カテゴリー: 一湊タンク下No.1

自然撹乱によるウスサザナミサンゴ群体の崩壊

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 19.7℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 08:04 204cm 満潮 / 13:49 84cm 干潮 / 大潮(月齢:0.7)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:30

ようやく北西の風も弱まり、一湊湾内もまずまずの凪ぎに。
今日は年末年始の大時化で広範囲に渡って崩壊した一湊タンク下のウスサザナミサンゴ群体を撮るために、午前中ワイド仕様で海へ。
その前にヤクシマイワシの群れを撮りに元浦にエントリー。
前に出会った時の潮に合わせて、引き5分くらいの時間にエントリーしたのだが、1時間ぐらい徘徊したけど群れは見つからず。。。(-o-;

そのまま残タンクで一湊タンク下にエントリーしてウスサザナミサンゴ群体へ直行。

時化前に最も元気な群体があった周辺
時化前に最も元気な群体があった周辺
11/29に撮った同一箇所の写真
11/29に撮った同一箇所の写真
改めて見るとその惨状は凄かった。。。
2年前に人為的に崩壊させてしてしまった時(⇒崩壊したウスサザナミサンゴ群落 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)と同じくらいの酷さだ。
確かに今回の12/31-1/1の時化は凄かったけど、ここまでメチャクチャにしてしまうとは思わなかった。
過去にいくつかあった台風による被害よりも大きい。。。

左の写真は1ヶ月前の11/29(⇒衰退していくサンゴと勢力を拡大するサンゴ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)に撮ったウスサザナミサンゴ群体なのだが、今回だいたい同じ位置から撮ったのが右の写真だ。
その崩壊の凄まじさがよく分かる。。。

他の場所から撮った1枚
他の場所から撮った1枚
実はあまりにもメチャメチャだったので11/29に撮った写真と同じ位置から撮ろうと思っても、それがどこから撮った1枚なのか分からなくなっていた。
それで、他の場所からも一応撮っておいた。
多分、どちらかだとは思うのだけど。。。(・_・;

いずれにしても2年前の崩壊からようやく見れるくらいまで回復してきていただけに、ちょっとガッカリ。。。

ひっくり返った大群体
ひっくり返った大群体
健康なサンゴの上にサンゴ片
健康なサンゴの上にサンゴ片
直径1m以上はありそうな大きな群体も2つひっくり返っていた。
この手のサンゴは板状で花びらのように突き出ているので、下から大きなウネリをもらうとひっくり返るのは容易に想像できる。
でも、今回の時化でそこまで大きな底ウネリがあったかと思うとちょっと驚きだ。
一応、この2つの群体は表に返しておいた。
もちろん、まだ生きていた。
多分、このまま再び根付くと思う。

また今回の崩壊も元気なサンゴの上にサンゴ片が沢山散在していた。
でも、これは放置した方がいいのかな。。。
多分、これまでの経験ではそのまま下のサンゴと同化するはずなんだけど。。。

この惨状を見て真っ先に思ったのが、「自然の撹乱と人為的な撹乱の違いって何?」って事。。。
2年前のボートアンカーによる人為的な撹乱と今回の大時化による自然の撹乱の見た目の被害の違いはハッキリ言ってまったく無い。
人間も自然の一部であって自然と対極を成すものではないとするならば、なおさら分からなくなってくる。。。(・_・;

おっと。。。この辺で止めておこう。。。
もう少し自分なりの考えをまとめてから、あらためて。。。(^^;)

冬の風物詩・オオセ
冬の風物詩・オオセ
サンゴを撮っていたら横から急にオオセが横切って、ちょっとビックリした。
やっぱり、冬季は元気だ。

ちょうどワイドレンズの時に出会えたらいいのになぁ。。。と思っていたところだったので、これはチャンス!とばかりに追いかけた。
しかし、いつもなら穴の中に入ってしまって出てこないオオセも、今日は逃げまくり!
全然、止まってくれない。。。(-o-;

結局、エアもほとんど無い状態でかなり沖の方まで連れて行かれ、最後には諦めた。。。
うわぁ~大チャンスだったのに~!!!
まともに撮れなかった。。。
またワイド・レンズ装着時に現れてくれないかな~(・_・;


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ジャノメナマコに着くウミウシカクレエビ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.1℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化
【天候】 雨
【潮まわり】 06:53 197cm 満潮 / 12:30 97cm 干潮 / 17:52 202cm 満潮 / 大潮(月齢:28.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:29

今日は元浦の沖堤に以前忘れてきた指示棒を回収しようと思ったのだが、さすが三が日!
休日の今日は堤防に何人か釣り人がいて入れず。。。(-o-;

仕方なく一湊タンク下へ。。。
昨日よりはかなり白濁りも取れてきてまずまずの透明度。
何やら北西の風に乗ってゴミが湾奥に溜まっていたが、特に面白いモノは発見できなかった。

元気に顔を出すジョーフィッシュ
元気に顔を出すジョーフィッシュ
透明度が良くなって、今回の年末年始の大時化の被害の全貌が明らかになった。。。
思いの他、時化たようで昨日はあまりにも濁っていて気がつかなかったのだが、ウスサザナミサンゴ群体が悲惨な状況。。。(・_・;
いやいやいや。。。ビックリ!
台風以上に水底をかき回したようで、ウスサザナミサンゴ群体がメチャメチャ!
以前、人為的にアンカーを引っ張りまわして壊滅させた時以上にメチャメチャに壊されていた。
これまで台風が接近したときでもここまで壊された事がないだけに驚きだ。。。
今日はマクロだったので、状況を写真で伝えられないけど、明日はワイドで撮影してくるつもり。

昨日も書いたけど、水底の砂はかなり掘られていてなかに埋まっていたサンゴ片なんかがむき出しになっているのだが、ここまで時化てジョーフィッシュが定位置で無事なのが不思議。
今日も元気に巣穴から顔を出し、採餌していた。
近くには先日ガイド中に見つけたチビの黒いジョーも無事だったみたいで一安心。
お前ら時化の間、超怖かっただろうに。。。頑張ったなぁ。。。(^^;)

ジャノメナマコに着くウミウシカクレエビ
ジャノメナマコに着くウミウシカクレエビ
 エクジット直前に見かけたジャノメナマコにウミウシカクレエビが着いていた。
屋久島ではバイカナマコにはよく着いているのを見かけるのだが、ジャノメナマコに着くのは意外に少ない。
いや~探していたんだよ~
ジャノメナマコの模様と絡ませて撮りたいとは前々から思っていたんだけど、ようやく見つけた。。。(^_^)

このジャノメナマコにはナマコマルガザミも着いていたんだけど、これはスタンダード。
今回は無視!
寄ったり離れたりしながら、ウミウシカクレエビに何枚もシャッターを切ってしまった。。。(^。^;)


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冬の風物詩・オオセ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃
【透明度】 10m~
【海況】 やや時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:10 189cm 満潮 / 11:43 103cm 干潮 / 17:06 197cm 満潮 / 中潮(月齢:27.4)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:28

結局、今年の年末年始(12/31-1/1)は大時化の2日間だった。
何か毎年のように年末年始は天気&海況が悪い気がする。。。

それで今日が2011年の初潜りとなった。
北西の強風は止み、天気も晴れてやや穏やかな1日に戻った。
しかし、一湊湾内は完璧に凪ぎたわけではなく、相変わらずウネリはあり。。。
それでも僕のこだわりでもあるのだが、やっぱり初潜りは自分のホームグラウンドである「一湊タンク下」で!と決めていたので、思い切ってエントリー。(笑)

水中はかなり白く濁っていた。
ウネリはちょっと沖に出るとそれほどでもなかったが、白濁りだけは全域で凄かった。(^^;)

オオセの全身
オオセの全身
オオセの顔面
オオセの顔面
 -30mでガラスハゼを撮っていると、急に近くに沢山の魚が集まってきて何かをモビングし始めたので、そちらに目をやると、オオセが鎮座していた。
オオセは低水温期の風物詩だ。
必ず水温が下がると目にするようになるのだが大抵は岩の下などにいて、なかなか全身を見る事ができない。
しかし、今日の子は堂々と外にいて、じっと鎮座していた。
最初は多くの魚からモビングを受けていたのだが(笑)、じっとしているとさすがに岩のような状態になるので小魚たちはいつのまにか散っていった。。。

いや~これだけガンガンに外に出ていると、ワイドだったら最高だったな~とか思いながら、105mmマクロ・レンズを向ける。(笑)
マクロだとこんな写真しか撮れね~(笑)

茶色くなりつつあるジョー
茶色くなりつつあるジョー
 浅場に帰ってくるとハナガタサンゴの周りには時化前には見られなかった死んだサンゴが広範囲に散らばっていたので、この時化でかなり大破したのかと一瞬思ったが、そうではなかった。
どうやらこの大時化で砂がえぐれて、埋まっていた死サンゴが一気に出てきてしまったらしい。。。
かなり広い範囲に渡って大きく時化た様子がよくわかった。

写真は昨年のシーズン中から見られていたジョーフィッシュ。
周囲は砂がえぐられ、死サンゴが散乱していたのも関わらず、こいつは無事だった。
まったく同じ場所で穴から顔を出していた。

久し振りに覗いたジョーだったのだが、実はシーズン中、こいつは黄色かった。。。(笑)
それがどうも少しづつ茶色くなっていっているようだった。
写真では分からないかもしれないが、状況によってはまだまだ濃い黄土色のような体色に見える時もあるので、まだ完全な茶色とは言えない体色。
じきにまっ茶色になりそう。。。


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久し振りのゲスト

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潮まわり】 05:53 59cm 干潮 / 12:15 189cm 満潮 / 18:49 62cm 干潮 / 小潮(月齢:22.9)
【日の出・日の入】 日出07:13 日没17:25

つかの間の凪ぎと快晴!
今日は久し振りのガイド・ダイビングだった。
昨日の時点ではかなり時化ていたので、今日も朝になるまで実施できるか分からず、ヤキモキ。。。

朝、起きると風も弱まり穏やかな朝!
天気も良くて、無事に潜る事ができた。

ゲストはLOGが毎日更新されているのがうちだけだったので、冬季にお店を開けているのがうちだけだと思ったらしい。。。(^^;)
毎日潜るのは営業が目的ではないのだが、結果的に集客に繋がったようだ。(笑)

海はまだ白く濁っていて、昨日までの時化の影響がまだ残る海。
ちょっと夏場に比べると寂しい海だったけど、それよりも時化後の海は魚の警戒心も強くてスグに隠れてしまうのが痛い。

浅場に今年産まれた子だろうか。。。小さなジョーフィッシュを見つけた。
5-6月はウジャウジャ見かけるジョーもこの時期は珍しい。
体色は黒。


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フカフカ6半に衣替え♪

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.9℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潮まわり】 08:41 215cm 満潮 / 14:27 87cm 干潮 / 中潮(月齢:17.4)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:22

自宅のある宮之浦では結構、北西が強く吹いているような気がしたけど、意外にも海は昨日よりも凪ぎて、まずまずの海況。
今日からフカフカのNew6半に衣替え♪
今までの6半はどう考えても5mm以下のペラペラの厚さ。。。よくこれでここまで頑張ったものだ。。。
我ながらエライ!

超フカフカだから21度くらいならまったく寒くないと思いきや、結構冷たい。。。(-o-;
60分を越えるとかなり寒く感じた。
確実に寒さに弱くなっている体になってきたような気がする。。。

セボシウミタケハゼのチビ?
セボシウミタケハゼのチビ?
最近、毎日のようにチェックしているのが、ウミショウブハゼ系の卵だ。
この時期でも産卵していると知ってから、常にチェックしているのだが、なかなか産卵床が見つからない。
この手のハゼのチビは現在よく見かけるので、多分産卵もしていると思うのだけど。。。
もしかして、思いもよらないような場所に産卵床があったりして。。。(・_・;

強そうなオスのクマノミ
強そうなオスのクマノミ
 クマノミは雄性先熟の性転換を行うので、通常はそのコミュニティで一番強く、大きい子はメスだ。
実際、どのイソギンチャクでも、最も大きく、ごつい子は白い尾鰭のメスなのだが、-6m付近にあるイソギンチャクに棲む夫婦は黄色い尾鰭のオスの方が明らかに大きく、ごつい。
それはもう老成といっても良いくらいで、何か海外種のクマノミに見えてしまうくらい。
それに比べてメスは何か弱々しく一回り小さく見える。。。

そのうちメスがオスに逆戻りして、この老成オスがメスになるんじゃないかと注意しているんだけど、今のところその気配はない。。。

カワリブダイのメス
カワリブダイのメス
 久しぶりにカワリブダイの若魚を見かけた。
何か毎年、この時期に見かけているような気がする。。。
オスはまだ見た事がないことから、多分幼魚として夏場に流れてきた子がスクスクと育って、毎年この時期に目立つ大きさにまで育つ。
それを見かけるからなんだろうな。。。と思う。
その後はいなくなってしまう事が多いのだけど、この大きさまで成長すると捕食される危険も少ないだろうから、多分どこかに移動してしまうんだろうな。。。
もしかしたら、どこか近場にオスやハーレムが存在するのかもしれない。。。


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元気な白化イソギンチャク。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.1℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:02 214cm 満潮 / 13:45 92cm 干潮 / 大潮(月齢:16.4)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:21

シライトイソギンチャクに着くニセアカホシカクレエビ
ニセアカホシカクレエビ
また風が北西に変わって一湊湾内もちょっと時化てきた。。。
天気は晴れていた事もあってそれほど寒さは感じなかったんだけど、水中はもう限界かも。。。(^^;)
エントリー直後からダイビング中はずっとブルブル震えていて、何か変なものや魚の怪しい動きが目に入っても戻って確認しようという気が起きないくらい。(笑)
そもそも首を横に向けると冷たい水が入ってくるのでずっと前だけを見てじっと固まって泳いでいるような状態。。。

こうなってくると、もうダイビング自体が無駄な1本になってしまうので、もうこのヘタリ6半は終わりっ!
20度を切るまでは我慢しようと思っていたけど、もう限界!!
明日からはフカフカのNew6半に衣替えしよう。。。
で、冬の間はできる限り深場には降りないようにして、ゴムをヘタらせないように気をつけよう。。。(笑)

クマノミのチビ
クマノミのチビ その1
今日もクマノミでイメージしている絵を撮るために、サンゴイソギンチャクに直行!
でも、今日はもっと手前の-16m付近にあるサンゴイソギンチャクでトライ。
ここには3つのサンゴイソギンチャクが棲んでいて、それぞれにクマノミが着いている。
そのうちの1つはもうずいぶん長い間(2-3年)、白化したままのサンゴイソギンチャクなのだけど、白化したまま弱ってる気配はなく今も元気に生きている。

ハードコーラルだと白化は死滅のサインで、そのままいくと大抵は死んでしまう、もしくは復活してまた共生藻が着くのか色合いが元に戻ってきたりする。
なので多くのハードコーラルにとって白化は瀕死状態を意味すると思うのだが、イソギンチャクの白化はもしかしたら違うんじゃないの?と思ってしまう。。。

クマノミのチビ
クマノミのチビ その2
白化したイソギンチャクは良く言われるように背景として使うととても写真映えする。
でも、ここの白化群体は小型でクマノミの背景に使うのはなかなか厳しい。。。(^。^;)
いずれにしてもイメージしている絵は元気な茶色いサンゴイソギンチャクの方がいいので、この白く綺麗なイソギンチャクは無視!(笑)

ここは浅くて減圧を気にせず撮れる水深なのでかなり粘ったけど、今日も思い通りの写真は撮れずに終わった。。。(-o-;
なぜって、ここのクマノミの成魚はメチャ気性が荒くて、被写体の黄色いチビをかなりの頻度で追い立てていて、チビはなかなかじっとしていてくれないのだ。。。
お前。。。弱いものイジメはやめろって。。。(ーー;)

しかし、クマノミのチビをずっと撮っていると、個体によって可愛さが全然違うのが面白い。
大きさも成長ステージも一緒で、体色もまったく同じなのに、何回撮っても目つきが悪くて全然可愛く撮れない子もいたりする。。。(笑)
この子たちは可愛いでしょ!(^_^)


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マンジュウヒトデの裏側

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 07:23 208cm 満潮 / 13:03 98cm 干潮 / 18:28 214cm 満潮 / 大潮(月齢:15.4)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21

今日は割と暖かくて、ポイントの前に車を止めて裸になって着替えていても全然寒くな~い!(^_^)
水温は変わらないけどね。。。(^^;)
今日は昨日のような白濁りもやや良くなって、沖に出るとまずまず抜けていた。

昨日のサンゴイソギンチャクに着くクマノミの写真を見て、ちょっとした構図上のアイディアが閃いたので、今日はエントリーするなり、一目散にサンゴイソギンチャクの元へ。。。
ずいぶん時間をかけていろいろ試行錯誤していたんだけど、イメージするような写真が撮れなくて撃沈!
結局、今日もロクな観察はできず帰路へ。。。

マンジュウヒトデに着くヒトデヤドリエビ
マンジュウヒトデに着くヒトデヤドリエビ その1
 帰りにマンジュウヒトデに着くヒトデヤドリエビを撮った。
マンジュウヒトデの裏側にあるボツボツは個体によってその色は様々で、写真のような綺麗な青いボツボツの子もいれば、蛍光イエローなボツボツや赤いボツボツの子もいてなかなか綺麗だ。
中には2-3色(例えば黄色と赤など)のグラデーションが綺麗に出ている個体もいたりして、マンジュウヒトデを見かけるとついつい裏側をチェックしてしまう。

マンジュウヒトデに着くヒトデヤドリエビ
マンジュウヒトデに着くヒトデヤドリエビ その2
でも最近はそんな綺麗なボツボツを持った子がなかなかいない。。。
でも実際に撮ってみたら、青いドットも結構綺麗だね。。。意外。。。
やっぱ、実際に撮ってみないと分からないと実感。


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サンゴイソギンチャクを背景に。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.2℃
【透明度】 10m~
【海況】 ベタベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 06:44 199cm 満潮 / 12:20 103cm 干潮 / 17:45 206cm 満潮 / 大潮(月齢:14.4)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:20

オオメハゼのように見えるけど。。。
オオメハゼのように見えるけど。。。
 今日はさらに凪ぎてベタベタの一湊湾内。
でも透明度や水中の明るさは昨日の方が良かったかな。。。
何か白く濁っていて、見通しが悪い。

また-25mぐらいまで下がって「オオメハゼに似ているけど別種じゃないか?」と思っているベニハゼを観察しに行った。
今日は暗めの海にも関わらず前回ほど警戒心は強くなく、どの子も最短まで寄っても隠れない。
ライトを当てて周囲が明るくなっただけでも逃げる傾向があったのに、今日は目の前でガンガンライトを当ててもじっとしている。。。
この違いはなんだろう?(^^;)

同所にはホシクズベニハゼが沢山いて、こちらは警戒心が強かったが、何やら動きが怪しかった。
何とか求愛行動が見れないものだろうか。。。

クマノミ 水温が下がってカンナツノザヤウミウシが出始めているようなのでコケムシの仲間を見て周ったけど見つからず。。。
一緒にヤギやウミカラマツの仲間も見て周ったけど、特に面白いものは見つからなかった。。。

また気づくと絞りを開放にして遊びまくっていた。。。(-o-;
屋久島でクマノミが着くイソギンチャクは白っぽいシライトイソギンチャクが多いのだが、これがまた被写体の背景としてはあまり綺麗なものではない。
むしろ色は地味だけどサンゴイソギンチャクの方が背景には適しているような気がする。
まぁ~好き好きなんだろうけど。。。(笑)

しかし屋久島ではサンゴイソギンチャクは比較的深い場所(-15m以深)に多く、タンク下ではある程度、沖に出る必要があったりする。
クマノミ自体は浅場に沢山いるのに。。。(^^;)


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ところ変われば。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.3℃
【透明度】 20m~
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:03 187cm 満潮 / 11:34 107cm 干潮 / 17:02 200cm 満潮 / 大潮(月齢:13.4)
【日の出・日の入】 日出07:09 日没17:20

円 - circle -
円 - circle -
また大潮に入ってしまった。
先の大潮なんて最近のような気がするのに。。。ほんと、時間が経つのが早く感じる。。。

今日は良い天気!!
海の中も心なしか明るく感じられる。

今日は-20mくらいの場所でウダウダしてた。
それほど潮は速くなかったのだけど、中層にはナガテングハギモドキなどが沢山群れていて何かワサワサしている。。。

ミカドウミウシに着くウミウシカクレエビのペア
ミカドウミウシに着くウミウシカクレエビのペア
 久しぶりに巨大なミカドウミウシを見かけた。
しかも、ウミウシカクレエビがペアで着いていた。

屋久島ではウミウシカクレエビが着くのは、バイカナマコがスタンダード。
だからこのエビが最初に見つかったのが屋久島だったら、間違いなくバイカナマコカクレエビという和名になっていたであろう。。。と思えるほど。
これも「ところ変われば」という事だろうか。。。
というか、本当に他地域ではウミウシに着くのがスタンダードなのだろうか。。。?信じられん。。。(^^;)

同様にこのエビはところ変われば(宿主が変われば)体色や見た目の雰囲気までガラリと変わってしまうのも面白い。
バイカナマコに着く子は先日写真をアップしたが(冬を乗り切るネタ探し | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)、黒いクロナマコに着くと真っ黒くなる。
巨大なミカドウミウシに着くと真っ白に。。。(^^;)
また巨大なミカドウミウシで見かけるのはいつもかなり大きな個体が多い事から、老成が白くなるのかもしれない。
ミカドウミウシに着くと長生きするのかな。。。?
バイカナマコにはここまで大きな子(だいたい4cmぐらいはありそう)は着かない。
そもそも、そんな大きな子はバイカナマコの大きさから考えても、棲むこと自体が難しい。(笑)

バイカナマコに着く連中とこのミカドウミウシに着く連中は大きさや色だけでなく、見た目の雰囲気もとても同じ種類だとは思えないぐらい違う。

ところ変われば。。。である。


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開放で遊んでみた。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.3℃
【透明度】 20m
【海況】 やや時化
【天候】 くもり
【潮まわり】 05:18 173cm 満潮 / 10:42 110cm 干潮 / 16:18 192cm 満潮 / 中潮(月齢:12.4)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

一湊湾内は凪ぎた。。。ように見えたけど、まだ結構ウネリがでかい。。。
今日も午後から海へ。

オオメハゼ系ベニハゼの整理の一環で漁礁にいる明るく黄色い斑点を持つ子を撮りに行った。
しばらく探したけど、全然見当たらない。
気がつくとベニハゼ探しに飽きて、絞りを開放していろいろ遊んでた。。。(-o-;

シマキンチャクフグのチビ
シマキンチャクフグのチビ
 漁礁は一湊タンク下の中でもヤギやウミカラマツなどの類がまとまって見られる場所で、これらには季節に応じて様々な生き物が着く。
今だったらノコギリハギやシマキンチャクフグなどの幼~若魚が着いていることが多いのだけど、いわゆる豆粒のような”本当の幼魚(極小幼魚)”は見当たらない。。。

背景のヤギは一見、ピグミーシーホースなどが着くウミウチワに似ているが、枝のつき方やポリプなどを見ていると別の種類だと思う。
これにピグミーが着く可能性もあるのかな。。。と思い、ここを通るたびに気にしているのだが、今のところ何も着いていない。。。(涙)

キンギョハナダイ
キンギョハナダイ
潮が速いとき、漁礁の壁には大きく、真っ白いポリプが一面に咲き、春のキンギョハナダイのチビがわんさか群れる時期(春)なんかはポリプの白とハナダイのオレンジと海の青のコントラストがとても綺麗なのだが、今日は全然ポリプが咲いていなかった。
同じく壁にには沢山ピンク色のキサンゴが着いているのだが、これも綺麗!
これらを背景にして撮影するのなら、今はほとんどいないけど、キンギョハナダイの幼魚が爆発的に増えるGW過ぎの頃がおススメだ。


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冬を乗り切るネタ探し

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 04:24 159cm 満潮 / 09:41 111cm 干潮 / 15:32 185cm 満潮 / 中潮(月齢:11.4)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

何か日が経つのが早く感じる。。。もう中潮か。。。

ウミウシカクレエビ
ウミウシカクレエビ
 一湊湾内もだいぶ凪ぎたけど、まだまだ対岸のお宮前辺りの瀬端には白波が当たってる。
今日も午後から1本。
久しぶりに水中でダイバーに会った。
嬉しくてついつい後ろから驚かせてやったぜ。。。(^○^)
ウミウシカクレエビを撮っていたので、横取りして(笑)ちょっと撮ってから沖へ出た。
ウミウシカクレエビは屋久島では主にバイカナマコによく着き、数も多い普通種なのだが、毎年冬季は一斉に姿を消す。
こんな大きな子はこの時期は珍しかったりする。。。

毎日、この冬を楽しく乗り切るためのネタを必死に探しているんだけど、なかなか面白い素材に出会えない。
ネタの条件としては、できる限り長く追い続けることができる素材で(できれば3ヶ月くらい。。。(笑))、採取などを伴わず観察と写真撮影だけである程度の結果が出て、飽きないネタ!(爆)
さらに「動き」もあった方が楽しいかも。。。
そんな都合のいいネタを探しているうちに12月も後半に入ってしまった。。。(^^;)

-25m以深に多い黄色い斑紋の子
-25m以深に多い黄色い斑紋の子
 ネットを徘徊していたらウミタケハゼの仲間(セボシウミタケハゼ)が冬季に入っても卵を守っているという記述と写真を見つけて(amami-gobies 奄美大島のハゼたち – 2009/12/27)、これだっ!と思い、前半は片っ端からセボシウミタケハゼの棲家を見て周ったのだが卵らしきものは見つからず。。。というか無理っ!
多分、卵があっても小さすぎて簡単には見つからない気が。。。(-o-;
幸いなことにガラスハゼと違って、卵を「守る」ようなので付近をファインダーを通して見たりしたけど(きっと肉眼じゃ無理っ!)それらしきものは見つからなかった。

後半は飽きて暗がりを覗いたりしていたのだが(^^;)、そういえばオオメハゼ系(胸鰭基底に2赤色斑がある系=推定4種くらいを混同?)の整理がまだだったな。。。
これをやろうかな。。。とか思いながら、帰りに撮りながら帰ってきたのだが、何かどいつもこいつも警戒心が強すぎてよく観察&撮影できない。
まぁ。。。今日も水中は暗かったもんなぁ。。。(ーー;)

キツネベラの成魚
キツネベラの成魚
 帰りにキツネベラの成魚オスを見かけた。
何か久しぶりに見たような気がする。。。

屋久島ではキツネベラは成魚も多く見られる普通種なのだが、不思議とホームグラウンドの一湊タンク下では幼魚~若魚のステージの子ばかりで、成魚はそれほど多くは見かけない。
多分、普段はもう少し潮通しの良いエリアにいるのだろうか。。。?

そういえば、キツネベラは冬季に産卵が見られる種類。
こいつを追いかけていれば、求愛や産卵が見れるかな?とも思ったけど、あっという間に泳ぎ去ってしまった。。。
さすがにエアー残が50を切っている状態では追いかけられなかった。(・_・;


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ウネってます。。。(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.2℃
【透明度】 ~10m
【海況】 時化!
【天候】 くもり
【潮まわり】 08:29 107cm 干潮 / 14:42 180cm 満潮 / 若潮(月齢:10.4)
【日の出・日の入】 日出07:07 日没17:19

いやいやいや。。。寒いっす。。。
典型的な冬の天気。

クダヤギクモエビ
クダヤギクモエビのペア
昨日よりは凪ぎてはいるものの、まだまだ時化ている一湊湾内。
一瞬、より静かな元浦へのエントリーも考えたけど、まぁ、入れないほどの時化ではないのでタンク下にエントリーした。
浅場の透明度は5m。。。
沖に出るとまずまず抜けてはいたが、やっぱり時化は時化!
カメラを構えているとウネリで持ってかれる~!!!

今日はあまり動かず小物探しに専念するようにしていたのだが、さすがにウネリが凄くて岩肌には何も着いてね~~(-o-;
何かを撮っていても、飛ばされそうになるのを必至で堪えて耐えているとエアーの消費が凄い。(笑)
今日はいつになくエアーが早くて、12Lタンクで80分くらいで残が10ぐらいに。。。
寒さのせいもあるのかな。。。(^^;)

アワセイソハゼの仲間
アワセイソハゼの仲間
写真はアワセイソハゼの仲間(多分)。
屋久島ではイソハゼ&アワセイソハゼの仲間の中でもかなり優占度の高いハゼなのに(つまり多く見られるって事)、誰なんだかよく分からない&調べてもいない子だ。(笑)
多分、アワセイソハゼの仲間だとは思うのだけど、ベニハゼ探しをしているとよく目につき、一瞬「おっ!初見のベニハゼ??」と間違えてしまう、正直言って邪魔な存在。。。(失礼)

最近は活発に動いている子がよく目につき、この写真の子もシリビレが青く染まって綺麗。
こいつらって今が繁殖期なのかな?


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狭い隙間の国に棲む住人たち。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 22.3℃
【透明度】 20m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潮まわり】 06:18 84cm 干潮 / 12:59 179cm 満潮 / 小潮(月齢:8.4)
【日の出・日の入】 日出07:06 日没17:18

昨日の穏やかな1日とは一転!今日は典型的な冬の1日。
冷たい北西の風がやや強く吹き、一湊湾内はやや時化気味。。。
それでもホームの一湊タンク下は何とか潜水可能だった。

水中は透明度はそれほど悪くはないのだが、やや濁りもあってかちょっと暗い感じ。
漁礁まで泳いだけど、あまりカメラのシャッターを切ることなく、浅場まで帰ってきてしまった。。。(・_・;

今日の海はあまりウネっている感じはしなかったのだが、浅場で小物を撮っているとやっぱりウネリを実感。
体を固定して”スキマの住人”たちを撮影するのは結構つらかった。。。

パンダダルマハゼ
パンダダルマハゼ
今年、5月ぐらいから10月ぐらいまでずっと同じ位置で卵を守っている姿が観察できた雌雄ペアが、とうとう定位置を離れ2匹でサンゴのやや下方に移動したようだ。
そこで卵を守っているワケではないのだけど、多分、来シーズンはこの辺に産卵床を構えるつもりではないだろうか。。。

やや見難い、撮り難い位置なので、ここに産卵床を構えたら、来年はゲストに見せるのが難しくなりそうな。。。(・_・;

マジマクロイシモチ
マジマクロイシモチ
「スキマの住人」といえば、やっぱりマジマクロイシモチは外せない。
ガンガゼのトゲの間に挟まり生活する彼らはこの時期は極端に少なくなるのだが、シーズン中は1個のガンガゼに10個体ぐらいが着き、そこら中のガンガゼに着いているのが見られる普通種だ。

黒いガンガゼのトゲとトゲの”隙間”に挟まって、さぞキツク苦しいだろうに。。。と思いきや。。。あら不思議。。。!
そこは青き光が眩しい美しい世界!
そう。。。彼らは青い光溢れる世界で生きる住人だったのだ。(笑)


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久しぶりのウミテング!

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.2
【水温】 22.9℃
【透明度】 20m
【海況】 時化
【天候】 晴れのちくもり
【潮まわり】 10:48 192cm 満潮 / 16:49 100cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出07:04 日没17:17

ナンヨウブダイとヤマブキベラ
ナンヨウブダイとヤマブキベラ
今日はいつもの常連ゲストGさんとSさんの2人が来店。
冬季はまったくゲストがいないので、こういう常連さんの来島は非常にありがたい。。。(笑)
午前中はよく晴れ暖かい1日だったが、寒冷前線通過と共に大荒れに!
風向きも変わり、今日は1本目が永田、2本目が一湊という変則のポイント選択を余儀なくされた。

永田は「シラタキベラダマシを撮りたい」というSさんのリクエストに応じてオツセへ。

シラタキベラダマシは-40m前後の水深で幼魚や若魚がよく見られるのだが、最近-20m付近でそれまで未記録だった成魚メスをようやく見つけた。
シラタキベラダマシはベラ好きの常連ゲストN氏に前から「成魚が出たらスグに行くので見つけておいて!」と言われていたのだが、1匹見つけたくらいではちょっと自信がない。。。
もう少し調査して、ハーレムの構成とその場所をキッチリ押さえてからNさんを呼んだ方がいいかな。。。と思っていた矢先だったので、シラタキベラダマシのリクエストは願ってもないこと!
1人(プライベート)ではなかなか行けないオツセなので、調査できるのはラッキーだ。(^^;)

ヨツバネジレカニダマシ
ハサミの縁の紫が綺麗なヨツバネジレカニダマシ
しかし、全然見つからな~い!!!
最近、成魚を見つけた-20m付近はもちろん、これまで夏場、必ず幼魚や若魚が見られた-40m付近でも1匹も見つからなかった。。。(・_・;
あれ???

幼魚や若魚が捕食されたりしていなくなっちゃうのはよくある事なので仕方がないが、成魚が見つからないのは納得できない!
もっと広い範囲を見て周ればいるのかもしれないが、さすがにエアーやコンピュータが許さない。。。
見ていない場所は2本目にトライしようという事でエクジットしたのだが、結局2本目は大時化になってエクジット不可。。。マジっすか。。。(-o-;

季節によって群れごと別の場所に移っちゃうのかな。。。う~ん。。。
こりゃ、まだまだNさんを呼ぶわけにはいかない。。。(笑)

ホタテツノハゼ属の一種
ホタテツノハゼ属の一種
2本目は一湊に帰って、ビーチエントリーでタンク下へ。
今度はGさんのリクエストに応じて、シリウスベニハゼのいる-30m付近までおりた。
先々週に比べてシリウスベニハゼは撮りやすかったようで、今日は短時間でOKだったようだ。(^_^)

この水深ではよく見られるのがホタテツノハゼ属の一種だ。
矢野さんの「日本のハゼ」では”一種4”として載っているやつだ。
割と警戒心は弱くて撮りやすい。。。

ウミテング
ウミテング
最近、浅場に帰ってくると必ずやっているのが砂溜まりでのヒゲモジャハゼ、もしくはイトヒゲモジャハゼ探しだ。
もう、癖のようになっていて必ず砂の表面を摩ってからエクジットしているようにしている。
(全然、お目当てのハゼは見つからないけど。。。(-o-;)

今日もいつものように砂を摩っていると、ウミテングの若魚がいた!
超久しぶりだ。
屋久島に来て2個体目。。。

もう日没後の水中は暗く、ライトを当てると逆方向を向いてしまうのだが、僕とゲスト2人の計3人で取り囲んでターゲットライトを当てていると、どこに逃げていいのやらその場で(T.T )( T.T)おろおろ。。。


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水温が回復傾向?

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 10:10 199cm 満潮 / 16:02 100cm 干潮 / 中潮(月齢:4.4)
【日の出・日の入】 日出07:03 日没17:17

大時化の2日間がようやく明け、今日の一湊湾内は凪ぎ~
久しぶり(?)に一湊タンク下へ。。。

エントリー後スグの浅場はいつも通りの水温だったのだが、沖に出て水深が深くなるにつれて何かいつもより温かい感じがした。。。
ふと水温を見ると22℃台後半!!
もう少しで23℃台じゃないか!!
そう何か水温が本来の12月の水温に戻りつつあるような気が。。。

それでも水面直下にはツノクラゲを中心とするクラゲ類がウヨウヨしていて、黒潮の縁を思わせる。
このまま黒潮が接岸してくれないかな。。。

漁礁まで行ったんだけど、沖はちょっと潮が速く、早々に浅場に帰ってきた。
ヤギ類を覗きながら何か面白い貝類が着いてないかチェックしながら帰ってきたのだが、これといって発見はなし。。。

ヤギ類をのぞくと必ず着いているのがイソバナカクレエビだ。
色彩は様々で宿主のヤギの色が違えばイソバナカクレエビの色もまったく違ってくるのが面白い。
さらにポリプがハッキリしているような宿主だったら、ヤギ本体の色だけでなく部分的にそのポリプの色も体色に取り入れちゃうのがマジで芸が細かい。。。(笑)
このイソバナカクレエビを体色とは違う宿主の上に移動したら、どれくらいで体色が変わるのだろうか。。。?超知りたい。。。(^^;)

黄色いヤギに着くイソバナカクレエビ
黄色いヤギに着くイソバナカクレエビ
紫色のヤギに着くイソバナカクレエビ
紫色のヤギに着くイソバナカクレエビ
本家イソバナに着くイソバナカクレエビ
本家イソバナに着くイソバナカクレエビ


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入らなければ良かった。。。(ーー;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 5m
【海況】 大時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:16 215cm 満潮 / 13:58 98cm 干潮 / 中潮(月齢:1.4)
【日の出・日の入】 日出07:01 日没17:17

サビウツボ
目玉に特徴があるサビウツボ
風は強い北西の強風。。。
一湊湾内は大荒れに逆戻り。
エントリー口には大きなウネリが入り込み、手前は陸上からでもその濁りがよく分かるくらいのニゴニゴ状態。(・_・;
それでも沖に出れば何とかなるかな。。。?とエントリーしたのだが、いやいや。。。甘かった。。。

-25mくらい降りてもウネリは変わらず、透明度もあまり大きく変わらない。
カメラを構えていても、吹き飛ばされそうだし、移動中も揺られる!揺られる!
正直言って、今日はさすがに入らなければ良かった。。。と後悔。。。

ホシゾラワラエビ
ホシゾラワラエビ
屋久島は昔からよく「温帯種と亜熱帯種が同居するエキゾチックな海」という感じで紹介される事が多いけど、実は生物層的には圧倒的に亜熱帯の要素が強いと感じている。
それは温帯域と亜熱帯域それぞれに分布する近似の種類同士の分布状況を比べれば明らかで、例えばムギワラエビ属の例なんかそれを良くあらわしている。

屋久島には写真のように亜熱帯域を中心に分布するホシゾラワラエビが圧倒的に優占していて、近似の温帯域を中心に分布するオルトマンワラエビなどは未だに見た事がない。
ただ、屋久島は深場に温帯種が棲んでいる事が多く、-40m以深のヤギ類を見れば案外、オルトマンワラエビやムギワラエビが着いている可能性は高い。
というのも、ここよりもやや北側にある薩摩硫黄島(屋久島からも見える!)ではこの両方の種類が生息しているらしいのだ。(⇒引用元: 鹿児島の海と共に 境界線探しの答え.)

薩摩硫黄島ではどんな風に生息しているのか(同じ水深で混在?水深で棲み分け?)がよく分からないのだが、水深で棲み分けているのだったら屋久島にもオルトマンワラエビが生息している可能性はかなり高い。
なぜなら僕は普段あまり深場に降りる事がなく、-40m以深のヤギ類の状況は未調査だからだ。。。(笑)

いずれにしても、ここ薩南諸島(屋久島、薩摩硫黄島を含む)海域の面白さは、黒潮の影響を強く受けるという事と温帯と亜熱帯の生き物の分布の境界線がある事だ。
そういうわけで、普段、温帯域で潜る多くのダイバーにはまったくウケないかもしれないけど(笑)、オルトマンワラエビを探す事は屋久島の海を良く知るための重要課題のひとつなのだ。


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伊豆諸島化。。。(・_・;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 07:36 217cm 満潮 / 13:17 97cm 干潮 / 18:42 221cm 満潮 / 大潮(月齢:0.4)
【日の出・日の入】 日出07:00 日没17:16

午後から海へ。
外は暖かく、天気もいいので海へ行く足も軽い♪(笑)
海は相変わらず、水面直下にツノクラゲが大量に浮いているし、浮遊物も。。。

ヤギの仲間とモンツキベラの子
フトヤギの仲間とモンツキベラの子
今日もマクロな視点で面白いもの出来事はないか探しながら沖へ。。。
この時期はもうほとんど魚は諦めていて、貝やウミウシの仲間の繁殖行動や卵なんかを探すために壁やヤギ類なんかを見て周ったのだが、ヘタった6半ではさすがに寒くなってくる。
何かを見つけると興奮して寒さを忘れるのだけど。。。(-o-;

-15m付近の暗がりに黄色いヤギの仲間がいる。
綺麗だな。。。と思ってそこを通るたびによく覗くのだが、結局何も着いていないため素通りする事が多い。
しかし昨日にモンツキベラの子が付いているのを確認して、このヤギをバックに撮ってみたのだが、場所が垂直に切り立つ壁面なので体の固定が効かず玉砕!
今日も負けずにトライ。。。
何とか体は固定する方法を見つけたのだが、このチビがウロチョロウロチョロしてて、なかなかバックにこのヤギを持って来れない。。。(-o-;

この手のベラの子は逃げるとき敵対者(この場合は僕)に対して斜め下側に頭を向けて逃げるのが面白い。
だから、よし!正面を向いた!!と思っても必ず(100%)下向きになるのだ。。。
つまり、敵対者とは目を合わせたくないらしい。。。(笑)

かなり成長したタキベラ
かなり成長したタキベラ
帰りに鼻先でタキベラのもう成魚と言っていいくらいのステージの子を見つけた。
ここまで大きな子に出会ったのは屋久島に来て初めてだ。
ずっと前にここで若魚くらいまで成長した子がいたのだがその子が生きていたのか、新規に入り込んだ子なのか分からないのだが、いずれにしてもちょっとビックリ!

3-4年前までは一湊タンク下では稀だったカンムリベラの成魚が、最近は浅場でよく見るようになってきて、今日なんか巨大オス1匹の周りに大き目のメスが4-5匹集まってまさに産卵直前を思わせる光景(15:45くらい)まで見てしまった。。。
タキベラの成魚といいカンムリベラの成魚といい、何か伊豆諸島っぽくなってきたんですけど。。。(・_・;


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あらら。。。浮遊物が増えてきた。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 06:54 215cm 満潮 / 12:35 97cm 干潮 / 18:02 219cm 満潮 / 大潮(月齢:28.9)
【日の出・日の入】 日出07:00 日没17:16

天気は晴れ。
一湊湾内もベタ凪ぎだった。
今週末は寒気が入り込み、気圧配置も冬型に。。。と聞いていたのだが、割と穏やかな週末だった。

透明度はまずまずなのだが、水面直下にはツノクラゲなどが沢山浮いていて浮遊物も多い。
例年のこの時期の水温に戻る気配はまったくない気がする。。。(・_・;

オキナワベニハゼ
オキナワベニハゼ
 
オオメハゼ
オオメハゼ
 今日は浅場をのんびり潜ってきたのだが、タンク下の手前もイマイチ興味が湧く発見はなく、何か消化不足の1本だった。。。
う~ん。。。水温が下がって、魚の活性がかなり下がっている気がする。
-15m付近でシマタレクチベラやヤマブキベラがオスを中心に複数匹集まっていたのだが、なかなか産卵しない。。。
-12m付近ではクロヘリイトヒキベラのオスたちがディスプレイや求愛を繰り返していたのだが、近づくと止めちゃう。。。

結局、ベニハゼ類を何枚か撮ったくらいで、あまりシャッターを切ることなく90分くらいでエクジットした。。。う~ん。。。


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冬の風物詩・コガネスズメダイの幼魚

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 10:04 92cm 干潮 / 15:55 200cm 満潮 / 中潮(月齢:25.9)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没17:16

朝からどんよりと曇っていたけど、外は割りと暖かい1日だった。
海も相変わらずの凪ぎなのに、昨日のような透明度や明るさはなく、水中は暗~い感じ。。。

今日も特に目的もなく沖に出た。
何か長期間取り組めるようなネタはないか、終始キョロキョロしていたのだが、何か今日は面白い動きがない。。。(ーー;)
出掛けに昨日のハナキンチャクフグたちをチェックしていったのだが、多少は小競り合いが見られたが、至って平和にエサを喰っていた。

コガネスズメダイのチビ
コガネスズメダイのチビ
やや深い-30m前後のエリアで「冬の風物詩」とも言うべきコガネスズメダイのチビがちらほら見られ始めた。
毎年12月ぐらいにちょっとした岩陰などで十数匹の群れで見られるようになる。
そして必ず周囲には同じような黄色い体色をしたコガネキュウセンのチビも一緒に見られるのが面白い。

オビテンスモドキの極小チビ
オビテンスモドキの極小チビ
真冬になると高水温期(春~秋)に産卵するベラもスズメダイも幼魚らしい幼魚はほとんど見られなくなるのだが、水温が下がってきたとはいえ、さすがにまだ22℃台。
よく見るとこうしたベラなどの極小チビはまだまだそこら中で見られる。

オビテンスモドキの幼魚はフラフラとゴミのように舞いながら身をかわして泳ぐ。
海藻などに紛れてしまえば、これはもう立派な擬態だ。。。


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激しい戦い!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもりのち晴れ
【潮まわり】 08:56 86cm 干潮 / 15:05 194cm 満潮 / 若潮(月齢:24.9)
【日の出・日の入】 日出06:56 日没17:16

今日も天気はあまり良くはなかったが、気温はやや高く暖かい1日だった。
水温は相変わらず元に戻らず、22℃台前半で推移。
透明度はなかなか良かった。

ハナキンチャクフグの喧嘩
ハナキンチャクフグの喧嘩
今日は小物でも探そうかとブラブラ泳ぎ始めると、浅場でハナキンチャクフグが大喧嘩しているところに遭遇。
よく見るオス同士の喧嘩なのだが、全然止める気配はなく、ずっと喧嘩が続いているので、結局、最後まで付き合ってしまった。。。(笑)
その間、約50分!長っ!

いつもは見かけてもしばらく見ているとスグに離れて止めてしまうのだが、今日の喧嘩は凄かった。
何回も何回も噛み付き合いが見られ、興奮しすぎているのかガンガン僕のカメラの方にぶつかってくる!!w( ̄▽ ̄;)w!!

激しい戦い!
激しい戦い!
膨らむハナキンチャクフグ
膨らむハナキンチャクフグ
噛み付かれた方はプク~と膨らみ横倒しに。。。
横っ腹に噛み付くのだが、噛み付くというよりは吸い付くという感じ。
で、噛みつかれた方が膨らむ事によって、口を離すのだが、今度は噛み付いた方が追いかけられる側に。。。(^^;)
そんな事を何回も何回も繰り返す。

どうも1匹のメスをめぐる争いのようで、そのメス(優雅にのんびりと餌を食ってる。。。(笑))を中心に半径5mぐらいの範囲を縦横無尽に行ったり来たりしながら追いかけっこしている。
小康状態になって「終わったかな。。。」と思うとメスにちょっかいを出している方に向かって、またまた乱闘が勃発!
そんなんで全然、終わらない。。。(笑)

途中で一方が遠くの方まで逃げてしまったので、「ようやく終わったか。。。」と思いきや、今度は別のオスがメスにちょっかいを出しているのを発見するや、猛ダッシュで突進し第2回戦勃発!!
喧嘩を仕掛けられた新たなオスはそのまま逃げるかと思いきや、さっきとまったく同じように交互に攻守を変えながら、またまた喧嘩を繰り返す。
結局、特にこいつがボスという上下関係やそれぞれのテリトリーみたいなものはまったくないようで、単純に同等の力を持つオスが同じ場所に何匹か同居するようなコミュニティのように思えた。
今はこうして少しづつ、力関係を構築する途中なのかもしれないけど。。。

そんな喧嘩を見ていたらあっという間に時間が経ってしまい、ようやく沖に向かって泳ぎ始めたときにはすでに潜水時間は50分を経過していた。(笑)


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もう、や~めた!(ーー;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 07:42 76cm 干潮 / 14:10 190cm 満潮 / 長潮(月齢:23.9)
【日の出・日の入】 日出06:56 日没17:16

今日は朝から雨の1日。。。
しかも寒いので海に行くのも渋りがち。。。(^^;)

ヤクシマキツネウオの群れ狙いも3日目。
もう20mm以下のレンズでは無理っ!と今頃気づき、今日は20mm×1.5倍の実質30mmのレンズでトライ。
もう数百匹が群れる画は諦め、1枚に少しでも多くのヤクシマキツネウオが写り込む写真を目指すことにした。。。
もともと研究者の方のリクエストが、ヤクシマキツネウオが沢山写り込んでいる写真が欲しいとの事だったので、それで良いのだけど。。。(^。^;)

ヤクシマキツネウオの成魚群れ
ヤクシマキツネウオの成魚群れ
ヤクシマキツネウオは常に数百から千匹近く群れているのだが、例えばツムブリ、ムロアジのような回遊魚やクマザサハナムロやニセタカサゴのような群れとは違い、普段はかなり広い範囲に疎らに広がっていて、泳ぎ去るのではなく、どちらかというと同じ場所で流れてくるプランクトンなどを食べて生活している。
それがたまに水底に降りてくるときだけ密集するような感じなので、なかなか群れのワイド写真を撮るのは厳しい被写体なのだ。

だいたい20分くらいに一度、一斉に水底に降りてくるのだが、これは見ているとホンソメワケベラのクリーニングを受けたり、水底近くのプランクトン群集を食べているようだ。
この時はスーピタッ、スーピタッとフタスジタマガシラのように静かに動くので撮りやすいのだが、どういうわけか今日はまったく降りてこなかった。
ライトを振り回したりしても同じく一斉に降りるのだが、これは危険を感じているだけに降りてもそのまま水底近くを群れで逃げるので、なかなか寄れない。。。

だいたい降りる場所が分かってきたので先回りしたりするのだが、全然ダメ。。。
僕も追いかけまくって、ハァハァゼィゼィしているので(笑)、さすがにそりゃ逃げるって。。。(ーー;)

あ~もう止めよっかな。。。
もう、これが限界っ!!

このヤクシマキツネウオが群れる光景は屋久島ではいつでもどこでも見られる日常的な光景であるにも関わらず、国内の他のエリアではあまりそのような話は聞かない。
つまり、このヤクシマキツネウオの成魚が大量に群れるのはまさに薩南諸島ならではの光景なのだと思う。
レアモノ&珍種もいいけれど、こうしたその土地「ならでは」の魚や光景(つまり、その土地では普通種)を把握してそれを紹介するのが僕ら現地ガイドの仕事なんじゃないか?と思う今日この頃。。。


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衰退していくサンゴと勢力を拡大するサンゴ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴天
【潮まわり】 06:28 61cm 干潮 / 13:10 189cm 満潮 / 小潮(月齢:22.9)
【日の出・日の入】 日出06:55 日没17:17

週が明けてゲストが帰ると凪ぎて良く晴れるのは毎度の事。。。(^^;)
今日は朝から天気も良くて、海はベタ凪ぎ!
当然、ゲストもいない月曜日。。。(笑)

今日は午後から海へ。
相変わらず、冬の平日は海にダイバーはいないのだが、天気が良くなると雰囲気は明るい!
結局、普段はダイバーがいなくて寂しいのではなくて、冬の屋久島・北部は天気が悪い日が多いので暗~い気持ちになっちゃうのかもしれない。
雰囲気で人の気持ちなんてコロコロ変わるのだ。。。(笑)

今日もワイドレンズを着けてヤクシマキツネウオの群れ狙い。。。
”ワイド狙い”というよりは、1枚の写真の中に1匹でも多くのヤクシマキツネウオが写り込んでいる写真が欲しいのだ。
しかし、今日もなかなか厳しかった。。。
中層には毎日千匹近いのヤクシマキツネウオが群れているのだが、まとまりがないので広角だとイマイチ良い写真が撮れな~い!
というか、そもそも被写体としては全然、画にはならない群れなのだ。(笑)

今日も失意のままエア残が少なくなって浅場へ戻った。

衰えつつあるハナガタサンゴ類の群落
衰えつつあるハナガタサンゴ類
例年、水温が下がり始めると、このポイントにあるハナガタサンゴ類の色は活き活きとしてくるのだが、年々それほどでもなくなってきている気がする。
5年ぐらい前までは高水温期のみ元気のない地味な色になって、冬季は綺麗な色に戻るという事を繰り返していたのだが、何かここ2-3年は夏と冬とではそれほど色合いが変わらないのだ。
死滅した群体もかなりあるのだが、生きているサンゴでさえも、なんか色は褪せ、地味で元気がない。。。
元々、死滅した個所はどんどん増えているので、全体としては汚らしく、荒廃した印象なのだが、生きているサンゴさえもそうなのだから、ポイント全体に華やかさが足りない感じになる。。。

これは前からこのログでも言っているように、ポイント全体の泥化が原因だ。
さらに年を重ねるごとに益々、泥化が進行しているのが目に見えて分かるようになってきた。
この泥に負けてどんどん衰えていくハナガタサンゴ類に対して、逆にどんどん勢力を延ばしつつ活き活きしつつあるのがウスサザナミサンゴ類だ。
どうも泥に強いサンゴのようで、一度、2年前に人為的に大規模な破壊が行われたにも関わらず、その勢力は拡大傾向なのだ。

元気なウスサザナミサンゴ群落
元気なウスサザナミサンゴ群落
死んだハナガタサンゴの仲間があった場所にも進出してきており、数十年後にはハナガタサンゴ類は一掃され、一面がウスサザナミサンゴ群落になってしまうのでは?と思えるほど。。。
これを見ていて思うのだけど、サンゴ群集にも森でいう「植生遷移」みたいなものって当然あるんだよね。。。?

だとしたら、泥化の原因だと思われる30-40年前に人間生活の必要に迫られて作られた(延ばされた)一湊港の堤防(見た感じは必要最低限のもの)が作られた時点で、ハナガタサンゴ群落からウスサザナミサンゴ群落への移行は当然起こりうる遷移みたいなもので、「なるべくして、なった」とでも言うべきものなのかもしれない。。
サンゴの色褪せや見た目の荒廃は”人間の美観にとっては”許せない事なのかもしれないけど。。。(笑)

綺麗なハナガタサンゴ類の衰退は悲しいことだけど、それによってサンゴの組成が変わり、当然、周辺で生きる魚などの生物層も変わっていくわけだが、その推移を観察していくのは正直言っちゃうと、ちょっと楽しみかも。。。(・_・;
これって問題発言だろうか。。。(笑)


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一転、大時化!

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2/元浦
【水温】 22.9℃
【透明度】 15m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潮まわり】 05:23 43cm 干潮 / 12:08 192cm 満潮 / 小潮(月齢:21.9)
【日の出・日の入】 日出06:54 日没17:17

昨日とは一転!大時化の一湊湾内。。。
「明日はカジキを釣りに行くからボートは出せないよ~」と言っていた船長の船も漁に行くのは諦めたらしく港に泊まっていた。。。(笑)
ゲストは昨日同様に常連さん2人。
ボートは出せないから。。。という事でビーチから2本。
いや~ウネウネ&ニゴニの海だったぁ。。。はぁ。。。

沖に出ればそれなりに抜けていたが、浅場は透明度が10mに満たないくらい。。。
下に下りても水底はウネっていた。
いつも写真をもらうGさんもさすがに何も撮れなかったようで不満顔。。。(^^;)
今日はSさんから2枚写真をもらいました~ありがとうございます!

午後からは体験ダイビングで風裏で凪ぎている元浦に入ったのだが、こちらは超クリアーな海!
静かだし、太陽が出ていないのに明るいっ!(^_^)
ファンもこっちで潜れば良かったかな。。。(ーー;)

アオウミガメ
アオウミガメ
(^з^)-☆Chu!!
(^з^)-☆Chu!!


Filed under: 一湊タンク下No.1, 元浦

うぅぅぅぅぅ撮れない。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.2℃
【透明度】 20m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潮まわり】 10:19 204cm 満潮 / 16:04 107cm 干潮 / 中潮(月齢:19.9)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没17:17

昨日から風が北西に変わり、今朝は結構強く吹いていた。
天気は相変わらずの曇り空でたまに日が差す分、昨日よりは明るく感じた。
しかし、海は大時化!

鼻先を越えるとまずまずの透明度なのだが、手前はニゴニゴ状態。。。(・_・;
今日は単純に陸上が明るいからワイドでヤクシマキツネウオの群れ狙いで入ったが、かなり厳しかった。。。
水中は昨日よりも暗く(水面直下が濁っているから?)、浮遊物もやや見られる。

飛び立つアオウミガメ
飛び立つアオウミガメ
ずっとヤクシマキツネウオの群れる中層-15mぐらいのところで待機して、たまにやつらが水底に下りる時を狙ってダッシュ!-=≡ヘ(* – -)ノ
どういうタイミングで水底に下りるのかよく分からないのだが、突然一気に水底に下りてまさに”タマガシラ”的な動きをする事があるのだ。(ヤクシマキツネウオはフタスジタマガシラなどと同じイトヨリダイ科の魚)
その時を狙って近づき撮るわけだが、10.5mmフィッシュアイレンズだとなかなか厳しい。。。
思っていたほど今日は奴らが集結してくれなかった事もあるのだが、もっともっと寄らないと絵にならない。。。
17mmくらいがいいかなぁ。。。

という事でヤクシマキツネウオの群れは次回、再チャレンジ!
もう少し観察が必要かも。。。(^。^;)


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曇天なのに意外に明るかった水中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 09:33 212cm 満潮 / 15:14 106cm 干潮 / 中潮(月齢:18.9)
【日の出・日の入】 日出06:52 日没17:17

今日も午前中に海へ。。。
今日はある研究者の方から頼まれていたヤクシマキツネウオの成魚群れのワイド写真を撮りに行こうかと思っていたのだが、厚い雲に覆われ何か水中も暗そうなので止めてマクロに切り替え。
ところがエントリーしてみると、透明度がまずまず良かったからか、意外に水中は明るかった。
これだったらワイドでも行けたかな。。。(・_・;

最初、-30m地点にナカモトイロワケハゼ用に小瓶を設置し不法投棄し(笑)、そこからウダウダとフィッシュウォッチングしながら上がった。

フカミスズメダイ
-23mのフカミスズメダイ
またタンク下では珍しいフカミスズメダイを見つけた。
周辺を見回すと前回同様、周りには他のフカミスズメダイは見られず、単独でしかも成魚。
たまたま流れてきて、ここまで成長した子なのだろう。。。
それとも、ここタンク下でもフカミスズメダイは増えつつあるのかなぁ。。。

今回の子はフカミスズメダイとしては最も浅く-23m!!
アサミ(浅み)スズメダイと命名しよう。(笑)

オナガスズメダイ
オナガスズメダイ
そのスグ近くにはタンク下どころか屋久島では珍しいオナガスズメダイの成魚がいた。
この場所のやや上に元々1-2匹いるはずなのだが、最近は全然見ていなかった。。。超久しぶり!!

こちらも周辺には他にオナガスズメダイは見られなかったのでフカミスズメダイ同様に単独っぽく見えるが、もしかしたらスグ上にいる連中と仲間(繁殖してる)かな?

スミレコボレバケボリ
スミレコボレバケボリ
帰りに紫色のヤギを覗いたらスミレコボレバケボリが2匹着いていた。
じっくり触角た目なんかも撮りたかったのだが、エアーもギリギリ状態で2-3枚で切り上げ一気帰り。。。
今日は潮も速かった。。。(ーー;)


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屋久島では未記載種が最優占する事もよくある。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.2℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:50 217cm 満潮 / 14:30 104cm 干潮 / 中潮(月齢:17.9)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:18

今日は午前中に海へ。
連休明けの平日はまた元の静かな一湊に戻った。
海にダイバーの姿は皆無。。。(笑)

クロユリハゼ属の一種
クロユリハゼ属の一種
今日は特に目的もなかったので一気に深場に下りて、いつもはあまり見ないような水底環境を見て周った。
-30m前後まで下りるとそこら中で見られるのに、今までこのLOGでは紹介する事がなかったのが、このクロユリハゼ属の一種だ。
外海環境の永田などでは-30m以深ではオグロクロユリハゼが最優占するが、湾内環境の一湊タンク下の同じ水深ではこいつが最優占する。
屋久島ではよくある優占種なのに未記載種というパターンのひとつ。。。(笑)
通常はペアで行動し、近づくと巣穴から離れながら2匹で逃げ、最終的には巣穴まで帰ってきて穴に入ってしまう。

シリウスベニハゼ(メス?)
シリウスベニハゼ(メス?)
深場の水底では結局、これといって発見もなく、スゴスゴと引き返した。。。
小さな岩の表面を見るとシリウスベニハゼが結構見られるのに気づいた。
こんなに沢山いるのに今まで気づかなかったのは、先入観以外の何者でもない。
「ベニハゼとは暗いオーバーハングしたような場所の壁面や天井に生息する」という。。。(笑)
そういう意味でもこのシリウスベニハゼの生息環境にはほんと驚いた。

エリグロギンポ
エリグロギンポ
浅場に帰ってきてからエリグロギンポを見つけた。
エリグロギンポは屋久島では決して多く見られる魚ではないのだが、この子は先々月末から1週間ぐらいある場所で見られていた子(⇒イレギュラーなハナゴンベの極小チビ)ではないだろうか。。。?
最短まで寄っても全然逃げない。。。警戒心は薄い。。。


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急に時化てきた。。。(ーー;)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1
【水温】 23.8℃
【透明度】 25m
【海況】 ベタ凪ぎ⇒大時化
【天候】 雨
【潮まわり】 07:29 217cm 満潮 / 13:12 99cm 干潮 / 18:42 222cm 満潮 / 大潮(月齢:15.9)
【日の出・日の入】 日出06:49 日没17:18

今日は朝から雨。。。
常連のSさんとマンツーマンで2本。

朝はベタ凪ぎだった一湊湾内も低気圧の寒冷前線通過と共に2本目のエントリー時には信じられない大時化に!
ある意味、台風よりも怖い低気圧通過なのだ。。。(ーー;)

ニチリンダテハゼ
ニチリンダテハゼ
1本目はお宮前へ。
今年の夏頃からいるらしいとは聞いていたのだが、ようやく対面できたニチリンダテハゼ!!(*^^*)
文句なしの屋久島初記録だ。
お隣の口永良部島では見ているのだが(⇒まさかのニチリンダテハゼ!!)、僕も屋久島では初めて。
多分、屋久島初記録どころか北限記録ではないだろうか。。。?
口永良部島で見ている個体も今回の個体も成魚である事からも、実はちょこちょこ薩南海域には流れてきているのかもしれない。
この海域は黒潮がかかっていない沖縄や奄美を飛び越えて台湾から黒潮経由でダイレクトに生物が流れてくる。
なので、琉球列島でも稀な南の生き物が突如出現する事があるから驚く。。。

時化始めたので2本目はゼロ戦を回避して、一湊タンク下の手前で潜った。
久しぶりにハナヒゲウツボの全身を拝ませてもらった!(^_^)
いつもにも増して出が良かったのでしばらくゲストと観察していたのだが、あれよあれよという間に全身を出して泳ぎ始めた。。。(-o-;
しかし、何のために出たのかよく分からない。。。
しばらくすると引き返し、元々いた穴のちょっと手前の穴に入り、そのあとはまったく出てこなくなってしまった。

今日は出がいいと思ったら。。。
1. 今日は出がいいと思ったら。。。
グングン延びて出て行く!
2. グングン延びて出て行く!
あらら、全部出ちゃった。。。
3. あらら、全部出ちゃった。。。
 


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最近、よく見かける馴染みの2匹。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 05:36 191cm 満潮 / 11:21 98cm 干潮 / 17:03 206cm 満潮 / 大潮(月齢:12.9)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没17:19

今日も午前中に1本。
さすがに金曜日ともなると一湊港内にはチラホラとダイバーの姿が見られる。

今日は浅場を何の目的もなくウロウロ。。。
海は静かで透明度もまずまずの明るい海だったんだけどイマイチな1本だった。

ダイダイオオメワラスボの若魚
ダイダイオオメワラスボの若魚
浅場の砂地で新顔のヤツシハゼの仲間などはいないかなぁ。。。と散策していると、ワラスボ系のチビがいた。
この砂地のもう少し沖の方に出るとクロエリオオメワラスボは結構、群れでいたりするのだが、鰓に黒斑のないダイダイオオメワラスボはもしかして初見?
ちょっと記憶が曖昧なのだけど。。。(^。^;)
そろそろ、ちゃんと見た魚を写真と共にリスト化しないとマズイかな。。。

ここ1ヶ月、毎回浅場に帰ってくると1匹でウロウロしているフエフキダイ科の魚が2種いる。
いや。。。2匹いる。。。(笑)
一湊タンク下というポイントは多様性に満ちた豊かな海なのだが、他の近隣のポイントでは普通に見られるのにここでは稀な魚ももちろんいる。そういう魚が1匹入り込んだだけで目立つ!目立つ!(笑)

イソフエフキ
イソフエフキ
まずは体側に黄色いラインが走るイソフエフキだ。
隣の吉田なんかに行くと結構多い魚なのだが、ホームのここ一湊タンク下ではめったに見ることはない魚だ。
だから1匹いると目立つ目立つ。。。(笑)
毎日、エクジット直前に会ういつもの子だ。

メイチダイ
メイチダイ
メイチダイもここ数ヶ月、浅場のエントリー口界隈で単独でウロウロしているのに出会う。
こいつや近似のタマメイチは決して珍しい魚ではないのだけど、やっぱりここ一湊タンク下では稀な魚だ。
それだけに、こいつも何か目立っちゃってる。。。(^^;)

前は一湊タンク下にももう少し沢山いたような気もするのだけど、最近はなかなか会わない。。。


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一応、屋久島初記録!シリウスベニハゼ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 24.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 10:39 99cm 干潮 / 16:32 200cm 満潮 / 中潮(月齢:11.9)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没17:20

今日は珍しく朝から海へ。。。
まだ咳が止まらない。。。苦し~

シリウスベニハゼ
シリウスベニハゼ
一昨日の島内の同業者のブログに何と2年越しで探していたシリウスベニハゼが出ていたので、早速同じ場所に行って探してみた。
シリウスベニハゼは矢野さんの図鑑で見て、屋久島でも探していたのだがなかなか見つからずにいたベニハゼだ。
それもそのはず。。。ベニハゼというとオーバーハングした暗がり壁面や天井に着いているという固定観念があったのだが、何とこのベニハゼはよくよく図鑑で生息環境を見てみると砂地や砂泥底に点在する岩の上にいるそうな。。。知らなかった。。。(ーー;)
さすがに過去にそんな場所は探していな~い!!
2年前にベニハゼにハマった時も暗がり壁面や天井ばかり見ていて、そんな場所にまさかベニハゼの仲間がいるなんて夢にも思わず見もしなかったのだ。。。

シリウスベニハゼのオス?
シリウスベニハゼのオス?
見つけるのに30分くらいかかったが、何とか見つかった。
で、最初に思ったのが、「げっ!地味っ!」(笑)
写真に撮るとそれなりに綺麗なベニハゼなのだが、肉眼で見るやつは想像以上に小さく地味な体色だった。
「これなら過去に撮っているかも。。。」とスグに思ったのだが、やっぱりそうだった。

2年前にベニハゼ三昧していた頃の写真をひっくり返してみると、何枚かシリウスベニハゼらしき子の写真があった!!
勝手にホシクズベニハゼの幼魚か何かと勘違いしていたか、もしくは屋久島でよく見られる未記載のベニハゼと勘違いしていたのかもしれない。
引き伸ばしてじっくり見て同定することなく済ませてしまった連中の中に何枚か写っていた。

シリウスベニハゼは実は結構多いベニハゼかもしれない。
それでも屋久島初記録には間違いない!
これからは今まで以上にその魚の生息環境により気を配ってフィッシュウォッチングしていかねば。。。
それから海から帰ってきたら面倒臭がらずに全写真のチェックと同定と。。。撮りっ放しが多過ぎっ!(笑)

ノコギリハギの求愛
ノコギリハギの求愛
帰りにちょっと普段はあまり行かない浅場に逃げて、岸沿いに安全停止しながらエクジット口へ。。。
執拗にメスに求愛するノコギリハギのオスがいたのでしばらく観察。
海藻にペアで絡まったりしていたので、うぉ!産卵するかも!!と期待したけど、結局何も起こらず。
というかエア的に時間切れ~(涙)


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これ誰???

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 24.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 09:51 99cm 干潮 / 15:58 193cm 満潮 / 中潮(月齢:10.9)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20

今日も午後から一湊タンク下へ。
毎年の事だけど、だんだんと海に行っても誰もいない事が増えてきた。
ただでさえ、北よりの風が寒い時期なのに、人けが無いと風景も寒々しい。。。(-o-;

まだまだ咳が止まらない状態なのだが、ちょっと元気になったので今日は10Lタンクから12Lタンクにチェンジ。(笑)
漁礁のヤギ類に変わったガラスハゼが着いていないか偵察に行ったのだが、これといって目新しいガラスハゼには出会わなかった。

ウミウサギガイの仲間
ウミウサギガイの仲間
貝殻は白く両端はオレンジ
貝殻は白く両端はオレンジ
白いウミカラマツ(種は不明)に初見のウミウサギガイの仲間が着いていた。
帰ってからちょっと調べてみたけど、全然分からねぇ~(ーー;)

一応、貝殻も撮っておいたけど、貝口を撮らないと意味ないかなぁ。。。
貝殻は白くて両端がオレンジ色だったのが印象的だった。
貝殻の周りを細く黄色いラインが囲んでいるのも特徴か?

こいつが誰か知っている方、教えてくださ~い。。。(^。^;)


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ゴマハギの黄化個体?

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 07:42 90cm 干潮 / 14:37 181cm 満潮 / 長潮(月齢:8.9)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没17:21

今日は午後から海へ。。。
まだ何か風邪気味で多少頭痛がするので、長時間ダイビングを避けるために10Lでエントリー。(笑)

いやいやいや。。。すっかり寒くなった。
現在、ややヘタった6mm半を着ているのだが、潜水時間が70-80分を過ぎた辺りから急に寒くなる。。。
フカフカの新しい6mm半はすでに購入済みなのだが、これをいつから着ようか超悩み中。(^^;)
24-25℃ある今、衣替えしちゃうと、12月以降がキツイだろうなぁ。。。(笑)

今日はあまり無理はせず、浅場でブラブラ。

ゴマハギの黄化個体?
ゴマハギの黄化個体?
ゴマハギの若魚
ゴマハギの若魚
秋も深まり、小さくて可愛かったゴマハギのチビたちがそれなり大きくなってきた。
そんな中に黄色いハギが1-2匹いるのだが、これをずっとキイロハギだと思っていたのだが、よく見ると一緒に行動を共にしているゴマハギの若魚と形も特徴も一緒に見えた。
よく見ると体にはゴマハギのような白い点々が散在しているし、薄っすらと浮かぶ模様はゴマハギのそれと一緒。
もしかして、これがゴマハギの黄化個体??
だとしたら、今までキイロハギだと思っていた連中を片っ端から見直さないとならないなぁ。。。(-o-;

今日は典型的なゴマハギの若魚とこの黄色い子が一緒に泳いで餌を探していた。
2匹一緒にいるところを撮りたかったのだが、なかなか良い1枚が撮れなかったので今回は1匹づつ別々で。。。(^^;)

黄色いダルマハゼの仲間
黄色いダルマハゼの仲間
たまによく見かけるんだけど、何だか正体が未だに分からないでいる黄色いダルマハゼの子。
姿形はもうヨゴレダルマハゼにしか見えないのだが、体色が黄色いので悩んでしまう。。。

このまま成長を追えれば良いのだけど、これがなかなか難しい。
大きくなる前にいなくなっちゃうのだ。


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