アカハラヤッコの産卵

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 25.2℃
【透明度】 10m~
今回の台風は本当にスゴかったんだねぇ。。。
ニュースでその惨状が繰り返し伝えられているが、屋久島では前の16号に比べるとたいした台風ではなかったというのが正直な感想。
停電になることもなく、1日中家の中に押し込まれる状況にはならなかったし。。。
海も昨日1日だけ完全にクローズし、今日は午前中から北部のすべてのポイントで潜水可能。
僕は午後から一湊タンク下へ。


僕には3つの選択肢(or撮影メニュー?)が用意されていた。。。
1.元浦でミツボシキュウセン&セイテンベラ&オビテンスモドキの各オス&メス
2.志戸子でモンスズメダイの各ステージ&ウメイロモドキ(yg)&ミヤコキセンスズメダイの成魚
3.一湊タンク下で「たぁ~」と泳ぐ!
ん~台風一過。。。もちろん3番だ♪(笑)
ひとしきり「たぁ~」と泳いだあと、相変わらずまだ撮っていないベラの普通種を撮影。
スズメダイと違って、いつまで経っても撮りたいベラはいっこうに減らない。
それはなぜかと言うと。。。
ベラ類はさすがに撮影が難しいからか、同じ種類(多くの場合は同じ種類どころか、同じ個体かも。。。(笑))を何回撮っても納得のいく写真が撮れない。
5月くらいから何回も撮り続けている種類も数多い。(笑)
しかも、オス、メス、幼魚、婚姻色などなど、1種類で撮りたいカットがいくつもある。
となると、いったいいつになったら終わるんだ???
。。。って言うか終わりなんてあるのか?
今日はノドグロベラ(オス&メス)、そしてコガネキュウセン(オスの求愛)なんかを撮ったが、これまた納得のいく写真は撮れず。。。
と言うか。。。その前にまったくピントが合っていないし。。。(泣)



帰りに「アカハラ&ナメラの根」(今日、勝手に名付けた)を覗いてみた。
まだ日没の1時間以上前で、産卵を見ることなんてまったく考えておらず、オスの求愛とメスのお腹の状態を見ようと寄ってみたのだ。
そしたら、10分もしないうちに求愛が激しくなり、ついにはナズリング(オスが鼻をメスの腹部につけて産卵を促す行動→右写真)が始まった。。。!
あとは間髪を入れずに次々と産卵。
産卵の合間にオスは近くにいる、ヒレナガスズメダイの追い払いに余念がない。
ヒレナガスズメダイは浅場では1,2を争う、気が強い魚。
卵を守っている時なんて、かなりウザい。。。(笑)
そのヒレナガスズメダイ目がけて、果敢にぶつかって行く産卵直前のアカハラヤッコのオス!
三宅島ではアカハラヤッコの卵がナガサキスズメダイに食われるのが観察されているようだが、屋久島では数の多いヒレナガスズメダイが同様に卵を狙う。
卵を食われては元もこうもないからなぁ。。。必死なわけだ。。。
ところで、この根はちょうど-3m前後なので、最後の最後に安全停止するのにちょうど良く、よくエアがカスカスの状態で立ち寄るところ。。。
今日も残りエアは30前後。。。
一番じっくり観察したいのに、いつもこれだ。。。(汗)


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