タグ: シロガヤ

天然のキラメルはおっさん撮りじゃないと無理!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.0℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:17-15:54
【潮まわり】 06:51 198cm 満潮 / 12:31 97cm 干潮 / 17:57 204cm 満潮 / 大潮(月齢:13.1)
【日の出・日の入】 日出07:07 日没17:19

今日は午後から海へ。。。

ワレカラを撮っていると。。。
ワレカラを撮っていると。。。
最近、あまりにも興味深い発見がないので、そろそろワレカラが出ているのではないかと、ガヤ類をチェック。
まだ少ないけど、ボチボチ大きな子も目立ってきた。
このワレカラを撮影していると、何やらなかなかピントが定まらない。。。

シロガヤが動いた!!!(◎_◎;)
シロガヤが動いた!!!(◎_◎;)
おっかしいな~と思いファインダーから目を離し見てみるとシロガヤが動いてるって!!(・・;)
さらによく見ると、岩に着いていると思っていたシロガヤは、なんとカニ(クモガニの仲間)に着いていたのだ。。。(◎_◎;)
そして動いてるし!!!
ピントが合わないはずだ。。。(^^;)

これってクモガニの仲間とシロガヤとワレカラの仲間のトリプル共生か???(笑)

おっさん撮りの方が綺麗!(笑)
おっさん撮りの方が綺麗!(笑)
ずっと前にクロスジツツボヤが「天然のキラメル」になるという話をしたけど、あれからこのクロスジツツボヤをしょっちゅう覗いては、これに何か生物が着いていないかチェックし続けたのだが、これがなかなか着いていない。。。
仕方がないのでクロスジツツボヤだけを撮ってキラメルの状態をチェックしてみたのだが、どうもこの生物を撮る時はかなり絞り込まないと綺麗なキラメルにならないっぽい。
F8以上に開けると何か白っぽくなっちゃってキラキラとした感じが弱い。。。
自然光で撮ってもそれは同じだった。

一番様々な色が入って綺麗だったのは、ずばり「おっさん撮り」だ。(笑)
F16まで絞って最小のストロボ光で撮ったものが、クロスジツツボヤの持つ青味が綺麗に出て、圧倒的に美しかった。。。
おっさん撮り、万歳!(笑)


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もしかして共食いしてる。。。?(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:23-16:19
【潮まわり】 06:51 213cm 満潮 / 13:07 13cm 干潮 / 大潮(月齢:15.3)
【日の出・日の入】 日出06:13 日没18:33

今日は朝から雨が降る久々に肌寒い1日。
当然、テンションはガタ落ちなのだが、僕にとってダイビングは「習慣」みたいなものなので午後から海へ。。。(笑)
入る前はテンションが低くても、入っちゃえばノリノリなんだけどね。(^^;;

今日は完全に凪たので迷いもなくシロガヤ地帯へ。(また??(笑))

どうも見ていると、ワレカラの仲間は接触するとスグに喧嘩を始める。。。
彼らも馬鹿じゃないので、自らの寿命を縮めるかもしれない”喧嘩”の原因となる接触をなるべく避けるために、他者とある一定の間隔を置いて共存するように努める傾向があるようだ。

ワレカラの仲間は1回の孵化で大量のチルドレンが産まれるのだが、多産生物の宿命とは言え、繁殖可能なアダルトになるまで生き残る子はごくごく少数のようだ。
というのも、昨日までウジャウジャ幼体が着いていた場所を見てみると、極端に減っていたり、まったくいなくなっていたりするのだ。
繁殖頻度だけはハンパなく高いので、まさに「数撃ちゃ当たる方式」。(笑)

母親のお腹から出てきてしばらくは母親の胸元で育ち(下左写真)、その後シロガヤの羽の上に広く散った直後くらいまでは不規則にウジャウジャと蠢いているのだが(下中央写真)、この時はまだ自分の居場所が定まっていないからか、よくシロガヤの羽の上に立ち上がって蠢いていたりする。(下右写真)
ただ互いに交わらないように一定の間隔は綺麗に開いているのが面白い。
この時、体長は1-2mm。

お~い。。。いくらなんでも育て過ぎでしょ。。。(笑)
お~い。。。いくらなんでも育て過ぎでしょ。。。(笑)
母親から離れるとこんな感じ
母親から離れるとこんな感じ

母親の元を離れたばかりの子たち
母親の元を離れたばかりの子たち

そのうち、シロガヤの羽の小枝ごとに1匹づつ綺麗に並ぶようになるのだが、こうなるとシロガヤの小枝にきっちり寄り添い、もう立ち上がることもあまりなくなる。(下左写真)
小枝の数も限られているので、その頃にはだいぶ数が減っている事に気づく。
どんどんどんどん淘汰されていくのだ。
この時、体長は5-8mm。

ただ、この成長段階の時にシロガヤの羽の大きさに合わせて数が上手く減れば良いのだが、その羽の収容能力以上に生き残ってしまった場合は(つまり容量オーバー)、寄り添う小枝が足りないので、思い切り皆で産まれたばかりの頃のように羽の上に立ち上がって踊りだす。。。(下右写真)

ワレカラの子供たち
ワレカラの子供たち

イメージ的にはこんな感じ。。。(^^;;
イメージ的にはこんな感じ。。。(^^;;

この状態を被写体にしたくて毎日通っているのだが、3/13(→“ヨコエビの仲間”も子育てするみたい。。。(^^))以来、このシュチエーションに出会わない。。。(・・;)
3/23(→あらら。。。セホシサンカクハゼまでもが。。。(・・;))に近い状況にはなっている羽はあったのだが、個体がちょっと小さすぎた。。。

これは数減らし(淘汰)が上手くいっているという事なのだろうか。。。?(笑)

ちなみに、その後も彼らは数を減らし続け、シロガヤの羽の小枝の長さよりも大きく成長する頃になると、1つの羽の上には数匹が残る程度になる。。。
この時、体長は10mm前後。

最終的には繁殖可能な15-20mmサイズの大人になれるのは多分、1/20とか1/30とかいう確率なのではないだろうか。。。?
アダルトが着いている羽の上には通常1匹ないし2匹程度である事からもそれがよく分かる。

ところで、この数減らし、原因は何だろうかといろいろ考えてみたのだが、海も時化てないし、捕食者らしい捕食者も全然思いつかないので、もしかしたら「共食い」なのではないだろうか?
つまり、接触したら食われる!
この喧嘩は共食いを伴うものなのではないだろうか。。。?
だとしたら子供の喧嘩のような微笑ましいものではなく、生死をかけた兄弟同士の生存競争という事になる。。。

追記
クマノミの卵も稚魚の目玉が見え始めてきた。
セホシサンカクハゼの卵はまだ孵化していない。


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う~ん。。。なかなか思うような写真が撮れない。。。(・・;)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.2
【水温】 21.0℃/21.9℃
【透明度】 10m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 豪雨
【潜水時間帯】 12:00-12:45/15:13-17:09
【潮まわり】 04:12 154cm 満潮 / 10:02 106cm 干潮 / 15:18 150cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没18:30

今日も午前中、元浦で体験ダイビングを終えたあと、1人で一湊タンク下へ。。。
今日もワレカラ狙いでシロガヤ地帯へ行った。

相変わらず頭の中で想像している絵(ワレカラを幻想的に撮る)を狙って撮るんだけど、何かイマイチ狙い通りの写真にならない。。。
もういったい、何回通っているんだろう。。。
これだけ通って撮れないのなら、もともと撮れないものなのではないか?と思ってしまう。(-_-;)

出産後、しばらくは母親の胸元で育つ
出産後、しばらくは母親の胸元で育つ
前回、母親の胸に抱かれていた子供たちがいたのだが、そいつらは無事に母親の胸から降りて、母親の周り(そのシロガヤの同じ葉内)でスクスク育っていた。
ワレカラの仲間は産まれてから数日間は母親の胸に抱かれて育ち、その後母親から降りて今度は母親の周りに広く広がりスクスク育つ。。。
成長スピードはほんと早くて、今季僕が通っていたわずかな期間(2か月くらい)の間に卵から成体になってしまった連中もいるくらい。

またお腹には卵を、胸には幼体を抱えて、足元にはそれよりも1段階成長した幼体をはべらせている母親もいる。
つまり、間髪を入れずに次から次へと子供を作っているのだ。。。(・・;)

母親の足元で育つチビたち
母親の足元で育つチビたち

母親の胸元から降りたあとも母親の周りで育つ
母親の胸元から降りたあとも母親の周りで育つ

旦那はどいつだろうか?と探してみるのだが、これはまったく分からない。
オスだけで同じシロガヤ内に何匹も着いているからだ。(笑)

1つのシロガヤには数匹の成体が着いており、ややメスが多い感じだが、オスメスがともに佇んでいる。
その社会行動や集団の仕組みを知ろうと、個体識別してみるのだがせいぜい認識していられるのは2-3日でちょっと海が時化気味になった翌日に行ってみると、もうグチャグチャに佇んでいて、何が何だか分からなくなってる。。。(笑)

ワレカラの社会行動をフィールドで調べるのはかなりキツイ。。。(◎_◎;)
個体識別する何か良い方法はないものだろうか。。。。
せめて時化なければ!!!くそー!!!

帰りにクマノミも何か所か見て行ったら、もう1か所すでに卵を産んだペアを確認した。

もう口元やヒレから棘が取れたみたい。。。
もう口元やヒレから棘が取れたみたい。。。
前回、オスメスが揃って、口元とヒレに無数に棘のようなものを着けていたペアがいたのだが(⇒グロ閲覧注意!(・・;))、今日、見てみたら綺麗になくなっていた。(・・;)
これで病気や寄生虫ではない事は分かった。
Facebookの友達からの話から、これはウミケムシの仲間の剛毛なのかもしれない。。。
卵に干渉してきたウミケムシの仲間をクマノミの雌雄が必死に排除しようとして刺さったのではなかろうか。。。?

何か卵の様子が不健全な感じ。。。
何か卵の様子が不健全な感じ。。。
それとこのクマノミのペアが守る卵を見てみると、成熟具合が明らかに遅れている卵が見られたり、前回に比べて卵が減っている個所もあった。
全体的には卵は黒っぽくなる段階だったのだが、減っている部分を見てみると卵の皮のようなものだけが残っており、何か明らかに食われたくさい。。。


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グロ閲覧注意!(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:30-17:29
【潮まわり】 05:00 104cm 干潮 / 10:46 163cm 満潮 / 18:06 56cm 干潮 / 小潮(月齢:7.3)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没18:28

今日も午前中に体験ダイビングを終えたあと、午後から1人で海へ。。。
当然、今日もワレカラの着くシロガヤ地帯へ。

良いシュチエーションの場所は新たに見つけたのだが、出来上がった写真はな~んかイマイチ。。。
何が前回(⇒https://field-note.harazaki.net/wp-content/uploads/2013/03/DSC7651.jpg)と違うんだろう。。。うーん。。。分からん!!
またまた不完全燃焼で帰ることに。。。(・・;)

でも、今日はクマノミの卵を今季初観察したから大満足なのだ!(^^)

クマノミの卵を今季初観察
クマノミの卵を今季初観察
イソギンチャクを噛んで卵を守る
イソギンチャクを噛んで卵を守る

今年は水温の上昇が早くて、この時期としてはかなり高い23℃。
しかもこの高水温が長く続いているため、魚たちの繁殖が例年よりも早く始まるのではないかと予測していた。
とりわけ、いつもなら4月中旬くらいに繁殖が始まるクマノミが、今年はもう数日中に始まるのではないかとソワソワしていたのだが、やっぱり産んだー!!!

しかも、2か所(2ペア)で卵を確認した。
共に一昨日のガイド中にはなかったので、昨日か今日(多分、今日の午前中)に産んだばかりの卵なのだろうと思う。
ただ、あまり熱心に守らないのが気になる。。。
一応、覆いかぶさりそうになるイソギンチャクをどかしたり、新鮮な空気はそれなりに送っているようだが、近づいてもあまり激しく噛みついてこないのだ。。。

ちなみに屋久島の過去のクマノミの卵初確認日は以下の通りなので、例年よりもだいたい1か月くらい早いことになる。(・・;)

2005年 4/30
2006年 5/11
2007年 3/26
2008年 4/15
2009年 4/19
2010年 4/21
2011年 4/28
2012年 4/25

いやいやいや。。。今年はちょっと異常事態だぞ。。。(・・;)
例年なら黒潮がかかる7月以前は、潮が安定しないので4-5月にもう一度、水温は下がるものなのだが、今年はどうなんだろ。。。
しばらく、水温と他の魚の繁殖開始時期は要チェックだ。

今日、卵を確認した2か所のうち1か所のクマノミはオスメスがともに口元とヒレなどに、棘のようなものを沢山くっつけていて、ちょっと正直キモかった。。。(;゚Д゚)
というか、背筋がぞっとして、痒くなるんだけど。。。怖
寄生虫?それとも病気?
うーん。。。ちょっと初めて見るものなのでよく分からないのだが、周囲にいる若いクマノミには一切着いていないのも不思議。

オスの口の周り
オスの口の周り
オスのヒレ周り
オスのヒレ周り

メスの口の周り
メスの口の周り
メスのヒレ周り
メスのヒレ周り

イソギンチャクに着いていた同様の棘
イソギンチャクに着いていた同様の棘
クマノミに着いていたものが落ちたのか、もともとここに着いてしまったものなのか分からないけど、イソギンチャクには同じような棘状のものが結構着いていた。
ほんと、なんだろ?これ。。。

今日はもうエアーがなくてじっくり見れなかったので、また明後日にでも見に行ってみようかと思う。
誰かご存知の方。。。教えてー!!!


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一斉にシロガヤから降りたワレカラたち。。。(・・;)

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃/22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:15-10:49/14:42-16:24
【潮まわり】 09:11 199cm 満潮 / 15:48 22cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出06:26 日没18:26

今日は午前中、体験ダイビングを終えた後で、午後から1人でカメラを持って海へ。。。
先日のワレカラの写真を撮りなおしたくて、-24mのシロガヤ地帯に直行。

先日、いい感じでワレカラの若い個体が沢山直立していたシロガヤを見ると、1匹佇んでいるだけで、あとはまったく姿を消していた。。。(・・;)
周囲を探してみると、なぜかみんなシロガヤから降りて、岩の壁面に立っていた。
なにがあったんだー!!!(◎_◎;)

母親の元を離れて周囲に広く散らばっていた幼体なんかは結構いたんだけど。。。

仕方なくそれを数枚撮ったあと、近隣の他所にあるシロガヤや岩に着く小さなヒドロ虫などを見て回ったら、そこそこワレカラはいろいろなもの着いていて、中にはバックが綺麗なものなんかもあって絞りを開け気味にして何枚か撮ったけど、ことごとくピントは合ってなかった。。。(笑)

なぜかシロガヤから降りて岩の壁面へ。。。
なぜかシロガヤから降りて岩の壁面へ。。。

母親の元を離れ周囲に広がる子供たち
母親の元を離れ周囲に広がる子供たち

海藻(?)に着くヨコエビの子供たち
海藻(?)に着くヨコエビの子供たち

キャンドルナイトの周囲にはワレカラはいなかった。。。
キャンドルナイトの周囲にはワレカラはいなかった。。。
僕が屋久島で見られるヒドロ虫の中で最も美しいと思っている青く光るヒドロ虫がいるのだが(通称:キャンドルナイト)、帰りにここにワレカラが着いていないかチェックして回った。
ここにワレカラやヨコエビの仲間が着いていたら、メチャ絵になるんだけど。。。
でもこれがまったく着いていないんだよね~(^^;;

今日は何かイマイチの1本だった。。。(笑)


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“ヨコエビの仲間”も子育てするみたい。。。(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:15-16:03
【潮まわり】 07:47 213cm 満潮 / 14:05 11cm 干潮 / 大潮(月齢:1.3)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没18:24

今日もよく晴れて暖かかった!(^^)
今日もベタ凪ぎの海で1人「幸せダイビング」だ。(笑)

シロガヤにウジャウジャ着くヨコエビの仲間
シロガヤにウジャウジャ着くヨコエビの仲間
シロガヤにウジャウジャ着くワレカラの仲間
シロガヤにウジャウジャ着くワレカラの仲間
今日も漁礁に行った。
ここにはシロガヤがちょこっとだけあり、これに無数のチビがウジャウジャ着いていたので、ワレカラの子供たちだと思って、カメラを構えファインダーをのぞいてみると、何とすべて僕が勝手に「小人たち」と呼んでいるヨコエビの仲間のチビたちだった。

この時期はワレカラの仲間の繁殖期で、シロガヤをのぞくとこのワレカラのチビたちが沢山着いているのが見られる。
このワレカラの仲間は母親が子育てする。
産まれてしばらくは母親の体にまとわりつきそこで何日か過ごし、1-2週間もすると母親の体からは離れるけど、依然として母親と同じガヤの上で暮らす。
なのでこの時期は小さなワレカラの仲間がいっぱいガヤにまとわりついているのが見られるのだ。

何と、というか、これまでの観察である程度は想像できたけど、このヨコエビの仲間も同じような生態をもっているみたいだ。(ちなみにワレカラもヨコエビの仲間だけど。。。)
海の中の生き物で我々人間みたいに子供が大きくなるまで親がずっと見守り続ける生物って意外に少ない。

ほんと、こいつらって形からして人間みたいで面白い。。。(^^)

後半はずっと-18m付近にあるシロガヤ地帯でワレカラの仲間を撮ってた。
最初はこのヨコエビの仲間が着いていないか見にいったのだが、こちらにはまったく着いていなかった。。。

たたずむ棒人間たち(笑)
たたずむ棒人間たち(笑)
昨年からずっとこのワレカラの仲間を被写体にして、撮りたい絵があったのだけど、何かなかなか思っているような写真にならず、何回も通う羽目に。(笑)
でも、今日は何となく近い絵が撮れた。。。!
もう少し作りこめば、思い描いていた絵になりそうだ。(^^)

手前のワレカラ1-2匹のみにピントを合わせて、奥の個体はすべてボカしたいんだけど、1つのガヤに着くワレカラがあまりにも多くて、帰ってからPCで見てみると必ず手前に2-3匹、前ボケ状態で画角に入っているのがムカつく。。。(笑)


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ワレカラモドキの個体識別

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 18.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:43-16:18
【潮まわり】 11:02 186cm 満潮 / 17:36 70cm 干潮 / 小潮(月齢:6.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:35

今日も寒い。
せめて晴れてくれれば暖かく感じるのだけど、冬季の屋久島・北部は曇天or雨がスタンダード。

今日もワレカラ探し。
最初は手前をちょっと探ったけどやっぱり見つからない。
結局、いつものシロガヤの小群集に落ち着いた。

ワレカラモドキのメス
こいつかな?
まずは一昨日、子育てしていたメスをチェックしたのだが、すでに子育てしている個体がまったく見当たらない。
1週間くらいは母親の体の上にまとわりついているはずなのだけど。。。
仮にそいつらがすでに母親の元を離れてしまったとしても、一昨日のメスはさらに保育囊の中に卵がパンパンに入っていたわけだから、新たな幼体がメスの体にまとわり着いていても良いはずなのだけど、卵を抱えている個体すら見当たらない。。。ナゼだぁ~!!!

いたのはこいつ。(左写真)
保育囊があるのでメスだとは思うのだが、幼体もまとわり着いていなければ卵も持っていない。。。
大きさは同じくらいで体の模様なんかも似ているけど、ちゃんと個体識別していなかったから確証はない。。。
このシロガヤには個体数も少ないし、たった2日後なので、すぐに個体が特定できる(個体識別できる)と思っていたのだが、甘かった。(・_・;

ワレカラモドキの幼体
ワレカラモドキの幼体
ただ、シロガヤをよ~く見ると、多分、母親の体から離れたばかりの幼体がウジャウジャ着いていた。
外敵が近づくとまた母親の体の上に逃げしがみつくらしいのだが、そのような行動はまったく見られなかった。
こいつらは一昨日、メスの体にまとわり着いていた連中なのかなぁ。。。(これも確証なし)

ワレカラモドキのオス?
ワレカラモドキのオス?
いやいやいや。。。数が少ないからワレカラモドキの個体識別は容易だと考えていたけど、こりゃかなり真面目にやらないと厳しいかも。
ただ、ワレカラモドキは体の模様(斑紋)が1匹1匹明らかに違うので、真面目にやれば個体識別できそうではある。

こいつは触角(?)の真ん中くらいのところにある白い部分がクッキリしているので、スグに分かった。
一昨日もいた子だ。(多分オス)
こいつが着いていたシロガヤには他に卵持ちの一回り小さなメスもいたので、このコミュニティを定点観察してハッチアウト写真をゲットしようかな。。。とも考えたけど、メスがちょっと小さ過ぎ。
一昨日、見た子育て中のメスは大きくて良かったなぁ。。。

ワレカラモドキは小さいので生態&行動の写真撮影がかなり難しい。
オマケにシロガヤは揺れるのでピント合わせがかなりシビアなのだ。
今日なんてめったにやらない絞り値F32!!
それでも全身になかなかピントが合わず苦労した。
ハッチアウトの時間は多分短いだろうし、孵化直後の幼体は超微小だろうからピント合わせが重要になってくる。
ちょっと練習せねば。。。来るべきハッチアウト観察の日に向けて。(笑)

漁礁のワレカラ類
漁礁のワレカラ類
いずれにしても、もう少しワレカラ類が沢山着いているところを見つけたい。
この場所はちょっと個体数が少な過ぎる。

シロガヤがもっと大群生しているところがあった気がするのだけど、それがどこだか分からない。。。
普段はあまり気にしない生物は、いざ必要になるとそれがどこだったかスグに思い出せないから困ったものだ。(^^;;

漁礁まで行けばそれなりにシロガヤはあるのだが、ちょっと遠くて深過ぎ。
一応、行ってみたけど、やっぱり長居ができなくて定点観察が厳しかった。

やっぱり、屋久島はワレカラ類は少ない。。。

コンゴウフグの成魚
コンゴウフグの成魚
砂地で久し振りにコンゴウフグの成魚に出会った。
まぁ、そもそもマクロサイズではないのだけど、やっぱりまともに撮らせてくれない。
フグのくせに逃げ足が超速いのだ。
前にもなかなか回り込ませてくれないし。。。


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