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アヤニシキの胞子嚢の成熟過程が分かってきた。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.1℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】9:52-11:39
【潮まわり】 07:17 206cm 満潮 / 13:39 19cm 干潮 / 大潮(月齢:15.7)
【日の出・日の入】 日出06:02 日没18:38

連日、天気はいいし、海もベタ凪だ。(^^)
日中は太陽がガンガン照っていて、夏っぽい!
海の中も浅場は太陽光が差し込み、キラキラしていた。
水温も高めで透明度も良く、最高のダイビング日和だ!

今日もアヤニシキの仲間の胞子嚢観察。。。
まずはとにかく胞子嚢の成熟過程を知りたくて、毎日見ているのだが、だんだん分かってきた。
白い粒のような状態で発生した胞子は徐々に大きくなるのだが基本は白っぽい。
それが少しづつ赤味を増し、大きくなっていくのだが、熟してくると見た目は紫色になる。

このあと、放出まではどんな感じで変化してくるのか分からず、特に放出直前の胞子嚢の色合いなどを知りたかったのだが(そうすれば放出のタイミングが掴めるので)、さすがに毎日同じ胞子嚢をチェックしていたらそれは分かった。。。ような気がする。。。(笑)

上:昨日 /  下:今日
上:昨日 / 下:今日
この写真は昨日、胞子を放出した嚢果(②)なのだが、白くなってる!(・・;)
つまり、赤い胞子を放出すれば当然、また白っぽくなるのだ。
ちょっと前までは白い嚢果にも大きい物や小さな物があるので、かなり悩んでしまったのだが、大きくて白いものは放出後の胞子嚢だったらしい。。。
分かってしまうと何てことはないんだけど、まぁ考えてみれば当たり前の事だよな。。。^^;
ただ、昨日、胞子を放出した嚢果は何か薄っすらと赤味があるのが気になるんだけど。(笑)

だとすると昨日、濃い紫色だった嚢果(①)は今日は真っ白だったのだが、これはこの24時間内に放出してしまった嚢果という事になる。
なので、これが放出直前の胞子嚢の色合いという事になる。
胞子嚢は成熟するに従って、単に紫色が濃くなっていくのだった。(あ~スッキリ!(笑))

上:昨日 /  下:今日
上:昨日 / 下:今日
同様に他の箇所でも比べてみると、今日は白かった①や②の嚢果は昨日は紫色だった。
きっとこれらもこの24時間内に胞子を放出してしまったのだろう。。。

明日はきっと例えば②の真横にある濃い紫色の胞子嚢辺りが放出してしまっているのではないかと予想できる。
あとは時間だな。。。
今年、何度も放出を見ている伊豆のダイバーさんに聞いたところ、午後などでも放出を見ているようなので、必ずしも早朝というわけではないみたいだ。

それでも、午前中に見ていることが多いようなので、明日もちょっと早めにエントリーしてみるつもり。
楽しみだ~!!(^^)

今日見た胞子を出している嚢果はこれくらい。。。
今日見た胞子を出している嚢果はこれくらい。。。
ちなみに今日は胞子の粒らしきものを出していたのはこの嚢果ぐらいだった。
放出というよりは「ちょっとボロッと出てます。。。」ってな程度。(笑)
やっぱり粘性のものに絡まって揺れててくれる方が「放出」っぽい。。。^^;

しかし、日に日に胞子のついた雌株(?)がボロボロになっていく。。。(・・;)
隣にある胞子のついていない雄株(?)はメチャクチャ綺麗なのに。。。すべての胞子嚢が放出を終える前に切れてどっかに飛んでいっちゃいそうなものも。。。
なんとかもってくれ~!!!

まだまだ綺麗な胞子嚢の着いていない株
まだまだ綺麗な胞子嚢の着いていない株

ボロボロになった胞子嚢が着いている株
ボロボロになった胞子嚢が着いている株

あっ、昨日、産卵床を掃除しているような感じがしたクマノミのペアは結局、産卵をしなかったみたい。。。
まだクマノミの今季初産卵は観察できていない。。。(・_・;)


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