カテゴリー: 元浦

見慣れない魚

【ポイント】 元浦
【水温】 23.5℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:00-15:40
【潮まわり】 05:06 200cm 満潮 / 11:29 38cm 干潮 / 17:36 202cm 満潮 / 大潮(月齢:12.7)
【日の出・日の入】 日出05:42 日没18:50

今日はもともと仕事はなかったのだが、昨晩いきなり体験ダイビングの予約が入り、今日は午後から体験ダイビングのガイドで1本。
風は南東。
一湊湾内はベタ凪ぎだったけど、矢筈岬の東面にある元浦はやや水面がパシャパシャしていた。
一湊湾内にあるクレーン下とどっちに入るか迷ったけど、結局、魚の多い元浦を選択。

ゲストさんカップルは共に若いのにそれぞれの業界の第一線で活躍する経営者だった。
いろいろと刺激を受けつつ、海をご案内。。。

やはり元浦はバシャバシャの影響か、ちょと濁りがあり、クレーン下にすべきだったか。。。と一瞬思ったけど、最初は緊張していたゲストさんお二人も特にな~んも問題なく楽しんでくれたようだ。(^^)

今日は元浦で見慣れない魚の群れ(といっても10匹程度だけど。。。)に出会った。
ボラの群れに混じったりして30-40cmくらいの魚が群れているのに何回か会ったのだが、こいつがまた何者なのかまったく分からない。。。
帰ってから図鑑で調べてみたけど、やっぱり分からない。。。(^^;;

こんなでかい魚でしかも群れになってるのに、何の仲間かさえ分からない。。。(・・;)
あ~写真を撮りたかったなぁ。。。


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急きょ、体験ダイビング!(^^)

【ポイント】 元浦
【水温】 20.8℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:30-15:00
【潮まわり】 08:05 208cm 満潮 / 14:43 8cm 干潮 / 中潮(月齢:2.7)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:44

今日は午後から海へ行こうと、午前中は事務仕事をしていたのだが、正午ちょっと前に急な体験ダイビングの予約が入った。
それで午後からは急きょ、元浦で体験ダイビング。。。

一湊湾内は現在、ひどい濁りっぷりなのだが、元浦も例外ではなかった。
ただ一湊湾内のように植物性ブランクトンに覆われているというよりは、白濁りに近い感じ。。。

このポイントは浅いので、太陽の光も入りやすく水中はかなり明るかった。(^^)
思い切り引いていたこともあり、水温は太陽で温められ、あまり寒さも感じなかった。

魚も干潮だったため、みんな浅場に集まっており、透明度が悪いにも関わらず、魚影はかなり濃く見えた。(笑)

そんな感じの海だったので、ゲストさんにとってもなかなか楽しい海だったのではないだろうか?(*^▽^*)


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親子で体験ダイビング!

【ポイント】 元浦
【水温】 20.8℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-11:00
【潮まわり】 06:06 106cm 干潮 / 11:36 167cm 満潮 / 18:55 42cm 干潮 / 小潮(月齢:22.3)
【日の出・日の入】 日出06:04 日没18:37

今日は午前中に体験ダイビングで1本。
昨晩は強烈な北西の暴風が吹いていて、風裏とは言え、さすがにちょっと心配になったけど、一湊湾内は大荒れでも元浦は凪てて一安心。。。(^^)
ただ水中はかなり濁っていた。
よく晴れた1日だったので、水中は明るいけど、かなりの白濁り。。。(・・;)

ゲストは母・息子の2人旅の親子。(^^)
昨日は雨の中、縄文杉まで行ってきたみたいだけど、疲れも見せず、元気に楽しんでくれたみたいだ。

午後からカメラを持って海に行こうとしたけど、一湊湾内はかなり時化ていたので止めた。
明日は凪ぎるかな。。。


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もう目玉が出てきたよ。。。(^^)

【ポイント】 元浦/元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 22.0℃/22.0℃/22.0℃
【透明度】 10m
【海況】 やや揺れ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】10:15-10-45/11:30-12:00/14:48-16:20
【潮まわり】 06:21 204cm 満潮 / 12:34 30cm 干潮 / 18:34 212cm 満潮 / 大潮(月齢:14.3)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没18:33

まだ流れ藻が浜に打ちあがってる。。。
今日の午前中は元浦で体験ダイビングだったのだが、浜は流れ藻だらけ。。。
水面にもちょっとだけ浮かんでいる。

午後からはカメラを持ってまたシロガヤ地帯に。。。
折からの西風で入れないというほどではないけど、それなりに揺れていてエントリー前から嫌な予感がしていたのだが、見事的中!
シロガヤはあまりにも横揺れがひどく、まったく撮影にならなかった。。。
スグに諦めれば良かったのだが、なぜかダラダラとそこに居続け、いつものように最後まで試行錯誤しながら粘ってしまった。。。(^^;;
帰ってからPCで見たら、酷いものだった。
まったくピントが合ってない。。。(笑)

ワレカラはこんな感じでシロガヤに着く

シロガヤにはこんな感じでワレカラの仲間が着いているのだが、雌雄比は圧倒的にオスの方が多い。
あるシロガヤは十数匹着いているのに、すべてがオスだったりする。
メスは少ないかと言うとそんな事はないのだけど、混みあっているようなシロガヤにはほとんど着いていなくて、卵を抱えたメスは必ず割と空いているようなシロガヤに着いてる。

このワレカラの仲間はほとんど動かないのだけど、シロガヤが揺れることで他のワレカラと接触すると必ず喧嘩になる。
そうした喧嘩を極力避けるためか、たいていメスはウジャウジャ着いているような場所からはある程度、距離を置いたような場所に多い。。。

珍しくシロガヤにヨコエビの仲間が着いていた。
珍しくシロガヤにヨコエビの仲間が着いていた。

このシロガヤの群体にはワレカラの仲間がいっぱい着いているのからか、ヨコエビの仲間は一切着いていなかった。
それが今日見たら、1株だけヨコエビの仲間が2匹着いていて、一方はお腹に白い卵を抱えていた。
多分、オスメスのペアだと思うのだけど。。。
明日はこのシロガヤがヨコエビの仲間の幼体でいっぱいになっていたりして。。。ちょっと楽しみ!

セホシサンカクハゼの卵は早くも目玉がクッキリ!
セホシサンカクハゼの卵は早くも目玉がクッキリ!
帰りに例のセホシサンカクハゼの産卵床をのぞいてみた。。。
何ともう目玉が見えてる!!!!早っ!!!!(・・;)
この卵は僕の見落としがなければ、3/22に産んだと思われるのだが(→あらら。。。セホシサンカクハゼまでもが。。。(・・;))、4日でもうこの状態???(^^;;
こりゃもしかした、僕は卵を見落としていただけで、もう少し前に(3/22以前に)産んだ卵なのかもしれない。。。
もう目玉の銀色はギラギラしていて、今にもハッチアウトしそうなくらいに成熟していた。
これも明日見るのが楽しみだ。(^^)

あっ!クマノミの卵もチェックするのを忘れてた。。。!!!(◎_◎;)


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大量の流れ藻漂着。。。

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:30-10:30/11:55-15:48
【潮まわり】 05:22 181cm 満潮 / 11:28 68cm 干潮 / 17:12 181cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:16 日没18:31

午前中、元浦に漂着した流れ藻
午前中、元浦に漂着した流れ藻
午前中、元浦で体験ダイビングをしていると、大量の流れ藻(アカモク)が流れてきた。
あっという間に岸に流れ着き、海岸は大量の流れ藻でウジャウジャ状態。。。
体験ダイビングはその流れ藻の下を進むのだが、ちょっと暗い感じがなんか幻想的だった。。。(^^)
これは春の風物詩で、この時期ならではの光景だ。

ゲストは現地解散だったので、そのまま一湊タンク下で潜ろうとカメラを持ってきていたのだが、レンズはマクロ。。。
「あちゃ~こりゃワイドで来れば良かった。。。」
そうは思ったけど、どうぜスグに流れ藻は沖に流れ出してしまうだろう。。。と思い、のんびり準備してエントリーすると、一湊タンク下も流れ藻が凄かった。。。
まだ岸には漂着しておらず、ポイントの中ほどの至る所に大きな流れ藻の塊がポツポツと点在。。。
それは水中から見るとまるで水面に雲がかかっているかのようになっており、その直下はちょっと暗く、周囲の明るさとのコントラストが異様な感じ。。。
透明度もまずまず良かったので、流れ藻の下から明るくブルーが綺麗な外側の水中景観を見ると何か幻想的な光景になっていた。。。(・・;)

今日もワレカラを撮ろうと思っていたので、そのまま沖に向かって泳ぎ始め、泳ぎながらしばらく考えた。。。
これから家に帰ってワイドレンズに切り替えて、またエントリーすると、最短で30-40分。。。
このあと、流れ藻は岸にたどり着き、潮が満ち始めるとまた沖に流れ出す。。。
もしかして、流れ藻が沖に流れ出してからを狙うのなら間に合う??!!(・・;)

一湊タンク下湾奥に流れ藻がたまる
一湊タンク下湾奥に流れ藻がたまる
猛ダッシュでエクジットして車をブッ飛ばす。。。(^^;;
再び一湊タンク下に帰ってくるとこんな光景だった。

流れ藻はすべて岸にたどり着き、ぜんぶテトラの周囲に寄せられて浮かんでいた。
ちょうど、一湊タンク下の湾奥がすべて流れ藻で覆いつくされた感じ。。。

昨年は3/30にこんな光景になった。(→大量の流れ藻

「間に合った~!!」
あとは再び流れ出すのを待つのみ!!(^^)

ひとまず、海の中に入って待つことにした。
今回、なぜワイドレンズをわざわざ取りに戻ったかと言うと、実は今年の流れ藻は下についている魚の数が尋常ではなかったのだ。。。(・・;)
しかも、「藻じゃこ」と呼ばれるブリの幼魚が今年はウジャウジャと藻の下で群れていたのだ。
当然、「藻じゃこ」なので流れ藻の下で群れるのは当たり前なのだが、これまでは岸に流れ着くアカモクの下には着いていても小さな群れが着くくらいで、今回のように大きな群れがウジャっと着く事は稀なのだ。
4月から始まる藻じゃこ漁は沖の方に漂流している流れ藻の下に着くブリの幼魚を流れ藻もろとも一網打尽にする漁なのだが、実際に流れ藻の下にブリの幼魚が五万と着くのは初めて見る光景だった。。。
これは撮りたい!!!

流れ藻の下から外を見る
流れ藻の下から外を見る
流れ藻の外から見る2
流れ藻の外から見る2

流れ藻の外から見る1
流れ藻の外から見る1
エントリーすると、湾奥のテトラにビッシリ寄っていて、しかも空は厚い雲に覆われ今にも雨が降りそうな天気だったので、藻の下は真っ暗だった。。。(・・;)
これが流れだし、ポイントの中ほどまで流れてくれれば、明るく幻想的な光景が撮れる。。。はずだった。。。

しかし、待てども待てども流れ藻は沖に流れ出す気配はなく、結局3時間海の中にいたけど、ずっと流れ藻は動かずに終わった。。。(◎_◎;)
マジか。。。
今度はいつチャンスがやってくるのだろう。。。はぁ。。。
来年からはこの時期になったら、いつもワイドレンズは車の中に入れておこう。。。と心に誓った。(笑)

それはともかく、ブリの子供以外にも様々な魚がこの流れ藻には着いていた。
これも含め、これまで見てきた流れ藻の中でも今年は最高に魚影の濃い流れ藻だった。
ただ今、着いていた魚種をまとめているところなのだけど、初めて見る魚も数種類いて、ワクワクする。。。(^^)
魚種を調べることで、どこからどういうルートで流れてきているのかを知るカギになる。
どこで産まれて、どこから流れてきたのか知らないけど、他の海との「つながり」を感じる瞬間だ。

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_DSC0722_DSC0703

エントリー口の下から見た水面
エントリー口の下から見た水面
最後はエアーも無くなって、諦めてエクジット。。。
いや~水面が流れ藻で覆われて出れないんですけど。。。(笑)
体中に藻を巻きつけ、もがきながら、何とか脱出!じゃなくて。。。エクジット。(^^;;


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う~ん。。。なかなか思うような写真が撮れない。。。(・・;)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.2
【水温】 21.0℃/21.9℃
【透明度】 10m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 豪雨
【潜水時間帯】 12:00-12:45/15:13-17:09
【潮まわり】 04:12 154cm 満潮 / 10:02 106cm 干潮 / 15:18 150cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没18:30

今日も午前中、元浦で体験ダイビングを終えたあと、1人で一湊タンク下へ。。。
今日もワレカラ狙いでシロガヤ地帯へ行った。

相変わらず頭の中で想像している絵(ワレカラを幻想的に撮る)を狙って撮るんだけど、何かイマイチ狙い通りの写真にならない。。。
もういったい、何回通っているんだろう。。。
これだけ通って撮れないのなら、もともと撮れないものなのではないか?と思ってしまう。(-_-;)

出産後、しばらくは母親の胸元で育つ
出産後、しばらくは母親の胸元で育つ
前回、母親の胸に抱かれていた子供たちがいたのだが、そいつらは無事に母親の胸から降りて、母親の周り(そのシロガヤの同じ葉内)でスクスク育っていた。
ワレカラの仲間は産まれてから数日間は母親の胸に抱かれて育ち、その後母親から降りて今度は母親の周りに広く広がりスクスク育つ。。。
成長スピードはほんと早くて、今季僕が通っていたわずかな期間(2か月くらい)の間に卵から成体になってしまった連中もいるくらい。

またお腹には卵を、胸には幼体を抱えて、足元にはそれよりも1段階成長した幼体をはべらせている母親もいる。
つまり、間髪を入れずに次から次へと子供を作っているのだ。。。(・・;)

母親の足元で育つチビたち
母親の足元で育つチビたち

母親の胸元から降りたあとも母親の周りで育つ
母親の胸元から降りたあとも母親の周りで育つ

旦那はどいつだろうか?と探してみるのだが、これはまったく分からない。
オスだけで同じシロガヤ内に何匹も着いているからだ。(笑)

1つのシロガヤには数匹の成体が着いており、ややメスが多い感じだが、オスメスがともに佇んでいる。
その社会行動や集団の仕組みを知ろうと、個体識別してみるのだがせいぜい認識していられるのは2-3日でちょっと海が時化気味になった翌日に行ってみると、もうグチャグチャに佇んでいて、何が何だか分からなくなってる。。。(笑)

ワレカラの社会行動をフィールドで調べるのはかなりキツイ。。。(◎_◎;)
個体識別する何か良い方法はないものだろうか。。。。
せめて時化なければ!!!くそー!!!

帰りにクマノミも何か所か見て行ったら、もう1か所すでに卵を産んだペアを確認した。

もう口元やヒレから棘が取れたみたい。。。
もう口元やヒレから棘が取れたみたい。。。
前回、オスメスが揃って、口元とヒレに無数に棘のようなものを着けていたペアがいたのだが(⇒グロ閲覧注意!(・・;))、今日、見てみたら綺麗になくなっていた。(・・;)
これで病気や寄生虫ではない事は分かった。
Facebookの友達からの話から、これはウミケムシの仲間の剛毛なのかもしれない。。。
卵に干渉してきたウミケムシの仲間をクマノミの雌雄が必死に排除しようとして刺さったのではなかろうか。。。?

何か卵の様子が不健全な感じ。。。
何か卵の様子が不健全な感じ。。。
それとこのクマノミのペアが守る卵を見てみると、成熟具合が明らかに遅れている卵が見られたり、前回に比べて卵が減っている個所もあった。
全体的には卵は黒っぽくなる段階だったのだが、減っている部分を見てみると卵の皮のようなものだけが残っており、何か明らかに食われたくさい。。。


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1日体験ダイビング

【ポイント】 元浦/元浦
【水温】 22.1℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:00-11:30/12:10-12:53
【潮まわり】 08:26 118cm 干潮 / 13:34 143cm 満潮 / 中潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出06:20 日没18:29

今日は1日体験ダイビングだった。
昨日は北西の風が強く吹いていたので、ちょっと心配したけど、元浦は綺麗に凪ぎ、問題なく1日体験ダイビングができた。
逆に一湊湾内は大荒れだったけど。。。(^^;;

陸上から見る海は晴天のせいもあって、メチャ綺麗だったのだけど、海の中は結構、白く濁っていた。。。(・・;)
でも、やっぱり晴れている日の水中は明るく、ゲストさんたちは「楽しかった~」と満足していたようだ。(^^)

僕らガイドが「イマイチだなぁ。。。」とか思っていても、意外にゲストさんたちは楽しんでいたりする。(笑)


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一斉にシロガヤから降りたワレカラたち。。。(・・;)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃/22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:15-10:49/14:42-16:24
【潮まわり】 09:11 199cm 満潮 / 15:48 22cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出06:26 日没18:26

今日は午前中、体験ダイビングを終えた後で、午後から1人でカメラを持って海へ。。。
先日のワレカラの写真を撮りなおしたくて、-24mのシロガヤ地帯に直行。

先日、いい感じでワレカラの若い個体が沢山直立していたシロガヤを見ると、1匹佇んでいるだけで、あとはまったく姿を消していた。。。(・・;)
周囲を探してみると、なぜかみんなシロガヤから降りて、岩の壁面に立っていた。
なにがあったんだー!!!(◎_◎;)

母親の元を離れて周囲に広く散らばっていた幼体なんかは結構いたんだけど。。。

仕方なくそれを数枚撮ったあと、近隣の他所にあるシロガヤや岩に着く小さなヒドロ虫などを見て回ったら、そこそこワレカラはいろいろなもの着いていて、中にはバックが綺麗なものなんかもあって絞りを開け気味にして何枚か撮ったけど、ことごとくピントは合ってなかった。。。(笑)

なぜかシロガヤから降りて岩の壁面へ。。。
なぜかシロガヤから降りて岩の壁面へ。。。

母親の元を離れ周囲に広がる子供たち
母親の元を離れ周囲に広がる子供たち

海藻(?)に着くヨコエビの子供たち
海藻(?)に着くヨコエビの子供たち

キャンドルナイトの周囲にはワレカラはいなかった。。。
キャンドルナイトの周囲にはワレカラはいなかった。。。
僕が屋久島で見られるヒドロ虫の中で最も美しいと思っている青く光るヒドロ虫がいるのだが(通称:キャンドルナイト)、帰りにここにワレカラが着いていないかチェックして回った。
ここにワレカラやヨコエビの仲間が着いていたら、メチャ絵になるんだけど。。。
でもこれがまったく着いていないんだよね~(^^;;

今日は何かイマイチの1本だった。。。(笑)


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卒業旅行?

【ポイント】 元浦
【水温】 22.0℃
【透明度】 5m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:00-16:00
【潮まわり】 08:43 206cm 満潮 / 15:13 14cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出06:27 日没18:26

今日は体験ダイビングで午後から1本。(というか2往復。。。)
ゲストは卒業旅行の学生さんグループだ。

同じ大学の仲間かと思いきや、田舎が一緒な中学、高校の同級生らしい。(^^)
いいなぁ~
それぞれが東京や県外に出て離れ離れになっても、続く付き合い。。。
これから社会人になっても、その関係を末永く続けてね~!(*^▽^*)

今日は体験ダイビングで使う2つのポイントは両方とも時化気味だった。。。(・・;)
最初はクレーン下に入ったのだが、とてもじゃないけど呼吸の練習などが落ち着いてできないくらい揺れていたので、元浦に移動。。。
割と浅場は静かだったのだけど、超ニゴニゴ。。。(・・;)

でも、1組目はウミガメも見れて大満足。
2組目は残念ながらウミガメには会えなかったけど、そこそこ満足してくれた様子。

1グループが2組に分かれると、一方は見て、一方は見ていない生物が出てくるのが辛い。。。(^^;;


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ヘビギンポの卵はいずこ。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 19.3℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:27-16:22
【潮まわり】 09:09 118cm 干潮 / 14:28 150cm 満潮 / 若潮(月齢:9.8)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没18:09

今日は午後から海へ。。。
朝から北西の風が吹いていたのは知っていたが、それほど海に影響はないかと思っていたのだが、行ってみると一湊タンク下はかなりのウネウネ&ニゴニゴ状態。。。
しかし、よく晴れていたこともあって、このまま帰るのは惜しいと感じ、今日は体験ダイビングのポイントである元浦で潜った。

浅場は少しづつ緑の海藻が増えてきていて、春の海を思わせる瑞々しい雰囲気だった。(^^)
最初はこの緑の海藻をバックに何か撮ろうと、いろいろ探していたけど何も見つからず、結局はずっと岩陰で産卵していたヘビギンポを延々と観察してた。(^^;;

Theヘビギンポの産卵&放精の瞬間
Theヘビギンポの産卵&放精の瞬間
Theヘビギンポの産卵は毎年1月くらいから始まって、4月くらいまで続く。
今はまさにピークのシーズンで、あちらこちらでギンギンの真っ黒い婚姻色となって求愛&卵を守るオスを見かける。
産卵は早朝が一番激しいと思うのだが、日中でも普通に産卵自体はよく見かける。
今日もすでに夕方になろうという時間帯だったけど、かなり盛んな繁殖行動をずっと観察できた。

今日の産卵はオス1匹に対し、メスは1匹だけのペア産卵。
メスが卵を産むたびに、オスが横から精子を振りかけるのだが、この瞬間は一瞬なので写真を撮るのは難しいと思われがちだが、実は精子をかけるタイミングは決まっているのでその瞬間は簡単に予測できる。
ただ両方の目にピントを合わせるのはなかなか難しいのだけど、、、(^^;;

精子をかけるタイミングはメスだけを見ていれば分かる。
メスは産卵管を伸ばして小刻みに産卵床を動くのだが、一瞬立ち止まって体をへの字に曲げようとする。
そしてまた体をもとの状態に戻すまでの僅かな間に必ずオスが割り込んできて精子をかける。

メスは産卵時、産卵管を海藻の中に差し入れる
メスは産卵時、産卵管を海藻の中に差し入れる
前はメスはスズメダイ類のように小刻みに動いている間ずっと卵を産み続けていると考えていたのだが、多分、この体をへの字に曲げてから体を元に戻すまでの僅かな間だけが産卵行動なのだと思う。
実際、小刻みに動いている間は産卵管は浮いているし、体をへの字に曲げてから体を元に戻したその瞬間だけ短く生えそろった海藻の中に産卵管を差し入れているみたいなのだ。
そしてこの時にオスが精子をかけに割り込んでくるのだ。

ちなみにヘビギンポ類は卵を未だに観察できていない。
肉眼では今のところまったく見えないのだ。。。(・。・;
だから今日はカメラのファインダーでのぞきながら、メスの産卵管の先だけを執拗に観察し続けた。
もう完全に変態だわ。。。これ。。。(笑)

メスの産卵管の先端はブラシ状
メスの産卵管の先端はブラシ状
でも、やっぱり卵のようなものは見えなかったし、帰ってからPCで見てもそのようなものは写っていなかった。
しかし、1つ新発見があった。
メスの産卵管の先はブラシのようになっている事だ。
これは何故か今まで気づかんかった!!!!(◎_◎;)

これがどのような役割を持っているのかまったく見当もつかないが、卵が肉眼で見えないことと何か関係があるかもしれない。。。
もう少し機会があるたびに、このメスの産卵管の先っぽだけを執拗に観察してみようと思う。。。

。。。ってメチャ変態やん!!!!(笑)


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ダイビングはろう者と聴者の垣根がほぼない遊び

【ポイント】 元浦
【水温】 20.0℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:00-15:30
【潮まわり】 07:58 200cm 満潮 / 13:43 92cm 干潮 / 大潮(月齢:15.8)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:26

今日は午後から体験ダイビングのガイド。
この時期の体験ダイビングはこの島が常夏の島だと思って来られるノンダイバーの方が多いので、かなり気を遣う。。。(^^;;
来島後、思いのほか寒くて、テンションが下がりまくっている方も多いため、お迎えしてお会いするまでは結構ドキドキだ。(笑)

しかし、今日はなかなか天気も良く、気温もそれほど低くなかったので助かった!!!(^^)
ゲストはもちろん、僕にとっても。(笑)

今日のゲストさんは鹿児島からのろう者の若い女の子2人組。
ろう者のダイバーは割と多いのだけど、うちにはあまり来なくて、今年で2組目だ。
そのため特別ろう者のための準備などしていないため、iPadのホワイトボードを片手に身振り手振りを交えてレクチャー。
こういうときは手話ができたらなぁ。。。と思う。。。(-_-;)

しかし、自由に聞いたり、話したりすることができない水中ではろう者も聴者も一緒なわけで、ダイビングにはろう者と聴者の垣根はまったくない。
こういう遊びも珍しい。。。

水中では音がまったく聞こえないわけではないけど、「自分の思い」を自由に伝えることができないという意味ではまったく一緒だ。

今日のゲストさんなんて来年はライセンスを取る!と言ってるくらいだったので、水中ではメチャクチャ余裕があり、さらにカメラを持っていったので、一度止まるとまったく動かねー!!!!(-_-;)
この辺なんか特にろう者も聴者も関係ない。。。頼むよ~着いてきてくれ~(笑)


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冬季は体験ダイビングのポイントでもウミガメが見れる!(^^)

【ポイント】 元浦
【水温】 22.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:40-11:10
【潮まわり】 06:20 213cm 満潮 / 12:05 88cm 干潮 / 17:40 222cm 満潮 / 大潮(月齢:28.2)
【日の出・日の入】 日出07:05 日没17:18

今日は久しぶりのゲスト。(笑)
体験ダイビングのお客様なのだけど、さすがにこの時期はマンツーマンだ。

凪ぎていたらファンダイビングのポイントにお連れして、ウミガメを見せようと考えていたのだが、まだ一湊湾内は時化気味。。。
仕方なくベタ凪の元浦へ。

でも、元浦で十分だったみたい。(^^)
潮は引いていて、浅場に魚が沢山たまっていたし、何と言っても透明度がよくて明るいっ!!!
さらに冬季はダイバーがあまり入らないからか、毎年のことだが、今日は元浦でもウミガメに遭遇!!!
ファンダイビングのポイントに無理して入る必要はまったくなかった。(笑)

思いのほか、外も海も寒くはなく、なかなかの好コンディションでの体験ダイビングでした。(^^)


Filed under: 元浦

1本で退散。。。(¨;)

【ポイント】 元浦
【水温】 22.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:08-12:37
【潮まわり】 04:19 177cm 満潮 / 10:07 94cm 干潮 / 16:05 196cm 満潮 / 若潮(月齢:10.2)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:17

またまた北西の季節風が支配する1日に逆戻り。。。
一湊湾内はまたまた時化始め、一湊タンク下だけは行けそうだったけど、常連ゲストIさんご夫婦がベタ凪の浅い元浦でまったり潜ることを希望。
ファンで入るのも久々な元浦にエントリー。

浅場は北西の冷たい風に冷やされて19℃近くにまで下がっていたけど、透明度は相変わらず抜群に良かった。
天気もまずまずだったので水中も昨日までの一湊タンク下と比べてもメチャ明るい!(*^_^*)
キビナゴのキラキラやアカカマスの群れ、そしてロクセンスズメダイ&オヤビッチャの若魚のまとまった群れなど、どちらかというとワイド的に面白い場面も結構あって、気持ちよかった。
寒かったけど。(笑)

そうは言ってもゲストはマクロ仕様だったので、小物を探してみたけど、こっちはイマイチだった。(・_・;)
現在、元浦は完全にワイドに最適な海になってる。。。

元浦でもチョウチョウウオが群れていた。
こちらは水底ではなく、中層に広がって50匹くらいが群れていた。
やぱpり、これは繁殖行動なのかな。。。(ーΩー )ウゥーン

元浦ではいつの間にか、オヤビッチャとシリテンスズメ(仮称)の割合が逆転し、今やシリテンスズメ(仮称)が圧倒的に多いような状況だ。
このポイントのシリテンスズメ(仮称)はどいつもこいつも尾ビレの付け根に2つの点はなく、そこで見分けるのは不可能だった。

ニジギンポが卵を守っていた。
巣穴の入り口には孵化間近の稚魚の目玉が見える卵、奥のほうには産みたてのオレンジ色の卵があった。

2本目はもっともっと時化てきて、行けるポイントがなくなってきたので、今日はこの1本でやめる事にした。


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久々に元浦に入ったけど、メチャ綺麗だった!!!(^^)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃/22.7℃
【透明度】 30m/10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:40-11:30/12:19-12:49
【潮まわり】 05:29 45cm 干潮 / 12:16 194cm 満潮 / 18:23 105cm 干潮 / 小潮(月齢:6.2)
【日の出・日の入】 日出06:48 日没17:19

今日はマンツーマンで1日体験ダイビング。
1本目でものすごく久し振りに元浦に入ったんだけど、これがメチャ綺麗だった!!(^^)
透明度は30m近くあって明るい日の光が差込み、キラキラしてた!

2本目はマンツーマンだった事もあり、普段は絶対に体験ダイビングでは使わない一湊タンク下にウミガメ狙いで入ったんだけど、こちらはニゴニゴ。。。(-o-;
ウミガメは見れたけど、僕的には今日は元浦に軍配!とか思ったけど、ゲストさんに聞いてみるとタンク下の方が良かったみたい。(笑)
ウミガメが見れたからかと思いきや、どうも地形の変化やダイビングポイントらしいスケールの大きさの方に惹かれたっぽい。(^^)

ゲストはほんと何に感動するか分からない。。。(笑)


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体験ダイビングは窒素がたまらない

【ポイント】 元浦/クレーン下/一湊タンク下
【水温】 –℃/–℃/27.7℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-11:30/13:30-14:30/15:40-17:39
【潮まわり】 09:31 218cm 満潮 / 15:28 92cm 干潮 / 中潮(月齢:18.5)
【日の出・日の入】 日出05:56 日没18:36

今日も体験ダイビングが集中した1日だった。
昨日同様にスタッフと2人体制で体験ダイビング。

今日も晴天&べた凪だったのだけど、何やら元浦には定期的に台風ウネリのようなものが時折入り込んでいた。
静かな海がいきなり盛り上がり何本もの筋となって割れていく。。。
何じゃこりゃ??(; ̄O ̄)
当然、透明度は昨日よりも悪く、揺れもあったので、2セット目はクレーン下に移動。

今日はそれなりに夕方時間があったので、15時過ぎ頃からカメラを持って海へ。。。
今日も窒素がまったく溜まっていないので、身体が軽く、何か物足りないのだ。(笑)
やっぱり、浅場で遊ぶ体験ダイビングは基本的に身体が楽だ。(^_^;)

で、せっかくの窒素抜きの機会が夕方1人で2時間近く潜って、すべてオジャン!
うーまたダルい感じ。。。我ながらアホだ。。。


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体験ダイビング・デー

【ポイント】 元浦
【水温】 27.8℃
【透明度】 30mのち10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-11:30/13:30-14:30
【潮まわり】 08:55 231cm 満潮 / 15:02 76cm 干潮 / 中潮(月齢:17.5)
【日の出・日の入】 日出05:56 日没18:37

今日はファンダイビングのゲストはまったくいなかったのに、体験ダイビングのゲストが集中した1日だった。

体験ダイビングしか予約が入っていない日はスタッフに任せて、僕はカメラを持って潜りに行っちゃうのが常なのだが(笑)、さすがに今日はそういう訳にもいかず。。。^^;

スタッフ2人体制で体験ダイビングを行なった。

午前中は良かった透明度も潮がひくのに合わせて、だんだんと白く濁り始めた。
それでも天気が良かったこともあり、水中は明るく、気持ちの良い海だった。

もしかして終了後に海に行けるかな。。。と一応カメラを持って行ったんだけど、ゲストを送ったりしていたら思いの外、遅くなってしまい、使わずに終わってしまった。(~_~;)

窒素が溜まっていない分、今日は何か潜っていないような感覚。。。(笑)


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今日も元気に喧嘩してます。。。(^_^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/元浦
【水温】 27.1℃/—℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:28-12:30/14:30-16:00
【潮まわり】 08:21 241cm 満潮 / 14:34 61cm 干潮 / 大潮(月齢:16.5)
【日の出・日の入】 日出05:55 日没18:38

今日の僕の担当は午後からのスノーケリングだけだったので、午前中はカメラを持って海へ。。。
いろいろと撮りたいもの、観察したいものはあったのだけど、一番気になるターゲットは昨夕、浅場で喧嘩&メスの取り合いをしていたシマキンチャクフグのオス2匹。
これまで観察していて分かったのは彼らの産卵時間は午前中。
夕方近くによくオス同士がメスを巡って激しい喧嘩をしているのを見かけるのだが、それ自体は産卵直前の行動ではないのだ。
”明日の”産卵相手を巡るバトルだったのだ。

という事で今日はシマキンチャクフグが産卵しそうな午前中にエントリー。
目的は産んだ卵の確認とメスの卵隠蔽工作の一部始終を観察する事。
先月、目視では見えないと思っていたハナキンチャクフグの卵が隠蔽前はハッキリ目視で見える事を知り、同属のシマキンチャクフグでも確認したかったのと、産卵直後メスは産卵床に残り、ヒレを細かく動かし何やら怪しい動きをしているのだが、それが「隠蔽工作」である証拠を掴みたかったのだ。

しかし、既に遅かったみたい。。。(¨;)
今日も昨日同様にほとんど同じ場所で2匹のオスが大喧嘩していて、傍らには何くわぬ顔でのんびりお食事中のメス。。。(^_^;)
メスのお腹を見ても産卵しそうな気配はまったく感じられなかった。

睨み合うシマキンチャクフグのオス
睨み合うシマキンチャクフグのオス
メンチを切りあう(笑)
メンチを切りあう(笑)

仕方がないので、ずっとオス同士の喧嘩を観察。。。(笑)
途中でエアーがなくなって上がったので、いつまで続くのか分からないけど、少なくとも僕が潜っていた2時間の間はずっと、繰り返し、繰り返し喧嘩は続いていた。
まさか、これを1日中やってる???(¨;)

一方が他方を追いかけて、しばらくすると睨み合いが始まる。。。
ずっと睨み合っていると、どうも体が横たわってしまうようで、そうなるとまるで相手の顔の下からメンチを切るヤンキーのようにも見えてマジでウケる。(笑)

横腹に噛み付く!
横腹に噛み付く!
噛み付かれた方は膨らむ!(笑)
噛み付かれた方は膨らむ!(笑)
そして膠着状態から突然、噛み付き合いが始まる。
一瞬で終わるのだが、これがまるで激しく取っ組み合いをしているかのように見える。。。
魚には腕が無いので「取っ組み合い」はできないのだけど(笑)、ほんとそんな感じに見えてしまう。(^_^;)

たまに噛み付きがガッチリ決まる事がある。
そうなると横腹を噛まれた方はプクゥ~と膨らんでいく。。。これをずっと狙っていたのだけど、ここでまたいっこうに慣れない45°ファインダーのせいで、膨らんで噛まれたままクルクル回る2匹のシマキンチャクフグが追えないっ!!( ̄□ ̄;)!!

おまけにファインダーを覗きながら被写体を探し、撮る角度を決めていると、変な体勢になって、砂が巻き上がってしまう!!
おかげで狙っていた角度から撮れない上に、ハレーションが凄い写真ばかりを量産。。。

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!もう45°ファインダーは用済み決定!!! (-_-メ)


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2日連続の大時化です。。。(・・;)

【ポイント】 元浦/春田浜タイドプール
【水温】 19.1℃
【透明度】 5m/50m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:13-12:53/15:00-17:00
【潮まわり】 08:29 202cm 満潮 / 15:03 17cm 干潮 / 中潮(月齢:3.5)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没18:33

昨日は大きく時化て海なしの1日になってしまった。
来るはずだったゲストも欠航で来られず、今朝の便で何とか屋久島に到着~!お疲れ様でした。。。(・・;)

シンデレラウミウシ
シンデレラウミウシ
しかし、今日も相変わらずの北西の強風で、昨日以上に一湊湾内は大荒れ!!!
台風並の時化っぷりで、北部で入れたのは元浦のみだった。
1本目はその元浦に入ったのだが、ひどい濁りっぷり!
透明度は5mくらいだった。
おまけに水温が超低く、陸上に吹きつける北西風も冬並みの冷たさだった。
それでも100分くらいは入っていたけど、中は見た目よりもウネウネで、撮影どころじゃなかった。(¨;)

これに懲りて、午後からは春田浜のタイドプールへ行った。
こちらは風裏となって、メチャ静か。。。(^^)

いっぱいいっぱいに引いた潮だまりは静かで優しい感じ。(#^.^#)
ここでのんびりマクロ撮影に勤しんだ。

ゲストには当然のようにマイブームの海藻から出る酸素玉を撮ってもらった。
まだまだロウソクギンポなんかは活気がないタイドプールで、最高の被写体は青々と茂る海藻と酸素玉だ!(笑)

明日はせめてホームの一湊タンク下だけでも凪ぎるといいなぁ。。。

後ろのボケがいいよね。。。(^^)
後ろのボケがいいよね。。。(^^)
 
酸素玉の向こうには海藻と青い空が見える
酸素玉の向こうには海藻と青い空が見える


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同じ北西でも冬と春とでは大違い。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 21.0℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:00-11:00
【潮まわり】 06:01 191cm 満潮 / 12:05 52cm 干潮 / 17:56 195cm 満潮 / 中潮(月齢:27.2)
【日の出・日の入】 日出06:21 日没18:29

今日はファンダイビングのガイドをスタッフに任せて、僕は体験ダイビングで元浦へ。。。
ゲストは関東からの女性2人組。
最初はスノーケリングでお申し込みされたのだが、体験ダイビングに誘ってみたところ、1人はノリノリだったので聞いてみるとライセンスを持っている事が判明。。。(^-^;
けど、1人はまったくの初めて。
ライセンス持ちのゲストがもう1人を説得するような感じで体験ダイビングに変更~!(^^)

海はまだ冷たかったけど、透明度はまずまず。。。
引き潮中だったこともあり、魚はみ~んな外に出てしまっていて手前の浅場はちょっと魚影が薄かった。
浅場には1匹コブシメが佇んでいた。。。(^^)

今日は昨日同様に北西の風が吹いていた。
冬季はずっと北西が吹いているのだが、もうこの時期は北西の風向きになることはすくなく、仮に北西が吹いてもあまり寒くはない。
良い時期になってきたなぁ。。。


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((((; ゚Д゚)))ガクブル震えてるし。。。(^_^;)

【ポイント】 元浦
【水温】 18.2℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:15-15:44
【潮まわり】 05:58 183cm 満潮 / 11:43 83cm 干潮 / 17:14 188cm 満潮 / 中潮(月齢:26.8)
【日の出・日の入】 日出06:55 日没18:08

ここ2日間、思い切り海が時化、まともに海には入れてない。。。
今日はある程度、静かになってきたけど、まだまだファンダイビングのエリアは全然ダメ。。。

今日は午後から体験ダイビング。
体験ダイビングのエリアは何とか凪ぎていたけど、何しろ外が寒く、白谷雲水峡なんかは雪を被ってる。
こういう時はやっぱりゲストに気を遣うので、まずはゲストにヤル気があるか聞いてみて、その反応いかんによっては中止にしてもいいかな。。。なんて思っていたのだが、ゲストは思い切り「やりたいです!!」と元気なお答え。(笑)
それを聞いて、僕も一気に気持ちがノッてきた!

海は意外に透明度は良くて明るかった。
時折、太陽も出てきていたようで、水面を照らす光が美しかった。

でも、やっぱり今日は寒かった!! (;゚∀゚)
ゲストを吊り下げながらゆっくり泳いでいたのだが、かわいそうにゲストの体は小刻みに震えていて、かなり寒そうだった。
それでも魚を見せると楽しんでいるようなので、安心した。

今日のゲストも20代前半の平成生まれ。
ぜひダイビングを始めて、新しい世界に飛び込んできて欲しいな。。。(^_^)


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続きます。。。卒業旅行!

【ポイント】 元浦
【水温】 20.5℃
【透明度】 10m
【海況】 ややバシャバシャ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:00-11:40
【潮まわり】 07:37 111cm 干潮 / 13:22 165cm 満潮 / 長潮(月齢:23.8)
【日の出・日の入】 日出06:58 日没18:06

今日も朝から何やら暗くて、今にも雨の降りそうな空。。。
今日のゲストは卒業旅行中の女性2人組。
昨日同様、こういう日はやはりテンションが気になってしまうのだが(笑)、今日の2人も割とやる気満々で一安心。。。(#^.^#)
やはり、旅行できているのだから、僕らが思うほどテンションは低くはならないのかもしれない。(笑)

毎年、この時期は卒業旅行のシーズンなので、21-23歳くらいの旅行者が多く見られる。
今日のゲストの1人が自分の叔父がダイビングをやっているというので歳を聞いてみると、僕のちょっと上くらいの年齢だったので、恐る恐るお父さんの年齢を聞くともうほとんど僕と変わらなかった。
ちょっとショック。。。
来年、再来年くらいには僕と同い年のお父さんが普通に登場しそうで怖い。。。

海の方は透明度の良かった昨日とは違って、かなりの白濁り。。。
魚も見にくいような状況だったのだけど、ゲストのお二人は十分楽しめたようで良かった~♪(#^.^#)


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ハネムーン(^^)

【ポイント】 元浦/元浦
【水温】 20.5℃/20.5℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 11:10-12:00/13:00-13:42
【潮まわり】 06:05 95cm 干潮 / 12:01 174cm 満潮 / 19:22 38cm 干潮 / 小潮(月齢:22.8)
【日の出・日の入】 日出06:58 日没18:05

風向きが南から西~北西に変わり、昨日までの暖かさが打って変わって、ちょっと肌寒くなってきた。
今日のゲストはハネムーンで屋久島に来られた新婚ホヤホヤのご夫婦。
真冬には珍しい1日体験ダイビングだ。(笑)

朝から雨だったのできっとテンションがメチャ下がっているだろうな。。。と思いきや、2人ともやる気満々!!
ちょっと一安心。。。
この寒い時期の体験ダイビングは天気や暖かさでゲストのテンションの上げ下げが激しいので、結構気を遣うのだが、朝からやる気満々だとほんとホッとする。(^^)
水中はこの時期にしては透明度もよく、意外に明るかったし、雨が降っていたにも関わらず、水温もそれほど低くはなかったのだけど、やっぱりレンタルの5mmウェットはちょっと寒かったみたい。。。(^^;

珍しくオニヒトデを見つけた。
まだ小さな子で直径は10cmくらい。


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貸し切りの海!

【ポイント】 元浦
【水温】 18.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ(やや水面バシャバシャ)
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】10:54-11:19
【潮まわり】 09:46 204cm 満潮 / 16:10 24cm 干潮 / 中潮(月齢:19.8)
【日の出・日の入】 日出07:01 日没18:02

今日は体験ダイビングで元浦で1本。
毎年、1月下旬~2月上旬にかけて帰省するのだが、帰省後が僕の年度初めという位置づけ。
そういう意味で今日が2012年の仕事始めの日。

ゲストは卒業旅行で屋久島にやってきた学生さん2人。
この時期の屋久島の海辺は相変わらず誰も人がいないので貸切状態だ。

5mmのスーツだとちょっと寒いかな。。。という水温だったのだけど、今日は朝からメチャ晴れててゲストのテンションはそれほど低くなかったので、良かった!(笑)
昨日の一湊タンク下に比べると、かなり透明度は落ちていたけど、太陽のお陰で水中はかなり明るく気持ちの良い1本だった。(^^)


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今年、最初のお客様。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 19.8℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:12-14:55
【潮まわり】 05:03 156cm 満潮 / 10:14 114cm 干潮 / 15:47 177cm 満潮 / 中潮(月齢:11.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:30

今年、最初のゲストは体験ダイビングのお客様。
昨日まで大時化の一湊湾内も入れるまでに回復し、風裏の元浦に至ってはベタベタに凪ぎていた。
最初は1日コースを希望だったお客様も、予想以上に寒く、時化気味の屋久島の海を前に半日コースに変更。(笑)

でも、今日の元浦はなかなか透明度が良かった!!(^^)
天気が悪いせいでやや暗めだけど、白い砂地まで出ると南の島らしい光景は広がっていて一安心。
途中、キビナゴの群れも凄く、他の魚の動きも活発だったので、むしろ海の状況はかなりいいっ!!(^O^)

これなら、ダイビングを始めたくなってくれたかな。。。?


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ついに見つけた!シリテン・タイプの群れ!!

【ポイント】 元浦
【水温】 22.6℃
【透明度】 15m
【海況】 大時化
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:28-16:28
【潮まわり】 04:22 28cm 干潮 / 10:55 198cm 満潮 / 17:00 85cm 干潮 / 小潮(月齢:20.9)
【日の出・日の入】 日出07:07 日没17:19

またまた冬型の気圧配置。。。
何か週末ごとに真冬のような状態になり、その都度、時化て寒いという悪循環にハマってしまったような感じ。
明日からゲストが来るのに、超最悪。。。(ーー;)

今日の一湊湾内はまたまた大きく時化て、エントリー可能なのは元浦のみ。
透明度こそまずまずだったけど、こことて中はかなりウネっていた。
今日は「海なし」でも良かったかも。。。(^^;)

でも、発見もあった!!!!

オヤビッチャのシリテン・タイプ
オヤビッチャのシリテン・タイプ
ついに元浦でオヤビッチャのシリテン・タイプの”群れ”が見つかった!!
目測で30-40匹くらいの群れ。
いきなり2匹、大きなシリテン・タイプの成魚がいたので追いかけてみると、そこにはオヤビッチャの群れが。。。
1匹1匹確認すると、なんとどいつもこいつもシリテン・タイプ!!!
一応、確認のためにランダムに写真を撮っていったのだが、家に帰ってPCで拡大して側線上方の鱗の列数を数えるとやっぱりどれもシリテン・タイプだった。

これまでここで体験ダイビングをするお店は皆、「オヤビッチャで~す!(^^)」と紹介していると思うのだが、もしシリテン・タイプが別種であるなら、これはすべて間違っていたことになる。(笑)
しかし、実はそういう訳でもないのだ。。。
先日、元浦に潜った時にもオヤビッチャの群れに出会ったのだが、この時はみ~んな確かにオヤビッチャ・タイプだったのだ。

ど、どういう事???
2種がそれぞれ別々の群れを作って、元浦の狭いエリアで棲み分けているのか???(ーー;)

シリテン・タイプの興奮色(褪めかけ)
シリテン・タイプの興奮色(褪めかけ)
今は繁殖期ではないと思うのだが、今日は数匹、興奮色の子も見かけた。
また、今日は追い詰めると岩の下に逃げ隠れてしまう子も多かった。

それから僕はシリテン・タイプは体色で見分けているのだが(オヤビッチャ・タイプは背中のみ黄色い、シリテン・タイプ体全体がクリーム色)、帰ってからPCで確かめてみても、すべての個体が尾ビレの付け根に2つの黒い点は無かった。
今後、シリテンスズメダイが復活したとしても(一時、1つの種として認められていた時代もあったシリテンスズメダイは現在、オヤビッチャのシノニム(同物異名)扱い)、”シリテン”の和名はどうなの。。。?と思わなくもない。。。(・_・;


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西高東低冬型!典型的な冬の屋久島の海。

【ポイント】 元浦
【水温】 20.9℃
【透明度】 5m~
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:59-16:35
【潮まわり】 06:39 193cm 満潮 / 12:15 106cm 干潮 / 17:40 202cm 満潮 / 大潮(月齢:13.9)
【日の出・日の入】 日出07:02 日没17:17

今年もとうとう西高東低冬型の気圧配置が頻繁にあらわれるようになってきた。。。(・_・;
典型的な冬の到来だ。
今日の屋久島は寒くて、一層湾内も大荒れクローズ。
北部ではエントリーできたのは風裏の元浦だけだった。
しかも、凪ぎとは言えない状況でかなり濁っていた。

久々のゲストは日本有数のベラリストK氏(笑)。
ベラ撮影はある程度、距離がいるので、ま~あまり写真は撮れなかったのでは?と思ったけどさすがK氏!!
枚数は極端に少なかったけど、その状況下でもバッチリ撮っていたのには驚いた。。。(^^;;

元浦は水深が浅いので北西の季節風が強いともの凄く水温が下がる。。。
冷たさも関係するのか、何か魚影が少なく感じた。

ムナテンベラ 若いオス(多分)
ムナテンベラ 若いオス(多分)
カマスベラ
カマスベラ


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今日もいない。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 23.4℃
【透明度】 15m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:21-12:04
【潮まわり】 07:01 229cm 満潮 / 12:50 86cm 干潮 / 18:23 231cm 満潮 / 大潮(月齢:29.3)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:17

今日は午前中に元浦へ。
引き続き、前日ちらっと見かけたオヤビッチャのシリテン・タイプの成魚群れを探した。
結論から言うと、今日も見つからなかった。
途中でオヤビッチャの成魚(若い)を数匹、若魚群れを数匹見ただけだった。

おかしいなぁ。。。
そもそも元浦にはオヤビッチャ(だと思っていた)のもの凄い数の群れがあるはずなのだが、それさえも見当たらない。(・_・;
あんなにいたオヤビッチャたちはどこに行ってしまったんだろ?

エントリー口付近に数匹、シリテン・タイプだと思われるクリーム色に見える子たち(若魚)がいたので、片っ端から撮ってみたら、ほとんどはオヤビッチャ・タイプだった。
もう2タイプを肉眼で見分けられる自信がついていただけに、ちょっとショック!
若魚をしかも、明るい極浅な場所で見るとちょっと識別が難しくなる。
明るい場所ではオヤビッチャ・タイプも淡いクリーム色の体色なのだった。

さらに下の写真を見てもらえば分かるのだが、明るい極浅な場所では、もう完全に側線の上の鱗の数(列数)を数えないと若魚は識別が不可能なくらいに似ている。。。(-o-;

オヤビッチャ・タイプの若魚(側線上の鱗は3列)
オヤビッチャ・タイプの若魚(側線上の鱗は3列)
シリテン・タイプの若魚(側線上の鱗は2列)
シリテン・タイプの若魚(側線上の鱗は2列)

最後に浅場にたまるオヤビッチャのチビ群れで幼魚も調査しようと思っていたのだが、風が北東に変わったようでいきなり水面付近がバシャバシャし始めた。。。
とてもじゃないけど、浅場での幼魚撮影は無理っ!!
幼魚で見ればまた面白い事が分かるのかも。。。


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シリテンの群れが見つからない。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 24.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:20-13:36
【潮まわり】 05:23 197cm 満潮 / 11:29 82cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

午前中に1人で海へ。。。
今日は一昨日見つけたシリテンスズメダイ(仮称、以下シリテン・タイプ)だけの群れを観察するために元浦にエントリー。

これまでのシリテン・タイプに関する記事は以下の通り

参考:
11月6日 まさか全部、シリテンスズメダイ(仮称)なのか?(・_・;).
11月8日 オオヒレテンスモドキの産卵.
11月9日 シリテンスズメダイ(仮称)の生息状況と考察.
11月20日 シリテンスズメダイ(仮称)の群れ.

かなり沖の方まで泳いだけど、一昨日見かけた成魚だけの群れが見当たらない。
おまけにオヤビッチャの群れさえも。。。(・_・;
根周りによく若魚サイズのロクセンスズメダイの幼~若魚が溜まっているのだが、そこに数匹オヤビッチャやシリテン・タイプの幼~若魚サイズの子が混じっているのと、ごくたまに若魚サイズの4-5匹の群れに出会ったくらい。
あのシリテンタイプ成魚群れはどこに行ってしまったのだろうか。。。?

シリテン・タイプの若魚
シリテン・タイプの若魚
シリテン・タイプの若魚
シリテン・タイプの若魚

オヤビッチャ・タイプとシリテン・タイプ
オヤビッチャ・タイプとシリテン・タイプ
散々、追い回していたおかげで、もうオヤビッチャ・タイプとシリテン・タイプは遠目で見ても見分けられるようになってきた。(笑)
とにかくシリテン・タイプはクリーム色のスズメダイなのだ。
それとこの元浦というポイントにはシリテン・タイプが混じる割合がいつもの一湊タンク下よりも多い気がする。
もしかしたら、環境による棲み分けがあるかもしれない。
元浦はずっと浅場が続くような環境で、どんなに沖に泳いでも-10mを超える事はない浅いポイント。
オヤビッチャは浅場のスズメダイという印象が強いけど、シリテン・タイプはさらに浅い傾向があるかも。

シリテン・タイプの成魚
シリテン・タイプの成魚
成魚も1匹だけ若魚群れに混じっていた。
これを追い続ければ、一昨日出会った成魚群れにかち合うかも?と思って、後半はずっとこの成魚を追い続けたのだが、結局成魚群れには出会わなかった。。。(・_・;

尾柄部の2つの黒点は幼魚、若魚のステージには無くて、成魚にのみ表れる表徴なのだが、この子はかなり大きいのに黒点はほとんど目立たず、あとでPCで見たら1個だけ黒点らしきものが見られた程度だった。
それからシリテン・タイプは体の1本目の横帯は胸ビレの横を貫通するとされているけど、この子は貫通していなかった。
尾柄部の2つの黒点と1本目の横帯は胸ビレの横を貫通する特徴は、シリテン・タイプの”絶対的な”特徴ではないかも知れない。
つまり、ここで見分けたらシリテン・タイプを認識するのは難しいかも知れない。

とにかくシリテン・タイプは体全体がクリーム色のスズメダイであると言う事。
これだけで見分けられる。

これだけ集中してオヤビッチャを見ていたら、確かにオヤビッチャに2型がある事は確かなのだが、これが果たして別種かどうか?って事は分からない。
あまりにも似すぎている上に明確な棲み分けが見られない事から、遺伝的な多様性である可能性も捨て切れないと思う。
ただ、僕の見る限りでは体の側線の上の鱗の数(オヤビッチャ・タイプ3枚、シリテン・タイプ2枚)はほぼ”絶対的な”特徴として表れているので、形態で分類したらやっぱ別種になっちゃうのかな。。。(^^;)
あと素人の僕ができる事は産卵生態の観察と、明確な繁殖隔離があるかどうかを観察する事くらいしかないかも。

悪魔くん
悪魔くん
悪魔くんがいた。(^^;)
背ビレが2つに分かれている事から、これはスズメダイの仲間ではない。
これは新科、新属、新種に違いない!!!
。。。これが形態による分類の世界。(笑)←もちろん皮肉です。。。(^^;)

何か可愛いかった。(^^)


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シリテンスズメダイ(仮称)の群れ

【ポイント】 元浦
【水温】 24.0℃
【透明度】 10m
【海況】 ややウネリあり
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:16-12:20
【潮まわり】 08:05 79cm 干潮 / 14:35 193cm 満潮 / 中潮(月齢:24.3)
【日の出・日の入】 日出06:47 日没17:19

白の世界に迷い込んだ。。。
白の世界に迷い込んだ。。。
何かいよいよ冬っぽい天気。
昨晩から風向きが北西に変わり、一湊湾内は大時化!!
凪ぎているのは北部では体験ダイビングなどで使う元浦くらいで、器材セッティング中も冷たい北西の風に晒され寒い。。。(・_・;
まさに典型的な冬の1日。。。

一湊湾内に比べたら凪ぎているように見える元浦も、時折、波が打ち寄せ、案の定、水中は砂が舞っていて透明度は悪い。
こんな時はベラなんかは厳しいので、最短で撮れるネタ探しをする事に。。。

しかし、いつものポイントでは見られないようなベラやブダイがいろいろいるので、ついついガンガン泳ぐものにカメラを向けてしまう。。。(笑)
しかし、砂の舞う中でこの手の魚の撮影は厳しかった。。。(^_^;)

今年は伊豆の方でもムナテンベラが産卵しているそうなのだが、オスはどうやら屋久島で言うところのメスと同じ色彩らしい。
つまり、濃紺の子だ。
サイズに至っては、オスでも屋久島のメスよりも小さいくらいのサイズであるようだ。
ちなみに八丈島でも濃紺のオスが放精していた。

ちなみにムナテンベラの本当の(?)のオスの色彩はこんな感じ。(右写真)
基本的に茶色くて地味、そして大きい。
顔にもクッキリとベラらしい模様が入る。

多分、このムナテンベラという種類は若くして性成熟しやすいベラなのではないだろうか?
もともと伊豆のような温帯域では少ない種類なので、立派なオスになる前に性成熟を強いられる、もしくは立派なオスがいないからこそ堂々と若くても産卵が可能になる。。。そんなところではないだろうか?
屋久島ではある一定の間隔で立派なオスを中心とするハレムが形成されているので、若いオスはテリトリーを構えることすら不可能だ。
せいぜい間男として暗躍するしかない。(笑)
実際、オスが間男を追い掛け回すシーンはよく見られる。

カザリキュウセンの立派なオス!
カザリキュウセンの立派なオス!
ムナテンベラの立派なオス
ムナテンベラの立派なオス


最初はこんな感じでベラばかり追いかけていたのだが、ある群れを見て一瞬でそちらに興味が移った。
何と元浦にはシリテンスズメダイ(仮称)だけの群がりがあったのだ!!
ざっと見て十数匹の群れ全部がシリテン!!!

参考:
11月6日 まさか全部、シリテンスズメダイ(仮称)なのか?(・_・;).
11月8日 オオヒレテンスモドキの産卵.
11月9日 シリテンスズメダイ(仮称)の生息状況と考察.

元浦ではシリテンが群れになってた。。。
元浦ではシリテンが群れになってた。。。
しかも驚くことに、み~んな尾柄部に2つの黒点はなく、ほとんどが1本目の横帯が胸ビレの手前で止まってる!!
ではナゼにシリテンかと思ったのかというと、やっぱり体全体が淡いクリーム色のスズメダイだったのだ。
その後、オヤビッチャの群がりもあったのだが、比べると一目瞭然。
実際に写真を撮って、側線上の鱗の数を数えると2枚だった。(微妙な個体もあったけど。。。)
群れるとやっぱり別種かな。。。って思う。(^^;)

いずれにしても、こちらもガンガン泳いで逃げるので、まともに写真が撮れない。。。
もう一度、明日はシリテンだけに絞って元浦に行ってみようかな。。。


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空飛ぶアオウミガメ(笑)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 26.8℃/27.2℃
【透明度】 15m/25m
【海況】 やや水面小波
【天候】 晴天
【潜水時間帯】 10:00-11:00/13:40-15:45
【潮まわり】 08:43 78cm 干潮 / 15:55 193cm 満潮 / 長潮(月齢:8.7)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没17:58

昨日までの雨はようやく止んで、今日は朝からとても良い天気だった!(^^)
10月は天気がいいとまだまだ暖かく、今日はかなり過ごしやすかった。

午前中は体験ダイビング。
風向きが変わって今日は北西。
昨日まで凪ぎていたクレーン下が大きく時化、今日は元浦で行った。

やや白濁りの元浦だったが、天気も良かったので水中はまずまず明るかった。

フタスジリュウキュウスズメダイのチビたち
フタスジリュウキュウスズメダイのチビたち
午後からはスタッフとタンク下へ。。。
昨日、出会ったツムブリ&その他回遊魚軍団狙いでワイドレンズ装着。
しかし今日もツムブリはいたけど、何かまとまりがなく、カメラを向ける気にもならなかった。。。(ーー;)

空飛ぶアオウミガメ
空飛ぶアオウミガメその1
空飛ぶアオウミガメその2
空飛ぶアオウミガメその2
いつもの定位置でいつものアオウミガメが寝ていた。
近づくとスグに起きて、飛び立ってしまった。。。(^^;;
ガイド中ならそれを追いかける事はないのだけど、今日はプライベート。
どこまで泳ぐのか追いかけてみる事にした。
後ろを追う僕の事なんてまったく気にしていないかのように、のんびり泳ぎ続ける。
途中、息継ぎのために水面に上がったりしながら、かなりの距離を泳いでいた。
いつも同じ場所にいるのでそう広範囲には泳がないと思っていたのだけど。。。(ーー;)

シマスズメダイの巨大な産卵床
シマスズメダイの巨大な産卵床
エクジット直前に例のシマスズメダイの産卵床を覗いてみた。
今日は興奮色にはなっていなかったけど、相変わらず卵を守っていた。
近づくとスグ逃げるのは変わらず。
やっぱり先日の興奮色となかなか色褪せない状態は産卵時(放精中)だったからなのかもしれない。。。

ワイドで撮ると、その産卵床の大きさがよく分かる。
直径80-100cmの巨大パッチはいくらシマスズメダイが大型種とは言え、1匹のメスから産み出されたとは考えにくい。。。
そもそもメスはどこにいるのだろう?
この近辺でメスを見かけることはほとんどない。


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シマスズメダイ「幻の婚姻色」?

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃/26.5℃
【透明度】 10m/20m
【海況】 時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:00-11:00/13:53-15:57
【潮まわり】 09:30 238cm 満潮 / 15:24 93cm 干潮 / 中潮(月齢:3.7)
【日の出・日の入】 日出06:11 日没18:04

今日は快晴なれど白濁り。。。
今日は快晴なれど白濁り。。。
ようやく「快晴」!!!
空にはほとんど雲のない気持ちのいい青空!

ただ風は北西に変わり、昨日までは凪ぎていた一湊湾内がかなり時化始め、今日の午前中の体験ダイビングは元浦で行った。
海は凪ぎだったのだけど、水中の透明度は最悪。。。
白く濁っていて、せっかく差し込む太陽の光も完全には届かず、やや暗い感じ。。。

今日も体験ダイビングはスタッフに任せ、僕は後ろからカメラを持って監視役。(笑)
元浦はコースのほとんどが岩礁域なので、体験ダイビングのイメージ写真は白い砂地が綺麗なクレーン下の方が映えるなぁ~(^^;;

ハナキンチャクフグ
ハナキンチャクフグ
午後からはスタッフとホームグラウンドの一湊タンク下の定期巡回。(笑)
一気に沖まで出た。
相変わらず鼻先はキビナゴの大群に覆いつくされ、視界が悪くなるくらい。。。(・_・;
最近、マダラトビエイのチビによく出会う。

水温がやや下がって、ベニヒレイトヒキベラの婚姻色&求愛がまた盛り上がってきたようだ。
潮もややかかっていたこともあり、中層にイトヒキベラやクロヘリイトヒキベラ、ベニヒレイトヒキベラなどが大きく広がり、求愛などが盛んだった。

エントリー口横のテトラには大きなシマスズメダイのオスが2匹棲んでいるのだが、たま~に見るオスの婚姻色(興奮色)がスゴイ!
白と黒のシマシマ模様になって、まるでイシダイのような体色になるのだ。

2匹のオスのテリトリー(産卵床)は隣り合っていて、しょっちゅう抗争が勃発するのだが、そのたびにやつらはこの体色になるのだが、近づくと簡単に色が褪せる。。。
餌を必死で食っている時もややこの白黒体色になるのだが、やっぱり近づくとスグ色褪せる。
全然、警戒していないような感じもするのだが、色褪せるのだから僕の接近には気づいているのだろう。。。
まだ僕が相当、遠くにいるにも関わらず色褪せるので、かなり警戒心は強いスズメダイなのだ。

オマケにこの体色を見せてくれるのはわずかな期間だけで、いつもはまず見ることのない体色だったりするので、僕もまともにこの婚姻色写真を撮ったことがない。
今日も全然ダメ。。。(・_・;
時化でウネリが入っていたり、濁りや砂の舞い散りがあった事もあって、今日もまともな写真は撮れなかった。

ネットで検索してみても、このシマスズメダイの婚姻色写真は数も少ないので、どこも同じような状況なのだろう。
シマスズメダイの婚姻色は「幻の婚姻色」なのだ。(笑)

通常体色のシマスズメダイ
通常体色のシマスズメダイ
シマスズメダイの婚姻色/興奮色
シマスズメダイの婚姻色/興奮色


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