【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.3℃
【透明度】 20m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:35-16:18
【潮まわり】 07:02 200cm 満潮 / 13:00 52cm 干潮 / 18:44 206cm 満潮 / 大潮(月齢:28.8)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没18:10
今日は朝からよく晴れて、暖か~い!!!(#^.^#)
海も今日の北部は完璧に凪ぎて、一湊湾内はベタベタ状態だ。
午後から1人で海へ行った。
先日、ブログでも紹介したが、最近、矢野さんの「日本のハゼ」P144の「イソハゼ属の一種4」が同定され、新標準和名がついた。
その名も「コジカイソハゼ」だ。(⇒シロオビイソハゼ(新種)とコジカイソハゼ(新称) | RELAX…?)
屋久島でもこの手のイソハゼは沢山見られていて、これらはずっとすべて「イソハゼ属の一種4」だと思っていたので、和名がついて一安心。。。と思ったら!!
著者の鈴木さんに屋久島の子の写真を見せると、これは多分、別種ではないかと思っている。。。と言われてしまった。(・_・;)
ちなみに一昨年、屋久島では大きな魚類調査が行われ、そこでも僕が「イソハゼ属の一種4」だと思っていた子が採取されているのだが、鈴木さんは多分この標本も精査した上で言っているのだと思う。
この屋久島で沢山見られるイソハゼはEviota spilotaという種類ではないか?との事で、体背側の赤点の入り方や体側鱗にそった赤い網目、胸鰭基底上部の暗色斑などから、コジカには見えないと言っているのだが、疑問も残った。
それは鈴木さんに見せた屋久島で撮った5枚の写真の中で2枚(⇒シロオビイソハゼ(新種)とコジカイソハゼ(新称) | RELAX…?)だけ多分、コジカイソハゼだと思う。。。と言われてしまった事だ。
僕が一種類だと思っていたこの手のイソハゼの中にコジカイソハゼとEviota spilotaという種類が混じってる???
そんなはずはない!!と思って、今日はこの手のイソハゼを浅場から何匹も撮っていった。
思い当たる節があるとしたら、浅場(~-12mくらい)にいる子よりも深場(-15m~)にいる子の方がかなり赤く綺麗に見える事だ。
もしかしたら、これは別種だったかも。。。!と思ったのだが、帰ってからPCで見てみるとやっぱりどれも同じ種類に見える上に、「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」との違いもまったく分からなかった。
う~ん。。。僕の目にはすべて「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」に見えるんですけど。。。
分かりやすい識別点として、屋久島で採取された子や僕の鈴木さんに見せた5枚中3枚の写真には「胸鰭基底上部に暗色斑」があり、これがコジカイソハゼにはないらしいのだが、現場では暗色斑がないように見える子も帰ってからPCで見るとちゃんと暗色斑の色素の点々が胸鰭基底上部にすべてあった。
それ以外は「イソハゼ属の一種4=コジカイソハゼ」の特徴(矢野さんの「日本のハゼ」参照)とまったく一緒なだけに、正直、別種とは思えないのだけど。。。
今日はメチャクチャのんびり進んだので、今日は-15mくらいまでしか見れなかったので、明日も引き続き-15m以深を見てみたい。
Facebookで伊豆のお兄様たちがケラマハナダイとアカオビハナダイのメスの見分け方で盛り上がってる。。。(笑)
検索などを見ると体側の鱗の数が違っているというのだが、その差は1-2枚という僅差のレベル。。。とても当てになるとは思えず、単純に尾びれの赤い縁取りの有無で識別できるんじゃねーの?と思っていたのだが、どうも伊豆のvinさんによるとアカオビハナダイのメスにも個体差があって、赤い縁取りがあるアカオビのメスもいるというのだ。
では仕方がない。。。やっぱり鱗を数えてみるか。。。と一応、自分なりに数えてみた。(笑)
いや~メチャ怪しい数え方なのだが、とりあえず18枚はあるみたい。。。な気がする。。。(つまりこの写真の子は少なくともケラマ。。。つーか、数えなくても絶対にケラマなんだけど。。。(笑))
それではどこで見分ければいいのか考えてみたのだが、検索に載っている鱗の数はキッチリしたものではないかもしれないが、少なくともアカオビハナダイよりもケラマハナダイの方が鱗の数が1-2枚多いって事は、つまりはケラマのほうが体高が高いって事だよね?
あと、伊豆のアカオビハナダイのメスだと言っている子を見ていると、ちょっと赤味や青味が強い気もするけど、ケラマも若魚はその傾向はあるからあまり当てにならない
やっぱり体高で見分けるしかないのかな。。。