タグ: ナガサキスズメダイ

そこらじゅうでクマノミが卵を守っています。。。

卵を守るクマノミ夫婦

【ポイント(Dive Point)】 お宮前 / 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.1
【水温(Water Temperature)】 25.8℃ / 26.2℃ / 26.2℃
【透明度(Underwater Visibility)】 20m
【海況(Oceanic Condition)】 ベタ凪ぎ
【天候(Weather)】 雨
【潜水時間帯(Dive Time)】 8:52-9:43 / 10:48-11:49 / 13:28-14:31
【潮まわり(Sea Tide)】 04:51 221cm 満潮 / 11:45 20cm 干潮 / 18:25 221cm 満潮 / 中潮(月齢:11.9)
【日の出・日の入(Sunrise・Sunset)】 日出05:20 日没19:24

【平均水深(Avg Depth)】 16.6m / 12.8m / 13.2m
【最大水深(Max Depth)】 26.0m / 22.6m / 19.6m

ゲストTさんの2日目。
まだ黒潮は完全接岸していないけど、海の中は1年のうちで最も面白い時期だ。
そこらじゅうでスズメダイの類が卵を守っており、特にクマノミの卵守りはそこらじゅうで見かける。

またスズメダイ類の幼魚も増える時期だ。
ナガサキスズメダイやヒレナガスズメダイの幼魚は今が旬。
小さな赤ちゃんで溢れかえっている。
今年はヒレナガスズメダイの幼魚が例年以上に多く感じる。

オイランヨウジのオスも卵を抱えていた。


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アドバンス講習

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.1 / 元浦
【水温】 22.3℃ / 23.6℃ / 23.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:03-9:56 / 10:56-11:52 / 15:32-16:05
【潮まわり】 06:41 107cm 干潮 / 12:04 166cm 満潮 / 18:33 81cm 干潮 / 小潮(月齢:7.0)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:20

今日はアドバンス講習という名のファンダイビングをゲストMさんとマンツーマンで。。。(^^;)

僕のアドバンス講習は否応なしに「水中写真ダイブ」と「水中ナチュラリスト・ダイブ」や「AWARE魚の見分け方・ダイブ」が必須のアドベンチャー・ダイブになる。。。(強制的(笑))

そういえば、最近、変化があったにも関わらず、まったく話題にしなかった季節的な変化をいくつか。。。

ナガサキスズメダイの産卵行動もとっくに始まっていて、今は小さな幼魚が目立ち始めている。

カモハラギンポのチビも1週間ほど前から目立ってきた。

屋久島の6月上旬の代表的な指標種、ナガサキスズメダイ、カモハラギンポ、ヒレナガスズメダイの3大幼魚のうち、あとまだ出ていないのがヒレナガスズメダイだけ。

もうすぐ。。。あと1週間以内には彼らが登場する。。。はず!(^^)


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ヤバい。。。孵化させちまった。。。反省。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:09-16:20
【潮まわり】 09:38 65cm 干潮 / 16:16 186cm 満潮 / 中潮(月齢:10.8)
【日の出・日の入】 日出05:22 日没19:23

今日もゲストなしで午後から1人で海へ。。。

台風8号が近づいており、風も徐々に強まってきてはいるけど、風裏の一湊は依然としてベタ凪ぎだ。
今日は変なウネリもなく至って静かな海だった。

先日、ガイド中にウスサザナミサンゴの上に出ていたコブシメの卵(多分、ゴマモンガラがオキザヨリの卵を食べるためにサンゴをぶっ壊した拍子に外に出てしまったのだろう。。。)を観察していたら、思いがけず孵化を観察できてしまった事があった。(⇒コブシメのハッチアウト

卵の中でスクスク育つコブシメの赤ちゃん
卵の中でスクスク育つコブシメの赤ちゃん
それ以来、それまであまり興味がなかったコブシメの孵化間近の卵を観察&撮影するために、しょっちゅうウスサザナミサンゴを覗いている。
産んだばかりの頃の卵は真っ白く中は見えないのだが、孵化間近の卵は透明で卵の中にハッキリとコブシメの幼体がスクスクと育っているのが分かる。
それはまるで球体の揺りかごの中で守られながら眠る赤ちゃんのようで、これは絵になる!!と思い、最近は機会があるごとにコブシメの卵にカメラを向けていた。

しかし、コブシメの卵は基本的にウスサザナミサンゴの奥深くに産み落とされるため、なかなか撮影は厳しい。。。
いくつもいくつもウスサザナミサンゴを見て回り、まずは撮りやすい卵を探すのだが、そんな卵はめったにお目にかからない。
なので1度撮りやすい卵を見つけると、毎日その卵ばかりをチェック&撮影することになる。。。(^^;;
そうすると自然とコブシメの発生過程が分かってきた。。。(笑)

脚が出ている真ん中辺りに卵黄?
脚が出ている真ん中辺りに卵黄?
卵の殼は透明になっても、まだ未成熟のコブシメは体の真ん中辺りから弁のようなもの(卵黄?)がぶら下がっており、全体の形も成体のそれとはちょっと違う。。。
定点観察中の卵も最近まではそんな状態だったのだが、ここ2-3日はその弁のようなものが消えてだいぶコブシメらしい形になってきていた。

カメラのファインダーを通して見る卵の中の幼体はピクピク動いていて生きている事を実感できる。
そんな感じでバシバシ、ストロボを当ててシャッターを切っていたら。。。出ちまった!(;゚Д゚)
撮影圧にかなり刺激を受けてしまったのだろう。。。孵化してしまった。。。ヤバい。。。
そう思いながらも連写すると、あっという間に外に出てきた。

ヤバい!出てきた!!(・。・;
ヤバい!出てきた!!(・。・;

孵化したコブシメの赤ちゃん
孵化したコブシメの赤ちゃん

多分、自然状態でのハッチアウトは転石下のイカと同様に日の出とともに差し込む光に刺激を受けて起こるのではないかと思っているのだが、撮影による光が孵化を促してしまったのかもしれない。

昨日までもかなり執拗な撮影をしていたのだけど、体から弁のようなもの(卵黄?)がぶら下がっている未成熟の頃はもちろん、これが目立たなくなってきた一昨日、昨日もそんな事はなかったのに。。。
う~ん。。。執拗な撮影&観察をちょっと反省。。。

でも、出てきた幼体はかなりしっかりした子だった。
自然状態での孵化がいつだったのかは分からないけど、もう外見は成体がそのまま小さくなったような感じの子だった。
このまま元気に大人になってくれるといいけど。。。

孵化したばかりのコブシメの赤ちゃん
孵化したばかりのコブシメの赤ちゃん

孵化後のコブシメの卵(抜け殻)
孵化後のコブシメの卵(抜け殻)

今日は他にミナミフトスジイシモチのオスがお腹の大きなメスに求愛していたので、しばらくそれを観察した。
でも、産卵には至らなかった。。。

求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメスは変な体色だったので、最初は未知のテンジクダイかも!!と興奮して撮影していたのだが、色がさめてしまうと普通にミナミフトスジイシモチだった。。。(笑)

求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメス
求愛を受けている間のミナミフトスジイシモチのメス

ミナミフトスジイシモチのメス(通常色)
ミナミフトスジイシモチのメス(通常色)

Theキツネウオの幼魚
Theキツネウオの幼魚
今日はずっと浅場でウダウダ水底を這っていたのだけど、ようやくナガサキズズメダイやヒレナガスズメダイの幼魚が増えてきたことを実感できた。
こうした幼魚出現が例年に比べてやや遅い魚もいれば、例年通りの魚もいる。
例えば、イロブダイの極小チビやTheキツネウオの幼魚なんかも目立ってきているのだが、これは例年通り。

今日のジョーの卵
今日のジョーの卵
最後に定点観察中のジョーフィッシュの卵をチェック。
昨日よりはやや黄色い部分(卵黄)が小さくなってきたけど、まだまだ孵化しそうな感じはない。。。
ちょうど、週末のゲストさんたちが来島時に重なってくれるといいのになぁ。。。(・。・;


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カメガイまみれ。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.4℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:52-17:20
【潮まわり】 07:51 237cm 満潮 / 14:37 -5cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21

昨日まで鹿児島大学・本村研の種子島魚類調査に同行していた。
今日は3日ぶりのホームグラウンド・屋久島の海。
3日前とまったく変わらず、低水温&白濁りの海だった。。。(・・;)

カメガイの仲間2パターン
カメガイの仲間2パターン
水面直下-5mくらいの層にはカメガイの仲間が沢山浮遊していた。
他に浮遊生物が多いかというと、実はそうでもなくて、クリイロハダカカメガイだと思われるカメガイの仲間だけが沢山浮いている感じ。。。
浮遊しているカメガイの仲間は一見すると2パターンいるのだが、貝殻の成長具合や触手(?)の変化などを多くの個体で見ていくとそれは同種の成体と若齢個体っぽい。
とにかくこのカメガイの仲間だけがウジャウジャいた。

ひとまず、いつものようにこのカメガイの仲間の捕食や喧嘩、あわよくば交接などが見られないかと、前半はずっと中層に浮かんでチェックし続けたけど、特に面白い行動を見つける事はできなかった。。。

このカメガイの仲間はいつも上の方から粘膜のようなものを出していて、多分これでプランクトン類を捕食をしているのだと思うのだが、それとは別によく体の脇にゴミのようなものがいっぱい着いた粘膜を着けているのをよく見かける。

_DSC4276

_DSC4183

これをよく見てみるとどうもカメガイ自身が出している老廃物っぽい。。。つまりウンコだ。
この粘膜がどこから出ているのかちょっと分からなかったけど、上の方から出ている捕食用粘膜(?)には何も着いていないのに、この脇から出ている粘膜には必ずウンコらしきものが沢山着いているのが面白い。。。(^^;;

ちなみにこの4枚の写真はすべて違う個体。。。

_DSC4266

_DSC4316

あ~今日はカメガイの仲間が多いなぁ。。。などと思っていたのだが、実はこれはほんの序章だった。。。!!

水面直下がカメガイだらけ!!
水面直下がカメガイだらけ!!

エントリー口に帰ってきて、エクジットしようとしたら、水面直下20cmがなんとこのカメガイの仲間(特に若齢個体)で埋まっていた!!!(・・;)
こいつらで1つの層ができてしまうくらいで、前が一切見えなくなってしまうくらいギューギューに詰まっていた。

無数に浮くカメガイの仲間
無数に浮くカメガイの仲間

これがクラゲなど刺胞動物だったら。。。と思うとちょっと怖いのだが、カメガイの仲間なので刺されることもなくエクジットできるのだけど、何か体中がカメガイまみれになりそうでちょっと嫌だった。(笑)

ナガサキズズメダイの卵守り
ナガサキズズメダイの卵守り
後半は1か月ほど前から繁殖期に入っているヒレナガスズメダイの卵守りを撮ろうとウスサザナミサンゴの裏側を覗いてみた。
ヒレナガスズメダイはウスサザナミサンゴの裏側に産卵床を構えている子が多く、ここに黒い体色からは想像できない黄色い卵を産みつける。

ナガサキズズメダイの卵
ナガサキズズメダイの卵
最初に見つけた卵は途中まで気づかなかったんだけど、ナガサキスズメダイの卵だった。。。(^^;;
ナガサキスズメダイはあまりサンゴの裏側に産卵床を構える事はないので、ちょっとビックリいた。。。

ヒレナガスズメダイの卵守り
ヒレナガスズメダイの卵守り
これがヒレナガスズメダイの卵守り。
種子島に行く前(4日前)は黄色かった卵もかなり発生が進んで、いまや稚魚の目玉もハッキリ分かるくらいになった。
あとどれくらいで孵化するかな?


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一度、常識を捨てて観察してみる。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:57-13:17
【潮まわり】 04:28 51cm 干潮 / 11:12 188cm 満潮 / 17:13 112cm 干潮 / 小潮(月齢:20.6)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:17

ホンソメワケベラというと一般的にはだいたい次のようなイメージを持たれている。

決まった場所に長期に渡ってクリーニングステーションを常設し、そこに訪れる魚の体に着いた寄生虫などを食べて掃除してくれる掃除屋さん

行動範囲の狭い一般的な雌雄のペア
行動範囲の狭い一般的な雌雄のペア
大筋で間違ってはいないのだが、こうした「決まった場所」にクリーニングステーションを持ち営業しているのは基本的には既婚の(配偶者であるメスを抱える)大きな成魚オスがいる場合だけのような気がする。

例えば幼~若魚も一定の期間は単独でクリーニングステーションを決まった場所に開設はするけど、長続きしない。。。
食べられてしまうのか、それとも移動してしまうのか、はたまた大きなステーションに吸収されてしまうのかよく分からないけど、半年もすればその場からはいなくなってしまう事が多い。

また一湊タンク下で最も魚が集まるウスサザナミサンゴの大群集で見られるホンソメワケベラは3匹いて(成魚2匹(メス?)、若魚1匹)、こいつらの行動範囲はメチャクチャ広い。
そのサンゴ群集は水深-9mから-12mにかけての斜面にだいたい8m四方の大きさで広がっている。
ここでクリーニング活動をするこのホンソメワケベラ3匹は、この8m四方の範囲を縦横無尽に動き回っているのだ。

つまり、普通のベラたちとあまり変わらない行動範囲で(小型のベラたちのテリトリーは割りと小さい)、客が来るのを待つのではなく、ホンソメの方から魚に寄っていきクリーニングを始めるのだ。。。(^^;;

行動範囲の広いペア。(雌雄かどうかは不明)
行動範囲の広いペア。(雌雄かどうかは不明)
こうなってくると、上に挙げたホンソメワケベラのイメージとは全然違っていて、むしろ他の種類のベラたちと何ら変わらない日常生活になる。
ホンソメほどではないにしろ、もともとベラ類の多くは他の魚に着いた寄生虫等を食べるのはよくあることで、そういう意味ではここのホンソメワケベラたちは他のベラ類と比べて特に変わった生態を持っているようには思えないのだ。。。(^^;;
きっと、初めて見たホンソメワケベラがこのサンゴ群集の子たちだったら、クリーニングステーションを構えて掃除魚として生きているという感じがしないかもしれない。(笑)

ここの成魚2匹はメスだと思うのだが、ホンソメは外見からは雌雄の区別が難しいため、確信はない。
今日も産卵が行われないか、かなりの時間ここで粘ったけど(産卵が見られたら雌雄のペアという事になる)、結局、産卵は見ていない。
他所から産卵の時だけオスがやってくるのかも?という可能性もあるので、それもチェックしたけど、特にそんな様子はなかった。

もうしばらく、このサンゴ群体のホンソメは注意して見ていかねば。。。

_DSC1462クリーニングをしているホンソメワケベラを見ていると、よく魚の頭の上に乗っかってじっとしているシーンを見かける。
何かチョンマゲみたいで面白いのだが(笑)、その時ばかりは吻部で突くクリーニング行動は見せずに、じっとしている。
たいていは腹鰭を広げている事が多いのだけど、これはいったい何をやっているんだろう?(^^;;

大きめの魚の場合はクリーニングの合間にこうした感じになるので、取り立てて不思議な行動には見えないのだが、客が小型のスズメダイ類だったりすると、クリーニング行動は一切せずに、ずっと体の真上に乗っかったままになったりする。。。(・・;)

_DSC0966

_DSC0586

客はどう考えてもクリーニングをして欲しそうなのだが、まったくやらない。。。
ただ無視するわけでもなく、じっと乗っかったまま。。。(笑)

お~い!何やってんねん!!

接近して何をやっているのかマクロレンズを通して調べてみたけど、よく分からなかった。。。(・。・;


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虹が出る暇もない。。。(笑)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 22.0℃/24.4℃/25.0℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 11:02-11:48/13:53-14:43/15:43-16:43
【潮まわり】 05:19 229cm 満潮 / 12:10 4cm 干潮 / 18:45 229cm 満潮 / 大潮(月齢:13.5)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日は朝からずっと雨。。。虹が出る暇もない。。。(笑)
ゲストは女性ばかりの3人。。。(^^)

海の方は泥でニゴニゴかと思いきやそれほど濁ってはおらず一安心。。。
むしろ青くなりつつあり、透明度も悪くはない。
ただちょっと暗~い感じだけど。

久しぶりに一湊湾内は潮が速くて、黒潮の接近を感じさせる。
最初は22℃台と超低かった水温も潮の流れと共に25℃まで上がって元通り。

明日は黒潮がかかって一気に27-28℃に!!とはならないかな。。。?(^^;;

10日ほど前からナガサキスズメダイの極小チビが目立ってきていたが、なかなか見なかったのがヒレナガスズメダイの極小チビ。。。
今日はようやく今季初観察した。(^^)
でも例年に比べて半月以上遅い上に、数も極端に少ない。。。今年はこのまま増えないで終わるのか???(・・;)

イシヨウジの抱卵オスを非常によく見かける。
多分、今がピークぐらい。


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卵を貪り食うやつら。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:48-17:19
【潮まわり】 04:29 220cm 満潮 / 11:22 20cm 干潮 / 17:58 217cm 満潮 / 中潮(月齢:12.5)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

今日は午後から1人で海へ。。。

結局、今回の台風4号も特に大きな影響もなく温帯低気圧に変わった。
山中は雨が降って、川はさすがにドロドロになる可能性も。。。?とか思ったけど、まったく普通に綺麗な水がゆったりと流れていた。

海に関してはまったく時化ることなく通過していったのだが、ずっとベタ凪ぎ。
それが通過と共に風向きがやや西に振れ、今日は矢筈岬の西面のみがやや白波が当たっていたけど、一湊湾内はおおむね凪ぎ。

海は色が何となく青々してきた気がする。
透明度も割といい感じ。。。

ここ2週間くらいの間にエントリー口横のテトラ周辺に大きなシマスズメダイが、定期的に卵を産みつけている。
彼らの産卵床は他のスズメダイ類よりも圧倒的に大きく、直径1m以上の大きな産卵床だ。
卵の成熟状態から言っても、これを一度に産んでいるように思うのだが、いったい何時間かかるんだろう。。。(・・;)

このシマスズメダイの卵をいつもメシマウバウオ(仮)とヘビギンポの仲間が狙ってる。
シマスズメダイの目を盗んでは、このエッグ・イーターたちが卵を食べているのだ。
食べているところを見つければシマスズメダイはスグに追い立てるのだが、ちょっと目を離した隙にエッグ・イーターたちはまた卵を食べ始める。

このエッグ・イーターたちの卵捕食を撮ろうと、昨日も今日もかなり粘ったのだが、卵を食べるために産卵床に繰り出してくる時間はわずか3-4秒程度で、しかももの凄く警戒心が強いためホント撮影は困難を極める。。。おまけにテトラの下側なので、撮りにくいっ!!!

ちなみにその食跡はハッキリと分かるのだが、かなりの面積を食べられている模様。。。
なぜにここまで食べられちゃうんだろ。。。?(・・;)

シマスズメダイの卵を貪り食うメシマウバウオ
シマスズメダイの卵を貪り食うメシマウバウオ

シマスズメダイの卵を貪り食うメシマウバウオ
シマスズメダイの卵を貪り食うメシマウバウオ

ヘビギンポの仲間たちも卵を狙う。。。
ヘビギンポの仲間たちも卵を狙う。。。

エッグ・イーターたちの食跡
エッグ・イーターたちの食跡

産卵口からは卵が出てる!!(^^;;
産卵口からは卵が出てる!!(^^;;
現在、エントリー口近くのテトラにはスカシテンジクダイとクロホシイシモチのチビが小さな群がりをつくっている。
普段はこうした群れが見られない場所なので、イレギュラーなものなのだが、スカシテンジクダイに関しては成魚もいて口内保育中のペアも見られる。
この成魚の中にメスの産卵口から卵がはみ出ている個体がいた。
「これは産卵が近い!」と思い、しばらく粘ってみたけど、求愛さえもしない上に、中層に群れる「群れ」なので目で追うのは一苦労。。。(^^;;
結局、30分くらい粘ったけど、何の変化もないので飽きた。。。(笑)
せめて求愛でもしていれば、粘る気にもなるのだけど。。。

10日くらい前からナガサキスズメダイのチビが目立ち始めている。
例年よりも半月くらい遅い感じ。。。

今日は午後の遅い時間帯に産卵するベラたちの産卵をいくつか観察した。
ムナテンベラ、ニシキキュウセン、クロベラ、クロヘリイトヒキベラなど。。。
クロヘリイトヒキベラは胸の斑点があるやつもないやつも混じってかなり激しく産卵していた。


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黒潮の海に認定!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 27.5℃/28.6℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:27-12:41/14:31-15:21
【潮まわり】 09:58 75cm 干潮 / 16:59 176cm 満潮 / 若潮(月齢:24.5)
【日の出・日の入】 日出05:25 日没19:22

Facebookで知り合ったNさんが仲間を引き連れて遊びにきてくれた。(^^)
今年はFacebookで知り合ったダイバーの来店が多いのだが、初対面時はちょっと気恥ずかしかったりする。(笑)
「あっ、初めまして!」
というのも変だし、慣れ慣れしく
「や~どうもー!」
と常連さんにするような挨拶も変だし。。。(笑)

今年はなかなかゼロ戦の魚影が濃くならない。。。^^;
今年はなかなかゼロ戦の魚影が濃くならない。。。^^;
とうとう海は「黒潮!」と十分に言えるような状況になってきた。(^^)
透明度は30mくらい先が見える状況になり、海の色も青々してる。
何と言っても水面と水底(-20m以深)の水温がまったく変わらず27-28℃ってのが黒潮接岸中の証拠だ。

のんびり漂っていても気持ちがいい海なのだが、ちょっとゼロ戦の潮が速かった。

海の中はヒレナガスズメダイとナガサキスズメダイの極小チビがよく見られるようになってきた。
例年に比べてかなり遅い感じ。
それとヒレナガスズメダイのチビの数が(例年に比べて)極端に少ない気もする。。。

ゼロ戦の魚影もなかなか濃くならないのも気になる。。。


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卵を守る人たち

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 27.1℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:51-16:00
【潮まわり】 05:49 235cm 満潮 / 12:44 0cm 干潮 / 大潮(月齢:13.5)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

魚類行動を研究している千葉県博の川瀬さんが来島。
今日は今現在見られている魚の繁殖行動を卵守りを中心に一通り案内した。

川瀬さんの専門がフグ目の行動なので、自然とモンガラカワハギ科の魚の卵守りに目がいく。(笑)
昨日、ツマジロモンガラに追いかけられたので、もう繁殖期に入っているのかな?とか思ったけど、やっぱり一湊タンク下では至るところで彼らの卵守りが見られた。

モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守りも見られた。
この手の魚は産卵から孵化までたった1日なので、多分、産んだばかりの卵なのだろう。
1匹で卵を守っており、いつもはスグに逃げてしまうモンガラカワハギも黄色っぽいフカフカの卵の上から一切離れようとはしない。。。

モンガラカワハギは屋久島では当然、普通種でそこらじゅうで見られるのだが、ツマジロモンガラなんかに比べると絶対数が少ない上に、この手の魚の卵は1日で孵化してしまうため、意外に彼らの卵守りはそう頻繁に見ることはない。
つまり、かなりラッキーな事なのだ。
今日は川瀬さんのガイドだったのでカメラを持って入ったのだが、レンズはマクロ。。。
ワイドで入れば良かった。。。(¨;)

クマノミはそこらじゅうで卵守り
クマノミはそこらじゅうで卵守り
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
スズメダイの類はどの種類もほとんど卵を守ってる。
クマノミを筆頭にナガサキスズメダイ、ヒレナガスズメダイ、ルリホシスズメダイetc…みんな卵を守っていて、ミツボシクロスズメダイやフタスジリュウキュウスズメダイなどは産卵も1日中見られる。
コガネスズメダイも繁殖期なのだが、こちらは今日はまったく卵を守っていなかった。

稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
現在、タンク下の-25m付近で1匹のマツバスズメダイの成魚(!)が見られている。
屋久島では超稀な温帯系のスズメダイで、ある程度深い水深(-30m以深)でたまに見かける以外は、あとはボチボチ幼魚を見かける程度。
でも、さすがにゲストには紹介できない。。。(笑)
一人で密かに成長を見守っていたりする。(^_^;)


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真夏のタイドプール

【ポイント】 元浦/春田浜タイドプール/一湊タンク下No.1
【水温】 29.0℃/30.0℃/28.5℃
【透明度】 20m/-m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:00-9:40/11:30-14:00/15:47-17:28
【潮まわり】 06:51 245cm 満潮 / 13:33 12cm 干潮 / 大潮(月齢:0.4)
【日の出・日の入】 日出05:35 日没19:13

今日は午前中、体験ダイビングをやったあと、マンツーマン・ガイド。
ゲストはリピーターのTさん。
1本目はTさんのリクエストで春田浜のタイドプールへ。。。

潮が完全にひいたタイドプール
潮が完全にひいたタイドプール
潮がいっぱいに引く、2時間くらい前に入り始めたのだが、これが正解だった。
多くのタイドプールはかなりクリアーで揺れもなく、半水面の写真は撮りやすかった。

ロウソクギンポのオスはほぼすべてが婚姻色で、メスが周囲を通るたびに一斉に求愛する様子が面白かった。
産卵も頻繁に行っていた。

2本目は一湊タンク下の浅場でのんびり1本。
久しぶりに砂地に行ったのだが、今年もヤツシハゼ類の出はかなり悪い。。。

相変わらず最優占しているのは下の写真のヤツシハゼ属の一種その1の方なのだが、その数もすくなく、3年前のようなそうこらじゅうで見られるような状況にはなっていない。
ヤツシハゼ属の一種その2の方も1匹だけ見られた。
まだ背びれの斑紋がクッキリと残る若い個体だった。

ヤツシハゼ属の一種その1
ヤツシハゼ属の一種その1
ヤツシハゼ属の一種その2
ヤツシハゼ属の一種その2

現在、ナガサキスズメダイの幼魚が完全に爆発期に入っている。
ちょっとしたたまりを覗くと必ず青い幼魚が数匹いて、同じく爆発期の後半にさしかかっているヒレナガスズメダイの黄色とのコラボレーションが見られる。
例年に比べて1-2か月遅い爆発期なのだが、昨年よりは圧倒的に多く目立つ。
幼魚の発生には年ごとの波がハッキリ見て取れる。


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出が遅れている子と順調な子

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.9℃/27.5℃/26.9℃
【透明度】 15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 11:00-12:07/13:52-14:58/16:19-17:08
【潮まわり】 06:07 92cm 干潮 / 12:05 168cm 満潮 / 17:32 119cm 干潮 / 小潮(月齢:21.8)
【日の出・日の入】 日出05:30 日没19:18

今日は朝からガイドで3本。

1本目はお宮前へ。。。

マルスズメダイ(yg)出始め
マルスズメダイ(yg)出始め
ナガサキスズメダイ(yg)は今がピーク!
ナガサキスズメダイ(yg)は今がピーク!
マルスズメダイの幼魚が見られ始めた。
毎年7月の終わりくらいからボチボチ見られ始めるのだが、今年もやはりこの時期から見られ始めた。
これは例年通り。。。

対して、ここ7-10日で目立ち始めたナガサキスズメダイの幼魚は本来、6月後半くらいに爆発的に見られるようになるのだが、今年は大幅に遅れ、7月に入るまでまったく見られなかったのだが、ようやく。。。といった感じ。

コブヌメリの求愛
コブヌメリの求愛
ここ最近、お宮前の-12m付近にある砂地を通るたびに興奮してヒレ立てしたオスの姿が真昼間からよく見られる。
先日はオス同士の喧嘩が見られたのだが、今日は出会うメスに次々と求愛するオスが見られた。
まだ夕方の産卵時間まではだいぶある日中から激しく求愛する姿が最近はよく目撃されている。

2本目は新たに午後から加わったゲストも一緒に一湊タンク下へ。

イロカエルアンコウ
イロカエルアンコウ
先日ガイド中に見つけたイロカエルアンコウはまだ定位置で鎮座。
白っぽい海綿に黄色が良く映える!

お腹は卵でパンパン!
お腹は卵でパンパン!
最後はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦に限らず、今日も各ポイントは濁りが全然ひかない。
浮遊物も結構浮いていて、黒潮が離れている事を感じさせる。。。(・・;)

ゼロ戦のイザヨイベンケイハゼのメスはお腹が卵でパンパン!!
オスの姿は見当たらなかったが、多分、今年もしっかりこの場所で繁殖している模様。。。
結構、長生きしている子たちだ。


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無事、今季初ハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃/23.2℃/23.9℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:43-5:43/11:54-13:28/14:53-16:48
【潮まわり】 07:51 227cm 満潮 / 14:42 6cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も早朝4時起きで海へ。。。
昨日は外してしまったジョーフィッシュのハッチアウトに再トライ。
昨日、卵を確認した感じではもういつ孵化してもおかしくないほど透明感がある状態だったので、もう絶対に今日だと確信。

4:51ハッチアウト!
思った通り、無事にハッチアウトしてくれた。
現場に到着したのが4:48でその2-3分後にはハッチアウトが始まってしまった。。。(・・;)
まったく準備もしていないうちに始まっちゃったもんだから、慌てた慌てた!!\(;゜∇゜)/

4:50過ぎには巣穴のフタが開き、ちょっとだけ口を大きく開けたりしながら予行演習したあと、思い切り体を出して4:51には10-15秒くらいで一気にほとんどの稚魚を孵化させ放出!!
いや、着いたばかりでまだカメラを構えていなかったので焦った、焦った!!
とっさの事だったので、スグにピントも合わせられず、落ち着いてシャッターを切れるようになる頃には、もうほとんどの稚魚が放出されたあとだった。。。(ーー;)

さらに。。。
実は今回、事前に考えていた正面から撮る構図があったのだが、巣穴から顔を出したところまでは良かったのだが(正面を向いていたのだが)、孵化が始まったとたんに反対側にクルリとまわってしまった!!
マジかよ~!!!!
急いで反対側に回ったのだが、もっとも良いシーン(一番、稚魚が出ているシーン)は落ち着いて撮る事ができなかった。

ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後3分10秒くらい
ハッチ開始後3分10秒くらい

その後は孵化してしまった子供たちが入っていた卵の屑に絡まって上手く旅立てない稚魚たち数匹の孵化をずっとアシストして何回も吸ったり、吐き出したりを繰り返していた。
もうこうなると絵にはならないのだが、結局、今日はこればかりにシャッターを切っていたようなものだった。(涙)
4:57にはすべての稚魚を孵化させ、仕事終了。。。

だいたい7-8分の出来事なのだが、そのうち圧倒的にスゴイのが最初の10-15秒。
ここですべてが決まってしまう。。。

今日の市民薄明時間は4:48なので、やはりだいたいその頃がハッチアウトの時間だと言えそうだ。
もう少し早くエントリーするべきだった。。。(ーー;)

今日は超常連お二人がお客様。
昼ちょっと前から海へ。。。

抱卵中のホシゾラワラエビ
抱卵中のホシゾラワラエビ
卵を守るセボシウミタケハゼ
卵を守るセボシウミタケハゼ

今日は「卵シリーズ」で行こう!
と事前に打ち合わせして、様々な魚の卵を探す。。。
スズメダイなどは小さな卵が多いので、少しでも大きく卵だと分かるようなものを探すのだが、なかなか見つからない。。。

ナガサキスズメダイの産卵
ナガサキスズメダイの産卵
アオリイカの若い個体たち
アオリイカの若い個体たち

スズメダイの仲間はかなりの種類が繁殖期に入っていて、そこらじゅうで産卵や関連する行動が見られた。
写真はナガサキスズメダイの産卵。
岩の天井などに卵を産みつけるので、卵はなかなか撮りにくい。。。(^^;)

エントリー口にはアオリイカの若い個体が沢山たまっていた。

追記:
3本目で今朝、ハッチアウトしたジョーが棲んでいる巣穴を覗いてみると、なんと隣の巣穴に住むメスが入っていた!(当然、そのメスが入っていた巣穴はもぬけの殻)
最初は今朝ハッチアウトしたオスはどこかに引っ越してしまって、そこにそのメスが移り住んだのかと思ったのだが、ちょっと目を離し再び覗いてみると何とメスが元の巣穴に戻っていた!!
オスのいた巣穴を上からのぞいてみると、何と今朝ハッチアウトしたオスはしっかり奥の方にいた!!!
しかも、黄色い産みたての卵を咥えているではないか!!!
そう。。。こいつらは産卵してたのだ。(ーー;)
時間は16時過ぎくらい。
てっきり夕方の日没前に産卵するのかと思っていたので、意外にもまだ明るい日中に産卵したことにビックリ!
そしてハッチアウトから産卵までのサイクルが短いことにも驚いた。
今朝の4:50にハッチアウトさせて、その約12時間後には次の新しい卵を咥えたことになる。
これまで観察したジョーの中で最も短いサイクルだった。


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ナガサキスズメダイの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.6℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:04-14:38
【潮まわり】 09:10 210cm 満潮 / 15:59 24cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17

1月に続いて、千葉県立博物館・海の博物館の川瀬さんが来島。
前回はプロジェクトの説明&研究への協力依頼(⇒ついに僕の野帳が役に立つ時が来た! | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)がメインだったのだが、今回は自分の研究(カワハギ科・モンガラカワハギ科の社会行動)の下見を兼ねての来島だ。

1本目だけガイドで一緒に潜った。
スズメダイやテンジクダイなどすでに繁殖期に入っているものを片っ端からチェック。

またまた一斉にコガネスズメダイが卵を守り始めた。
こいつらの面白いところは、オスがすべて同時に卵を守り、孵化もほぼ同時な事だ。
だから、卵がまったく見られない時があったかと思えば、卵が見られると周囲のオスはどいつもこいつも卵を守っていたりする。。。
これはミツボシクロスズメダイも一緒で、先日はあちらこちらでミツボシクロスズメダイが卵を守っていたのに、今日はまったく確認できなかった。

アマミスズメダイもまだ繁殖期が続いているようだ。
オスはまっ白くなって興奮気味。

ナガサキスズメダイの産卵を観察。
時間は13:40くらい。
通常、ナガサキスズメダイは岩の下の砂を掘って産卵床にするのだが、今日の子は死んだリュウキュウキッカサンゴ(?)の裏側に卵を産みつけていた。
同時刻に他所でもオスの呼び込み行動などが見られた。

他にもヒレナガスズメダイとオジロスズメダイで卵を今季初観察。
ちょっと前から始まっている気配を感じていたが、卵を実際に確認したのは今年は今日が初めてだ。
カモハラギンポの極小チビを昨日、今季初確認しているので同時期に見られるヒレナガスズメダイのチビの出現も、もう間もなくだ。

キンセンイシモチの繁殖期も少し前から始まっていて、テンジクダイ類はほぼすべての種類が繁殖期に入っている。

川瀬さんの専門であるカワハギ科・モンガラカワハギ科の魚はほとんど繁殖期には入っていなかったが、ニシキカワハギだけはかなり怪しかった。
メスのお腹は卵でパンパンだったし、オスも軽く求愛していたような。。。

最優先種であるはずのノコギリハギがなぜかまったく見られなかった。
1月に川瀬さんが来た時には沢山いたのに。。。なぜだろ。。。知らないうちに超少なくなってるんだけど。。。(・・;)


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モンハナシャコが抱卵を今季初確認

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.8℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:53-15:20
【潮まわり】 05:27 206cm 満潮 / 11:45 22cm 干潮 / 17:57 219cm 満潮 / 大潮(月齢:12.5)
【日の出・日の入】 日出05:50 日没18:45

今日も午後から海へ。。。

今日も昨日同様に浮遊物(と言っても目に見える系のプランクトンは少ない)がすごく、まさに黒潮の縁状態の海。
先日の大時化で、白い砂地に泥が堆積し、茶色く見える。。。(・_・;

モンハナシャコの抱卵、今季初確認。
モンハナシャコの抱卵、今季初確認。
モンハナシャコの抱卵を今季初確認した。
沖のちょっと深めの-25m付近の子なのだが、真っ赤な卵を沢山抱えていた。

これも今年こそはぜひハッチアウトを狙いたいと思っているのだが、多分、孵化は夜。
さすがにナイトでここまで沖には出たくない。。。(笑)

もう少し浅場で抱卵している子が見つかるまでは待つか。。。

ちょっと気持ち悪い。。。(・_・;
ちょっと気持ち悪い。。。(・_・;
-20m付近のアオスジテンジクダイのオス(口内保育中)の左ヒレの付け根付近から何やら内臓のようなものが出ているように見えたので驚いた。
よく見てみるとそれはヒレの上に覆いかぶさっているように付着した綿のようなものだった。
なんだろ???
多分、病気に侵されているのだと思うのだが、魚を飼っている人の間でよく聞く「水カビ病」っていうヤツかなぁ。。。?(ーΩー )ウゥーン

この時期は寄生虫が着いたり、病気に侵されたような魚が至る所で見つかる。

ミギマキの若い子
ミギマキの若い子
昨日、見つけたミギマキの子。
ミギマキは屋久島では数少ない温帯種。
成魚も見られるがその数はメチャクチャ少ない。
当然、この時期にのみたまに見られる幼~若魚のステージもついつい見入ってしまうほど、珍しい存在だ。

ナガサキスズメダイが巣作りを始めているような気がする。
石の下に巣のようなものをつくり、そこに近づく他の魚たちを威嚇する行動が見られた。

ようやくアマミスズメダイの幼魚が爆発状態と言っても良いような状態になってきた。
浅場でも深場でもあらゆる場所でアマミスズメダイの極小チビが目立ってきた。

ハナキンチャクフグが多分、産卵期に入ったようだ。
あっちこっちでメスを巡るオス同士の喧嘩が見られた。


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久しぶりの一湊。。。

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.2
【水温】 27.8℃
【透明度】 30m~
今日の一湊湾内は南西の風が強く、一見凪ぎに見えるが、水面はかなりパシャパシャ。。。
海水浴場での昼食も風との戦いだった。。。(-o-;

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スズメダイたちの産卵をいろいろ。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 22.9℃
【透明度】 ~25m
ドン引きの大潮。
海が凪ぎだから良いのだが、ビーチエントリーだとエントリー&エクジットはかなりキツイ。。。

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ジョーは普通種なんだけど。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 24.4℃
【透明度】 ~30m
低気圧の通過に伴い、午前中は凪ぎていた一湊湾内も風が西にまわってからかなり時化てきた。。。
水温はグングン上昇して、場所によっては25℃台に達しそうな勢いだ。

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海の季節的変化や”旬”

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 22.9℃
【透明度】 ~25m
とうとう朝からシトシト雨。。。
また梅雨らしい天気に逆戻りだ。
海はいたってベタ凪ぎだが、また水温が落ちてきた。。。(-_-;)

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晴れたり、曇ったりを繰り返す1日。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 26.0℃
【透明度】 ~15m
晴れたり、曇ったりを繰り返す1日。
でも日中ダイビングをしている間は、雨が強く降ることもなく済んだ。
水中は何となく白く濁っている。。。

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入らない方が良かったかも。。。(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下&元浦
【水温】 23.6℃
【透明度】 5m
一湊湾内は昨日に比べて確実に凪ぎてきてはいるが、まだ多少のウネリが残っている。
入れない事も無いので、タンク下にエントリー。
しかし、水中はウネウネ&ニゴニゴ。。。
1-2m程度の透明度に砂や浮遊物が舞い散る。
何も撮影できないまま50分程度で上がり、そのまま残タンクで元浦に再エントリーした。

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タンク下で見られるスズメダイたち

【ポイント】 一湊タンク下/一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 28.7℃
【透明度】 15m~
今日は3ヶ月連続来島中(!)の常連ゲストTさんの最終日。
恐れていた台風13号の影響もそれほどなく、最高のコンディションで終わった。
ボートダイビングが続いたが、最終日はメインの「一湊タンク下」でスズメダイ三昧。
最近、僕の周りではスズメダイ好きの女性ダイバーが目立つ。。。
それぞれの方がファイルを作ったり、写真をまとめてたりして、その勉強熱心さには頭が下がる。
Tさんも自分なりに屋久島で見られるスズメダイをカードや表にまとめてたりして驚いた!
こりゃ~リクエストにはとことん応えねば!!(笑)

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日本一感じの良いお客様。。。?(笑)

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 26.5℃
【透明度】 15m~
今日は午後から急に風が強くなり、またもや一湊湾内が時化はじめた。
今日から1週間の滞在となるゲストは知る人ぞ知る富戸の仙人I&T氏。
きっと日本一富戸を潜り、富戸を愛し、富戸を知るダイバーだ。
そんな人がどうして富戸を出て、今屋久島へ???
そりゃ、僕が知りたいぐらいだ。。。(笑)
なんと富戸以外の海を潜るのは数年ぶりだそうな。。。
「日本一感じの良いお客様」を目指しているそうだが、今のところ、とっても感じの良いお二人だった。(爆)

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クロオビスズメダイのチビって?

【ポイント】 お宮前
【水温】 25.0℃
【透明度】 15m~
風が西寄りのため、元浦は凪ぎだが一湊湾内はややバシャバシャしている。
しばらくは晴天が続くようで、今日も非常に暑い1日だった。
11:00到着の今日のゲストもボートに誘う。
これから少しづつ、ボートダイビングをメインに移行していこうと思う。
問題は潜水時間だが、最近使っている漁船は60分までなら何とかなりそうな感じ。。。
40-50分のダイビングでは、のんびり潜ることはできな~い!!(笑)
やっぱり時間を気にせず潜れるスタイルをとことん追求したい。。。

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ほんと、面白い海になってきた~!!

【ポイント】 一湊タンク下/お宮前
【水温】 26℃
【透明度】 20m~
朝はとてもよく晴れていたのに、少しづつ雲行きが怪しくなってきて、夕方には大雨に。。。
うちのある宮之浦ではあまり感じなかったが、一湊はかなり強い北東の風が吹いており、矢筈岬の東面はシケ気味。
水面はバシャバシャしていたけど、一湊湾内は凪ぎだった。
暗いかな~と心配していた水中も透明度が良かったため、それほど暗さを感じなかった。
水温も安定傾向で、いよいよ海も面白くなってきたぞぉー!!

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いろいろな幼魚が。。。

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 24.4℃
【透明度】 15m~
今日は朝から大雨で、ちょっと暗~い1日。
朝方は雷も鳴り響いていた。
昨日は超健康的に朝からダイビングした反動からか、今日は午前中ウダウダしてしまい、いつも通りの昼過ぎからノロノロと海へむかった。
思った通り水中は暗かったけど、海の色は昨日同様、綺麗な青だった。

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アカハラヤッコの産卵

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 25.2℃
【透明度】 10m~
今回の台風は本当にスゴかったんだねぇ。。。
ニュースでその惨状が繰り返し伝えられているが、屋久島では前の16号に比べるとたいした台風ではなかったというのが正直な感想。
停電になることもなく、1日中家の中に押し込まれる状況にはならなかったし。。。
海も昨日1日だけ完全にクローズし、今日は午前中から北部のすべてのポイントで潜水可能。
僕は午後から一湊タンク下へ。

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ダァ~と泳ぐ(笑)

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 27.0℃
【透明度】 15m~
僕の八丈島の師匠はダァ~と泳ぐのが大好き。
だから弟子の僕もダァ~と泳ぐのが大好き♪(笑)
今日、電池交換に出していたダイコンがやっと返ってきた!
これで浅場でくすぶる必要はなくなった!!
海はとうとう凪ぎた!
こりゃ、ダァ~と泳ぐしかないでしょ!!(?)
ひとまず、ダァ~と泳いだ。
で、ダァ~と深みへ。。。
そして、ダァ~と帰ってきた。。。
いったい何しに行ったんだ???(笑)

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