屋久島ならではのヤドカリ

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 20.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:34-16:29
【潮まわり】 04:25 61cm 干潮 / 10:30 189cm 満潮 / 17:11 37cm 干潮 / 小潮(月齢:21.2)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没18:10

昨日はかなりドキドキしながら2週間ぶりの海に潜ったのだが、今日はエントリー直後こそまだちょっと体が固い感じがしたけど、後半はかなり慣れてきた。(^^)
相変わらず呼吸はハァハァ、ゼィゼィしてたけど。。。(笑)

中層をゼロ戦に向かって泳いでいる時が一番気持ち良かった。
やっぱり海はいい。
少なくとも潜っている間は嫌な事をすべて忘れていられるから。(^^)
特にホームグラウンドの海は落ち着く。。。(^^;;

ヒメホンヤドカリ属の一種
ヒメホンヤドカリ属の一種
今日は昨日行く予定だったのに途中で引き返したゼロ戦に人から頼まれていた写真を撮りに行った。
それはゼロ戦のフレーム内に棲む紫色の綺麗なヤドカリだ。
このヤドカリはヒメホンヤドカリ属の未記載種(つまり新種)のようで、今のところ屋久島からの記録のみというまさに「屋久島ならでは」のヤドカリだ。

近々、伊豆大島ダイビングセンターの有馬くんが中心になって、僕も所属する「INVESTIGATE HERMIT CLUB」というヤドカリ好きのガイドさんが集うサークルでヤドカリの図鑑を出版する。
温帯種は伊豆大島、暖温帯種は柏島、亜熱帯種は石垣島のガイドさんが当地で撮った写真が中心となるようなので、屋久島をホームとする僕の出番は少ないのだが(笑)、何種か僕も写真を提供する。
その中でもこの紫色のヒメホンヤドカリ属の未記載種は他所では撮られていないため、僕がすべての写真を提供することになる。

抱卵中の個体
抱卵中の個体
真正面、真横、抱卵中の個体などいろいろなカットのリクエストが有馬くんから入ったのだが、いつもの通り、莫大なストックから写真を探すよりも撮りに行った方が早い!という事で、帰省から帰ってくるまで待っててもらったのだ。(^^;;

このヤドカリは秋から冬季にかけて抱卵中の個体が多く見られるため、時期的にはちょうどいい。
でもこのゼロ戦の内部には2匹の凶暴なドクウツボが棲んでいるため、このヤドカリを貝殻ごとゲットするのはちょっと怖いのだ。(笑)
ゼロ戦のフレーム内に手を差し入れると、やつらが襲い掛かってくる。。。(・・;)

何とか抱卵中の個体をゲットして、撮影する。。。
無事に目的を果たす事ができたけど、今日はいつもの105mmマクロのフォーカスノブが塩噛みしていて動かなかったので、今日は60mmマクロで撮影した。
慣れない60mmはストロボの光が上手く回らなかったり、明るすぎたりと写真的にはちょっと不満な出来だった。
何か色が出ていなかったり、好みの青味が上手く出なかったり。。。

やっぱり僕は105mmマクロが好き。(笑)


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