ワレカラ三昧。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1/元浦
【水温】 19.3℃/19.4℃/18.7℃
【透明度】 ~15m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れのちくもり
【潜水時間帯】 9:32-10:41/11:39-12:54/15:39-16:11
【潮まわり】 06:31 109cm 干潮 / 12:10 154cm 満潮 / 小潮(月齢:7.8)
【日の出・日の入】 日出06:35 日没18:21

今日は午前中、ファンダイビングのガイドをしたあと、午後から体験ダイビング。
ファンのゲストは昨日から潜っている常連ゲストHさん。
今日はマンツーマンで2本。
この時期は特に出物がないため、こちらからワレカラを提案してみると、大乗り気!!(笑)
1本目は-23mのところにあるクロガヤに行ったところ、メチャ、ハマったようだったので、味をしめて2本目もワレカラ!(^^;;
今度は-15m付近にあるシロガヤやヒドロ虫が多い場所へ。。。
ややウネリがあったためなかなか撮りにくい状況ではあったけど、時間をかけて貼りついた。
午後から体験ダイビングだったので、じっくり写真を見ることができなかったけど、撮れたのかな???(・・;)

午後からは若い大学生カップルの体験ダイビング。
昨日は雨も降って、かなり寒かったので、かなりテンションが下がっているに違いない!!と思いつつお会いしてみると、思っていたよりもテンションは低くなかったけど、やっぱり予想以上の屋久島の寒さにビックリしているようだった。

ちょうど、寒気が下りてきて全国的に寒い週末となったけど、南の島だと思って来島された方はさすがに驚くだろうな。。。(^^;;


Filed under: 一湊タンク下No.1, 元浦Tagged with:

クロヘリイトヒキベラとの混泳

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.8℃
【透明度】 10m
【海況】 大時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:14-16:43
【潮まわり】 10:30 183cm 満潮 / 17:21 38cm 干潮 / 小潮(月齢:5.8)
【日の出・日の入】 日出06:37 日没18:20

オトヒメウミウシ
オトヒメウミウシ
今日も午後から1人で海へ。

とうとう、また20℃を切ってしまった。。。(・・;)
北寄りの風を受けて海もまた時化始め、ホームの一湊タンク下は大時化といっていい状況。。。
最近はこういう海だと写真も撮れないし生物観察も厳しいので、家に帰るのだけど、思わず入っちまった。。。(^^;;

案の定、海は20-25mラインでもウネウネで、体の固定はまったくできず、仕事にならない。。。(笑)

例のイトヒキベラXのメスを認識するために-25m前後に広がる根の上に行った。
今日もオスは真っ黒くなってメスや他種への干渉などなく、まったく興奮もしていなかったため、当然メスを特定する事はできなかった。
ここにはいつも3-4匹のオスがいるはずなのだが、今日は1匹しか見られなかった。
どこに行ったのかしばらく周囲を探してみたけど、結局見つからなかった。。。

黒くなったイトヒキベラXのオス
黒くなったイトヒキベラXのオス

黒くなったイトヒキベラXのオス
黒くなったイトヒキベラXのオス

別の場所でまたイトヒキベラXの幼魚ではないかと思われる子を2匹見つけた。
というか、どうも今まで肉眼で見てクロヘリイトヒキベラの幼魚だと思っていた子の中に、この「イトヒキベラXの幼魚ではないかと思われる子」が混じっているかもしれない。
というのも、そいつはこれまでクロヘリイトヒキベラの幼魚だと思っていた連中の中に混じっていたからだ。

これはまた-25mの根の上でもクロヘリイトヒキベラの幼魚たちを洗い直す必要があるかも。。。

イトヒキベラXの幼魚???
イトヒキベラXの幼魚???

イトヒキベラXの幼魚???
イトヒキベラXの幼魚???

基本的にクロヘリイトヒキベラの幼魚とは体型も違うので間違えるはずはないのだけど(クロヘリイトヒキベラ⇒ずんぐりむっくり体型、イトヒキベラX⇒細長くてスマート)、暗い水中でライトも当てずに観察していると、2種は完全に同化して分からなくなるのだ。

次回はこの線で見直してみようかな。。。と思う。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , ,

ハダカハオコゼに着くヒドロ虫

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.1℃
【透明度】 10m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:15-16:45
【潮まわり】 09:54 197cm 満潮 / 16:31 25cm 干潮 / 中潮(月齢:4.8)
【日の出・日の入】 日出06:38 日没18:19

ここ数日、また冬のような気温と天気に戻ってしまって、海も北寄りの風を受けて時化気味。
昨日よりは海も静かになってきたけど、まだまだかなり時化気味だ。

それはそうと海の中もまた水温が下がり始めた。
一時は22℃前後まで上がった水温もまた20℃を切りそうな勢いだ。

今日は漁礁へ。

ハダカハオコゼに着くヒドロ虫
ハダカハオコゼに着くヒドロ虫
このところずっと漁礁で見られているハダカハオコゼが2月中旬に帰省から帰ってくると、体いっぱいにヒドロ虫を付けていた。
ずっとヤセオコゼなどカサゴ類に着生するサカナウミヒドラかと思っていたのだが、今日105mmマクロで撮って拡大してみるとどうもサカナウミヒドラではなさそうだ。

とにかく体の全身を覆うかのようにいっぱい着いているのだが、どういう過程でこいつに着いてしまったのだろう。。。?ホント不思議だ。
基本的にハダカハオコゼは動かないので、着きやすいのだろうか。。。?

このヒドロ虫が着くことで、こいつに何か利益はあるのかな。。。?
というか、そもそも何らかの共生関係なんてあるのか???(^^;;
たまたま、ぼぉ~としているから着いちゃったのか?(笑)
一応、ヒドロ虫には刺胞毒があるから、ハダカハオコゼは守られているとも言えるけど、ヒドロ虫はここに着生することでどんな利益があるのかまったく分からん。。。(・・;)

スザクサラサエビの額角に着くヒドロ虫
スザクサラサエビの額角に着くヒドロ虫
というのも、このヒドロ虫、毎年、この時期になると同所にいるスザクサラサエビの額角の先端付近に沢山着生するヒドロ虫とよく似ているのだ。
同じ種類かもしれない。。。

スザクサラサエビに着くヒドロ虫はどう見ても、単なる飾りにしか見えない。。。(^^;;
でも、必ずしも大きく強いエビに沢山着いているわけではないので、集団の中でより強い者(権力者や位の高い者)ほど派手に着飾るという人間の文化とはちょっと違うみたい。(笑)

やっぱり、偶然に着いちゃったんだろうな。。。共生関係はないに一票。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , ,

悩ましいイトヒキベラたち。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:00-16:18
【潮まわり】 08:14 219cm 満潮 / 14:28 10cm 干潮 / 中潮(月齢:1.8)
【日の出・日の入】 日出06:42 日没18:17

ようやく自分の塩噛みしていて回りにくかった105mmポートのフォーカスノブが直った!
これでまたイトヒキベラを撮りに行けるっ!

現在、「海の談話室」というFacebookのグループ内で、混同されている可能性があるTheイトヒキベラとその近似種(ゴシキイトヒキベラやら存在するのかどうかは確定ではないけどイトヒキベラ属の一種とか。。。)について、僕の八丈時代の親方と喧々諤々やっている。
それははたから見ると師弟で喧嘩しているかのように見えるようで、先週のゲストさんがそれを読んでいたようでメチャ心配していた。。。(笑)

まさか!!たかが魚の分類で喧嘩にはならないっす。。。(^^;;
僕の八丈島での修業時代は毎日そんな感じ。。。
でも、そのおかげでちょっとは生物や自然の基本的な観察方法や考え方を身につける事ができたし、メチャクチャ良い環境だったと思う。
確かに独立後は僕自身もキッチリ観察し、現場経験を積んでいるという、より強い自負があるため、親方への抵抗は昔よりもずっと激しいかもしれないけど。(笑)

最近、先輩ガイドさんからこういう話は(営業的に)表に出さない方がいいかも。。。とアドバイスを戴き、確かにその通りだと思うのだけど、自分の好奇心が押さえられない。。。(^^;;
嫁さんもかなり渋い顔してるし。
ごめんよ、息子よ。。。オヤジは商売ベタで。。。(笑)


ちなみにイトヒキベラの何を疑問視して、何を撮りに行っているのかというと。。。

屋久島には伊豆など琉球列島を除く国内の各所でも普通に見られる「Theイトヒキベラ」と屋久島に来た10年前から何者なのか分からず仮に「イトヒキベラX」と呼んでいる2タイプのイトヒキベラが同所的に、ほぼ同じような数で見られる。
その後、この「イトヒキベラX」は他の海域(柏島、串本、八丈島、水納島etc…)でも見られることが分かり、一説では「Theイトヒキベラ」の地域変異だと言われていたり、未記載種(新種)だと言われていたり、ゴシキイトヒキベラだと言われていたりと、かなり混乱を極めているようだ。
さらには「Theイトヒキベラ」の興奮時の体色と「イトヒキベラX」を混同しているダイバーも多いように感じる。(笑)

そんな研究者も投げ出すような超混乱している「イトヒキベラX」なのだが、オスは確実に「Theイトヒキベラ」とは見え方がまったく違うため分かりやすいのだが、メスが分からない!!!
産卵や求愛は何度か見ているのだが、産卵や求愛後のメスを追ってみると、どうしても「Theイトヒキベラ」のメスにしか見えないのだ。。。(・・;)

途中で見つけたイトヒキベラXの幼魚ではないか?と思う子
途中で見つけたイトヒキベラXの幼魚ではないか?と思う子
それで現在「イトヒキベラX」のメス探しをしているというわけ。(^^;;
まずはまったく認識していないようなイトヒキベラの仲間のメスはいないか探すのだが、それはさすがにいない。。。僕もイトヒキベラ類はこの10年かなり観察しているし。。。(・・;)
で、仕方がないので「Theイトヒキベラ」のメスだと認識している子を片っ端から写真に撮っていくのだが、帰ってからPCで見てみるとやっぱり「Theイトヒキベラ」にしか見えない。。。(笑)

今日は特に3-4cmレベルの小さなメスを中心に撮ってみたのだが、かろうじて違いがあるとすれば、背鰭の先端に青い斑紋があるヤツとないヤツがいるって事くらい。

明日はこの辺に注意してまた観察しに行こうと思う。

あ~!!!集客的にこの話題はどうなんだろう???と思いつつ、ワクワクし過ぎて止められない!!(^^;;


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , ,

間女???

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.3/お宮前
【水温】 20.6℃/20.6℃/20.4℃
【透明度】 20m→5m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:39-10:25/11:28-12:14/13:30-14:24
【潮まわり】 07:40 219cm 満潮 / 13:49 16cm 干潮 / 大潮(月齢:0.8)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没18:17

今日は永田に行く予定だったのだが、北の風の影響を受けてクローズ。
仕方なく今日も一湊湾内で昨日とほとんど同じポイントを潜った。
最初は凪ぎていた一湊湾内も、次第に時化始め、最後の1本などは-20m近くてもウネウネで砂などが舞い散り、昨日までの高透明度が嘘のように濁ってしまった。。。エクジット間際なんてかなり大時化。。。(・・;)

お宮前では相変わらずコブシメの産卵が見られ、2匹のオスも相変わらず大喧嘩に余念がない。

昨日と違ったのは小さな若いメス体色の子が参入した事だ。
最初は産卵中のメスにちょっかいを出していたので間男かと思っていたのだが、体色はメス。

産卵しようと必死にサンゴに向かおうとするメスに、そのチビはしきりに干渉していて、メスをサンゴに行かせない(=産卵させない)ようにしきりに邪魔していた。
そのメスはたまらなくなって卵を途中で吐き出してしまった。。。!(・・;)


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), お宮前Tagged with:

コブシメの繁殖関連行動が日増しに激しく。。。

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 20.9℃/20.9℃/20.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:30-12:16/13:28-14:21/15:21-16:11
【潮まわり】 07:07 214cm 満潮 / 13:10 28cm 干潮 / 大潮(月齢:29.2)
【日の出・日の入】 日出06:44 日没18:16

常連ゲストのNさんがお友達を連れて来てくれた。(^^)

昨日までそれほど悪くなかった天気も今日は朝から真っ黒い雲に覆われて暗い感じ。。。
でも海は依然として透明度は良く、水温も21℃台をキープしている。

Nさんは今日からイチデジ・ユーザーだ。
これからますますダイビングにハマっていくに違いない。。。(^^;)

今日もお宮前ではコブシメの産卵が見られた。
コブシメの繁殖関連行動が日増しに激しくなっている。
オス同士の喧嘩も盛んに見られるようになってきた。


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), お宮前Tagged with: ,

D610テスト撮影の2日目

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:05-17:05
【潮まわり】 05:53 193cm 満潮 / 11:47 64cm 干潮 / 17:31 204cm 満潮 / 中潮(月齢:27.2)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没18:14

シャコガイとセホシウミタケハゼ
シャコガイとセホシウミタケハゼ
今日も昨日に引き続き、今週末に来島予定のN氏が購入予定のD610を持って海へ。。。
ちなみに勝手に使っているわけではなくて、事前に海に持ち込んでおいてくれ、というN氏の希望に従っております。。。(笑)

昨日はイトヒキベラばかりを撮っていたので、今日は動かないものを中心に撮影してみた。
キッチリ固定して構図を考えながら撮れるマクロだったら、やっぱりフルサイズがいい。(^^;;

しかし、D610のRAWはまだPhotoShopのCameraRAWや僕の閲覧用に使っているACDSeeProなどが対応していなかったので、帰ってきてからの処理が大変だった。。。(・・;)

引いてみてワレカラ
引いてみてワレカラ
寄ってみてワレカラ
寄ってみてワレカラ

最短でワレカラ
最短でワレカラ


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

久々の35mmフルサイズ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.7℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:45-16:24
【潮まわり】 05:09 178cm 満潮 / 10:57 83cm 干潮 / 16:35 188cm 満潮 / 中潮(月齢:26.2)
【日の出・日の入】 日出06:47 日没18:14

今日は今週末に来島予定のゲストさんが購入したD610のテスト撮影をするために午後から海へ。。。
35mmフルサイズでの撮影は10年以上前のフィルム時代以来のことだ。(^^;;
久々にのぞく画角は慣れるまで大変だった。
10年以上前はずっとこれで撮っていたのだけど、ASPサイズの画角に慣れてしまった今となっては動く魚(特にベラ)なんかは撮るのが大変だった。。。(笑)
昔に比べて視力も衰えていたので、目にピントの山を見つけるのがかなり困難。。。(笑)
やっぱり、ベラなんかはASPの方が有利だな。。。と感じた。
動かないものはフルサイズの方がいいんだけどなぁ。。。

通称・イトヒキベラXのオス
通称・イトヒキベラXのオス

Theイトヒキベラのメス
Theイトヒキベラのメス

帰りに海藻の陰に超小さなコブシメの子がいた。
大きさは2-3cmくらい。
ミニチュアサイズのコブシメはメチャ可愛いっ!(^^)

ミニチュア・サイズのコブシメ
ミニチュア・サイズのコブシメ

かわいいコブシメの子
かわいいコブシメの子


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

ワイドだと内容のないブログになってしまう。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり時々晴れ
【潜水時間帯】 14:26-15:44
【潮まわり】 09:48 99cm 干潮 / 15:25 174cm 満潮 / 若潮(月齢:25.2)
【日の出・日の入】 日出06:48 日没18:13

相変わらず、105mmマクロのポートはフォーカスノブの部分の動きが悪く、今日もワイドで。。。
海に行く直前にアンティスの古澤さんから電話が入って、ここをこう掃除すればいいとアドバイスをもらったものの、全然ノブの動きがよくならない。(^^;;

海はやや白濁りが入って透明度は昨日よりは落ちているものの、水温は22℃近い。
一湊タンク下というポイントは手前にはワイドに適した被写体は少ないため、今日も漁礁&ゼロ戦へ。

ゼロ戦、冬季の状況。。。
ゼロ戦、冬季の状況。。。

漁礁のアザハタ
漁礁のアザハタ

ゼロ戦は冬季にしては魚影はまずまず。
今日もそこそこ潮がかかっていたので、魚群のまとまりも良かった。

う~ん。。。どうしてもワイドだと内容のないブログになってしまう。。。(笑)
やっぱり、じっくり生物観察を行うにはマクロレンズじゃないと厳しいな。。。
はやく105mmポートを使えるようにせねば!(・・;)

漁礁のムレハタタテダイ
漁礁のムレハタタテダイ

潮がかかっていて魚群はまとまっていた。
潮がかかっていて魚群はまとまっていた。


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)

お試しワイド

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 21.3℃/21.4℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:38-10:38/11:43-12:58
【潮まわり】 08:05 106cm 干潮 / 13:55 166cm 満潮 / 長潮(月齢:24.2)
【日の出・日の入】 日出06:49 日没18:12

昨日、今日と天気も海況もよくて、海の中は明るくクリアー!!(^^)
透明度は場所によっては30m近くありそうだ。

常連ゲストのHさんは本当はマクロの人なのだが、致命的な忘れ物をしたために、この2日間は僕のカメラを貸して、初ワイドにトライ。

ワイド日和の2日間でHさんもすっかりワイドレンズの購入を考え始めた。。。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1

コブシメの交接

【ポイント】 お宮前/横瀬
【水温】 21.3℃/21.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:40-12:53/14:33-15:19
【潮まわり】 06:21 97cm 干潮 / 12:23 169cm 満潮 / 小潮(月齢:23.2)
【日の出・日の入】 日出06:50 日没18:11

久々のガイド。。。
ボートも久々。。。(^^;;

お宮前ではコブシメが2カップルいて産卵していた。
まだ本格的な産卵期ではないので、近づくとスグに産卵場から離れていく。
産卵と産卵の間隔もものすごく長くて待ちくたびれる。。。
ついさっき1個卵を産んだばかりのカップルがなぜか交接!!(・・;)

2本目は横瀬へ。
入ってみると激流でいつもの沖には出れなかったけれど、マダラトビエイやこの時期はめったに見ることのない巨大なアカウミガメのオスが急接近してきたりで、そこそこ楽しかった。(^^)


Filed under: お宮前, 横瀬Tagged with: ,

多分、黒潮接岸中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.0℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:50-16:24
【潮まわり】 05:12 80cm 干潮 / 11:17 179cm 満潮 / 18:17 42cm 干潮 / 小潮(月齢:22.2)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没18:11

なんか用?
なんか用?
今日は105mmマクロでTheイトヒキベラのメスをいろいろと撮りたかったのだが、帰省先から帰ってきたらフォーカスノブが塩噛みしていて回らなくなってしまっていて、現在真水に浸けているところ。。。(・・;)

仕方なくワイドレンズで特に目的もなく徘徊。。。

なんか用?
なんか用?
僕が帰省先から帰ってきてからずっと海の状態はいい感じだ。
水温は21℃以上あって、海も青い。
透明度も悪くはない。(^^)

沖はやや潮がかかっていて、漁礁に行くのがちょっとだけ大変だった。
多分、黒潮がかかってるんじゃないかなぁ。。。(^^)


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: ,

屋久島ならではのヤドカリ

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:34-16:29
【潮まわり】 04:25 61cm 干潮 / 10:30 189cm 満潮 / 17:11 37cm 干潮 / 小潮(月齢:21.2)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没18:10

昨日はかなりドキドキしながら2週間ぶりの海に潜ったのだが、今日はエントリー直後こそまだちょっと体が固い感じがしたけど、後半はかなり慣れてきた。(^^)
相変わらず呼吸はハァハァ、ゼィゼィしてたけど。。。(笑)

中層をゼロ戦に向かって泳いでいる時が一番気持ち良かった。
やっぱり海はいい。
少なくとも潜っている間は嫌な事をすべて忘れていられるから。(^^)
特にホームグラウンドの海は落ち着く。。。(^^;;

ヒメホンヤドカリ属の一種
ヒメホンヤドカリ属の一種
今日は昨日行く予定だったのに途中で引き返したゼロ戦に人から頼まれていた写真を撮りに行った。
それはゼロ戦のフレーム内に棲む紫色の綺麗なヤドカリだ。
このヤドカリはヒメホンヤドカリ属の未記載種(つまり新種)のようで、今のところ屋久島からの記録のみというまさに「屋久島ならでは」のヤドカリだ。

近々、伊豆大島ダイビングセンターの有馬くんが中心になって、僕も所属する「INVESTIGATE HERMIT CLUB」というヤドカリ好きのガイドさんが集うサークルでヤドカリの図鑑を出版する。
温帯種は伊豆大島、暖温帯種は柏島、亜熱帯種は石垣島のガイドさんが当地で撮った写真が中心となるようなので、屋久島をホームとする僕の出番は少ないのだが(笑)、何種か僕も写真を提供する。
その中でもこの紫色のヒメホンヤドカリ属の未記載種は他所では撮られていないため、僕がすべての写真を提供することになる。

抱卵中の個体
抱卵中の個体
真正面、真横、抱卵中の個体などいろいろなカットのリクエストが有馬くんから入ったのだが、いつもの通り、莫大なストックから写真を探すよりも撮りに行った方が早い!という事で、帰省から帰ってくるまで待っててもらったのだ。(^^;;

このヤドカリは秋から冬季にかけて抱卵中の個体が多く見られるため、時期的にはちょうどいい。
でもこのゼロ戦の内部には2匹の凶暴なドクウツボが棲んでいるため、このヤドカリを貝殻ごとゲットするのはちょっと怖いのだ。(笑)
ゼロ戦のフレーム内に手を差し入れると、やつらが襲い掛かってくる。。。(・・;)

何とか抱卵中の個体をゲットして、撮影する。。。
無事に目的を果たす事ができたけど、今日はいつもの105mmマクロのフォーカスノブが塩噛みしていて動かなかったので、今日は60mmマクロで撮影した。
慣れない60mmはストロボの光が上手く回らなかったり、明るすぎたりと写真的にはちょっと不満な出来だった。
何か色が出ていなかったり、好みの青味が上手く出なかったり。。。

やっぱり僕は105mmマクロが好き。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with:

動揺と不安

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.2℃
【透明度】 15m
【海況】 時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:44-16:37
【潮まわり】 09:53 197cm 満潮 / 16:20 33cm 干潮 / 中潮(月齢:20.2)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没18:09

帰ってきたらワレカラが増えていた。
帰ってきたらワレカラが増えていた。

2日前の18日の朝には帰省先から屋久島には帰ってきていたのだが、この2日間はまったく海には入らなかった。
いつもなら帰ってきたらスグに海に行くのだが、先日バリで起こった潜水事故以来、憂鬱で動揺と不安がもの凄くて、とても海に潜る気になれなかった。。。

まったく知らないダイバーの事故ならこんなことはないのだけど、今回の事故には1人知り合いの同業者が含まれていて、しかもその本人が未だに行方不明だったりしたことで、その事故が自分の中でもの凄く身近なものに感じてしまっていた。

エビの脱皮殻を奪い合いながら貪り食うワレカラ2匹
エビの脱皮殻を奪い合いながら貪り食うワレカラ2匹
その動揺と不安は、当然彼女の安否を心配してのものだったのだが、時間と共に自分自身の海やこの仕事に対する不安感にもなっていた。

いつまでもそんな事は言ってられないので、今日はようやく重い腰を上げて海に行ったのだが、2週間ぶりの海はやっぱりいつもと同様、体は重く、違和感がものすごい。
ゲストさんの多くはいつもこの状態で海に入り、写真を撮っているのだと思うと、ホント尊敬する。

ヒドロ虫の最上部に立つワレカラ
ヒドロ虫の最上部に立つワレカラ
恥ずかしいことに今年は不安感や多少の恐怖心もあるからか、呼吸も荒く、視界がメチャクチャ狭い。。。
人から頼まれていた写真を撮りにゼロ戦(ビーチからだとかなり遠出)に行くつもりだったのだが、途中で行くのを止めて引き返した。

こんな状態だったので耳も抜けず、なかなか潜降できない。。。
降りたら降りたっで、久しぶりのカメラはフォーカスノブが塩噛みしていて回らない。
仕方なく最短で置きピンで撮れそうなワレカラをずっと撮っていた。。。

帰省前はメチャクチャ少なかったワレカラが帰ってきたらウジャウジャいた。
極小の子供たちがウジャウジャ着いているガヤも多く、抱卵中の親もそこら中にいた。

散々な1本だった。
明日は少しは慣れるかな。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

僕にとっての今シーズン最後の1本。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.5℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:44-12:24
【潮まわり】 06:54 209cm 満潮 / 12:46 62cm 干潮 / 18:26 220cm 満潮 / 大潮(月齢:28.7)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:52

毎年、ゲストの予約がまったく入らなくなる2月前後に家族で帰省する。
今年は明後日2/1から約2週間ちょっとの日程で帰るのだが、僕の中ではその前後がシーズンの終わりと始まりだと捉えているので、今日は僕にとっての今シーズン最後の1本という事になる。

さすがに約2週間ちょっと更新されずに放置されるこの”個人的な”ブログの最後が、地味で難しいイトヒキベラの話と写真とでは営業的に明らかにマズいだろ。。。という事で、最後の1本はワイドレンズを着けて潜った。(^^;;
長く放置されるブログの最後の写真はやっぱり青く、明るい海の写真がいいなぁ~とか思ったけど、今日の午前中のエントリー時は久しぶりに小雨が舞う曇り空だった。
エクジットする頃にはよく晴れて明るかったけど。

ここ最近は陸上も暖かく、海も21℃近くまで水温が上がって快適だ。
こんな好コンディションの時に帰省するのも何か気が進まないなぁ。。。(・・;)

明後日2/1から2/17までは冬季休暇に入り、島にいません。
この期間のガイド等はお受けできませんが、予約フォームやメールや携帯電話へのご予約やお問い合わせは通常通り、お受けできますし、返信もスグにいたします!(^_^)

Mail: info@mori-umi.net
携帯: 090-7718-1597(原崎)

この時期はマダラトビエイが目立つ。よくコバンザメがついている。
この時期はマダラトビエイが目立つ。よくコバンザメがついている。

1か月ほど前から卵が目立ち始めていたコブシメだったが、産卵の観察は今季初。
1か月ほど前から卵が目立ち始めていたコブシメだったが、産卵の観察は今季初。

漁礁の上層には70匹くらいのツバメウオが群れていた。夏っぽい海。(^^)
漁礁の上層には70匹くらいのツバメウオが群れていた。夏っぽい海。(^^)

漁礁のムレハタタテダイ
漁礁のムレハタタテダイ

今年の漁礁はキンメモドキもイマイチ集まりが悪い。。。
今年の漁礁はキンメモドキもイマイチ集まりが悪い。。。

漁礁のアザハタたちはどんどん成長している。。。
漁礁のアザハタたちはどんどん成長している。。。


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , , , ,

分からんっ!難し過ぎるっ!

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:44-16:39
【潮まわり】 06:13 197cm 満潮 / 11:59 76cm 干潮 / 17:36 209cm 満潮 / 大潮(月齢:27.7)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:51

_DSC9979イトヒキベラXをストーキングする日々の5日目。。。
水温は相変わらず上昇傾向で、今日も21℃近い水温だった。(^^)
透明度と明るさはまずまずだけど、水中には小さなゴミを中心とする浮遊物が結構浮いてる。

今日は-25m付近のイトヒキベラXを観察。
ここにはほぼ同じくらいの大きさのオスが3匹いるんだけど、前回同様-16m地点のオスとは違って興奮した様子はまったくなく、いたって通常体色で採餌を繰り返しているだけだった。
当然、若魚やメスのステージの子に干渉するような行動はまったく見られず。。。
仕方がないので、付近をマクロの目で若魚やメスのステージらしき子(それらしい子)を直接探してみることにした。

イトヒキベラXのオス(通常体色)
イトヒキベラXのオス(通常体色)

イトヒキベラXのオス(通常体色)
イトヒキベラXのオス(通常体色)

イトヒキベラXの産卵直後のメス
イトヒキベラXの産卵直後のメス(2004年12月15日撮影)
一応、過去に産卵を見たことがあるので(なんと約10年前!(^^;;)、メスはだいたい分かるのだが今日もまったく見つからない。。。
若魚もメスのイメージから追ったのだが、それらしい子はやはり全然分からなかった。

付近にはクロヘリイトヒキベラの若魚~メスのステージが最も多くて、こいつらは最初から除外して見ていくと、あとはほとんどTheイトヒキベラの若魚~メスのステージばかりとなる。

Theイトヒキベラのオス(通常体色)
Theイトヒキベラのオス(通常体色)
1匹づつしらみつぶしにTheイトヒキベラのメスや若魚を確認していったんだけど、やっぱりTheイトヒキベラのメスや若魚にしか見えない。。。(・・;)
この場所にはTheイトヒキベラのオスもいるのだが、むしろイトヒキベラXのオスの方が多いくらいなのに、メスが見当たらないのはナゼだろ。。。?(・・?
それとも、やっぱり僕は何かを勘違いしているのだろうか。。。?

Theイトヒキベラのメス
Theイトヒキベラのメス
Theイトヒキベラのメス
Theイトヒキベラのメス

Theイトヒキベラのメス
Theイトヒキベラのメス
昔の記憶ではイトヒキベラXのメスはTheイトヒキベラのメスとよく似ているという印象があったけど、よく見ればやっぱり違ってたような気がする。
見れば分かるはずなんだけど。。。

15:20オグロベラが産卵
15:20オグロベラが産卵
まぁ、とりあえず、今日もあまり収穫はなかったんだけど、この根の上でオグロベラの産卵を観察した。
ずっとオスのメス追いが激しかったので気になっていたのだが、15:20最初の産卵が行われ、その後も結構広い範囲で囲っているメスを片っ端から訪問しては産卵しているようだった。
いつもなら深追いするんだけど、今日は目的があったのでそこまで追わなかった。(^^;;

今日、過去のブログに載せたイトヒキベラXの写真を見ていて思ったんだけど、やっぱり魚の写真は識別が目的である場合は、同じ個体を環境や状況を変えて何枚も何枚も撮っておかないとダメかもしれない。。。
前から思っていた事ではあるんだけど、たった1枚の写真から種を判別するのは、なかなか厳しい。
まったく同じ個体を時間や場所、状況を変えて何枚も撮って、その変化も見ないと識別するのはかなり困難。。。下手するとまったく別の魚に見えてしまう。。。(^^;;

なので1匹を撮ったら、そのまま連続で何枚も何枚も撮る必要があるかも。
特に産卵後のメスなんかは産卵前、オスの求愛を受けている時、産卵直後、産卵後数分経過したあと、という具合に何パターンも撮っておけば良かった。と後悔。。。(・・;)

同様にこれは生態や行動とはまったく関係ないんだけど、露出や距離、撮り方によっても魚の見え方は変わってくるので、やっぱり同定写真は時間経過と共に何枚も撮らないとダメだ。
識別が困難な魚は写真から同定するのはかなり難しい。。。(^^;;


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

イトヒキベラをストーキングする日々。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:18-16:17
【潮まわり】 05:26 181cm 満潮 / 11:06 89cm 干潮 / 16:42 196cm 満潮 / 中潮(月齢:26.7)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:50

今日も午後から海へ。。。
イトヒキベラX(=不明種)のオスをひたすらストーカーし続ける4日目。(笑)

また水温が上がった~!!!(^^)
久しぶりに20℃台に入り、2時間潜っててもほとんど苦痛ではなかった。

体側にクッキリ2本のラインが入った状態
体側にクッキリ2本のラインが入った状態
今日もずっと-16m付近にいるイトヒキベラXをひたすらストーキングしていたので、ほとんど写真を撮っていない。
なので、マジでブログに載せる写真がない。。。(^^;;

このイトヒキベラのオスをストーキングするのは、この不明種の未だにハッキリしない若魚やメスのステージを押さえるためなのだが、結局、今日もオスが干渉する若魚やメスをチェックしてみたのだが、今一つ分からないまま終わった。

求愛時はこのような流線型になるのはイトヒキベラと同じ
求愛時はこのような流線型になるのはイトヒキベラと同じ
ほとんど中層でパクパクと採餌しているだけで、たまに婚姻色になって様々なイトヒキベラの仲間のメスや若魚・幼魚が集う場所(=イトヒキ溜まり)に行ってその上で体を震わせる求愛のような行動をしたりするのだが、その「イトヒキ溜まり」にはどう見てもクロヘリイトヒキベラとTheイトヒキベラの若魚・幼魚しかいないのだ。
う~ん。。。何か勘違いしているのかなぁ。。。?(・・;)

もう一度、なぜこのイトヒキベラを追い続けているのか説明すると。。。
このイトヒキベラは僕が屋久島に来た当初から何者なのかまったく分からないままになっていたイトヒキベラなのだ。
正体不明なので「イトヒキベラX」とニックネームで呼んでいた。

婚姻色が褪めた状態(ほぼ通常時)
婚姻色が褪めた状態(ほぼ通常時)
正体不明とは言え、屋久島では特に珍しい魚というわけではなくて、むしろ様々なポイントの様々な水深で沢山見かける普通種だ。
でも、これまでネットや図鑑などではあまり目にしないイトヒキベラなので、ヤクシマキツネウオなどと同様にこの辺の海域ならではの魚のひとつなのだと考えていた。

一番近いのはゴシキイトヒキベラ(と呼ばれる魚)とTheイトヒキベラなのだが、どちらの特徴も併せ持っていて、イマイチ決め手に欠けるのだ。
しばらくはゴシキイトヒキベラとTheイトヒキベラが交雑を繰り返して、長い年月を経て今まさに新しい種類の魚が誕生しようとしている瞬間に立ち会おうとしているのでは?などと考えたりもしたけど、その後も無意識の観察を続けているうちに最近はあるひとつの考えで固まりつつあった。

ゴシキイトヒキベラを図鑑やネット検索で見てみると、国内で撮られた写真とサイパンなどマリアナ諸島で撮られた写真とが出てくるのだが、前者の国内で撮られた写真はどう見ても、どう考えても僕の目にはこの屋久島で見られるイトヒキベラXにしか見えないのに対し、後者の海外で撮られた写真は何やら僕の知らないまったく別の魚に見えるのだ。

体側に青白い星が点在している状態
体側に青白い星が点在している状態
そして調べてみると、ゴシキイトヒキベラは日本の三宅島で取られた標本を元に新種として記載されている。。。
三宅島は黒潮を通じて屋久島の下流にある伊豆諸島の島だ。
その標本写真を見ると何やらこのイトヒキベラXによく似ている。。。

つまり、イトヒキベラXはゴシキイトヒキベラそのもので、サイパンなど海外でゴシキイトヒキベラと言っている魚は別種なのではないだろうか?
そう考えてみると、何かしっくりくるような気がするのだ。

というわけで、このイトヒキベラをゴシキイトヒキベラだと仮定して、ちょっと整理してみたくなった。
産卵は過去に見たことがあったので、メスは何となく分かるのだが、まだ把握していない若魚、幼魚などもチェックしてみようかと。。。(^^;;

で、社会行動やコミュニティー全体を見ないと若魚、幼魚は分からないので、オスをひたすらストーキングしているわけです。。。はい。(笑)

上記の4枚の写真はすべて同じオス。
こいつを2時間近くストーキングしてた。。。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

今日も淡々とイトヒキベラXを観察。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:52-16:35
【潮まわり】 04:27 165cm 満潮 / 09:56 99cm 干潮 / 15:39 184cm 満潮 / 中潮(月齢:25.7)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:49

温かい!!(^^)

今日はエントリーするなりスグに水温が上がっている事に気づいた。
といっても1-2℃くらいなんだけどね。。。(^^;;

しかし温かいと感じたのは最初だけで、今のヘタリまくったロクハンだとスグに寒くなる。。。

今日もイトヒキベラXのオスの動きをひたすら観察。
潜水時間の9.5割はこれに費やした。(笑)
前半は-25m地点で、後半は-16m地点で、それぞれオスを追い続けた。
目的はこのオスが干渉するであろうメスや若魚や幼魚を特定するためなのだが、今日も相変わらず特に他者への干渉もなく終わった。

-25m地点のイトヒキベラX
-25m地点のイトヒキベラX
-25m地点は現在オスが3匹いるので、メスや若魚がいてもおかしくないのだが、まったく見当もつかない。。。
一緒に群れているクロヘリイトヒキベラやTheイトヒキベラ、ベニヒレイトヒキベラのメスや若魚はそこらじゅうにいるのに、変な話だ。
もしかしたら、僕が何か(例えばTheイトヒキベラの若魚など)と混同しているのかもしれないけど。

-16m地点のイトヒキベラX(通常色)
-16m地点のイトヒキベラX(通常色)

-16m地点のイトヒキベラX(婚姻色)
-16m地点のイトヒキベラX(婚姻色)

-16m地点にはオスは1匹いるだけなのだが、今日は行ってみるとまったく姿が見られなかった。
諦めて浅場に戻ってくるとそこにいた!!!(^^;;
こいつはメチャクチャ行動範囲が広く、今日見かけた場所はいつもいる場所から数十mは離れている。
今日もたまに婚姻色になったりもしたけど、特に何かに求愛している様子もない。

う~ん。。。明日もひたすらこいつらをストーカーするつもり。

帰りにずっと探し続けていたシチュエーションを見つけた!!!(^^)

一湊タンク下の浅場にはキラキラ光るクロスジツツボヤが沢山見られ、ここに何か着いていたらメチャ絵になるのに~!!と思い、クロスジツツボヤを見かけるたびに覗いているのだが、なかなか近くに他の生物は見られなかった。
一時はこのツツボヤは毒性があって生物を寄せ付けないのでは?などと冗談で考えたこともあるくらいだ。(笑)

アデヤカミノウミウシとクロスジツツボヤ
アデヤカミノウミウシとクロスジツツボヤ
でもようやく見つけた!!!(^^)
クロスジツツボヤのスグ脇に生えているヒドロ虫にアデヤカミノウミウシがついていたのだ。

実は前々からこのクロスジツツボヤとセットで撮れる生物がいるとしたら、アデヤカミノウミウシかルージュミノウミウシかも?とは思っていた。
この時期はこの2種類のミノウミウシが、クロスジツツボヤの生息環境でもある浅場の岩の壁面でよく見られるからだ。
この2種類のウミウシは当然、特に冬季に目立つヒドロ虫に着くので、ここ最近は近くにヒドロ虫が沢山生えているようなクロスジツツボヤは常にチェックしていたのだ!!(^^)

しかし、実際に撮ってみると思っていたよりも普通の絵しか撮れなくてビックリ!(・・;)
う~ん。。。なんかメチャ普通すぎてあまり感動がないんだけど。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , ,

魚の目玉には宇宙があるんです。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 18.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:54-16:07
【潮まわり】 06:52 92cm 干潮 / 13:08 176cm 満潮 / 長潮(月齢:23.7)
【日の出・日の入】 日出07:12 日没17:47

今日も通称・イトヒキベラX(不明種)を観察しに行った。
今日はいろいろ理由があって10Lタンクだったので、やつらが沢山いる沖には出ずに、手前のイトヒキだまりでチェック。
手前の-16m地点にはクロヘリイトヒキベラの大きな群がりがあって、ここにイトヒキベラXのオスが1匹いるのだ。
未だに何かハッキリしない(決め手がない)幼魚~若魚のステージを押さえるのが目的。

イトヒキベラXの婚姻色が褪めた状態
イトヒキベラXの婚姻色が褪めた状態
こういう場合、普通は見つけたい魚だけをひたすらマクロ目で探す方がほとんどだと思うのだけど、僕の場合は社会構成から見ていくので、オスの行動をひたすら追う事になる。
ラッキーな事に今日は行ってみると、そのオスはバリバリの婚姻色だった。
しかしそれほど興奮状態ではなかったからか、スグに体色は褪め、逃げまくりっ!(・・;)
他の個体に干渉するシーンは一度きりだった。

イトヒキベラXが干渉していた若魚
イトヒキベラXが干渉していた若魚
この時に干渉したのはどう見てもTheイトヒキベラの若魚だとしか思えないような子。。。
この子の上でオスは体を細かく震わせたりしていた。
ベラ類は他種のメスや若魚にも干渉したり、求愛したりすることもよくあるので、別段おかしなことではないのだけど、前に幼魚~若魚のステージを押さえようとした時もそうだった。。。(^^;;
このイトヒキベラXはTheイトヒキベラのメスや若魚によく求愛するのだ。

明日はオスの興奮状態が覚めないように、もう少し慎重に追ってみるか。。。
んっ??待てよ。。。というか。。。むしろTheイトヒキベラのメスや若魚をもう一度再確認してみようか。。。(・・;)

昨日から-6m付近で水底にひっくり返った状態で死んでいたアオヤガラが、今日もまったく同じ場所で転がっていた。
よく死体を見つけても一晩で無くなる事が多いのに。。。(・・;)

今日も何か分解者が着いていないかチェックしたあと、その場を離れたのだが、しばらく進んでから考えた。
もしかしてこれって普段はめったに撮れないアオヤガラの目玉を最短で撮るチャンスじゃね。。。?そう思って、かなり行ってから引き返した。(笑)

いや~アオヤガラの目玉って黒水晶玉だわ。。。(^^;;
何か恐ろしいほど引き込まれてしまいそうな程に美しい“ブラックアイ”。

多くの魚がそうなんだけど、魚の目玉って何か宇宙を感じさせるよね。。。(笑)

アオヤガラの目玉
アオヤガラの目玉

アオヤガラの目玉(最短)
アオヤガラの目玉(最短)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

窒息死???なわけないか。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 18.0℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:01-16:49
【潮まわり】 05:42 75cm 干潮 / 12:03 181cm 満潮 / 18:57 54cm 干潮 / 小潮(月齢:22.7)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:46

今日は午後から海へ。。。
Facebookにある「海の談話室」というグループ内で、八丈島の師匠とゴシキイトヒキベラ&イトヒキベラX(=僕が勝手にそう呼んでいる不明種)という魚に関していろいろと議論していたのだが、何か噛み合わない。。。(笑)
言葉でいろいろ言うよりも、写真を撮ってきて説明した方が早い!という事で久しぶりにイトヒキベラXを撮りに行った。
(というか過去の写真を探せばいいのだが、写真のストックが多過ぎて探すより撮りに行った方が早いのだ。(笑))

イトヒキベラXの雄1
イトヒキベラXの雄1

イトヒキベラXの雄2
イトヒキベラXの雄2

一時はめったに見なくなったイトヒキベラXも、昨年、そして今年に入っても結構多くて、今日も元気に数匹のオスが飛び交っていた。
この辺の仲間の体色の変化や幼魚・若魚などを多数撮影しようと思っていたのだが、何か思いのほか師匠に説明できるような写真が撮れず、あっという間にエア切れが近づいてきた。。。(・・;

明日も撮りに行こう。。。

死んだアオヤガラ
死んだアオヤガラ

帰りに浅場で面白いものを見つけた。
アオヤガラがひっくり返って水底で死んでいたのだ。
死体フェチクラブの会員としてはもうそれだけで大興奮!(笑)

死んだアオヤガラの体をひっくり返したりして死因を調べたり、死んだ生き物を好んで食べる分解者の類を探したりしていたのだが、ふと口の中を覗いてみると。。。

うぉ~!!貝が詰まってる~!!(・・;)
アオヤガラの口の中には生きた貝が詰まっていて、何やら蠢いていた。。。
え~!!!貝を食おうとして窒息死したん?!

その貝は何やら口の中で蠢いてるし。。。
その貝は何やら口の中で蠢いてるし。。。

口の中に貝類が詰まっていた。。。(・。・;
口の中に貝類が詰まっていた。。。(・。・;

早速、アオヤガラを持ち上げて口の中を撮影していたら、しばらくするとポロリとその貝が落ちてきた。
貝に詳しい八丈島の師匠に聞いてみると、それはサツマビナというマクラガイの仲間らしい。

腐敗肉を好むサツマビナ
腐敗肉を好むサツマビナ

この貝は肉食で死んで腐った肉なんかを好んで食べるらしい。
つまり、このアオヤガラはこの貝を食って窒息死したのではなく、何らかの理由で死んだあと、この貝が分解者として口の中に侵入したのだった。。。

やっぱり、死体には自然界の”つながり”のようなものを垣間見ることができるので好きだなぁ。。。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , ,

今度は60mmマクロで。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 17.9℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:41-16:09
【潮まわり】 04:52 56cm 干潮 / 11:12 187cm 満潮 / 17:48 56cm 干潮 / 小潮(月齢:21.7)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:46

一昨日、昨日に引き続き、今日は60mmマクロで漁礁のスザクサラサエビを撮りに行った。
相変わらず、海は屋久島の年間最低水温域の真っただ中にいる。。。
漁礁でまったく動かずに撮影していると、あまりの寒さに気絶しそうになる。(笑)

今日はやや潮がかかっていて(といってもそれほど強くはないけど。。。)、運動不足の僕にはちときつかった。
一湊は未だにどういう理由によるのか分からないが、小潮の時によく潮がかかる傾向がある。
大潮で潮が速くなるという一般的な常識は一湊界隈ではあまり意味がなかったりするのだ。(^^;;

整列~っ!
整列~っ!
「ウジャウジャいるスザクサラサエビがみんな同じ方向をむいて整列している」という写真を撮りたくて、ここ3日ほどレンズを日替わりで替えながら撮ってみたけど、結構厳しかった。。。
スザクサラサエビを沢山画角に入れようとすると、必ず何匹かはまったく別の方向を向いていたりして、絵としてイマイチになってしまうのだ。
結局、整列してみな同じ方向を向いている写真を撮りたければ、マクロで5-6匹を入れて撮るしかないみたい。。。(それでも邪魔な別の方向を向いた子が必ずフレームインしちゃうけど(笑))

それだったら、ウジャウジャいる漁礁じゃなくて、もっと背景がすっきりした場所でいくらでも撮れるかも。。。(^^;;

失敗作1 - ビシッと揃ってない
失敗作1 – ビシッと揃ってない
失敗作2 - 沢山入れようとすると向いている方向が違っている子までフレームイン
失敗作2 – 沢山入れようとすると向いている方向が違っている子までフレームイン

失敗作3 - 前方に邪魔な子がフレームイン
失敗作3 – 前方に邪魔な子がフレームイン


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)

目立つパッチ状に白化するサンゴ

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 17.9℃
【透明度】 10m
【海況】 やや揺れ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:30-15:52
【潮まわり】 10:31 193cm 満潮 / 16:53 57cm 干潮 / 小潮(月齢:20.7)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:45

今日も午後から海へ。
昨日よりは風は治まったものの、まだやや水面は揺れている感じ。。。

以前として水温は屋久島の最低水温域である17-18℃の間をさまよっている。
先日までの透明度の良さはなくなり、昨日の時化の影響かちょっと濁っていた。

先日105mmマクロで撮りに行った漁礁のスザクサラサエビを今日は24mmの広角レンズで再トライ。
スザクサラサエビがウジャウジャといて、それがある程度統率された状態で群れている様子を撮りたいのだが、この24mmはギアがないためオートフォーカス・オンリー。
さすがにちょっと厳しかった。
最前列のエビたちになかなかピントが合わない上に、余計なモノ(同じ方向を向いていない子や他の生物)まで写ってしまうため、思いのほか意図した絵にはならなかった。

できるだけ多くのスザクサラサエビを画角内に入れて、YMOの「増殖」ってアルバムがあるんだけど、そのジャケ写みたいな絵を狙っていた。
でも撮っていて思ったんだけど、これってまったく同じ方向を向いた一部(6-8匹くらい)だけに絞って撮った方が意図した絵に近くなるかもしれない。

明日は60mmでトライしてみようか。。。(^^;;

パッチ状に白化するハナガタサンゴの仲間
パッチ状に白化するハナガタサンゴの仲間
昨シーズンは稀に見る高水温が長く続いた年で、白化したサンゴも例年よりも多かった。
しかし、水温が下がってからは、こうしたサンゴも復活して元に戻ってきたのだが、一部は白化したまま残っている。
このままだと死んでしまうのだろうけど、こうした元気なサンゴの中にパッチ状に残る白い部分が、今でもかなり残っている。
まだ生きている部分もあるのだが、それは遠くから見てもとて目立ち、痛々しい感じだ。

しかも、この白いパッチ状に残った白化した部分は、ここ1週間くらい続いている低水温を経て余計に目立ってきたような気もするのだが、気のせいだろうか?
昨年の高水温の反動か、今年の冬は水温が下がるのがかなり早く、低水温の状態がやや長く続いているような気がする。(水温データは未検証だけど。。。)

サンゴ類は高水温に弱いというよりも、環境の急激な変化に弱いのだと思っているのだが、ここ数日で白化個所が増えているのではないかなぁ。。。などと漠然と思っている。


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: ,

スザクサラサエビがウジャウジャと。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 18.2℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:24-15:51
【潮まわり】 09:25 200cm 満潮 / 15:31 62cm 干潮 / 中潮(月齢:18.7)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:43

今日は午後から海へ。
昨日、ガイド中に漁礁のスザクサラサエビでちょっと撮ってみたい構図を思いつき、今日はエントリーしてスグに漁礁に直行!
本当は60mmマクロや24mmくらいの広角レンズがいいかな。。。とか思っていたんだけど、レンズ交換が面倒くさくなってそのまま105mmマクロで行ってしまった。(^^;;
やっぱりちょっと105mmだと画角が狭すぎて思っているような写真は撮れなかった。。。

スザクサラサエビがウジャウジャ
スザクサラサエビがウジャウジャ
漁礁には大量にスザクサラサエビが着いていて、見方によってはちょっと気持ち悪いほど。。。
「虫がウジャウジャ」という光景とかが苦手な人にはちょっと厳しいくらいに。(笑)
スザクサラサエビを撮っていると、スグに固定している手や足に乗っかってきて痛い。(^^;;
それくらいウジャウジャいるのだが、このウジャウジャ感を出すには105mmマクロは厳しかった。(って当たり前。(笑))
スザクサラサエビはサラサエビとしてはメチャクチャでかいのだ。

スザクサラサエビがウジャウジャその2
スザクサラサエビがウジャウジャその2

スザクサラサエビがウジャウジャその3
スザクサラサエビがウジャウジャその3

面倒くさがらずに今度はもう少し広い画角のレンズでトライしよう。。。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with:

時化海。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 18.5℃/18.4℃
【透明度】 5-15m
【海況】 時化
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:16-9:06/10:07-10:54
【潮まわり】 08:56 200cm 満潮 / 14:57 66cm 干潮 / 中潮(月齢:17.7)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:42

今日は昨日とは一転して時化の海。。。
天気はメチャクチャいいんだけど。(^^;;

13:30の高速船で帰るゲストに合わせて早朝から2本。
ゲストN氏は2週間前と同様にデジタル一眼をレンタル。
まだ買うのを躊躇っているようで、その理由が「年間50-60本くらいしか潜らないのに、高額のカメラを買って本当に使うのか?」という事らしい。。。

いやいや、水中写真は面白いからカメラを買ったら買ったで、きっとハマりますって!(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , ,

とうとう浅場は17℃台に。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 18.8℃/18.7℃/18.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ⇒やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 11:10-12:09/13:38-14:37/15:20-16:21
【潮まわり】 08:29 200cm 満潮 / 14:26 71cm 干潮 / 中潮(月齢:16.7)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:41

とうとう浅場の水温が18℃を切って、17℃台に入ってしまった。(・・;)
5-6mくらいまで下がれば、18℃台には乗るのだが、毎回エクジット直前の浅場が恐ろしいほど寒かった。。。(笑)
ペラペラのロクハンではやっぱりキツイ!

今日は常連ゲストNさんが2週間と開けずに来島。
この時期はまったく収入がないのでありがたい限りです。。。(^^;;

あまり海が良くない時期に即リピートで来て頂けるのはありがたいんだけど、もう少し水温が高ければなぁ~と弱気な発言をしているのは僕だけで、当のNさんはドライスーツでそれほど寒くはないのだそうな。。。(笑)

まぁ、僕もロクハンを買い換えれば、それほど寒くは感じないと思うんだけどね。。。(^^;;


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , ,

オニヒトデが目立つような気がしなくもないけど。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 18.6℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:42-15:20
【潮まわり】 08:04 198cm 満潮 / 13:56 76cm 干潮 / 大潮(月齢:15.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:40

今日も午後から1人で海へ。
相変わらずの低水温だけど、今日も海自体はベタ凪ぎで透明度も良かった。

とりあえず、漁礁まで行ってみた。
今年は結局、キンメモドキもあまり期待するほど集まらず、ワイド的にはイマイチだ。

漁礁の壁面には様々な八方サンゴ類やヒドロ虫の類がついていたり、ピンク色のキサンゴや赤や緑や黄色といったカラフルなカイメン類が大量についていて、背景としてはメチャ最高だ。
とは言っても主役になりそうな1-3cmくらいの小さな生物がなかなか見つからず、結局、あまりシャッターを切ることなくブラブラ。。。(^^;;

水墨山水画に描かれる雲のよう。(笑)
水墨山水画に描かれる雲のよう。(笑)
唯一、「チビだったら絵になるのになぁ。。。」などと思いながら何枚かシャッターを切ったのはホシゾラワラエビだったのだが、これが意外に面白かった。
周囲は白く大きな八方サンゴの仲間が咲き乱れる場所なのだが、隠れるように奥の方にいた子を何枚か撮ってモニターを見てみると、前ボケした白い八方サンゴがまるで霞がかった雲のようで面白かったので、後半はすっかりそれにハマってしまった。(笑)

通常は前ボケが起きないように、できる限り開いている空間を探してその隙間から撮るのだが、ワザと前ボケが大量に起こる位置を探しながらいろいろ撮ってみた。
ははは。。。面白い。。。何か水墨山水画でよく描かれる雲のような。。。(^^;;
こんなやつ→http://www.silkland.co.jp/Artist/Ohtake/Otake_work/images_Otake_Work/OT015.jpg

すっかりハマってしまった。(笑)

またオニヒトデ???(・・;)
またオニヒトデ???(・・;)
帰りにまたオニヒトデを見つけた。
う~ん。。。何か最近、普段よりもよく見かけるような気がする。。。
増えているんじゃないだろうなぁ。。。(・・;)
勘違いであって欲しいけど。。。

でも、まぁ、大量発生したところで彼らが食べるようなサンゴなんてタンク下にはほとんどないけどね。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

寒すぎる。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 18.4℃
【透明度】 40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:24-15:48
【潮まわり】 07:38 194cm 満潮 / 13:27 82cm 干潮 / 18:52 197cm 満潮 / 大潮(月齢:14.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:39

今日は快晴!
しかも抜群に海は抜けていて、透明度は30mオーバー!40mはありそう。。。(・・;)
なので、今日の海は久々に明るく、真夏のような青々とした海が広がっていた。

しかし。。。

水温が低い~っ!!
ついに18℃台に突入してしまった。。。しかも一気に18℃台前半に。。。(・。・;
この水温は屋久島における年間の最低水温になる。

あまりの寒さに終始ブルブル震えていて、集中力がかなり欠如していた1本だった。
ボトムでは気絶しそうだったし。(笑)

スミレコボレバケボリとその卵
スミレコボレバケボリとその卵
先日、産卵中のスミレコボレバケボリを観察して、前からよく見ていた卵が彼らのモノである事を確認できて満足していたのだが、このフトヤギ類にはもう1種貝の仲間が着いている。

これ誰の卵???
これ誰の卵???
ウグイスガイの仲間なんだけど、こいつの卵も知りたい、できれば産卵しているところを見てみたいと思っていたのだが、こいつはスミレコボレバケボリと違って疑わしい卵さえも分からないでいた。

しかし、今日は何だか得体のしれない卵がついていた。
もしかして、これがウグイスガイの仲間の卵じゃね?(・・;)

誰かご存知の方がいたら教えてくださ~い!
これ誰の卵???


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

2013年の水温ロガーを回収

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:21-16:01
【潮まわり】 06:41 183cm 満潮 / 12:20 95cm 干潮 / 17:42 189cm 満潮 / 大潮(月齢:12.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:38

午後から海へ。。。
今日は昨年度の水温データが詰まった水温ロガーを回収し、新しいロガーを再設置した。
本来なら年明けスグにでも回収するつもりだったのだが、このロガーをPCとつないでデータを回収したり、初期設定したりする際に使うシャトルが水没で壊れたので、新しいシャトルが届くまで待っていたのだ。

新しい水温ロガー
新しい水温ロガー

古い水温ロガー
古い水温ロガー

ホームグラウンドの一湊タンク下には-8mと-25mの2か所に水温ロガーが設置してある。
今年は古いロガーがそろそろ電池がなくなりそうだったので、新しいロガーを投入した。
今度はピンク色のウェイトにつけてます!
くれぐれも拾わないでね。。。(^^;;

このブログでも何度も話題にしたように、昨年は稀に見る高水温の年で、例年に比べて高い水温がかなり長く続いたため、イソギンチャク類やサンゴ類の白化が目立った。。。
なので、今年は水温の変化や前年度の水温データとの比較がすごく楽しみだった。

2013年の水温データ(-8mと-25m)
2013年の水温データ(-8mと-25m)

しかし、ふたを開けてみると。。。

高水温期の目安になる25℃以上に突入したのは6月の下旬くらいからで、それが11月の上旬くらいまで続いた。
しかし、それは例年とたいして変わらず、それどころか25℃を超えるのはやや遅いくらいだった。(例年25℃を超えるのは6月上旬)。
おかしいなぁ。。。そんなはずはないのに。。。と思い、よく見てみると、どうも超高水温だった期間が例年よりも長かったのだ。

試しに27℃以上を保っていた期間を調べてみると、明らかな違いが出た。
昨年の2013年は7月の上旬には27℃に達し、それが10月の中旬くらいまで続いていたのだ。
2012年のデータを見れば分かるように、例年なら27℃以上の水温期間は7月中旬から9月中旬までの2カ月間くらいなのだ。
それが昨年は3ヶ月以上続いたのだ。

2012年の水温データ(-8mと-25m)
2012年の水温データ(-8mと-25m)

同様に最高でも8月前後に30℃を超える水温になるのは変わらないのだが、29℃以上の高水温になるのは例年なら7月下旬から8月中旬までの1カ月弱くらいなのだが、昨年は7月上旬から9月上旬までの約2ヶ月間続いたのだ。

やっぱり、昨年は高水温の年だったのだ。

ただ下がるのも早かったみたいで、27℃以下になってからの水温低下はもの凄く早くて、あっという間に20℃前後まで下がってしまった。。。(・・;)
そして現在、水温は19℃台が長く続いており、例年よりもやや冷たい期間が長い感じ。。。(^^;;

こうしてデータに落としてみると、体感だけで感じていた水温を正確なデータと共に振り返る事ができるので面白い。(^^)

スミレコボレバケボリの産卵
スミレコボレバケボリの産卵
今日も水中はかなり暗かった。。。
スミレコボレバケボリは暗い夕方や夜間に産卵しているのでは?と思っていたので、もしかしたらやっているかも??と帰りに突然直感し、覗いてみたら、やってた!!!(*^▽^*)

ずっと産卵が見たいと思っていたのだが、ついに見れた~!!!
まだ産み始めて間もなかったようで、数個のカプセルを産みつけた状態だった。
どうやって巻きつけていくのか観察したかったけど、さすがにもうエアがなくて断念。
写真だけ数枚撮って、諦めた。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

寒々しい毎日。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:28-16:15
【潮まわり】 06:04 175cm 満潮 / 11:38 100cm 干潮 / 17:02 184cm 満潮 / 中潮(月齢:11.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:37

寒々しい毎日が続いている。。。
空はいつも厚い雲に覆われ、時折、冷たい小雨が舞う。。。
そして連日、北よりの冷たい風が吹く、典型的な冬の屋久島だ。

寒さと暗さで今一つテンションが上がらないのだが、午後から重い腰を上げて海へ。(・・;)
相変わらず透明度はいいのだけど、かなり水中は暗い。

一応海に行くのは日課なので、とりあえず潜るのだけどイマイチ発見のない毎日が続く。
凪ぎている限りは、ほぼ毎日潜るわけだから(しかも同じポイントで!)、そう頻繁に発見や興奮があるわけがないのは当然だし、分かってもいるんだけど。。。(^^;;

ちょっとオーバーハングした場所で小さなヒドロ虫(?)に巻き付いていたルージュミノウミウシを息ごらえしながら撮っていたら、自分の吐くエアーでウミウシがぶっ飛んだ!(・・;)
。。。と思ったら、天井にたまった僕のエアーでできた水たまり(エアだまり)の中からヤツは無事に生還して出てきた!(笑)

_DSC7678

_DSC7779


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

年々下がっていくジャスピン率。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.8℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:16-16:31
【潮まわり】 05:17 166cm 満潮 / 10:44 104cm 干潮 / 16:15 179cm 満潮 / 中潮(月齢:10.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:36

今日は朝から小雨が舞う寒々しい1日。
重い腰を上げてようやくエントリーしてみると、透明度は昨日とさほど変わらないのだが、上層にはクラゲ類(ツノクラゲやカブトクラゲの類)が浮き、浮遊生物がまぁまぁ多かった。
しばらく、水底には下りずに浮遊生物(プランクトン)を見て回ったのだが、特に珍しいモノや変わった生物には出会えなかった。
それでも前半はずっと中層に浮いて、トガリズキンウミノミの仲間なんかを撮っていたのだが、ますますをもってピントが合わなくなってきた。。。(・・;)

青白い怪しい光を発するクラゲ類に着くトガリズキンウミノミの仲間
青白い怪しい光を発するクラゲ類に着くトガリズキンウミノミの仲間
毎年、この時期から春にかけて浮遊生物を撮る機会が増えるのだが、なんか年々ピントが合う確率が低くなっているのが、よ~く分かる。
50-80枚くらいシャッターを切ってもピントが合っているのは2-3枚。
しかも、構図的にベストショットなものはことごとくピントは合っていなかった。

浮遊生物を撮るためには小さいものを撮るための視力だけでなく、ずっと一定の浮力を保つダイビング技術と、プカプカ浮いて撮っているので被写体と共に自分自身も動いているためベラなど激しく動く魚を撮る時以上に高レベルの動体視力と反射神経が必要になる。

視力が落ちてきているのは間違いないのだが、それ以上に一番最後の動体視力や反射神経の衰えをものすごく感じる。
これまで動体視力や反射神経に関してはかなりの自信を持っていて、動く被写体に即座に反応し、瞬時にピント合わせを行いシャッターを切るのは、自分の得意とするところだと思っていたのに、最近はもう全然ダメ。。。
いつでもジャスピンの写真が撮れる自分に「俺って天才?」などと自惚れていた時もあったのに。。。(笑)

クラゲ類に着くクラゲノミの仲間
クラゲ類に着くクラゲノミの仲間

???今日はこのカメガイの仲間をよく見かけた。
???今日はこのカメガイの仲間をよく見かけた。

結局、動体視力や反射神経は視力同様に、年齢と共にどんどん衰えていくものだろうから、これからはもっともっと浮遊生物を撮るのはキツくなってくるのかなぁ~はぁ。。。(◎_◎;)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , ,

ネコザメ出没。。。

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 18.8℃/18.7℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:37-11:23/12:25-13:16
【潮まわり】 04:10 156cm 満潮 / 09:33 104cm 干潮 / 15:20 176cm 満潮 / 若潮(月齢:9.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:35

水温がとうとう19℃を切ってしまった。。。寒い。。。(・・;)

今日は福島から来られたご夫婦とのんびり2本。
昨日までの大荒れの海はすっかり凪ぎて、天気も快晴の1日だった。

しかしあまりにも低い水温にお二人ともブルブル震えて、エクジットするたびに思考停止状態に。。。(^^;;
透明度は30mくらいはあり、かなりクリアーな海だったけど、冷たい水でクリアーなのはますます寒さを感じてしまう。。。

でも、多分この低い水温のおかげで、一度は見てみたかったネコザメに会えたから良しとしよう。。。(^^)
伊豆界隈では普通に見られるネコザメも屋久島では初記録だ。


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), お宮前Tagged with: