タグ: ヒレナガスズメダイ

終日、一湊タンク下オンリー

【ポイント(Dive Point)】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.2
【水温(Water Temperature)】 26.8℃ / 25.6℃ / 27.0℃
【透明度(Underwater Visibility)】 20m
【海況(Oceanic Condition)】 やや水面パシャパシャ
【天候(Weather)】 雨
【潜水時間帯(Dive Time)】 8:43-9:48 / 11:27-12:31 / 14:04-15:09
【潮まわり(Sea Tide)】 05:35 228cm 満潮 / 12:30 8cm 干潮 / 19:11 228cm 満潮 / 大潮(月齢:12.9)
【日の出・日の入(Sunrise・Sunset)】 日出05:20 日没19:24

【平均水深(Avg Depth)】 9.4m / 13.2m / 12.0m
【最大水深(Max Depth)】 15.4m / 19.2m / 18.4m

今週末のゲストさんは常連ゲストさんが2組。
コロナ禍前から予約を入れていた方々で、キャンセルすることなく無事に来島することができた。
鹿児島県が県外からの観光客を受け入れ始めたのが7/1だから、ギリギリだったんだけどね。。。^^;

まだまだ梅雨の真っ最中の屋久島。
今日も1日中、雨が降っていた。。。

水温は25℃から27℃の間を上がったり下がったり。。。
速い潮が流れるたびに27℃を超えるのだが、平均するとだいたい26℃前後の水温だ。

今日はお宮前が時化気味だったので、終日、一湊タンク下オンリー。
でも、これは今回のゲストさんたちの望むところであり、まったく問題なし!
という事でまったく同じようなコースでまったく同じようなまったりダイビングで3本。。。(^_^;)




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そこらじゅうでクマノミが卵を守っています。。。

卵を守るクマノミ夫婦

【ポイント(Dive Point)】 お宮前 / 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.1
【水温(Water Temperature)】 25.8℃ / 26.2℃ / 26.2℃
【透明度(Underwater Visibility)】 20m
【海況(Oceanic Condition)】 ベタ凪ぎ
【天候(Weather)】 雨
【潜水時間帯(Dive Time)】 8:52-9:43 / 10:48-11:49 / 13:28-14:31
【潮まわり(Sea Tide)】 04:51 221cm 満潮 / 11:45 20cm 干潮 / 18:25 221cm 満潮 / 中潮(月齢:11.9)
【日の出・日の入(Sunrise・Sunset)】 日出05:20 日没19:24

【平均水深(Avg Depth)】 16.6m / 12.8m / 13.2m
【最大水深(Max Depth)】 26.0m / 22.6m / 19.6m

ゲストTさんの2日目。
まだ黒潮は完全接岸していないけど、海の中は1年のうちで最も面白い時期だ。
そこらじゅうでスズメダイの類が卵を守っており、特にクマノミの卵守りはそこらじゅうで見かける。

またスズメダイ類の幼魚も増える時期だ。
ナガサキスズメダイやヒレナガスズメダイの幼魚は今が旬。
小さな赤ちゃんで溢れかえっている。
今年はヒレナガスズメダイの幼魚が例年以上に多く感じる。

オイランヨウジのオスも卵を抱えていた。


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なんか6月の海っぽい。。。(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / お宮前 / 一湊タンク下No.1 / お宮前
【水温】 24.8℃ / 25.0℃ / 25.4℃ / 25.0℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり時々雨
【潜水時間帯】 8:39-9:26 / 10:38-11:20 / 13:15-14:15 / 15:43-16:49
【潮まわり】 04:00 216cm 満潮 / 10:54 39cm 干潮 / 17:30 212cm 満潮 / 中潮(月齢:26.3)
【日の出・日の入】 日出05:23 日没19:23

現在、黒潮はやや外れているような感じ。。。7月も1/3が過ぎようとしているのに、水温は25-26℃と超低く、透明度も青さも黒潮接岸時のそれとはかなり差がある。

今日のゲストさんはよく7月に遊びに来てくれる常連さんなのだが、いつもより水温が低くて驚いていた。(^^;)

実は梅雨もまだあけておらず、空もメチャ不安定だ。。。青空も見られるのだが、時折やや激しく雨が降ったりとかなり不安定だ。
夕方には虹も出た。(^^)

海の中はなんか「夏!」というよりは、6月の海に近い。
ようやくヒレナガスズメダイの幼魚群れがあちらこちらに見られ始めたり、クマノミもまだまだ卵を守っていたりする。。。

リクエストのイシガキカエルウオの幼魚の例年なら、沢山見られる時期なのだが、今年はまだまだ少ない。

いつになったら夏の海になるんだろ。。。
寒すぎて、ここ半月着ていたレンタル用の薄いウェットスーツから、またちょっと厚手の5mmウェットスーツに変えた。。。(笑)


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寒っ!(◎_◎;)

【ポイント】 お宮前 / 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.2
【水温】 24.0℃ / 24.6℃ / 22.6℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:55-10:27 / 11:51-13:03 / 14:47-15:56
【潮まわり】 08:04 235cm 満潮 / 14:54 -6cm 干潮 / 中潮(月齢:2.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21

毎年のことだけど、この時期は水温がメチャ不安定だ。
しばらく27℃近い日が続いたかと思いきや、あっという間に24℃以下にまで落ちてブルブル震えていたりする。。。(^^;)

今日はそのブルブル震える日。(笑)
1本目、2本目は、24℃台の水温でちょっと寒いなぁ。。。と思っていた程度だったのだが、3本目はヤバかった。。。

場所場所で水温がバラバラで、そこら中でサーモクラインが見られていた。
一番低いところで22℃台!!!
3月でも26℃くらいあった時期もあったのに、ここに来て22℃台って。。。(◎_◎;)

この時期の風物詩、ヒレナガスズメダイのチビが見られ始めた。


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今年はいろいろと遅め。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.1 / お宮前
【水温】 27.8℃ / 28.1℃ / 27.0℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 大雨
【潜水時間帯】 8:55-10:03 / 11:08-12:14 / 13:51-14:53
【潮まわり】 04:54 98cm 干潮 / 10:26 195cm 満潮 / 16:54 70cm 干潮 / 小潮(月齢:5.7)
【日の出・日の入】 日出05:23 日没19:23

今日も雨。。。っていうか今日も大雨!

雨は降ったり止んだりを繰り返し、降るときは豪雨!!
周辺の山々が一瞬で消えてしまうほどの激しい雨。

結局、今週末のゲストさんたちは全日程で1日中、雨に降られ、ダイビング中は青い空を一回も見ることなく終わった。。。(笑)

でも、海はベタ凪だし、黒潮は常時かかっていて透明度は良かったのがせめてもの救い!

海の中はかなり面白かった。(^^)
今日もコブシメの交接や産卵が見られ、完全に今年のコブシメは今頃、ピーク!(^^;)

今はヒレナガスズメダイのチビたちが爆発中!
でも、今年はちょっと遅くて、数も極端に少ない。。。


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リクエストに応えられる!と喜んだのもつかの間。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / オツセ / 一湊タンク下No.1 / お宮前
【水温】 25.6℃ / 23.5℃ / 25.1℃ / 24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 4:09-5:41 / 11:15-12:11 / 14:30-15:55 / 16:46-17:48
【潮まわり】 08:07 225cm 満潮 / 14:52 15cm 干潮 / 中潮(月齢:18.0)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日から3日間潜るリピーターゲストTさんの今回一番のリクエストはジョーフィッシュのハッチアウト。

このリクエストを戴いていたからこそ、今年は久々に真面目にジョーのチェックを続けていたのだ。

中2日間の滞在だと、チャンスは明日の早朝か、明後日の早朝しかないわけだが、ここでハッチアウトさせそうなオスは1匹だけいた。

メチャクチャ微妙な感じで、ヘタすると今日かも。。。ってな感じもあり、一応、今朝もTさんが来島する前に、1人で早朝に行ってみた。

「ハッチアウトしないでくれ~!!」と願いながら見に行くのも初めてかも。。。(笑)

結果はラッキーなことにハッチアウトをしないまま日の出を迎えて一安心。。。したのもつかの間、巣穴の蓋を開けて中を見てみると、いないっ!
しばらく待ってみたけど、出てこない。。。嫌な予感。。。(ーー;)

今日の4本目にもチェックしに行ってみると、入り口の蓋は僕が早朝時に開けたままになっていた。(-o-;
今度は時間をかけて待ってみたけど、やっぱりこの巣穴にはいないようだ。。。引っ越した?!
卵を保持したまま???

もしかしたら引っ越し先でハッチアウトした可能性も強く、結局、明日の早朝は中止することに。

くそ~!!リクエストに応えられるーーー!!と喜んだのは何だったんだろう。。。


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マスクが曇り気味。。。(-_-;)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 29.1℃/28.8℃/29.3℃
【透明度】 25m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:03-10:05/11:06-11:57/13:46-14:52
【潮まわり】 06:23 88cm 干潮 / 12:54 175cm 満潮 / 18:14 133cm 干潮 / 小潮(月齢:8.5)
【日の出・日の入】 日出05:49 日没18:52

一湊の漁船はすべて台風つなぎをしてしまったので、永田の船長に一湊に来てもらい、ベタ凪ぎの一湊湾内で3本。。。

基本的にどこも凪ぎているので、静かな海でのんびり&まったりと楽しんだ。(^^)

お宮前ではオキザヨリの卵が見られ、ゴマモンガラがこれをバクバク食いまくっていた。

海は青くて綺麗なんだけど、ここ最近、僕のマスクは曇り気味で、それがよく分からない。。。(^^;)


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トラブル続きの1日。。。

【ポイント】 お宮前/横瀬/一湊タンク下No.1
【水温】 29.0℃/28.6℃/28.8℃
【透明度】 ~30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:40-10:49/12:12-13:28/14:52-16:02
【潮まわり】 07:04 233cm 満潮 / 13:39 37cm 干潮 / 大潮(月齢:0.5)
【日の出・日の入】 日出05:44 日没19:00

終戦記念日の今日は一湊で3本。。。
一応、今日でお盆の混雑が終わった。

今日は朝からトラブル続きだったので、非常に疲れた!(-_-;)
まずは昨日に続き、朝のゲスト送迎時にダイビングカーのタイヤがパンク!
これでかなりスタートが遅くなってしまったのだが、さらなるトラブルが。。。

タイヤを交換したので、ガソリンスタンドで空気圧をチェックしてもらうついでにガソリンを入れたのだが、ガソリンと軽油を間違えられた!(-o-;

そもそもガソリンは十分に入っていたので、入れる必要もなかったのだが、余計なことを頼まなければ良かった。。。

これでまたまたスタートが遅れたわけだが、結局無事にみんな予定通り潜れて本当に良かったー!(^^;)


今年は今頃になって、ようやくヒレナガスズメダイのチビが目立つようになった。

本来なら6月がその季節なのだが、今年は極端に少ないまま夏を迎えてしまったのだが、今はボチボチ目に付くようになった。

チョウチョウコショウダイの幼魚も今季初めて目にした。

明日から8月も後半に。。。
なんか今年は「夏」が短く感じるなぁ。。。(-_-;)


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ヤバい。。。孵化させちまった。。。反省。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:09-16:20
【潮まわり】 09:38 65cm 干潮 / 16:16 186cm 満潮 / 中潮(月齢:10.8)
【日の出・日の入】 日出05:22 日没19:23

今日もゲストなしで午後から1人で海へ。。。

台風8号が近づいており、風も徐々に強まってきてはいるけど、風裏の一湊は依然としてベタ凪ぎだ。
今日は変なウネリもなく至って静かな海だった。

先日、ガイド中にウスサザナミサンゴの上に出ていたコブシメの卵(多分、ゴマモンガラがオキザヨリの卵を食べるためにサンゴをぶっ壊した拍子に外に出てしまったのだろう。。。)を観察していたら、思いがけず孵化を観察できてしまった事があった。(⇒コブシメのハッチアウト

卵の中でスクスク育つコブシメの赤ちゃん
卵の中でスクスク育つコブシメの赤ちゃん
それ以来、それまであまり興味がなかったコブシメの孵化間近の卵を観察&撮影するために、しょっちゅうウスサザナミサンゴを覗いている。
産んだばかりの頃の卵は真っ白く中は見えないのだが、孵化間近の卵は透明で卵の中にハッキリとコブシメの幼体がスクスクと育っているのが分かる。
それはまるで球体の揺りかごの中で守られながら眠る赤ちゃんのようで、これは絵になる!!と思い、最近は機会があるごとにコブシメの卵にカメラを向けていた。

しかし、コブシメの卵は基本的にウスサザナミサンゴの奥深くに産み落とされるため、なかなか撮影は厳しい。。。
いくつもいくつもウスサザナミサンゴを見て回り、まずは撮りやすい卵を探すのだが、そんな卵はめったにお目にかからない。
なので1度撮りやすい卵を見つけると、毎日その卵ばかりをチェック&撮影することになる。。。(^^;;
そうすると自然とコブシメの発生過程が分かってきた。。。(笑)

脚が出ている真ん中辺りに卵黄?
脚が出ている真ん中辺りに卵黄?
卵の殼は透明になっても、まだ未成熟のコブシメは体の真ん中辺りから弁のようなもの(卵黄?)がぶら下がっており、全体の形も成体のそれとはちょっと違う。。。
定点観察中の卵も最近まではそんな状態だったのだが、ここ2-3日はその弁のようなものが消えてだいぶコブシメらしい形になってきていた。

カメラのファインダーを通して見る卵の中の幼体はピクピク動いていて生きている事を実感できる。
そんな感じでバシバシ、ストロボを当ててシャッターを切っていたら。。。出ちまった!(;゚Д゚)
撮影圧にかなり刺激を受けてしまったのだろう。。。孵化してしまった。。。ヤバい。。。
そう思いながらも連写すると、あっという間に外に出てきた。

ヤバい!出てきた!!(・。・;
ヤバい!出てきた!!(・。・;

孵化したコブシメの赤ちゃん
孵化したコブシメの赤ちゃん

多分、自然状態でのハッチアウトは転石下のイカと同様に日の出とともに差し込む光に刺激を受けて起こるのではないかと思っているのだが、撮影による光が孵化を促してしまったのかもしれない。

昨日までもかなり執拗な撮影をしていたのだけど、体から弁のようなもの(卵黄?)がぶら下がっている未成熟の頃はもちろん、これが目立たなくなってきた一昨日、昨日もそんな事はなかったのに。。。
う~ん。。。執拗な撮影&観察をちょっと反省。。。

でも、出てきた幼体はかなりしっかりした子だった。
自然状態での孵化がいつだったのかは分からないけど、もう外見は成体がそのまま小さくなったような感じの子だった。
このまま元気に大人になってくれるといいけど。。。

孵化したばかりのコブシメの赤ちゃん
孵化したばかりのコブシメの赤ちゃん

孵化後のコブシメの卵(抜け殻)
孵化後のコブシメの卵(抜け殻)

今日は他にミナミフトスジイシモチのオスがお腹の大きなメスに求愛していたので、しばらくそれを観察した。
でも、産卵には至らなかった。。。

求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメスは変な体色だったので、最初は未知のテンジクダイかも!!と興奮して撮影していたのだが、色がさめてしまうと普通にミナミフトスジイシモチだった。。。(笑)

求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメス
求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメス

ミナミフトスジイシモチのメス(通常色)
ミナミフトスジイシモチのメス(通常色)

Theキツネウオの幼魚
Theキツネウオの幼魚
今日はずっと浅場でウダウダ水底を這っていたのだけど、ようやくナガサキズズメダイやヒレナガスズメダイの幼魚が増えてきたことを実感できた。
こうした幼魚出現が例年に比べてやや遅い魚もいれば、例年通りの魚もいる。
例えば、イロブダイの極小チビやTheキツネウオの幼魚なんかも目立ってきているのだが、これは例年通り。

今日のジョーの卵
今日のジョーの卵
最後に定点観察中のジョーフィッシュの卵をチェック。
昨日よりはやや黄色い部分(卵黄)が小さくなってきたけど、まだまだ孵化しそうな感じはない。。。
ちょうど、週末のゲストさんたちが来島時に重なってくれるといいのになぁ。。。(・。・;


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仕事感覚が薄れるベテランさんとのマンツーマン。(笑)

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.1
【水温】 23.6℃/23.4℃/25.1℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:32-10:35/11:44-12:51/14:55-16:59
【潮まわり】 07:14 92cm 干潮 / 13:20 168cm 満潮 / 18:58 111cm 干潮 / 長潮(月齢:8.8)
【日の出・日の入】 日出05:21 日没19:24

今日はリピーターK嬢とマンツーマンで3本。
ここぞとばかりに僕もカメラを持って行った。。。(^^;;

-40m付近まで降りたのだが、斜面にあるヤギ類には軒並みイナズマヒカリイシモチのチビがついていたのが印象的だった。
今年は完全に当たり年だ。

最後の1本は一湊タンク下でマンツーマン・ビーチエントリー。
潜水時間は2時間超。。。もうほとんど僕の普段のプライベートダイブとまったく同じ潜り方だった。(^^;;

アカメハゼ(yg)が今季初記録。
これは例年通りの出現だけど、ここ2-3日でようやく出てきたヒレナガスズメダイ(yg)は例年に比べてかなり遅い感じ。

エクジットの間際にクマノミの産卵を観察した。
ここの夫婦は今年4回目の産卵だ。

抱卵中のジョーも今年ようやく初記録。
ツマジロモンガラも卵を守っていた。

今が一番面白い季節なのだけど、まだ黒潮は接岸していない。。。
透明度は相変わらずの15m以下だ。(・・;)


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黒から青へ。。。変身中!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.3℃
【透明度】 10m
【海況】 やや揺れ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 15:30-17:25
【潮まわり】 09:25 220cm 満潮 / 16:08 22cm 干潮 / 中潮(月齢:19.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

とうとう浅場の水温も21℃台まで下がってしまった。。。(・・;)
透明度も10mあるかないかの濁りっぷり。。。
毎年、この黒潮接岸前の時期はこうした水温や透明度の上がり下がりが激しい不安定な海になりがちなのだが、この時期に21℃台まで下がってしまうとさすがに嫌になる。

卵を守るメギス
卵を守るメギス
昨日のログには書かなかったんだけど、またエントリー口近くのメギスが新しい卵を守っている。
昨日覗いた際には産卵2日目くらいの卵の成熟度だったのだが、今日のぞいてみると、なぜか今日産んだばかりではないかと思われる新しい卵で覆われていた!!!(・・;)
昨日見た卵はどうなったんだ!?(;゚Д゚)

左隅に古い卵、右側は新しい卵
左隅に古い卵、右側は新しい卵
一瞬、また食われた、もしくは親が食っちゃったのか??と思ったけど、よく見ると昨日の卵はしっかり残っているようで、その上から新しい卵が産みつけられたようだ。
昨日の卵はすでに稚魚の目玉や体が見え始めていた。

成長中のハナヒゲウツボの若魚
成長中のハナヒゲウツボの若魚
一湊タンク下の-15m付近で場所はちょこちょこ変えつつも、ずっと見られ続けているハナヒゲウツボの黒い幼~若魚がとうとうちょっとだけ青味が出てきた!
サイズはもはや成魚のそれとかなり近いくらいまで成長し、吻部の根元の辺りにチラチラと青い部分が。。。(^^;;

顔に青い部分が見え始めてる
顔に青い部分が見え始めてる

ハナヒゲウツボは屋久島ではかなりの数が見られる普通種なのだが、今まで黒から青へと変わる過程の個体を見る事はめったになかった。
なので、多分、体色が変わる時は一気に変わると思うんだけど、しばらくこの個体を観察し続けてみようかな。。。ホームグラウンドの一湊タンク下でそれが観察できるのはめったにないチャンス!!(・・;)

昨日のヒレナガスズメダイの卵はやっぱり孵化間近の卵だった。
今日、覗いてみたら、ほとんどが孵化してなくなっていて、パラパラと疎らに卵が残っている状態だった。(下左写真)

別の場所では結構、こうした稚魚の目玉がギンギンに出ている産卵床がそこらじゅうで見られるのだが、って事は、この写真の子は孵化間近かな。。。?(^^)(下右写真)

昨日はギッシリと卵が産みつけられていた産卵床
昨日はギッシリと卵が産みつけられていた産卵床

って事はこれは孵化間近かな。。。?
って事はこれは孵化間近かな。。。?


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カメガイまみれ。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.4℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:52-17:20
【潮まわり】 07:51 237cm 満潮 / 14:37 -5cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21

昨日まで鹿児島大学・本村研の種子島魚類調査に同行していた。
今日は3日ぶりのホームグラウンド・屋久島の海。
3日前とまったく変わらず、低水温&白濁りの海だった。。。(・・;)

カメガイの仲間2パターン
カメガイの仲間2パターン
水面直下-5mくらいの層にはカメガイの仲間が沢山浮遊していた。
他に浮遊生物が多いかというと、実はそうでもなくて、クリイロハダカカメガイだと思われるカメガイの仲間だけが沢山浮いている感じ。。。
浮遊しているカメガイの仲間は一見すると2パターンいるのだが、貝殻の成長具合や触手(?)の変化などを多くの個体で見ていくとそれは同種の成体と若齢個体っぽい。
とにかくこのカメガイの仲間だけがウジャウジャいた。

ひとまず、いつものようにこのカメガイの仲間の捕食や喧嘩、あわよくば交接などが見られないかと、前半はずっと中層に浮かんでチェックし続けたけど、特に面白い行動を見つける事はできなかった。。。

このカメガイの仲間はいつも上の方から粘膜のようなものを出していて、多分これでプランクトン類を捕食をしているのだと思うのだが、それとは別によく体の脇にゴミのようなものがいっぱい着いた粘膜を着けているのをよく見かける。

_DSC4276

_DSC4183

これをよく見てみるとどうもカメガイ自身が出している老廃物っぽい。。。つまりウンコだ。
この粘膜がどこから出ているのかちょっと分からなかったけど、上の方から出ている捕食用粘膜(?)には何も着いていないのに、この脇から出ている粘膜には必ずウンコらしきものが沢山着いているのが面白い。。。(^^;;

ちなみにこの4枚の写真はすべて違う個体。。。

_DSC4266

_DSC4316

あ~今日はカメガイの仲間が多いなぁ。。。などと思っていたのだが、実はこれはほんの序章だった。。。!!

水面直下がカメガイだらけ!!
水面直下がカメガイだらけ!!

エントリー口に帰ってきて、エクジットしようとしたら、水面直下20cmがなんとこのカメガイの仲間(特に若齢個体)で埋まっていた!!!(・・;)
こいつらで1つの層ができてしまうくらいで、前が一切見えなくなってしまうくらいギューギューに詰まっていた。

無数に浮くカメガイの仲間
無数に浮くカメガイの仲間

これがクラゲなど刺胞動物だったら。。。と思うとちょっと怖いのだが、カメガイの仲間なので刺されることもなくエクジットできるのだけど、何か体中がカメガイまみれになりそうでちょっと嫌だった。(笑)

ナガサキズズメダイの卵守り
ナガサキズズメダイの卵守り
後半は1か月ほど前から繁殖期に入っているヒレナガスズメダイの卵守りを撮ろうとウスサザナミサンゴの裏側を覗いてみた。
ヒレナガスズメダイはウスサザナミサンゴの裏側に産卵床を構えている子が多く、ここに黒い体色からは想像できない黄色い卵を産みつける。

ナガサキズズメダイの卵
ナガサキズズメダイの卵
最初に見つけた卵は途中まで気づかなかったんだけど、ナガサキスズメダイの卵だった。。。(^^;;
ナガサキスズメダイはあまりサンゴの裏側に産卵床を構える事はないので、ちょっとビックリいた。。。

ヒレナガスズメダイの卵守り
ヒレナガスズメダイの卵守り
これがヒレナガスズメダイの卵守り。
種子島に行く前(4日前)は黄色かった卵もかなり発生が進んで、いまや稚魚の目玉もハッキリ分かるくらいになった。
あとどれくらいで孵化するかな?


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チョウチョウコショウダイは当たり年!!

【ポイント】 一湊タンク下No.3/お宮前/一湊タンク下No.1
【水温】 28.2℃/29.2℃/29.8℃
【透明度】 30m/30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:58-11:06/13:25-14:39/16:05-17:16
【潮まわり】 07:32 254cm 満潮 / 14:11 6cm 干潮 / 大潮(月齢:15.8)
【日の出・日の入】 日出05:31 日没19:17

ずっとベタ凪ぎだった海はとうとうやや時化気味に。。。
海は何だか流れてきたゴミが凄くて、潮もやや速かった。(・・;)

今年はチョウチョウコショウダイの当たり年のようで、そこら中で極小幼魚が見られた。
1ダイブで5-6匹は見かけたかも。。。(^^;;

ヒレナガスズメダイの幼魚は例年なら6月頃に大量発生するのだが、今年は今頃になって目立ち始めた。。。
屋久島では幼魚はこんな感じで「群れ」になる。。。(^^;;


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孵化しちゃった!?残念。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 26.1℃/26.1℃/25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:28-5:57/10:27-11:24/12:29-13:40
【潮まわり】 08:24 239cm 満潮 / 15:08 4cm 干潮 / 中潮(月齢:17.5)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

先週末から来島中のゲストさんお二人の最終日。

今日は朝から南西の強風が台風並みに吹き荒れ、予定していた永田どころか一湊でもとてもボートが出せないほどだった。(・・;)
通常、南西の風の場合は一湊湾内は風裏となりベタベタに凪るのだが、あまりにも強い強風で港の中でさえも大荒れ!!

それでも入れるのがホームグラウンドの一湊タンク下だ。(^^)

今日は一湊タンク下にビーチから3本。

また顔を出さず巣穴からハッチしてしまった。。。
また顔を出さず巣穴からハッチしてしまった。。。

早朝はヒレナガスズメダイの産卵が盛ん!
早朝はヒレナガスズメダイの産卵が盛ん!
1本目は昨日に引き続き、ジョーフィッシュのハッチアウト狙いで超早朝!!
何とか今日はハッチアウトしたけど、またまた巣穴から顔を出さないままのハッチアウトだった。。。(・。・;

こいつは前回もそうだった。。。う~ん。。。やっぱり性格かな。。。(^^;;

早朝はヒレナガスズメダイの産卵がお盛んだった。。。

抱卵中のニシキフウライウオのペア

抱卵中のオイランヨウジ
抱卵中のオイランヨウジ
日中はニシキフウライウオやオイランヨウジの抱卵個体などを観察。。。
まさに今の時期が彼らの繁殖期のピークだ。

さて、ここ2日間、ハマっているメギスの卵守り。
今朝の早朝で2日前の6/24の夕方に見つけたメギスの産卵床を覗いてみると、何と無くなってる!!!!(◎_◎;)
孵化してしまったのか、何者かに食われてしまったのか分からないけど、あんなにあった卵が一部を除いてほぼすべて無くなっていた。

なぜかほんのちょっとだけ残っていて、それには稚魚の目玉もしっかり出ていた。

明日、ゲストが帰った後、カメラを持ってこれを撮りに行こうと思っていたのに。。。(-_-;)
発生の過程も可能な限り、毎日写真に撮って記録しようと思っていたのに。。。

まぁ、それはそうと、これで頭の中は????だらけだ。
昨日はお宮前でまさに孵化間近なのでは?というギンギラ銀の卵を見ているのだが、一湊タンク下の卵はこの過程を見ることなく無くなってしまった事になるので、孵化してしまったのだとしたら、メギスの発生→孵化はかなり早いという事になる。

メギスの発生の過程(仮)
メギスの発生の過程(仮)
何者かによって食われてしまったにしても、残ったわずかな卵を見る限りでは、やっぱり発生の過程は相当早いような気がする。。。
というのも昨日の朝に撮った際の卵(発見から12時間後→②の写真)の状態を見る限りでは、やや色がくすんだような感じがするけど、おおむね発見時とあまり変わらなかったのに、そこから丸1日おいたわずかに残る卵(発見から36時間後→③の写真)を見るとすでに稚魚の目玉はクッキリ出ていたのだ。

昨日は別の場所(お宮前)で孵化間近なギンギラ銀の卵を見つけたのだが(④の写真)、一湊タンク下の卵も明日にはこの段階まで行きそだ。

そうするとまだ稚魚の目玉も出ていない状態の卵から孵化するまでは2-3日くらいという事になる。。。

メギスは屋久島にはウジャウジャいて、しかもこんなに見やすい卵なのに、なぜに今まで目にすることがなかったのだろう?と不思議に思っていたのだが、次のような事が原因なのかもしれない。

・ 産卵から孵化までのスパンが非常に短いため、あっという間に孵化してしまって気づけない。
・ 他の魚に比べて産卵の頻度が低いため、卵を見る機会が少ない。(例えば潮周りが関係しているとすれば月に1回とか2回というペースで産卵)

でも卵をどういうところに産むのかは分かったので、またちょっと探してみよっと!(^^)


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お宮前でもメギスの卵!!!(◎_◎;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/春田浜タイドプール
【水温】 25.8℃/25.1℃/-℃
【透明度】 20m~
【海況】 時化気味
【天候】 雨ときどきくもり
【潜水時間帯】 4:29-6:06/11:24-12:23/14:00-17:00
【潮まわり】 07:38 244cm 満潮 / 14:24 -7cm 干潮 / 20:54 240cm 満潮 / 大潮(月齢:16.5)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

今日は早朝からリクエストに応えるべく、いろいろ頑張ったよ。(笑)
元々、今回のゲストさんたちはジョーフィッシュのハッチアウトの時期に合わせて来島された方たちなので、ぜひそれは見せたい!と思っていたのだが、現在滞在中にハッチしそうな子は2個体いて、1個体は6/13にハッチアウトさせ、次の日には新たな卵を咥えていた子、もう1個体は6/16にハッチアウトさせ、やはり次の日には新たな卵を咥えていた子だ。

前者は産卵した日以来、まったく卵を咥えて見せてはくれないため、卵の状態が分からないどころか、すでにハッチアウトしてしまった可能性もある不安要素がいっぱいの子であり、後者はまだ微妙な卵の成熟状態で、かつ前回は巣穴から顔を出さないまま孵化させてしまった子。。。

しかし、もともとリクエストを頂いていたので、少しでも可能性があるのなら行くしかないっ!(笑)
という事で今日は4:30エントリーの超早朝へ。。。

結果は何と前者はすでに産んで間もない黄色い卵を咥えていた!!!(◎_◎;)
つまり、昨日か一昨日か分からないけど、ハッチアウトを終えてしまったのだった。。。
ジョーは水温にもよるのだが、だいたい産卵から10-14日で孵化させる。
今の水温はまずまず高めなので、6/23前後でハッチしたのだろう。
そして後者もハッチアウトせず。。。

完全にハズして終わった。。。ガッカリ。。。
明日も後者のジョーにトライの予定。(^^;;

サーモクラインのかかったタイドプールは幻想的ではあるけど。。。
サーモクラインのかかったタイドプールは幻想的ではあるけど。。。
3本目はもう1つのリクエストであったタイドプールへ。。。
こちらは雨水が入り込み、ロウソクギンポなどがバリバリの婚姻色で求愛しているのが見られる最も重要な水面直下にサーモクラインがかかり、撮影はほぼ不可能な状態だった。
それでも結構ゲストさんたちは楽しんでいたけど、僕は超ガッカリ。。。

何かハズしまくりの1日だったけど、2本目のお宮前でまたまたメギスの卵が見つかって、すべてのガッカリはこれで帳消しに!(笑)

ゲストHさんが手招きするので行ってみると、何とまたまたメギスの卵!!!(◎_◎;)
今度は昨日の一湊タンク下の卵とは違って、稚魚の目玉がクッキリでている孵化間近のギンギラ銀の卵!!!

卵を守る(?)メギス
卵を守る(?)メギス

孵化間近のメギスの卵
孵化間近のメギスの卵

メギスの産卵床とその周辺環境
メギスの産卵床とその周辺環境
昨日と同じように岩盤にできたアーチ状の巣穴の天井にモッサリと垂れ下がっていて、そこに警戒心の強いメギスが盛んに出入りしていた。
昨日の時点ではこれがメギスの卵だとは思いながらも100%の確信は持てないと考えていたのだが(実は他の生物の卵でたまたまメギスが出入りしていただけだという可能性も捨ててはいなかった)、今日もお宮前で同様の状況を見てほぼ確信した。
これがメギスの卵だったのだ。

しかし、沢山いる魚なのにも関わらず、これまでの10年間でまったく見れなかったもの(メギスの卵)が2日連続で見つかるなんて!!いったいどういう事???(・・;)
前日は通常は見えない穴の奥の方に産むのに、たまたまイレギュラーな場所に産んでくれたから見れたのだと考えていたのだが、今日のお宮前の産卵床も同じような環境と状況だった。
ラッキーな事が2回続けてあったのだとはとても思えないのだけど。。。

う~ん。。。


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虹が出る暇もない。。。(笑)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 22.0℃/24.4℃/25.0℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 11:02-11:48/13:53-14:43/15:43-16:43
【潮まわり】 05:19 229cm 満潮 / 12:10 4cm 干潮 / 18:45 229cm 満潮 / 大潮(月齢:13.5)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日は朝からずっと雨。。。虹が出る暇もない。。。(笑)
ゲストは女性ばかりの3人。。。(^^)

海の方は泥でニゴニゴかと思いきやそれほど濁ってはおらず一安心。。。
むしろ青くなりつつあり、透明度も悪くはない。
ただちょっと暗~い感じだけど。

久しぶりに一湊湾内は潮が速くて、黒潮の接近を感じさせる。
最初は22℃台と超低かった水温も潮の流れと共に25℃まで上がって元通り。

明日は黒潮がかかって一気に27-28℃に!!とはならないかな。。。?(^^;;

10日ほど前からナガサキスズメダイの極小チビが目立ってきていたが、なかなか見なかったのがヒレナガスズメダイの極小チビ。。。
今日はようやく今季初観察した。(^^)
でも例年に比べて半月以上遅い上に、数も極端に少ない。。。今年はこのまま増えないで終わるのか???(・・;)

イシヨウジの抱卵オスを非常によく見かける。
多分、今がピークぐらい。


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シマキンチャクフグの卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:28-11:08
【潮まわり】 05:07 217cm 満潮 / 11:23 64cm 干潮 / 17:27 225cm 満潮 / 中潮(月齢:27.0)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没17:49

今日のガイドはスタッフに任せて、午前中は1人でシマキンチャクフグの産卵観察に行ってきた。
長期滞在していたNさんを空港に送るために11時半までに帰らなければ。。。(^_^;)

先日、シマキンチャクフグの産卵後にメスがどういう方法で産んだ卵を隠蔽するのか知りたくて、メチャ凝視して観察していたんだけどよく分からなかったので(¨;)、再トライ。
怪しいペアはスグに見つかって9:40くらいから追尾。
オスは盛んにメスの腹部をつついたりして求愛していた。

9:50頃には、あれよあれよという間に産卵に至ってしまった。。。今までで最速かも。。。(笑)

オスはメスのお腹をつついたりして求愛
オスはメスのお腹をつついたりして求愛
あれよあれよという間にまず1組目のペアが産卵
あれよあれよという間にまず1組目のペアが産卵

産卵を撮影したあと、まずはメスが卵を隠蔽する前に卵塊をチェック&撮影しようとファインダーから目を離し、産卵した付近を覗きこんだのだけど。。。
んっ????どこで産卵したんだ???(¨;)
そう。。。すっかり産卵した場所を見失ってしまった。。。( ̄□ ̄;)!!

ついさっき、そこで産卵したばかりなのに、卵塊が見つからない!!
産まなかったのではなく、卵を産んだ場所が分からなくなってしまったのだ。。。

スグに場を離れ、メスが隠蔽のために戻ってくるのを待ち、再びそこを覗きこんだけどやっぱり分からない!!!
メスは何度も戻ってくるけど、そのたびに隠蔽が進んでしまったのか、最後まで卵は確認できなかった。。。なんてこったい! (°-°;)

諦めて、再び、別の怪しいペアを探した。
こちらもスグに見つかり、これにはりついた。
こちらのペアは天敵ヒレナガスズメダイが沢山いてテリトリーを守っているようなエリアで産卵しようとしていたため、ちょっといい感じになってもスグにヒレナガスズメダイに追い立てられる。。。
そんな事を繰り返しながらも、どうも産卵候補地は2-3ヶ所に絞られているようで、その2-3ヶ所を順繰り回っては、各所でスズメダイに追い立てられ。。。なんて事をずっと繰り返していた。(笑)

メスは産卵床を整えているのかしきりに海藻や岩の表面をかじってる。
オスはずっと傍らにいて、メスを見てるだけ。
どうも見ているとシマキンチャクフグの場合、他の多くの魚のようにオスメスは呼応してタイミングを計って産卵するというよりは、あくまでもメス主導でメスの産卵準備が整ったら勝手に産卵し、オスはそれを見て勝手に横から放精しているように見える。。。(笑)

2組目のペアは目立った求愛もなく産卵に至った。。。
2組目のペアは目立った求愛もなく産卵に至った。。。
つまり、分かりやすく言うと、メスは「相手は誰でもいいから私は好きな時に自分で整えた産卵床に勝手に卵を産むわよ!あんた(オス)は私の産卵タイミングとずれないようにしっかり注視してな!遅れるんじゃないよ!あんた!」ってな感じなのだ。(笑)
完全に嫁さんの方が強そうに見える。。。

このペアのオスは何か奥手な感じのオスで(笑)、いつものようなメスのお腹をつついたりする求愛もあまり見られず、10:30頃、突然、産卵が始まってしまいビックリ!
慌ててカメラを構え、オスメスの両方の目玉にピントが合う場所に体を動かしていたりしていたら、2-3枚しか産卵シーンは撮れなかった。
ちなみに産卵時間は15-20秒くらい。
突然、座り込んでしまったメスの傍らにオスも座り込みじっと静止する地味な産卵だ。

シマキンチャクフグの卵はちょっと黄色い
シマキンチャクフグの卵はちょっと黄色い
今度はすぐさま、産卵後も居残るメスの場所を覗きこむと、メスはスグに逃げてしまい、卵塊がバッチリ観察できた!!!
卵塊は黄色っぽくて、丸い粒粒は多分1-2mm程度。
中には白っぽい「油球」と呼ばれる栄養分や浮力調整となる成分がハッキリ見える。。。(^^)
数もかなり個数だ。
こんな感じでまとまっていると肉眼でもハッキリ見えるのだ。

それがメスが産卵後も居座り、何やらパタパタやっていて、その後に覗きこむと卵はまったく確認できないのだ。。。(¨;)
少なくとも僕の目では。。。

シマキンチャクフグの卵の中には油球
シマキンチャクフグの卵の中には油球
その隠蔽工作の一部始終を暴くのが今日最大の目的だった。
ところが、卵を数枚撮って産卵床を離れたのだが、メスが戻ってこな〜い!!(・_・;
ようやく近くまで寄ってきても、すでに産卵した事を忘れてしまったかのように、すぐ横で海藻か何かをかじってる。。。
真横にわんさか自分で産んだ卵塊があるのに。。。!!

ずいぶん粘ったけど、結局、メスは産んだ卵を隠蔽することなく20-30分が経過してしまった。
前は隠蔽中に邪魔しても、スグ戻って来て隠蔽を再開したのに!
今回は完全に隠蔽を止めてしまったくさい。。。
何か悪いことをしちゃったなぁ。。。(・・;)

今回も隠蔽工作は観察できなかった。(−_−;)


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黒潮の海に認定!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 27.5℃/28.6℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:27-12:41/14:31-15:21
【潮まわり】 09:58 75cm 干潮 / 16:59 176cm 満潮 / 若潮(月齢:24.5)
【日の出・日の入】 日出05:25 日没19:22

Facebookで知り合ったNさんが仲間を引き連れて遊びにきてくれた。(^^)
今年はFacebookで知り合ったダイバーの来店が多いのだが、初対面時はちょっと気恥ずかしかったりする。(笑)
「あっ、初めまして!」
というのも変だし、慣れ慣れしく
「や~どうもー!」
と常連さんにするような挨拶も変だし。。。(笑)

今年はなかなかゼロ戦の魚影が濃くならない。。。^^;
今年はなかなかゼロ戦の魚影が濃くならない。。。^^;
とうとう海は「黒潮!」と十分に言えるような状況になってきた。(^^)
透明度は30mくらい先が見える状況になり、海の色も青々してる。
何と言っても水面と水底(-20m以深)の水温がまったく変わらず27-28℃ってのが黒潮接岸中の証拠だ。

のんびり漂っていても気持ちがいい海なのだが、ちょっとゼロ戦の潮が速かった。

海の中はヒレナガスズメダイとナガサキスズメダイの極小チビがよく見られるようになってきた。
例年に比べてかなり遅い感じ。
それとヒレナガスズメダイのチビの数が(例年に比べて)極端に少ない気もする。。。

ゼロ戦の魚影もなかなか濃くならないのも気になる。。。


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卵を守る人たち

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 27.1℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:51-16:00
【潮まわり】 05:49 235cm 満潮 / 12:44 0cm 干潮 / 大潮(月齢:13.5)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

魚類行動を研究している千葉県博の川瀬さんが来島。
今日は今現在見られている魚の繁殖行動を卵守りを中心に一通り案内した。

川瀬さんの専門がフグ目の行動なので、自然とモンガラカワハギ科の魚の卵守りに目がいく。(笑)
昨日、ツマジロモンガラに追いかけられたので、もう繁殖期に入っているのかな?とか思ったけど、やっぱり一湊タンク下では至るところで彼らの卵守りが見られた。

モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守りも見られた。
この手の魚は産卵から孵化までたった1日なので、多分、産んだばかりの卵なのだろう。
1匹で卵を守っており、いつもはスグに逃げてしまうモンガラカワハギも黄色っぽいフカフカの卵の上から一切離れようとはしない。。。

モンガラカワハギは屋久島では当然、普通種でそこらじゅうで見られるのだが、ツマジロモンガラなんかに比べると絶対数が少ない上に、この手の魚の卵は1日で孵化してしまうため、意外に彼らの卵守りはそう頻繁に見ることはない。
つまり、かなりラッキーな事なのだ。
今日は川瀬さんのガイドだったのでカメラを持って入ったのだが、レンズはマクロ。。。
ワイドで入れば良かった。。。(¨;)

クマノミはそこらじゅうで卵守り
クマノミはそこらじゅうで卵守り
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
スズメダイの類はどの種類もほとんど卵を守ってる。
クマノミを筆頭にナガサキスズメダイ、ヒレナガスズメダイ、ルリホシスズメダイetc…みんな卵を守っていて、ミツボシクロスズメダイやフタスジリュウキュウスズメダイなどは産卵も1日中見られる。
コガネスズメダイも繁殖期なのだが、こちらは今日はまったく卵を守っていなかった。

稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
現在、タンク下の-25m付近で1匹のマツバスズメダイの成魚(!)が見られている。
屋久島では超稀な温帯系のスズメダイで、ある程度深い水深(-30m以深)でたまに見かける以外は、あとはボチボチ幼魚を見かける程度。
でも、さすがにゲストには紹介できない。。。(笑)
一人で密かに成長を見守っていたりする。(^_^;)


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シマキンチャクフグの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 8:45-10:56
【潮まわり】 11:47 186cm 満潮 / 17:16 135cm 干潮 / 小潮(月齢:21.7)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:43

昨日、川瀬さんがシマキンチャクフグの産卵を観察したのを受けて、今日は僕も昨日よりも15分早くエントリーした。
昨日の朝、シマキンチャクフグが沢山群れていた辺りに直行するとメスたちのお腹は大きく、こうしたメスを追随するオスの姿も見られたので、これを追ってみた。

蹴散らすヒレナガスズメダイ
蹴散らすヒレナガスズメダイ
観察しているとメスはある一定の場所(基盤は薄く海藻が生えている岩肌)にやってきては、注意深く点検するかのように入念に岩肌を均していた。
口先で岩肌をフーフーしたり、胸ビレや尻ビレで扇いだり。。。
そんなんだから、しばらく観察しているとどこで産卵するつもりなのかは容易に分かった。
オスは常にメスの近くにまとわりついているのだが、たまに他のメスの方に行ってしまったりしていた。

ただ、その産卵床がどうもヒレナガスズメダイのテリトリー内であったらしく、頻繁にヒレナガスズメダイのオスが追い立てに来る。
そのたびにシマキンチャクフグの雌雄は上方(中層)に逃げるのだが、ヒレナガスズメに容赦なく噛み付かれていた。。。

そんな感じなのでなかなか産卵には辿りつけず、とうとう産卵床をヒレナガスズメのテリトリー外にある岩肌に移してしまった。
しかし、そこでもなかなか産卵が始まらないまま1時間以上が経過。。。(^^;)

僕もそのうちに飽きてきて、オス・メスのそれぞれの目元の模様をどアップで撮っていた。
絞りをかなり絞って、光量もかなり落とし、最短まで寄って目玉の辺りばかりを撮っていたのだが、その時は突然やってきた!
メスが産卵床の上に乗っかったまま動かなくなったのだ。

メス-目元の模様
メス-目元の模様
オス-目元の模様
オス-目元の模様

最初に観察した産卵
最初に観察した産卵
急いで離れて全体をフォーカスしてみると、オスもメスを巻き込むように包んだまま動かなくなっていた。
露出も光量も変えることができないままそのままバンバン、シャッターを切ったのだが、オスがメスにピッタリくっついていたのはわずか8-10秒くらいだった。
あまりにも地味な産卵だったので、正直閉口。。。(笑)
産卵時間は10:10くらい。

あれだけ執拗にメスにまとわりついていたオスも産卵が終わるとあっという間にいなくなり、産卵床にはメス1匹が残って何やら産卵床にお腹をつけたまま動き回っている。
メスが1匹で産卵をしているようにも見えたのだが、オスはとっくにいなくなっている。
何をやっているのだろうか。。。?(・_・;

辺りを見回すと、さきほどのオスが今度は別のメスにまとわりついていた。
僕も観察対象をこちらに移し、今度はこのペアを観察してみた。
やはりメスは決まった岩肌を均すような、丁寧に確認しているような行動。。。
それにまとわりつくオス、という構図はさっきと一緒。

今度は産卵開始の瞬間を見逃すまい!と思い、離れてじっと観察していると、オスがメスのお腹をつつくような行動をとりはじめた。
そして、そのスグあとに先ほどと同じようにメスの動きがピタッと止まり、オスがそれに巻き付くように静止した。
時間は10:20だ。

メスの横腹をつつくオス
メスの横腹をつつくオス
2回目に観察した産卵
2回目に観察した産卵

こちらは付近にヒレナガスズメダイのテリトリーがなかったからか、すんなりと産卵に至った。
いずれにしても地味な産卵だぁ。。。(笑)
そもそも動きがない。
産卵に至るまでのアプローチは面白かったのだが、産卵そのものはメチャ地味だった。
間違いなく誰も興味は示さないに違いない。(^^;)

産卵後、メスは丁寧に産卵床を均す
産卵後、メスは丁寧に産卵床を均す
今回も2匹がピッタリくっついて動かなくなるのは8-10秒くらいで、オスはすぐに産卵床を離れ、どこかに行ってしまった。
この手の魚(キタマクラ属)はスズメダイ類などとは違って、どうもメス主導の繁殖行動のようで、メスはやはり居残って産卵床にピッタリお腹をくっつけたまま動き回っていた。
産卵後のこのメスの行動がイマイチ意味がわからなかったのだが、上がってから川瀬さんに聞いてみるとこれは産卵直後の”卵保護”行動のひとつのようで、産み終わった受精卵を綺麗に均し、卵を定着させているのではないか?との事だった。

確かに産卵中はまったく動かないので、多分一箇所にまとめて産んでいるのだろう。
その後、メスが綺麗に均していくようだ。
卵を見ようとメスの産卵管付近に最短まで寄ってファインダーを通して見てみると、尻ビレをパタパタ扇いでいるようなので、水流も送っているのがよく分かる。

その後もさらにオスを追ったけど、卵を持ったメスには出会わず、これで一通り産卵行動は終わったようだ。
結局、2時間以上ずっとシマキンチャクフグの産卵を追うことになってしまった。。。(笑)

途中、スグ横では今回のオスよりも巨大なオスが1匹の卵持ちのメスに求愛していた。
今度はこいつを追ってみようかな。。。

エクジットして川瀬さんに「シマキンの産卵見れましたよ~(^^)」と自慢したら、川瀬さんは今日はさらに面白そうな繁殖行動を観察したらしい。。。
何と僕もずっと追っていたニシキカワハギの産卵が見れたそうな!(・_・;
うぉ~またしてもヤラれた!!(2日連続。。。)

それは見たい!!
そっか。。。ニシキカワハギも朝だったか。。。(時間は8時くらいだったらしい)


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イカの仲間の孵化

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:12-16:54
【潮まわり】 09:09 228cm 満潮 / 15:46 30cm 干潮 / 中潮(月齢:3.8)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

今日はゲストを送ったあと、午後から海へ。。。

セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
セホシウミタケハゼ
かなりの時間、先日、見つけたシャコガイの仲間に着くセホシウミタケハゼにはりついた。
不思議なもので先日の早朝時には6-7匹はいたセホシウミタケハゼが、今日は2匹しか見当たらない。。。
みんな産卵時以外はどこにいるんだ???
特にメスが見当たらないのが不思議。
どこから通ってくるのだろうか。。。?

ヒレナガスズメダイのチビが出始め
ヒレナガスズメダイのチビが出始め
最近の海の様子なのだが、水底は完全にミルに覆われている。
例年ならとっくに溶け始めていたりするのだが、今が最も元気な感じで、青々としたミルが覆い茂っている。
その合間にヒレナガスズメダイの極小チビが見られ始めた。
だいたい10匹くらいの群がりを作り、これがあちらこちらに見られる。
これも例年に比べて極端に遅い。(例年なら6月の風物詩)

また、コブシメの産卵がまだ続いている。
昨日、一昨日と産卵が見られているがピーク時よりも規模は小さい。

イカ類の孵化
イカ類の孵化
砂地で転石を引っくり返してハゼやスズメダイの卵を探していたら、何やらそうした魚たちよりも大きな卵塊が石の裏に着いていた。
じっと見てみると、卵の中では何やらイカの仲間が動いていた。。。
誰の卵だろ。。。と考えているうちに、突然、孵化が始まってしまった!!!
僕が石を引っくり返してしまったのが刺激になってしまったようで、次から次へと幼体が孵化していく。。。
あれよあれよという間にほとんどの卵が孵化してしまった。。。(・・;)

接写しようと焦ってカメラを向けたけど、時すでに遅し。。。
ピントを合わせる間もないくらいに次々ともの凄い速さで孵化してしまった!
その後は同じような卵がないか、近辺を探したけど見つからず。
これは誰の卵だろ???


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ヒレナガスズメダイ、卵の成熟過程

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 14:05-16:42
【潮まわり】 07:23 96cm 干潮 / 13:16 156cm 満潮 / 18:50 111cm 干潮 / 小潮(月齢:22.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日も快晴!!
うだるような暑さだ。。。今日も焼ける。。。
暑いのでこれからの時期は早くエントリーしたくて、ウェットスーツを着たり、器材をセッティングする時間が辛い。。。(・・;)

午後から海へ。
まずは昨晩ハッチアウトしなかったスダレヤライイシモチをチェック。
何とすでにそのオスの口の中には卵は一切なかった!!(・・;)
という事は、あのあとハッチアウトしたのか、それとも孵化の時間は早朝???
キンセンイシモチのハッチアウトを20:00くらいに見ているので、勝手にこいつらも同じような時間帯にハッチする。。。と勝手に思い込んでいたけど、早朝孵化の可能性も強いかもしれない。。。(ーー;)

その後、昨日ハッチアウトしたヒレナガスズメダイの産卵床をチェックしたら、まだ新しい卵は産みつけられていなかった。
あらためて、このウスサザナミサンゴの裏側に産卵床を持ったオスを片っ端から見ていったら、様々な卵の成熟過程が見られて面白かった。

1. 産みたての卵はオレンジ色
1. 産みたての卵はオレンジ色
そのうち1カ所では今まさに産卵が行われていて、産みたての卵も見ることができた。
産みたての卵は一様に綺麗なオレンジ色で、グミみたい。。。(笑)

2. 目玉が出てきた。まだ黄色い部分あり
2. 目玉が出てきた。まだ黄色い部分あり
そのうちにオレンジ色の部分は少なくなってきて、稚魚の目玉が見え始める。
白い部分は白化したサンゴ。
ヒレナガスズメダイはどうもあらかじめ産卵床にする場所のサンゴを殺し、そこに卵を産ませるようだ。
ウスサザナミサンゴにある産卵床はどこもそんな感じで、周囲は白く白化していた。

3. 稚魚の目玉がクッキリ!でも黄色い部分はまだ残る
3. 稚魚の目玉がクッキリ!でも黄色い部分はまだ残る
もうかなり卵が銀色になった産卵床も何か所か見られた。
複数のメスに卵を産ませ、様々な成熟過程の卵がパッチ状に点在するセダカスズメダイなどとは違い、ヒレナガスズメダイは1匹のメスが産んだ卵を孵化まで守るようだ。
産卵床にあるすべての卵がみんな同じ成熟過程だ。

4. 今晩にもハッチアウトしそうな卵
4. 今晩にもハッチアウトしそうな卵
今晩にもハッチアウトしそうな卵も1カ所あった。
もう黄色い部分は完全になくなり、透明感がある卵に目玉だけが見える。
そして今にも落ちそうなくらい熟していて、付近をオスが通るたびに揺れる。

屋久島の-10m以浅にはヒレナガスズメダイと勢力を二分するのがルリホシスズメダイだ。
こいつらも繁殖期に入っていて、そこらじゅうで卵を守るオスを見かける。

1. ルリホシスズメダイ、産んで間もない卵
1. ルリホシスズメダイ、産んで間もない卵
2. ルリホシスズメダイ、孵化間近の卵
2. ルリホシスズメダイ、孵化間近の卵

気性の荒さはヒレナガスズメダイより凄くて、産卵床の上を通るとガンガン、ダイバーに噛みついてくる。
割と大人しく逃げてしまうヒレナガスズメダイとはえらい違いだ。

違うのはその気性だけでなく、卵もまったく違う。
体の大きさはあまり変わらないのに、ルリホシスズメダイの卵はヒレナガスズメダイよりも一回り小さい。
ヒレナガスズメダイの卵は産みたて状態では綺麗なオレンジ色なのだが、ルリホシスズメダイの卵はかなり地味。。。

下写真はヒレナガスズメダイの産みたての卵と孵化間近の卵。

ヒレナガスズメダイ、孵化寸前の卵
ヒレナガスズメダイ、孵化寸前の卵
ヒレナガスズメダイ、産みたての卵
ヒレナガスズメダイ、産みたての卵

真上から撮りたいのだが、ヒレナガスズメダイは奥まったカメラが入らないような隙間の壁面や天井に卵を産むので、真上からの写真は自然状態ではほぼ無理!(笑)
最短まで寄る事さえままならないくらい狭いところに産卵床を形成する。

今まさにヒレナガスズメダイは繁殖のピークに差し掛かっている。。。


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ヒレナガスズメダイの卵がハッチアウト

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.0℃/25.2℃/24.3℃
【透明度】 30m/30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:45-12:00/13:46-14:15/19:13-21:30
【潮まわり】 06:19 100cm 干潮 / 11:52 165cm 満潮 / 17:57 95cm 干潮 / 小潮(月齢:21.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日も快晴!
気温もグングン上がって、もう真夏のような1日だった。
今日は1日体験ダイビングだったので1日海にいたのだが、かなり焼けた。。。
天気も海況も最高のコンディション。
1本目は通常通り、元浦へ。
午後からはゲストの希望で珍しくボートで体験ダイビングをした。

体験ダイビングでハッチアウトを狙っているカスミヤライイシモチの咥える卵をチェックすると、何かかなり怪しい感じ。。。
今晩にもハッチアウトしそうな状況。

今日の卵の状態
今日の卵の状態
という事で、夕飯を食った後、一応これを見に行った。
前回のターゲット・オスが暗くて見つからなかったという反省から今日はまだ明るいうちにエントリー。
ターゲット・オスはすぐに見つかり、これをずっと観察。。。
どんどん暗くなっていくなか、見失わないようにと目が離せない。。。(・・;)
エアーがなくなるまでの約2時間の間、ずっとこいつのストーカーに徹した。(笑)

途中でウスサザナミサンゴの裏側にヒレナガスズメダイの産卵床を発見。
卵は完全な銀色で今にも落ちそうなくらいギンギンに熟していた。
卵を守るオスも近づくカスミヤライイシモチを警戒している。。。
この時点では不覚にもこのヒレナガスズメダイの卵は孵化寸前であったことには気づかなかったのだが、その10分後に気になって再び産卵床を覗いてみると。。。
うわぁ~!!!!ハッチアウトしちゃった!!!!

そう。。。ヒレナガスズメダイの卵は目を離したわずか10分くらいの間にすべて孵化してしまったのだ。
カメラのEXIFを見ると最後にこの産卵床を撮影したのが19:54。
その後、すべて孵化済みの産卵床を確認したのが20:04。
つまり20:00前後に孵化したのだった。。。
この時間帯に孵化するのは他のスズメダイたちもそうなので、容易に想像はできたけど、一応初確認。
というか実際に孵化するところは見ていないのだけど。。。悔し~(・・;)

孵化寸前の鈴なり卵
孵化寸前の鈴なり卵
一気に孵化してしまった産卵床
一気に孵化してしまった産卵床

しかし、あの孵化寸前の鈴なり状態の成熟卵は凄かったなぁ。。。

昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床
昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床
一応、帰りに昨日見つけたヒレナガスズメダイの産卵床もチェックしておいた。
もう稚魚の目玉が見え始めた。
最短まで寄ってじっくり撮影したいのだけど、ウスサザナミサンゴの裏側の産卵床は観察が難しい。。。(^^;)

ヒレナガスズメダイの産卵床というと、岩の裏側がスタンダードだとばかり思っていたのだけど、よく見るとウスサザナミサンゴの裏側って結構ヒレナガスズメダイの産卵床が見られる。。。

で結局、カスミヤライイシモチはどうなったかというと、21時20分くらいまで粘ったけどハッチアウトはしなかった。(ーー;)
う~それだったら、ヒレナガスズメダイの孵化をずっと観察していれば良かった。ガッカリ。。。


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またジョーのハッチアウトを観察。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.9℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 04:29-7:18
【潮まわり】 05:23 101cm 干潮 / 10:49 179cm 満潮 / 17:14 76cm 干潮 / 中潮(月齢:20.3)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

2回目のジョーのハッチアウト観察。
前回は思わずハッチアウトの瞬間に逆方向を向いてしまい、写真的には不満の残る結果に。。。
それもギリギリの時間にエントリーして余裕がなかった事が敗因だと感じ、今日は前回よりも約10分早くエントリー。
ただ、今日は久しぶりの快晴で、前回は4:30前後の時間は真っ暗だったのに、今日は結構明るい。。。
これはちょっと早くハッチアウトしちゃうかな。。。と焦ったのだが、その通りだった。(・_・;

4:41卵を咥えて顔を出すジョー
4:41卵を咥えて顔を出すジョー
今日は4:41には早くも卵を咥えて外に顔を出してきた。。。早っ!(・_・;
そこからが長かった。。。最初の稚魚が飛び出たのが4:46:46(46秒⇒これ大事)。
実に5分くらい卵を咥えたまま口の中でパフォパフォやっていた。

ピークの時間は10-12秒くらい
ピークの時間は10-12秒くらい
最初の稚魚が飛び出してから15秒くらいは少しづつ孵化していったのだが、孵化ピークは4:47くらいからたった10-12秒程度。
この間に一気に80%くらいの稚魚が孵化して旅立ってしまった。。。
その後は残りのなかなか孵化しない連中をオスは必死に吐き出そうとする行動がしばらく続いた。。。
4:53くらいにはすべてのハッチアウトを終え、やはり卵のカスだけがオスの口の中に残った。
今回もハッチアウト自体は6-7分くらい続くのだが、絵になる(見応えがある)のは最初に訪れるピークの10-12秒くらいの間だけだと感じた。

な、なのに。。。(ーー;)
帰ってから写真を一通り見てみると、ピークの10-12秒間の写真だけがほとんどピントがきてな~い!!!(-o-;
もしくは寄り過ぎて卵が画角からはみ出てるし。。。
う~ん。。。興奮するとダメみたい。。。勝負所に弱い僕の性格が出てしまう。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまたトライしなきゃならねーのか。。。もう早朝はかなりツライ。(・_・;

新たな卵を咥え始めたオス
新たな卵を咥え始めたオス
ジョーのハッチアウトが終わった時点であまり満足いく写真が撮れず落胆していたため、そのままエクジットしようかと一瞬思ったけど、またテンジクダイ類の抱卵だけはチェックしようと水深を下げた。
気が付いたら、ズルズルといつも通りエアが無くなるまで潜ってた。(笑)

一昨日にハッチアウトを終えたと思われるスダレヤライイシモチのオスがまた新しい卵を咥え始めた。
昨日の午後は咥えていなかったので、夕方から今朝にかけて産卵&抱卵したように思う。
お腹が大きかったのが印象的で、多分また一仕事(抱卵)行う前に食いだめしたのではないだろうか。。。?

今日中に産卵しそうなキンセンイシモチのペア
今日中に産卵しそうなキンセンイシモチのペア
近くではメチャクチャ怪しいキンセンイシモチのペアが今日中に産卵しそうな感じだったので、後半はこれをずっと監視してた。
メスの方が積極的で盛んにオスを誘っている。。。(^^;)
お腹は大きいのだけど、まだ産卵管も出ていないし、この1本では厳しいかな。。。とは思ったけど、動きが面白くてずっと見てた。
オスは口をパクパクさせてウォーミングアップ。。。
そういえば、キンセンイシモチの産卵写真ってまだ撮ってないなぁ。。。

ヤライイシモチの抱卵
ヤライイシモチの抱卵
近くには抱卵中のヤライイシモチのオスがいた。
口の中を覗いてみるとすでに卵にバッチリ稚魚の目玉が見え、今にもハッチアウトしそうな段階だった。

同じく昨日の写真のスダレヤライイシモチはまだ卵を咥えていた。
こいつも今晩、孵化しそうだぁ。。。どうしよう。。。

結局ナイトには行かなかった。(・_・;
いや、何か疲れてる俺。。。(笑)

ヒレナガスズメダイの産卵床
ヒレナガスズメダイの産卵床
ウスサザナミサンゴの裏側にヒレナガスズメダイが卵を産みつけて守っていた。
すでにヒレナガスズメダイは5月の中旬くらいから産卵期に入っていて、今や至る所で卵を守ったオスの姿を見かける。
まだ幼魚は未確認だが、そろそろ出てきてもいい頃。
幼魚が見られだすと屋久島の夏ももうスグだ。


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ナガサキスズメダイの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.6℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:04-14:38
【潮まわり】 09:10 210cm 満潮 / 15:59 24cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17

1月に続いて、千葉県立博物館・海の博物館の川瀬さんが来島。
前回はプロジェクトの説明&研究への協力依頼(⇒ついに僕の野帳が役に立つ時が来た! | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)がメインだったのだが、今回は自分の研究(カワハギ科・モンガラカワハギ科の社会行動)の下見を兼ねての来島だ。

1本目だけガイドで一緒に潜った。
スズメダイやテンジクダイなどすでに繁殖期に入っているものを片っ端からチェック。

またまた一斉にコガネスズメダイが卵を守り始めた。
こいつらの面白いところは、オスがすべて同時に卵を守り、孵化もほぼ同時な事だ。
だから、卵がまったく見られない時があったかと思えば、卵が見られると周囲のオスはどいつもこいつも卵を守っていたりする。。。
これはミツボシクロスズメダイも一緒で、先日はあちらこちらでミツボシクロスズメダイが卵を守っていたのに、今日はまったく確認できなかった。

アマミスズメダイもまだ繁殖期が続いているようだ。
オスはまっ白くなって興奮気味。

ナガサキスズメダイの産卵を観察。
時間は13:40くらい。
通常、ナガサキスズメダイは岩の下の砂を掘って産卵床にするのだが、今日の子は死んだリュウキュウキッカサンゴ(?)の裏側に卵を産みつけていた。
同時刻に他所でもオスの呼び込み行動などが見られた。

他にもヒレナガスズメダイとオジロスズメダイで卵を今季初観察。
ちょっと前から始まっている気配を感じていたが、卵を実際に確認したのは今年は今日が初めてだ。
カモハラギンポの極小チビを昨日、今季初確認しているので同時期に見られるヒレナガスズメダイのチビの出現も、もう間もなくだ。

キンセンイシモチの繁殖期も少し前から始まっていて、テンジクダイ類はほぼすべての種類が繁殖期に入っている。

川瀬さんの専門であるカワハギ科・モンガラカワハギ科の魚はほとんど繁殖期には入っていなかったが、ニシキカワハギだけはかなり怪しかった。
メスのお腹は卵でパンパンだったし、オスも軽く求愛していたような。。。

最優先種であるはずのノコギリハギがなぜかまったく見られなかった。
1月に川瀬さんが来た時には沢山いたのに。。。なぜだろ。。。知らないうちに超少なくなってるんだけど。。。(・・;)


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いやいやいや。。。多過ぎだろっ!

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.5℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:29-15:02
【潮まわり】 04:50 195cm 満潮 / 11:03 46cm 干潮 / 17:07 202cm 満潮 / 中潮(月齢:11.5)
【日の出・日の入】 日出05:51 日没18:45

久しぶりにまとまった雨が降った。
風は南寄りなので暖かく、雨のせいかちょっと湿度が高い気がする。

意外に元気なハナヒゲウツボ
意外に元気なハナヒゲウツボ
いや~海の中は昨日以上に中層の浮遊物と水底付近のアミ類、稚魚の類が凄く、視界は悪い。
この時期特有の状況で、かつこれらは魚たちの栄養源にもなるわけで、邪険にしてはいけないのだが、やっぱり憂鬱だ。。。(笑)
ヒメオオメアミもそこらじゅうに溢れている。(この時期のみの限定)

今日はあまり面白い発見もない上に寒かったなぁ。。。などと思いながら、ちょっと考え直してみた。
そっか。。。今まで興味のなかったプランクトンに興味を持つようになったら、それまで憂鬱だった浮遊物の多い海が急に楽しくなったように、水底付近のアミ類、稚魚の類にもっと積極的な目を向ければ面白いのではなかろうか。。。?(ーΩー )ウゥーン
明日はちょっとこの辺にマジで目をむけてみるか。。。

低水温時は穴の中に入ってしまい、めったに顔を出さないハナヒゲウツボが今日は何故かメチャクチャ元気に顔を出していた。
アミとか稚魚類を食べているのかな。。。(確認できず)

-16mのアオスジテンジクダイ
-16mのアオスジテンジクダイ
定点観察中の-16mのアオスジテンジクダイの村ではこれまで卵を咥えたオスは1匹だけだったのだが(写真)、今日はもう1ペアが卵を咥えているのを確認した。
そちらはまだ卵の色も初期のピンク色だったが、写真の前から咥え続けているオスの卵は白っぽくなってきた。

幼魚体色から黒味を帯び始める段階 4cmくらい
幼魚体色から黒味を帯び始める段階 4cmくらい
昨日は見つからなかった黄色い幼魚の体色から成魚の体色である黒に変わりつつヒレナガスズメダイの子を見つけた。
昨日のログにも書いたが、11-12月の頃はそのような子も多いのだが、この時期になるとめったに見なくなる。

とりあえず、こんな感じで幼魚は大人への階段を上り始めるのだ。。。


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ヒレナガスズメダイの体色変化

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.0℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 13:40-14:38
【潮まわり】 04:08 181cm 満潮 / 10:16 72cm 干潮 / 16:10 184cm 満潮 / 中潮(月齢:10.5)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:44

今日はまたまた一転してベタベタに凪ぎた。
陸上から見る海はとても綺麗なのだが、水中は相変わらずニゴニゴ。。。
浅場はアオサで覆い尽くされている。

今日は浅場でウダウダ。。。

昨日、八丈島の親方とのメールのやり取りで、「ヒレナガスズメ成魚の黒い子の写真ある?黄色は入ってはダメだよ。」と言われ、一瞬何を言っているのか分からなくて考えてしまった。(笑)
ヒレナガスズメダイの成魚といえば10-13cmくらいの真っ黒いスズメダイで、黄色が入っているとしたら胸鰭の基底部くらいなのだ。
「それって普通に成魚の事じゃん。。。(・・;)」などと思いつつも、冬季によく見られる「幼魚サイズなのに真っ黒い子」の写真が欲しいのかな?と深読みしてしまった。。。
しかし、よくよく聞いてみると、「手元にあるヒレナガスズメダイの写真がどれも黄色みを帯びている若い子の写真ばかりなので、黒い成魚写真を貸して」との事。
つまり、普通に成魚の写真を貸してくれという事だったのだ。(笑)

ヒレナガスズメダイは最初、黄色く黒いストライプが入る体色をしている。
毎年、6月の中旬ごろになると1cmにも満たないようなこの体色の幼魚(→1cmの幼魚)が溢れ、夏から秋にかけてよく図鑑で見るような3-4cmくらいの幼魚体色の子(→4cmくらいの幼魚)がそこらじゅうで見られる。
そして、秋も深まってくると、この幼魚たちは一斉に体色変化を始める。
体が大きくなるに従って徐々に体色が黄色から黒くなるというよりは、体が小さいまま黒くなるのだ。
だから10-12月の頃は幼魚サイズなのに真っ黒!というヒレナガスズメダイがあっちこっちで見られる。
もちろん中には体色変化途上の子も多く、この季節(10-12月)はそうしたまだ若干黄色みが残る子も多かったりする。
多分、親方の元にあるヒレナガスズメダイの写真はみんなこの時点の連中なのだと思う。

尾鰭に黄色味が残る。 体長は4cmくらい
尾鰭に黄色味が残る。 体長は4cmくらい
体に幼魚時のストライプ模様が残る。 体長は5cmくらい
体にストライプ模様が残る。 体長は5cmくらい

今日も探してみたのだが、さすがに今の時期はこの体色変化途上中の子は稀なので、ほとんど見られなかった。
一方で今日は見られなかったが、これよりも小さなサイズで真っ黒くなってしまう個体も多い。
早いもので3cm程度で真っ黒い体色になってしまう子もいるから面白い。

ただ、みんな成魚というにはあまりにも小さく、中には若魚というのも厳しいくらいのサイズの子も多い。
となるとヒレナガスズメダイは体色変化が成魚の条件ではなさそうだ。。。

完全に成魚体色だけど。。。 体長は4cmくらい
完全に成魚体色だけど。。。 体長は4cmくらい
そんなんだから、ヒレナガスズメダイを撮る時は体長が重要だ。
写真と共に体長のデータが絶対に必要なのだ。

右の写真を見るとついつい成魚だと思ってしまうけど、実は体長は4cmくらい。
若魚というのも悩んでしまうくらいの子なのだ。

今の時期はこうした黄色い幼魚は超少ない
今の時期はこうした黄色い幼魚は超少ない 体長は3cmくらい
上の写真の真っ黒い子の横にはこんな黄色い幼魚体色の子がいたのだが、この子の体長は上の子よりもやや小さいくらいだった。
多分、成長過程はまったく一緒だと思われる。
やや頭部が黒くなってきてはいるけど、まだまだ幼魚体色。

ちなみに今の時期はこうした黄色い幼魚は超少なく、今日も出会った幼魚体色の子はこれ1匹。。。

魚の場合、どこまでを幼魚と言って、どこからを若魚と言って、どこから成魚と言うのか明確なラインは無いのだが、ヒレナガスズメダイの場合、僕は5cmを超えたくらいから若魚っぽさを感じる。
なぜなら、これくらいのサイズになると、さすがに幼魚体色(黄色に黒いストライプ)の子がめったにいないためだ。
またこのサイズになるともう薄らと黄色味が残る子もめったにいないというのもある。
しかし、このステージだと、まだ産卵には参加してこない。

ヒレナガスズメダイの成魚(オス)
ヒレナガスズメダイの成魚(オス)
ちなみにヒレナガスズメダイの成魚とはこんなやつ。
成魚は雌雄ともに繁殖に参加してくる連中の事なのだが、体長はゆうに10cmを超え、オスもメスも12-13cmくらいにまで成長する。
かなり大型のスズメダイで、セダカスズメダイよりやや大きく、図太い感じのおっさん&おばちゃんだ。(笑)

あと数週間もすれば、こいつらは産卵期に入る。
すでに今日の時点でどのオスも完全にテリトリー(産卵床)を構えているようで、早いところではすでに産卵が始まっているかもしれない。。。

あっ。。。そういえばようやく浅場にアマミスズメダイの極小幼魚が目立ち始めた。。。


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今日のフィールドノートから  2010/07/06

早朝、ジョーフィッシュのハッチアウトを狙ったけど、全然ダメ。。。日の出前から巣穴のフタが開いていて、アミ類をバクバク食っていた。(一湊タンク下)

posted at 11:10:14

テトラに着く小型のミドリイシにアカメハゼのチビが1匹着いていた。今季初。出始めの子。。。(一湊タンク下)

posted at 17:14:12

例年通り、ミルが繁藻する時期に合わせてヒレナガスズメダイの極小チビ(8mm程度)がボチボチ見られ始めた。今季初確認。(一湊タンク下)

posted at 17:15:45

クラカオスズメダイ(yg)もミドリイシに着き始めた。屋久島では繁殖期が6月くらいからなので、この時期に着くような子は南から流れてきた子かな。。。?(一湊タンク下)

posted at 17:23:11

抱卵中のオイランヨウジのオス確認。産みたて臭い気もするけど、撮影する事でもろにプレッシャーを与えてしまったので確認できず。。。(一湊タンク下)

posted at 17:26:36

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