【ポイント】 元浦
【水温】 25.1℃
【透明度】 25m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:12-17:35
【潮まわり】 04:59 220cm 満潮 / 11:54 8cm 干潮 / 18:34 219cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21
水温は高い状態(と言っても例年並みという事)が続いている。
今日も水温は25℃以上あり、温かい。
透明度もかなり良く、天気が悪いのに水中は明るい。。。
今日は午後から海へ。
当初の計画ではちょっとだけ元浦で潜って、あとは一湊タンク下へ。。。と考えていたのだが、何だか知らない間に時間が経ってしまい、結局3時間半、ずっと元浦の浅場でウダウダしていた。(笑)
しかもほとんど動いてねぇ~!(^^;)
特に面白い事があったわけでもないのに。。。(ーー;)
最近、クマノミのチビが増えてきてから、いろいろなイソギンチャクをバックにこのチビたちを撮るのがマイブームで(笑)、ガイド中に綺麗なイソギンチャクを見つけるとチェックしたりしている。
この元浦の浅場にあるシライトイソギンチャクは先端がピンク色でとても可愛かったので(通常は先端が青いものが多い)、前からこのイソギンチャクをバックに撮りたいなぁ。。。と考えていた。
ところが、実際に撮ってみると、それほど美しくなかった。。。(ーー;)
クマノミを撮っていたら、目の前の岩でシマギンポのオスがバリバリの婚姻色になって踊っていた。
見ると目の前にはお腹が卵でパンパンのメスがいた。
そう、オスはメスを産卵に誘っていたのだ。
しばらくオスの婚姻色を撮っていたのだが、ふと顔を上げるとメスがいないっ!!
メスを見失ってしまった。。。(・_・;
せっかく、産卵や1つの巣穴から雌雄が顔を出すところが見られるかと思ったのにぃ。。。
その近くの岩にコンシボリの卵が1巻。。。
なぜにこんなところに???(通常は砂地などでみられる)と思い、卵の下をさらってみると、黄色いコンシボリが2匹出てきた!
どうも産卵中だったみたい。。。
スグにそのまま潜ってしまったのだが(岩の上に積もった堅めの砂の中に)、そっか。。。こんなところに卵を産むんだ。
八丈島などでコンシボリというと砂地で見かけ、卵も砂地でよく見るイメージだったのだが、屋久島では岩場で見かけることが多い。
そうなると卵はどこに産むのかと思っていたけど、こんなところに。。。(・_・;
ようやくキイロウミコチョウの大量発生が始まった。
毎年、5月初旬によく見られる現象のような気がするのだが、今年は初見だ。
数匹のキイロウミコチョウが一カ所に固まって見られる光景は、GW頃の季節ならでは!だったのに。。。
これも、低水温だったせいかなぁ。。。
さて、このウミコチョウの仲間は今年はずっと発生するのを待ちわびていた。
というのも、僕の八丈島時代の兄弟子Kくんが撮ったトコブシの裏側にウミコチョウの仲間を這わせて撮った1枚(⇒ボケ | ガイド会・世界の海ブログ)がとても綺麗で、同じことをやってみようかと考えていたのだ。
常にBCのポケットにはトコブシの貝殻が入っていたのだが(笑)、こんな時に限って無~い!!!
入っていたのは取り合えず裏側が綺麗だからといって拾っておいた名称不明な貝殻のみ。。。
まぁ、この貝も一応、光の入り方で青っぽく輝く傾向はあったので、ここに乗せてみた。
確かに青くはなるのだが、Kくんが撮ったような柔らかく、優しい感じの背景にならない。。。
何か鋭い光沢感があって、金属感のような堅い雰囲気も強い。
Kくんの写真もある意味「不自然な生物写真」ではあるのだが、それ以上に不自然な感じがする写真に。。。(・・;)
「こんな環境にキイロウミコチョウはいねーぞぉー!!」と言われそうなくらいに。(笑)
結構、絞りを開けているのに、貝殻の裏側のスジがどうしてもハッキリ出てしまう。
そもそもKくんの写真の周りの「黄色」。。。ありゃ何だ??(・・;)
トコブシにあんな黄色い部分ってあったっけ?
あの黄色が写真に柔らか味を出している気もする。。。