【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:35-12:59
【潮まわり】 04:23 202cm 満潮 / 11:13 40cm 干潮 / 17:43 195cm 満潮 / 中潮(月齢:26.1)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17
今日は午後の便で来島するゲストを迎える関係で午前中に1本海へ行ってきた。
昨日のエクジット間際にカスカスのエア状態で見た事(→終わりよければ全て良し!(^^))を再度、確認するのがメインの目的。。。(^^)
最近、一湊タンク下の-10m以浅でよく死サンゴや小さな石や岩などが山のように積み重なっているのを見かけるのだが、これが何なのかずっと分からないままでいた。
巣穴にしては「穴」がないし。。。(・・;)
一度、この死サンゴや小さな石や岩などをどかしてみた事があるのだが、下には何もなかった。
さらに不思議なことに、数分後に戻って見てみると、また元の山に戻っていたのだ。。。(・。・;
その後は一度だけ、何者かがそのガレ山の中に猛スピードで潜り込んだのを見かけた事があるのだが、結局それが誰だったのか分からず仕舞いだった。
それが昨日のエクジット間際にようやく分かった!!!(^^)
犯人はオビテンスモドキだった!!!(゚д゚)!
昨日、エクジット間際にオビテンスモドキの成魚がエッチラオッチラとその場所に死サンゴや小さな石や岩などを積み重ねていたのだ!!
しかし、エアもなかった事もあり、スグにエクジットを余儀なくされた。。。
オビテンスモドキは屋久島では常に成魚はいるけど、その絶対数(成魚の数)は決して多くなく普通種だとは言い難い生息状況だ。(幼~若魚は当然、沢山いるけど)
一湊タンク下の浅場には現在3匹くらい成魚がいるのだが、これもイレギュラーでまったく成魚を見ない年もあったりする。
今日はエントリーするなり、真っ直ぐその場所へ直行!!
今日も山のように死サンゴや小さな石や岩などが積み重なっていた。(^^)
やつには申し訳ないとは思ったけど、再度、確認するためにこの死サンゴや小さな石や岩などを辺りに散らし、下の砂が見える状態にしておいて、その場を離れ遠くからしばらく観察していたけど、今日はなかなかオビテンスモドキがやって来ない。。。
諦めて別の魚を観察をしたあと、ダイビングの最後に寄ってみると、いた!いた!
オビテンスモドキがせっせと死サンゴや小さな石や岩などを運び、また元の山を作っていた。。。
やっぱり、こいつだったのだ。
昨日、これを知ったときは「これは大発見だ!!何のために??」などと興奮したのだが、帰ってから調べてみると、これはかなりよく知られている行動だと知ってちょっと(´・ω・`)ガッカリ…(笑)
一応、砂に潜って寝る他のベラ類から睡眠場所を守るタメではないか?と言われているようだけど、この辺は推論のようだ。。。
いずれにしても寝床だったのだ。
あとは何のためにこうするのか、確信的な証拠を掴むことができれば、面白いかもなぁ。。。ちょっと調べてみようかな。。。
どんなに山を崩しても、必ず同じ場所に山を作るのは面白い。
なぜここじゃなければならないのか?(ちなみにこのガレ山の隣接した場所にも砂地はある)
この辺がキーポイントになりそうな気がする。
今日もテンジクダイ類の産卵をずっと追ってた。
今日は産卵間近のキンセンイシモチのペアをずっと観察していたのだけど、産卵自体は見る事ができなかった。。。
もう絶対に産卵する!!という感じなのだけど、やっぱり先にエアが無くなる。。。(笑)
ちなみに昨日ずっと張り付いていたアオスジテンジクダイのカップルのオスはやっぱり口の中に卵を咥えていた。。。(苦笑)
このキンセンイシモチの産卵を観察していた真横ではシマキンチャクフグが産卵していた。
こちらは今季初観察だ。
時間は12:15くらい。