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忽然と消えたシライトイソギンチャク&クマノミ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:23-16:20
【潮まわり】 04:27 74cm 干潮 / 10:39 183cm 満潮 / 17:30 49cm 干潮 / 中潮(月齢:7.0)
【日の出・日の入】 日出07:02 日没18:01

今日は同業者のイチデジを借りて午後からエントリー。
浮遊物は相変わらずだけど、ちょっと凪ぎたかな。。。

同業者から借りたイチデジはCANONの40D。
CANONのカメラで真面目に撮るのは初めてかも。。。

ニコンの作る絵に慣れているからか、撮った後、モニターで確認する色合いが何となく違和感。
ちょっとでもニコンの絵に近づけようと、いろいろやっているうちに時間ばかりが過ぎる。(笑)

色合いはともかくニコンのカメラで撮っているときとまったく同じ露出で撮っているのに、どの写真もアンダー気味なのがよく分からない。。。(ーー;)
結局、相当開けないとアンダーになってしまうので、ストロボはいつもフル発光!
それでも暗いから、最後にはディフューザーを取っちゃった。
なんだ、こりゃ。。。(・_・;

エスカを伸ばすオオモンカエルアンコウ
エスカを伸ばすオオモンカエルアンコウ
そんな感じで最初はカメラ操作にあーでもない、こーでもないとやっているレベルだったので、エントリー直後に出会った同業者が教えてくれたまったく動かない被写体は露出傾向を掴むのに超助かった!(笑)
同業者が指し示してくれた被写体はビック・オオモンカエルアンコウ!
最初は何を指しているのかさっぱり分からないくらい岩と同化してた。。。\(;゜∇゜)/
露出を調整しながらしばらく撮っているとエスカを伸ばして何かを捕食しようとしているようにも見えたけど、何を狙っているのかさっぱり分からなかった。。。(笑)

ヘリゴイシウツボ
ヘリゴイシウツボ
キャノンのカメラは赤味が強い事は前から知っていたけど、何か彩度も強い気がするのは気のせいだろうか。。。
いずれにしても普段ニコンのカメラで青味が強い写真を見慣れているからか、妙に真っ赤に見えて違和感を感じる。。。
(ちなみに左の写真はいつも以上にPhotoShopで青味を上げています。。。)

ワレカラたちは一気に増えていた!
ワレカラたちは一気に増えていた!
卵はないけど膨らんでいる育房
卵はないけど膨らんでいる育房
半月ぶりに例のワレカラのいるガヤのところに行ってみた。
何とビックリ!!一気に成体の数が増えていた!!
1つの小さなガヤの上に40-50匹はいそう。。。(・・;)
前は1つのガヤに1-2匹しかいなかった卵持ちのメスも複数匹見られた。

いや~もう個体識別は不可能だわ。。。こりゃ。。。
ワレカラの仲間は成長が早いと聞く。
極小のチビたちがウジャウジャ着いていた時からすでに3週間ぐらいが経つ。。。
こいつらはあの時のチビたちなのかもしれない。

見てて思ったのだが、ワレカラってもしかして近親相姦が普通だったりするのかな?
他の甲殻類と違って浮遊する幼生期はないワケで、生まれたらそのまま母親の元で過ごし、そのままその同じガヤの上で大きくなるとしたら、当然ここにいる連中はみんな兄弟。。。なのか???(・・;)
もう卵を持っているメスもいるという事は、やっぱり近親相姦??
いずれにしても、他の甲殻類に比べて血はもの凄く濃そうだ。

突如、死んでしまったシライトイソギンチャク
突如、死んでしまったシライトイソギンチャク
先日、僕が留守をしている間にあった変化(サンゴの白化など)を紹介したが、また凄い変化を見つけた。

毎回、一湊タンク下のガイドの最後にゲストをフリータイムにする浅場(-6m)があるのだが、ここには1つシライトイソギンチャクが僕が島に来るずっと前からあって、クマノミが何匹も着いていた。
ところが今日見ると、な~い!!!!!シライトイソギンチャクが完全に無くなってるっ!!!
当然、クマノミたちもいなくなって、若い子が1匹だけチョロチョロしていた。。。(・・;)

最初は「おいおい。。。イソギンチャクが引っ込んじゃってるぞ。。。。誰だよ。。。」とか思ったのだが、覗いてみると何やら溶けてしまったような、根こそぎ切られたような、そんな感じになっていた。
う~ん。。。一昨日、この辺に来たときはまだこのイソギンチャクはあったような気がするんだけど。。。
僕の記憶が正しければ1日で無くなってしまった事になるのだが、記憶は曖昧。。。
シライトイソギンチャク+クマノミはポイント内に何ヶ所もあるので、完全にあって当たり前のものだと思って見ているようで見ていなかったかも。

う~それよりも前から無くなっていたとしたら、僕が留守にしている間の2週間にあった時化や低水温が原因という事になるのだろうか。。。
ナゼにこうも留守中に(定期チェックできない間に)いろいろ死んじゃうかな。。。これでは原因がまったく分からない。
何のために毎日潜っているのか分からなくなってくる。。。(×_×)

よく痛んできたポイント(オーバーユースのポイント)を守るために、しばらく潜水禁止にしたり、しばらくポイントを寝かせたりする例が多いけど、僕はこれには疑問を感じる。
定期的なモニタリングは絶対に必要だと思う。(しかも頻繁に)
ポイントが痛んできた原因がダイバーのオーバーユースじゃない可能性ももちろんあるわけだが、もしそうである場合、定期的なモニタリングを行っていなかったら、慶良間のどこかのポイントみたいに今度こそ本当にアウトだ。

なにはともあれ、ここにいたクマノミたちは一体どこに行っちゃったんだろうか。。。(他のイソギンチャクに移る可能性も考えて)個体識別しておけば良かったな。。。


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