の仮説ではオトメベラ同様に「群れ産卵」は強固な上下関係が築かれていないような不安定な社会構成の場所で起こり、一湊タンク下のようなボスを中心とする強固なハレムがあるような安定した社会構成がある場所では「ペア産卵」がメインになるのだと思う。
だから「群れ産卵」には雄相も混じっていたりするのだが、これは多分、僕の想像ではTP(terminal phase=終相=成長段階における最後のステージ)ではない。
一次オスの婚姻色か、二次オスでもまだ完全に性転換が終わっていないTPとは言い難いオスだと思う。

ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
このコガシラベラを観察していた浅場にはホンソメワケベラのクリーニングステーションもあって(何と水深-2m!!)、ここの上客はオキザヨリたちだ。
キビナゴの捕食に疲れると、ここにピットイン!
こいつらはクリーニングを受けていても用心深いのかなかなか寄らせてくれないのに、今日はメチャ寄れた。
ダツの仲間なのだが、気持ちよくなると大きく口を開ける。
この瞬間を待ったけど、なかなか開けてくれなかった。。。(^^;)


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2011年の潜り納め

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:37-16:57
【潮まわり】 11:24 188cm 満潮 / 17:54 76cm 干潮 / 小潮(月齢:6.4)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:26

今年の年末は穏やかで、北部の一湊湾内はよく凪ぎた。
2011年の潜り納めは無事にホームグラウンドの一湊タンク下に潜れた!(^^)

昨日のようには晴れていなかったけど、ここ連日エントリー口付近に溜まっているヤクシマイワシを撮りたくてワイドでエントリー。
前半はずっと浅場でこれと格闘していたけど、イマイチいい絵が撮れない。。。(^^;)
群れものはなかなか難しい。

途中で諦めて沖へ出て後半は鼻先にたまるキビナゴと格闘。
これも絵になるのはまとまった時くらいで、あとはひたすら中層に浮いて待つ。。。さ、寒い。。。
たまにアオヤガラやオキザヨリ、ツムブリ、アオチビキなんかが割って入ると、面白い形になるのだけど、空が白く飛ぶか、全体が真っ暗になってばかりで、これまたイマイチ。。。

何か曇っている上に、夕方だった事もあり、暗い写真になってしまった。。。(・_・;

刻々と群れの形を変化させるキビナゴ
刻々と群れの形を変化させるキビナゴ
キビナゴの群れに割って入るツムブリたち
キビナゴの群れに割って入るツムブリたち

鎮座するオニダルマオコゼ
鎮座するオニダルマオコゼ
というわけで、今年も事故もなく無事に1年が終わりました。。。
来年は新店舗OPENで一から仕切りなおそうかと思っています。
来年もよろしくお願いします。。。m(_ _)m


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釣られていく魚を観察。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 20.5℃/20.5℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:07-10:49/11:50-12:40
【潮まわり】 10:47 195cm 満潮 / 17:02 75cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:26

今日は今年最後のゲスト。。。(^^;)

一昨日、昨日に比べるとベタ凪ぎとは言えないけど、海況はそれほど悪くはなかった。
フルレンタルにはちょっとキツイ水温だったのだけど、陸上が久々の快晴だった事がせめてもの救いだ。(笑)

今日もエントリー口はヤクシマイワシのものスゴイ群れ!
そこに太陽の光が差し込み、昨日以上に気持ちのいい光景が広がっていた!!(^^)

今日は釣り人が1人いてちょっと潜り難いなぁ。。。と思っていたのだけど、行きも帰りも魚が釣れていく様子を目撃できて面白かった。
行きはニザダイ(でも上げる直前にバレた!)、帰りはイチモンジブダイのメス!

2本目の帰りにここ2日観察しているコガシラベラのハレムよりも、もっと近い場所にあるハレムを覗いてみたら、ハレムのボスが色の薄いオスを虐めているのを見つけた!
そのオスはみるみる体色が雌相に変わっていった!!!
こっちに観察フィールドを移そうかな。。。(・_・;


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コガシラベラももう頻繁には産卵していないような。。。(・_・;

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.0℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:38-12:52
【潮まわり】 10:10 202cm 満潮 / 16:15 75cm 干潮 / 中潮(月齢:4.4)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:25

今日はコガシラベラの産卵狙いで午前中に海へ。。。
いつもコガシラベラはだいたい正午前後にペア産卵している事が多いので、そこに当てて10:30くらいにはエントリーした。

怪しい光を放つミズイカ
怪しい光を放つミズイカ
今日もエントリー口にはヤクシマイワシの群がりが凄かった。
これはワイドの方が良かったかな。。。と思えるくらい。
明日はワイドで行くぞ!!と思ったけど、明日はゲストがいるんだった!!(^^;)

以下を読む前に昨日のフィールドノートを参照してください。
えっ?コガシラベラの雄相が雌相に!?

コガシラベラの産卵ポイントに行くと、何か全然これから産卵という雰囲気はなく、雌雄は広い範囲にバラバラに散ってのんびりしていた。
通常は産卵前はオスの求愛が激しく、ある程度は産卵場近くに雌雄が集まっているのだが、それはまったく無かった。
メスのお腹も全然、膨らんではおらず、オスもまったく興奮色にはなっていなかった。。。

あちゃー早々に今日は産卵しないと悟り、そのまま昨日のオカマちゃん&二次オスの観察に切り替えた。
夏場はほぼ毎日のようにやっているのだが、さすがにこの時期は毎日というわけではないみたい。。。(ちなみにコガシラベラの産卵自体は2日前にも見ている)

今日もハレムの最強オスと2番手オスは全然体色は変わらなかった。
おかまちゃんも通常はほとんどメスの体色のままで、今日も時折、オスっぽい体色にはなるのだけど、バリバリの雄相にはならなかった。
やはり、産卵時にならないとバリバリの雄相にはならないようだ。
下の写真は同一個体の体色変化で、昨日のおかまちゃんと同じ個体。

普段はメスの体色のおかまちゃんが。。。
普段はメスの体色のおかまちゃんが。。。
メスが集まっている場所に入ると雄相に近い体色に!
メスが集まっている場所に入ると雄相に近い体色に!

ただ、面白いことが分かった。
このおかまちゃんは岩礁に沿って50mくらいの間を行ったり来たりしているのだが、移動中は完全なメスの体色で、幼魚や小さめのメスが溜まっているような場所に入ると途端に白い下腹部が灰色っぽくなったり、顎の下あたりの緑色が濃くなったりするのだ。
一瞬だったりするので、なかなかその体色は撮れないのだが、あとは頭部が緑色になれば、完全に雄相だ。
多分、産卵時は完全な雄相になって、ボスや2番手オスがペア産卵する時に間男になるのではないだろうか。。。?と推測している。

多分、体色をコロコロ変えるのは、一次オスの興奮色なのではないだろうか?
見かけの体色は一緖でも、これは体色のまったく変わらない二次オスとは、根本的に種類の違う体色変化(前者は興奮色であるのに対して、後者は性転換した結果の固定体色)であり、そもそもよく言われる「一次オスの中にも雄相(TP)体色になるものもいる」というのは、多分この興奮色の事なのかもしれない。。。(^^;)

多分、普段はハレムのボスなど自分より強いオスの目を欺く、またはハレムのボスから抑制されて、メスの体色で過ごすのだけど、産卵時間になると興奮色となってメスに求愛しストーキング(ボスの女を寝取る)したり、ハレムのボスの産卵に横から入り込んでスニーキング(間男となって横からこっそり放精)したりするのだと思う。

まぁ~いずれにしてもこれは仮説なので、産卵時間帯の様子を見ないことには何とも言えない。
もう繁殖も盛んな時期ではないけど、何とかして産卵が見られないものだろうか。。。

産卵管が出てるヒトスジギンポ
産卵管が出てるヒトスジギンポ
このコガシラベラのハレムの近くに棲んでいるヒトスジギンポが何か変な動きをしていた。
いつもの巣穴から出ているので、近づくと別の穴に入るのだけど、スグに出てきて自分の巣穴に戻ろうとする。。。
帰ってきてからPCで見てみると、この子のお腹は大きくて、産卵管が出てる!!!

多分、僕は思い切り産卵の邪魔をしてしまったのかもしれない。。。
なぜなら帰り際に気づいたのだが、僕がこのメスを撮るために着底していた場所にもう1匹(多分オス)いたのだ!!

きっと、産卵しようとオスの巣穴に入ろうとしていたところに僕が来て、逃げたのだけど、自分の巣穴にも戻れずオロオロしていたのだと思う。。。す、スマン!!!(・_・;

産卵しているのかと思ったら。。。
産卵しているのかと思ったら。。。
カメラを構えて近づいたら水面に真っ直ぐ上がっていった。。。
カメラを構えて近づいたら水面に真っ直ぐ上がっていった。。。
エクジット間際にミズイカ(アオリイカ)2匹が、分離して転がっているサンゴの下に足を入れて何やら産卵らしき行動を行なっていたのだが、1匹だけでなく2匹が交互にそのような事をしていたので、おかしいな。。。と思い、そのサンゴを捲り上げてみると卵はなかった。
う~ん。。。こいつら何やってたんだろ???
餌になるような甲殻類や小魚などもいなかったし。。。

いつもはスグに逃げてしまってなかなか寄らせてくれない彼らも今日の2匹はメチャ寄らせてくれた。


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