ようやくガラスハゼの仲間の産卵を確認。。。(*^^*)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 25.7℃
【透明度】 20m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潮まわり】 11:28 192cm 満潮 / 17:02 130cm 干潮 / 小潮(月齢:21.3)
【日の出・日の入】 日出06:29 日没17:33

やっぱり今日も一湊湾内は特に問題なくエントリーできた。
浅場こそかなり濁っていてウネリもあるが、台風ウネリの回り込みもなく、沖に出ると透明度もまずまずで水底ではややウネリを感じるくらいだった。
台風が島の南を通り(島が台風の可航半円に入るパターン)、しかも、ここまで距離があると風も思ったほど強く吹かなかった。
これなら高緯度を北上する春の爆弾低気圧の方が怖いくらい。。。(^^;)

台風が通過して風が北西に変わる前に。。。と思い、珍しく午前中に1人で海へ。。。(笑)
いや~午前中に入って正解だった!!
期せずして、ついにガラスハゼの仲間の産卵を見る事ができた~!(*^^*)

昨日(⇒ガラスハゼ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)は-15m~-20m付近で見られる明らかに卵の大きさが違う2種の話をしたが、他にも卵はこれまで見た事がないけど、これまた種類が(前記2種とは)違うのではなかろうか?と単なる直感で思っているガラスハゼが-30m付近で見られるのだが、これを観察しに行った。(浅場がウネっているので。。。(^^;))
-30m付近もそれなりにウネリはあり、写真を撮っていると体もガラスハゼの着くヤギも揺れて撮影するにはかなり厳しい。。。

このガラスハゼは前記2種類のガラスハゼとは体のサイズが明らかに小さく、着いているヤギも根元から何本にも分岐する赤いエダムチヤギ(?)。
1本につき1匹、合計で10匹くらいが見られるのだが、今日はこの各枝の最上部だけポリプが引っ込んでいてにそれぞれに1匹が陣取っていた。
そのうちの1匹を撮影していると、もう1匹がやってきて、その途端、元からいた1匹が急に興奮状態に!!
レンズを通してみていると体を小刻みに震わせているので、もしや!!と思い、もう1匹のお腹を見ると小さな卵の粒がいっぱい詰まっているではないか!!
うぉ~!!これが産卵か~!!

時間は何と11:30!!
全然、早朝じゃなかった。。。(^^;)
ま~とりあえず、この種類は、って事だけど。

産卵中のガラスハゼの仲間ペア産卵中のガラスハゼの仲間ペア。産み着けられたガラスハゼの仲間の卵

卵は1粒1粒丁寧に産みつけ、オスがそこに精子をかけていると思われるのだが、小さすぎて良く分からない。。。(-o-;
そればかりかオスが小刻みに体を震わせるのも、レンズを通さないとまず分からないくらい。(笑)
しかし、確かに小さな卵がポロポロと着いているのが分かる。
メスの産卵管と卵が詰まったお腹、そして産み出す瞬間を撮ろうと努力したけど、僕の体もヤギも揺れて、結局全然撮れなかった。。。(涙)

左写真: 産卵中のペア。メスの産み着けた卵の上にオスが精子をかけていく。。。
中写真: メスのお腹の中には沢山の卵の粒が見える。ヤギには透明な卵の粒も。。。オスも精子を出す管も見える。
右写真: 産み着けられた小さな小さな卵の粒。

昨日の2種はどちらもヤギの中ほどに産卵床があるのに対し、この子たちはすべてヤギの最上部に産卵床がある。
今日はやや潮があり、ヤギ類は皆、ポリプが全開だったのだが、このエダムチヤギはすべて最上部のみ引っ込んでいて、根元の方はどれもキレイにポリプが開いていた。

ガラスハゼの仲間の卵
成熟段階の違う卵3パッチ
帰りに-25m付近のムチヤギ(?)を覗いてみると卵が沢山着いていた。
その上に昨日のリュウキュウミゾヤギに着く種類と同じだと思っているガラスハゼがいたので、写真を撮ってみると面白いものが撮れた。
撮っているときには気づかなかったのだが、何と成熟段階別にキレイに卵のパッチが並んでいるではないか!!
むかって左側のパッチはまだまだ透明な産んだばかりの卵、真ん中のパッチはやや白くなった卵、右側のパッチの卵たちはもう目玉が見え始めている。。。
つまり、多分、右のパッチから産んだのだと思う。

このヤギは細いからなのかもしれないが、リュウキュウミゾヤギではここまでキレイにパッチが分かれているのを見た事がない。
リュウキュウミゾヤギは太いので1回の産卵でこんな風に丸々1周卵を産み着けるのは確かに難しそう。。。

目玉がすでに見えている孵化間近の卵
目玉がすでに見えている孵化間近の卵
もしかしたら、このパッチの作り方(産み方)も種類によって違うのでは?と考えていたのだが、卵の大きさは基本的には同じくらいで、そもそも同じ種類にしか見えないわけだが(笑)、これは宿主(=環境)によってパッチの作り方(産み方)が違うだけなのかもしれない。。。
それともリュウキュウミゾヤギに着く種類とこのムチヤギに着く種類もそれぞれ別種だったりするのかな。。。(^^;)
種類の識別はともかくとして、この辺(環境による卵の産み方の違い)の観察も面白いかも。

その前に各宿主の正確な同定もしなきゃかも。。。(笑)


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ガラスハゼの仲間を識別する

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.9℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 10:26 202cm 満潮 / 15:58 124cm 干潮 / 中潮(月齢:20.3)
【日の出・日の入】 日出06:29 日没17:34

一昨日は台風並みに大きく時化た一湊湾内も、風が北東に変わった昨日1日でかなり凪ぎ、今日はまったく問題ない状況。
水中もなかなか透明度も良く、気持ちのいい海だった。

台風が発生したけど今回は屋久島の下を通る台風なので、通過直前まで一湊タンク下に入れそう。。。
でも、もう漁船はすべて台風つなぎを済ませてしまったので、ボートは出せないけど。。。(笑)
それよりも今回の台風は通り過ぎた後の返しの北西が過ごそう。。。凪ぎている今のうちに楽しんでおこう。。。(^。^;)

今日は午後から1人で一湊タンク下へ。

ガラスハゼのチビとムチカラマツエビ
ガラスハゼのチビとムチカラマツエビ
毎年、冬季は何かテーマを決めてそればかりやっている事が多いのだが、この冬はガラスハゼとウミショウブハゼの仲間をやってみようかな。。。と漠然と思っていたところに、伊豆のガイド仲間がこの仲間に嵌っていると知り、僕もかなり具体的に興味が湧いてきた。

ガラスハゼの仲間はどれも似ているから写真を見て、検索図鑑の記述と照らし合わせても何かよく分からない。。。
で、あきらかに違う要素として、宿主や水深などの環境を考えたが、これも実は微妙だったりする。
ある程度の棲み分けは必ずあるとは思うのだけど、今のところそれもまだ良く分からない。。。(-o-;

でも明らかに違うなぁ。。。と前々から思っていたのが卵とその産み方(パッチの作り方)、そしてコミュニティの形態だ。
特に卵の大きさが明らかに違うガラスハゼの仲間は完全に別種だと分かるくらい生態が違うのだ。

ガラスハゼの仲間
ガラスハゼの仲間
先日(⇒ガラスハゼに嵌ってます。。。(笑))のガラスハゼは主にムチカラマツに着く種類で卵の1粒1粒も大きく、決まった産卵床に必ず密にビッシリ産みつける。
ちなみにこの種類は体も太めで牙も鋭く怖い顔。
体側には様々な点々が散在していて、鞍上の横帯もしっかりある。
今日はこの種類はいつも定点観察している2箇所を周ったが、どちらも卵はなく、さらに一方は1匹もいなくなってしまい、もう一方も2匹いたはずなのだが、1匹になってしまった。。。(写真)

ガラスハゼの仲間の産卵床
ガラスハゼの仲間の産卵床
どうも産卵期が終わったのではないかと感じる。
その証拠に以前は5cmくらいはあった産卵床(ポリプを殺して作る)が、ムチカラマツの自然修復によって2cmくらいになっちまった!!(^。^;)
この産卵床を始めてみたときはガラスハゼの野郎、酷いことをするもんだなぁ。。。とか思ったものだが、ムチカラマツは毎年必ずこのように自分で修復して冬季には何事もなかったかのように産卵床が消えてしまうのだから何か凄い。。。
自然はそんなに柔じゃないのだ。(どっかで聞いた事があるようなセリフ。。。(^^;;)

さらにこの種類は多くの場所で産卵期はペアで生活している場合が多い気がする。
クマノミのように大きな成魚が2匹いて、あとは一回り以上小さな子だったりする場合が多い。

ガラスハゼの仲間
ガラスハゼの仲間
これに対して、よく長いリュウキュウミゾヤギ(?)に着いているガラスハゼがいるのだが(写真)、こちらは透明な子が多く、体も細めで全体的に弱弱しいイメージ。(笑)
体の大きさこそ、前者とあまり変わらないのだが、何か線の細いガラスハゼなのだ。
こいつらの卵は超小さい粒粒。。。
かなり成熟して卵に目玉が見えるようになっても(写真)、小さいのであるのに気づかないくらい。
前者のムチカラマツに産み着ける種類の卵とはだいぶ大きさが違い、卵の大きさも前者の2-3倍はありそうだ。

さらに産み方も1ヶ所に密に集中して産みつけるような感じではなく、まばらな感じ。
1つのパッチも密度も薄い。。。
着いている宿主もスベスベなミゾヤギだからか、ムチカラマツのような産卵床を事前に作る必要もなく、どこでも産む事ができるからなのかもしれない。。。

ガラスハゼの仲間の卵
ガラスハゼの仲間の卵
ただ、どこでも自由に産んでいるわけでもなく、ある一定の区画以外には卵は見当たらないので、「特定の産卵エリア」は決まっているのかもしれないけど。

また、このガラスハゼはペアでいる事は稀で大抵は複数匹で1本のリュウキュウミゾヤギに棲んでいるようだ。
雌雄の構成などコミュニティの状況はよく分からないのだが、ハーレム(=オス1匹、メス数匹)っぽくは見える。

ムチカラマツにつくガラスハゼとは違って、産卵期はまだまだ続いているようで、至るところでこの卵が見られた。

こんな感じでとりあえずこの2種はある程度の、見分けはつきそうだ。
他のガラスハゼはこれから集中して見ていくつもりなのだけど、同じように生態で見れたら楽しいのになぁ。。。と思う。
でも、これからの季節は繁殖期も終わりつつあり、なかなかきびしいのだけど。。。(^^;)


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アカカマスと戯れる。

【ポイント】 元浦
【水温】 26.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ(一湊湾内は大時化!)
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:52 222cm 満潮 / 14:33 105cm 干潮 / 中潮(月齢:18.3)
【日の出・日の入】 日出06:27 日没17:36

今季初の典型的な西高東低の気圧配置。
風は北西に変わり、一湊湾内は台風並みの大時化!!
天気だけは良いのが恨めしい。。。(ーー;)

北部で潜水可能なのは元浦のみ。
今日は常連S氏とマンツーマン。
2本潜って帰るはずだったのだが、元浦でロング・ダイブ1本で切り上げた。

元浦は意外に抜けていて、天気も良かったので明るかった。(*^^*)
水中写真を始めたばかりのS氏と一緒に僕もコンデジ・ワイドの練習。。。
青い海にのんびり群れるアカカマスはワイドの練習には打ってつけの良い被写体だった。(^_^)



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つかの間のダイビング日和??

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ⇒やや時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:13 225cm 満潮 / 14:00 97cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出06:26 日没17:37

ここ数日は1日中、雨が降る暗~い1日が続いていたが、昨日午後より晴れ始め、今日はとうとう朝から快晴&明るくダイビング日和!
おまけに風が南よりに変わり、こちらも久しぶりの暖かい1日だった。(暑い???(・_・;)

でも、実はこれもつかの間の1日。
明日からはまたまた冬型の気圧配置がきまって寒くなる予報。。。
つかの間の夏を楽しんだ1日だった。

そうは言っても午後からの2本だったので、2本目を潜る頃には15:40エントリーにも関わらず、水中もやや暗くなり、ゼロ戦のフタイロハナゴイやケラマハナダイたちはバリバリの求愛モード!
16:00過ぎには早くも産卵が見られ始めた。
エクジット後の空はすでに晩秋のそれだった。
さすがに10月も最終週ともなると、すでに冬の足音が。。。(^。^;)

ゲストの1人は今月2回目の来島となるS氏。
すっかりカメラに嵌ったようで、ホワイトバランスに試行錯誤しながら買ったばかりのS95でガンガン撮りまくっていた。


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黒潮接岸!!(^_^)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨のち晴れ
【潮まわり】 07:37 227cm 満潮 / 13:29 90cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出06:26 日没17:38

今日も朝からかなり雨が降っていて、テンションも下げ下げ。。。
ゲストの皆さんも朝のお迎え時にはかなりテンションが低いのが分かった。(笑)
しかし、今日は時間と共にどんどん晴れてきて、お昼過ぎには快晴!!
暑いくらいに太陽が照りつけ、風も温かい南寄りとなって海もベタ凪ぎ。
久しぶりの好コンディションでいきなり気分も上げ上げ♪(^○^)
人間の気分なんて、ほんと単純なものだ。。。(笑)

まぁ~外の状況はともかく、海もここに来てまた黒潮が接岸したようだ。
昨日くらいから水温はまたまた持ち直して27℃くらいまで上がり、透明度はもちろん、海の色も青々していて気持ちよかった~(*^^*)

今日も僕もコンデジ&ワイコンを持っていったんだけど、僕の撮った写真はまだまだ見せられる代物ではない。。。(^^;;


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マンツーマンで100分超×3本。。。疲れた~(^。^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 26.9℃
【透明度】 30m
【海況】 やや時化気味、浅場はウネリ
【天候】 雨
【潮まわり】 07:03 224cm 満潮 / 12:59 85cm 干潮 / 18:41 229cm 満潮 / 大潮(月齢:15.3)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没17:39

天気が良くないから、水中はやや暗めだが黒潮がまた接岸しているのか、透明度も上がり、水温も27℃まで上がった。

今日はNさんとビーチでマンツーマン!
ビーチから入るとエアーが無くなるまで入れるので、潜水時間がおのずと長くなる。(^。^;)

生き物の”生活”をじっくり見るダイビングがリクエストだったのだけど、一時期と比べてだいぶ繁殖行動などが簡単に見られる種類が少なくなり、ちょっと寂しい感じ。。。
ここ1ヶ月ぐらい-15m付近で見られている黄色いニシキフウライウオ。
黒い子や赤い子は良く見かけるが、この体色の子はめったに見ない。。。(・_・;

今日は3本すべてでアオウミガメに遭遇。
というか、最近は-15m付近にあるホンソメワケベラのクリーニング・ステーションに1日中いるアオウミガメが2個体いて、それを毎回見ていたに過ぎないのだけど。。。(笑)

3本目は16:55ぐらいのエクジットだったのだが、帰りに例の夕方になるとニシキカワハギが集結する場所をチェックしたのだが、今日もやっぱり大量にニシキカワハギが集まっていて、オス同士のディスプレイ行動が凄かった。。。
これがいったい何を意味しているのか、未だ分からず。。。


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ワイコン装着のコンデジ携行

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3
【水温】 26.5℃
【透明度】 25m
【海況】 時化気味、水面がパシャパシャ
【天候】 雨
【潮まわり】 06:31 217cm 満潮 / 12:30 83cm 干潮 / 18:16 224cm 満潮 / 大潮(月齢:14.3)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:40

相変わらずの雨と黒い雲、おまけに強い北東の風で水面はパシャパシャし、天気予報は波の高さ4mを予想。
こうなると一湊湾内を見ていない人は、この天気でも潜れるの??と不思議がってもおかしくない状況。。。(笑)

水面こそ荒れているけど、北東の風には強い一湊湾内はとても静か。
水中は黒潮がまたまた寄ってきているのか、水温は上昇中で透明度も上がってきた。
水中の方が明るく感じるほどだ。

今日のゲストの1人Nさんは3年前に僕のアドバイスでFujiのF30というコンデジを買って、今でもそれを使い続けているゲストだ。
僕も今日からガイドにコンデジを持って入ろうと、F30に最近買ったワイコンを着けてエントリーしてみた。
夏場の繁忙期、ゲストからの写真提供が望めない日のブログが文章だけでつまらない。。。という批判を各所から頂いていたのが理由だ。(笑)
こりゃ自分で撮るしかない。。。(^。^;)

しかし。。。邪魔だぁ~!
胸元に吊り下げているコンデジが超(`×´)丿ウザイ!!
しかも、ガイド中なんてゲストのお相手でなかなか撮る時間なんてない。。。

いずれにしても慣れないと即座にそれなりの写真なんて撮れっこない。
ちょっと、しばらくコンデジでワイドの連中だな。。。こりゃ。

今日はゼロ戦でマルソデカラッパ、お宮前でキンチャクガニがそれぞれ抱卵中~
両種の放幼、見てみたいなぁ~やっぱ夜かな。。。


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ビール瓶に産み着けられた卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 05:58 208cm 満潮 / 12:01 82cm 干潮 / 17:52 219cm 満潮 / 大潮(月齢:13.3)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:41

午後から1人でタンク下へ。。。

浅場でウダウダしているうちに何故か、気がつくといつのまにかウミタケハゼの仲間の卵探しに。。。(何故だ~!!(^。^;))
もともとはここ数ヶ月、綺麗なホヤに卵を産みつけるハゼ探しをずっと密かに行っていたのだが、全然見つからないのだった。。。
サンゴの裏やカイメンに着く卵はたまに見かけるのだが、今日はビール瓶に産み着けられた卵を見つけた。(笑)
近くにいたのはセボシウミタケハゼだろうか。。。?
ビール瓶の色に体色を変えて、体が黒ずんでいた。
卵はかなり発達していて、もう少しで目玉が見えそうな感じ。
ガラスハゼ同様に、卵を守っているという感じではなかった。

屋久島の-10m以浅ではオドリハゼは非常に多いのだけど、どいつもこいつも警戒心が強く、なかなか寄らせてくれない。
でも、たま~にメチャクチャ良い子がいたりする。
この子はあまり引っ込まずかなり寄れたのだけど、オドリハゼって意外に絵にならない。。。(笑)

共生するダンスゴビーシュリンプはメチャクチャ大きくて、オドリハゼの2倍くらいはあった。
オドリハゼを撮っている間はピクリとも動けないし、ファインダーからも一切目を離せないのだが、何か後ろで声がしたのだけど、あれはいったい誰だったのだろうか。。。(^。^;)


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ニシキカワハギのバトル・タイム!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 豪雨
【潮まわり】 05:23 197cm 満潮 / 11:29 82cm 干潮 / 17:28 212cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

いよいよゲスト無しの日が多くなってきた。。。(^^;;

今日は午後遅い時間からの1本。
1日中厚い雲に覆われていたので、さぞ水中は真っ暗だろうと思いきや、意外に明るかった。
それでも15:44エントリーは十分夕方の海だった。

今日はコガネヤッコ×ナメラヤッコのハイブリッドがナメラヤッコと産卵する瞬間を狙って入ったのだが、最初の浅場遊びに嵌ってしまった。。。(ーー;)
この時間になるとニシキカワハギが1ヶ所に集まってきて、側面誇示行動がすごかった。
これに嵌ってしまったのだ。

写真のように1ヶ所に5-6匹が集結して、自らのヒレを全開にして側面を見せ合うような行動がしきりに見られるのだ。
日中も見ることはあるが、大抵はペア。
夕方の集結っぷりは凄い。。。

この魚は警戒心が割と強いのだが、この時間は全然隠れない。
側面誇示行動に一生懸命で、それどころじゃないって感じなのだ。
出会うとスグに横向きになり、バッとヒレを広げる。
体色もみるみる派手になっていく。。。

最初は全部、オス同士の喧嘩、というか多くの魚に良く見られるような力関係の確認だと思っていたのだが、ずっと観察しているとたまに一方は思い切り広げ、ギラギラした体色になるのに対し、一方は地味な体色のまま逃げる事もなく、横でじっとしている子がいたりする。
基本的に通常時はオスメスの区別はなかなか厳しい魚なのだが(違うのは体の大きさくらい)、もしかしたら、これがメスなのかもしれない。。。
しかし、もしそうならメスへの求愛行動とオス同士の側面誇示行動が似過ぎなんですけど。。。(ーー;)
スグに行動内容の区別がつかな~いっ!!

しかも、さっきまで派手だった体色がみるみる地味になっていく上に、サンゴの下に潜ったり、出てきたりを繰り返すので、そもそも個体識別や雌雄の区別自体が難しい。。。(ーー;)

ちなみにこの場所には近似のヌリワケカワハギも1匹だけ混じっていて、盛んにニシキカワハギのオスと喧嘩(側面誇示行動)していた。
。。。って、ま、まさか、ニシキカワハギのメスへ求愛してたりしないよね???(^。^;)
ハイブリッドができやすい2種だったりして。。。

まずはオスメスの識別と求愛行動と喧嘩の違いが分かるようにしないとなぁ。。。


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西部のポイント調査

【ポイント】 観音/川原
【水温】 25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 時化
【天候】 雨
【潮まわり】 10:52 84cm 干潮 / 17:04 204cm 満潮 / 中潮(月齢:11.3)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:43

今日はゲストなし。
_DSC0033.jpg永田の船長にポイント調査に誘われ、朝から西部へ。
1本目は観音へ。
観音は通常、南側や先端から入って北側でエクジットするパターンが多いのだが、今日は北側から入って南側でエクジットしてみた。
南側で上がれると深場からも帰りやすくなるので、前々から検討していたコース取りだ。
そのためには南側の安全停止する浅場が面白いかどうか調べる必要があったのだが、完全に遊んでしまった。。。(-o-;
先端で遊びすぎて、浅場の状況を満足に調査できなかった。(笑)

_DSC0074111.jpgいつもはスグに深場に下りてしまう観音だが、レンズがワイドだったこともあり、今日は中層を流した。
ギンユゴイやツムブリ、ムレハタタテダイ、ウメイロモドキ、ニザダイなどの定番に加え、-20m付近ではおびただしい数のアカモンガラが急に一ヶ所に集結して舞い始め、凄いことになっていた。。。(・_・;

_DSC0184.jpg2本目は真面目に調査?(^^;;
久しぶりに川原に入った。
前に川原に入ったのは数年前なのだが、この時の印象は割と良く、もの凄い数のニザダイ科の魚たちが絶え間なく流れていたように記憶している。
今日はどうかというと、想像していたほどではなかったのだが、テングハギモドキやウメイロモドキ、ニセタカサゴなどがそれなりに群れていた。
ただ。。。何か前に入った川原と違うような気もする。
かなり広い範囲を「川原」と呼ぶらしく、前に入ったのはもしかしたら別の根かもしれない。。。


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警戒心が強い魚と弱い魚。

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 10:06 87cm 干潮 / 16:38 198cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:44

午前中は1日体験ダイビングだったのだが、この時期の1日体験ダイビングは水面休息中がやや肌寒いため、昼食を挟まないで午前中に2本潜るパターンが多い。
今日のゲストはとっても優秀だったの(笑)、2本目は一湊タンク下へ。
まぁ、元浦が時化ていたって事もあるのだけど。。。
まったく怖がらないゲストだったので、いずれにしても楽な体験ダイビングだった。(^^;;
今日のゲストのように最初からまったく平気な人がいるかと思うと、最後まで顔が強張っている人もいたりする。。。
ダイビングは慣れるまでの時間が人によって様々。。。
_DSC0082.jpg午後から時間が空いたので、1人でタンク下に潜りに行った。
目的は特になく、ブラブラと沖へ出た。
-25m付近にフカミスズメダイの成魚を見つけた。
潮通しの良い-30m以深では特に珍しくもない(むしろ優占種)スズメダイなのだが、一湊タンク下では非常に稀なスズメダイだ。
過去に2-3個体ぐらいしか見たことはない。
数の多い永田・オツセなどではそれほど警戒心は強くないのだが、ここではかなり警戒心が強かった。
一回隠れると、しばらく出てこない。。。(ーー;)

_DSC0191.jpg特に興味をひく事にも出会えないまま、浅場まで帰ってきてしまった。
シロオビハゼも警戒心が強い魚なのだが、エントリー口近くでいつも見られる個体は割と隠れることなく出てきてくれる子だ。
しかし、今日はいつも以上に盛んに巣穴から出てきて、何やら海藻の屑なんかを銜えては巣穴の中に持っていく行動が見られた。
餌取りなのか何なのかよく分からないのだが、巣穴の間近まで寄っても全然引っ込むことなく、むしろガンガンレンズのスグ前まで出てきてくれた。。。(・_・;


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新種記載!ランドールズ・タイルフィッシュ(H. randalli)

【ポイント】 観音/オツセ
【水温】 26.1℃
【透明度】 25m
【海況】 ややウネリ
【天候】 曇り
【潮まわり】 09:03 88cm 干潮 / 16:03 190cm 満潮 / 長潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出06:21 日没17:45

IMG_2390.jpgIMG_2388.jpg
常連ゲスト2人と観音の深場に行ってきた。
同じ永田エリアでも北側はやや時化気味だったけど、観音のある西側はまずまずの海況。
もう船長はいつも深場に行くときにエントリーするポイントにしっかりGPSでマークしてくれていて、今やドンピシャで楽々深場に降りれるようになった。
ベニハナダイのオスはどいつもバリバリの婚姻色でとても美しい。。。
他のハナダイを探したいのに、いつもこのベニハナダイたちの婚姻色が美しすぎて目移りしてしまう。。。(^^;;
だんだん目が慣れてきて、コウリンハナダイのオスがきっちり目に入るようになってきた。
スミレナガハナダイやスジハナダイなどと混在しているため、メスを探すのは結構大変だが、これも少しづつ目が慣れてきた気がする。

IMG_2379.jpgさて、この観音の深場で普通に見られるサンゴアマダイの仲間でストッキーサンド・タイルフィッシュ(Hoplolatilus fronficinctus)と呼んでいた魚がいるのだが、今月号のaqua誌によるとこれは誤同定で、この魚はランドールズ・タイルフィッシュ(Hoplolatilus randalli)という新種になるようだ。
つまり、ストッキーサンド・タイルフィッシュ(Hoplolatilus fronficinctus)というのはまったく別の魚のようなのだ。
ネットで検索するとこのストッキーサンド・タイルフィッシュの名前で沢山出てくる主にパラオなどで撮られた連中もランドールズ・タイルフィッシュ(Hoplolatilus randalli)という新種になる。
問題はこの魚の日本での記録として屋久島以外では伊豆や伊豆大島、久米島での記録があるのだが(⇒伊豆の幼魚伊豆大島の幼魚久米島の若魚)、これらは本当にランドールズ・タイルフィッシュの弱齢個体なのだろうか。。。?(・_・;
似てるような、似ていないような。。。
当面の課題はランドールズ・タイルフィッシュの幼~若魚を探すこと。
今のところ、屋久島で見られる連中はどいつもこいつも巨大な成魚で小さな子が見つからない。(^^;;

IMG_2455.jpg通称「青いカニダマシ」はその後、柏島でも見つかったらしい。。。
やっぱり、サクラコシオリエビが着くピンクのミズガメカイメンに同居しているようで、その数も多いようだ。
つまり、屋久島と状況は一緒。
でも、写真のように2種が一緒に並んでいる事は絶対にない。。。(笑)

_DSC5102.jpg今日も浮遊物が凄かった。。。(ーー;)
水面直下-3m以内にはツノクラゲがウジャウジャ浮いていて、気持ち悪い。
そのクラゲを狙って様々な魚たちが水面直下に集まり賑わっていた。。。


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新事実!イザヨイベンケイハゼは2匹いた!

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3⇒2⇒1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.1℃
【透明度】 20m
【海況】 ややウネリ、水中は浮遊物多く、透明度悪い
【天候】 晴れ
【潮まわり】 07:37 85cm 干潮 / 15:12 183cm 満潮 / 小潮(月齢:8.3)
【日の出・日の入】 日出06:20 日没17:46

_DSC4753.jpg昨日よりはかなり時化は治まったものの、水中はかなり濁ってる。。。
常連S嬢には事前に「透明度が良くないからワイドは避けた方がいいかも。。。」と言っていたのにワイドレンズ・オンリーで来やがった。。。(笑)
それでもワイドレンズって不思議。。。
海はちゃーんと青く写るんだよねぇ。。。(^^;)
写真で見る海の色は事実に反して明るく青いのであった。

_DSC4673.jpg今日はNさんのリクエストで2回、漁礁&ゼロ戦に行った。
1本はハナダイギンポで漁礁へ、もう1本は昨日リクエストされて見れなかったイザヨイベンケイハゼ狙い。
ここ2-3年で漁礁にも立派なアザハタが居ついた。
これまではアザハタというとゼロ戦の成魚3個体だけだったが、2-3年前に漁礁に着いた若魚がここまで大きくなって今や漁礁の主になりつつある。。。
最近はコロダイの成魚たちが漁礁から外に出て群れている事が多いのだけど、これもこのアザハタが成長して勢力が強まったからだろうか。。。?

IMG_2360.jpg日没前の暗いゼロ戦に行ったらイザヨイベンケイハゼがしっかり出ていた。
Nさんをそのまま放置して好き勝手に撮らせていたのだが、エクジットしたあと驚愕の事実を耳にした!
何とイザヨイベンケイハゼは2匹いたそうだ!!(・_・;
つまり、2-3年前まで見られていた大き目の個体もまだまだ健在だったのだ。
今年になって見つかった個体は前の個体よりも一回り小さく、新たな子だという認識はあったが、まさか2匹いたとは。。。気づかなかった。。。(ーー;)
このまま、ここで繁殖しているかもしれない!!


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やばい!すっかり警戒心が強くなってしまった。。。(・_・;

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.3℃
【透明度】 20m
【海況】 かなりの時化、水中は浮遊物多く、透明度悪い
【天候】 くもり
【潮まわり】 06:12 73cm 干潮 / 13:43 179cm 満潮 / 小潮(月齢:7.3)
【日の出・日の入】 日出06:20 日没17:47

思いの他、時化た1日だった。
ウネリとニゴリが凄い。
明日は種子島で潜るんだという女性二人組のゲストに、この海と比べられるのも嫌だなぁ。。。とか思いながらのガイド。(笑)
IMG_2096.jpg2回目の来島となるNOZATAKEさんから早速、先日見つかったタテスジハタのリクエストが。。。
3本目で行ってみると、メチャクチャ警戒心が強くなってる!!!w( ̄▽ ̄;)w!!
ちょっと近づいただけで、スグに陰に引っ込んでしまう。
昨日、僕が1人で行ったときには、逆にまったく警戒心がなく、むしろカメラに向かってくるくらいだったのに。
今日の海況(ウネリ&暗さ)のせいもあるのかもしれないけど、昨日、僕がプレッシャーを与え過ぎたのかな。。。(-o-;


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なかなか見れないガラスハゼの産卵。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/元浦
【水温】 25.5℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 05:06 55cm 干潮 / 12:04 185cm 満潮 / 17:31 141cm 干潮 / 小潮(月齢:6.3)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没17:48

午後から体験ダイビングだったので、午前中は1人で海に行ってきた。
_DSC0018.jpg主だった普通種の産卵は一通り見ているはずなのだが、意外にもガラスハゼの産卵は見た事がなかった。
多分、午前中の早い時間ではないかと思い、前回は9時過ぎエントリーぐらいで狙ってみたのだが、終わったばかり。。。ってな感じに思えた。(⇒モンキキンチャクフグだぁ!
で、今日はさらに早くエントリーして(8:40頃)狙い、何ヶ所か見て周ったのだが、全然その気配がない。。。
1ヶ所、メスのお腹はパンパンで(卵?)、そのメスにオスが近づくとブルブル体を震わせたり、メスの上に乗っかったりと求愛というか威嚇のような行動が見られた。
でも、しばらく観察していたけど、結局、産卵することはなかった。(-o-;
いったい、いつ産卵するのだろうか。。。はぁ。。。

_DSC001611.jpgこのガラスハゼが着くムチカラマツにはもう1種、生命体が共存している。
ムチカラマツエビだ。
ムチカラマツに着く生き物は青抜きで撮ろうと意識する事が多いのだが、ガラスハゼの卵を黒抜きで撮って以来、黒バックに嵌っている。
海の中で撮っているという雰囲気がまったくなくなっちゃうけど(笑)、これはこれでその生き物の生き様がクローズアップされていい感じ。。。(*^^)

_DSC0054.jpgここ1年以上、浅場(-5m)でコガネヤッコ×ナメラヤッコのハイブリッドでは?とされる子が見られている。
-20mぐらいの場所でこれと同様の色彩の子を見かけ、うぉ~コガネヤッコ×ナメラヤッコの幼魚???と思い、近づいてみるとクログチニザの幼魚だった。。。(笑)
先日もゲストの撮った写真の中に写っていたり、僕個人も今年はこの色彩の幼魚をよく見かける。
クログチニザにはいろいろな体色の子が見られるのだが、考えてみるとこの色彩の子の出没には波があるような気がする。
多い年もあればまったく見られない年もあったりする。
この色彩の違いも遺伝的多様性のひとつなのだろうか。。。


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ヒレグロスズメダイの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ、水温がとうとう25℃台に。
【天候】 雨
【潮まわり】 10:53 200cm 満潮 / 16:27 128cm 干潮 / 中潮(月齢:5.3)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:49

水温は26℃前後で下がり気味。
もう上下ロクハンじゃないと厳しいかな。。。
午前中の体験ダイビングを終えて、午後から先日、ゲストが見つけたタテスジハタの幼魚をようやく撮りに行く事ができた。
14:30頃、ウスサザナミサンゴの上を通過しようとしたら、オニベラがペア産卵。
先を急いでいたので、そのまま通過。。。観察したのは1回の産卵のみ。
_DSC0164.jpgタテスジフエダイの幼魚は遠目ですぐに分かった!
いやいや、派手な魚だ。。。(・_・;
通常、ハタ類の子供はとても警戒心が強く、スグに隠れてしまう種類が多いのだけど、タテスジハタの子は違った。
近づいても盛んにプランクトンなどを捕食したり、近辺にいる他の小さな魚を威嚇しようとしたりと、メチャクチャ元気で気が強い。
カメラを構えているとポートにグングン近づいてくるくらい。
僕も威嚇されていたのかもしれない。。。(笑)

_DSC0060.jpg15:00前後、しばらく、観察したり、撮影していると、スグ目の前でもっと面白いモノを見つけてしまった。。。!w( ̄▽ ̄;)w!!
目の前の小さな岩のオーバーハングした部分でヒレグロスズメダイのペアが産卵してるっ!
産卵床は天井でしかも狭いのでまったく見えないのだが、メスは逆さになって卵を産みつけ、オスは産卵管周辺を愛撫する。
オスの放精はメスが産卵床を離れたあとでまとめてやっているようだ。

_DSC012111.jpgメスは一定量、卵を産むと産卵床を離れ、少し経つとまた産みに舞い戻ってくるのだが、面白いのがメスが帰ってくると、ペアは必ず産卵床の前で口と口を合わせてキスをする。
ブチュってな感じで。(笑)
そしてまた産卵を再開するのだが、この瞬間を撮りたくてメチャ頑張ったのだけど、結局、その瞬間は撮れず仕舞い。。。
-16mなのに、さすがに粘りすぎたのかDECOが出てしまった。。。(ーー;)
これも産卵前のひとつの儀式なのだろうか。。。

_DSC0229.jpg16:00前後、帰りに浅場のハナゴイを見ると、激しく求愛していた。
オスはメスの上に来ると、体を小刻みに震わせ産卵を促す。
時間的にちょっと早い気もしたけど、今日は空が厚く黒い雲に覆われ、水中はいつも以上に暗い。
そうした事が関係しているのか分からないけど、もうスグ産卵しそうな状態だった。


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最近はクレーン下がお気に入り。

【ポイント】 クレーン下/クレーン下
【水温】 26.8℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ、まずまずの透明度。午後からニゴリ。
【天候】 晴れ
【潮まわり】 09:59 218cm 満潮 / 15:42 112cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:51


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チョウチョウウオ玉

【ポイント】 横瀬/お宮前
【水温】 26.2℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ、また黒潮外れ気味。。。白濁り、水温も低め
【天候】 晴れ
【潮まわり】 09:12 235cm 満潮 / 15:03 97cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出06:17 日没17:52

PA110173.jpgPA110187.jpg

今日の横瀬は大当たり!
いつもコガネスズメダイやアジアコショウダイ、ムレハタタテダイなどが溜まる根に、何万匹ものウメイロモドキやクマザサハナムロ、タカサゴなどの群れが次々に流れ込んできて、一帯は水族館状態!w( ̄▽ ̄;)w!
ブラック軍団ニザダイの大きな群れも相変わらず、この付近に溜まっていて一種の壁になっていた。
PA110236.jpg昨日、永田のオツセでも見られたように、お宮前でもチョウチョウウオが大きな玉を作っていた。
その数は500匹近いのではないだろうか?凄い数だった。
それがお宮前のポイント全体を縦横無尽に動き回る様がすごかった。。。(-o-;


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フタイロハナゴイの雪洞

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.3
【水温】 26.7℃
【透明度】 25m
【海況】 水温は確実に下降傾向
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:28 248cm 満潮 / 14:26 81cm 干潮 / 中潮(月齢:2.3)
【日の出・日の入】 日出06:16 日没17:53

DSC_0148.jpg来島中のDOSUKOIさんのリクエストでもあったゴシキイトヒキベラは永田・オツセではたまに見かけるイトヒキベラだ。
オスは2個体確認しているだけなのだが、写真のようなメスor若魚は至るところでボチボチ目にする。
ゴシキイトヒキベラとイトヒキベラはかなり混同されていて、実際、webで「ゴシキイトヒキベラ」として載っている写真の多くは僕がイトヒキベラXと呼んでいる子だったりする。(僕自身も1つブログを放置状態。。。(^^;;)
でもこうしてみるとゴシキイトヒキベラとイトヒキベラはよく似ている。。。
多分、DNAの塩基配列を調べたら、わずかな違いしかないんだろうな。。。と思ったりする。

DSC_0359.jpg3本目はフタイロハナゴイの雪洞を見た事がないというDOSUKOIさんのリクエストで夕方のゼロ戦へ。。。
16:00エントリーとちょっと早いかな。。。と心配したけど、30分もするとバリバリの求愛状態に!!
褪めることなくずっと求愛を続けるフタイロハナゴイは雪洞を立ち上げっ放し!
ちなみにこの時間、ケラマハナダイの産卵もかなり激しかった。。。(^。^;)


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今日は真面目にガイドするつもりが。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 27.6℃
【透明度】 5m
【海況】 大時化&ニゴニゴ

【天候】 曇り
【潮まわり】 11:08 54cm 干潮 / 17:22 224cm 満潮 / 中潮(月齢:26.7)
【日の出・日の入】 日出06:13 日没17:59

今日も常連S氏とマンツーマンで2本。
今日は昨日の反省でカメラを持たずにガイド。(当たり前だけど。。。(^^;))

しかし、海況が最悪。。。
入れるポイントは一湊タンク下のみって状態。
水面下10mくらいまではほとんど何も見えず、沖に出ても10mがやっとの透明度。
ウネリもすごい。

そんな状況下のガイドは結構、キツかった。
ゲストS氏も初めての時化海でのダイビングだったらしく、ドキドキでダイビングしていたみたいで、あまり写真は撮れなかったようだ。。。


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ガラスハゼに嵌ってます。。。(笑)

_DSC0145.jpg昨日に続き、ガラスハゼに嵌ってる。。。(笑)
どのヤギ類にも卵がビッシリ着いていて、じっと見ていると体を小刻みに震わせる求愛や大きく口を開けての威嚇だか求愛だか分からないような行動も見られ、見ていて面白い。
メスのお腹は次の卵でパンパンで、昨日、昨日と夕方にそのようなメスを見ているので、あれ?ガラスハゼって夕方の産卵だっけ??などと首をひねってしまう。。。

_DSC0134.jpgガラスハゼの仲間はムチカラマツなどのポリプを一部殺し、そこを産卵床にするのだが、普段は卵を守ることはない。
その境目はこんな感じで、次はこの黒い部分に卵を産むのだろうか。。。?
よくガラスハゼを撮るとき、バックを青抜きにしたがる人が多いけど、卵絡みだとバックは黒い方が神秘的で美しい感じがする。。。

_DSC0156.jpg帰りにレモンスズメダイの若魚に出会った。
レモンスズメダイは屋久島に来た頃、浅場でメチャクチャ見られたスズメダイだったはずなのだが、ここ2-3年はあまり見かけなかった。
今年もタンク下では3-4個体、それも幼魚を見ているだけのような気がする。。。(^^;)
屋久島では年による増減が激しい魚だ。


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イレギュラーなハナゴンベの極小チビ

水底にギンガクラゲが大量に落ち、死んでいた。-5m。広範囲にわたって。(クレーン下)

posted at 23:13:51

通称・人面テンスが砂地に多く見られた。特に5cmくらいの若魚サイズが多い。-5m。(クレーン下)

posted at 23:15:38

依然としてオオハナガタサンゴ界隈にアカカマスの群れ。100匹くらい。-6m。(一湊タンク下)

posted at 23:18:22

先日、同業者から教えてもらったエリグロギンポの巨大成魚。いまだ健在。-6m。(一湊タンク下)

posted at 23:18:48

一湊タンク下ではイレギュラーなハナゴンベの極小チビ発見。-17m。(一湊タンク下)

posted at 23:20:45

カスミオイランヨウジのペア。1匹は抱卵中。-15m。(一湊タンク下)

posted at 23:22:41

ガラスハゼはまだまだ卵ビッシリ。メスのお腹は卵でパンパン。繁殖絶頂期続く。-20m。(一湊タンク下)

posted at 23:31:13

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またまた、お宮前で巨大マダラトビエイ!

[2010/09/28]9:00過ぎ、-12m付近で巨大なマダラトビエイが通過。(お宮前)

posted at 01:30:12

[2010/09/28]11:20頃、アザハタのメスのお腹は卵でパンパン。オスもしきりにメスに求愛or干渉(細かく体を震わせながらメスに寄り添う行動)。今日の夕方、産卵か?(ゼロ戦)

posted at 01:32:31

[2010/09/28]セホシテンジクダイのペアリング&求愛観察。(ゼロ戦)

posted at 01:33:04

[2010/09/28]スカシテンジクダイ(漁礁やゼロ戦で見られるものと何となく種類が違う印象)はどの個体もペアリング中。幼魚も多い。-23m付近。(ゼロ戦)

posted at 01:35:28

[2010/09/28]カモハラギンポが16匹の群がりを形成。-8m。水路。(お宮前)

posted at 01:39:43

[2010/09/28]アオリイカ(種は不明)成体の群れ20匹以上。-5m。(元浦)

posted at 01:40:50

[2010/09/28]ホソカマスの群れは依然として健在。-5m付近。10匹くらいの群れ。(元浦)

posted at 01:41:43

[2010/09/28]今日は浮遊物が溜まっている箇所があって、そこにはギンガクラゲが大量に集まっていた。水面。(お宮前)

posted at 12:28:01

[2010/09/28]ツノクラゲが水面直下に多く溜まっている。。。(ゼロ戦)

posted at 12:28:42


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