タグ: セボシウミタケハゼ

白い腕に包まれて。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 29.6℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:21-16:50
【潮まわり】 06:49 89cm 干潮 / 13:49 170cm 満潮 / 18:44 148cm 干潮 / 小潮(月齢:22.2)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:45

今日はゲストなし。
午後から1人でカメラを持って海へ。。。

日本の太平洋沿岸ではこれから秋にかけての時期が一番海が面白いという話をよく聞くけど、屋久島の場合は様々な生き物が繁殖期を迎える5月くらいから、もう少し南の海域から様々な幼魚や死滅回遊魚が現れる7月くらいまでが最も面白い時期だ。

今も決して魚影は薄いわけではないし、繁殖を行っている生き物も沢山いるのだけど、やっぱり5-7月の賑やかな時期に比べたら、ちょっと落ち着いちゃっていて興味深い行動なんかもなかなか見つからない。(^^;;
これはガイドが続いていて、なかなかプライベートで海に入れないため、自分の興味に合わせて連日で潜るという事ができないからというのもあるとは思うけど。。。

シャコガイの入水管
シャコガイの入水管
気づくと過去に何回も何回も撮っているような被写体にまたまたカメラを向けてるし。。。(笑)
シャコガイの入水管の入り口付近にあるヒラヒラは何かちょっと面白い形状をしていて、前からこれと絡めてセボシウミタケハゼを撮りたいと思っていた。
確かに面白い背景にはなるのだけど、何かイマイチ。。。(^^;;
ハゼとそのヒラヒラ、両方にピントを合わせるのはなかなか難しくて、結局絞りをF22まで絞って撮ると、何かドギツイ写真になっちゃう。。。(笑)

_DSC0325高水温は依然として続いていて、ポイント内の被覆状のサンゴやハナガタサンゴ類は軒並み色褪せて白化気味の状態が続いている。
イソギンチャクなんかもそうで、サンゴイソギンチャク、シライトイソギンチャクなどはどれも真っ白!
それはクマノミを撮る時の背景としてはメチャ綺麗でなかなかいい感じ。。。(^^)
な~んて言うと、何か軽率だと思われてしまうかもしれないけど、実はイソギンチャク類は意外に環境の変化には強くて、水温が下がり始めるとスグに元に戻る。
この背景は今だけ楽しめる限定被写体なのだ。


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憧れの貝に乗ったハゼ!(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.7℃
【透明度】 20m
【海況】 ややウネリ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:34-16:15
【潮まわり】 10:02 200cm 満潮 / 16:07 72cm 干潮 / 中潮(月齢:19.8)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:28

今日は天気も良くてワイドで行こうか迷ったが、結局セッティングの時間がとれず、マクロのまま海へ。。。
昨日は初潜りはしたものの、ホームグラウンドの一湊タンク下に入らないと何か落ち着かない。。。という事で、今日はホームグラウンドでの初潜り。
年末に見つけた貝に乗るハゼも撮りたかったし。。。

貝に乗るハゼはよく写真で見かけていつも「いいなぁ。。。」と思っていたのだが、そもそもハゼが乗るような大き目のキヌヅツミガイなどの仲間が少ないので、いまだかつて見たことがなかった。
なので、先日ガイド中に見つけた時はかなり興奮した。(笑)

いつも良く見るベニキヌヅツミガイだったので突然、セボシウミタケハゼが乗っていてちょっとビックリした。
ちょっと前までは乗っていなかったので。。。
なので、今日も現場に着くまではまだ乗り続けているかちょっと心配だった。
でも今日もしっかり乗っていた!(^^)

ベニキヌヅツミガイに着くセボシウミタケハゼ1
ベニキヌヅツミガイに着くセボシウミタケハゼ1
ベニキヌヅツミガイに着くセボシウミタケハゼ2
ベニキヌヅツミガイに着くセボシウミタケハゼ2
あれほど憧れたシチュエーションなのに、いざ撮ろうとすると全然構想が思いつかない。。。(-_-;)
どう撮ったら綺麗なんだろう?
そう撮ったら面白い写真になるんだろう?
全然、思いつかない。。。

結局、引きで何枚か撮って、寄って何枚か撮って、あまり満足のいく写真にならないまま終了。。。
思いのほか、被写体としてあまり魅力が感じられなかった。。。(笑)
バックのフトヤギの仲間もこのベニキヌヅツミガイに食われているからなのか、死んで茶色くなった部分も多く、今ひとつ絵にならないというのもあった。

赤いヒドロ虫の子供たちに混じるワレカラ類
赤いヒドロ虫の子供たちに混じるワレカラ類
やや深場で真っ赤な色をしたヒドロ虫の仲間を見つけた。
今まで見たことがない色だ。
このヒドロ虫の仲間、現場で撮っている時はまったく気づかなかったのだが、帰ってからPCで拡大して見てみると、子供みたいな小さなポリプをいっぱい着けていた!!!(゜O゜;
それはまるで植物の「むかご」みたいな感じで、よくサンゴのクサビライシの仲間から出てくる芽みたいなやつ(クローン)にも似ていて面白い。。。
このヒドロ虫はクラゲは出さないのだろうか。。。?
この芽みたいなやつはこのあと、真っ赤なポリプになるのだろうか???
それとも遊離する???
謎だ。。。

さらに面白かったのが、このヒドロ虫の子供たちに混じって同じくらいのサイズのワレカラ類が沢山いたことだ。(矢印がそれ)
一見、擬態のようにも見えるくらい、両者はよく似てる。。。(笑)

こりゃ面白いなぁ。。。
また行かなければならない場所&ネタが1つ増えた。(^^)


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台風一過の海

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 28.2℃
【透明度】 30m~
【海況】 ややウネリあり
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:26-16:25
【潮まわり】 10:46 52cm 干潮 / 17:32 213cm 満潮 / 若潮(月齢:10.5)
【日の出・日の入】 日出05:52 日没18:45

今日は体験ダイビングをスタッフに任せて久しぶりに1人でカメラを持って海へ。。。
カメラを持って入るのは何日ぶりだろう。。。(¨;)

やはりあれだけ強風をもたらした台風15号でも、一湊湾内は大きく時化なかったようで、砂地の細い小枝さえもまったく動いていなかった。
しかし、台風が屋久島よりも前面に出た今日は台風のウネリが到達しているようで、時折、一定の間隔で揺れる底ウネリがあった。
大きなものではなかったけど、今更ながらに台風の強さを実感できる。

それでも沖に出ると透明度は30m以上はあり、青々とした海が広がっていた。
浅場はかなり濁ってたけど。。。

カメラを持って海に入るのはガイドの合間をぬって7/31にワイドで漁礁に行って以来だ。
やっぱりシーズン中はなかなか自分のためのダイビングができない。。。
ガイド中に気になったことを再観察&再確認したり、ガイド中に撮りたいなぁ。。。と思った被写体(生態や行動)を、こういうわずかなチャンスに狙うわけだが、大抵はすでに旬を過ぎていて、その行動がまったく行われていなかったり、イマイチだったりする。。。(¨;)

そうしたシーズン中に気になったもののうちのひとつに、甲殻類やホンソメワケベラの幼魚によるエソ類のクリーニングがある。
初夏から秋にかけての高水温期は突然、何の変哲もない水底にボコッと小さなイソギンチャクができて、そこにクマノミの幼魚やニセアカホシカクレエビなどが数匹着いたりする。
こうしたクリーニングステーションはそう長くは続かず、時間の流れとともに1匹づつ減っていくクマノミのチビと同様にこうしたクリーニングを行う生き物も少しづつ減っていき、秋の終わり頃にはその小さなイソギンチャク自体が消えてなくなってしまう事が多い。
つまり、夏期のみ営業する臨時”ミニ”クリーニングステーションなのだ。

クリーニング中に頬を膨らませるエソの仲間
クリーニング中に頬を膨らませるエソの仲間
最初はこんな感じなのだけど。。。
最初はこんな感じなのだけど。。。

こうした水底にある小さなクリーニングステーションの主なお客様は、遊泳性の魚よりも水底付近で生活する連中が多く、よく見るのはエソ類だ。
エソ類はクリーニング中、気持ちいいのか、クリーニングをさせやすくするためなのか、頬を大きく膨らませるのだが、これがかなり驚く大きさに膨らむ!!!
ゲストさんに「撮れ!撮れ!」と言っても、あまり撮ってくれないので(笑)、自分で撮りたいなぁ。。。とずっと思っていた。
絶対に面白い写真になると思うんだけどなぁ~と感じていたんだけど、何かイメージ通りの画は撮れなかった。。。(¨;)
ホンソメが鰓から入って口から出てくれれば最高なんだけど、待てども待てども口から出てこなかった。。。(笑)

採餌中のアカホシカニダマシ
採餌中のアカホシカニダマシ
ウミショウブハゼ属の一種やセボシウミタケハゼなどはまだまだ繁殖時のピークのようで、そこらじゅうで卵守りのオスの姿を見かける。
ウミショウブハゼ属の一種の着く小枝は遠くから見ると、何匹もピョンピョン跳ねているのが分かった。
採餌(プランクトン類の捕食)しているのか、それともヘビギンポ類のような跳ねる求愛をしているのか調べようと近づいてみると跳ねるのを止めてしまった。。。

やつらはかなり警戒心が強いハゼなのかもしれない。
仮に産卵をしていても近づくと止めてしまうのではないか?というのは前にも感じていた。(→屋久島滞在395分。内200分を水中で過ごす人。(笑)
こいつらの産卵を狙っていたんだけど、結構難しそうだ。。。


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屋久島滞在395分。内200分を水中で過ごす人。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 27.5℃/28.4℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 やや浅場にウネリ
【天候】 晴れのち曇り
【潜水時間帯】 11:03-13:04/14:05-15:22
【潮まわり】 06:34 70cm 干潮 / 13:29 183cm 満潮 / 18:44 141cm 干潮 / 小潮(月齢:7.5)
【日の出・日の入】 日出05:50 日没18:49

今日のゲストは2年ぶりの来島となるIさん。
屋久島に来たのは良いのだけど、台風15号は思いのほか内側(本土寄り)を通るコースになりそうで、帰る予定の2日後がメチャクチャ怪しい感じ。。。(¨;)
思わず港でお会いした途端に「さて、帰ります?」と言ってしまった。。。(^_^;)

結局、今日は2本潜って、高速船の最終便で帰ることにして、急いで潜りに行った。

すでに一湊港は台風つなぎを始めていて、ボートは出せない。。。
仕方なくビーチから2本潜ることに。

海はまだまだ比較的凪ぎていて、浅場はややウネリがあるものの透明度も30m以上はあり、コンディションは良かった。

ジョーのサンド(砂)アウト!(笑)
ジョーのサンド(砂)アウト!(笑)
せっせと巣穴のお掃除。。。
せっせと巣穴のお掃除。。。
いつもの黄色い老成のジョー(メス)が巣穴の掃除をしていた。
気が強いためまったく巣穴の中に隠れない上に、小枝を差し入れると元気に咥えて吐き出す子なのだが、巣穴の掃除をしているのは始めて見た。。。

引っ込んでは砂を口いっぱいに頬張り出てくるとプワァーと吐き出す。
これが結構上まで飛ぶので迫力がある。
たまに大きな石を咥えて吐き出すことも。。。

何度かそんな作業を続けてくれたのだが、ゲストIさんはなかなかタイミングが合わず苦労していたみたいだけど、最後の最後にメチャ凄い1枚が撮れた!(^^)

最近の僕のブームはウミショウブハゼ属の一種の卵守りだ。
-16m付近に細い樹の枝が落ちていて、8月はなかなか海が時化なかったので、ずっと同じ場所に落ちたままになっている。
そこにウミショウブハゼ属の一種が大量に着いていて、枝のそこらじゅうに卵が産み付けられており、それを基本的にはオスらしき子が守っているのだ。
守っているといっても、基本的には卵の上にいても、手をかざすとスグに逃げてしまうのだが、またスグに元に戻ってくる。
スズメダイ類のよう噛み付いてきたり、体当たりしてきたりという激しい行動はまったく見せないけど、一応ゆるやかに守っているっぽい。。。(笑)

今日は産卵していたのではないか?というシーンにも出会った。
メスが2匹、オスが1匹、同じ場所に集まっていてじっとしている。。。
多分、僕らが来る前は産卵していたのではないかと思うんだけど、産卵を見たわけではないので何とも言えない。

この産卵床に利用している樹の枝なんだけど、ちょっと時化れば簡単にぶっとびそうな枝だ。
この枝が時化でなくなるまでの楽しみなのだが、しばらくはここに通ってしまいそう。。。(#^.^#)

ウミショウブハゼ属の一種の卵守り
ウミショウブハゼ属の一種の卵守り
ウミショウブハゼ属の一種の卵
ウミショウブハゼ属の一種の卵

セボシウミタケハゼの卵守り
セボシウミタケハゼの卵守り
いつものカイメンではセボシウミタケハゼも卵を守っていた。
この手のハゼ類の卵守りや産卵は結構、好きかも。。。(^^)

セボシウミタケハゼといえば、いつものシャコガイに乗っている子の口の中に寄生虫がいた。
当然、シャコガイなので、背景の綺麗さは申し分ない!!
これってシャコガイとセボシウミタケハゼ、そして寄生虫との3者共生を「美しい作品」にできるかも。。。!!!
台風一過後にカメラを持って潜り、ぜひ撮りたい被写体だ。(^^)

結局、Iさんは9:45の高速船で来て、16:20の高速船で帰った。
合計の屋久島滞在は395分。
その内、約半分の200分は水中にいた。。。(笑)


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ウミウシ目になる。。。

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.2
【水温】 29.7℃/28.8℃/30.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 09:35-10:31/11:33-12:29/14:29-15:50
【潮まわり】 06:21 236cm 満潮 / 12:58 31cm 干潮 / 19:16 238cm 満潮 / 大潮(月齢:29.0)
【日の出・日の入】 日出05:46 日没18:58

昨日、屋久島は少ないとはいえ、あまりウミウシ・リクエストに応えられなかったのが悔しくて(笑)、今日は最初の2本で普通にガイドしたあと、3本目はウミウシ目になって、久々に気合を入れてウミウシを探してみた。
昔は一時期、ウミウシに凝ったことがあるのだが、屋久島に来てからはたまにウミウシ・オンリーのダイビングはするものの、最近はまったく見ていなかったので慣れるまで時間がかかった。(^_^;)

どんどんエンジンがかかってようやくウミウシ目になった頃、エクジットしなければならない時間に。。。はぁ。。。
昨日よりは5-10mmサイズのウミウシが眼に入るようになってきたけど。。。明日になればもっと目が慣れると思うんだけどなぁ。。。

Aさーん!もっとゲストの少ない春頃にまた遊びに来てー!!!!
連日、ウミウシ・オンリーのダイビングができれば、完全にウミウシ目になれるかも!!!(笑)


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ま、マダイ???(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 26.8℃/25.7℃
【透明度】 30m/30m
【海況】 やや風波
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:28-11:30/13:10-13:55
【潮まわり】 08:23 234cm 満潮 / 15:05 15cm 干潮 / 中潮(月齢:2.8)
【日の出・日の入】 日出05:20 日没19:24

今日は朝ものんびり出て、のんびり2本。。。
相変わらず天気もいいから、このペースで潜るのがいいなぁ。。。
ただ、風だけはここ3日間変わらず強く、一見凪ぎの一湊湾内も真ん中くらいまで出るとかなり水面は揺れてパシャパシャしてる。

マダイの若魚
マダイの若魚
ゲストの1人がなんと4年ブランクだった事もあり、ブイの下からゆっくり地を這って行くと。。。
うぉ~!!!!マダイ????(^^;)
汽水域では見たことがあったのだが、通常のダイビングポイントでの確認は初めて。
なぜこんなところに。。。(・_・;
いずれにしてもこれもキタマクラやカワハギ同様に国内の南限なのでは?
やはり温帯化が進んでいたか!(笑)

シャコガイの仲間に着くセボシウミタケハゼ
シャコガイの仲間に着くセボシウミタケハゼ
相変わらず、ここのシャコガイにはセボシウミタケハゼが沢山ついていた。
今日は産卵もしておらず、卵を守っている様子もない。。。
こいつらってほんと、卵を守らないよなぁ~(^^;;
噛みついてきてくれたら面白いのに。。。

ゼロ戦に着くフタイロの幼魚
ゼロ戦に着くフタイロの幼魚
2本目はゼロ戦へ。
昨日ほどは潮が速くはなかったが、時間と共に速くなってきて最後は結構流れていた。

しばらくはポイント全体にひろがっていたツバメウオがエクジット直前には大きな100匹くらいの群れになって水面直下にかたまってくれた。
今はだいたい昼過ぎの時間帯にかたまるみたい。


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ホシカゲアゴアマダイ2匹がハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.8℃
【透明度】 40m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 4:24-7:01
【潮まわり】 04:48 209cm 満潮 / 11:50 31cm 干潮 / 18:33 208cm 満潮 / 中潮(月齢:27.3)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

今日も早朝からジョーフィッシュのハッチアウトを狙った。
行ってみると巣穴のフタはすでに開いていたのだが、巣穴の主はまだ引っ込んだまま。
4:39にようやく顔を出し注意深く辺りを伺ったあと、4:40には卵を口いっぱいに抱えて出てきた。。。
今日は早めに現場に到着し、構図や露出なんか決める時間もあり、かなり余裕がある。(笑)

ジョーフィッシュのハッチアウト
ジョーフィッシュのハッチアウト
その後、3分くらいはたま~に1-2匹づつ孵化する稚魚もいたけど、基本的には口の中で卵を転がしているだけ。
4:43を過ぎた辺りから孵化する稚魚が増えてきて、約40秒くらいでほとんどの稚魚を孵化させた。
今日は少しづつ孵化していく感じ。。。
そこから5分くらいかけて残りのなかなか孵化しない稚魚を孵化させて日の出40分前の4:48過ぎにはすべてのハッチアウトが終わった。

所要時間8-9分。
今日はピークが長かった。。。30秒以上はあったような。。。(いつもは12-13秒くらい)

ちなみに今日は妙に早く孵化してしまったのだが、これは多分、僕のせい。。。
構図を決めたり、カメラのストロボの位置を直したりするために、かなり早くからライトをガンガンに炊いていたからだと思う。

海の中は日の出前から明るい。
だいたい日の出の30分くらい前の「市民薄明」の時間くらいから明るさを感じ始める。
ちょうど、その時間の頃にハッチアウトしている子が多い事から、やつらは多分、微妙な明るさをハッチアウトの目安にしているのだと思う。

実は今日ハッチアウトしたのはこいつだけではなかった。

巣穴から稚魚が噴き出てる。。。(・・;)
巣穴から稚魚が噴き出てる。。。(・・;)
今朝2匹目のハッチアウト!
今朝2匹目のハッチアウト!
前々回(6/18)にハッチアウトを観察したオス(⇒無事、ジョーフィッシュの今季初ハッチアウト! | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)はその日の午後には産卵してまた新たな卵を咥え始めたのだが、そいつはその後、まったく卵を咥えてくれないため、全然卵の成熟具合を確認できなかった。
早朝なら咥えているかも。。。と思い行ってみると、な、な、なんと!巣穴のフタが開き、そこから稚魚が噴き出ているではないか!!!(・・;)
そう、オスが咥えて外に出てくる前に孵化が始まっちゃったのだ。。。(笑)

しばらくすると、慌てて卵を咥えて出てきた。(4:53)
そこから13秒くらいで一気にほぼすべての稚魚を孵化させてしまった!!
このペース(最初の数秒でピークに達する)でハッチアウトさせるのは、このオスの前回のハッチアウトの時と同じ。

その後はなかなか孵化しない子の追い出しに4:56くらいまでかけていた。
総所要時間はたった3分くらいだった。

産卵から孵化までは11日間だった。(水温は24-25℃くらい)

明るくなってからは浅場をフラフラしていたら、ようやくシャコガイの仲間にセボシウミタケハゼが着いているのを見つけた!!
屋久島にはシャコガイの仲間はとても多く見られるのだが、これまでそこに何かが着いているのを見たことがなかった。
ところが、5月に遊びに来たゲストの写真にシャコガイの仲間に乗るセボシウミタケハゼが写っていて、「これどこで撮ったの~!!!」と場所を追及したのだが、なんとなくしか場所が分からず、その後はずっと探し続けていた。。。(笑)
それがようやく分かったのだ。

見ると1匹どころではなく、小さなシャコガイに6-7匹は着いていてビックリ!
さらによくよく見てみると。。。うぉ~!!!産卵してるぅ~!!!!

オス同士のケンカ
オス同士のケンカ
産卵中。。。
産卵中。。。

興奮するオス
興奮するオス
オスが2匹、メスが4-5匹ついていて、オス同士は頻繁に喧嘩し、強い方のオスは貝の外側に産卵床を構え、メスを3匹引き連れて産卵させていた。
産卵中はもう1匹のオスが頻繁に割り込んできて、その都度喧嘩になる。。。

最初はこのシャコガイの美しい模様をバックにセボシウミタケハゼを撮りたかっただけなのだが、それどころではない!!
その後はずっとこの産卵を観察していた。(笑)
何かヘビギンポ類の産卵に似ている。。。

シャコガイとセボシウミタケハゼ その1
シャコガイとセボシウミタケハゼ その1
シャコガイとセボシウミタケハゼ その2
シャコガイとセボシウミタケハゼ その2
最後に数枚、”夢にまで見た(笑)”シャコガイ背景のセボシウミタケハゼを何枚か。。。でも、何かイマイチ。。。(・・;)

週が明けたら、もう一度、来よっと!(^^;)


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ようやくセホシサンカクハゼの卵を見つけた。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:18-16:49
【潮まわり】 09:34 76cm 干潮 / 16:15 167cm 満潮 / 21:18 130cm 干潮 / 長潮(月齢:24.3)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:24

今日は午後から1人で海へ。。。
今日も海はベタ凪ぎなのに、水中は大きくウネリがある状態。
典型的な台風ウネリだ。
でも、昨日よりはマシなのかな。。。
何か小さな動かないものを撮っていると、レンズの前を切れて散ったアオサがチョロチョロ横切るのがウザい。(笑)

セホシサンカクハゼの卵守りを観察。
伊豆や伊豆大島、柏島などの温帯域ではよく観察されているようで写真や動画も多いのだけど、屋久島では同様に普通種でもあるにも関わらず、僕はまだ見たことがなかった。。。(・・;)
それはきっとこのハゼをこれまでよく見ているようでちゃんと見ていなかったのだろう。
普通種だからこその見落とし。。。

セホシサンカクハゼの卵守り
セホシサンカクハゼの卵守り
5月くらいから知り合いの同業者のブログにこのセホシサンカクハゼの卵守りの写真が出ているのを見て、屋久島でも始まっているかな。。。とずっと探していたのだが、ようやく見つけた。。。(遅っ!(・_・;)
砂地と岩場の際にある石の裏(天井)に卵を産みつけ、それを守っていた。
覗き込むと、卵を守っていた親は心配そうに警戒。。。
卵と親の目にピントが合うようにいろいろな角度から撮影していたら、かなり長く粘ってしまった。。。(・・;)

すでに卵はかなりの透明感があり、稚魚の目玉もクッキリ!
今晩にでもハッチアウトしそうなプルプルな卵だった。

新たな卵を咥え始めた
新たな卵を咥え始めた
もうすぐ孵化か?
もうすぐ孵化か?
定点観察中のカスミヤライイシモチとアオスジテンジクダイをチェック。
先日、ハッチアウトを逃し、次の日の日中にはなぜかハッチアウト済みだったカスミヤライイシモチが新しい卵を咥え始めた。
産みたての卵は白く、まだ稚魚の目玉も出ていない状態。。。

アオスジテンジクダイはそろそろハッチアウトしそうな感じ。。。
どうしようか。。。狙おうか。。。大きいから絵になるだろうな。。。

セボシウミタケハゼの産卵サイクルは早い
セボシウミタケハゼの産卵サイクルは早い
セボシウミタケハゼはまた新しい卵を守っていた。
彼らの産卵サイクルは他の魚に比べてメチャ早い。
今度は産卵を見たいなぁ。。。


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クマノミの産卵観察

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 23.1℃/24.3℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:25-10:59/11:28-13:27
【潮まわり】 08:32 219cm 満潮 / 15:20 20cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も超常連ゲスト2人と2本。
1本目は沖に出て昨日同様に卵探し。(笑)

コガネスズメダイの卵守り
コガネスズメダイの卵守り
口内保育中のアオスジテンジクダイ
口内保育中のアオスジテンジクダイ
昨日は卵は見られなかったコガネスズメダイの産卵床に一斉に卵が産みつけられていた。
面白いのが、周辺のコガネスズメダイはすべて同じ日に産卵をして、一斉に卵を守る事。
今日はそこらじゅうにコガネスズメダイの卵守りが見られた。

ミツボシクロスズメダイもこれと繁殖生態が似ているのだが、今日は産卵が至る所で見られた。
ワタワタしている卵自体もコガネスズメダイとミツボシクロスズメダイとではよく似ている。

テンジクダイ類もそこらじゅうで口内保育が見られた。
テンジクダイ類の中でも最も早くから繁殖期に入っていたアオスジテンジクダイもまだまだ卵を咥えている個体が多い。

1本目の帰り道、エントリー口近くのクマノミ夫婦がイソギンチャクを噛みついてどかし、産卵床を綺麗に掃除していた。
これはまもなく産卵するに違いない!!と感じたのだが、エアーも残り少なく断念。。。

ゲストのリクエストもあって、クマノミ産卵狙いで水面休息もそこそこにスグに2本目エントリーした。
さすがにもう終わっているかな。。。と思ったのだが、何とまだ掃除中!!
じっと観察しながら、ゲストと一緒にその時を待った。
しかし、全然始まらない。。。(・・;)
考えてみると、産卵管もまだ出てなかったし、1本目はどんなに待っても産卵は始まらなかったのだ。(^^;)
2本目のエントリーもそう急ぐ必要はなかったのかも。(笑)

クマノミの産卵
クマノミの産卵
何と産卵はエントリーから1時間経過した12:30に始まった。
最初の1筋は4個の赤い卵だった。
そこからどんどん赤くなっていく産卵床を観察。

産卵も1時間くらい観察していたので、合計2時間、まったく動かないダイビングだったので、最大水深4.2m、平均水深3.6mというワケのわからないダイブ・プロフィールに。(^^;)
0.6mの違いは多分、潮の干満の差。
今日も潮の引きが凄まじかった。。。

結局、途中で寒くなってきたのでエクジットする事に。。。
産卵開始から1時間くらい見ていたけど、まだまだ産み続けそう。。。

アコヤガイに棲むエビ
アコヤガイに棲むエビ
セボシウミタケハゼの産卵床
セボシウミタケハゼの産卵床
その間、もう1人のゲストG氏は昨日、自分で見つけたアコヤガイの中に棲む謎のエビを撮りに。。。
途中何回か、クマノミまで戻ってきたのだけど、全然僕らが動いていないので驚いていた。。。(笑)

エビの方はアコヤガイが広く開かないため、なかなか上手く撮れなかったようなのだが、ずばりこのエビだった。(⇒アコヤガイなんとか?? – 【蒼い海への誘い】感動と色彩にあふれる地球の海 – Yahoo!ブログ
ハサミの赤い点々が印象的だった。

調べてみると、チョウガイカクレエビというシャコガイなどに棲むエビで、小笠原や八重山諸島、柏島なんかで出ているエビのようだけど屋久島では初だ。
早速、明日撮りにいこっと!
Gさん、ありがとー(^^)

帰りに昨日のセボシウミタケハゼの産卵床を撮ってきてくれたのだが、よく見ると新たな卵のパッチが!!
昨日の夕方は下方の卵のパッチが1つだけだったのに、上に1つパッチが増えてる。。。!!
産卵はいつしたんだろう。。。?


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無事、今季初ハッチアウト!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃/23.2℃/23.9℃
【透明度】 20m/20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 4:43-5:43/11:54-13:28/14:53-16:48
【潮まわり】 07:51 227cm 満潮 / 14:42 6cm 干潮 / 大潮(月齢:16.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:22

今日も早朝4時起きで海へ。。。
昨日は外してしまったジョーフィッシュのハッチアウトに再トライ。
昨日、卵を確認した感じではもういつ孵化してもおかしくないほど透明感がある状態だったので、もう絶対に今日だと確信。

4:51ハッチアウト!
思った通り、無事にハッチアウトしてくれた。
現場に到着したのが4:48でその2-3分後にはハッチアウトが始まってしまった。。。(・・;)
まったく準備もしていないうちに始まっちゃったもんだから、慌てた慌てた!!\(;゜∇゜)/

4:50過ぎには巣穴のフタが開き、ちょっとだけ口を大きく開けたりしながら予行演習したあと、思い切り体を出して4:51には10-15秒くらいで一気にほとんどの稚魚を孵化させ放出!!
いや、着いたばかりでまだカメラを構えていなかったので焦った、焦った!!
とっさの事だったので、スグにピントも合わせられず、落ち着いてシャッターを切れるようになる頃には、もうほとんどの稚魚が放出されたあとだった。。。(ーー;)

さらに。。。
実は今回、事前に考えていた正面から撮る構図があったのだが、巣穴から顔を出したところまでは良かったのだが(正面を向いていたのだが)、孵化が始まったとたんに反対側にクルリとまわってしまった!!
マジかよ~!!!!
急いで反対側に回ったのだが、もっとも良いシーン(一番、稚魚が出ているシーン)は落ち着いて撮る事ができなかった。

ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後20秒でもうこんな感じ。。。
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後1分20秒
ハッチ開始後3分10秒くらい
ハッチ開始後3分10秒くらい

その後は孵化してしまった子供たちが入っていた卵の屑に絡まって上手く旅立てない稚魚たち数匹の孵化をずっとアシストして何回も吸ったり、吐き出したりを繰り返していた。
もうこうなると絵にはならないのだが、結局、今日はこればかりにシャッターを切っていたようなものだった。(涙)
4:57にはすべての稚魚を孵化させ、仕事終了。。。

だいたい7-8分の出来事なのだが、そのうち圧倒的にスゴイのが最初の10-15秒。
ここですべてが決まってしまう。。。

今日の市民薄明時間は4:48なので、やはりだいたいその頃がハッチアウトの時間だと言えそうだ。
もう少し早くエントリーするべきだった。。。(ーー;)

今日は超常連お二人がお客様。
昼ちょっと前から海へ。。。

抱卵中のホシゾラワラエビ
抱卵中のホシゾラワラエビ
卵を守るセボシウミタケハゼ
卵を守るセボシウミタケハゼ

今日は「卵シリーズ」で行こう!
と事前に打ち合わせして、様々な魚の卵を探す。。。
スズメダイなどは小さな卵が多いので、少しでも大きく卵だと分かるようなものを探すのだが、なかなか見つからない。。。

ナガサキスズメダイの産卵
ナガサキスズメダイの産卵
アオリイカの若い個体たち
アオリイカの若い個体たち

スズメダイの仲間はかなりの種類が繁殖期に入っていて、そこらじゅうで産卵や関連する行動が見られた。
写真はナガサキスズメダイの産卵。
岩の天井などに卵を産みつけるので、卵はなかなか撮りにくい。。。(^^;)

エントリー口にはアオリイカの若い個体が沢山たまっていた。

追記:
3本目で今朝、ハッチアウトしたジョーが棲んでいる巣穴を覗いてみると、なんと隣の巣穴に住むメスが入っていた!(当然、そのメスが入っていた巣穴はもぬけの殻)
最初は今朝ハッチアウトしたオスはどこかに引っ越してしまって、そこにそのメスが移り住んだのかと思ったのだが、ちょっと目を離し再び覗いてみると何とメスが元の巣穴に戻っていた!!
オスのいた巣穴を上からのぞいてみると、何と今朝ハッチアウトしたオスはしっかり奥の方にいた!!!
しかも、黄色い産みたての卵を咥えているではないか!!!
そう。。。こいつらは産卵してたのだ。(ーー;)
時間は16時過ぎくらい。
てっきり夕方の日没前に産卵するのかと思っていたので、意外にもまだ明るい日中に産卵したことにビックリ!
そしてハッチアウトから産卵までのサイクルが短いことにも驚いた。
今朝の4:50にハッチアウトさせて、その約12時間後には次の新しい卵を咥えたことになる。
これまで観察したジョーの中で最も短いサイクルだった。


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フカフカ6半に衣替え♪

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.9℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潮まわり】 08:41 215cm 満潮 / 14:27 87cm 干潮 / 中潮(月齢:17.4)
【日の出・日の入】 日出07:11 日没17:22

自宅のある宮之浦では結構、北西が強く吹いているような気がしたけど、意外にも海は昨日よりも凪ぎて、まずまずの海況。
今日からフカフカのNew6半に衣替え♪
今までの6半はどう考えても5mm以下のペラペラの厚さ。。。よくこれでここまで頑張ったものだ。。。
我ながらエライ!

超フカフカだから21度くらいならまったく寒くないと思いきや、結構冷たい。。。(-o-;
60分を越えるとかなり寒く感じた。
確実に寒さに弱くなっている体になってきたような気がする。。。

セボシウミタケハゼのチビ?
セボシウミタケハゼのチビ?
最近、毎日のようにチェックしているのが、ウミショウブハゼ系の卵だ。
この時期でも産卵していると知ってから、常にチェックしているのだが、なかなか産卵床が見つからない。
この手のハゼのチビは現在よく見かけるので、多分産卵もしていると思うのだけど。。。
もしかして、思いもよらないような場所に産卵床があったりして。。。(・_・;

強そうなオスのクマノミ
強そうなオスのクマノミ
 クマノミは雄性先熟の性転換を行うので、通常はそのコミュニティで一番強く、大きい子はメスだ。
実際、どのイソギンチャクでも、最も大きく、ごつい子は白い尾鰭のメスなのだが、-6m付近にあるイソギンチャクに棲む夫婦は黄色い尾鰭のオスの方が明らかに大きく、ごつい。
それはもう老成といっても良いくらいで、何か海外種のクマノミに見えてしまうくらい。
それに比べてメスは何か弱々しく一回り小さく見える。。。

そのうちメスがオスに逆戻りして、この老成オスがメスになるんじゃないかと注意しているんだけど、今のところその気配はない。。。

カワリブダイのメス
カワリブダイのメス
 久しぶりにカワリブダイの若魚を見かけた。
何か毎年、この時期に見かけているような気がする。。。
オスはまだ見た事がないことから、多分幼魚として夏場に流れてきた子がスクスクと育って、毎年この時期に目立つ大きさにまで育つ。
それを見かけるからなんだろうな。。。と思う。
その後はいなくなってしまう事が多いのだけど、この大きさまで成長すると捕食される危険も少ないだろうから、多分どこかに移動してしまうんだろうな。。。
もしかしたら、どこか近場にオスやハーレムが存在するのかもしれない。。。


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冬を乗り切るネタ探し

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.3℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 04:24 159cm 満潮 / 09:41 111cm 干潮 / 15:32 185cm 満潮 / 中潮(月齢:11.4)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

何か日が経つのが早く感じる。。。もう中潮か。。。

ウミウシカクレエビ
ウミウシカクレエビ
 一湊湾内もだいぶ凪ぎたけど、まだまだ対岸のお宮前辺りの瀬端には白波が当たってる。
今日も午後から1本。
久しぶりに水中でダイバーに会った。
嬉しくてついつい後ろから驚かせてやったぜ。。。(^○^)
ウミウシカクレエビを撮っていたので、横取りして(笑)ちょっと撮ってから沖へ出た。
ウミウシカクレエビは屋久島では主にバイカナマコによく着き、数も多い普通種なのだが、毎年冬季は一斉に姿を消す。
こんな大きな子はこの時期は珍しかったりする。。。

毎日、この冬を楽しく乗り切るためのネタを必死に探しているんだけど、なかなか面白い素材に出会えない。
ネタの条件としては、できる限り長く追い続けることができる素材で(できれば3ヶ月くらい。。。(笑))、採取などを伴わず観察と写真撮影だけである程度の結果が出て、飽きないネタ!(爆)
さらに「動き」もあった方が楽しいかも。。。
そんな都合のいいネタを探しているうちに12月も後半に入ってしまった。。。(^^;)

-25m以深に多い黄色い斑紋の子
-25m以深に多い黄色い斑紋の子
 ネットを徘徊していたらウミタケハゼの仲間(セボシウミタケハゼ)が冬季に入っても卵を守っているという記述と写真を見つけて(amami-gobies 奄美大島のハゼたち – 2009/12/27)、これだっ!と思い、前半は片っ端からセボシウミタケハゼの棲家を見て周ったのだが卵らしきものは見つからず。。。というか無理っ!
多分、卵があっても小さすぎて簡単には見つからない気が。。。(-o-;
幸いなことにガラスハゼと違って、卵を「守る」ようなので付近をファインダーを通して見たりしたけど(きっと肉眼じゃ無理っ!)それらしきものは見つからなかった。

後半は飽きて暗がりを覗いたりしていたのだが(^^;)、そういえばオオメハゼ系(胸鰭基底に2赤色斑がある系=推定4種くらいを混同?)の整理がまだだったな。。。
これをやろうかな。。。とか思いながら、帰りに撮りながら帰ってきたのだが、何かどいつもこいつも警戒心が強すぎてよく観察&撮影できない。
まぁ。。。今日も水中は暗かったもんなぁ。。。(ーー;)

キツネベラの成魚
キツネベラの成魚
 帰りにキツネベラの成魚オスを見かけた。
何か久しぶりに見たような気がする。。。

屋久島ではキツネベラは成魚も多く見られる普通種なのだが、不思議とホームグラウンドの一湊タンク下では幼魚~若魚のステージの子ばかりで、成魚はそれほど多くは見かけない。
多分、普段はもう少し潮通しの良いエリアにいるのだろうか。。。?

そういえば、キツネベラは冬季に産卵が見られる種類。
こいつを追いかけていれば、求愛や産卵が見れるかな?とも思ったけど、あっという間に泳ぎ去ってしまった。。。
さすがにエアー残が50を切っている状態では追いかけられなかった。(・_・;


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久しぶりの登場!ハクセンタマガシラ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.5℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 07:38 237cm 満潮 / 13:29 87cm 干潮 / 大潮(月齢:0.9)
【日の出・日の入】 日出06:37 日没17:26

またまた風邪をひいてしまった。。。(-o-;
今年、何回目だろ。。。
いつも1人で潜るときは14Lタンクで潜るのだが、今日はあまり長潜りは避けようと12Lタンクにした。
なのに、結局、ずっと浅場にいたので潜水時間はいつもと変わらず。。。(笑)

今日は浅場のオオガラスハゼ(?)の卵を確認しようとエントリー後スグに、エントリーロープへ。

ハクセンタマガシラ
ハクセンタマガシラ
途中で見慣れないタマガシラの仲間(イトヨリダイ科の魚)がいたので、これを撮りまくった。
この場所はタマガシラの仲間が多く、過去にスリーラインド・モノクル・ブリーム(Three-lined monocle bream)が出たりした場所。(⇒ずっといる外国人。。。順調に成長(^O^) | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

今回も外国人かな?とか思ったけど、これってハクセンタマガシラじゃん。。。(ーー;)
ハクセン(白線)が明確じゃないから最初は気がつかなかった。
ハクセンタマガシラは久々の記録。
前に見たのは屋久島に来た当初で、当時はもう少し数がいたような気もするのだが。。。

オオガラスハゼと卵
オオガラスハゼと卵
浅場には2本のエントリーロープがあって、2本をじっくり下から上まで見てみたのだが、卵らしきものは見当たらなかった。
正確には卵っぽいものを1ヶ所見つけたので、これは沢山撮っておいたのだが、帰ってからPCで拡大して確認してみると、小さな群体ボヤだった。(^^;)

しかし、何気に撮った1枚に卵の粒みたいなものが沢山着いている1枚を発見した!
ロープの溝に何ヶ所かポツポツと小さな透明な卵が着いているのが分かるだろうか?
うぉ~これだったのか。。。
オオガラスハゼは体も大きいのでもっと大きな卵を想像していたのだが、小さっ!
しかも、パッチの大きさも小さい。
肉眼では気づかなかったくらいなので、相当小さかったのだろう。。。

次回はこれを最短で撮って、一昨日調べた他のガラスハゼの卵と比べてみよう。。。

セボシウミタケハゼ
セボシウミタケハゼ
同じロープにはセボシウミタケハゼも沢山着いていた。
これも同様に卵を探してみたけど、見つからない。。。

もし、オオガラスハゼと同じような環境に産み着けるとしたら、その卵がどっちの卵なのかはたして見分けはつくのだろうか。。。?(-o-;
ただ、オオガラスハゼはロープの上部(-5m付近)、セボシウミタケハゼはロープの下部(-10m付近)にそれぞれ棲み分けているような感じもする。
要らぬ心配かもしれない。。。


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ビール瓶に産み着けられた卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 05:58 208cm 満潮 / 12:01 82cm 干潮 / 17:52 219cm 満潮 / 大潮(月齢:13.3)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:41

午後から1人でタンク下へ。。。

浅場でウダウダしているうちに何故か、気がつくといつのまにかウミタケハゼの仲間の卵探しに。。。(何故だ~!!(^。^;))
もともとはここ数ヶ月、綺麗なホヤに卵を産みつけるハゼ探しをずっと密かに行っていたのだが、全然見つからないのだった。。。
サンゴの裏やカイメンに着く卵はたまに見かけるのだが、今日はビール瓶に産み着けられた卵を見つけた。(笑)
近くにいたのはセボシウミタケハゼだろうか。。。?
ビール瓶の色に体色を変えて、体が黒ずんでいた。
卵はかなり発達していて、もう少しで目玉が見えそうな感じ。
ガラスハゼ同様に、卵を守っているという感じではなかった。

屋久島の-10m以浅ではオドリハゼは非常に多いのだけど、どいつもこいつも警戒心が強く、なかなか寄らせてくれない。
でも、たま~にメチャクチャ良い子がいたりする。
この子はあまり引っ込まずかなり寄れたのだけど、オドリハゼって意外に絵にならない。。。(笑)

共生するダンスゴビーシュリンプはメチャクチャ大きくて、オドリハゼの2倍くらいはあった。
オドリハゼを撮っている間はピクリとも動けないし、ファインダーからも一切目を離せないのだが、何か後ろで声がしたのだけど、あれはいったい誰だったのだろうか。。。(^。^;)


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