【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 27.9℃
【透明度】 15m
【海況】 時化
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:24-11:19
【潮まわり】 05:18 73cm 干潮 / 12:06 178cm 満潮 / 17:11 142cm 干潮 / 小潮(月齢:22.0)
【日の出・日の入】 日出06:04 日没18:18
ようやく北部にも台風15号の影響が出始めた。
午前中、風はまだ北東だったが、台風接近と共に徐々に北⇒西へと周り、午後には完全に北西に変わった。
今日はすべての体験ダイビングは中止し、朝早い時間からスタッフと潜りにいった。
ホームグラウンド、一湊タンク下は台風接近時、最後まで潜れるのが良い。。。
そうは言っても浅場はかなりウネがあって、それも2時間の潜水時間中にどんどんひどくなっていく。。。(・_・;
朝、早い時間から潜り始めて、ほんと良かった。
エントリーするなり、求愛&威嚇のディスプレイが激しいノコギリハギのオス2匹、メス2匹を見つけた。
この4匹は先日気づいたばかりの連中で、最初に見かけた場所、次に見かけた場所、そして今日いた場所はそれぞれ別の場所で、その広さは想像以上に広かったのでビックリした。
行動範囲は30-40m四方くらいはあると思う。(今後の観察次第ではもっと広い範囲を動くかもしれない。。。)
最初に見かけた時はよく見るオス同士のディスプレイを行っているだけかと思ったが、よく見ると1匹のメスのお腹は大きく、そのメスに2匹のオスが交互に求愛を繰り返し、オス同士が近づくたびに威嚇のディスプレイを繰り返しているのだった。
その後、1時間ぐらいずっとこの3匹を追っていたのだが、どうも優勢なオスは決まっていてこのオスはメスの下腹部をしきりに刺激したりして産卵を促す一方で、劣勢なオスは隙をみては求愛をするのだけど、いつもその優勢なオスにディスプレイで負け、追い立てられているようだった。。。(^^;;
しばらく見ていると産卵床となる海藻(イトゲノマユハキ)に2匹で近づき、メスが産卵を始めた!
時間は午前10時ちょっと前。
オスも放精しているのは分かるのだけど、周辺が白く濁るわけでもなく、産卵後、海藻を観察しても明らかに卵だと分かるようなものが見られないので、本当に産卵をしているのか自信がなくなる。。。(・_・;
産卵中、メスのお腹から産卵管らしきものが出ているので、確かに産卵しているとは思うのだけど。。。
一昨日、スタッフがニシキフウライウオがいたというので、教えてもらったその場所にいってみると、抱卵中の大きな子が1匹いたので、これはもう1匹いるに違いない!と思い付近を探してみると、案の定、一回り小さな子が岩陰に隠れて漂っていた。。。
ニシキフウライウオは例年、5-6月頃によく抱卵中の子を見かける初夏の風物詩的な存在なのだが(他の時期はめったに見ない)、これは完全に時期外れの子。
しかも抱卵中!
しばらくいてくれるといいけど。。。
かなり大きく、場所もいいのでフィッシュアイで狙いたい。。。