【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:30-10:30/11:55-15:48
【潮まわり】 05:22 181cm 満潮 / 11:28 68cm 干潮 / 17:12 181cm 満潮 / 中潮(月齢:12.3)
【日の出・日の入】 日出06:16 日没18:31
午前中、元浦で体験ダイビングをしていると、大量の流れ藻(アカモク)が流れてきた。
あっという間に岸に流れ着き、海岸は大量の流れ藻でウジャウジャ状態。。。
体験ダイビングはその流れ藻の下を進むのだが、ちょっと暗い感じがなんか幻想的だった。。。(^^)
これは春の風物詩で、この時期ならではの光景だ。
ゲストは現地解散だったので、そのまま一湊タンク下で潜ろうとカメラを持ってきていたのだが、レンズはマクロ。。。
「あちゃ~こりゃワイドで来れば良かった。。。」
そうは思ったけど、どうぜスグに流れ藻は沖に流れ出してしまうだろう。。。と思い、のんびり準備してエントリーすると、一湊タンク下も流れ藻が凄かった。。。
まだ岸には漂着しておらず、ポイントの中ほどの至る所に大きな流れ藻の塊がポツポツと点在。。。
それは水中から見るとまるで水面に雲がかかっているかのようになっており、その直下はちょっと暗く、周囲の明るさとのコントラストが異様な感じ。。。
透明度もまずまず良かったので、流れ藻の下から明るくブルーが綺麗な外側の水中景観を見ると何か幻想的な光景になっていた。。。(・・;)
今日もワレカラを撮ろうと思っていたので、そのまま沖に向かって泳ぎ始め、泳ぎながらしばらく考えた。。。
これから家に帰ってワイドレンズに切り替えて、またエントリーすると、最短で30-40分。。。
このあと、流れ藻は岸にたどり着き、潮が満ち始めるとまた沖に流れ出す。。。
もしかして、流れ藻が沖に流れ出してからを狙うのなら間に合う??!!(・・;)
猛ダッシュでエクジットして車をブッ飛ばす。。。(^^;;
再び一湊タンク下に帰ってくるとこんな光景だった。
流れ藻はすべて岸にたどり着き、ぜんぶテトラの周囲に寄せられて浮かんでいた。
ちょうど、一湊タンク下の湾奥がすべて流れ藻で覆いつくされた感じ。。。
昨年は3/30にこんな光景になった。(→大量の流れ藻)
「間に合った~!!」
あとは再び流れ出すのを待つのみ!!(^^)
ひとまず、海の中に入って待つことにした。
今回、なぜワイドレンズをわざわざ取りに戻ったかと言うと、実は今年の流れ藻は下についている魚の数が尋常ではなかったのだ。。。(・・;)
しかも、「藻じゃこ」と呼ばれるブリの幼魚が今年はウジャウジャと藻の下で群れていたのだ。
当然、「藻じゃこ」なので流れ藻の下で群れるのは当たり前なのだが、これまでは岸に流れ着くアカモクの下には着いていても小さな群れが着くくらいで、今回のように大きな群れがウジャっと着く事は稀なのだ。
4月から始まる藻じゃこ漁は沖の方に漂流している流れ藻の下に着くブリの幼魚を流れ藻もろとも一網打尽にする漁なのだが、実際に流れ藻の下にブリの幼魚が五万と着くのは初めて見る光景だった。。。
これは撮りたい!!!
エントリーすると、湾奥のテトラにビッシリ寄っていて、しかも空は厚い雲に覆われ今にも雨が降りそうな天気だったので、藻の下は真っ暗だった。。。(・・;)
これが流れだし、ポイントの中ほどまで流れてくれれば、明るく幻想的な光景が撮れる。。。はずだった。。。
しかし、待てども待てども流れ藻は沖に流れ出す気配はなく、結局3時間海の中にいたけど、ずっと流れ藻は動かずに終わった。。。(◎_◎;)
マジか。。。
今度はいつチャンスがやってくるのだろう。。。はぁ。。。
来年からはこの時期になったら、いつもワイドレンズは車の中に入れておこう。。。と心に誓った。(笑)
それはともかく、ブリの子供以外にも様々な魚がこの流れ藻には着いていた。
これも含め、これまで見てきた流れ藻の中でも今年は最高に魚影の濃い流れ藻だった。
ただ今、着いていた魚種をまとめているところなのだけど、初めて見る魚も数種類いて、ワクワクする。。。(^^)
魚種を調べることで、どこからどういうルートで流れてきているのかを知るカギになる。
どこで産まれて、どこから流れてきたのか知らないけど、他の海との「つながり」を感じる瞬間だ。
最後はエアーも無くなって、諦めてエクジット。。。
いや~水面が流れ藻で覆われて出れないんですけど。。。(笑)
体中に藻を巻きつけ、もがきながら、何とか脱出!じゃなくて。。。エクジット。(^^;;