【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 19.4℃
【透明度】 20m
【海況】 ほぼ凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:59-16:39
【潮まわり】 05:39 166cm 満潮 / 11:24 96cm 干潮 / 16:45 168cm 満潮 / 中潮(月齢:11.8)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没18:11
今日も午後から海へ。。。
一番の目的は例の転石下のイカの卵の確認だったのだが、その前に壁面を見ながらダラダラ進んでいたら、ネギ坊主の群生を見つけちまった!!!(^^)/
ネギ坊主(ヒドロ虫の仲間でハナヤギウミヒドラかそれに近い種類)は、昨年のその形の面白さ、可愛さに惚れ、屋久島でも探してみたのだが、ようやくクダヤギの仲間に着いているのを-35mで発見した。
しかし-35mと深いためなかなか長居できない上に、黒い壁に隣接する形でクダヤギが着いているため、背景を選ぶことができず、せっかくの可愛いネギ坊主があまり可愛く撮れない場所なのだった。。。
しかし、今日見つけた場所は-15m!!!
しかも、量がハンパない!!!
ある壁面全体に一定のまとまった群体がいくつも点在し、しかも宿主はあってないようなもので、ガンガン岩肌から直接群生していた。。。(・。・;
ハナヤギウミヒドラはエナガトサカやクダヤギ類などの根元に必ず着くものだと信じ切っていたけど、どうも環境さえ整えばどこからでも群生するものなのかもしれない。。。
ちなみにこの場所は、前にシンデレラウミウシの産卵を撮っている時に小さな小さな一株が写真の中に写りこんでいて、その後1群体が最近見つかった場所だった。
ベタ凪ぎなれど視界不良。。。(笑)
↓
岩盤に直接着生するネギ坊主の仲間
つまり、その後もの凄い勢いで増えて、今ではスゴイ事になってるのだ。(・。・;
やはり、この場所に一気に流れ着き、着生したんだね。。。
しかし、今回は面白いものに気づいた。
ものの本によると、このような群体性のポリプは完全に同一の遺伝子をもつクローン同士なのに、ポリプの形と機能がきれいに分化していて、ご飯を食べる専用ポリプ、子供を産む専用ポリプ、喧嘩専用のポリプなどに分かれているそうなのだが、それぞれがどういうもの(形)なのか全然分からなかったのだが、今日はじっくり見てみると形の違う2種類のポリプが認識できた!!!!(^^)
いつものネギ坊主型のポリプの間から鞭のような長いポリプが沢山出ていたのだ。
それぞれの役割が何なのかまでは分からなかったが、この長い鞭状のポリプは攻撃用か食事用のポリプのどっちかかな。。。
海の揺れに合わせてこの長い鞭状のポリプが新体操のリボンのようにくねる様子を見ていると、やっぱりこいつらは植物ではなくて動物っぽいよなぁ。。。と思った。(笑)
しかし、ここは浅いだけでなくて、オレンジや純白、そして黄色など色とりどりのカイメンが同じように群生している場所でもあるので、写真撮影の際の背景には困らない!!!(^^)
背景を選びながらいろいろ撮っていたら、あっという間に時間が無くなって、エアーもヤバい状態に。。。ヤバい!!!イカの卵だけは見ておかないと!!!
イカの卵は一時は死んでしまったのかと思われたけど、ちゃんと生きているみたい。。。
いくつか体には黒い点々がでていたり、目玉もしっかり形成されつつある卵も多くなってきた。
良かった。。。(^^;;
ただ謎は残るなぁ。。。
産卵時期の違う卵があるのは良いのだが、なぜに上の方にあるものが先に孵化しちゃうんだろ???
転石に産み付けるとしたら、当然下の方の卵の方が先に孵化すると思うんだけど。。。あれ???