カテゴリー: 一湊タンク下No.1

スリバチサンゴの仲間に着く謎のコシオリエビの仲間?

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦
【水温】 27.9℃/28.0℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 大雨
【潜水時間帯】 10:48-12:15/14:00-14:30
【潮まわり】 09:43 73cm 干潮 / 16:52 181cm 満潮 / 若潮(月齢:24.8)
【日の出・日の入】 日出05:32 日没19:16

今日は朝から大雨&雷!!
午前中、体験ダイビングをする予定だったゲストが明日に変更したいというので、ぽっこり開いてしまった午前中はカメラを持って海へ。(*^^*)
午後からの体験ダイビングに間に合うようにエクジットしなければならないので、時間制限ありのダイビング。(・・;)

しかし、エントリーするなり105mmのピント合わせのノブが動かな~い!!!!
急いでエクジットして一旦帰宅して60mmに変えて再びエントリー。
ただでさえ時間がないのに、大幅に潜水時間が削られてしまった。。。(・_・;

スリバチサンゴの仲間に着く謎のコシオリエビに近い仲間
スリバチサンゴの仲間に着く謎のコシオリエビに近い仲間
今日は先日見つけた謎のカニ(コシオリエビに近い仲間?)のホームグラウンド「一湊タンク下」での生息状況を調べようと思っていたのだが、時間がないのでピンポイントで見ていった。
案の定、スリバチサンゴの仲間を覗くと、大抵は着いていて、そこらじゅうにいる。。。
いや~気づかなかった。。。(^^;)

写真は多分オス。。。だと思うけど。。。

というのも、1つのスリバチサンゴの仲間に絞り、1匹1匹見ていったのだが、この子以外はみんな卵を抱えていたのだった。
黄色く、体の割に意外に大きな丸い卵をお腹の辺りに抱えていた。
卵を抱えたメスは移動する際は、この卵を抱えた腹部を伸ばす事がしばしばあったのだが、その姿はまさにコシオリエビの仲間にソックリだった。

卵を抱えた多分、メス
卵を抱えた多分、メス
卵を抱えた多分、メス
卵を抱えた多分、メス

このスリバチサンゴの仲間は直径が25cmくらいなのだが、ここには卵を持ったメスが2匹と多分、オスだと思われる子が1匹ついていた。
つまりハレム状態だ。

このコシオリエビに近い仲間は普段から外に出ているわけではなく、写真のようにサンゴに穴を開けて棲家を作り、その中にすっぽりと埋まっている。
さすがにメスはハッチアウトの時は巣穴から自発的に出てきて孵化させるんだろうけど、ちょっと想像できないほど、いつもスッポリ埋まっている。
それを先の尖った細い棒で掻き出すと嫌がってヒョコヒョコ外に出てくる。。。

巣穴にスッポリはまったオス
巣穴にスッポリはまったオス
巣穴の端に細い棒を入れると嫌がって出てくる
巣穴の端に細い棒を入れると嫌がって出てくる

普段の棲家(メス)
普段の棲家(メス)
写真は上記のメスと同じ個体。
こんな感じで全身が綺麗に出ている子ならまだいいのだが、深く埋まっているようなやつは、写真を撮ってもその美しい模様はよく分からない。。。(笑)
またこうしたサンゴは上に砂が乗りやすいためか、この巣穴にはよく砂の粒が一緒に埋まっていたりするので余計に分からない。

感心するのが、その体の形に合わせて巣穴が開いている事だ。
どうやって開けているのか知らないが、少しづつ体の形に合わせていくのだと思う。

写真を見ると分かるように、穴を開けられた巣穴の周辺のサンゴは白く白化しかかっている。
しかし致命的な白化ではなく、サンゴには再生能力があるので、この巣穴に合わせて自然な感じでサンゴは形態を変えているような気がする。

ノコギリハギの幼魚が目立つ
ノコギリハギの幼魚が目立つ
ここ2-3日で急にノコギリハギのチビをよく見かけるようになってきた。
ノコギリハギは本来屋久島では最優占種といっていいほど、沢山見られる魚なのだが、どういうわけか今年に入ってからまったく姿を見なくなり、最近、立派な成魚を数匹見かけ安心していたのだが、幼魚もちゃんとあらわれてくれた!(*^^*)
ただ。。。例年なら、このノコギリハギのチビが目立つのは5月後半から6月にかけての時期。
何か時期がかなりずれているような気がするのだが。。。(・・;)

————————————-

追記(2011/09/05):

スリバチサンゴの仲間に着く謎のカニは、アシビロサンゴヤドリガニという既知種だったみたい。。。
サンゴヤドリガニの仲間だったのか。(・・;)

標準和名: アシビロサンゴヤドリガニ
学名: Pseudocryptochirus viridis Hiro, 1938
タイプ産地: 和歌山県田辺湾
分布: 紀伊半島、八重山諸島、台湾、ベトナム、パラオ、ポンペイ


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一番良い時期なのに。。。(・_・;

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 27.8℃/27.8℃
【透明度】 15m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:30-10:10/12:34-13:22
【潮まわり】 08:29 85cm 干潮 / 15:36 166cm 満潮 / 20:05 147cm 干潮 / 長潮(月齢:23.8)
【日の出・日の入】 日出05:31 日没19:17

今日はゲストもグッと減って、少人数でのんびりダイビング。
1本目は体験ダイビングで元浦へ。
2本目はボートで一湊タンク下へ。。。

どうも透明度がイマイチの状態が続いている。
濁りと多少の浮遊物。。。

連日の30-40mの透明度、青く気持ちの良い海!!
例年なら透明度、青さ、水温、どれをとっても1年の中で最も海の良い時期。。。のはずなのに。。。(・・;)

う~ん。。。


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出が遅れている子と順調な子

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.9℃/27.5℃/26.9℃
【透明度】 15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 11:00-12:07/13:52-14:58/16:19-17:08
【潮まわり】 06:07 92cm 干潮 / 12:05 168cm 満潮 / 17:32 119cm 干潮 / 小潮(月齢:21.8)
【日の出・日の入】 日出05:30 日没19:18

今日は朝からガイドで3本。

1本目はお宮前へ。。。

マルスズメダイ(yg)出始め
マルスズメダイ(yg)出始め
ナガサキスズメダイ(yg)は今がピーク!
ナガサキスズメダイ(yg)は今がピーク!
マルスズメダイの幼魚が見られ始めた。
毎年7月の終わりくらいからボチボチ見られ始めるのだが、今年もやはりこの時期から見られ始めた。
これは例年通り。。。

対して、ここ7-10日で目立ち始めたナガサキスズメダイの幼魚は本来、6月後半くらいに爆発的に見られるようになるのだが、今年は大幅に遅れ、7月に入るまでまったく見られなかったのだが、ようやく。。。といった感じ。

コブヌメリの求愛
コブヌメリの求愛
ここ最近、お宮前の-12m付近にある砂地を通るたびに興奮してヒレ立てしたオスの姿が真昼間からよく見られる。
先日はオス同士の喧嘩が見られたのだが、今日は出会うメスに次々と求愛するオスが見られた。
まだ夕方の産卵時間まではだいぶある日中から激しく求愛する姿が最近はよく目撃されている。

2本目は新たに午後から加わったゲストも一緒に一湊タンク下へ。

イロカエルアンコウ
イロカエルアンコウ
先日ガイド中に見つけたイロカエルアンコウはまだ定位置で鎮座。
白っぽい海綿に黄色が良く映える!

お腹は卵でパンパン!
お腹は卵でパンパン!
最後はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦に限らず、今日も各ポイントは濁りが全然ひかない。
浮遊物も結構浮いていて、黒潮が離れている事を感じさせる。。。(・・;)

ゼロ戦のイザヨイベンケイハゼのメスはお腹が卵でパンパン!!
オスの姿は見当たらなかったが、多分、今年もしっかりこの場所で繁殖している模様。。。
結構、長生きしている子たちだ。


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ハナガタサンゴ類の一斉産卵!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃/25.5℃/26.4℃/26.5℃
【透明度】 15m/15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:40-9:57/10:57-12:02/13:46-14:46/19:33-21:48
【潮まわり】 05:17 90cm 干潮 / 11:03 181cm 満潮 / 16:56 101cm 干潮 / 小潮(月齢:20.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

本来なら台風6号最接近時に来島予定だったNさんが少し日程をずらして来島。
ほんと、ありがたい限りだ。(^^;)

ハナツノハギ
ハナツノハギ
1本目だけはビーチで一湊タンク下へ。。。
今日も透明度がイマイチだ。
白く濁っていて、台風のあとだから仕方がないか。。。と思っていたけど。。。

写真は個体数は少ないけど、ちゃんと成魚のオス・メスがハレムを形成していて、たまに求愛も見られるハナツノハギ。
多分、日本では北限なのではないだろうか?

通称・アオベニハゼ
通称・アオベニハゼ
シリウスベニハゼ
シリウスベニハゼ
マンツーマンだったのでボートが出せず、2本目からは他店の出すボートに乗り合わせてもらう事に。。。

今回のゲスト常連Nさんのリクエストはベニハゼの仲間。
最近はなかなか新しい種類が出てこないのだが、とりあえず片っ端からベニハゼの仲間を撮影していく。

左側は-5m以浅の最優占種・アオベニハゼ。
ちょっとした亀裂やオーバーハングを覗き込むとウジャウジャ。。。

右側は-30m以深の砂地に点在する小さな岩などを丹念に見ていくと普通に見られるシリウスベニハゼ。
ちょっと他のベニハゼとは明らかに環境が違って面白い。

浅場の優占種・クロホシハゼ
浅場の優占種・クロホシハゼ
お宮前ではイの一番に台風前に見つけたアンボンスズメダイを確認しにいったのだが、見事にいなくなっていた!
良かった~時化前に撮影しておいて。。。(・・;)
あっという間にいなくなってしまった。。。

写真は屋久島の-6m以浅でシロオビハゼと共に共生ハゼを優占するクロホシハゼ。
他の共生ハゼと比べて、とても警戒心の強いハゼなのだが、ここの子はとてもいい子だった。

ハナダイギンポ
ハナダイギンポ
3本目はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦で気付いたのだが、この透明度の悪さは台風時化の影響ではなく、どうも黒潮がやや外れたからのようだ。
中層には浮遊物が散在していて、透明度もメチャ悪い!
完全に黒潮の縁状態だ。。。(・・;)

写真はハナダイギンポ。
巣穴に逃げ込んでビビると綺麗な黄色い体色は失せて、こんな茶色い体色に。。。
でもニラミギンポのビビった子のように、顔にラインのようなものは入らない。(笑)⇒アカボシハナゴイのチビ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
さて、今日はゲストとの3本を終えた後、1人でサンゴの産卵を狙って日没後にエントリー。
狙いは22時前後に産卵すると聞いているテーブルミドリイシの産卵だったので、日没後にエントリーしたのだが、入ってスグに日没直後から行われるハナガタサンゴ類の産卵がまさにピーク状態に突入しようとしていた。
すでに入った時にはハナガタサンゴ類は白いモヤに包まれていて、10分もするともう何も見えないほどに辺りは白い精子の霧に包まれてしまった。。。(・_・;
いや~毎度すげーわ。。。
この凄さは実際に見ないと分からないと思うのだが、これを写真で表すためにはどうしたらよいのか考えたのだが。。。
これはワイドで大きな群体を丸々撮るしかない!!
山のような群体全体が白い精子で覆われる様を撮れば、その凄さが分かるかもしれない。。。
でも、今回は完全に準備不足だった。
失敗した。。。(・_・;

ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
今日はマルハナガタサンゴとオオハナガタサンゴ、ハナガタサンゴの一種など近似種が一斉に放卵放精したのだが、こんな状態でハイブリッドはできないのだろうか。。。?
絶対に混じってしまうと思うのだけど。。。(・_・;

結局、超ピークの時は中に入ってしまうとまったく何も撮影できないほどに濁るので、ある程度治まってから撮影を始めた。
だいたい日没直後から産卵が始まり、20-30分くらいでピークに達するようだ。
でそこから15分もすると白い濁りも消えるのだが、その後もところどころで産卵は続いたり、日没後1時間くらいが経った頃、まったく別の種類(ハナガタサンゴの仲間)が一斉産卵を始めたりした。

いや~もう何が何だか分からない。。。(^^;)
まずはここにあるハナガタサンゴ類をすべて正確に同定せねばかも。。。
多分、種類によってある程度、規則性があるような気もする。
繁殖隔離がまったく行われていないはずがないっ!(笑)

来年までの宿題にしよう。。。

それから元々の目的であったテーブルミドリイシも22時近くまで粘ったのだけど、何の変化もなし。。。
こいつら、いったいいつ産卵しているんだろ。。。


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台風一過後のホームグラウンドの様子

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 27.1℃/26.1℃/27.1℃
【透明度】 15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:28-10:27/11:26-12:26/15:43-17:33
【潮まわり】 04:35 88cm 干潮 / 10:17 195cm 満潮 / 16:26 83cm 干潮 / 中潮(月齢:19.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

台風一過後、最初のガイド。
本来は複数人のゲストがいる予定だったのだが、台風のせいで来島できなかった方もいて、結局マンツーマン・ガイドだ。
ゲストは最初から台風一過後の来島予定だったのでほんと運の良い方。。。(笑)

台風時化で一気に引きちぎれたミル類
台風時化で一気に引きちぎれたミル類
一湊湾内はそれほど時化なかったので、水中はあまり変化がない。
あるとすれば沢山生えていたミル(海藻)が一気に引きちぎれて、ところどころにたまっていた。
これが一気に溶けると、本格的な夏だ。(今年は遅い。。。(^^;))

台風が明けてキビナゴがスゴイ!
もの凄い数が鼻先付近に集まっていて、トルネード状態!

沖の魚だまりではまたコガネスズメダイが一斉に産卵をしたようで、みんな卵を守っていた。
コガネスズメダイはどうも一斉に産卵するようで、周辺のオスが卵を守るのはいつも同時。
卵を守っていない時は(産卵床に卵がない時は)どのオスもみんな同じ。。。

ハナヒゲウツボが珍しく全身を出してクネクネ泳いでいた。
しばらく観察していたが、最後には共生ハゼ(クビアカハゼ)の穴の中に逃げ込んでしまった!!(・・;)

イロカエルアンコウの大あくび
イロカエルアンコウの大あくび
午前中のガイドを終え、午後遅い時間からはサンゴの様子を見に行った。
本来なら15日の満月から2-3日経った17-18日に屋久島のハナガタサンゴ類やミドリイシサンゴ類が産卵すると睨んでいたのだが、これが思い切り台風で潰れ、はんば今年はサンゴの産卵は諦めていたのだが、一応、チェックしに行った。
ハナガタサンゴ類の産卵前の夕方にはチョウチョウウオがサンゴに群がり、ポリプをつつく傾向が見られるのでそれを主にチェックしにいった。
産卵前のハナガタサンゴ類は手でちょっと触っただけで卵がポロポロ出てきてしまう。
これをチョウチョウウオたちは知っていて、これを食べに集まってくるのだ。

ところがチョウチョウウオはまったく群れてはおらず、すでに時化の間に産卵しちゃったかな。。。とスグに諦めたのだが。。。(明日のログに続く。。。(笑))

ワイドレンズを着けていたので、先ほどガイド中に見つけたイロカエルアンコウなどを撮ってエクジットした。


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時化る前に。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/お宮前
【水温】 26.6℃/27.1℃/27.7℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:06-9:54/11:09-11:53/15:25-16:42
【潮まわり】 07:43 234cm 満潮 / 14:25 21cm 干潮 / 大潮(月齢:15.8)
【日の出・日の入】 日出05:26 日没19:21

今日はダイビングを予定していたほとんどの方が急遽、帰路に着くことになり、ゲストは2人のみに。。。
いつも使っている船がすでに台風準備に入ってしまったため、他店との乗り合いで午前中に2本。

午後からは海が時化る前に撮っておきたい魚をお宮前に撮りに行った。
それはもちろんアンボンスズメダイ(yg)!
1cmにも満たない小さな子なので、一発大きく時化ればいなくなってしまうに違いない!!
明日にはウネリも回り込みそうだし、台風一過後は北西の風に転じて一湊湾内は大時化になるだろう。
今日がラスト・チャンスなのだった。

屋久島初記録のアンボンスズメダイ(yg)
屋久島初記録のアンボンスズメダイ(yg)
ボートポイントのお宮前にビーチからエッチラオッチラ下り、アンボンスズメダイだけのためにエントリー。
苦労して下りてすでにいなかったら!!と不安に思ったが、無事にいてくれて一安心。。。

かなり警戒心の強い子で、ライトを少しでも当てようものならスグに引っ込んでしまう。
今日はしっかり臀ビレの先も黒くなっていて、まさにアンボンスズメダイ!

ところでアンボンスズメダイの国内での分布を調べているのだが、何かよく分からない。。。
西表島には成魚も見られるようなので八重山諸島全域で割と見られるスズメダイなのかと思いきや、なかなか石垣島などが検索にかからない。
小笠原では成魚標本が撮られているようなのだが、こちらも生態写真が見つからない。。。
どなたかこれ以外の国内での分布をご存知の方がいましたら情報をください!
今回の記録が北限であることは間違いないと思うのだけど。。。

これで一応目的は達成したのだが、ブログ的にはつまらないと考え(笑)、近似のマルスズメダイ、ヒレグロスズメダイの同サイズの幼魚も撮って並べてやろうと探したのだが、1匹も見つからなかった。(・・;)
マルスズメダイ、ヒレグロスズメダイは他の多くのスズメダイとはちょっと幼魚期がずれ、8-9月の頃が幼魚爆発期。
さすがに、初夏の今はなかなか見つからなかった。。。

マルスズメダイ、オスの興奮色
マルスズメダイ、オスの興奮色
しかし、マルスズメダイなどはすでに繁殖期には入っているようで、オスの興奮色などはよく見られる。
マルスズメダイの産卵床&卵も押さえておきたいのだが、これがかなり奥まった穴や亀裂の中にあるようで観察が厳しい。。。(・・;)

まだ興奮したオスはメスへの求愛というよりは他のオスに対する威嚇のような行動の方がさかんに見られる。
つまり、テリトリー争いのようなものが今の見られる行動の中心だ。
本格的な産卵や求愛などの繁殖行動が見られるのは、もう少し先になりそう。

今日もゴマモンガラが狂暴だった。
1人だとマジで怖くなる。(笑)
まだ産卵床に卵があるような感じではなく、何やら水底をガジガジしながら産卵床を作っているような感じ。
恐くて近くに寄れないため、じっくり観察できず。。。(笑)

卵を守っている時はかなり離れていても襲われるのだが、今は相当近づかないと襲ってくる事はない。
しかし、どうしても何をやっているのか知りたくて何度か接近を試みたのだが、全然ダメ。。。マジで恐い。。。怖すぎる。。。(・・;)
好奇心と恐怖心、最終的には後者が勝って、結局何をやっているのかまったく分からなかった。
勇気がほしい。(笑)


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台風接近で大きく予定が変わりつつある。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 28.1℃/26.1℃/28.2℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:18-10:21/11:37-12:38/14:49-15:39
【潮まわり】 07:03 235cm 満潮 / 13:51 13cm 干潮 / 20:19 233cm 満潮 / 大潮(月齢:14.8)
【日の出・日の入】 日出05:26 日没19:21

この連休は完全に台風にやられてしまった。
明日や明後日も潜る予定のゲストはみんなダイビングは今日までにして、明日にでも帰る事になった。
明日から一気に暇になってしまった。。。(・・;)

今日は島の南側にはすでに台風によるウネリが到達しているようだが、一湊湾内はまだまだベタベタに凪ぎていて、今日も何の問題もなく主要ポイントをすべて回ることができた。
ちょっと潮が速いっ!
タンク下の鼻先が珍しく流れていた。

ミドリイシサンゴのバンドルの状況もチェック。
テーブルミドリイシは全然産卵の気配は感じられなかったが、枝の長いミドリイシ(種未同定)がちょっと怪しい感じ。。。
相変わらずチョウチョウウオ類が群れてサンゴをつつく行動も見られず、全体的には産卵の気配が薄く感じた。
いずれにしても台風でこれからどんどん入れなくなってきそうな気もするが。。。(^^;)

あ。。。そうそうゴマモンガラが繁殖期に入った。
お宮前ではまだ卵を守っているようではなかったのだが、いつも同じ場所にいてそこを通る時はハラハラする。(^^;)
ちょっと近づこうものなら、ものすごい勢いで突進してくるのだ。。。(・・;)
こ、怖い。。。


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念願のアンボンスズメダイ!(^^)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃/28.2℃/28.2℃
【透明度】 20m/20℃/20℃
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:41-10:45/13:27-14:33/15:53-16:41
【潮まわり】 07:03 235cm 満潮 / 13:51 13cm 干潮 / 20:19 233cm 満潮 / 大潮(月齢:14.8)
【日の出・日の入】 日出05:26 日没19:21

今日は毎年恒例の屋久島ツアーを組んでくれる名古屋のダイビングスクール&ショップ evisさん一行様が来島。
台風の様子を見ながら早めに帰る事も念頭に入れてのツアーだ。

午後からの2本の前に昨日から滞在中の2人のゲストとお宮前に潜ったところ、念願のスズメダイに出会えた!!(^^)
アンボンスズメダイ!!
もちろん初記録!!

アンボンスズメダイ 前から(^^)
アンボンスズメダイ 前から(^^)
アンボンスズメダイ 後から(^^)
アンボンスズメダイ 後から(^^)

屋久島に来て間もない頃、アンボンスズメダイらしき魚を見かけたのだが撮り損ね、その後まったく出会うことなく今日に至るのだが、恥ずかしいのがGoogleで「アンボンスズメダイ」で検索するとその

アンボンスズメダイらしき個体を見つけた。
よく調べて後日報告しま~す!

という証拠写真もない僕のブログ記事が1ページ目に出てしまっている事だった。。。(^^;;
でも、今度こそバッチリ、ゲストに押さえてもらったから、これなら検索に出てしまっても恥ずかしくない!!(笑)

ただ。。。海外や西表で撮ったアンボンスズメダイと比べると臀ビレの先があまり黒くないなぁ。。。
幼魚はみんなこんな感じなのだろうか?

まぁ、いずれにしても早く僕も撮りにいかねば!!!(・・;)
台風で時化る前に。。。!!!

ハナゴンベ
ハナゴンベ
昨年はハナゴンベの当たり年で、そこらじゅうで可愛いチビが見られ、それぞれ無事に大きくなり、今年は浅場でもそこらじゅうでよく見かける。
昔からずっと数匹が群れていた場所でも、例年以上に数が増え華やかになった。

2本目は一湊タンク下へ。
この15日以降はミドリイシの産卵を狙っているので、日中のサンゴの様子やこれを食べるチョウチョウウオの様子なども観察したのだが、う~ん。。。何かまだ、怪しい感じがしない。。。
明日もチェックせねば。

ケラマハナダイの噛みつきあい!
ケラマハナダイの噛みつきあい!
3本目はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦ではオス同士の噛みつきあいが見られた。
たまに見かける光景なのだが、その場合は繰り返し噛みつきあい続けることが多いのだが、今回はすぐに止めてしまった。。。(・_・;


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連日、お宮前へ。。。

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.2
【水温】 25.8℃/27.1℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:02-11:03/13:00-14:04
【潮まわり】 10:54 36cm 干潮 / 17:48 206cm 満潮 / 中潮(月齢:10.8)
【日の出・日の入】 日出05:24 日没19:22

今日は昨日に続き長期滞在中のゲストNさんとMさんとのんびりダイビング。。。
お宮前はビーチからのエントリーが非常に難しいのでプライベートで入る事は稀。
なので、ここに連日潜るようになるとシーズン真っ只中!という感じがする。。。

今日はやや白く濁っている感じがしたけど、相変わらず気持ちのいい海。

ウルトラマンボヤ
ウルトラマンボヤ
群れるカゴカキダイ
群れるカゴカキダイ


ハナゴンベは今年さらに増えた
ハナゴンベは今年さらに増えた
海藻を食べるアオウミガメ
海藻を食べるアオウミガメ


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夏らしくなってきました~!!

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1
【水温】 26.9℃/27.3℃
【透明度】 40m/40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 12:38-13:38/15:02-16:08
【潮まわり】 09:51 51cm 干潮 / 16:49 194cm 満潮 / 若潮(月齢:9.8)
【日の出・日の入】 日出05:23 日没19:23

今日は午前中に体験ダイビングを行なった後、午後からガイドで2本。
今日もほんと潜っているだけで気持ちいい!

この青々とした南の島らしい水中になぜか、キタマクラの若魚が群れてる。。。(・・;)
今年の冬、突然、増え始めたキタマクラのチビたち。
昨年まではめったに見られなかった稀種だったのに、今や超普通種になりつつある。。。と数か月前のログにも書いたことがあったが、今、この時の連中が揃って成長しており、どのポイントに行っても3-4cmくらいの若魚が数十匹単位でそこらじゅうで群れている状態だ。
多分、その数は伊豆や串本、柏島などの温帯域の比ではないと思う。
実際、伊豆でガイドをしていた同業者が、「伊豆でもこんなに沢山群れているのは見たことがない」というくらいだから、それはそれは多いのだろう。(笑)

40mオーバーの青々とした海に一面キタマクラの若魚の群れが広がっていたらどうだろう?
「ここどこ??」
って思うに違いない。。。(・・;)


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やっぱり浅場でノンビリがいい。(^_^

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 27.5℃/27.5℃
【透明度】 40m/40m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:18-11:03/12:00-14:04
【潮まわり】 08:36 65cm 干潮 / 15:26 183cm 満潮 / 長潮(月齢:8.8)
【日の出・日の入】 日出05:23 日没19:23

今日も超常連さん2人と長時間ダイビング。(笑)
今日も水温&透明度、ともに最高の状態だ。
気持ちがいい♪

今日はビーチから2本タンク下へ。
そろそろピンテールが求愛しているのでは???という事で、リクエストに応じて沖の斜面に出たのだが、な~んも面白くなかった。。。(・・;)
今年はまだ25m以深に面白さを感じない。
なぜだろ?
何かイマイチなのだ。

特に発見もなく、スゴスゴと浅場に帰ってきてしまった。

ミスジスズメダイのチビ
ミスジスズメダイのチビ
ホタテツノハゼ
ホタテツノハゼ

2本目は浅場でのんびり&まったり♪
透明度がよくて明るい海ではこれが最高~!!!

やっぱり、今年は浅場でのんびり潜るのが面白いかも。。。

白くないオニダルマオコゼ
白くないオニダルマオコゼ
クラカケベラのチビが出始めた
クラカケベラのチビが出始めた


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イカの仲間の孵化

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:12-16:54
【潮まわり】 09:09 228cm 満潮 / 15:46 30cm 干潮 / 中潮(月齢:3.8)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

今日はゲストを送ったあと、午後から海へ。。。

セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
かなりの時間、先日、見つけたシャコガイの仲間に着くセホシウミタケハゼにはりついた。
不思議なもので先日の早朝時には6-7匹はいたセホシウミタケハゼが、今日は2匹しか見当たらない。。。
みんな産卵時以外はどこにいるんだ???
特にメスが見当たらないのが不思議。
どこから通ってくるのだろうか。。。?

ヒレナガスズメダイのチビが出始め
ヒレナガスズメダイのチビが出始め
最近の海の様子なのだが、水底は完全にミルに覆われている。
例年ならとっくに溶け始めていたりするのだが、今が最も元気な感じで、青々としたミルが覆い茂っている。
その合間にヒレナガスズメダイの極小チビが見られ始めた。
だいたい10匹くらいの群がりを作り、これがあちらこちらに見られる。
これも例年に比べて極端に遅い。(例年なら6月の風物詩)

また、コブシメの産卵がまだ続いている。
昨日、一昨日と産卵が見られているがピーク時よりも規模は小さい。

イカ類の孵化
イカ類の孵化
砂地で転石を引っくり返してハゼやスズメダイの卵を探していたら、何やらそうした魚たちよりも大きな卵塊が石の裏に着いていた。
じっと見てみると、卵の中では何やらイカの仲間が動いていた。。。
誰の卵だろ。。。と考えているうちに、突然、孵化が始まってしまった!!!
僕が石を引っくり返してしまったのが刺激になってしまったようで、次から次へと幼体が孵化していく。。。
あれよあれよという間にほとんどの卵が孵化してしまった。。。(・・;)

接写しようと焦ってカメラを向けたけど、時すでに遅し。。。
ピントを合わせる間もないくらいに次々ともの凄い速さで孵化してしまった!
その後は同じような卵がないか、近辺を探したけど見つからず。
これは誰の卵だろ???


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ま、マダイ???(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃/25.7℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 やや風波
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:28-11:30/13:10-13:55
【潮まわり】 08:23 234cm 満潮 / 15:05 15cm 干潮 / 中潮(月齢:2.8)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

今日は朝ものんびり出て、のんびり2本。。。
相変わらず天気もいいから、このペースで潜るのがいいなぁ。。。
ただ、風だけはここ3日間変わらず強く、一見凪ぎの一湊湾内も真ん中くらいまで出るとかなり水面は揺れてパシャパシャしてる。

マダイの若魚
マダイの若魚
ゲストの1人がなんと4年ブランクだった事もあり、ブイの下からゆっくり地を這って行くと。。。
うぉ~!!!!マダイ????(^^;)
汽水域では見たことがあったのだが、通常のダイビングポイントでの確認は初めて。
なぜこんなところに。。。(・_・;
いずれにしてもこれもキタマクラやカワハギ同様に国内の南限なのでは?
やはり温帯化が進んでいたか!(笑)

シャコガイの仲間に着くセボシウミタケハゼ
シャコガイの仲間に着くセボシウミタケハゼ
相変わらず、ここのシャコガイにはセボシウミタケハゼが沢山ついていた。
今日は産卵もしておらず、卵を守っている様子もない。。。
こいつらってほんと、卵を守らないよなぁ~(^^;;
噛みついてきてくれたら面白いのに。。。

ゼロ戦に着くフタイロの幼魚
ゼロ戦に着くフタイロの幼魚
2本目はゼロ戦へ。
昨日ほどは潮が速くはなかったが、時間と共に速くなってきて最後は結構流れていた。

しばらくはポイント全体にひろがっていたツバメウオがエクジット直前には大きな100匹くらいの群れになって水面直下にかたまってくれた。
今はだいたい昼過ぎの時間帯にかたまるみたい。


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潮速いです。。。!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 25.5℃/26.6℃
【透明度】 20m/25m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 11:14-12:18/14:08-14:59
【潮まわり】 06:56 231cm 満潮 / 13:46 5cm 干潮 / 大潮(月齢:0.8)
【日の出・日の入】 日出05:19 日没19:24

海はかなり良い海だ。
水底水温こそ25℃台になる事もあるけど(笑)、浅場は27℃近く暑いくらい。。。
青々とした夏の海は気持ちいい!!

今日は飛行機1便のゲストを待ってからの2本。
(早くスタッフが育ってくれれば。。。(・・;))

2本目で久しぶりにゼロ戦に行った。
この辺は昨日から潮が速いと聞いていたのだが、やっぱり速かった。。。(・・;)
水底を這いながらようやくゼロ戦に辿り着いた。

ゼロ戦にはこれまでここでは見られなかった魚が2種ついていた。
ウイゴンベとムスメベラ!
ムスメベラはゼロ戦に限らず、屋久島では初めて見たベラだ。
つまり初記録!
またまた温帯系の魚が流れてきた。。。(・・;)

フタイロハナゴイのチビも例年通り、沢山ついていた。
ただ。。。今年はやや遅く、数も少ない気がする。

初記録!ムスメベラ
初記録!ムスメベラ
初夏の風物詩フタイロハナゴイ(yg)
初夏の風物詩フタイロハナゴイ(yg)

今日のゼロ戦は潮が速かったからか、ツバメウオは砂の水底に横倒しで並んでいた。
このシーンはぜひともワイドで撮りたいなぁ。。。と日頃思っているのだけど、なかなかチャンスがない。。。

ゼロ戦で寝ていたアカウミガメ
ゼロ戦で寝ていたアカウミガメ
ゼロ戦では巨大アカウミガメが寝ていた。
昨晩、一湊の浜で産卵した子だろうか。。。?

シャコガキの放精
シャコガキの放精
エクジット間際の漁礁でシャコガキが放精していた!
付近にあるシャコガキがみな放精しているものだから、辺りは精子で濁って真っ白!
時間は14:30くらいから。
潮の速さも関係するのだろうか。。。?


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今度はタネギンポの婚姻色!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/春田浜タイドプール
【水温】 26.9℃/25.3℃/-℃
【透明度】 30m/25m/-m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:27-10:19/11:24-12:31/16:00-18:00
【潮まわり】 06:14 225cm 満潮 / 13:08 9cm 干潮 / 19:44 228cm 満潮 / 大潮(月齢:29.3)
【日の出・日の入】 日出05:19 日没19:24

梅雨が明けたというのに、今日の屋久島は朝から土砂降りの雨!
暖かくなったとは言え、やっぱり雨はちょっと憂鬱。。。

海の中は相変わらず高水温&高透明度なのだが、水面直下1mくらいは雨水がたまってちょっと濁り気味。
水中はちょっと暗い。。。

一湊タンク下ではよく出会うウミガメも、通常、お宮前では朝一じゃないとなかなか出会わない。
なのに、今日は2本目だというのに、アオウミガメを5匹ぐらい見かけた。

両ポイントともに、6月中旬まではアオサに覆われていたのに、今の水底はミルに取って代わった。
そしてキビナゴのチビがどちらのポイントでも大きな群れとなって、それを様々な魚たちが狙っている光景をよく見る。。。

ロウソクギンポはそこらじゅうで婚姻色&求愛
ロウソクギンポはそこらじゅうで婚姻色&求愛
普通に2本潜ったあとは、常連ゲストIさんのリクエストでタイドプールへ。

先日はタマギンポの婚姻色を初めて知ったのだが(⇒タテガミカエルウオ属の一種 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)、今日はタネギンポの婚姻色が分かった!(^^)

こちらはタマギンポと違って、眼上皮弁の形からすぐにタネギンポだとは分かったのだが、通常体色との大きな違いには驚いた!
周りには特にメスの姿は見られなかったので、求愛していたわけではないようで、どうも卵を守っているみたい。。。
しかし上から覗いても卵はまったく見えない。。。(・・;)

一応、シャッターは切ったのだけど、なかなか穴から出てこず、たまに出てきてもスグに引っ込んでしまう。
真上から巣穴を覗き込むとなぜか顔を出すのだが、その時は必ず通常体色になってしまう。
そしてまた離れて観察していると婚姻色に。。。(・_・;
その繰り返し。

とにかく全然撮れねぇ~
水もニゴニゴで状況が悪いし。。。
見苦しい写真で申し訳ないのだけど、こんな感じで体色変化するらしい。。。
(写真はすべて同一個体)

タネギンポの婚姻色
1. タネギンポの婚姻色
体色が冷めた状態
2. 体色がやや冷めた状態
ここまでくると完全にタネギンポ
3. ここまでくると完全にタネギンポ!

これももう少し水の良い、潮回りの良い時に撮りに来ねば。。。


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ヤクシマキツネウオの幼魚

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前
【水温】 27.0℃/25.7℃
【透明度】 30m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:03-14:52/16:04-16:37
【潮まわり】 05:32 218cm 満潮 / 12:29 18cm 干潮 / 19:09 219cm 満潮 / 大潮(月齢:28.3)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

梅雨が明けると同時に、海の中も夏っぽくなってきた。
水温はとうとう27℃台まで上がり、暑いくらい。
透明度もかなりいい状態だ。(^^)

今日は午後からガイドで2本。
何やら今日は港の中が緑色に染まっていて気味が悪い。。。
植物系のプランクトンが大量に溜まったかのような状態だ。

しかし、港の外に出ると一転して青く透明度の高い海!!
気持ちよく潜れた♪(^^)

お宮前では早くもヤクシマキツネウオの幼魚を見かけた。
例年なら7月後半くらいから目立ってくるのだが。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前Tagged with:

ホシカゲアゴアマダイ2匹がハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.8℃
【透明度】 40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 4:24-7:01
【潮まわり】 04:48 209cm 満潮 / 11:50 31cm 干潮 / 18:33 208cm 満潮 / 中潮(月齢:27.3)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

今日も早朝からジョーフィッシュのハッチアウトを狙った。
行ってみると巣穴のフタはすでに開いていたのだが、巣穴の主はまだ引っ込んだまま。
4:39にようやく顔を出し注意深く辺りを伺ったあと、4:40には卵を口いっぱいに抱えて出てきた。。。
今日は早めに現場に到着し、構図や露出なんか決める時間もあり、かなり余裕がある。(笑)

ジョーフィッシュのハッチアウト
ジョーフィッシュのハッチアウト
その後、3分くらいはたま~に1-2匹づつ孵化する稚魚もいたけど、基本的には口の中で卵を転がしているだけ。
4:43を過ぎた辺りから孵化する稚魚が増えてきて、約40秒くらいでほとんどの稚魚を孵化させた。
今日は少しづつ孵化していく感じ。。。
そこから5分くらいかけて残りのなかなか孵化しない稚魚を孵化させて日の出40分前の4:48過ぎにはすべてのハッチアウトが終わった。

所要時間8-9分。
今日はピークが長かった。。。30秒以上はあったような。。。(いつもは12-13秒くらい)

ちなみに今日は妙に早く孵化してしまったのだが、これは多分、僕のせい。。。
構図を決めたり、カメラのストロボの位置を直したりするために、かなり早くからライトをガンガンに炊いていたからだと思う。

海の中は日の出前から明るい。
だいたい日の出の30分くらい前の「市民薄明」の時間くらいから明るさを感じ始める。
ちょうど、その時間の頃にハッチアウトしている子が多い事から、やつらは多分、微妙な明るさをハッチアウトの目安にしているのだと思う。

実は今日ハッチアウトしたのはこいつだけではなかった。

巣穴から稚魚が噴き出てる。。。(・・;)
巣穴から稚魚が噴き出てる。。。(・・;)
今朝2匹目のハッチアウト!
今朝2匹目のハッチアウト!
前々回(6/18)にハッチアウトを観察したオス(⇒無事、ジョーフィッシュの今季初ハッチアウト! | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)はその日の午後には産卵してまた新たな卵を咥え始めたのだが、そいつはその後、まったく卵を咥えてくれないため、全然卵の成熟具合を確認できなかった。
早朝なら咥えているかも。。。と思い行ってみると、な、な、なんと!巣穴のフタが開き、そこから稚魚が噴き出ているではないか!!!(・・;)
そう、オスが咥えて外に出てくる前に孵化が始まっちゃったのだ。。。(笑)

しばらくすると、慌てて卵を咥えて出てきた。(4:53)
そこから13秒くらいで一気にほぼすべての稚魚を孵化させてしまった!!
このペース(最初の数秒でピークに達する)でハッチアウトさせるのは、このオスの前回のハッチアウトの時と同じ。

その後はなかなか孵化しない子の追い出しに4:56くらいまでかけていた。
総所要時間はたった3分くらいだった。

産卵から孵化までは11日間だった。(水温は24-25℃くらい)

明るくなってからは浅場をフラフラしていたら、ようやくシャコガイの仲間にセボシウミタケハゼが着いているのを見つけた!!
屋久島にはシャコガイの仲間はとても多く見られるのだが、これまでそこに何かが着いているのを見たことがなかった。
ところが、5月に遊びに来たゲストの写真にシャコガイの仲間に乗るセボシウミタケハゼが写っていて、「これどこで撮ったの~!!!」と場所を追及したのだが、なんとなくしか場所が分からず、その後はずっと探し続けていた。。。(笑)
それがようやく分かったのだ。

見ると1匹どころではなく、小さなシャコガイに6-7匹は着いていてビックリ!
さらによくよく見てみると。。。うぉ~!!!産卵してるぅ~!!!!

オス同士のケンカ
オス同士のケンカ
産卵中。。。
産卵中。。。

興奮するオス
興奮するオス
オスが2匹、メスが4-5匹ついていて、オス同士は頻繁に喧嘩し、強い方のオスは貝の外側に産卵床を構え、メスを3匹引き連れて産卵させていた。
産卵中はもう1匹のオスが頻繁に割り込んできて、その都度喧嘩になる。。。

最初はこのシャコガイの美しい模様をバックにセボシウミタケハゼを撮りたかっただけなのだが、それどころではない!!
その後はずっとこの産卵を観察していた。(笑)
何かヘビギンポ類の産卵に似ている。。。

シャコガイとセボシウミタケハゼ その1
シャコガイとセボシウミタケハゼ その1
シャコガイとセボシウミタケハゼ その2
シャコガイとセボシウミタケハゼ その2
最後に数枚、”夢にまで見た(笑)”シャコガイ背景のセボシウミタケハゼを何枚か。。。でも、何かイマイチ。。。(・・;)

週が明けたら、もう一度、来よっと!(^^;)


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真っ赤なカエルウオ

【ポイント】 一湊タンク下No.1/春田浜タイドプール
【水温】 25.7℃/30.0℃超
【透明度】 30m/-m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 4:24-6:24/14:30-17:00
【潮まわり】 04:02 200cm 満潮 / 11:10 46cm 干潮 / 17:55 195cm 満潮 / 中潮(月齢:26.3)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

また快晴の1日!
いよいよ本格的な夏の到来!!と思っていたら、今日、九州南部の梅雨が明けた。

昨日、たまたまジョーの巣穴を覗いたら、今にも孵化しそうな卵をいっぱいに抱えた子がいたので、今朝は急遽、早朝エントリーした。
今度はハッチアウト前に少しでも余裕ができるようにと、10分早く起きてスタンバイ。
しかし、待てども待てどもジョーの巣穴は開かず、日の出時間の5:18をゆうに過ぎてしまった。。。(^^;)
明日だったか。。。

その後、1時間くらいブラブラしていたら、妙なタテガミカエルウオの仲間を見つけた!

タテガミカエルウオ属の一種
タテガミカエルウオ属の一種
真っ赤な体色に目力のある(笑)カエルウオ。。。
直感でこれは撮り逃がしたらマズイ!と感じ、慎重に遠くから徐々に近づきながら撮影。
警戒心は他のタテガミカエルウオの仲間同様に強く、スグに水底にある亀裂(穴)の中に入ってしまった。
帰ってから調べてみると、阿嘉島・オケアノスの森山さんが10年以上前にパラオで撮ったタテガミカエルウオの仲間(http://bit.ly/lvNiCD)がまさにそれだった。
いずれにしても未記載か、日本初記録か。。。国産のカエルウオの仲間にはどれも当てはまらない気がする。。。

午後からは春田浜のタイドプールへ行った。
今年はロウソクギンポのハッチアウトも見たいと考えていて、その下見。
潮が満ち始めてかなり経っていたので、沖側のタイドプールはほぼいっぱいに満ちていて、海は時化気味だったので近寄れず。。。
手前にわずかに残っていた潮だまりに入った。
干潮時からずっと隔離されていた潮だまりはメチャクチャ濁っていて、水温も高くお風呂状態。。。(・_・;

巣穴には卵がビッシリ!
巣穴には卵がビッシリ!
ロウソクギンポは思い切り繁殖期に入っていた。
そこらじゅうで独特の求愛(巣穴から上下動しながら踊る)が見られたが、実際に産卵しているペアは見つけることができなかった。
割と広めの巣穴を覗いてみると、穴の中にビッシリ卵が産みつけられていた。
たまたま覗いた巣穴の卵はすでに稚魚の目玉がクッキリ出ていて、もう明日にでも孵化しそうな卵だった。
う~ん。。。明日の早朝はロウソクギンポに切り替えるか、予定通りジョーのハッチを狙うか悩む。。。

タマギンポの婚姻色
タマギンポの婚姻色
他にもシマギンポやクモギンポなどが卵を守っていたり、求愛らしき行動が見られたりと、どのカエルウオの仲間も繁殖期に入っている事が分かる。
そこに見慣れないカエルウオの仲間が。。。(・_・;
鼻先だけが真っ黒く、顔は白く黒い点々が散在。。。
なんじゃこりゃ!!!新種???と一瞬思ったけど、しばらく観察していると、それはタマギンポの婚姻色だった。
タマギンポの通常時の体色はこれ⇒タマギンポ通常時の体色

ずっと観察していたら、体色が色褪せてきたので分かったのだが、ずっとこのままだったらとてもタマギンポだとは思えない。。。(^^;)

色褪せるとまずは鼻先にも点々が。。。
色褪せるとまずは鼻先にも点々が。。。
ここまで褪せるともうタマギンポ!(笑)
ここまで褪せるともうタマギンポ!(笑)

そのままずっとこいつを観察していたら、メスが通りかかるたびに頻繁に巣穴から出て求愛のダンスを踊る。
ロウソクギンポと違って、外に思い切り出ての求愛がメインだ。
そのうちにメスのゲットに成功して、産卵が始まった!!
時間的には3-5分くらい。
メスが巣穴に入って、ある程度卵を産みつけると、今度はオスが入って精子をかける。
たまに一緒に入ったりもするが、巣穴が狭いからかスグにオスは出てきてしまう。。。

産卵中のメスと興奮気味のオス
産卵中のメスと興奮気味のオス
巣穴に2匹で入り込み産卵
巣穴に2匹で入り込み産卵

今度はもう少し透明度のいい潮の引き際に来ようか。。。
今日は完全にタイドプールに行く時間を間違えた!(ーー;)


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カ、カワハギ。。。??(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃/25.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:18-12:26/15:18-16:00
【潮まわり】 10:26 61cm 干潮 / 17:11 181cm 満潮 / 若潮(月齢:25.3)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

今日も午後からゆっくり海へ行く予定だったのだが、急きょ、午後から島民ゲストの予約が入ったので、急いで午前中に潜りに行った。

コガネスズメダイの卵守り
コガネスズメダイの卵守り
最近、僕の中で「卵」がマイ・ブームだ。
特にスズメダイ類の卵や繁殖形態の違いが面白いと感じ、屋久島で見られるすべてのスズメダイ類の卵と産卵場所、産卵方法を少しづつ調べている。
当然、卵とそのスズメダイのセットで写っている写真も撮るわけだが、難しいのが卵が小さく、産卵床の下地と同化してしまう連中。
その代表格はコガネスズメダイやミツボシクロスズメダイだ。

彼らの卵は遠くから見るとワタ状に見え、近づいても目を凝らさないと微小な卵は見えてこない。。。
なので、見て卵だと分かるようにその親とセットで撮る場合、接写で、かつ親と卵が最も近づいた瞬間を撮らないとならないから難しい。(笑)

この写真の下の方に写っているグレーの卵。。。分かるだろうか?(^^;)
ヒマワリスズメダイの卵も撮って比較しようっと。。。楽しみ(*^^*)

オグロトラギス
オグロトラギス
砂地にいたいつものオグロトラギス。。。何か変。。。
オグロトラギスに見えないのだ。(笑)
背びれは黄色く、全体的に色合いがおかしい。

しばらくすると何がおかしいのかようやく分かった。
顔の斑点が逆なのだ。
通常は顔は白地に茶色い点々が散在するのだが、この子は逆!
白い斑点が散在していたのだ。

求愛時でもこんな体色は見たことが無かったので思わず何枚かシャッターを切ってしまった。
どうしちゃったんだ???こいつ。。。(笑)

カワハギ?
カワハギ?
エクジット間際にヤバイ魚を見てしまった。。。(・_・;
カワハギ!!!
もちろん、屋久島ではめったに見られない温帯種で、僕自身は初めてかも。。。
つまり初記録!(笑)

今年はこれまた屋久島では珍しいはずのキタマクラが大量発生中で、さらにカワハギまで出てしまうと、次はヤマドリか?と期待してしまう。。。じゃなくて(笑)、屋久島の温帯化が現実味を帯びてきたような気がしてちょっと寒くなった。。。(・・;)


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ようやくセホシサンカクハゼの卵を見つけた。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:18-16:49
【潮まわり】 09:34 76cm 干潮 / 16:15 167cm 満潮 / 21:18 130cm 干潮 / 長潮(月齢:24.3)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

今日は午後から1人で海へ。。。
今日も海はベタ凪ぎなのに、水中は大きくウネリがある状態。
典型的な台風ウネリだ。
でも、昨日よりはマシなのかな。。。
何か小さな動かないものを撮っていると、レンズの前を切れて散ったアオサがチョロチョロ横切るのがウザい。(笑)

セホシサンカクハゼの卵守りを観察。
伊豆や伊豆大島、柏島などの温帯域ではよく観察されているようで写真や動画も多いのだけど、屋久島では同様に普通種でもあるにも関わらず、僕はまだ見たことがなかった。。。(・・;)
それはきっとこのハゼをこれまでよく見ているようでちゃんと見ていなかったのだろう。
普通種だからこその見落とし。。。

セホシサンカクハゼの卵守り
セホシサンカクハゼの卵守り
5月くらいから知り合いの同業者のブログにこのセホシサンカクハゼの卵守りの写真が出ているのを見て、屋久島でも始まっているかな。。。とずっと探していたのだが、ようやく見つけた。。。(遅っ!(・_・;)
砂地と岩場の際にある石の裏(天井)に卵を産みつけ、それを守っていた。
覗き込むと、卵を守っていた親は心配そうに警戒。。。
卵と親の目にピントが合うようにいろいろな角度から撮影していたら、かなり長く粘ってしまった。。。(・・;)

すでに卵はかなりの透明感があり、稚魚の目玉もクッキリ!
今晩にでもハッチアウトしそうなプルプルな卵だった。

新たな卵を咥え始めた
新たな卵を咥え始めた
もうすぐ孵化か?
もうすぐ孵化か?
定点観察中のカスミヤライイシモチとアオスジテンジクダイをチェック。
先日、ハッチアウトを逃し、次の日の日中にはなぜかハッチアウト済みだったカスミヤライイシモチが新しい卵を咥え始めた。
産みたての卵は白く、まだ稚魚の目玉も出ていない状態。。。

アオスジテンジクダイはそろそろハッチアウトしそうな感じ。。。
どうしようか。。。狙おうか。。。大きいから絵になるだろうな。。。

セボシウミタケハゼの産卵サイクルは早い
セボシウミタケハゼの産卵サイクルは早い
セボシウミタケハゼはまた新しい卵を守っていた。
彼らの産卵サイクルは他の魚に比べてメチャ早い。
今度は産卵を見たいなぁ。。。


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台風うねり

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃/24.8℃/24.9℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:59-11:38/14:36-15:23/16:12-16:43
【潮まわり】 08:31 88cm 干潮 / 14:54 158cm 満潮 / 20:00 124cm 干潮 / 小潮(月齢:23.3)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:23

今日は地元ゲストのOW講習。
台風5号が近づいている。
風が朝から強いのだが、南の風なので一湊湾内はいつも以上にベタベタに凪ぎている。
しかし入ってみると、水底はかなりの底ウネリ!
最近、アオサに変わって増えてきたミルが舞ってる。。。
いや~池のようにベタ凪ぎなので、さすがにここまでうねっているとは思わなかった。
典型的な台風ウネリだ。

さすがにウネリのある海での講習は辛い。。。(・・;)


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ヒレナガスズメダイ、卵の成熟過程

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 14:05-16:42
【潮まわり】 07:23 96cm 干潮 / 13:16 156cm 満潮 / 18:50 111cm 干潮 / 小潮(月齢:22.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日も快晴!!
うだるような暑さだ。。。今日も焼ける。。。
暑いのでこれからの時期は早くエントリーしたくて、ウェットスーツを着たり、器材をセッティングする時間が辛い。。。(・・;)

午後から海へ。
まずは昨晩ハッチアウトしなかったスダレヤライイシモチをチェック。
何とすでにそのオスの口の中には卵は一切なかった!!(・・;)
という事は、あのあとハッチアウトしたのか、それとも孵化の時間は早朝???
キンセンイシモチのハッチアウトを20:00くらいに見ているので、勝手にこいつらも同じような時間帯にハッチする。。。と勝手に思い込んでいたけど、早朝孵化の可能性も強いかもしれない。。。(ーー;)

その後、昨日ハッチアウトしたヒレナガスズメダイの産卵床をチェックしたら、まだ新しい卵は産みつけられていなかった。
あらためて、このウスサザナミサンゴの裏側に産卵床を持ったオスを片っ端から見ていったら、様々な卵の成熟過程が見られて面白かった。

1. 産みたての卵はオレンジ色
1. 産みたての卵はオレンジ色
そのうち1カ所では今まさに産卵が行われていて、産みたての卵も見ることができた。
産みたての卵は一様に綺麗なオレンジ色で、グミみたい。。。(笑)

2. 目玉が出てきた。まだ黄色い部分あり
2. 目玉が出てきた。まだ黄色い部分あり
そのうちにオレンジ色の部分は少なくなってきて、稚魚の目玉が見え始める。
白い部分は白化したサンゴ。
ヒレナガスズメダイはどうもあらかじめ産卵床にする場所のサンゴを殺し、そこに卵を産ませるようだ。
ウスサザナミサンゴにある産卵床はどこもそんな感じで、周囲は白く白化していた。

3. 稚魚の目玉がクッキリ!でも黄色い部分はまだ残る
3. 稚魚の目玉がクッキリ!でも黄色い部分はまだ残る
もうかなり卵が銀色になった産卵床も何か所か見られた。
複数のメスに卵を産ませ、様々な成熟過程の卵がパッチ状に点在するセダカスズメダイなどとは違い、ヒレナガスズメダイは1匹のメスが産んだ卵を孵化まで守るようだ。
産卵床にあるすべての卵がみんな同じ成熟過程だ。

4. 今晩にもハッチアウトしそうな卵
4. 今晩にもハッチアウトしそうな卵
今晩にもハッチアウトしそうな卵も1カ所あった。
もう黄色い部分は完全になくなり、透明感がある卵に目玉だけが見える。
そして今にも落ちそうなくらい熟していて、付近をオスが通るたびに揺れる。

屋久島の-10m以浅にはヒレナガスズメダイと勢力を二分するのがルリホシスズメダイだ。
こいつらも繁殖期に入っていて、そこらじゅうで卵を守るオスを見かける。

1. ルリホシスズメダイ、産んで間もない卵
1. ルリホシスズメダイ、産んで間もない卵
2. ルリホシスズメダイ、孵化間近の卵
2. ルリホシスズメダイ、孵化間近の卵

気性の荒さはヒレナガスズメダイより凄くて、産卵床の上を通るとガンガン、ダイバーに噛みついてくる。
割と大人しく逃げてしまうヒレナガスズメダイとはえらい違いだ。

違うのはその気性だけでなく、卵もまったく違う。
体の大きさはあまり変わらないのに、ルリホシスズメダイの卵はヒレナガスズメダイよりも一回り小さい。
ヒレナガスズメダイの卵は産みたて状態では綺麗なオレンジ色なのだが、ルリホシスズメダイの卵はかなり地味。。。

下写真はヒレナガスズメダイの産みたての卵と孵化間近の卵。

ヒレナガスズメダイ、孵化寸前の卵
ヒレナガスズメダイ、孵化寸前の卵
ヒレナガスズメダイ、産みたての卵
ヒレナガスズメダイ、産みたての卵

真上から撮りたいのだが、ヒレナガスズメダイは奥まったカメラが入らないような隙間の壁面や天井に卵を産むので、真上からの写真は自然状態ではほぼ無理!(笑)
最短まで寄る事さえままならないくらい狭いところに産卵床を形成する。

今まさにヒレナガスズメダイは繁殖のピークに差し掛かっている。。。


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ヒレナガスズメダイの卵がハッチアウト

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.0℃/25.2℃/24.3℃
【透明度】 30m/30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:45-12:00/13:46-14:15/19:13-21:30
【潮まわり】 06:19 100cm 干潮 / 11:52 165cm 満潮 / 17:57 95cm 干潮 / 小潮(月齢:21.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日も快晴!
気温もグングン上がって、もう真夏のような1日だった。
今日は1日体験ダイビングだったので1日海にいたのだが、かなり焼けた。。。
天気も海況も最高のコンディション。
1本目は通常通り、元浦へ。
午後からはゲストの希望で珍しくボートで体験ダイビングをした。

体験ダイビングでハッチアウトを狙っているカスミヤライイシモチの咥える卵をチェックすると、何かかなり怪しい感じ。。。
今晩にもハッチアウトしそうな状況。

今日の卵の状態
今日の卵の状態
という事で、夕飯を食った後、一応これを見に行った。
前回のターゲット・オスが暗くて見つからなかったという反省から今日はまだ明るいうちにエントリー。
ターゲット・オスはすぐに見つかり、これをずっと観察。。。
どんどん暗くなっていくなか、見失わないようにと目が離せない。。。(・・;)
エアーがなくなるまでの約2時間の間、ずっとこいつのストーカーに徹した。(笑)

途中でウスサザナミサンゴの裏側にヒレナガスズメダイの産卵床を発見。
卵は完全な銀色で今にも落ちそうなくらいギンギンに熟していた。
卵を守るオスも近づくカスミヤライイシモチを警戒している。。。
この時点では不覚にもこのヒレナガスズメダイの卵は孵化寸前であったことには気づかなかったのだが、その10分後に気になって再び産卵床を覗いてみると。。。
うわぁ~!!!!ハッチアウトしちゃった!!!!

そう。。。ヒレナガスズメダイの卵は目を離したわずか10分くらいの間にすべて孵化してしまったのだ。
カメラのEXIFを見ると最後にこの産卵床を撮影したのが19:54。
その後、すべて孵化済みの産卵床を確認したのが20:04。
つまり20:00前後に孵化したのだった。。。
この時間帯に孵化するのは他のスズメダイたちもそうなので、容易に想像はできたけど、一応初確認。
というか実際に孵化するところは見ていないのだけど。。。悔し~(・・;)

孵化寸前の鈴なり卵
孵化寸前の鈴なり卵
一気に孵化してしまった産卵床
一気に孵化してしまった産卵床

しかし、あの孵化寸前の鈴なり状態の成熟卵は凄かったなぁ。。。

昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床
昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床
一応、帰りに昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床もチェックしておいた。
もう稚魚の目玉が見え始めた。
最短まで寄ってじっくり撮影したいのだけど、ウスサザナミサンゴの裏側の産卵床は観察が難しい。。。(^^;)

ヒレナガスズメダイの産卵床というと、岩の裏側がスタンダードだとばかり思っていたのだけど、よく見るとウスサザナミサンゴの裏側って結構ヒレナガスズメダイの産卵床が見られる。。。

で結局、カスミヤライイシモチはどうなったかというと、21時20分くらいまで粘ったけどハッチアウトはしなかった。(ーー;)
う~それだったら、ヒレナガスズメダイの孵化をずっと観察していれば良かった。ガッカリ。。。


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またジョーのハッチアウトを観察。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.9℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 04:29-7:18
【潮まわり】 05:23 101cm 干潮 / 10:49 179cm 満潮 / 17:14 76cm 干潮 / 中潮(月齢:20.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

2回目のジョーのハッチアウト観察。
前回は思わずハッチアウトの瞬間に逆方向を向いてしまい、写真的には不満の残る結果に。。。
それもギリギリの時間にエントリーして余裕がなかった事が敗因だと感じ、今日は前回よりも約10分早くエントリー。
ただ、今日は久しぶりの快晴で、前回は4:30前後の時間は真っ暗だったのに、今日は結構明るい。。。
これはちょっと早くハッチアウトしちゃうかな。。。と焦ったのだが、その通りだった。(・_・;

4:41卵を咥えて顔を出すジョー
4:41卵を咥えて顔を出すジョー
今日は4:41には早くも卵を咥えて外に顔を出してきた。。。早っ!(・_・;
そこからが長かった。。。最初の稚魚が飛び出たのが4:46:46(46秒⇒これ大事)。
実に5分くらい卵を咥えたまま口の中でパフォパフォやっていた。

ピークの時間は10-12秒くらい
ピークの時間は10-12秒くらい
最初の稚魚が飛び出してから15秒くらいは少しづつ孵化していったのだが、孵化ピークは4:47くらいからたった10-12秒程度。
この間に一気に80%くらいの稚魚が孵化して旅立ってしまった。。。
その後は残りのなかなか孵化しない連中をオスは必死に吐き出そうとする行動がしばらく続いた。。。
4:53くらいにはすべてのハッチアウトを終え、やはり卵のカスだけがオスの口の中に残った。
今回もハッチアウト自体は6-7分くらい続くのだが、絵になる(見応えがある)のは最初に訪れるピークの10-12秒くらいの間だけだと感じた。

な、なのに。。。(ーー;)
帰ってから写真を一通り見てみると、ピークの10-12秒間の写真だけがほとんどピントがきてな~い!!!(-o-;
もしくは寄り過ぎて卵が画角からはみ出てるし。。。
う~ん。。。興奮するとダメみたい。。。勝負所に弱い僕の性格が出てしまう。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまたトライしなきゃならねーのか。。。もう早朝はかなりツライ。(・_・;

新たな卵を咥え始めたオス
新たな卵を咥え始めたオス
ジョーのハッチアウトが終わった時点であまり満足いく写真が撮れず落胆していたため、そのままエクジットしようかと一瞬思ったけど、またテンジクダイ類の抱卵だけはチェックしようと水深を下げた。
気が付いたら、ズルズルといつも通りエアが無くなるまで潜ってた。(笑)

一昨日にハッチアウトを終えたと思われるスダレヤライイシモチのオスがまた新しい卵を咥え始めた。
昨日の午後は咥えていなかったので、夕方から今朝にかけて産卵&抱卵したように思う。
お腹が大きかったのが印象的で、多分また一仕事(抱卵)行う前に食いだめしたのではないだろうか。。。?

今日中に産卵しそうなキンセンイシモチのペア
今日中に産卵しそうなキンセンイシモチのペア
近くではメチャクチャ怪しいキンセンイシモチのペアが今日中に産卵しそうな感じだったので、後半はこれをずっと監視してた。
メスの方が積極的で盛んにオスを誘っている。。。(^^;)
お腹は大きいのだけど、まだ産卵管も出ていないし、この1本では厳しいかな。。。とは思ったけど、動きが面白くてずっと見てた。
オスは口をパクパクさせてウォーミングアップ。。。
そういえば、キンセンイシモチの産卵写真ってまだ撮ってないなぁ。。。

ヤライイシモチの抱卵
ヤライイシモチの抱卵
近くには抱卵中のヤライイシモチのオスがいた。
口の中を覗いてみるとすでに卵にバッチリ稚魚の目玉が見え、今にもハッチアウトしそうな段階だった。

同じく昨日の写真のスダレヤライイシモチはまだ卵を咥えていた。
こいつも今晩、孵化しそうだぁ。。。どうしよう。。。

結局ナイトには行かなかった。(・_・;
いや、何か疲れてる俺。。。(笑)

ヒレナガスズメダイの産卵床
ヒレナガスズメダイの産卵床
ウスサザナミサンゴの裏側にヒレナガスズメダイが卵を産みつけて守っていた。
すでにヒレナガスズメダイは5月の中旬くらいから産卵期に入っていて、今や至る所で卵を守ったオスの姿を見かける。
まだ幼魚は未確認だが、そろそろ出てきてもいい頃。
幼魚が見られだすと屋久島の夏ももうスグだ。


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カイメンヤドリエビ

【ポイント】 ヨスジ漁礁/一湊タンク下No.1
【水温】 23.7℃/24.0℃
【透明度】 20m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:48-11:53/13:29-15:04
【潮まわり】 04:33 101cm 干潮 / 09:59 194cm 満潮 / 16:36 56cm 干潮 / 中潮(月齢:19.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

屋久島は北半球一のアカウミガメの産卵地だ。
まさに今がそのピークで一晩に50-60匹のアカウミガメが上陸し、産卵する。
普段、海の中で見られるウミガメはアオウミガメばかりなのだが、この時期ばかりは海の中で頻繁にアカウミガメに出会う。
永田のヨスジ漁礁というポイントは屋久島最大のウミガメ産卵地であるいなか浜から近く、日中ここは産卵に疲れたアカウミガメたちが沢山寝ている。
これを狙って、今日は永田へ。
本来はボートポイントなのだが、ゲストもいないのにボートを使うわけにもいかず、えっちらおっちらビーチから泳いだ。(笑)

なのに!!!!
カメラのオートフォーカスを切り替えてなかった!!!(僕のD300は外部から切り替えができず、トキナーの10-17mmだとマニュアルも利かない。。。)
でも、いいんだ。。。漁礁には2匹くらいしかアカウミガメはいなかった。(不幸中の幸い?)
途中でさらに2匹くらい見たけど、置きピン状態のカメラでは何もできず。。。早々にエクジットした。(ーー;)

ヨスジ漁礁も全然ぱっとしない日もあったりするから、行くのも考えちゃうなぁ。。。遠いだけに。。。(-o-;

そのまま午後から残タンクで一湊タンク下へ。
ゲストがいないのに2本も潜るのは気が引けたけど、残タンクを残しておいても仕方がない。。。
ジョーの卵の状態とスダレヤライイシモチの卵の状態だけチェックしに行った。

昨日、間違えたオス
昨日、間違えたオス
やっぱり、ハッチアウトを狙っていたオスはもう孵化してしまったようで、口も小さくなっていた。。。(ーー;)
代わりに昨日のナイトで間違えてしばらく撮り続けていたオスの卵がかなり成熟してきていた。
この手のテンジクダイの卵は成長が早い気がする。

カイメンヤドリエビ
カイメンヤドリエビ

カイメンヤドリエビを初記録。
最初はクシノハカクレエビやザラカイメンカクレエビだと思っていたら出てきた子はモヒカン頭!(笑)
額角がかなり大きくしっかりしている。。。
散在する黄色い点々も綺麗だ。

そろそろハッチアウトしそうだなぁ。。。と思っていたジョーの巣穴を覗いてみると、もうギンギンに銀色の目玉がクッキリしていて、透明感も強かった。
このオスは全然、口に卵を咥えてくれず、ずっと巣穴の奥に卵を置きっ放しだったのだが、とうとう咥えてくれた。
もう卵はかなり成長していて、口から溢れんばかり!

う~ん。。。これは明日の早朝は一応、行っておいたほうがいいかな。。。(・_・;


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あれ??いない!!!(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 23.1℃/23.6℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:18-16:30/19:41-21:38
【潮まわり】 05:23 197cm 満潮 / 11:29 82cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

今日は午後から海へ。
いくつか課題があったのだが、それらを済ませ、浅場で最後の課題であるスダレヤライイシモチ&アオスジテンジクダイの卵調査。
今にも孵化しそうなやつがいたら、今晩狙ってみようかと。。。(^^)

卵をくわえたアオスジテンジクダイのオス
卵をくわえたアオスジテンジクダイのオス
キンセンイシモチなどはもう卵がかなり透明感があって、稚魚の目玉もよく見える卵を咥えたオスがそこらじゅうで見られる。
でも、できれば写真映えしそうな大型テンジクダイのハッチアウトが希望。。。(笑)
そうなると、屋久島ではスダレヤライイシモチかアオスジテンジクダイかヤライイシモチかリュウキュウヤライイシモチか。。。その辺。
そんな中でも顔周辺の色彩が派手なアオスジテンジクダイか、鋭い牙が魅力的な(笑)スダレヤライイシモチのハッチアウトがいいのだけど。。。

アオスジテンジクダイは産卵直後だと思われる綺麗な赤い卵を咥えた子がいたのだが、孵化間近な子は浅場には見られなかった。

孵化間近??スダレヤライイシモチの抱卵
孵化間近??スダレヤライイシモチの抱卵
先日、撮影したスダレヤライイシモチ(⇒外した。。。(・_・; | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)をチェックしてみると、かなり卵は成熟してきていて稚魚の目玉も大きくなり、卵もかなり透明感が。。。
前の写真と比べてみても、その成熟ぶりがよく分かる。
これは絶対に今日ハッチアウトするに違いない!!!と思い、急遽ナイトをする事にした。

別のスダレヤライイシモチ
別のスダレヤライイシモチ
日没とともに入りたかったのだが、家でウダウダし過ぎて、エントリーは日没後25分くらいを経過した頃だった。
すぐに例のスダレヤライイシモチの元にダッシュ!!
まだ卵を咥えているようなので、ハッチ前の彼を撮影しながら待つことに。。。
「なんか卵の量感というかボリュームが少ないなぁ。。。」とは思っていたのだが、それが昼間見た子とは別の子である事に気づいたのはかなり経ってからだった。。。(・・;)
そもそも卵の成熟っぷりが全然だし、いる場所がずれてる!!!
そう違うオスを追っていたのだった。。。
気づいた時にはすでに20:00をゆうにまわってしまっていた。

そこから例のオスを探したのだが、見つからない。。。
もしかしたら、もうハッチアウトしてしまったのかもしれない。
う~もっと明るい時間にエントリーしてちゃんと確認した上で観察すれば良かった。。。はぁ(ーー;)

アオリイカの若齢個体
アオリイカの若齢個体
夜の水中ではアオリイカの子供が至る所で見られ、捕食行動らしきものもよく見られた。
何か魚を咥えている子を探しまくったが、見当たらない。。。
ナイトなら気合入れて探せば、捕食中のアオリイカが見れるかもしれない。
そして昼間は逃げまくるアオリイカの子たちも、夜の海の中では全然逃げなくて撮影しやすいのがいいっ!
アオリイカの捕食だけを狙ってのナイトも面白いかも。。。(^^;)

ハナキンチャクフグの目玉
ハナキンチャクフグの目玉
ナイトは魚たちが寝ているので、昼間は絶対に撮れないような絵が撮れるのも面白い。
ハナキンチャクフグも普段から動きが鈍いとは言えども、さすがに最短まで寄って目玉のどアップは撮れない。。。(笑)

サメハダヤドカリのイソギンチャク取り
サメハダヤドカリのイソギンチャク取り
エクジット直前にサメハダヤドカリの面白い行動が見られた。
他のヤドカリの貝殻に着いたイソギンチャクを剥がして奪っていた!!
一見、引きちぎっているようにも見えたのだが、良く見ると驚くほど綺麗にイソギンチャクを剥がし取っていた。
それを自分の貝殻に着けるところまで見たかったのだが、エア切れ。。。(・_・;
う~!!!!!これは絶対に最後まで見たかった!!!!

でも貝殻ごと奪うわけではないんだ。。。なるほど。


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クマノミの産卵観察

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 23.1℃/24.3℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:25-10:59/11:28-13:27
【潮まわり】 08:32 219cm 満潮 / 15:20 20cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も超常連ゲスト2人と2本。
1本目は沖に出て昨日同様に卵探し。(笑)

コガネスズメダイの卵守り
コガネスズメダイの卵守り
口内保育中のアオスジテンジクダイ
口内保育中のアオスジテンジクダイ
昨日は卵は見られなかったコガネスズメダイの産卵床に一斉に卵が産みつけられていた。
面白いのが、周辺のコガネスズメダイはすべて同じ日に産卵をして、一斉に卵を守る事。
今日はそこらじゅうにコガネスズメダイの卵守りが見られた。

ミツボシクロスズメダイもこれと繁殖生態が似ているのだが、今日は産卵が至る所で見られた。
ワタワタしている卵自体もコガネスズメダイとミツボシクロスズメダイとではよく似ている。

テンジクダイ類もそこらじゅうで口内保育が見られた。
テンジクダイ類の中でも最も早くから繁殖期に入っていたアオスジテンジクダイもまだまだ卵を咥えている個体が多い。

1本目の帰り道、エントリー口近くのクマノミ夫婦がイソギンチャクを噛みついてどかし、産卵床を綺麗に掃除していた。
これはまもなく産卵するに違いない!!と感じたのだが、エアーも残り少なく断念。。。

ゲストのリクエストもあって、クマノミ産卵狙いで水面休息もそこそこにスグに2本目エントリーした。
さすがにもう終わっているかな。。。と思ったのだが、何とまだ掃除中!!
じっと観察しながら、ゲストと一緒にその時を待った。
しかし、全然始まらない。。。(・・;)
考えてみると、産卵管もまだ出てなかったし、1本目はどんなに待っても産卵は始まらなかったのだ。(^^;)
2本目のエントリーもそう急ぐ必要はなかったのかも。(笑)

クマノミの産卵
クマノミの産卵
何と産卵はエントリーから1時間経過した12:30に始まった。
最初の1筋は4個の赤い卵だった。
そこからどんどん赤くなっていく産卵床を観察。

産卵も1時間くらい観察していたので、合計2時間、まったく動かないダイビングだったので、最大水深4.2m、平均水深3.6mというワケのわからないダイブ・プロフィールに。(^^;)
0.6mの違いは多分、潮の干満の差。
今日も潮の引きが凄まじかった。。。

結局、途中で寒くなってきたのでエクジットする事に。。。
産卵開始から1時間くらい見ていたけど、まだまだ産み続けそう。。。

アコヤガイに棲むエビ
アコヤガイに棲むエビ
セボシウミタケハゼの産卵床
セボシウミタケハゼの産卵床
その間、もう1人のゲストG氏は昨日、自分で見つけたアコヤガイの中に棲む謎のエビを撮りに。。。
途中何回か、クマノミまで戻ってきたのだけど、全然僕らが動いていないので驚いていた。。。(笑)

エビの方はアコヤガイが広く開かないため、なかなか上手く撮れなかったようなのだが、ずばりこのエビだった。(⇒アコヤガイなんとか?? – 【蒼い海への誘い】感動と色彩にあふれる地球の海 – Yahoo!ブログ
ハサミの赤い点々が印象的だった。

調べてみると、チョウガイカクレエビというシャコガイなどに棲むエビで、小笠原や八重山諸島、柏島なんかで出ているエビのようだけど屋久島では初だ。
早速、明日撮りにいこっと!
Gさん、ありがとー(^^)

帰りに昨日のセボシウミタケハゼの産卵床を撮ってきてくれたのだが、よく見ると新たな卵のパッチが!!
昨日の夕方は下方の卵のパッチが1つだけだったのに、上に1つパッチが増えてる。。。!!
産卵はいつしたんだろう。。。?


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無事、今季初ハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃/23.2℃/23.9℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:43-5:43/11:54-13:28/14:53-16:48
【潮まわり】 07:51 227cm 満潮 / 14:42 6cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も早朝4時起きで海へ。。。
昨日は外してしまったジョーフィッシュのハッチアウトに再トライ。
昨日、卵を確認した感じではもういつ孵化してもおかしくないほど透明感がある状態だったので、もう絶対に今日だと確信。

4:51ハッチアウト!
思った通り、無事にハッチアウトしてくれた。
現場に到着したのが4:48でその2-3分後にはハッチアウトが始まってしまった。。。(・・;)
まったく準備もしていないうちに始まっちゃったもんだから、慌てた慌てた!!\(;゜∇゜)/

4:50過ぎには巣穴のフタが開き、ちょっとだけ口を大きく開けたりしながら予行演習したあと、思い切り体を出して4:51には10-15秒くらいで一気にほとんどの稚魚を孵化させ放出!!
いや、着いたばかりでまだカメラを構えていなかったので焦った、焦った!!
とっさの事だったので、スグにピントも合わせられず、落ち着いてシャッターを切れるようになる頃には、もうほとんどの稚魚が放出されたあとだった。。。(ーー;)

さらに。。。
実は今回、事前に考えていた正面から撮る構図があったのだが、巣穴から顔を出したところまでは良かったのだが(正面を向いていたのだが)、孵化が始まったとたんに反対側にクルリとまわってしまった!!
マジかよ~!!!!
急いで反対側に回ったのだが、もっとも良いシーン(一番、稚魚が出ているシーン)は落ち着いて撮る事ができなかった。

ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後3分10秒くらい
ハッチ開始後3分10秒くらい

その後は孵化してしまった子供たちが入っていた卵の屑に絡まって上手く旅立てない稚魚たち数匹の孵化をずっとアシストして何回も吸ったり、吐き出したりを繰り返していた。
もうこうなると絵にはならないのだが、結局、今日はこればかりにシャッターを切っていたようなものだった。(涙)
4:57にはすべての稚魚を孵化させ、仕事終了。。。

だいたい7-8分の出来事なのだが、そのうち圧倒的にスゴイのが最初の10-15秒。
ここですべてが決まってしまう。。。

今日の市民薄明時間は4:48なので、やはりだいたいその頃がハッチアウトの時間だと言えそうだ。
もう少し早くエントリーするべきだった。。。(ーー;)

今日は超常連お二人がお客様。
昼ちょっと前から海へ。。。

抱卵中のホシゾラワラエビ
抱卵中のホシゾラワラエビ
卵を守るセボシウミタケハゼ
卵を守るセボシウミタケハゼ

今日は「卵シリーズ」で行こう!
と事前に打ち合わせして、様々な魚の卵を探す。。。
スズメダイなどは小さな卵が多いので、少しでも大きく卵だと分かるようなものを探すのだが、なかなか見つからない。。。

ナガサキスズメダイの産卵
ナガサキスズメダイの産卵
アオリイカの若い個体たち
アオリイカの若い個体たち

スズメダイの仲間はかなりの種類が繁殖期に入っていて、そこらじゅうで産卵や関連する行動が見られた。
写真はナガサキスズメダイの産卵。
岩の天井などに卵を産みつけるので、卵はなかなか撮りにくい。。。(^^;)

エントリー口にはアオリイカの若い個体が沢山たまっていた。

追記:
3本目で今朝、ハッチアウトしたジョーが棲んでいる巣穴を覗いてみると、なんと隣の巣穴に住むメスが入っていた!(当然、そのメスが入っていた巣穴はもぬけの殻)
最初は今朝ハッチアウトしたオスはどこかに引っ越してしまって、そこにそのメスが移り住んだのかと思ったのだが、ちょっと目を離し再び覗いてみると何とメスが元の巣穴に戻っていた!!
オスのいた巣穴を上からのぞいてみると、何と今朝ハッチアウトしたオスはしっかり奥の方にいた!!!
しかも、黄色い産みたての卵を咥えているではないか!!!
そう。。。こいつらは産卵してたのだ。(ーー;)
時間は16時過ぎくらい。
てっきり夕方の日没前に産卵するのかと思っていたので、意外にもまだ明るい日中に産卵したことにビックリ!
そしてハッチアウトから産卵までのサイクルが短いことにも驚いた。
今朝の4:50にハッチアウトさせて、その約12時間後には次の新しい卵を咥えたことになる。
これまで観察したジョーの中で最も短いサイクルだった。


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外した。。。(・_・;

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃/24.5℃/24.4℃
【透明度】 20m/25m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:34-6:56/11:30-13:00/15:07-15:44
【潮まわり】 07:09 231cm 満潮 / 14:02 -3cm 干潮 / 大潮(月齢:15.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

ハッチアウトはせず。。。
ハッチアウトはせず。。。
昨日、見たジョーフィッシュの卵がメチャ透明感があって怪しかったので、早朝エントリーで一応見に行くことにした。
何しろ、このオスはまったく卵を口に咥えず、いつも卵は巣穴の奥深くに置いてあるので、卵の状態をじっくり確認できないのだ。
ちらっと見える卵の状態は一応、孵化寸前の透明感を感じたのだが、結果はハズレ~(^^;)

4:00起き、4:30エントリーで粘ったが、ハッチ予想時刻の市民薄明の4:48になっても、日の出時刻の5:15になっても、巣穴の蓋を開けて出てくる事はなかった。
最初は蓋が開いていて顔も出していたのに、近づいた途端に蓋を締め、それっきり。。。(ーー;)<br clear=all>

カスミヤライイシモチの抱卵
カスミヤライイシモチの抱卵
その後はめったに潜らない早朝の海をウダウダしながら過ごした。
現在、テンジクダイの類はみんな繁殖期に入っていて、様々な種類が卵を咥えている。
中でもヤライイシモチ属の連中は牙が鋭いので卵を守る光景がとても絵になる。。。(笑)

これを見ていて思ったのだが、よく「ジョーフィッシュの口内保育」というけど、「口内保育」というのはこのテンジクダイのように自分の食事などを犠牲にして終始面倒を見る魚の事をいうのであれば、ジョーフィッシュはとても口内保育とは言えないのかも。
基本的には巣穴の中に置かれ、ハッチアウト時や危険時だけ咥えると言った方が正解かも。。。(ーー;)<br clear=all>

仲良し!
仲良し!
先日、アカエソのブチススキベラ捕食を観察したのだが、あの怖~い写真を見てしまうと(笑)、何でもかんでも食ってしまいそうな感じがするかもしれないが、この写真の魚は平気でアカエソの周りをウロウロしている。
しかも、アカエソはまったくそいつを食べる気配はない。。。
それもそのはず、この魚はアカエソの体に着いた寄生虫などを食べて掃除してくれるからだ。

ちなみにこいつはソメワケベラに若魚だ。
クリーナーは基本的に食べられない。
彼は「世渡り上手」というわけです。。。(笑)

午後からはOW講習!
今年は講習が多いなぁ。。。(^^;)


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アオサが千切れて散在する季節

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:30-16:20
【潮まわり】 06:27 231cm 満潮 / 13:22 -6cm 干潮 / 19:59 228cm 満潮 / 大潮(月齢:14.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21

今日も雨。。。
足取りは重く、午後からようやく海へ。(^^;)

最近、透明度が良くなったのでワイドで行ったのだが、これが大失敗!
折りからの雨が原因か、水面直下が濁り気味なのが原因か、水中は暗~い感じ。。。

漁礁の魚影が薄く感じた。
漁礁の魚影が薄く感じた。
とりあえず久々に漁礁に行ったのだが、思いの外、魚影が薄くて驚いた。
本来なら、この時期の漁礁はテンジクダイ類のチビやメアジだかマアジだかの幼魚群れが大量に群れを成し、漁礁を覆いつくすのが常なのだが(⇒初夏の漁礁 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –/2009年6月2日)、今年はあり得ないほど魚影が薄いまま終わってしまった感が強い。。。(・・;)

キンギョハナダイのチビ群れもまだ全然増えなくて、漁礁に関して言えばまったくいないと言ってもいいくらいの状況だ。
ちょっとは期待して行っただけに、かなりショック。。。(-o-;

アオサが千切れて散在。。。
アオサが千切れて散在。。。
海藻を食べるアオウミガメ
海藻を食べるアオウミガメ
5月くらいからポイントの浅場全体を覆っていたアオサがとうとう引きちぎれて、水底にたまり始めた。
海の揺れに合わせてユラユラ揺れる様が、酔いを誘発する。。。(^^;)
これがそのうちに溶けるのだが、そうなるとちょっと汚い感じになる。。。
ここらで一発、台風でも来て大きく荒れてくれたら、一気にこのアオサの屑が消えてなくなるので良いのだけど。。。(・_・;

このアオサはアオウミガメたちにとってはまたとないご馳走だ。
そのうちに消えてなくなるので、今のうちに沢山食っておけよ~(^^)


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今度はシロブチハタの捕食!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃
【透明度】 25m~
【海況】 やや揺れが激しい
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:36-16:44
【潮まわり】 05:44 227cm 満潮 / 12:39 -2cm 干潮 / 19:18 225cm 満潮 / 大潮(月齢:13.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21

今日は朝から大雨。。。
嫌な予感がしたけど、案の定、一湊湾内は川から流れてきた土砂でコーヒー牛乳状態になりつつあった。
幸いなことに一湊タンク下周辺にまでは及んでいなかったので、ポイントの透明度はまずまず。。。

滝のように落ちてくる。。。
滝のように落ちてくる。。。
今日はまずはジョーのチェック。
先日、抱卵を確認したオスの卵はまだまだ黄色かったのだが、今日はしっかり咥えてくれた。
でも、穴の奥深くからは相変わらず顔を出してくれない。。。

さらにもう1匹、抱卵個体を確認。
でも、こいつはずっと定点観察していた子なのに、見れた卵は何ともう透明感があり、目玉も見えている状態だった。。。
そう。。。今まで卵を咥えないから気づかなかった(見えなかった)のだ。
今日も一瞬しか見れなかったため、卵の成長状態が全然分からない!!!
パッと見では一両日中にはハッチアウトしそうな感じなのだが、じっくり見れないだけに確信がない。(・・;)

もしかしたら、他のオスたちも卵を咥えないだけで持っている可能性が強い。。。
なんだろ。。。今年は咥えてバリバリ卵を見せてくれる子が少ない気がする。
個体数は例年以上に多いのに!

丸飲みするシロブチハタ
丸飲みするシロブチハタ
被食者はオトメハゼのオス
被食者はオトメハゼのオス

先日、アカエソの捕食をじっくり観察させてもらったのだが、「丸飲み」という食べ方はよく考えるとアカエソだけではなかった。
よく考えると、ほとんどの魚は「丸飲み」で食事をする。
今日はシロブチハタのオトメハゼ捕食が見られた。

今度は被食者は幼魚ではなく立派な成魚。
しかも、色合いからして相当大きなオトメハゼのオスだ。
水中に落ちていたカゴの中でオトメハゼを咥えこんでいた。

先日のアカエソと違って、正面に回ろうとするとそれを嫌がって反対側を向いてしまう。
獲物をとられまい!という行動だろうか。。。

僕が最初に見つけたときは体の半分くらいを咥えこんだ状態だったのだが(右写真)、3分くらいで一気に飲み込んでしまった。。。(・_・;
獲物の体を真っ二つに折り曲げて飲み込んでいった。(左写真)

惑星探査ロボット
惑星探査ロボット
冬の間はほとんど見られなかったPliopontonia harazakiiことヤクシマカクレエビの大きな個体を見つけた。
この子が着いていたサンゴは冬季には何も着いていなかったはずなのだが、急に超大きな個体が新規参入していた。
小さな個体とのペアだった。。。


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