【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.9℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 09:57-12:00
【潮まわり】 06:53 202cm 満潮 / 13:13 28cm 干潮 / 19:14 204cm 満潮 / 大潮(月齢:14.7)
【日の出・日の入】 日出06:03 日没18:38
今日はアヤニシキの仲間が朝、胞子を放出する傾向があることを知り、体調のすぐれない新スタッフを置いて、1人で午前中に1本。
連日、この季節としては水温の高い状態が続いている。
22-23℃をキープしており、まだまだ潮によっては19℃台になったりする時期としてはかなり安定した水温だ。
こうなると気になるのがそろそろ始まりそうなクマノミの産卵だ。
ざっと一湊タンク下のクマノミをチェックしてみたけど、まだ産卵期に入ったペアは見つからなかった。
ただ、エクジット直前に見た-9m付近のペアが盛んに岩肌を掃除していた。
このまま待てば産卵が始まりそうな予感がしたけど、さすがにすでにエアがなくてエクジット。
明日、もう一度チェックしてみるつもり。。。
春の風物詩・アマミスズメダイの幼魚が今年も目立ち始めている。
例年、屋久島の里の山々に山桜が咲き誇るのとちょうどリンクする時期に目立ち始めるのだが、今年もそうだった。
今年は3月の下旬に屋久島の山々は桜の花で彩られたのだが(今はもう枯れ始めてる)、アマミスズメダイもその頃に今季初記録している。
アマミスズメダイの幼魚は、まさに春を告げる指標生物になってる。。。(^^)
さて、今日の目的であるアヤニシキの胞子放出はというと。。。
結果からいうと、とりあえず胞子を出している嚢果はあった。
でも、メチャクチャ少量を出していただけで、すべてを出し切っているような感じではなく、写真もイマイチ。
初めて見たのでよく分からないのだが、「放出」というからボン!と一瞬で出るのかと思っていたけど、そうじゃないのか。。。(苦笑)
この写真もそうだけど、この手の写真を見て僕と同じような「放出」を想像していた方も多いかもしれないけど、実はこの赤い胞子のツブツブは粘性の「何か」に絡まっているようで、それが海の揺れなどで左右に揺れているのだ。
この粘性の「何か」に絡まった胞子のツブツブが、揺れとともに上方に振れ上がった瞬間に撮るとこんな感じで噴火のような「放出」の写真が撮れるのだった。。。(笑)
つまり、アヤニシキの胞子放出は、一定量を一気に吹き出すというよりも、むしろもの凄いスローペースで少しづつ赤い胞子の粒をボロボロと出していくような感じに見えた。。。
これはもうほとんどの胞子を放出してしまったあとなのか、それとももともとこういうものなのか、ピークを見ていないのでよく分からない。
現在はこんな感じでいかにも赤い胞子のツブツブがたまっていそうな紫色の嚢果が多く見られるのだが、ここからどんな感じで熟してきて放出の時を迎えるのだろうか?
最初は白い粒の嚢果が徐々に成長していき、こんな紫色の嚢果になる事は分かったのだが、この先の変化(成熟過程)がよく分からない。。。
放出の直前の色合いを知りたいなぁ。。。そう思っていたんだけど、今回の放出している嚢果の色は白っぽかった。
もしかして、これはほとんど胞子を放出してしまった嚢果なのだろうか?
一度、大量に胞子を出しているものを観察しないことには分からねー(・・;)
1個だけオレンジ色の胞子嚢があった。
横から胞子だと思われるものが大量に漏れていて、その色も放出済みの濃い赤の胞子とは違って淡いオレンジ色だった。
一瞬、これが放出直前の色かと思ったけど、これはまだ成熟していないうちに何らかの理由で漏れちゃった、つまり「死んでしまった胞子」なのかもしれない。。。
明日はもう少し早めにエントリーしてみようかな。。。