ホンソメワケベラの社会

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.8℃
【透明度】 ~10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:13-16:28
【潮まわり】 09:15 206cm 満潮 / 15:01 104cm 干潮 / 中潮(月齢:17.6)
【日の出・日の入】 日出06:48 日没17:18

発達した低気圧の北上で、3日間、海なしだった。。。(・・;)
冷たい北西の風が吹き続け、一湊湾内は大時化!
前は台風接近でもこんなに長く海なしになる事はなかったのに、ホームグラウンド一湊タンク下は最近ちょっとした事でクローズになる事が多くなってきた。
昔のブログを見ると、「めったに時化ないタンク下!」などと言っている自分がいたけど、今はちょっと自信をもって言えないかも。。。(^^;;

3日ぶりの一湊タンク下はちょっと地形が変わっていた。
砂が掘られ、やや岩盤がむき出しになっている個所がチラホラ。。。

透明度は最悪の5m。。。沖に出ても10mくらいだった。
水温も激しく下がっていて22℃台に。(・。・;

_DSC0896今日の目的はホンソメワケベラだ。
知り合いのカメラマンからホンソメワケベラの生態についていろいろ聞かれたのだが、大抵のことは知っているつもりでいたのに、自信をもって答えられない質問もあったりしたので、ちょっと真面目に観察してみようかと。。。(^^;;
ホームグラウンドの一湊タンク下の-18m以浅にあるホンソメワケベラのクリーニングステーションは、幼魚による臨時ステーション以外の常設のものは当然すべて把握しているのだが、キッチリ毎日観察しているわけではないので、大型個体が管理していたステーションがいつの間にか若い夫婦に変わっていたり、構成メンバーの数が変わっていたり、幼魚の臨時ステーションだと思っていたところに連れ合いができて常設になりそうなステーションがあったりといった「変化」をリアルタイムに押さえているわけではない。

最近はどのステーションも大型の個体が急に見られなくなって、どこも比較的若いカップルや単独の若魚が管理しているところが多い気がする。。。

それでも基本的な常設クリーニングステーションの場所はこの10年間まったく変わらないので、クリーニングの上手い下手で客が来なくなってしまったり、クリーナーであるホンソメが死んでしまってしまったりしてステーションが無くなってしまうなんてことは考えにくい。。。

_DSC0847

_DSC0609

つまり、クリーニングが上手いからとか、たまたまそこにホンソメが居ついたから、そこに魚が集まるというよりは、むしろ、もともと(何らかの理由で)魚がよく集まる場所にホンソメが棲みついたといった方が良いのかもしれない。。。

_DSC0743

_DSC0587よく「繁盛店」という言い方をして、クリーニングの上手いホンソメの元には魚が集まってきて、そうでないホンソメのところには魚が集まらないと言われるけど、前からちょっとそれには疑問を感じていた。
屋久島で観察している限りでは、もともと魚のいる場所にホンソメの方から行っている(棲みつく)ように感じるのだ。

_DSC0685それと、一湊タンク下の場合、ペア(もしくはペア+幼魚数匹)や単独(独身?)で構成されるステーションがほとんどなのが特徴だ。
ハレムの強いオスはいくつかのステーションをテリトリーにしているという話も聞くけど、これもここで見ている限りでは、ちょっとよく分からない。。。そんな気がしないのだ。(・・;)
この辺はニシキベラやオトメベラが状況や環境によって社会構成が大きく変わるのと同じなのかもしれない。。。

ちょっともう少し観察してみようと思う。


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まぁ~今日は入らなくても良かったかな。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.9℃
【透明度】 10m
【海況】 大時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:23-16:04
【潮まわり】 06:56 218cm 満潮 / 12:47 87cm 干潮 / 18:21 222cm 満潮 / 大潮(月齢:13.6)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20

何か時化てきた。。。(・・;)
午前中は南寄りの風が吹き、見てないけど一湊湾内は凪ぎていたと思うんだけど、午後からは風が北西に変わり、かなり強く吹き始めた。
海に行ってみると、やはりかなり時化始めていた。
寒冷前線の通過だ。。。

マダライロウミウシ
自己との出会い
ひとまずエントリーはしたけど、水中はかなりのウネリと濁りだった。
暗~いし。。。

何か砂なんかも舞っていて、スグに悟った。
これって入らなくても良かった海???(^^;;

いつもは2時間以上入っている海も、今日は90分くらいでさっさと切り上げてエクジット。
エクジット時はエントリー時よりもさらに時化ていた。。。
何だったんだ。。。この1本。。。(・・;)


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感動の度合い

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:42-11:15
【潮まわり】 06:16 214cm 満潮 / 12:10 85cm 干潮 / 17:49 219cm 満潮 / 大潮(月齢:12.6)
【日の出・日の入】 日出06:44 日没17:20

今日はゲストなしの予定だったのだが、昨晩、急遽体験ダイビングの予約が入って、午前中に1本。
マンツーマンだったので、いつもの元浦ではなく、ホームの一湊タンク下にお連れした。
当然、元浦よりも一湊タンク下の方が魚影は濃く、ウミガメ遭遇率も高いのだけど、マンツーマンでもない限り、なかなか連れて行けない。。。
ラッキー!と思ってくれれば良いのだけど、実は意外に初めてダイビングする方はどちらのポイントでも感動の程度にあまり違いはないものだったりする。(笑)

予定通り、ウミガメに超接近し、元浦では味わえない「空を飛ぶ感覚(実はここが元浦とは一番違うと思ってる)」も体験してもらい、僕的には「どうよ!ダイビングは!超楽しくない?」なんて言いたくなるほどイントラとしての達成感がかなりあったりするのだけど、これって僕らイントラの自己満足だったりしないかな?なんて思ってたりする。(笑)

もちろん、ゲストKさんも大喜びだったけど、多分、元浦でも喜び、感動してくれたと思うんだよね。。。(^^;;


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初ダイビングでは寒さは感じない?(^^)

【ポイント】 元浦
【水温】 24.0℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:40-11:20
【潮まわり】 05:32 206cm 満潮 / 11:28 83cm 干潮 / 17:15 215cm 満潮 / 中潮(月齢:11.6)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没17:21

今日は体験ダイビングで午前中に1本。。。
最近は水温が25℃を切るようになって、レンタルウェットで潜る体験ダイビングには気をつかうようになってきた。(^^;;
でも、意外に初めて海に潜る方はあまり寒さを感じない事の方が多いようで、30分を経過して僕の方が寒さを感じてエクジットしようとすると、ゲストさんはそれほど寒がってはいなかったりする。(笑)
今日もそんな感じ。。。

僕も昔はこの程度の水温だったら、まったく寒さなんて感じなかったんだけど。。。(^^;;
今では、この水温で5mmのジャージフルスーツなんてありえない!!(笑)


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横倒しのツバメウオ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:40-16:06
【潮まわり】 04:40 195cm 満潮 / 10:40 82cm 干潮 / 16:37 208cm 満潮 / 中潮(月齢:10.6)
【日の出・日の入】 日出06:42 日没17:21

今日も午後から1人でカメラを持って海へ。。。
昨日のワイド仕様のまま海に行ったのだが、これが大失敗。

そもそも出る時間が遅かった事もあるけど、天気も悪く、透明度もイマイチだったため、海はもうナイトダイビング状態だった。
オマケに鼻水のような浮遊物も多く、ちょっとストロボを焚けば、昨日同様にハレーションが凄い。。。(・・;)
沢山、撮ったのに使える写真がほとんどなかった。

横倒しでホバーリングするツバメウオたち
横倒しでホバーリングするツバメウオたち
今日は久しぶりに漁礁へ行った。
漁礁に着くと、無数のツバメウオが横倒しになってホバーリングしていた。
通常は当然、体を立てて浮いているのだけど、たまにこうして皆で横倒しになって浮いている事がある。
水底に並列に並んで横倒しになっている時もあるが、そんな時は砂中にいる生物にクリーニングでもしてもらっているのかな?と考えるのだが、今日のように中層で横倒しになって積み重なっていると、いったい何をしているのかさっぱり見当がつかない。。。(・・;)

グチャグチャに入り乱れるツバメウオ
グチャグチャに入り乱れるツバメウオ

逃げてもまた別の場所で横倒し。。。(^^;;
逃げてもまた別の場所で横倒し。。。(^^;;
カメラを構えながら近づくとゆっくり向こう側を向いて移動を始めるのだが、それも横倒しのまま。。。(^^;;
脅威(僕のこと)が近づいても、横倒しのまま移動していくという事はよっぽどその姿勢を続けたいのだろう。。。
それはなぜ???(-_-;)
じっくり観察してみたけど、何かよく分からなかった。

ただ、少しづつ逃げていっても、また別の場所で横倒しになってホバーリングを続けるので、クリーニング待ちという感じではなかった。
何かツバメウオ特有の生理的な理由があるのではないかと思うのだけど。。。

帰りに浅場でアオウミガメを撮っていたら、息継ぎに上った。
いつでもワイドで入った時は息継ぎの瞬間の半水面写真を狙っているのだが、いつもは水面で近づくと逆側を向いてしまってなかなか撮らせてくれない。
最近ではもう諦めていたのだが、なぜか今日はまったく逃げない!!
しかし、まさか撮らせてくれるとは思ってもいなかったので、準備が間に合わなかった~!!!(・。・;
くそ~!!!チャンスだったのにぃー!!!!
悔しい~!!!

水面直下のアオウミガメ
水面直下のアオウミガメ

息継ぎするアオウミガメ
息継ぎするアオウミガメ


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スタッフ面接

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃/24.4℃
【透明度】 15m/15m
【海況】 ややウネリ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:08-11:20/12:38-13:55
【潮まわり】 08:28 77cm 干潮 / 15:03 195cm 満潮 / 長潮(月齢:8.6)
【日の出・日の入】 日出06:41 日没17:22

今日はうちのスタッフ募集に興味をもって来島した学生さんとマンツーマンで2本。
昨日は大時化で入れなかった一湊タンク下も、今日は何とか入れるまでに回復したけど、水中はかなり濁っていた。
でも、今日はかなりエキサイティングな海だった!!

鼻先周辺には無数のキビナゴが団子状態で固まっており、大きな群がりが視界を遮るほどだった。
この大群れにアタックするオキザヨリやアオヤガラの動きは終始興奮気味だった。
そこにツムブリの群れが入り込む!!

濁っていて視界が悪かっただけに、余計に迫力を感じた。
レンズはマクロだったので、手も足も出なかったけど。。。(笑)

その後、急いで店に帰り、ワイドレンズに付け替えて2本目をエントリー。
しかし、1本目ほどキビナゴはまとまってはおらず、イマイチ迫力に欠けた。。。(^^;;
さらには水中は暗く、細かい浮遊物が多かったせいもあって、ハレーションが凄い。。。何か見せれる写真が全然ない。。。(・・;)

_DSC9673

_DSC9512

_DSC93391本目でエントリーしてまもなくすると、水底に何やら沢山の魚がたまっていた。
タコでもいてモビングしているのかな。。。と思ったらオオセだった。
オオセは屋久島では冬の風物詩。。。水温が下がってくるとダイビングエリアでよく見るようになる魚だ。
う~ん。。。とうとうそんな季節になってしまったか。。。(・・;)


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真冬のような1日

【ポイント】 元浦
【水温】 23.6℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:36-11:41
【潮まわり】 07:07 67cm 干潮 / 13:59 192cm 満潮 / 小潮(月齢:7.6)
【日の出・日の入】 日出06:40 日没17:23

今日は昨日までの凪ぎの海から一転!
北西の強風が吹き、一湊湾内は大時化に。。。(・・;)
仕方なく風裏の元浦で1本だけ潜った。

まるで真冬のような状況で、冷たい北西の風に当たりながらのセッティングは手がかじかむ。。。(笑)
元浦も凪ぎてはいたけど、濁りがスゴイ。。。

ヤシャベラの幼魚に出会った。
ヤシャベラは屋久島では死滅回遊魚。。。
成魚はまだ見たことがない。
なぜに屋久島では育たないのだろう。。。不思議。


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一転!大荒れに。。。(・・;)

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 24.8℃/24.9℃/24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:39-10:33/11:59-13:22/15:28-16:56
【潮まわり】 05:52 52cm 干潮 / 12:44 193cm 満潮 / 18:49 111cm 干潮 / 小潮(月齢:6.6)
【日の出・日の入】 日出06:39 日没17:24

今日は風が南に変わり、朝からポカポカの陽気。。。
海もベタ凪ぎで、「寒く、天気も崩れる」との予報はどこへやら。。。などと思っていたけど、1本目終了直後くらいから予報通りの空模様に。(・・;)

黒い雲がかかり、雨もぱらつき始め、明るかった朝が嘘のように暗~い感じになってしまった!!
しかも寒い。。。
正午前後は暴風も吹き荒れ、ボートで海に出れなくなってしまったくらい。

でもそれも一時的なもので一湊湾内は基本的に凪ぎているにも関わらず、ボートが出れなくなって、1本で止めてしまったゲストさんも。。。(^^;;

屋久島はビーチも面白いんだけどなぁ。。。


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2日連続、コウリンハナダイ

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 25.0℃/24.9℃/25.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:25-10:23/11:27-12:35/14:48-16:08
【潮まわり】 11:33 200cm 満潮 / 17:28 112cm 干潮 / 小潮(月齢:5.6)
【日の出・日の入】 日出06:38 日没17:24

今日も昨日同様にマンツーマン。
今回のゲストさんはリクエストがハッキリしていて、コウリンハナダイを見たいとの事。
うちも「コウリンハナダイ」で検索して知ったそうな。。。(笑)

屋久島ではコウリンハナダイは超深場に降りれば、それなりに大きなハレム(群れ)があって普通に見られるのだが、超深場であるが故にめったに行かない。
しかし、昨年からオツセの-35m付近にも小さなハレムがある事に気づき、気軽に見に行けるようになった。(^^)

昨日は2本、ここに行ったのだけど、あまり満足のいく写真が撮れなかったというので、今日も1本目はオツセへ。。。

今日は何とかオスメスをそれぞれ押さえ、満足した様子。。。(笑)

ここにはベニハナダイも多いのだが、こちらのオスはいつ行ってもギンギラギンになって求愛しているのだが、コウリンハナダイはたまに淡白な求愛をする程度。。。
こいつがバリバリの婚姻色になる繁殖時間帯はいつ頃なんだろう。。。?

しかし、メスはパッと見、スミレナガハナダイやキンギョハナダイの若魚メスだなぁ。。。こりゃ。。。(^^;;
見つけたのは昨年だけど、こりゃもっと前からいたのかも。。。(笑)


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ハッキリしたリクエスト

【ポイント】 オツセ/オツセ
【水温】 25.0℃/25.0℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:49-11:41/13:37-14:39
【潮まわり】 10:33 213cm 満潮 / 16:23 107cm 干潮 / 中潮(月齢:4.6)
【日の出・日の入】 日出06:38 日没17:25

今日から3日間潜るゲストさんのリクエストはハッキリしていて、コウリンハナダイ。
しかし、他のゲストがいないので、永田でボートを出すのが難しく、リクエストに応えられるか冷や冷やしていたのだが、何とか乗り合いで永田で潜れるようになった。(^^)

海の状況はなかなか良く、2本ともオツセの深場へ。。。
無事にコウリンハナダイも見られた。(^^)

明日も行きたいと申しております。。。(笑)


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ブダイをやるなら元浦も面白そう。。。(^^)

【ポイント】 元浦
【水温】 25.0℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 10:30-12:30
【潮まわり】 09:40 224cm 満潮 / 15:30 99cm 干潮 / 中潮(月齢:3.6)
【日の出・日の入】 日出06:37 日没17:26

今日は久々の体験ダイビング。
これまた久しぶりに元浦で潜ったんだけど、満潮時にも関わらず浅場には沢山、魚が群れていて賑やかだった。
通常、このポイントは潮が引くと浅場に魚が溜まるのだが、今日はどうしたことだろう。。。?(^^;;

タイワンカマスが浅場を覆い尽くし、スジブダイ、オウムブダイ、ナガブダイ、オビブダイ、イチモンジブダイなど各種ブダイ類が元気よく飛び回っていた。
特にオウムブダイが元気だった。
オスは婚姻色になってメスを追い回し、何か産卵しそうな気配も。。。
オウムブダイは浅場の超優占種であるにも関わらず、まだ産卵を見ていない。
メスはオスの求愛行動やオスに似た体色が浮き出たりする事からある程度、目星はついているのだけど、産卵を見ないと断言ができないのが辛いところ。。。

ゲストさんにタイワンカマスを指し示しながら、目はオウムブダイの求愛を追ってしまう。。。(笑)
こりゃ、一度元浦にカメラを持って入らねば!!

お医者さんの卵であるゲスト5人組はかなり楽しめたようで、次はライセンスを取る!!と盛り上がっていた。
今度はファンダイビングで遊びに来てね~!!(^^)


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我がホームグラウンドにもキビレブダイのオス!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:52-11:42
【潮まわり】 08:53 234cm 満潮 / 14:45 90cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

今日は午前中、1人で海へ。。。
今日もタイワンブダイ、Theブダイ、チビブダイなどブダイ属の若魚を識別するべく、片っ端からこの手のブダイの幼魚~若魚のステージをチェック。
しかし、もう時期的に幼魚はほとんど見られず、若魚ステージが中心になるのだが、それでもやっぱりチビブダイの若魚が分からない。。。(・・;)
もしかしたら、これまでタイワンブダイの若魚や幼魚だと思っていた魚の中に混じっているかも?!という推測自体が間違っているのかも???
まったく違う魚だったりして。。。(^^;;

キビレブダイのオス(やや婚姻色)
キビレブダイのオス(やや婚姻色)
今日はホームグラウンドの一湊タンク下で初めてキビレブダイのオスを確認した!!(^^)
5-6年以上前はキビレブダイと言えば、たまにメス、というか若魚が見られる程度で、オスの成魚など見たこともなかった。
キビレブダイのメスを見つけると騒いでいたくらいだ。(笑)
ところが、ここ数年、お隣の「お宮前」ではオスの姿も見るようになり、メスの数もかなり増えた。

しかし、ホームグラウンドの一湊タンク下ではメスは見かけてもオスはこれまで見たことがなかった。
でも見るからに立派なオスだったので、「お宮前」同様に数年前から加入して、ずっと生息していたのかもしれない。。。

キビレブダイのオス(通常色)
キビレブダイのオス(通常色)
もしかして、また何か他のブダイと混同していた???(^^;;

派手なオスでもこの調子だから、ブダイ類はホント難しい。。。

キビレブダイはバリバリの婚姻色になっていたので、しばらくこのオスをストーカーした。
行動範囲と囲っているメスの数や社会構成を知りたかったからだ。
メスの体色変化の幅を知るチャンスでもあったし。。。

キビレブダイのオス(バリ婚姻色)
キビレブダイのオス(バリ婚姻色)
しかし、40-50分追っていたけど、メスや他のオスとの絡みは一切なかった。。。(・・;)
オスの婚姻色は褪めたり、濃くなったりしていたけど、求愛らしき行動さえ見られず終わった。

キビレブダイの婚姻色は何かオグロブダイの婚姻色に似ているなぁ~とか思っていたのだが、それもそのはず!
こいつもオグロブダイと同じくアオブダイ属のブダイで、系統的にも近似種だったんだ。。。

ハゲブダイのバリバリ婚姻色
ハゲブダイのバリバリ婚姻色
他にもハゲブダイのオスがバリバリの婚姻色になって泳いでいた。
最初は遠くから見て、お~!!!一湊タンク下にもアミメブダイのオスが~!!と喜んだのもつかの間、行ってみるとハゲブダイのバリ婚だった。(笑)
ハゲブダイの産卵期はこれから冬にかけての時期だ。
夏場は見られなかったこうしたオスの婚姻色が頻繁に見られるようになってきた。。。

スジブダイの若いメス
スジブダイの若いメス
スジブダイのメス
スジブダイのメス

スジブダイのオス
スジブダイのオス
現像しちゃったので、スジブダイのオスとメス、そして若いメスの写真もアップしておきます。。。
特に意味はないけど。(笑)


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ハゲブダイ属3種、幼魚~若魚の比較

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:03-16:12
【潮まわり】 08:53 234cm 満潮 / 14:45 90cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

今日はゲストさんたちを空港に送ってから午後から1人で海へ。。。

先日、チビブダイ(成魚)というブダイが一湊タンク下にもいる事が分かって、近似のTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚をもう一度、見直さなければならなくなった。
今まではチビブダイなんてめったにいないという認識の下でTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚を把握したつもりでいたので、もう一度チェックしなければならない。
今までTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚だと思っていたブダイの中にチビブダイの幼魚~若魚もかなり混じっている可能性があるのだ。(・。・;

しかし、ざっとこの手のブダイの幼魚~若魚を見たけど、全然分からねー(・・;)
どれを見てもTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚にしか見えず、これぞチビブダイの若魚!ってな子が見つからないのだ。
もしかしたらTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚だと思っている子の中に混じっているのかもしれないけど、今一つ決め手がない。。。

ブダイ類の幼魚や若魚は異なる種類同士で群がりをつくって生活している。
そんな群がりを見つけては、じっと観察したり、撮影したりを繰り返しながら、チビブダイの幼魚を探していたのだが、浅場ではそういう群がりの中に多いのがオビブダイやイチモンジブダイ、そしてハゲブダイ、オオモンハゲブダイ、シジュウカラなどのハゲブダイ属のブダイたちの幼魚~若魚だ。

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
シジュウカラ 若魚(3-4cm)
シジュウカラ 若魚(3-4cm)

ハゲブダイ 若魚(3cm)
ハゲブダイ 若魚(3cm)
タイワンブダイやチビブダイなどブダイ属の幼~若魚&メスと比べて、ハゲブダイ属の幼~若魚&メスは割と分かりやすい。
最近、新たにシジュウカラというハゲブダイ属のブダイの生息を確認したのだが、それでも近似のハゲブダイやオオモンハゲブダイとは混同することなく見分ける事ができる。
これまでハゲブダイとシジュウカラのメスを多分、混同していたと思われるのだが(笑)、今はもう大丈夫!(笑)
確かにオオモンハゲブダイも含めて、幼魚ステージや若魚でも黒っぽくなるとソックリではあるんだけど、結構スグに目は慣れる。

3種とも体色がコロコロ変わるのはメスと一緒なのだけど、シジュウカラはその変化の幅がほとんどなく、薄くなったりはするものの尾鰭は常に赤っぽく、体は黒い。
たまに体にオビブダイのような横縞が入るが、スグに覚めてしまうので迷う事もない。

それに対してハゲブダイとオオモンハゲブダイの体色変化はこんな感じでメス同様にかなり激しい。

【オオモンハゲブダイ】

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)

上の2枚は先ほどの写真のオオモンハゲブダイの若魚と同じ子なのだけど、体がこんな感じで真っ黒くなる。
でも、だいたい次の識別点で近似のハゲブダイと見分ける事ができる。

  • まっ黒になっちゃうと分かりにくいけど、尾鰭付近が白い時は尾柄部にオレンジの点が散在する。(これは鱗)
  • 成魚と同様に目玉から口にかけて2本の青いラインが入ったり、口のまわりにも青い模様が入る。
  • ハゲブダイと決定的に違うのが顔の形(オオモンハゲブダイは丸みがある)や体高の高さ(オオモンハゲブダイは体高が高い)。

【ハゲブダイ】

ハゲブダイ 若魚(3-4cm)
ハゲブダイ 若魚(3-4cm)

ハゲブダイ 若魚(3-4cm)
ハゲブダイ 若魚(3-4cm)

僕の印象ではハゲブダイの幼魚はオオモンハゲブダイの幼魚よりもやや見分けが難しい。
オオモンハゲブダイに比べると体高がやや低いため、イチモンジブダイなど他のブダイ類の幼魚と一緒に群れていると一瞬混乱する。。。(^^;;
それでも、だいたい次の識別点を見分けにつかっている。

  • 目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。
  • 成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。
  • 口のまわりが赤いこと。
ハゲブダイ 幼魚(2cm)
ハゲブダイ 幼魚(2cm)

ハゲブダイ 幼魚(1.5cm)
ハゲブダイ 幼魚(1.5cm)

ハゲブダイ 幼魚(2cm)
ハゲブダイ 幼魚(2cm)
2cm以下の幼魚でも「目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。」とか「成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。」という識別点は有効で、これはファインダーを通して見ても分かり、ハゲブダイだと認識してシャッターを切っているのだけど、帰ってからPCで見ていると何か自信がなくなってくる。。。(笑)

ちなみに昔の図鑑を見るとハゲブダイのメスは「アカグチブダイ」としてハゲブダイのオスとは別種と見られていたくさい。。。(笑)


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とうとう雨が。。。(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 25.1℃/25.0℃/25.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:03-9:55/11:02-12:01/13:37-14:40
【潮まわり】 07:26 239cm 満潮 / 13:23 77cm 干潮 / 19:04 239cm 満潮 / 大潮(月齢:0.6)
【日の出・日の入】 日出06:34 日没17:28

神戸のダイビングショップT’s Area御一行様の2日目。
今日は一湊エリアで3本潜った。

今日は北西が吹くと聞いていたので、昨日のうちに北西に弱いエリアを潜っておいたのだけど、それほど大きく時化る事もなかった。(^^;)
結局、この2日間、ずっとベタ凪ぎの海でのんびり潜る事ができた。

ただ今日は朝から雨だったのが残念。。。
しかし、僕が思っているほどゲストさんたちのテンションは下がってはおらず、それほど寒くはなかったこともあって、楽しんで潜る事ができた。
一番元気がなかったのは引率のYさんだったかも。。。風邪??(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)

ベタベタ凪ぎっ!(^^)

【ポイント】 オツセ/オツセ/お宮前
【水温】 25.2℃/25.2℃/25.2℃
【透明度】 30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:45-10:36/12:00-12:56/14:45-15:38
【潮まわり】 06:45 233cm 満潮 / 12:44 74cm 干潮 / 18:28 236cm 満潮 / 大潮(月齢:29.1)
【日の出・日の入】 日出06:34 日没17:29

今日から2日間のゲストは神戸のダイビングショップT’s Area御一行様。
昨日までは晴れていた天気も予報では今日は傘マークの雨。。。
しかし、それほど雨も降らず、たまに太陽も差し込んだりして、心配するほどではなかった。
寒くなるかと心配していた水面休息中も割と暖かかった。

そして何よりも海がベタベタ凪ぎっ!
海岸線には波ひとつ割れていない湖のような静かな海だった。(^^)

好コンディションの海で3本。
オツセはキビナゴがすごく、これを狙うニジョウサバやロウニンアジなどかなり賑やかだった。
ギンユゴイの群れもまとまりが良く、見応えがあった。

この時期としてはなかなかいい海!
明日もこの状態が続いてくれるといいけど。。。(^^;;


Filed under: お宮前, オツセ

3日連続でケラマハナダイの産卵狙い

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 25.2℃/25.1℃/25.0℃/
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:16-10:16/11:27-13:08/14:43-16:33
【潮まわり】 06:03 222cm 満潮 / 12:04 74cm 干潮 / 17:53 229cm 満潮 / 中潮(月齢:28.1)
【日の出・日の入】 日出06:33 日没17:29

常連ゲストNさんの最終日。。。
結局3日間ずっとマンツーマンだった。(^^;;

僕もカメラを持たせてもらってロクにガイドらしいガイドをしていないけど(笑)、一緒に楽しく遊ばせて頂きました!
ありがとうございます!

3本目は3日連続でケラマハナダイの産卵狙いのゼロ戦。
なかなか難しくて、結局Nさんも満足のいく写真が撮れなかったようだ。。。
リベンジお待ちしております!!(^^)

しかし、3日連続のビーチからのゼロ戦はキツイ。。。
潮もかかっていたので、毎回泳ぐのがかなりしんどかった。(^^;)


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コウリンハナダイ

【ポイント】 オツセ/オツセ/一湊タンク下No.3
【水温】 25.0℃/25.1℃/25.4℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:11-10:08/11:27-12:35/15:16-17:03
【潮まわり】 05:20 208cm 満潮 / 11:23 77cm 干潮 / 17:18 221cm 満潮 / 中潮(月齢:27.1)
【日の出・日の入】 日出06:32 日没17:30

今日も常連ゲストNさんとマンツーマン。
最初の2本は永田・オツセへ。。。
コウリンハナダイ狙いで-35m前後の水深へ一直線。
今日のコウリンはメチャ撮りやすかったけど、メスとの絡みはまったく見られずヒレは閉じたまま。。。(^^;;
周囲では相変わらずベニハナダイはいつ行ってもバリバリ婚姻色なのに。(笑)

3本目は昨日のケラマハナダイの産卵のリベンジ。
今日は昨日よりも少し早めにエントリーしたのだけど、まだ早くてもいいかも。。。
前半は激しかった産卵も後半は静かになってしまった。

さて、明日も行きます?Nさん!!(笑)


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ケラマハナダイの産卵&婚姻色

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 16:07-17:53
【潮まわり】 04:33 191cm 満潮 / 10:38 82cm 干潮 / 16:43 211cm 満潮 / 中潮(月齢:26.1)
【日の出・日の入】 日出06:31 日没17:31

今日は15:10飛行機到着のゲストの希望で、到着後スグに一湊タンク下に移動して、夕方からエントリー。
リクエストはケラマハナダイの産卵&婚姻色。
日没1時間半前にエントリーして、ゼロ戦に行ってみると、すでにケラマハナダイはバリバリの婚姻色になって産卵を始めていた。
ケラマハナダイの産卵がある程度落ち着き、日没30分前になると、今度はフタイロハナゴイの求愛&産卵が激しくなってきた!
見応えとしてはフタイロハナゴイに軍配かな。。。(^^;;

帰りにアカハラヤッコやナメラヤッコの産卵を見てエクジットする頃にはすでに日没を過ぎて、水中は暗くなり始めていた。。。


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チビブダイが分かった!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.1℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:09-17:36
【潮まわり】 09:45 88cm 干潮 / 16:06 200cm 満潮 / 若潮(月齢:25.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32

昨日はチビブダイと混同している可能性があったタイワンブダイを一湊タンク下で再チェックしようと思ったのだが、肝心のタイワンブダイのハレムが無くなっていて消化不良のまま終わった。
帰ってからもしかしたらチビブダイはある特定の環境(例えば藻場など)でしか見られないのではないか?と考え、今日はお隣・吉田で潜ろうと考えていたのだが、家を出るのが遅くなってしまって、結局、一湊タンク下で潜った。。。(・・;)

昨日は行っていない方向に向い、今日もタイワンブダイ(のハレム)を探しまくったのだがまったく見当たらない。。。
若魚はボチボチ見かけるのだが、成魚らしい成魚がなかなか見つからない。

興奮した見慣れないブダイが横を通過!
興奮した見慣れないブダイが横を通過!
そうこうしているうちに、突然、真横を見慣れない興奮したブダイ2匹が通り過ぎていった。
全体的に地味なんだけど体側に黄色い縦帯がビシッと入った15cmくらいのブダイが、一回り小さな同じ種類だと思われる子を追いかけ、あれよあれよという間にペア産卵!!(・・;)
もうその瞬間、スグに「お~!!これがチビブダイかも!!!」と直感した。

産卵後のオスをずっと追いかけながらシャッターを切っているうちにチビブダイであることを確信。
その後、1時間に渡って、このオスをストーカーしてやった。(笑)
目的はまた別のメスと産卵するかも?と思い、この機会にメスや社会構成も把握してやろう!と考えたからだ。
しかし、オスはその後、各所でメスを囲っているようで、テリトリー内の各メスを挨拶してまわっていたのだが、結局産卵は見られなかった。

産卵したチビブダイのオス
産卵したチビブダイのオス

産卵したチビブダイのメス
産卵したチビブダイのメス

追いかけていて驚いたのは、その体色がコロコロ変わることだった。
ブダイはどの種類も幼魚~メスのステージは体色をコロコロ変える。
それがブダイの識別を難しくしているのだが、このチビブダイの体色の変幻自在っぷりはハンパなかった。
しかもオスなのに。。。
通常、どの種類のブダイもオスはそれほどコロコロ体色を変えないのだが、チビブダイだけは特別だ。
ブダイの仲間を識別するのにはその体色変化の幅を把握するのがコツなのだが、チビブダイはこの幅が広すぎて呆れてしまうほど。。。(・・;)
下の写真はすべて同じ個体の色彩変化だ。

チビブダイの色彩変化1
チビブダイの色彩変化1

チビブダイの色彩変化2
チビブダイの色彩変化2

チビブダイの色彩変化3
チビブダイの色彩変化3

チビブダイの色彩変化4
チビブダイの色彩変化4

チビブダイの色彩変化5
チビブダイの色彩変化5

チビブダイの色彩変化6
チビブダイの色彩変化6

チビブダイの色彩変化7
チビブダイの色彩変化7

他にも別の個体でこんな体色にもなる。。。
これではもうわけが分からない。。。(◎_◎;)

チビブダイの色彩変化9
チビブダイの色彩変化9

チビブダイの色彩変化8
チビブダイの色彩変化8

なぜにこれまでチビブダイの存在に気づかなかったのか考えてみたのだが、和名の通り小さくて地味であることが原因だ。
通常は成魚であっても15cmくらいなので、同サイズの他のブダイの仲間の若魚クラスの連中と混じっていることが多い。
つまり、近似のタイワンブダイ似ているからというよりは、他の沢山いるブダイの仲間の若魚たちと混じっているせいで気づかないかったのだ。

。。。と思ったけど、帰ってからPCで画像を見てみると、このチビブダイの産卵を見て、このブダイを認識する前に、タイワンブダイだと思って撮った写真の中にチビブダイも写っていた。。。(^^;)
やっぱタイワンブダイとも混同していたみたい。。。(笑)

こりゃもう一度、チェックが必要かも。。。

屋久島初記録のサンゴアイゴ
屋久島初記録のサンゴアイゴ
前半、タイワンブダイを探している時に、初めてサンゴアイゴを見かけた!!
屋久島初記録だ。(^^)
やっぱり色のついた魚はいいなぁ~(笑)
これって北限じゃね?(*´∇`*)

考えてみればチビブダイも初記録みたいなものなんだけど、これは単に気づかなかっただけ。。。(^^;)
どうも今日追った限りでは、かなり個体数は多いみたい。
繁殖もしているようだし、多分、普通種だな。。。こりゃ。(笑)


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あれ???ハレムがないっ!!(◎_◎;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.2℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:49-17:10
【潮まわり】 08:38 91cm 干潮 / 15:23 189cm 満潮 / 長潮(月齢:24.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:33

今日は午後から1人で海へ。。。

シジュウカラの若魚(10cm)
シジュウカラの若魚(10cm)
屋久島に来て10年になるのだが、自分のホームグラウンドである一湊タンク下の魚類相を調べるのはライフワークでもあった。
その魚類相を知る上で一番難解なのがブダイの仲間だった。
初年度からこれまで何度も何度もブダイ類のチェックを行って、ある程度はここで生きるブダイ類の生息頻度と幼魚~成魚の成長過程は把握しているつもりでいるのだが、当然、僕自身が認識していない、気づいていないブダイもいるわけで、先日はシジュウカラというこれまでノーマークだったブダイの存在を知って、この数日間で何とか幼魚から成魚までのステージと、一湊タンク下での生息頻度を把握する事ができた。
結局、このブダイは近似のハゲブダイと混同していたようで、今考えるとナゼに混同していたのか分からないくらいなのだが(笑)、当時はこの2種を一色たんに見ていたのだ。

そして、またもう1種、混同によって生息に気づいていない可能性のあるブダイが出てきた。(^^;;
チビブダイという魚だ。
魚類検索には屋久島も分布に含まれており、「日本の海水魚」には屋久島で撮られた雄輔さんの写真が使われている。
見た感じはタイワンブダイと混同していそうだったので、今日はタイワンブダイをチェックし直すことにした。

タイワンブダイの若魚(10cm)
タイワンブダイの若魚(10cm)

タイワンブダイの若魚(12cm)
タイワンブダイの若魚(12cm)

タイワンブダイは一湊タンク下の鼻先を過ぎた潮通しの良い棚の上にハレムを作っており、ここで何回か産卵も見ているので、ここの直行!!!
しかし、行ってみると、立派なオスの姿はまったく見られず、若魚が数匹いる程度だった。(・・;)

Theブダイのメス(25cm)
Theブダイのメス(25cm)
代わりにTheブダイの成魚が数匹ウロウロしていた。
実はTheブダイは10年前に僕が屋久島に来た当初はかなり稀な魚で、めったに見ることがなかったのだが、ここ5年くらいで急に普通種になってしまい、産卵も普通に見られるようになってしまった。
亜熱帯種であるタイワンブダイの成魚もよく見かけるので、屋久島は両種がともに繁殖している地域として非常にユニークな存在なのではないかと思う。。。
って言っても、こんな地味な魚、、、ネタにはならないけど。(笑)

ただ、ここ数年はタイワンブダイよりもTheブダイの方が多く見られる気もする。(・・;)
こんな感じで魚の生息頻度や割合はコロコロ変わるので、昔の観察による知識だけだと厳しいな。。。という感じ。。。(・。・;

Theブダイの歯
Theブダイの歯
結局、なかなかチビブダイらしき魚(といってもどんな魚なのかまったく手がかりがないのでTheブダイでもタイワンブダイでもない魚を探すしかない!)が目に入ってこないので、終いにはTheブダイ・タイワンブダイとチビブダイを分ける識別点らしい歯並びを見ようと、気づくと歯ばっか撮ってた。
Theブダイ・タイワンブダイは写真のように歯の形が楕円状なのだそうだ。(笑)

ヒゲハギ
ヒゲハギ
2時間半近く潜っていたけど、う~ん。。。全然、わからねー(・。・;
エクジットしようとしたら、エントリー口下でヒゲハギを見つけた。
他のポイントでは何回も見ているのだが、もしかしたらホームグラウンドの一湊タンク下では初めてかも。。。!!

う~ん。。。これくらい分かりやすい魚だったら識別は楽なのになぁ。。。(笑)

追記:

チビブダイの成魚(12cm)
チビブダイの成魚(12cm)
翌10/30に偶然、チビブダイの産卵を目撃し、ようやくチビブダイがどういう魚なのか分かった。
その後、この日の写真を見直してみると、チビブダイを撮っていた!!(・・;)
産卵を見た際にはタイワンブダイとは全然違う魚なのでこれと混同していたわけではなさそうだ。。。とか思ったけど、思い切りタイワンブダイの若魚だと思って撮っていたかも。。。(◎_◎;)


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思わず口永良部!(^^;;

【ポイント】 オツセ/湯向
【水温】 25.4℃/25.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:06-10:02/11:35-12:33
【潮まわり】 07:17 90cm 干潮 / 14:27 181cm 満潮 / 小潮(月齢:23.1)
【日の出・日の入】 日出06:29 日没17:34

今日は永田で2本。。。の予定が、永田・オツセで1本潜ったあと、急に船長が2本目は口永良部でもいい?と聞いてきた。
お隣・口永良部島は本来、ある程度人数が揃わないと行けないし、ボート代もチャーターという形で割増しになるため、参加者には必ず3本潜ってもらう事で帳尻を合わせたりしている。

ところが今日は船長の都合で急遽、口永良部島に行かねばならなくなったため、ゲストはたった1人だったのだが、思いがけず口永良部島・湯向で潜れることになった!ラッキー!(^^)

たった1本だけ潜ってあとはスグにとんぼ返り。。。(笑)
考えてみると口永良部島って近いよね。。。(^^;;
もっと頻繁に行けるといいのになぁ~


Filed under: オツセ, その他

3日ぶりの海!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前
【水温】 25.5℃/25.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:07-12:15/14:15-15:18
【潮まわり】 06:01 81cm 干潮 / 13:11 178cm 満潮 / 19:14 132cm 干潮 小潮(月齢:22.1)
【日の出・日の入】 日出06:28 日没17:35

昨日までの3日間は台風の影響でまったく海に入れず、今日は久々の(?)ダイビング。(笑)
ゲストは6年ぶりに遊びに来てくれたTさん。

まだ当時、買ったD70を使っていて、新しいカメラを買いたいとの事で相談にやってきたのだ。

フルサイズ機(D800)にするか、ASP-C機(D7000やD7100)にするか迷っているようなんだけど、アドバイスをくれとの事。。。
僕だったら間違いなくD800にするんだけど、これってどうなんだろう?(^^;;
一概に誰でもD800がいい!とは断言できないよなぁ~
ハウジングもデカいし。(笑)

そもそも、僕も今でもASP-C機のD300を使っていて、特に何も問題は感じないしなぁ。。。(笑)
自分で実際にフルサイズ機を使ってみないと何とも言えないのが本音だったりする。

海はまだ白く濁っていて霞がかかったようになっていた。
台風一過後、水温もやや落ちた感じ。。。

今日は晴天だったので、陸上は割と暖かかった。(^^)

明日は永田。
こちらはもっと久々なので、ちょっと楽しみだったりする。


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前

何とかビーチから。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃/25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:21-10:07/10:58-11:41
【潮まわり】 09:31 212cm 満潮 / 15:17 107cm 干潮 / 中潮(月齢:18.1)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没17:38

今日はガイドで2本。
相変わらず北東の風が強く、一湊湾内は凪ぎ、水中の揺れもそれほどなかったけど、水面はかなりバシャバシャしている。
一湊港内の漁船はすべて「台風つなぎ」をしてまったく出れないため、ビーチから2本。
昨晩はそれなりに山中でまとまった雨が降ったようで、河口付近は泥が流れ込み、帯状に濁ってコーヒー牛乳色。。。(^^;;
この茶色い帯は一湊タンク下までは流れ込んでいないので、浅場はやや濁っているものの、沖に出るとかなりクリアーな海だった。

最初は海に入れるという僕の言葉に半信半疑だったゲストKさんも、そこら中でアオウミガメが寝ている透明度の良い海で大満足!(^^)
台風接近までもうしばらくは海には入れそうだけど、川からの泥がなぁ。。。(・・;)
明日も雨の予報なので、一湊湾内に流れ込む泥水はもっと酷くなりそう。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1

久しぶりにタテヤマベラ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:19-16:28
【潮まわり】 08:54 223cm 満潮 / 14:45 97cm 干潮 / 中潮(月齢:17.1)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没17:39

今日は週末のゲストさんたちを港に送り届けて、午後から1人で海へ。。。
水温は前回の台風が過ぎ去ってから完全に26℃台で定着してしまった。
ちょっと前まで27-28℃あった水温が嘘のよう。。。(・・;)
風は北東の強風で一湊湾内は一応、凪ているんだけど沖には白波。

透明度が良かったらブダイの仲間を追いかけようと思っていたんだけど、ちょっと白濁り。。。
ウダウダと浅場で小物探しをした。

昨日、ガイド中に見つけたクロイトハゼとヒメクロイトハゼの異種ペアを撮ろうと砂地に出てみたけど、見つからなかった。
でも代わりに久しぶりのタテヤマベラに出会った。(^^)
砂に潜るでもなく、僕を警戒しながら立った状態で上下に揺れホバーリングする姿が面白い。

ゴマモンガラは繁殖期が終わり、今は襲ってくるような事はない。
最近は豪快に食事をしているか、ニセアカホシカクレエビのクリーニングステーションでクリーニングを受けているか、だいたいどちらか。
クリーニングを受けていても近づくとスグに逃げてしまうのだけど、今日はかなり図太くクリーニングを受けていた。
むしろ、シャッターを切るたびにニセアカホシカクレエビの方が逃げてしまうほどだ。

こうしてみるとゴマモンガラの口元ってホント人間みたいだよね。。。(・・;)
厚めの唇と人間みたいな歯とその並び。。。
確かにこれに噛まれたら大怪我だわ。。。

浅場ではカノコベラのオス同士がディスプレイ行動をしていた。
繰り返し、繰り返し側面誇示し合い、近づいても止めようとしない。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

久々に夏っぽい海。(^^)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.4℃/26.3℃/26.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ時々くもり
【潜水時間帯】 9:14-10:15/11:36-12:40/14:56-16:14
【潮まわり】 08:18 231cm 満潮 / 14:13 86cm 干潮 / 大潮(月齢:16.1)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:40

ゲストOさんの2日目。
今日は風もかなり治まり、ベタ凪ぎの海でのんびり3本。。。

空はようやく晴れて、透明度もなかなか良かった!!(^^)
今回のOさんの目的のひとつでもあった「屋久島でワイド」を十分に堪能できた。

島に渡ってくるくる事さえできなかった初日の時化を考えるとまさかワイドレンズを使う事ができるなんて。。。(笑)

台風27号はかなり動きが遅く、一湊湾内はもうしばらくは凪ぎの海が続きそうだ。


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦), お宮前

ヤクシマキツネウオの劇的な成長っぷり

【ポイント】 一湊タンク下No.2/川(No.2)
【水温】 26.3℃/23.9℃
【透明度】 15m/1m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:44-12:43/15:01-16:41
【潮まわり】 07:41 237cm 満潮 / 13:41 77cm 干潮 / 大潮(月齢:15.1)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

台風27号が接近中。。。
でもまだ屋久島には直接的な影響はなく、一湊湾内は凪ぎているものの、昨日は気圧の谷に吹き込む北東の風が強く、高速船は全便欠航となった。
その高速船で来島する予定だったゲストさんは今日ようやく屋久島に到着。。。(^^;

一湊の漁船は早くも昨日から台風つなぎを始めてしまって、今日はボートが出せずビーチからエントリー。
海は凪ぎているんだけど、透明度はイマイチかな。。。(^^;;

普段はあまり行かない一湊タンク下の沖へ。
ヤクシマキツネウオの幼魚たちは成長した個体が集まって群れを作り始めた。

幼魚時は単独で水底を泳いでいるのだが、この時期になると10cmくらいに成長した若魚たちが少しづつ集まって群れを作り始める。
そして少しづつ水底から離れていく。。。
それが中層で群れるようになると、もう立派な大人だ。

ヤクシマキツネウオの劇的な成長っぷりが見られるのが今の時期なのだ。


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暗い水中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前
【水温】 26.1℃/25.9℃
【透明度】 20m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:00-10:54/12:19-13:10
【潮まわり】 06:24 235cm 満潮 / 12:32 65cm 干潮 / 18:22 234cm 満潮 / 大潮(月齢:13.1)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:44

今日はブランクがあって久々のダイビングだというゲストさんとマンツーマンで2本。
1本目はビーチからエントリーし、2本目は急きょ乗り合いのボートをゲットしてお宮前へ。。。
今日は北東の風が強く、天気も悪かったため、上がってからが寒いっ!

水温は台風一過後、1度近く落ちていつの間にか26℃台がスタンダードになってしまった。
まだまだ5mmのウェットスーツでもいけるけど(僕はとっくにダメだけどね。。。(笑))、上がってからが寒い時期になってしまった。

天気が悪いと水中も暗い。。。
こうなるとテンションも下がりがち。
最初は3本行く!と元気だったゲストさんも2本でいいです。。。と一言。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前

そろそろセダカギンポの繁殖期も終わる??

【ポイント】 一湊タンク下No.3/お宮前
【水温】 26.5℃/26.5℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:29-10:26/11:45-12:57
【潮まわり】 09:06 73cm 干潮 / 15:51 200cm 満潮 / 長潮(月齢:9.1)
【日の出・日の入】 日出06:19 日没17:48

今日は連休最終日。。。
最後まで北東の風は強く、水面はバシャバシャしていたけど、一応予定通り3日間潜れ、先ほどゲストさんたちは高速船トッピーの最終便で帰っていった。

今回の台風は屋久島の南を通過する、いわゆる可航半円の台風なので、僕は特に心配はしていなかったのだが、当事者であるゲストさんたちは同じ宿に泊まるダイバーたちが何故か1日予定を早めて帰ったりしていたので、大丈夫だとは思いつつも無事に帰れるかちょっとドキドキしていたようだ。。。(笑)

しかし、、、今回は一湊だけしか潜れなかったのが、ちょっと残念だったなぁ~

今日もセダカギンポの産卵床の写真をM氏に撮ってもらった。
一昨日、お宮前で潜った時にはstage4、つまり産卵から4日目の卵だったAエリアには今日は一切卵は見られなかった。
きっと昨晩か今日の早朝に孵化したのだろうけど、その後今日の午前中は産卵は行われなかったようだ。。。
そろそろセダカギンポの繁殖期も終わるころかなぁ。。。

Bエリアは産卵から3日後の卵であるstage③の卵が見られた。

産卵から3日後の卵(Bエリア)
産卵から3日後の卵(Bエリア)

Aエリアは卵なし!!(・。・;
Aエリアは卵なし!!(・。・;


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全員1,000本以上のベテランさん。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 26.7℃/26.7℃/26.9℃
【透明度】 25m/25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:28-9:21/10:36-11:40/13:20-14:35
【潮まわり】 07:38 72cm 干潮 / 14:45 192cm 満潮 / 小潮(月齢:8.1)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:49

昨日のような厚いウネリはなくなったけど、風は北西から北東に変わり、一湊湾内も水面はバシャバシャしていた。。。(・・;)

本当は永田に行きたかったんだけど、どうもこの週末はずっと一湊で潜り続けることになりそうだ。

今日のゲストさんは全員1,000本以上のベテランさんばかりだったので、安全管理もかなりテキトーで(笑)、僕は自分の撮影のネタ探しばかりしていた。。。(^^;;

天井の気泡に写るエビたち、クロスジツツボヤが発する天然の「キラメル」。。。
いろいろと撮影の構想が思い浮かぶ。。。(^^)
って。。。ヾ(・ε・。)ォィォィ

しかし、海況がイマイチだなぁ。。。(・・;)
明日も悩ましい海況が続きそうだ。。。


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すげーウネリ!!!(・。・;

【ポイント】 一湊タンク下No.2/お宮前
【水温】 27.3℃/27.3℃
【透明度】 25m/10m
【海況】 ウネリあり
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 11:22-12:29/14:03-15:10
【潮まわり】 06:10 62cm 干潮 / 13:14 189cm 満潮 / 19:00 132cm 干潮 / 小潮(月齢:7.1)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:50

ほぼ1週間ぶりのゲスト。(^^;;
台風24号通過翌日の台風ウネリを除き、昨日までは割とベタ凪ぎと言っていいほど海の状態は良かった。
なのに、今日からは一転!北西の風が吹き矢筈岬の西面にはかなり瀬波が当たっていた。
午後からはウネリもかなり大きく、水底まで揺れていた。。。(・・;)
普通にダイビングをする分にはいいのだけど、フォト派にとっては最悪だー!(◎_◎;)

それでも1本目なんかはのんびり潜れたと思うけど。。。(^^;;
今週末は時化気味の海が続きそうだけど、できるだけ静かな海を選んで写真が撮れるダイビングを目指そう。。。

せっかくお宮前に行ったので、例のセダカギンポの卵の状態をゲストM氏に撮っておいてもらった。

産卵から4日目の卵(Aエリア)
産卵から4日目の卵(Aエリア)

産卵から1日後の卵(Bエリア)
産卵から1日後の卵(Bエリア)


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ようやく産卵が見れた!(^^;;

【ポイント】 お宮前
【水温】 27.9℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:05-10:10
【潮まわり】 05:00 48cm 干潮 / 11:45 197cm 満潮 / 17:28 128cm 干潮 / 小潮(月齢:6.1)
【日の出・日の入】 日出06:17 日没17:51

ようやくセダカギンポの産卵が見れた!(^^)
5日目(台風をはさむと6日目)にしてようやく。。。!!
なにが嬉しいって、もうあの地獄のような急坂を延々と歩かなくても良くなった事。(笑)
いや~マジで辛かった。。。屋久島に来た当初(30代前半)は楽勝で歩いていたけど、さすがに43才の体には応える。。。(・・;)

【卵の発生過程】

なかなか産卵が見れずに通ったおかげで副産物も。。。(^^)
この5-6日間というのはセダカギンポの産卵サイクルだったのだ。
産卵当日(stage⓪)と唯一まだ見ていなかった産卵から3日後の状態(stage③)を見る事で、セダカギンポの卵の発生過程が掴めた。

産卵直後の卵の様子
産卵直後の卵の様子

産卵3日後の様子(別のパッチ)
産卵3日後の様子(別のパッチ)

セダカギンポの卵 その発生過程
セダカギンポの卵 その発生過程
一時は産卵から2日後や3日後の卵が肉眼で確認できずに見落としていたせいもあって、産卵後1-2日で孵化してる?などと思っていたのだが(笑)、どうも産卵から5日目の夜、もしくは6日目の早朝に孵化するようだ。(水温27-28℃、多分繁殖後期の場合)

本来のセダカギンポは僕らダイバーが見ずらい枝状のサンゴやハナヤサイサンゴの類に産卵床を構えるようなので、こうした卵の発生過程はなかなか観察しにくいかと思うのだが、今回はホント、ラッキーだった。
ハマサンゴ類の表面に産卵床を構えてくれたおかげで、真正面から写真を撮ることができた。。。ありえない。。。!!!(^^;;

【産卵時間】

セダカギンポの産卵
セダカギンポの産卵
産卵は8:00にエントリーして行ってみるとすでに黄色っぽいメスが卵を産んでいるところだった。
いつもは赤っぽいオス1匹しかいないので、2匹いるのを確認した時点で心の中でガッツポーズ!(笑)
産卵は始まったばかりで、まだ産卵床には黄色い卵がちょっと産みつけられていたくらいだった。
多分、ホント少し前(7:30以降)に産卵が始まったばかりという感じ。
そのまま2時間産卵を観察していたのだが、エアーが無くなって上がらざるを得なくなった頃には黄色い卵の面積はかなり大きくなっていた。
卵の面積からして、多分、もう30分くらいは続きそうな感じだったので、産卵時間は7:30-10:30といったところだろうか。
どうせならオスの求愛から観察したかったなぁ。。。

【繁殖行動の観察】

メスは産卵口から卵を産み落としていく。。。
メスは産卵口から卵を産み落としていく。。。
その黄色い卵の面積がみるみる大きくなっていく様子は見ていてかなり面白かった。
というか、最初はちょっと不思議だった。
というのもメスは産卵中、ほとんど動かないのだ。
卵を1ヵ所にある程度まとめて産み落とし、次に移るという感じ。。。
クマノミなどスズメダイ類のように、1個1個丁寧に産みつけていくような感じではないのだ。
それなのにどんどん黄色い卵の面積は広がっていく。。。(・・;)

メスが産んだ卵に生殖突起を擦り付けるオス
メスが産んだ卵に生殖突起を擦り付けるオス
よくよく見てみるとそれはオスの放精に秘密があるようだ。
オスはどうもスズメダイやヘビギンポなどのようにメスが産んだ卵に精子をかけるいわゆる「放精」をしているのではなくて、例の生殖器付近にある肉の塊(生殖突起?)をメスが産んだ卵に擦り付けているのだ。
こうして精子を「かける」というよりも「塗り付ける」ような感じで受精させているのだと思うのだけど、その際にこの生殖突起をつかって卵をまんべんなく広げているように見える。。。
産卵床いっぱいに卵を広げているのはどうもオスなのではないだろうか?

最初はそれに気づかず、後半になってようやくそう思い始めたので、キッチリ確認したわけではないのだけど、そんな気がする。。。

オスの生殖突起の拡大(卵に精子を塗り付けているところ)
オスの生殖突起の拡大(卵に精子を塗り付けているところ)
この生殖突起には他にもいろいろと役割があるような気がしてならない。
産卵床の掃除にも使っていたので、その際にも何らかの物質が分泌されていたりしないのだろうか。。。?

この卵はメシマウバウオなどのエッグイーター(卵捕食者)が食べやすそうな壁面に産みつけられているのだが、なぜか今まで卵が食べられているのを見たことがない。
たまにこのオスは産卵床を離れて食事に行ったりするのだが、その際もメシマウバウオなどはまったく寄ってこない。
そこで思ったのだが、こうしたエッグイーターを寄せ付けない何かがこのオスの生殖突起から分泌されていたりするのでは?などと想像してみたのだけど、調べる術がない。。。(・・;)


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