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卵を守る人たち

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 27.1℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:51-16:00
【潮まわり】 05:49 235cm 満潮 / 12:44 0cm 干潮 / 大潮(月齢:13.5)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

魚類行動を研究している千葉県博の川瀬さんが来島。
今日は今現在見られている魚の繁殖行動を卵守りを中心に一通り案内した。

川瀬さんの専門がフグ目の行動なので、自然とモンガラカワハギ科の魚の卵守りに目がいく。(笑)
昨日、ツマジロモンガラに追いかけられたので、もう繁殖期に入っているのかな?とか思ったけど、やっぱり一湊タンク下では至るところで彼らの卵守りが見られた。

モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守り
モンガラカワハギの卵守りも見られた。
この手の魚は産卵から孵化までたった1日なので、多分、産んだばかりの卵なのだろう。
1匹で卵を守っており、いつもはスグに逃げてしまうモンガラカワハギも黄色っぽいフカフカの卵の上から一切離れようとはしない。。。

モンガラカワハギは屋久島では当然、普通種でそこらじゅうで見られるのだが、ツマジロモンガラなんかに比べると絶対数が少ない上に、この手の魚の卵は1日で孵化してしまうため、意外に彼らの卵守りはそう頻繁に見ることはない。
つまり、かなりラッキーな事なのだ。
今日は川瀬さんのガイドだったのでカメラを持って入ったのだが、レンズはマクロ。。。
ワイドで入れば良かった。。。(¨;)

クマノミはそこらじゅうで卵守り
クマノミはそこらじゅうで卵守り
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
フタスジリュウキュウスズメダイの産卵
スズメダイの類はどの種類もほとんど卵を守ってる。
クマノミを筆頭にナガサキスズメダイ、ヒレナガスズメダイ、ルリホシスズメダイetc…みんな卵を守っていて、ミツボシクロスズメダイやフタスジリュウキュウスズメダイなどは産卵も1日中見られる。
コガネスズメダイも繁殖期なのだが、こちらは今日はまったく卵を守っていなかった。

稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
稀種!!!!マツバスズメダイ!(笑)
現在、タンク下の-25m付近で1匹のマツバスズメダイの成魚(!)が見られている。
屋久島では超稀な温帯系のスズメダイで、ある程度深い水深(-30m以深)でたまに見かける以外は、あとはボチボチ幼魚を見かける程度。
でも、さすがにゲストには紹介できない。。。(笑)
一人で密かに成長を見守っていたりする。(^_^;)


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空飛ぶアオウミガメ(笑)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 26.8℃/27.2℃
【透明度】 15m/25m
【海況】 やや水面小波
【天候】 晴天
【潜水時間帯】 10:00-11:00/13:40-15:45
【潮まわり】 08:43 78cm 干潮 / 15:55 193cm 満潮 / 長潮(月齢:8.7)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没17:58

昨日までの雨はようやく止んで、今日は朝からとても良い天気だった!(^^)
10月は天気がいいとまだまだ暖かく、今日はかなり過ごしやすかった。

午前中は体験ダイビング。
風向きが変わって今日は北西。
昨日まで凪ぎていたクレーン下が大きく時化、今日は元浦で行った。

やや白濁りの元浦だったが、天気も良かったので水中はまずまず明るかった。

フタスジリュウキュウスズメダイのチビたち
フタスジリュウキュウスズメダイのチビたち
午後からはスタッフとタンク下へ。。。
昨日、出会ったツムブリ&その他回遊魚軍団狙いでワイドレンズ装着。
しかし今日もツムブリはいたけど、何かまとまりがなく、カメラを向ける気にもならなかった。。。(ーー;)

空飛ぶアオウミガメ
空飛ぶアオウミガメその1
空飛ぶアオウミガメその2
空飛ぶアオウミガメその2
いつもの定位置でいつものアオウミガメが寝ていた。
近づくとスグに起きて、飛び立ってしまった。。。(^^;;
ガイド中ならそれを追いかける事はないのだけど、今日はプライベート。
どこまで泳ぐのか追いかけてみる事にした。
後ろを追う僕の事なんてまったく気にしていないかのように、のんびり泳ぎ続ける。
途中、息継ぎのために水面に上がったりしながら、かなりの距離を泳いでいた。
いつも同じ場所にいるのでそう広範囲には泳がないと思っていたのだけど。。。(ーー;)

シマスズメダイの巨大な産卵床
シマスズメダイの巨大な産卵床
エクジット直前に例のシマスズメダイの産卵床を覗いてみた。
今日は興奮色にはなっていなかったけど、相変わらず卵を守っていた。
近づくとスグ逃げるのは変わらず。
やっぱり先日の興奮色となかなか色褪せない状態は産卵時(放精中)だったからなのかもしれない。。。

ワイドで撮ると、その産卵床の大きさがよく分かる。
直径80-100cmの巨大パッチはいくらシマスズメダイが大型種とは言え、1匹のメスから産み出されたとは考えにくい。。。
そもそもメスはどこにいるのだろう?
この近辺でメスを見かけることはほとんどない。


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