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2年ぶりの「魚見」

【ポイント】 魚見
【水温】 20.1℃
【透明度】 20m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:26-15:55
【潮まわり】 05:12 91cm 干潮 / 11:09 172cm 満潮 / 18:15 45cm 干潮 / 小潮(月齢:22.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没18:24

今日は朝からよく晴れて暖かい!
海もベタ凪ぎだったので、海に行く足取りも軽いっ♪(^^)
毎日、こんな天気&海況だったらいいのに。。。(笑)

サンゴイソギンチャク
サンゴイソギンチャク
一湊に行ってみると、いつもは釣り人が沢山いる元浦の沖堤に人が誰もいないっ!!!
これはチャンス!という事で久々に「魚見」に入った。

調べてみると2013年1月1日以来なので、2年以上入っていなかったポイントだ。(・・;)

意外なことにいる魚も地形もほとんど変わっていなかった。

そこら中にササムロやニセタカサゴが舞い降り、キュウセンフエダイ、ベンガルフエダイが群れ、今日はボウズハギがものすごい群れになっていて、魚影は常に濃かった。
浅場ではキビナゴが真っ黒い群れを作って固まっていた。。。

矢筈岬の東面に多いTheキツネウオ
矢筈岬の東面に多いTheキツネウオ
それからいつも潜っている矢筈岬の西面にある一湊湾内ではヤクシマキツネウオがよく見られるけど、魚見のある矢筈岬の東面にはTheキツネウオの方がよく見られる。
今日の魚見もTheキツネウオの成魚がそこらじゅうで見られた。

ここは背中の赤い模様がV字になるアカホシカクレエビの仲間(未記載種)を最初に見つけた場所なのだが、これも-25mくらいまで降りると今でも結構見られた。

魚影が濃いので十分使えるポイントなんだけど、いつもは釣り人が多い場所なのでなかなかエントリーは厳しいのが残念。。。

ツツボヤの仲間に着くワレカラの仲間
ツツボヤの仲間に着くワレカラの仲間
安全停止中に青いツツボヤの仲間(コバルトツツボヤ?)にワレカラが1匹着いていた。
屋久島で見られるワレカラの仲間はちゃんと同定していないので、いつも「ワレカラの仲間」という書き方をしている。
しかし、一応、識別はできているつもりで、最もよく見られるのがガヤに着く透明なやつ(いつもの子たち)と、よく海藻などに着くこの地味~いなやつの2種が最優占種だ。

海藻に着いているとイマイチ写真映えしないのだが、ツツボヤに着くとちょっといい感じの写真になるかな。。。と思ったけど、やっぱり地味っ!^^;


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2連敗!

【ポイント】 お宮前
【水温】 27.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 暴風雨
【潜水時間帯】 8:34-10:14
【潮まわり】 08:16 246cm 満潮 / 14:18 74cm 干潮 / 中潮(月齢:2.1)
【日の出・日の入】 日出06:15 日没17:56

台風24号の接近で今日は朝から雨風がすごく、たまに暴風雨になったりしていた。
しかし、風は南東に変わり、一湊湾内はベタ凪ぎに。。。

陸上の状況(暴風雨)から体験ダイビングは中止にして、1人で海に行ってきた。
目的は今日もセダカギンポの産卵だ。

昨日はエントリーが遅かったからか、すでに黄色い卵が産みつけられていて、産卵床にメスの姿はなかった。
今日は昨日、銀色だった卵が孵化してしまい、その場所に新たな卵をメスが産みに来るに違いないっ!と期待していたのだが、今日も産卵床は卵を守るオスが1匹で佇んでいるだけだった。。。(・・;)

なんと孵化して無くなっているだろうと予想していた昨日銀色だった卵のパッチは、まったく孵化しておらず、そのまま残っていた。。。
一方、昨日は真っ黄色だった卵のパッチはやや黄色い色がくすみ、良く見ると卵の中には稚魚の体のようなものが発生していた。
まぁ、よく考えれば、この2つのパッチがある限り、新たに卵を産みにくるメスもいないわな。。。(^^;

卵の発生過程は5段階?
卵の発生過程は5段階?
う~ん。。。当初は1-2日で孵化すると考えていたけど、連日観察した感じではこのセダカギンポの卵は最低でも孵化まで4日以上はかかるようだ。(現在の27℃の水温の場合)
というのも、今回、卵の発生段階は少なくとも4段階以上はあると分かったからだ。
しかも、10/4にゲストさんたちと確認した際、この3番と4番の銀色の卵は2番のような発生過程だった事を考えると、右写真の2番と3番の間にはもう1段階、発生過程がありそうだ。

1番は多分、産みたてだと思うのだが、これも確信はない。。。
4番は最終段階だと思うのだけど、これも明日には孵化している事を確認してみないと何とも言えない。。。

生殖器の辺りから出ている青い部分で産卵床を掃除?
生殖器の辺りから出ている青い部分で産卵床を掃除?

産卵床を口で突いて掃除する
産卵床を口で突いて掃除する
しかし、オスの方は産卵床の卵が無い部分の掃除に余念がないようだった。
口で突いたりしながら掃除をしていたのだが、しばらく観察していると何と昨日話題にした、生殖器付近から出ている青い塊を産卵床に押し付けているではないか!!
こいつの役割がよく分からなかったのだが、1つは産卵床の掃除(?)に使っているようだ。
もしかしたらこの部分にはメスを惹きつける(産卵床に呼び込む)フェロモンのようなものも含まれているのかもしれない。。。などと想像していたら楽しくなってきた!(^^)

僕が近くにいるせいでメスが寄ってこないという可能性もあるので、たまにここを離れたりしながら、ちょくちょく覗いていたけど、結局、最後までメスがやってくることはなかった。

今日、明日にでも銀色の卵が孵化すれば、明日にでもそこに産卵するメスがやってくるかな。。。

セダカギンポの「メス待ち」をしている間、やや白化から立ち直りつつあるサンゴイソギンチャクをバックにクマノミのチビを撮影していた。
サンゴイソギンチャクを上からボカして撮ると、まるで白い輪っかというか、シャボン玉のようにも見えて、メチャ綺麗だったのですっかりハマってしまった。。。(^^;;
こんな感じの丸ボケも泡みたいで面白いでしょ?(^^)

_DSC3969

_DSC3956

_DSC3963-2

_DSC3908-3


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白い腕に包まれて。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 29.6℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:21-16:50
【潮まわり】 06:49 89cm 干潮 / 13:49 170cm 満潮 / 18:44 148cm 干潮 / 小潮(月齢:22.2)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:45

今日はゲストなし。
午後から1人でカメラを持って海へ。。。

日本の太平洋沿岸ではこれから秋にかけての時期が一番海が面白いという話をよく聞くけど、屋久島の場合は様々な生き物が繁殖期を迎える5月くらいから、もう少し南の海域から様々な幼魚や死滅回遊魚が現れる7月くらいまでが最も面白い時期だ。

今も決して魚影は薄いわけではないし、繁殖を行っている生き物も沢山いるのだけど、やっぱり5-7月の賑やかな時期に比べたら、ちょっと落ち着いちゃっていて興味深い行動なんかもなかなか見つからない。(^^;;
これはガイドが続いていて、なかなかプライベートで海に入れないため、自分の興味に合わせて連日で潜るという事ができないからというのもあるとは思うけど。。。

シャコガイの入水管
シャコガイの入水管
気づくと過去に何回も何回も撮っているような被写体にまたまたカメラを向けてるし。。。(笑)
シャコガイの入水管の入り口付近にあるヒラヒラは何かちょっと面白い形状をしていて、前からこれと絡めてセボシウミタケハゼを撮りたいと思っていた。
確かに面白い背景にはなるのだけど、何かイマイチ。。。(^^;;
ハゼとそのヒラヒラ、両方にピントを合わせるのはなかなか難しくて、結局絞りをF22まで絞って撮ると、何かドギツイ写真になっちゃう。。。(笑)

_DSC0325高水温は依然として続いていて、ポイント内の被覆状のサンゴやハナガタサンゴ類は軒並み色褪せて白化気味の状態が続いている。
イソギンチャクなんかもそうで、サンゴイソギンチャク、シライトイソギンチャクなどはどれも真っ白!
それはクマノミを撮る時の背景としてはメチャ綺麗でなかなかいい感じ。。。(^^)
な~んて言うと、何か軽率だと思われてしまうかもしれないけど、実はイソギンチャク類は意外に環境の変化には強くて、水温が下がり始めるとスグに元に戻る。
この背景は今だけ楽しめる限定被写体なのだ。


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白化したイソギンチャク

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.7℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:16-11:54
【潮まわり】 06:46 69cm 干潮 / 13:33 189cm 満潮 / 19:54 96cm 干潮 / 小潮(月齢:23.3)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没17:19

今日も朝から雨。。。
でも相変わらず、水中は透明度も良くて明るい。
エントリーした途端にそれまで憂鬱だった気持ちが吹き飛ぶ!(笑)

現在、自宅&ショップを建設中なので、コンセントやライトの位置を決めたり、壁の材質や色などいろいろと決めなきゃならないことが沢山あるため、いつものようにダラダラと長潜りしているのもマズイな。。。という事で、今日は午前中に12Lタンクで100分を超えないダイビングを心がけた。(^^;)

浅場をじっくり散策したのだが、特にこれといった発見もなく、あっという間にエアが無くなった。
やっぱ、もう僕は14Lじゃないとダメだな。。。(笑)

白化したサンゴイソギンチャクをバックに。。。
白化したサンゴイソギンチャクをバックに。。。
今年は通常の一湊タンク下エリアにはサンゴはもちろん、イソギンチャクの白化はあまり見られなかったのだが、普段あまり行かない砂地のど真ん中にあるちょっとしたパッチリーフにあるイソギンチャクが綺麗に白化していた。
こういう場所の白化って、多分、よく砂が被ったりする事によるストレスで白化するのだと思う。
イソギンチャクの白化は大抵、数ヶ月もすると元に戻るのであまり心配していない。
もしろ、クマノミ撮影の背景にはちょうど良い感じ。。。(笑)


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元気な白化イソギンチャク。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.1℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:02 214cm 満潮 / 13:45 92cm 干潮 / 大潮(月齢:16.4)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:21

シライトイソギンチャクに着くニセアカホシカクレエビ
ニセアカホシカクレエビ
また風が北西に変わって一湊湾内もちょっと時化てきた。。。
天気は晴れていた事もあってそれほど寒さは感じなかったんだけど、水中はもう限界かも。。。(^^;)
エントリー直後からダイビング中はずっとブルブル震えていて、何か変なものや魚の怪しい動きが目に入っても戻って確認しようという気が起きないくらい。(笑)
そもそも首を横に向けると冷たい水が入ってくるのでずっと前だけを見てじっと固まって泳いでいるような状態。。。

こうなってくると、もうダイビング自体が無駄な1本になってしまうので、もうこのヘタリ6半は終わりっ!
20度を切るまでは我慢しようと思っていたけど、もう限界!!
明日からはフカフカのNew6半に衣替えしよう。。。
で、冬の間はできる限り深場には降りないようにして、ゴムをヘタらせないように気をつけよう。。。(笑)

クマノミのチビ
クマノミのチビ その1
今日もクマノミでイメージしている絵を撮るために、サンゴイソギンチャクに直行!
でも、今日はもっと手前の-16m付近にあるサンゴイソギンチャクでトライ。
ここには3つのサンゴイソギンチャクが棲んでいて、それぞれにクマノミが着いている。
そのうちの1つはもうずいぶん長い間(2-3年)、白化したままのサンゴイソギンチャクなのだけど、白化したまま弱ってる気配はなく今も元気に生きている。

ハードコーラルだと白化は死滅のサインで、そのままいくと大抵は死んでしまう、もしくは復活してまた共生藻が着くのか色合いが元に戻ってきたりする。
なので多くのハードコーラルにとって白化は瀕死状態を意味すると思うのだが、イソギンチャクの白化はもしかしたら違うんじゃないの?と思ってしまう。。。

クマノミのチビ
クマノミのチビ その2
白化したイソギンチャクは良く言われるように背景として使うととても写真映えする。
でも、ここの白化群体は小型でクマノミの背景に使うのはなかなか厳しい。。。(^。^;)
いずれにしてもイメージしている絵は元気な茶色いサンゴイソギンチャクの方がいいので、この白く綺麗なイソギンチャクは無視!(笑)

ここは浅くて減圧を気にせず撮れる水深なのでかなり粘ったけど、今日も思い通りの写真は撮れずに終わった。。。(-o-;
なぜって、ここのクマノミの成魚はメチャ気性が荒くて、被写体の黄色いチビをかなりの頻度で追い立てていて、チビはなかなかじっとしていてくれないのだ。。。
お前。。。弱いものイジメはやめろって。。。(ーー;)

しかし、クマノミのチビをずっと撮っていると、個体によって可愛さが全然違うのが面白い。
大きさも成長ステージも一緒で、体色もまったく同じなのに、何回撮っても目つきが悪くて全然可愛く撮れない子もいたりする。。。(笑)
この子たちは可愛いでしょ!(^_^)


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グングン水温上昇!

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.0℃
【透明度】 ~20m
水温はさらに上昇!
エントリーしてスグ分かる暖か~い海♪
水温が21-22℃にまでなると、分かりやすいぐらい魚たちの動きが活発になる。

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