突然、ブリの大群が乱入!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.0℃
【透明度】 ~10m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:50-16:56
【潮まわり】 08:56 200cm 満潮 / 15:27 23cm 干潮 / 中潮(月齢:4.3)
【日の出・日の入】 日出06:35 日没18:21

今日も北西の風が強く、海は時化気味。。。
海なしにしようかどうかメチャ迷ったが、昨日入れなかったので、エントリーする事にした。
何か海に入っていないと、不安で不安で仕方がないのだ。。。(・_・;

コマチガニの子
コマチガニの子
水中は一昨日ほどではないのだが、やっぱりウネっていた。
普通にダイビングしている分にはまったく問題ないのだが、ちょっとカメラを構えると、筋肉痛になるくらい体の固定が必要なくらいウネリは激しい。

浅場の透明度は5m程度。
鼻先まで出てようやく10mくらい。。。

ガンガゼに着くマジマクロイシモチ
ガンガゼに着くマジマクロイシモチ
レーザービーム
レーザービーム
ウネリの影響が少しでも弱まる沖の深場に行こうと思ったけど、何だか知らないけど途中でマジマクロイシモチの撮影にはまってしまって、結局ずっとガンガゼ相手に試行錯誤して1本が終わってしまった。。。(ーー;)
この時期は例年、基本的にマジマクロイシモチは不思議なくらい目にしないのだが、今年は冬季も結構な割合でガンガゼに着いているのを見かける。
先日も常連ゲストにマジマクロイシモチをリクエストされ、「冬季は厳しいっすよ。。。春を待ちましょう!」などと言った先から、メチャクチャ群がるガンガゼをいくつか見つけ驚いたばかり。
それはそうとマジマクロイシモチは青い筋が何本も入っているアオスジガンガゼと呼ばれるガンガゼに着いている子を撮ると、結構面白い写真が撮れる。

アオスジガンガゼ
アオスジガンガゼ
このガンガゼは、ちょっとボカすとこの青い光が反射してガンガゼの針の根元も青く光り、左写真のような近未来的というか、メカニカルというか、青い炎が妖しくも美しい写真が簡単に撮れる。
前からこれを背景にしたマジマクロイシモチ(できれば卵を口内保育中の子!)を撮りたいな~と思っていて、しょっちゅうカメラを向け試行錯誤しているのだがなかなか満足いく絵にならない。。。
というか、奴らはなかなか思い通りの場所に来てくれないのだ。。。(^^;)

今日もかなり粘ったが、想像している写真のようにはならなかった。

ヒレが赤い。。。?
ヒレが赤い。。。?
ところで屋久島では超普通種のマジマクロイシモチなのに、いまさら気づいた事があるんだけど。。。
こいつらのヒレって赤かったっけ。。。?(・_・;
意識してみるとこのガンガゼに着いていた3匹すべてが背ビレ、胸ビレ、尾ビレまでもが真っ赤!
う~ん。。。なぜに今まで気づかなかったのだろうか。。。?

それともこれは季節的なもの?
夏場のマジマクロイシモチでヒレが赤いという認識はまったくなかったんだけど。。。
まさかマジマクロイシモチだと思っているものの中に2種が混じっていたりするのだろうか?

今年はもう少し丁寧に見ていく必要がありそうだ。

3-4月の風物詩・ムラサキウミコチョウ
3-4月の風物詩・ムラサキウミコチョウ
毎年、この時期からGWくらいまでよく見られるのがムラサキウミコチョウだ。
ウミコチョウの仲間は毎年、GWの前後にのみ爆発的によく見られるのだが、ムラサキウミコチョウはその先陣を切る。
まさに3-4月の風物詩と言える季節の指標種だ。

このムラサキウミコチョウを撮っていると、急に辺りが暗くなったので上を見上げてみると。。。。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

なんと、巨大な1mオーバーのブリが数百匹の群れを作り、それに囲まれていた。
マジで驚いた。。。(・_・;

急いでマクロ・モードから、絞りを開け、ストロボ光量を最大にしてカメラを構えたが(105mmマクロで。。。笑)、時すでに遅し。
あっという間にブリの大群は過ぎ去ってしまった。

いや~マジででかかった。。。( ̄Д ̄;;


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , , ,

9 Comments

  1. アオスジガンガゼは、ちょっとボカすと青い光が反射してガンガゼの針の根元も青く光り、妖しくも美しい写真が簡単に撮れる。前からこれを背景にしたマジマクロイシモチを撮りたいな~と思っていて、良くカメラを向けるのだがなかなか満足いく絵になら… http://bit.ly/ghlfT3

  2. アオスジガンガゼは、ちょっとボカすと青い光が反射してガンガゼの針の根元も青く光り、妖しくも美しい写真が簡単に撮れる。前からこれを背景にしたマジマクロイシモチを撮りたいな~と思っていて、良くカメラを向けるのだがなかなか満足いく絵になら… http://bit.ly/ghlfT3

  3. 海中の様子を参考にしたく、拝見しております、安房の漁師です。

    その鰤かどうかは分からないが、昨日は安房の瀬端にものすごい群れでいたよ。
    若い漁師さんたちがびっくりして追いかけていたけど、なかなか産卵ブリは口を使わないから食わせるのは難しい。
    たまたま、ジギングの帰りに遭遇したので、やらしてみたら何投めかにヒット、
    五分ぐらいして上がってきたのは、丸々と太った十二三キロのりっぱな魚体。

    まだ虫もついていないようできれいな状態だった。残念ながらお持ち帰りいただいたので中身はわからない、
    多分大丈夫だったかも。

    船から見える範囲が全部ぶりの群れなんてめったに遭遇しない、千載一遇のチャンスでした。

    以上漁師の視点からの報告でした。

    • コメントありがとうございます!
      漁師さんの視点、とても勉強になります。

      僕も毎日潜っていて、あれほど大きな成魚群れは初めて見ました。
      普段はいてもせいぜい5匹くらいの群れで、しかも1mもないくらいのサイズなので、今回の群れにはちょっとビックリしました。
      ツムブリの群れなら夏を中心に頻繁に見られるんですけどね~(^^;)

      逆にお聞きしたいのですが、ブリの大きな群れが屋久島の沿岸で見られるというのは(漁師さんから見ても)珍しい事なのですか?
      屋久島では「春の風物詩」という程ではないのでしょうか。。。?

      産卵関連の生態でよく屋久島の沿岸に回ってくるというのなら、今度は当てて見に行きたいと思うのですが。。。(^^;)

  4. 返信

    漁師になって二十年程になりますがこんな事ははじめての経験です。

    何年か前に湯泊沖で見たと、宮崎の船に聞いたのを覚えています。

    多分七八年から十年くらいに一度の割で、海流の異変があり、例年ならトカラあたりで産卵するのを

    屋久島で間に合わせているのではないかと思いますが、確証はありません。

    今日も平野沖に大群がいるとの情報があり、午後からムロをとって、言ってみましたが、

    残念ながら、全く口を使ってきません、ブリにしてみれば子孫を残すのに全エネルギーをかけているので

    他のものには見向きもしないのでしょう。

    思いっきり遊ばれてしまいました。

    昨日はナブラの上に船を進めても逃げなかったのが今日はアットいう間に姿を消していました。

    そろそろ終わるのかも。

    • 返信ありがとうございます。

      そうでしたか。。。毎年の事ではなかったのですね。
      となると、ブリの群れの生態写真を撮るめったにない大チャンスだったのか。。。(・_・;

      残念。。。

      またいろいろと教えて頂けると、ありがたいです。
      今後ともよろしくお願いします!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください