タグ: ニセアカホシカクレエビ

1ヶ月ずらしてみると。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.2
【水温】 27.4℃ / 28.2℃ / 27.6℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 8:37-9:20 / 10:53-12:05 / 13:58-15:00
【潮まわり】 06:28 250cm 満潮 / 13:07 13cm 干潮 / 大潮(月齢:29.0)
【日の出・日の入】 日出05:53 日没18:44

毎年、常連ゲストMさんが来島するのは7月下旬。
その時期に来られた際のメイン被写体はずばりイシガキカエルウオの極小チビ。
その時期だったら、ウネタケやサンゴなどの上にはイシガキカエルウオのチビがうじゃうじゃ。

今年は丸々1ヶ月遅らせてみたところ、やっぱりイシガキカエルウオのチビは少なかった。。。^^;

少ないからと言って嘆くなかれ。。。
こうした多い&少ないといった「旬の変化」を見ていくのも実は自然観察の楽しみのひとつなのだ。

ちなみにMさんは当然、イシガキカエルウオのチビの少なさにまったく嘆いてはいない。
なぜなら別の生き物の旬を探って、この時期を選んだので。。。(^^)


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高密度化

【ポイント】 オツセ / オツセ / 一湊タンク下No.1
【水温】 28.8℃ / 29.2℃ / 29.2℃
【透明度】 40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:13-10:08 / 11:17-12:19 / 13:53-14:53
【潮まわり】 09:35 227cm 満潮 / 15:46 74cm 干潮 / 中潮(月齢:19.7)
【日の出・日の入】 日出05:53 日没18:42

今日は永田で2本潜ったあと、3本目は一湊でのんびり。。。(^^)

うちの定番ネタ「イバラカンザシに乗っかるニセアカホシカクレエビ」。
この夏はいつ行っても乗っかっているだけでなく、その場にあるイバラカンザシ3つすべてに着いていて、しかも、1つのイバラカンザシに2-3個体が一斉に乗っかっていたりするからスゴイ。。。!(笑)

これもニセアカホシカクレエビの幼体が増えて、例年以上に密度が高まったからだ。
今、この場所には「ウジャウジャ」、ニセアカホシカクレエビがいて賑やかだ。(^^;)


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エビちゃんが乗っても引っ込まないイバラカンザシ

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.3
【水温】 28℃ / 28℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:40-11:41 / 13:40-14:25
【潮まわり】 07:03 225cm 満潮 / 13:50 22cm 干潮 / 中潮(月齢:16.0)
【日の出・日の入】 日出05:23 日没19:23

今日は3人の女性ゲストとのんびり3本。。。
天気も海況もよく、気持ちよく潜れた!!(^^)

これが噂(?)の「イバラカンザシ」だ!(笑)
一昨年からずっと飽きもせず定番ネタとして使っている「エビちゃんが乗っても引っ込まないイバラカンザシ」。
一応、言っておくけど、
”イバラカンザシの上に乗るニセアカホシカクレエビ”
ではなく、
”ニセアカホシカクレエビが乗っても引っ込まないイバラカンザシ”
だからね!(^^;)
あくまでも主役はイバラカンザシなのだ。(笑)


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今度は孵化間近の卵発見!(;´・ω・)

【ポイント】 一湊タンク下No.3 / 一湊タンク下No.1
【水温】 24℃ / 24℃
【透明度】 30m / 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 8:49-10:05 / 11:12-12:46
【潮まわり】 07:17 218cm 満潮 / 14:05 17cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:20

久々にまとまった雨が降った。
というか、梅雨入りしてからの屋久島はずっと快晴で雨なんてまったく降る気配がなかったんだけど、ようやく来てしまった。。。(;´・ω・)

今日はこれに南東の強風が吹き、朝一の一湊エリアヤバいくらいの嵐!!!(-o-;
南系の風なので海はベタベタに凪ぎているのに、陸上はものすごい嵐。。。さすがに船長も怖気づき、ボートを出すことができず今日もビーチから2本潜った。

相変わらず今日もホシカゲアゴアマダイの状況をチェックしたところ、複数個体のジョーが集まっている場所を見つけた。
複数の雌雄ペアが見られ、そのうちの1匹は写真のように稚魚の目玉がハッキリと出来上がっている卵を咥えていた。
多分、あと2-3日で孵化するのではないかという感触だ。

うーん。。。どうしよう。。。
ハッチアウトの観察希望のゲストさんに召集をかけるべきか、迷うところだ。(;´・ω・)


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台風18号一過後の海

引っ込まないイバラカンザシ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 28℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:30-16:53
【潮まわり】 09:48 208cm 満潮 / 15:35 107cm 干潮 / 中潮(月齢:5.1)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没17:57

引っ込まないイバラカンザシ
引っ込まないイバラカンザシ
台風18号一過初めての海。
今回の台風も北部の海を大きく荒らすことなく終わった。。。

この時期は台風ごとに水温が下がっていくので、今日はかなり覚悟して海に行った。
多分、僕のダイコンで、台風前は28-29℃あった水温も、27℃、下手すればそれ以下に落ちているのでは。。。?と考え、今季初めてのドライスーツを持って行った。

しかし、海から上がってきた同業者に聞いてみると、水温は相変わらずの28℃超だという。。。マジ??(^^;)
良かった~!ウェットスーツも持って来ていて。。。ということで、ドライスーツへの衣替えはもう少し先になりそう。(笑)

崩壊したウスサザナミサンゴ群体
崩壊したウスサザナミサンゴ群体
海の中の変化と言えば、今年、一湊タンク下で最もコブシメの産卵が行われたウスサザナミサンゴの群体が完全崩壊していた。(;´・ω・)
他の群体がまったくの無事だったことを考えると、もともとかなり弱っていたのかもしれない。
2年くらい前からこの群体は内にあるオキザヨリの卵を食うゴマモンガラの餌食になってボロボロだったので、そりゃ弱るわ。。。

【ギンガメアジ&アオヤガラ連合軍によるキビナゴ捕食】

エクジット間際にギンガメアジ&アオヤガラ連合軍によるキビナゴ捕食が見られた。
とっさの事だったので動画のクォリティがメチャ低いです。。。(笑)

TG4で撮影した75秒の動画です。


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ちょっと早いけど2015年の潜り納めです。。。(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.9℃
【透明度】 25m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:58-16:09
【潮まわり】 07:49 216cm 満潮 / 13:38 77cm 干潮 / 大潮(月齢:14.7)
【日の出・日の入】 日出07:12 日没17:23

今年も年末年始はまったく予約が入らなかったため帰省することに決め、明後日(12/28)には飛行機に乗る。
一応、ガイドとして窒素の蓄積はハンパないので、大事をみて今日が2015年の潜り納めとすることにした。

午前中は事務仕事をこなし、午後からスタッフと海へ。。。

どうせなら完全に真横から撮りたかったなぁ。。。
どうせなら完全に真横から撮りたかったなぁ。。。
ここのところ、ずっと狙っているのが、ハナキンチャクフグをニセアカホシカクレエビがクリーニングするシーン。
ガイド中はよく見かけたのだが、いざ自分自身がカメラを持って行くとなかなかやってくれない。。。(^^;;
ここ数週間、1人で潜るときは必ずポイント内に数か所あるニセアカホシカクレエビのクリーニング・ステーションに寄り、チェックするようにしているんだけどまったくそのようなシーンに出会えずにいた。。。

どうせなら頭の上に乗ってくれればいいのに。。。
どうせなら頭の上に乗ってくれればいいのに。。。
でもね。。。ようやく今日は待ちに待ったそのシーンが!!!
でも、いざ待望のそのシーンを目の前にすると、オロオロしちゃっていつものように落ち着いて撮影できな~い!!!!(笑)
とりあえず、バリバリ絞って連射で撮りまくったんだけど、やっぱりなんか微妙な感じ。。。
いつもこんな感じで撮りたい!と思ったものは、すでに陸上で何回も何回もイメトレしながら構図や色合いを決めちゃっているので、それに沿ったものが撮れないとなんか納得がいかない。。。(^^;;

かなり寄ってもニセアカホシカクレエビは離れなかったので、メチャ撮りやすかったんだけど、あとで見れば見るほど、不満が溜まっていく。。。
もう少しハナキンチャクフグの派手な眼部の模様を強調したかったなぁ~とか、もっと真横(もしくは真正面)から撮ったらどうだろ?とか、どうせならエビちゃんには頭の上に乗って欲しかったなぁ~などと次から次へと出てくる不満は挙げたら切りがない!(笑)

ということで、これからもまだまだ「ハナキンチャクフグをニセアカホシカクレエビがクリーニングするシーン」は狙い続けるわけです。。。(笑)

2015年12月28日から2016年1月5日まで当店は冬期休業いたします!
この間、スタッフは全員、屋久島から島外に出ていますが、メールや電話によるお問い合わせやご予約はいつも通りお受けできます。

皆様、よいお歳を!


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ずっと張ってたけど。。。(;´・ω・)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.9℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:10-16:44
【潮まわり】 07:18 69cm 干潮 / 14:05 192cm 満潮 / 小潮(月齢:8.4)
【日の出・日の入】 日出06:47 日没17:19

今日もゲストなし。
午後からカメラを持って海に行った。

今日の狙いも先日に引き続き、ニセアカホシカクレエビがハナキンチャクフグをクリーニングするシーン。
先日までは「キンチャクフグ類」をクリーニングするニセアカホシカクレエビを撮りたい!とか言っていたけど、もはや撮りたいのは「ハナキンチャクフグ」と特定!(笑)
やっぱり、シマキンチャクフグなどと比べてもハナキンチャクフグの方がずっと派手なので絵になるのだ。

ゴマモンガラをクリーニングするニセアカホシカクレエビ
ゴマモンガラをクリーニングするニセアカホシカクレエビ
特に目玉付近の模様が派手なので、その辺りにニセアカホシカクレエビが乗っかった時がシャッターチャンス!
ニセアカホシカクレエビを入れて目玉付近をドアップで撮る。。。これ狙い。

今日は結局、1時間以上、ここでじっとしてシャッターチャンスを待ったけど、1回もハナキンチャクフグ+ニセアカホシカクレエビの2ショットは撮れなかった。。。
ハナキンチャクフグは2-3回クリーニングステーションに寄っては来たんだけど、エビが乗らない。。。

なぜだろ?
魚たちは意外に逃げないものなのだが、むしろエビの方が警戒心が強くて全然乗らない。。。乗ってもスグに降りてしまう。。。

一度、ゴマモンガラが寄ってきて、これはそこそこ長くクリーニングを続けてくれたのだが、ハナキンチャクフグは全然ダメだった。
また次もトライしてみるつもり。


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キンチャクフグの仲間に乗っかるエビちゃん

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:25-11:20
【潮まわり】 04:04 30cm 干潮 / 10:44 202cm 満潮 / 16:35 109cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20

今日のゲストさんは1人。
マンツーマンだったのでスタッフの詩帆にガイドを任せ、僕は一緒にカメラを持って潜り、ウダウダと付近を散策。
海はベタ凪で透明度はなかなか良くて、コンディションは最高なのだが、天気だけは相変わらず悪い。。。

ハナキンチャクフグに乗るエビちゃん
ハナキンチャクフグに乗るエビちゃん

シーズン中は忙しくてなかなかカメラを持って潜れなかったのだが、その間、これはじっくり撮りたいなぁ。。。と思っていたものの1つにキンチャクフグの仲間に乗っかるニセアカホシカクレエビというのがある。
今年に入って、ある小さなナガレハナサンゴに急にこのニセアカホシカクレエビが大量に定着しはじめ、ここによく定期的に多くの魚たちがクリーニングを受けに来るのだ。

例年、たくさんのニセアカホシカクレエビが棲み、毎年一大クリーニングステーションを形成していたナガレハナサンゴはいつも多くの魚で賑わう場所だったのに、今年はなぜかニセアカホシカクレエビはほとんど着かなくなってしまい、今年はやはり魚が集まらなくなってしまった。。。

シマキンチャクフグに乗るエビちゃん
シマキンチャクフグに乗るエビちゃん
代わりにこの新しいクリーニングステーションによく魚が訪れるようになったのだが、シーズン中はよくここで「お~!!!!これを撮ったらかなりイケてる絵になるかも!!!!」ってなクリーニング・シーンに出会った。
そんな中でも僕の撮影意欲を掻き立てたのが、クリーナーであるニセアカホシカクレエビがシマキンチャクフグの上に乗っかってクリーニングしているシーンだった。

今日もシマキンチャクフグやハナキンチャクフグがたまにやってきてクリーニングを受けていた。
基本的にこのキンチャクフグ類は気を配って近寄れば逃げることはないのだが、クリーナーであるニセアカホシカクレエビがメチャクチャ警戒心が強い!
ちょっと近づいただけでキンチャクフグ類のから降り、元のサンゴの上に戻ってしまうのだ。

そんな感じでなかなか納得のいく写真が撮れないのだが、これはこれから魚たちに寄生虫類がたくさん着く、低水温期に撮った方がいいのかな。。。(^^;)


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久々に1人長時間ダイビング。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 27.3℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:27-15:36
【潮まわり】 04:42 192cm 満潮 / 11:04 74cm 干潮 / 17:23 210cm 満潮 / 中潮(月齢:25.8)
【日の出・日の入】 日出06:15 日没17:54

アンダー気味にして、画面いっぱいに青い星を散らして撮ってみたらどうだろう??
アンダー気味にして、画面いっぱいに青い星を散らして撮ってみたらどうだろう??
一時、離れていた黒潮がまた寄ってきた!
ニゴニゴ&浮遊物ユラユラの海はどこかに行ってしまい、今日はまたそこそこクリアで青々した海に戻っていた。(^^)
水温もまた27℃台に戻った!
連休前に海が元通りに戻って一安心。。。(^^;)

このネタの肝はコマみたいなイソギンチャクの触手だ。
このネタの肝はコマみたいなイソギンチャクの触手だ。
今日はゲストなしだったので、久々に1人長時間ダイビング。。。
シーズン中は本来の僕のダイビングスタイルでこうして自由に潜れる機会はほぼ皆無なのだが、シーズン終了が近づき、だんだんとまた少しづつ1人潜りの日が増えていく。。。

ここではできるだけ小さなニセアカホシカクレエビを入れるのが吉かと。。。
ここではできるだけ小さなニセアカホシカクレエビを入れるのが吉かと。。。
今日は最初、ちょこっとホムラハゼをチェックしたあと、あとはずっとシーズン中、撮りたかったネタを片っ端から撮っていった。。。
といっても、特に新しいネタではないのだが、シーズン中、ゲストさんが撮る被写体をライティングしながら、「この角度から撮ったらどうなるかな?」、「ここだけ切り取ったらどうなるかな?」、「この構図はどうだろ?」などと頭の中で妄想していた画を実際に撮ってみる。。。(^^;)

でも久々に真面目に撮り始めると、構図以前にピントが合わない。。。(-_-;)
撮影の感覚も取り戻すのに一苦労。。。はぁ。。。
ブランクを埋めるのにまたまた時間がかかりそうだ。


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ようやく水中にいるホムラハゼが見れた!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.6℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:09-12:12
【潮まわり】 09:02 83cm 干潮 / 16:04 194cm 満潮 / 長潮(月齢:23.8)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没17:57

今日はガイドをスタッフの詩帆に任せて、僕は同じ船に同乗し1人カメラを持ってお遊びダイビング。。。(笑)

目的は昨日のガイド中に気づいたまったく引っ込まないイバラカンザシに着くニセアカホシカクレエビだ。
ちょっとその前に昨日、同業者のFくんに聞いたホムラハゼをチェック。。。
電話で場所を何となく聞いてはいたのだが、ホムラハゼの大きさや具体的な位置がイマイチ分からなかったので、まず見つからないだろう。。。と思い行ってみると、スグ見つかった!(笑)
つーか、デカい!(-_-;)
僕の思っていたサイズ(1-2cm)とはまったく違っていて、3cm以上はありそうだ。

ホムラハゼはこれまで水中では見たことがなかったのだが、実は学術的な記録はしっかりあって、過去に研究者によって採取された個体数はかなりの数に上る。
当然、数年前の鹿児島大学が行った屋久島魚類調査のリストの中にもホムラハゼは入っている。
でも不思議なことに今まで僕はもちろん、ダイバーが水中で見たことがなかったハゼだ。。。(^^;)

その採取された個体のほとんどは僕がホームグラウンドにしている一湊タンク下で(他は湯泊などで記録)、僕も10年くらい前に捕獲されてビニール袋の中に3-4匹のホムラハゼがうごめいているのを”陸上で”見たことはあったのだが、水中に自然状態でいる子を見たのは初めてだったので、ちょっと感動してしまった。。。(^^)

かなり奥まったところにいたので、写真は証拠写真くらいのレベルでしか撮れなかった。。。

寄って撮ってみる。。。
寄って撮ってみる。。。

で、今日のダイビングの大半を費やした”まったく引っ込まないイバラカンザシに着くニセアカホシカクレエビ”。。。
昨日、ゲストさんをそこに案内した際には、イバラカンザシの近くにはいなかったニセアカホシカクレエビが今日は思い切り、イバラカンザシの中に体を埋めていた!(^^)

ちょっと引いて撮ってみる。。。
ちょっと引いて撮ってみる。。。

いや~いろいろやってみたけど、なんか同化しちゃう。
もっと距離をとってニセアカホシカクレエビを小さく撮りたいのだが、そうするとますます同化してエビの存在が消えてしまう。。。

結局、ある程度寄って、極力、絞りも開けてイバラカンザシをボカすようにするとようやくエビが浮き出てくるんだけど、なんかイメージと違うなぁ。。。(-_-;)

明日、明後日はゲストなしなので、もう一度トライしてきます!


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ラジアルにするか?シェルにするか?

【ポイント】 観音/オツセ/一湊タンク下No.1
【水温】 26.1℃/26.8℃/26.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:21-10:21/11:28-12:34/14:24-15:52
【潮まわり】 06:09 69cm 干潮 / 13:10 187cm 満潮 / 18:53 135cm 干潮 / 小潮(月齢:21.8)
【日の出・日の入】 日出06:13 日没17:59

ゲストKさんの3日目。
今日はマンツーマンで3本ガイド。

相変わらず、透明度は最悪だ。。。(-_-;)
浮遊物もすごくて、視界はかなり悪いっ!

水温もとうとう26℃台に突入~!
でも、まぁよく考えてみるともう10月だもんなぁ、、、今年も早くもあと3か月で終わる、、、マジか!?

今冬は僕もついにドライスーツを着用しようかと検討中。。。(ダイビング人生でほぼ初です。。。(笑))

ただ今、ラジアルにするか?シェルにするか?でかなり悩んでいて、知り合いの温帯域のガイドさんたちに相談しまくり、、、(^^;)

昨日までは27-28℃はあったので安心していたけど、26℃台に入るとさすがに焦る。。。早く決めて注文せねば。。。(ーー;)


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アヤニシキの胞子嚢がぞくぞくと成熟!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:26-15:59
【潮まわり】 06:07 191cm 満潮 / 12:21 50cm 干潮 / 18:12 189cm 満潮 / 大潮(月齢:12.7)
【日の出・日の入】 日出06:06 日没18:37

ニセアカホシカクレエビのクリーニングステーションは大賑わい!(^^)
ニセアカホシカクレエビのクリーニングステーションは大賑わい!(^^)
今日も新スタッフと2人で午後から海へ。。。
新スタッフはまだ新しい制服(ロクハン)が届いていないため、レンタルの5mmでエントリー。
当然、後半は寒くなって、ブルブル震えているので、仕方なく90分でエクジット。。。(笑)

ここ最近はずっとエントリー口の水底に沈殿しているアカモクが溶けてエントリー口周辺だけがものすごく濁ってる。。。
そこを抜けると20mオーバーのそこそこクリアーで青い海となるので、エントリー口周辺の汚さだけがメチャ際立つ。^^;

様々なサイズ・様々な色の胞子嚢が点在するアヤニシキの仲間
様々なサイズ・様々な色の胞子嚢が点在するアヤニシキの仲間
例の定点観察中のアヤニシキの仲間がかなり成熟した胞子嚢を沢山付け始めた。
1個1個丁寧に見ていったけど、まだ胞子を放出しているものは見つからなかった。

でも絵的には白いものから赤っぽいものまで、いろいろな胞子嚢が混在している今の状況はかなり可愛い。。。(^^)
しばらく毎日定点観察してみるつもり。
胞子を放出は見られるだろうか。。。?

胞子嚢が点在するアヤニシキの仲間
胞子嚢が点在するアヤニシキの仲間

胞子嚢はコロコロしていて可愛い。。。(^^)
胞子嚢はコロコロしていて可愛い。。。(^^)



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いや~マジでドライが欲しい。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 18.4℃
【透明度】 40m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:23-15:55
【潮まわり】 05:02 183cm 満潮 / 10:59 73cm 干潮 / 16:43 190cm 満潮 / 中潮(月齢:26.1)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没18:27

今日もスゴイ透明度の良さだ!
いつもは見えないような範囲が丸見え状態で、スゴイことになってる。。。^^;
水温は低く変わらずで、最近痩せてロクハンがユルユルである事もあってか、非常に寒いっ!

今日はしばらく行っていなかった浅場の見回り。
タラタラと浅場の水底を這っていたので、余計に寒さが。。。(・・;)

しかも、それほど面白いものにも出会わず、さらに寒さが身にしみる。。。(笑)
いや~マジでドライが欲しい。。。(・・;)

今の時期はかなりサイズの小さなカンザシヤドカリが出始めています。。。(^^)
今の時期はかなりサイズの小さなカンザシヤドカリが出始めています。。。(^^)

このナガレハナサンゴが結構綺麗!
このナガレハナサンゴが結構綺麗!


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TG-3を片手に海に出かけよう!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 豪雨
【潜水時間帯】
【潮まわり】 05:23 197cm 満潮 / 11:29 82cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

今日も午後から1人でTG-3を片手に海へ。。。

昨日よりは凪ぎたけど水中は依然としてやや白濁り。
今日こそはゼロ戦へ!!
突然ゴマモンガラが襲ってこないかドキドキしながらの中層移動。(笑)

ゼロ戦ではアカシマシラヒゲエビのテンジクダイ類ヘのクリーニングなんかを撮って、帰りは100匹近いツバメウオの群れを撮った。

アカシマシラヒゲエビ&テンジクダイ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/80 sec at f13; ISO 400;
Yakushima Island, Kagoshima, JAPAN

ツバメウオ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Scene Modes-Under Water Wide1; 1/100 sec at f2.8; ISO 200;
Yakushima Island, Kagoshima, JAPAN

そう。。。コンパクトデジカメの良いところはワイドからマクロまで、そして接写から中距離撮影まで、1台のカメラでほとんどのものが撮れる事だ。
そして、このオリンパスのTG-3なら一眼のカメラで撮ったかのようなクオリティの高い写真の撮影が可能だ。

アカシマシラヒゲエビ&ドクウツボ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f4.9; ISO 400;
Yakushima Island, Kagoshima, JAPAN
今までコンデジには、ほとんど興味がなかったのだがTG-3の存在を知ってから、かなり考え方が変わった。
もともとTG-3はかなり好評なコンデジのようなのだが、僕はこのカメラだったら元々コンデジが持つ気軽さを維持したままで、撮り方次第では作品作りができると考えている。

当然「気軽さ」を優先するために、外付けストロボやコンバージョンレンズなどは付けずノーマルのままで使うのがいい。
外付けストロボやコンバージョンレンズなどをつけた途端に、このカメラの魅力は半減する。

ニセアカホシカクレエビ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Microscope Modes-Microscope; 1/100 sec at f14; ISO 100;
Yakushima Island, Kagoshima, JAPAN
アカシマシラヒゲエビ&アザハタ
OLYMPUS TG-3; PT-056; without external strobes and conversion Lens;
Program Auto; 1/100 sec at f4.9; ISO 400;
Yakushima Island, Kagoshima, JAPAN

という事で、カメラ初心者の方にもこのカメラで「ちょい撮り」や「証拠写真」のレベルを超えて、ガンガン「自慢できるような綺麗な写真」を撮って欲しいな~と思っている。
そのためにはまずは僕が使いこなして、撮り方を教えてあげれるレベルまでいかねば。。。!(笑)

しばらくは、TG-3が自在に使えるようになるまで、このカメラでログを書いていこうと思う。。。


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クリーナーシュリンプ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:44-15:55
【潮まわり】 04:42 186cm 満潮 / 10:53 84cm 干潮 / 17:04 206cm 満潮 / 中潮(月齢:25.9)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

今日は久々にゲスト無しの1人潜り。(^^)
正確には10月第1週と第2週の週末も2つの台風で潰れゲストはいなかったのだけど、海は当然、時化ていて潜る事はできなかった。
しかし、今日は快晴&ベタ凪ぎだ!まさにダイビング日和!!(*´∇`*)

今年に入ってから一湊タンク下の-18mの砂地に突然、ニセアカホシカクレエビが数匹着く小さなナガレハナサンゴが出現した。
_DSC4084ここにはよくシロブチハタなどがクリーニングに訪れていて、大きな口を開けて気持ちよさそうにしているのを見かけるようになった。
ガイドネタとしてよく紹介するのだけど、これをクリーニングするニセアカホシカクレエビが小さ過ぎてよく見えず、近づけばハタが逃げてしまうため、結局「クリーニングをしているところ」はほとんど見せることはできない。。。(^^;;

今日はシロブチハタではなくて、もっと大きなスジアラがクリーニングを受けていた。


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台風17号接近中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.9℃
【透明度】 40m~
【海況】 やや浅場にウネリあり
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:15-12:27
【潮まわり】 06:19 233cm 満潮 / 12:36 57cm 干潮 / 18:34 233cm 満潮 / 大潮(月齢:13.0)
【日の出・日の入】 日出06:10 日没18:06

台風17号が接近中だ。
しかし、相変わらずホームグラウンドの一湊湾内は凪ぎ。
浅場はややウネリがあって透明度もイマイチだけど、ちょっと沖に出ると今日も最高の透明度と青々した海が待っていた。(^^)
水温も再び27℃台乗り、温かい。(^^)

台風通過後は大きく時化る。
時化る前に入っておこうと今日は午前中にエントリー。
今日も目的はシマキンチャクフグやハナキンチャクフグの産卵観察なのだが、今日も怪しい動きをするカップルには出会えず。。。(¨;)
いや~産卵期のピークは終わっちゃったかなぁ。。。

エソの仲間をクリーニングするニセアカホシカクレエビ
エソの仲間をクリーニングするニセアカホシカクレエビ
何の変哲もない斜面水底にニセカンランハギやクロハギ、ヒラニザなんかが数匹集まってホバーリングしているので、おかしいな。。。と思って近づいてみると、砕け落ちたナガレハナサンゴの小さな残骸が落ちていて、そこに所狭しと沢山のニセアカホシカクレエビが群がっていて、魚が通るたびに飛びついてクリーニングしていた。
近くに大きなナガレハナサンゴがあり、それが割れて小さなサンゴ片となり転がっていたのだ。
しかも、エビを沢山着けて。。。

近づくとニセカンランハギやクロハギは逃げてしまうのだが、その周辺にはエソの仲間も集まっていて、クリーニングされるのを待っていたりするのだが、こいつらがなかなかクリーニングされない。。。(笑)

全然クリーニングしてくれず寂しそうな表情(笑)
全然クリーニングしてくれず寂しそうな表情(笑)
ニセカンランハギやクロハギなどはスグにエビが着いてクリーニングしてくれるのだが、エソ類はスグ隣でじっとしているにも関わらず、ニセアカホシカクレエビはなかなかクリーニングを始めてくれない。(¨;)
それでも待っているとようやく写真のようにクリーニングを始めてくれた。(僕も待ちました。。。(笑))

ナガレハナサンゴにはわんさかニセアカホシカクレエビが着いていたのだが、こいつらが一斉にこのエソに着いてくれると絵になるんだけどなぁ。。。(^_^;)

このエソ類以上にエビがなかなかクリーニングしてくれなかったのが、ハナキンチャクフグだ。(笑)
何回も何回もナガレハナサンゴに近づいて脇腹を見せたりしながらクリーニングを催促しているにも関わらず、完全に無視されていた。(¨;)
多分、ニセアカホシカクレエビたちが好む餌を体に付けていないからなのだろうけど、何か可哀想だった。
哀れ。。。(笑)

今年は例年以上によく目につくトモシビイトヒキベラ(yg)
今年は例年以上によく目につくトモシビイトヒキベラ(yg)
先日、島内の同業者に「これ何ですか?」と質問を受けたトモシビイトヒキベラの幼魚。
確かに今年は例年以上に-15m以浅の水底でよく幼魚の姿を目にする。

トモシビイトヒキベラは屋久島では幼魚から成魚まで一通り見られる普通種なのだが、群がりはいつも決まったポイントでしか見られず、ここ一湊タンク下だとちょっと沖の方にでた-15m付近で数匹の群れが見られる程度。
しかし、ここ一湊タンク下の湾内浅場でも実は成魚群れが見られていた時期もあった。
僕が屋久島に来た当初はエントリー口から近い-8m付近にそれなりに群れていて、求愛や産卵も見られたものなのだが、ここ7-8年はまったくトモシビイトヒキベラの成魚群れを見ることはなくなってしまった。

今年の幼魚の状況を見ていると近い将来(来年度以降)、また浅場にトモシビイトヒキベの成魚群れが発生するのではないだろうか。。。?(^^)

今日もまた最後はガンガゼに着くマジマクロイシモチに張り付いた。
昨日のような孵化間近の卵を口いっぱいにくわえたオスは見られなかったが、口内保育中のオス自体はちらほら見られた。
「こんな風に撮りたい」という理想の画があるのだが、これがなかなか難しい。。。

アオスジガンガゼは針の根本付近にピントを合わせて先端付近を前ボケさせると怪しく青白く光り、それがレーザービームのように写る。(下左写真)
この環境下で(これを背景に)口いっぱいに孵化間近の目玉の見える卵をくわえたオスを撮りたいのだが(笑)、卵をくわえている事が分かるように撮ろうとすると真横や真正面から撮らないとならない。(下右写真)
しかし、それだとガンガゼの針を前ボケさせてレーザービームのようにさせるのは至難のワザで、「レーザービームを背景に口いっぱいに孵化間近の目玉の見える卵をくわえたオス」を撮るのはかなり厳しい。。。(-_-;)

それでも試行錯誤しながら撮っていると、あっという間に時間が経ってしまった。

レーザービームは真上から撮る必要がある。。。(¨;)
レーザービームは真上から撮る必要がある。。。(¨;)
卵が分かるように撮るとレーザビームが難しい。。。(笑)
卵が分かるように撮るとレーザビームが難しい。。。(笑)


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台風一過の海

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 28.2℃
【透明度】 30m~
【海況】 ややウネリあり
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:26-16:25
【潮まわり】 10:46 52cm 干潮 / 17:32 213cm 満潮 / 若潮(月齢:10.5)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:45

今日は体験ダイビングをスタッフに任せて久しぶりに1人でカメラを持って海へ。。。
カメラを持って入るのは何日ぶりだろう。。。(¨;)

やはりあれだけ強風をもたらした台風15号でも、一湊湾内は大きく時化なかったようで、砂地の細い小枝さえもまったく動いていなかった。
しかし、台風が屋久島よりも前面に出た今日は台風のウネリが到達しているようで、時折、一定の間隔で揺れる底ウネリがあった。
大きなものではなかったけど、今更ながらに台風の強さを実感できる。

それでも沖に出ると透明度は30m以上はあり、青々とした海が広がっていた。
浅場はかなり濁ってたけど。。。

カメラを持って海に入るのはガイドの合間をぬって7/31にワイドで漁礁に行って以来だ。
やっぱりシーズン中はなかなか自分のためのダイビングができない。。。
ガイド中に気になったことを再観察&再確認したり、ガイド中に撮りたいなぁ。。。と思った被写体(生態や行動)を、こういうわずかなチャンスに狙うわけだが、大抵はすでに旬を過ぎていて、その行動がまったく行われていなかったり、イマイチだったりする。。。(¨;)

そうしたシーズン中に気になったもののうちのひとつに、甲殻類やホンソメワケベラの幼魚によるエソ類のクリーニングがある。
初夏から秋にかけての高水温期は突然、何の変哲もない水底にボコッと小さなイソギンチャクができて、そこにクマノミの幼魚やニセアカホシカクレエビなどが数匹着いたりする。
こうしたクリーニングステーションはそう長くは続かず、時間の流れとともに1匹づつ減っていくクマノミのチビと同様にこうしたクリーニングを行う生き物も少しづつ減っていき、秋の終わり頃にはその小さなイソギンチャク自体が消えてなくなってしまう事が多い。
つまり、夏期のみ営業する臨時”ミニ”クリーニングステーションなのだ。

クリーニング中に頬を膨らませるエソの仲間
クリーニング中に頬を膨らませるエソの仲間
最初はこんな感じなのだけど。。。
最初はこんな感じなのだけど。。。

こうした水底にある小さなクリーニングステーションの主なお客様は、遊泳性の魚よりも水底付近で生活する連中が多く、よく見るのはエソ類だ。
エソ類はクリーニング中、気持ちいいのか、クリーニングをさせやすくするためなのか、頬を大きく膨らませるのだが、これがかなり驚く大きさに膨らむ!!!
ゲストさんに「撮れ!撮れ!」と言っても、あまり撮ってくれないので(笑)、自分で撮りたいなぁ。。。とずっと思っていた。
絶対に面白い写真になると思うんだけどなぁ~と感じていたんだけど、何かイメージ通りの画は撮れなかった。。。(¨;)
ホンソメが鰓から入って口から出てくれれば最高なんだけど、待てども待てども口から出てこなかった。。。(笑)

採餌中のアカホシカニダマシ
採餌中のアカホシカニダマシ
ウミショウブハゼ属の一種やセボシウミタケハゼなどはまだまだ繁殖時のピークのようで、そこらじゅうで卵守りのオスの姿を見かける。
ウミショウブハゼ属の一種の着く小枝は遠くから見ると、何匹もピョンピョン跳ねているのが分かった。
採餌(プランクトン類の捕食)しているのか、それともヘビギンポ類のような跳ねる求愛をしているのか調べようと近づいてみると跳ねるのを止めてしまった。。。

やつらはかなり警戒心が強いハゼなのかもしれない。
仮に産卵をしていても近づくと止めてしまうのではないか?というのは前にも感じていた。(→屋久島滞在395分。内200分を水中で過ごす人。(笑)
こいつらの産卵を狙っていたんだけど、結構難しそうだ。。。


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クマノミの卵を今季初観察(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.0℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:48-12:51
【潮まわり】 08:22 202cm 満潮 / 15:08 16cm 干潮 / 中潮(月齢:3.8)
【日の出・日の入】 日出05:39 日没18:52

何かちょっとだけ透明度が上がった気がする。。。
水温はとうとう24℃を超えて暖かい♪(^^)

ニセアカホシカクレエビ
ニセアカホシカクレエビ
我が子への暖かい眼差し
我が子への暖かい眼差し
昨日、スタッフがクマノミが卵を守っていたというので、今日は早速僕も確認しに行った。
毎年、クマノミの卵守りは屋久島では4月中旬から下旬にかけて初観察されるのだが、今年は先日まで与論に行っていて、しかも帰ってきてからもすっかり忘れていて、全然チェックしていなかった。。。(¨;)
行ってみると、そこらじゅうのクマノミがすでに卵を守っており、しかもその卵のほとんどはかなり成熟していて、すでに黒ずんでいる卵も。。。(^^;)

屋久島の過去のクマノミの卵初確認日は以下の通り。
2005年 4/30
2006年 5/11
2007年 3/26
2008年 4/15
2009年 4/19
2010年 4/21
2011年 4/28
2012年 4/25

こうしてみると、今年も例年並みのようだ。
ここ数日間は水温が高かったけど、僕が与論に行っている間はかなりの低水温だったらしいので、水温はあまり関係ないみたい。
基本的な繁殖時期は変わらなくて、水温によって左右されるのは繁殖頻度や孵化までの日数なのだろう。。。


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評判のいいクリーニング屋さん

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:02-12:34
【潮まわり】 06:50 209cm 満潮 / 12:38 96cm 干潮 / 18:12 217cm 満潮 / 大潮(月齢:14.3)
【日の出・日の入】 日出06:39 日没17:24

今日も雨。。。
北東の風は思いの外、強く、多少の北東には強いはずの一湊タンク下もかなり水面がバシャバシャしていた。

あと、雨続きという事もあって、水面直下には淡水が溜まってもの凄く白く濁っており、水中はかなり暗い。
今日は最初、シリテンをまた追いかけようと考えていたのだが、暗すぎてスグにヤル気が失せた。

クリーニング・ステーションの若きCEO?
クリーニング・ステーションの若きCEO?
いや!バイトくんだったみたい。。。(笑)
いや!バイトくんだったみたい。。。(笑)
一湊タンク下の-12m付近にあるナガレハナサンゴの群落の上には評判のいいクリーニング屋さんがある。
潮通しの良い鼻先近くにあるからか、この辺一帯では最もお客さんの数は多く、いつも賑わっている。
しかし、ここにはホンソメワケベラは1匹しかおらず、しかも立派な成魚ではなく、小さな若魚なのが驚きだ。
そう。。。彼は若くして独立し、1人自営でクリーニング屋を営み、口コミでどんどんお客さんの数は増えていき、今では地域一番店の座に君臨している。

でも。。。そんなはずはない!!
大学出たての若造がたった1人でここまで大きなクリーニング・ステーションを営めるはずはないっ!
何か悪さをして儲けているに違いない!!(笑)

その悪事を暴こうと僕は店の前に張り付いて一部始終を観察することにした。
すると、いつものようにニセカンランハギやタテジマキンチャクダイ、カンランハギなどがワラワラと集まってきた。
体というのは本当に嘘がつけない正直者だ。
彼らは気持ちよくなると途端に体色が変わるので、気持ちの良さを隠すことはできない。。。

ニセカンランハギをクリーニングするエビたち
ニセカンランハギをクリーニングするエビ
当然、若き起業家がクリーニングを始めると体色が変わるワケだが、なぜかその隣りの魚まで体色が変わってる。。。
よ~く見ると、クリーナーはこの若き起業家だけではなかった!!
無数のニセアカホシカクレエビがカンランハギたちの体にへばり付き、クリーニングをしている!

というか、もしかしてこの若き起業家って、社長じゃなかった???えっ??(笑)
このナガレハナサンゴの群落は昔からあって、ニセアカホシカクレエビも沢山着いていた事を考えると、むしろ、経営主体はこのエビたちなのではないか?
そう。。。ここはニセアカホシカクレエビたちの共同企業体だったのだ。
若き起業家だと思っていたホンソメワケベラの若造はある日突然、ガテン系求人誌を見て応募してきたバイト君だったのだ!(゚д゚)!


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う~釣り人ウゼー

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:25-17:14
【潮まわり】 05:01 187cm 満潮 / 10:56 91cm 干潮 / 16:51 202cm 満潮 / 中潮(月齢:11.3)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

昨日、家族で外食をしたのだが、何やら当たってしまったようで、夫婦で下痢気味&気持ち悪い。。。(・_・;)
今日はモニ1000の口永良部のサンゴ調査の予定だったのだが、これはスタッフ1人で参加させ、僕は午前中は寝てた。
午後になって起きだして、1人で一湊タンク下へ。。。

今日は例のシリテンスズメダイ(仮称)を調べるために、一湊タンク下のオヤビッチャ全体を1匹1匹見てみようと思ってエントリー。
早速、群がりを見つけて追い始めたのだが、何か様子がおかしい。。。
通常、オヤビッチャたちはある一定の場所で群れていて、あまり動き回らないのだが、突然群れ全体がダッシュして消えてしまう。。。(・_・;)
追いかけてみると、エントリー時には気づかなかったのだが、どうも釣り人がいるようで、仕掛けが投下されるたびに奴らはダッシュしてその場所に向かってしまうのだった。

当然、釣り人が竿を垂れている周囲には近寄れないので、何もできない。。。
しばらく遠巻きに待っていて、釣り人が竿を上げると近づいて撮影を始める。。。するとスグにまた奴らは次に餌が投下された方面へ一気にダッシュ!!!
う~!!!全然、観察できね~!!!!

釣り人ウザイ!!
早く帰ってくれ~!!!

多分、釣り人は釣り人で、「魚が散っちゃうから早くダイバーは上がってくれ~!」と思っているのかも知れないけど、それはまったく逆だ。
「魚が集まっちゃってしょうがない(普段の行動じゃなくなる)から早く釣り人は帰ってくれ~!」
これが真実。。。(笑)

途中で諦めて、いろいろ撮影しながら釣り人の帰りを待つことに。。。

口の中をクリーニングされるシロブチハタ
口の中をクリーニングされるシロブチハタ
ハナキンチャクフグをクリーニングするニセアカホシカクレエビ
ハナキンチャクフグをクリーニングするニセアカホシカクレエビ

クリーニング開始!!
クリーニング開始!!
気持ちよくなって真っ白に!
気持ちよくなって真っ白に!
ホホスジモチノウオは普段、ダイバーが近づくと、当然どんどん逃げてしまうのだが、クリーニング中はずっと目の前で無防備な姿を晒す。
クリーニングが進むとどんどん気持ちよくなるのか体が真っ白に。。。(・_・;)
まるで灰のように真っ白に燃え尽きた矢吹ジョー状態。(笑)

結局、釣り人は最後まで居座っていたようで、じっくりオヤビッチャに寄れるような状況になった頃には日は落ち始め、周囲は暗くなり始めていた。
こりゃ明日だな。。。(・_・;)


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こりゃ凄い!!

【ポイント】 元浦
【水温】 18.8℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:55 81cm 干潮 / 13:10 184cm 満潮 / 小潮(月齢:23.4)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:25

またまた一湊湾内は大時化!!
でも今日は先日、元浦沖堤で潜ったときに水中に置き忘れてきた指示棒を回収しようと思っていたので問題なし!
ところが、今日は天気も良かったのでさすがに釣り人がいて入れず。。。(ーー;)
結局、普通に元浦の浅場で遊んだ。

珍しく2組、体験ダイビングをやっているお店が。。。
いつもは誰もいないのを良い事に、ポイントの目の前に車を止めたりするのだが、今日はしっかり駐車場に。。。(笑)

ツツボヤの仲間
ツツボヤの仲間
 元浦ではまた小物を探しながらウダウダ・モードで進む。

元浦側はほんと、このツツボヤの仲間が多く見られる。
小物を探して岩壁を見ているとこのツツボヤばかりが目に入る。。。
ホームの一湊タンク下ではクロスジツツボヤは多く見られるが、このパンダ顔のツツボヤはここまで多くは見られない。

場所が変わるとツツボヤの優占度も変わるのが面白い。

ニセアカホシカクレエビ
ニセアカホシカクレエビ
いや~今日も何も見つからないなぁ。。。と帰り道に入ると、同業者に会った。
見ると綺麗なイソギンチャクをバックにニセアカホシカクレエビを撮っていたので、それを奪った。(笑)

寄ったり、離れたり、いろいろな構図で粘っていたら、エアーがカスカスに。。。
急いで帰える途中、辺りがいきなり暗くなってきた。。。あれっ?と思って見上げると、もの凄い数のヤクシマイワシに囲まれた!!!
しかも、どいつも立派な成魚ででかい!!

ヤクシマイワシの群れ
ヤクシマイワシの群れ
 同業者によると一昨日もいたらしいのだが、僕はその群れには当たらなかった。
いや~!これの群れだったのね。。。(ーー;)
確かに凄い!!
もう前も後ろも上もまったく見えなくなって視界がなくなるほど!!

うぉ~!!!これワイドで撮りたい!!
結構まとまってるし、むこうから寄ってくる。。。
明日はワイドだな。。。

つーか、これって本当にヤクシマイワシでいいのだろうか。。。?
ホソオビヤクシマイワシってヤツもいたような。。。


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元気な白化イソギンチャク。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.1℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:02 214cm 満潮 / 13:45 92cm 干潮 / 大潮(月齢:16.4)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:21

シライトイソギンチャクに着くニセアカホシカクレエビ
ニセアカホシカクレエビ
また風が北西に変わって一湊湾内もちょっと時化てきた。。。
天気は晴れていた事もあってそれほど寒さは感じなかったんだけど、水中はもう限界かも。。。(^^;)
エントリー直後からダイビング中はずっとブルブル震えていて、何か変なものや魚の怪しい動きが目に入っても戻って確認しようという気が起きないくらい。(笑)
そもそも首を横に向けると冷たい水が入ってくるのでずっと前だけを見てじっと固まって泳いでいるような状態。。。

こうなってくると、もうダイビング自体が無駄な1本になってしまうので、もうこのヘタリ6半は終わりっ!
20度を切るまでは我慢しようと思っていたけど、もう限界!!
明日からはフカフカのNew6半に衣替えしよう。。。
で、冬の間はできる限り深場には降りないようにして、ゴムをヘタらせないように気をつけよう。。。(笑)

クマノミのチビ
クマノミのチビ その1
今日もクマノミでイメージしている絵を撮るために、サンゴイソギンチャクに直行!
でも、今日はもっと手前の-16m付近にあるサンゴイソギンチャクでトライ。
ここには3つのサンゴイソギンチャクが棲んでいて、それぞれにクマノミが着いている。
そのうちの1つはもうずいぶん長い間(2-3年)、白化したままのサンゴイソギンチャクなのだけど、白化したまま弱ってる気配はなく今も元気に生きている。

ハードコーラルだと白化は死滅のサインで、そのままいくと大抵は死んでしまう、もしくは復活してまた共生藻が着くのか色合いが元に戻ってきたりする。
なので多くのハードコーラルにとって白化は瀕死状態を意味すると思うのだが、イソギンチャクの白化はもしかしたら違うんじゃないの?と思ってしまう。。。

クマノミのチビ
クマノミのチビ その2
白化したイソギンチャクは良く言われるように背景として使うととても写真映えする。
でも、ここの白化群体は小型でクマノミの背景に使うのはなかなか厳しい。。。(^。^;)
いずれにしてもイメージしている絵は元気な茶色いサンゴイソギンチャクの方がいいので、この白く綺麗なイソギンチャクは無視!(笑)

ここは浅くて減圧を気にせず撮れる水深なのでかなり粘ったけど、今日も思い通りの写真は撮れずに終わった。。。(-o-;
なぜって、ここのクマノミの成魚はメチャ気性が荒くて、被写体の黄色いチビをかなりの頻度で追い立てていて、チビはなかなかじっとしていてくれないのだ。。。
お前。。。弱いものイジメはやめろって。。。(ーー;)

しかし、クマノミのチビをずっと撮っていると、個体によって可愛さが全然違うのが面白い。
大きさも成長ステージも一緒で、体色もまったく同じなのに、何回撮っても目つきが悪くて全然可愛く撮れない子もいたりする。。。(笑)
この子たちは可愛いでしょ!(^_^)


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