カテゴリー: 一湊タンク下No.1

キモっ!悪寒が。。。(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:46-12:06
【潮まわり】 07:19 227cm 満潮 / 13:08 82cm 干潮 / 18:44 231cm 満潮 / 大潮(月齢:0.1)
【日の出・日の入】 日出06:58 日没17:16

今日も昨日のガラスハゼの産卵時間に合わせて午前中に海へ。。。
僕は朝が弱いのにも関わらず、今シーズンオフは割と午前中に潜りに行ってる。
それでも起きてスグは体が思うように動かないため、10時くらいに家を出る重役出勤の毎日だ。。。(笑)

今日は最初に昨日、産卵を見たガラスハゼの仲間をチェック。
思った通り、すでに目玉がクッキリ出ていた方の卵はハッチアウトしていて無かった。

昨日産んだ卵なのになぜか疎ら。。。
昨日産んだ卵なのになぜか疎ら。。。
昨日、産卵した卵は残っていたんだけど、なぜか数が少ない。。。(・。・;
何かまばらな感じで、数十個卵がようやく貼りついているような感じ。
しかも、数個の卵は真っ白くなっていて、死んでしまっているような。。。そ、どうしたんだろ???(・・;)

ガラスハゼの夫婦は昨日同様にいたけれど、産卵はしていなかった。
う~ん。。。食われたのか、それとも親が食ったのか。。。
真相は分からないけど、明らかに少ない卵にちょっとビックリした。

-20m付近で何やら体に沢山寄生虫のようなものを着けたキモいツマジロモンガラがウロウロしていた。
悪寒がするほど気持ち悪かったのだが、パラサイト・ラバーズの一員としては無視できない。。。!(笑)
着かず離れずを繰り返しながら、ジワジワと寄って、寄生虫(?)のドアップ写真を狙う!
ドアップで撮らないと、小さくて何者なのかまったく分からないのだ。
しかし、動きは鈍いものの、そう簡単には寄らせてはもらえず、諦めて帰ろうとしたら、穴に入ってくれた~!!!ラッキー!!!(^^)
モンガラカワハギの仲間は追い詰められると狭く浅い穴の中に入り、背鰭をガッツリ立てて籠城するのだ。。。

寄生虫が着いたツマジロモンガラの左側面
寄生虫が着いたツマジロモンガラの左側面

寄生虫が着いたツマジロモンガラの右側面
寄生虫が着いたツマジロモンガラの右側面

それで寄れたのはいいのだけど、寄ってマジマジとその寄生虫らしきものを見ると、さらに悪寒が。。。キモ過ぎる。。。(◎_◎;)
体中に着いたそれは見た感じ、目玉のようなものも口のようなものも分からないドングリの実のようなものだった。
ただ、明らかに体にガッチリめり込んでいるのが分かる。。。

寄生虫????
寄生虫????
たまにツマジロモンガラの体の皮がむけ、肉に穴が開いたようになっている個所(右写真の右下に見える穴)もあり、多分それはこいつらが貼りついていた跡なのだろう。。。
かなり深く食い込んでいるっぽい。。。

う~ん。。。何だろ。。。こいつら。。。そもそも何の仲間なんだろ。。。
つーか、生き物に見えないんだけど。。。(笑)


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メスのお腹の中に寄生虫?(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:24-12:04
【潮まわり】 06:34 219cm 満潮 / 12:24 83cm 干潮 / 18:01 227cm 満潮 / 大潮(月齢:28.6)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没17:16

今日は午前中、海へ。
なかなか興味をそそられるネタが見つからない。。。(^^;;
今日も終始、興味深い、できるだけ長く取り組めるようなネタ探しをしていたんだけど、なかなか見つからない。。。
僕が興味を持つのは、何か疑問を感じるようなネタ。
自分自身が疑問を感じるようじゃないと、長く取り組めないってのもあるんだけど、ほとんどの生き物が繁殖期を終え、行動に活性がないこの時期のネタ探しはなかなか難しい。
ほとんど毎日ネタ探し、いや疑問探しをして終わっちゃってる。(笑)
その時は「おっ!?」って思うんだけど、どれも今後も追ってみよう!ってな気になるようなものが見つからない。。。スランプ?(・・;)

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体
そろそろワレカラ類が増えているんじゃないかと、ガヤ地帯に行ってみた。
しかし、まだワレカラはあまり着いてはいなかった。。。もうちょっと水温が落ちないと厳しいのかな。。。などと思いながら、何か別の面白いものが着いていないか探してみると。。。
わぉ!果実が実ってる!(^^)

昨年の冬、ヤギモドキウミヒドラの仲間にたわわに実った果実(正確にはクラゲ体)を見たくて、しばらく探しまくったりした事があったのだが(⇒クラゲ体はすでに一斉に遊離してしまったあとだった。。。(・_・;)、このガヤ(クロガヤ?)にも沢山のクラゲ体が着いていた、いや「実っていた」。。。(^^)

これをマクロレンズでクローズアップしてみると、お~!!なんじゃこりゃ~!!
何か芽のようなものが出てるし。。。(・・;)

このあと、いったいこいつらはどう遊離していくのだろうか。。。?

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体

産卵中のガラスハゼのお腹に寄生虫??
産卵中のガラスハゼのお腹に寄生虫??
帰りがけにミゾヤギで産卵中のガラスハゼの仲間を見つけた。(11:30前後)
短く小さなミゾヤギで、そこに着いていたのは2匹だけだったので、多分、オスメスだと思うのだけど、最初はメスが2匹産卵していると思ってしまった。。。

メス(写真の左側)は1個1個丁寧に卵を産みつけていく。
これはカメラのファインダーを通せばよ~く分かる。
産卵管から1個1個卵が出ていく様子を撮っていたので、最初はずっとメスの産卵管付近ばかりを注視。
なのでしばらく気づかなかったのだが、途中からメスのお腹の中に白いひも状のものがあり、それがお腹の中で蠢いているのに気づいた。(・・;)
多分、寄生虫だと思うのだけど。。。

卵は産んだ日の異なる孵化間近の卵の真下に産みつけていた。
こちらはまもなく孵化しそうな感じ。。。


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オジロバラハタが流れてくる潮

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.3℃
【透明度】 5m
【海況】 ややウネリあり
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:16-12:02
【潮まわり】 04:59 192cm 満潮 / 10:46 89cm 干潮 / 16:37 210cm 満潮 / 中潮(月齢:26.6)
【日の出・日の入】 日出06:56 日没17:16

_DSC2145ようやく海が入れるまでに回復した。
今日は午前中に1人で海へ。。。

透明度はまだ最悪だった。。。(・・;)
浅場は5mくらい、沖に出ても15mがやっとくらいの透明度だった。

一見、凪たように見えた海況も入ってみると結構うねってた。。。
こういう日は思うように写真も撮れず、何か発見もなく終わることが多いんだよねぇ。。。(・。・;

クレナイイトヒキベラの成魚
クレナイイトヒキベラの成魚
ツキノワイトヒキベラとピンテールフェアリーラスの幼魚を撮りにいったのだが、すでに幼魚を見つけるのは至難の業だった。
時期的に若魚や成魚ばかりで、小さな幼魚は結局まったく見つからなかった。

久々に一湊タンク下の-30mラインでイトヒキベラを追いかけまわしたのだが、一時あまり姿を見なくなっていたクレナイイトヒキベラの成魚を複数ヶ所で見かけた。
来春にはこいつらの美しい婚姻色が拝めるかも!(^^)

オジロバラハタの若魚
オジロバラハタの若魚
今年は例年に比べてオジロバラハタの若魚をよく見かける。
オジロバラハタは屋久島ではあまり数は多くなく、たま~に見かける程度の魚なのだが、今年はどういうわけかいくつかのポイントの-20m以深でたびたび見かけていた。
今日も一湊タンク下の-25m付近で2個体の若魚を見かけた。
たぶん、黒潮に乗ってまとまって流れ着いたのかもしれない。。。

ある程度の深場で見るからか真っ赤な体色に蛍光ブルーの斑点がメチャ綺麗だ。


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久々にタイマイに出会った。(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.4℃
【透明度】 ~20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:56-11:33
【潮まわり】 07:23 87cm 干潮 / 14:06 186cm 満潮 / 長潮(月齢:23.6)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没17:17

今日は午前中に1人で海へ。
久しぶりに-30m以深に下りて、ちょっと探し物を。。。(^^;;

マクロレンズでタイマイ(笑)
マクロレンズでタイマイ(笑)
行きがけに久々に中層を泳ぐタイマイに出会った。
よく見ると左手の辺りに黄色いタグが付いていた。
この黄色いタグは永田の浜で産卵上陸したアカウミガメに打たれるやつと同じものだった。
多分、永田の浜で産卵しているメスなのかもしれない。。。
もし永田で産卵した子であるなら、まだ産卵期ではないので、多分、普段から屋久島近海に棲んでいる子なのかもしれない。

-30m以深で探し物をしているとあっという間にコンピュータがうるさくなってくる。。。
結局、探し物は見つからず、タラタラと水深を上げながら帰路へ。。。

ヘビギンポの未記載種
ヘビギンポの未記載種
この水深で撮ったものは、未記載となるセグロヘビギンポ似の「ヘビギンポ属の一種」だけ。(・・;)
このヘビギンポはヘビギンポの仲間としては珍しい-20m以深で見られる深めのヘビギンポで、屋久島には沢山いるのだけど相変わらず、他の海域では記録がない。
多分、地味なので誰も気づかないだけで、珍しいヘビギンポではないと思うのだけど。。。(^^;;

帰りに浅場で久々に出会った魚が2種。。。

フタイロカエルウオのストライプドフォーム
フタイロカエルウオのストライプドフォーム
1つはフタイロカエルウオの「ストライプドフォーム」カラーだ。
琉球列島や海外などではよく見られるタイプらしいけど、屋久島ではフタイロカエルウオ自体がそれほど普通種ではないため、当然、この体色に会うのも稀だ。
ただよく知られている体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けている典型的な体色は「バイカラードフォーム」カラーはもっと珍しかったりする。。。(笑)

「スジ雄」?スジオヘビギンポ?アカヘビ?
「スジ雄」?スジオヘビギンポ?アカヘビ?
もう1種はスジオヘビギンポなんだか、アカヘビなんだかよく分からないので、「スジ雄」と勝手に呼んでいるヘビギンポの仲間だ。
過去に4-5回ほど見たことがあったのだが、どれも一期一会だったので継続観察ができず、何者なのか分からずに終わっている。。。
今回はどうもここは産卵床ではないか?と思われるような壁面で見られ、しかも頬には婚姻色が褪めたかのような色素の点々が残っていたので、ちょっとしばらく継続観察してみようと思う。
繁殖期であれば、婚姻色が見れるはず。。。
婚姻色さえ分かれば、何者なのかの手がかりが掴める!!(^^)

ウツボの口の中に入っていけるのはホンソメくらい。(笑)
ウツボの口の中に入っていけるのはホンソメくらい。(笑)
結局、今日は探し物が見つからなかったけど、遠出をしたせいもあってエアーの減りが早く、いつもより30分以上も早くエクジットせざるをえなかった。。。(・・;)
何か不完全燃焼気味。。。(笑)


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一度、常識を捨てて観察してみる。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:57-13:17
【潮まわり】 04:28 51cm 干潮 / 11:12 188cm 満潮 / 17:13 112cm 干潮 / 小潮(月齢:20.6)
【日の出・日の入】 日出06:51 日没17:17

ホンソメワケベラというと一般的にはだいたい次のようなイメージを持たれている。

決まった場所に長期に渡ってクリーニングステーションを常設し、そこに訪れる魚の体に着いた寄生虫などを食べて掃除してくれる掃除屋さん

行動範囲の狭い一般的な雌雄のペア
行動範囲の狭い一般的な雌雄のペア
大筋で間違ってはいないのだが、こうした「決まった場所」にクリーニングステーションを持ち営業しているのは基本的には既婚の(配偶者であるメスを抱える)大きな成魚オスがいる場合だけのような気がする。

例えば幼~若魚も一定の期間は単独でクリーニングステーションを決まった場所に開設はするけど、長続きしない。。。
食べられてしまうのか、それとも移動してしまうのか、はたまた大きなステーションに吸収されてしまうのかよく分からないけど、半年もすればその場からはいなくなってしまう事が多い。

また一湊タンク下で最も魚が集まるウスサザナミサンゴの大群集で見られるホンソメワケベラは3匹いて(成魚2匹(メス?)、若魚1匹)、こいつらの行動範囲はメチャクチャ広い。
そのサンゴ群集は水深-9mから-12mにかけての斜面にだいたい8m四方の大きさで広がっている。
ここでクリーニング活動をするこのホンソメワケベラ3匹は、この8m四方の範囲を縦横無尽に動き回っているのだ。

つまり、普通のベラたちとあまり変わらない行動範囲で(小型のベラたちのテリトリーは割りと小さい)、客が来るのを待つのではなく、ホンソメの方から魚に寄っていきクリーニングを始めるのだ。。。(^^;;

行動範囲の広いペア。(雌雄かどうかは不明)
行動範囲の広いペア。(雌雄かどうかは不明)
こうなってくると、上に挙げたホンソメワケベラのイメージとは全然違っていて、むしろ他の種類のベラたちと何ら変わらない日常生活になる。
ホンソメほどではないにしろ、もともとベラ類の多くは他の魚に着いた寄生虫等を食べるのはよくあることで、そういう意味ではここのホンソメワケベラたちは他のベラ類と比べて特に変わった生態を持っているようには思えないのだ。。。(^^;;
きっと、初めて見たホンソメワケベラがこのサンゴ群集の子たちだったら、クリーニングステーションを構えて掃除魚として生きているという感じがしないかもしれない。(笑)

ここの成魚2匹はメスだと思うのだが、ホンソメは外見からは雌雄の区別が難しいため、確信はない。
今日も産卵が行われないか、かなりの時間ここで粘ったけど(産卵が見られたら雌雄のペアという事になる)、結局、産卵は見ていない。
他所から産卵の時だけオスがやってくるのかも?という可能性もあるので、それもチェックしたけど、特にそんな様子はなかった。

もうしばらく、このサンゴ群体のホンソメは注意して見ていかねば。。。

_DSC1462クリーニングをしているホンソメワケベラを見ていると、よく魚の頭の上に乗っかってじっとしているシーンを見かける。
何かチョンマゲみたいで面白いのだが(笑)、その時ばかりは吻部で突くクリーニング行動は見せずに、じっとしている。
たいていは腹鰭を広げている事が多いのだけど、これはいったい何をやっているんだろう?(^^;;

大きめの魚の場合はクリーニングの合間にこうした感じになるので、取り立てて不思議な行動には見えないのだが、客が小型のスズメダイ類だったりすると、クリーニング行動は一切せずに、ずっと体の真上に乗っかったままになったりする。。。(・・;)

_DSC0966

_DSC0586

客はどう考えてもクリーニングをして欲しそうなのだが、まったくやらない。。。
ただ無視するわけでもなく、じっと乗っかったまま。。。(笑)

お~い!何やってんねん!!

接近して何をやっているのかマクロレンズを通して調べてみたけど、よく分からなかった。。。(・。・;


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明るい海に戻った!!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 23.0℃/23.0℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:09-11:02/12:14-13:08
【潮まわり】 10:29 194cm 満潮 / 16:20 112cm 干潮 / 中潮(月齢:19.6)
【日の出・日の入】 日出06:50 日没17:18

今日は本来、20日に潜る予定だったゲストさんと2本。
一昨日までは北西の季節風が強く吹いていて、一湊湾内は大荒れ、しかも真冬のような寒々しい気候だったので、長期予報を見て今日に延期したのだ。
予報は見事に当たって、今日は朝から快晴!そして海のベタ凪ぎの穏やかな1日だった。(^^)

昨日までは低かった水温や悪かった透明度は回復傾向で、今日はまた23℃に上がり、透明度もまずまず良かった。(^^)

最近はエントリー口付近にアオリイカの若齢個体が群れを成しているのが見られる。
そこに高密度のキビナゴも一緒にたまり、それを狙うオキザヨリがわんさか集まっており、エントリー口はいつになく賑やかだ。
ゲストさんはライセンスを取ってそれほどまた潜っていない方だったこともあり、エントリー口下でゆっくり呼吸を整えてからスタートしようとしたのだが、エントリー口が凄すぎて動く必要もないほどだった。(笑)

他にもウミガメも多く、ツムブリの巨大成魚群れも入り込んだり、マダラトビエイなんかも見られ、かなり満足した様子。。。(^^)
これからも潜り続けてね~!!


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ホンソメワケベラの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:54-12:57
【潮まわり】 09:50 200cm 満潮 / 15:37 108cm 干潮 / 中潮(月齢:18.6)
【日の出・日の入】 日出06:49 日没17:18

今日はホンソメワケベラの繁殖期がまだ続いているのか調べるために午前中にエントリー。
ホンソメの繁殖時間帯はだいたい正午前後で、屋久島では正午の前後1-2時間の間に産卵をよく見かける。
産卵はシーズン中、毎日のようにやっていて、だいたい午前中の2本目(11:00くらいにエントリー)で見ることが多い。

結論からいうと、産卵はまだしていた。
水深-6mと-10m、2か所のステーションで産卵が見られ、それぞれ産卵時間は11:16と12:24だった。

産卵上昇するホンソメワケベラのペア
産卵上昇するホンソメワケベラのペア
繁殖期は基本的に4-11月くらいのそれほど水温の低くない時期で、ピークは夏場だと考えていたのだけど、よく考えたら、冬季はゲストがいなくて午後から1人で潜ることが多いため、単にホンソメワケベラの産卵時間帯に潜っていないだけなのでは?疑惑が。。。(^^;;
いずれにしてもピークの時期というものはあると思うのだけど、もしかしたら冬季でもボチボチ(たまに)産卵していたりするのかもしれない。。。
この冬はできるだけ午前中に潜るようにしてみようかな。。。(笑)

ホンソメワケベラの産卵は非常に淡白だ。
産卵の時間が近づくと一応、クリーニングの合間にオスはメスにくっついて体をブルブル震わせたりして求愛したりするのだが、これは見逃してしまうほどメチャ地味。。。(・・;)
産卵自体もまったく駆け引きもなく申し合わせたかのようにゆっくり2匹で上昇し放精放卵を行う。
本格的な求愛から産卵まではものの2-3分だ。
あっという間に終わってしまう。

通常はペアで形成されるクリーニングステーション
通常はペアで形成されるクリーニングステーション
これは多分、ホンソメワケベラは他の魚と比べて、きっちりテリトリーが決まっていて、雌雄ともに競争者がいないので、激しく求愛する必要もなく、他のオスとメスを取り合いになったり、メス同士で争ったりという事もないからなのだと思う。
さらに屋久島の場合は、オスとメスのペアでクリーニングステーションを構えている例が多いので(それにプラスして幼魚&若魚が混じる事もあるけど。。。)、なおさらなのかもしれない。

ペアを観察していると、クリーニングの合間にしきりにオスがメスにチュっとキスをする様子が見られる。
オス同士やメス同士での喧嘩の際も2匹は向き合ってにらみ合うのだが、それとは違って優しくソフトな感じだ。
何だろ?これ。。。
産卵前の求愛とも違うし。。。
他の魚ではハレムのオスは定期的にテリトリー内のメスを巡回し、あいさつして回る行動がよく見られるのだが、これもそんな挨拶行動の1つかな。。。なんて考えている。

ホンソメワケベラのキス
ホンソメワケベラのキス

ホンソメワケベラのキス
ホンソメワケベラのキス

クリーニング中の恍惚の表情
クリーニング中の恍惚の表情

カールおじさん?(笑)
カールおじさん?(笑)
今回のホンソメワケベラの話とはあまり関係ないけど、クリーニングされている途中の魚の顔は面白いの何枚か撮ったのだけど、口を開けた恍惚の表情が面白い。。。(^^;;

モンガラカワハギの写真は「恍惚の表情」ではないけど、口元ってこんな毛みたいなやつが生えていたんだ。。。(^^;;
まるでカールおじさんみたい。。。(笑)
面白いから載せてみた。


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ホンソメワケベラの社会

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.8℃
【透明度】 ~10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:13-16:28
【潮まわり】 09:15 206cm 満潮 / 15:01 104cm 干潮 / 中潮(月齢:17.6)
【日の出・日の入】 日出06:48 日没17:18

発達した低気圧の北上で、3日間、海なしだった。。。(・・;)
冷たい北西の風が吹き続け、一湊湾内は大時化!
前は台風接近でもこんなに長く海なしになる事はなかったのに、ホームグラウンド一湊タンク下は最近ちょっとした事でクローズになる事が多くなってきた。
昔のブログを見ると、「めったに時化ないタンク下!」などと言っている自分がいたけど、今はちょっと自信をもって言えないかも。。。(^^;;

3日ぶりの一湊タンク下はちょっと地形が変わっていた。
砂が掘られ、やや岩盤がむき出しになっている個所がチラホラ。。。

透明度は最悪の5m。。。沖に出ても10mくらいだった。
水温も激しく下がっていて22℃台に。(・。・;

_DSC0896今日の目的はホンソメワケベラだ。
知り合いのカメラマンからホンソメワケベラの生態についていろいろ聞かれたのだが、大抵のことは知っているつもりでいたのに、自信をもって答えられない質問もあったりしたので、ちょっと真面目に観察してみようかと。。。(^^;;
ホームグラウンドの一湊タンク下の-18m以浅にあるホンソメワケベラのクリーニングステーションは、幼魚による臨時ステーション以外の常設のものは当然すべて把握しているのだが、キッチリ毎日観察しているわけではないので、大型個体が管理していたステーションがいつの間にか若い夫婦に変わっていたり、構成メンバーの数が変わっていたり、幼魚の臨時ステーションだと思っていたところに連れ合いができて常設になりそうなステーションがあったりといった「変化」をリアルタイムに押さえているわけではない。

最近はどのステーションも大型の個体が急に見られなくなって、どこも比較的若いカップルや単独の若魚が管理しているところが多い気がする。。。

それでも基本的な常設クリーニングステーションの場所はこの10年間まったく変わらないので、クリーニングの上手い下手で客が来なくなってしまったり、クリーナーであるホンソメが死んでしまってしまったりしてステーションが無くなってしまうなんてことは考えにくい。。。

_DSC0847

_DSC0609

つまり、クリーニングが上手いからとか、たまたまそこにホンソメが居ついたから、そこに魚が集まるというよりは、むしろ、もともと(何らかの理由で)魚がよく集まる場所にホンソメが棲みついたといった方が良いのかもしれない。。。

_DSC0743

_DSC0587よく「繁盛店」という言い方をして、クリーニングの上手いホンソメの元には魚が集まってきて、そうでないホンソメのところには魚が集まらないと言われるけど、前からちょっとそれには疑問を感じていた。
屋久島で観察している限りでは、もともと魚のいる場所にホンソメの方から行っている(棲みつく)ように感じるのだ。

_DSC0685それと、一湊タンク下の場合、ペア(もしくはペア+幼魚数匹)や単独(独身?)で構成されるステーションがほとんどなのが特徴だ。
ハレムの強いオスはいくつかのステーションをテリトリーにしているという話も聞くけど、これもここで見ている限りでは、ちょっとよく分からない。。。そんな気がしないのだ。(・・;)
この辺はニシキベラやオトメベラが状況や環境によって社会構成が大きく変わるのと同じなのかもしれない。。。

ちょっともう少し観察してみようと思う。


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まぁ~今日は入らなくても良かったかな。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.9℃
【透明度】 10m
【海況】 大時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:23-16:04
【潮まわり】 06:56 218cm 満潮 / 12:47 87cm 干潮 / 18:21 222cm 満潮 / 大潮(月齢:13.6)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20

何か時化てきた。。。(・・;)
午前中は南寄りの風が吹き、見てないけど一湊湾内は凪ぎていたと思うんだけど、午後からは風が北西に変わり、かなり強く吹き始めた。
海に行ってみると、やはりかなり時化始めていた。
寒冷前線の通過だ。。。

マダライロウミウシ
自己との出会い
ひとまずエントリーはしたけど、水中はかなりのウネリと濁りだった。
暗~いし。。。

何か砂なんかも舞っていて、スグに悟った。
これって入らなくても良かった海???(^^;;

いつもは2時間以上入っている海も、今日は90分くらいでさっさと切り上げてエクジット。
エクジット時はエントリー時よりもさらに時化ていた。。。
何だったんだ。。。この1本。。。(・・;)


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感動の度合い

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:42-11:15
【潮まわり】 06:16 214cm 満潮 / 12:10 85cm 干潮 / 17:49 219cm 満潮 / 大潮(月齢:12.6)
【日の出・日の入】 日出06:44 日没17:20

今日はゲストなしの予定だったのだが、昨晩、急遽体験ダイビングの予約が入って、午前中に1本。
マンツーマンだったので、いつもの元浦ではなく、ホームの一湊タンク下にお連れした。
当然、元浦よりも一湊タンク下の方が魚影は濃く、ウミガメ遭遇率も高いのだけど、マンツーマンでもない限り、なかなか連れて行けない。。。
ラッキー!と思ってくれれば良いのだけど、実は意外に初めてダイビングする方はどちらのポイントでも感動の程度にあまり違いはないものだったりする。(笑)

予定通り、ウミガメに超接近し、元浦では味わえない「空を飛ぶ感覚(実はここが元浦とは一番違うと思ってる)」も体験してもらい、僕的には「どうよ!ダイビングは!超楽しくない?」なんて言いたくなるほどイントラとしての達成感がかなりあったりするのだけど、これって僕らイントラの自己満足だったりしないかな?なんて思ってたりする。(笑)

もちろん、ゲストKさんも大喜びだったけど、多分、元浦でも喜び、感動してくれたと思うんだよね。。。(^^;;


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横倒しのツバメウオ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:40-16:06
【潮まわり】 04:40 195cm 満潮 / 10:40 82cm 干潮 / 16:37 208cm 満潮 / 中潮(月齢:10.6)
【日の出・日の入】 日出06:42 日没17:21

今日も午後から1人でカメラを持って海へ。。。
昨日のワイド仕様のまま海に行ったのだが、これが大失敗。

そもそも出る時間が遅かった事もあるけど、天気も悪く、透明度もイマイチだったため、海はもうナイトダイビング状態だった。
オマケに鼻水のような浮遊物も多く、ちょっとストロボを焚けば、昨日同様にハレーションが凄い。。。(・・;)
沢山、撮ったのに使える写真がほとんどなかった。

横倒しでホバーリングするツバメウオたち
横倒しでホバーリングするツバメウオたち
今日は久しぶりに漁礁へ行った。
漁礁に着くと、無数のツバメウオが横倒しになってホバーリングしていた。
通常は当然、体を立てて浮いているのだけど、たまにこうして皆で横倒しになって浮いている事がある。
水底に並列に並んで横倒しになっている時もあるが、そんな時は砂中にいる生物にクリーニングでもしてもらっているのかな?と考えるのだが、今日のように中層で横倒しになって積み重なっていると、いったい何をしているのかさっぱり見当がつかない。。。(・・;)

グチャグチャに入り乱れるツバメウオ
グチャグチャに入り乱れるツバメウオ

逃げてもまた別の場所で横倒し。。。(^^;;
逃げてもまた別の場所で横倒し。。。(^^;;
カメラを構えながら近づくとゆっくり向こう側を向いて移動を始めるのだが、それも横倒しのまま。。。(^^;;
脅威(僕のこと)が近づいても、横倒しのまま移動していくという事はよっぽどその姿勢を続けたいのだろう。。。
それはなぜ???(-_-;)
じっくり観察してみたけど、何かよく分からなかった。

ただ、少しづつ逃げていっても、また別の場所で横倒しになってホバーリングを続けるので、クリーニング待ちという感じではなかった。
何かツバメウオ特有の生理的な理由があるのではないかと思うのだけど。。。

帰りに浅場でアオウミガメを撮っていたら、息継ぎに上った。
いつでもワイドで入った時は息継ぎの瞬間の半水面写真を狙っているのだが、いつもは水面で近づくと逆側を向いてしまってなかなか撮らせてくれない。
最近ではもう諦めていたのだが、なぜか今日はまったく逃げない!!
しかし、まさか撮らせてくれるとは思ってもいなかったので、準備が間に合わなかった~!!!(・。・;
くそ~!!!チャンスだったのにぃー!!!!
悔しい~!!!

水面直下のアオウミガメ
水面直下のアオウミガメ

息継ぎするアオウミガメ
息継ぎするアオウミガメ


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スタッフ面接

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 24.4℃/24.4℃
【透明度】 15m/15m
【海況】 ややウネリ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:08-11:20/12:38-13:55
【潮まわり】 08:28 77cm 干潮 / 15:03 195cm 満潮 / 長潮(月齢:8.6)
【日の出・日の入】 日出06:41 日没17:22

今日はうちのスタッフ募集に興味をもって来島した学生さんとマンツーマンで2本。
昨日は大時化で入れなかった一湊タンク下も、今日は何とか入れるまでに回復したけど、水中はかなり濁っていた。
でも、今日はかなりエキサイティングな海だった!!

鼻先周辺には無数のキビナゴが団子状態で固まっており、大きな群がりが視界を遮るほどだった。
この大群れにアタックするオキザヨリやアオヤガラの動きは終始興奮気味だった。
そこにツムブリの群れが入り込む!!

濁っていて視界が悪かっただけに、余計に迫力を感じた。
レンズはマクロだったので、手も足も出なかったけど。。。(笑)

その後、急いで店に帰り、ワイドレンズに付け替えて2本目をエントリー。
しかし、1本目ほどキビナゴはまとまってはおらず、イマイチ迫力に欠けた。。。(^^;;
さらには水中は暗く、細かい浮遊物が多かったせいもあって、ハレーションが凄い。。。何か見せれる写真が全然ない。。。(・・;)

_DSC9673

_DSC9512

_DSC93391本目でエントリーしてまもなくすると、水底に何やら沢山の魚がたまっていた。
タコでもいてモビングしているのかな。。。と思ったらオオセだった。
オオセは屋久島では冬の風物詩。。。水温が下がってくるとダイビングエリアでよく見るようになる魚だ。
う~ん。。。とうとうそんな季節になってしまったか。。。(・・;)


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一転!大荒れに。。。(・・;)

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 24.8℃/24.9℃/24.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:39-10:33/11:59-13:22/15:28-16:56
【潮まわり】 05:52 52cm 干潮 / 12:44 193cm 満潮 / 18:49 111cm 干潮 / 小潮(月齢:6.6)
【日の出・日の入】 日出06:39 日没17:24

今日は風が南に変わり、朝からポカポカの陽気。。。
海もベタ凪ぎで、「寒く、天気も崩れる」との予報はどこへやら。。。などと思っていたけど、1本目終了直後くらいから予報通りの空模様に。(・・;)

黒い雲がかかり、雨もぱらつき始め、明るかった朝が嘘のように暗~い感じになってしまった!!
しかも寒い。。。
正午前後は暴風も吹き荒れ、ボートで海に出れなくなってしまったくらい。

でもそれも一時的なもので一湊湾内は基本的に凪ぎているにも関わらず、ボートが出れなくなって、1本で止めてしまったゲストさんも。。。(^^;;

屋久島はビーチも面白いんだけどなぁ。。。


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2日連続、コウリンハナダイ

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 25.0℃/24.9℃/25.0℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:25-10:23/11:27-12:35/14:48-16:08
【潮まわり】 11:33 200cm 満潮 / 17:28 112cm 干潮 / 小潮(月齢:5.6)
【日の出・日の入】 日出06:38 日没17:24

今日も昨日同様にマンツーマン。
今回のゲストさんはリクエストがハッキリしていて、コウリンハナダイを見たいとの事。
うちも「コウリンハナダイ」で検索して知ったそうな。。。(笑)

屋久島ではコウリンハナダイは超深場に降りれば、それなりに大きなハレム(群れ)があって普通に見られるのだが、超深場であるが故にめったに行かない。
しかし、昨年からオツセの-35m付近にも小さなハレムがある事に気づき、気軽に見に行けるようになった。(^^)

昨日は2本、ここに行ったのだけど、あまり満足のいく写真が撮れなかったというので、今日も1本目はオツセへ。。。

今日は何とかオスメスをそれぞれ押さえ、満足した様子。。。(笑)

ここにはベニハナダイも多いのだが、こちらのオスはいつ行ってもギンギラギンになって求愛しているのだが、コウリンハナダイはたまに淡白な求愛をする程度。。。
こいつがバリバリの婚姻色になる繁殖時間帯はいつ頃なんだろう。。。?

しかし、メスはパッと見、スミレナガハナダイやキンギョハナダイの若魚メスだなぁ。。。こりゃ。。。(^^;;
見つけたのは昨年だけど、こりゃもっと前からいたのかも。。。(笑)


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我がホームグラウンドにもキビレブダイのオス!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:52-11:42
【潮まわり】 08:53 234cm 満潮 / 14:45 90cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

今日は午前中、1人で海へ。。。
今日もタイワンブダイ、Theブダイ、チビブダイなどブダイ属の若魚を識別するべく、片っ端からこの手のブダイの幼魚~若魚のステージをチェック。
しかし、もう時期的に幼魚はほとんど見られず、若魚ステージが中心になるのだが、それでもやっぱりチビブダイの若魚が分からない。。。(・・;)
もしかしたら、これまでタイワンブダイの若魚や幼魚だと思っていた魚の中に混じっているかも?!という推測自体が間違っているのかも???
まったく違う魚だったりして。。。(^^;;

キビレブダイのオス(やや婚姻色)
キビレブダイのオス(やや婚姻色)
今日はホームグラウンドの一湊タンク下で初めてキビレブダイのオスを確認した!!(^^)
5-6年以上前はキビレブダイと言えば、たまにメス、というか若魚が見られる程度で、オスの成魚など見たこともなかった。
キビレブダイのメスを見つけると騒いでいたくらいだ。(笑)
ところが、ここ数年、お隣の「お宮前」ではオスの姿も見るようになり、メスの数もかなり増えた。

しかし、ホームグラウンドの一湊タンク下ではメスは見かけてもオスはこれまで見たことがなかった。
でも見るからに立派なオスだったので、「お宮前」同様に数年前から加入して、ずっと生息していたのかもしれない。。。

キビレブダイのオス(通常色)
キビレブダイのオス(通常色)
もしかして、また何か他のブダイと混同していた???(^^;;

派手なオスでもこの調子だから、ブダイ類はホント難しい。。。

キビレブダイはバリバリの婚姻色になっていたので、しばらくこのオスをストーカーした。
行動範囲と囲っているメスの数や社会構成を知りたかったからだ。
メスの体色変化の幅を知るチャンスでもあったし。。。

キビレブダイのオス(バリ婚姻色)
キビレブダイのオス(バリ婚姻色)
しかし、40-50分追っていたけど、メスや他のオスとの絡みは一切なかった。。。(・・;)
オスの婚姻色は褪めたり、濃くなったりしていたけど、求愛らしき行動さえ見られず終わった。

キビレブダイの婚姻色は何かオグロブダイの婚姻色に似ているなぁ~とか思っていたのだが、それもそのはず!
こいつもオグロブダイと同じくアオブダイ属のブダイで、系統的にも近似種だったんだ。。。

ハゲブダイのバリバリ婚姻色
ハゲブダイのバリバリ婚姻色
他にもハゲブダイのオスがバリバリの婚姻色になって泳いでいた。
最初は遠くから見て、お~!!!一湊タンク下にもアミメブダイのオスが~!!と喜んだのもつかの間、行ってみるとハゲブダイのバリ婚だった。(笑)
ハゲブダイの産卵期はこれから冬にかけての時期だ。
夏場は見られなかったこうしたオスの婚姻色が頻繁に見られるようになってきた。。。

スジブダイの若いメス
スジブダイの若いメス
スジブダイのメス
スジブダイのメス

スジブダイのオス
スジブダイのオス
現像しちゃったので、スジブダイのオスとメス、そして若いメスの写真もアップしておきます。。。
特に意味はないけど。(笑)


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ハゲブダイ属3種、幼魚~若魚の比較

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:03-16:12
【潮まわり】 08:53 234cm 満潮 / 14:45 90cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

今日はゲストさんたちを空港に送ってから午後から1人で海へ。。。

先日、チビブダイ(成魚)というブダイが一湊タンク下にもいる事が分かって、近似のTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚をもう一度、見直さなければならなくなった。
今まではチビブダイなんてめったにいないという認識の下でTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚を把握したつもりでいたので、もう一度チェックしなければならない。
今までTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚だと思っていたブダイの中にチビブダイの幼魚~若魚もかなり混じっている可能性があるのだ。(・。・;

しかし、ざっとこの手のブダイの幼魚~若魚を見たけど、全然分からねー(・・;)
どれを見てもTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚にしか見えず、これぞチビブダイの若魚!ってな子が見つからないのだ。
もしかしたらTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚だと思っている子の中に混じっているのかもしれないけど、今一つ決め手がない。。。

ブダイ類の幼魚や若魚は異なる種類同士で群がりをつくって生活している。
そんな群がりを見つけては、じっと観察したり、撮影したりを繰り返しながら、チビブダイの幼魚を探していたのだが、浅場ではそういう群がりの中に多いのがオビブダイやイチモンジブダイ、そしてハゲブダイ、オオモンハゲブダイ、シジュウカラなどのハゲブダイ属のブダイたちの幼魚~若魚だ。

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
シジュウカラ 若魚(3-4cm)
シジュウカラ 若魚(3-4cm)

ハゲブダイ 若魚(3cm)
ハゲブダイ 若魚(3cm)
タイワンブダイやチビブダイなどブダイ属の幼~若魚&メスと比べて、ハゲブダイ属の幼~若魚&メスは割と分かりやすい。
最近、新たにシジュウカラというハゲブダイ属のブダイの生息を確認したのだが、それでも近似のハゲブダイやオオモンハゲブダイとは混同することなく見分ける事ができる。
これまでハゲブダイとシジュウカラのメスを多分、混同していたと思われるのだが(笑)、今はもう大丈夫!(笑)
確かにオオモンハゲブダイも含めて、幼魚ステージや若魚でも黒っぽくなるとソックリではあるんだけど、結構スグに目は慣れる。

3種とも体色がコロコロ変わるのはメスと一緒なのだけど、シジュウカラはその変化の幅がほとんどなく、薄くなったりはするものの尾鰭は常に赤っぽく、体は黒い。
たまに体にオビブダイのような横縞が入るが、スグに覚めてしまうので迷う事もない。

それに対してハゲブダイとオオモンハゲブダイの体色変化はこんな感じでメス同様にかなり激しい。

【オオモンハゲブダイ】

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)

オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)
オオモンハゲブダイ 若魚(3-4cm)

上の2枚は先ほどの写真のオオモンハゲブダイの若魚と同じ子なのだけど、体がこんな感じで真っ黒くなる。
でも、だいたい次の識別点で近似のハゲブダイと見分ける事ができる。

  • まっ黒になっちゃうと分かりにくいけど、尾鰭付近が白い時は尾柄部にオレンジの点が散在する。(これは鱗)
  • 成魚と同様に目玉から口にかけて2本の青いラインが入ったり、口のまわりにも青い模様が入る。
  • ハゲブダイと決定的に違うのが顔の形(オオモンハゲブダイは丸みがある)や体高の高さ(オオモンハゲブダイは体高が高い)。

【ハゲブダイ】

ハゲブダイ 若魚(3-4cm)
ハゲブダイ 若魚(3-4cm)

ハゲブダイ 若魚(3-4cm)
ハゲブダイ 若魚(3-4cm)

僕の印象ではハゲブダイの幼魚はオオモンハゲブダイの幼魚よりもやや見分けが難しい。
オオモンハゲブダイに比べると体高がやや低いため、イチモンジブダイなど他のブダイ類の幼魚と一緒に群れていると一瞬混乱する。。。(^^;;
それでも、だいたい次の識別点を見分けにつかっている。

  • 目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。
  • 成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。
  • 口のまわりが赤いこと。
ハゲブダイ 幼魚(2cm)
ハゲブダイ 幼魚(2cm)

ハゲブダイ 幼魚(1.5cm)
ハゲブダイ 幼魚(1.5cm)

ハゲブダイ 幼魚(2cm)
ハゲブダイ 幼魚(2cm)
2cm以下の幼魚でも「目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。」とか「成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。」という識別点は有効で、これはファインダーを通して見ても分かり、ハゲブダイだと認識してシャッターを切っているのだけど、帰ってからPCで見ていると何か自信がなくなってくる。。。(笑)

ちなみに昔の図鑑を見るとハゲブダイのメスは「アカグチブダイ」としてハゲブダイのオスとは別種と見られていたくさい。。。(笑)


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とうとう雨が。。。(^^;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 25.1℃/25.0℃/25.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:03-9:55/11:02-12:01/13:37-14:40
【潮まわり】 07:26 239cm 満潮 / 13:23 77cm 干潮 / 19:04 239cm 満潮 / 大潮(月齢:0.6)
【日の出・日の入】 日出06:34 日没17:28

神戸のダイビングショップT’s Area御一行様の2日目。
今日は一湊エリアで3本潜った。

今日は北西が吹くと聞いていたので、昨日のうちに北西に弱いエリアを潜っておいたのだけど、それほど大きく時化る事もなかった。(^^;)
結局、この2日間、ずっとベタ凪ぎの海でのんびり潜る事ができた。

ただ今日は朝から雨だったのが残念。。。
しかし、僕が思っているほどゲストさんたちのテンションは下がってはおらず、それほど寒くはなかったこともあって、楽しんで潜る事ができた。
一番元気がなかったのは引率のYさんだったかも。。。風邪??(笑)


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3日連続でケラマハナダイの産卵狙い

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 25.2℃/25.1℃/25.0℃/
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:16-10:16/11:27-13:08/14:43-16:33
【潮まわり】 06:03 222cm 満潮 / 12:04 74cm 干潮 / 17:53 229cm 満潮 / 中潮(月齢:28.1)
【日の出・日の入】 日出06:33 日没17:29

常連ゲストNさんの最終日。。。
結局3日間ずっとマンツーマンだった。(^^;;

僕もカメラを持たせてもらってロクにガイドらしいガイドをしていないけど(笑)、一緒に楽しく遊ばせて頂きました!
ありがとうございます!

3本目は3日連続でケラマハナダイの産卵狙いのゼロ戦。
なかなか難しくて、結局Nさんも満足のいく写真が撮れなかったようだ。。。
リベンジお待ちしております!!(^^)

しかし、3日連続のビーチからのゼロ戦はキツイ。。。
潮もかかっていたので、毎回泳ぐのがかなりしんどかった。(^^;)


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チビブダイが分かった!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.1℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:09-17:36
【潮まわり】 09:45 88cm 干潮 / 16:06 200cm 満潮 / 若潮(月齢:25.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32

昨日はチビブダイと混同している可能性があったタイワンブダイを一湊タンク下で再チェックしようと思ったのだが、肝心のタイワンブダイのハレムが無くなっていて消化不良のまま終わった。
帰ってからもしかしたらチビブダイはある特定の環境(例えば藻場など)でしか見られないのではないか?と考え、今日はお隣・吉田で潜ろうと考えていたのだが、家を出るのが遅くなってしまって、結局、一湊タンク下で潜った。。。(・・;)

昨日は行っていない方向に向い、今日もタイワンブダイ(のハレム)を探しまくったのだがまったく見当たらない。。。
若魚はボチボチ見かけるのだが、成魚らしい成魚がなかなか見つからない。

興奮した見慣れないブダイが横を通過!
興奮した見慣れないブダイが横を通過!
そうこうしているうちに、突然、真横を見慣れない興奮したブダイ2匹が通り過ぎていった。
全体的に地味なんだけど体側に黄色い縦帯がビシッと入った15cmくらいのブダイが、一回り小さな同じ種類だと思われる子を追いかけ、あれよあれよという間にペア産卵!!(・・;)
もうその瞬間、スグに「お~!!これがチビブダイかも!!!」と直感した。

産卵後のオスをずっと追いかけながらシャッターを切っているうちにチビブダイであることを確信。
その後、1時間に渡って、このオスをストーカーしてやった。(笑)
目的はまた別のメスと産卵するかも?と思い、この機会にメスや社会構成も把握してやろう!と考えたからだ。
しかし、オスはその後、各所でメスを囲っているようで、テリトリー内の各メスを挨拶してまわっていたのだが、結局産卵は見られなかった。

産卵したチビブダイのオス
産卵したチビブダイのオス

産卵したチビブダイのメス
産卵したチビブダイのメス

追いかけていて驚いたのは、その体色がコロコロ変わることだった。
ブダイはどの種類も幼魚~メスのステージは体色をコロコロ変える。
それがブダイの識別を難しくしているのだが、このチビブダイの体色の変幻自在っぷりはハンパなかった。
しかもオスなのに。。。
通常、どの種類のブダイもオスはそれほどコロコロ体色を変えないのだが、チビブダイだけは特別だ。
ブダイの仲間を識別するのにはその体色変化の幅を把握するのがコツなのだが、チビブダイはこの幅が広すぎて呆れてしまうほど。。。(・・;)
下の写真はすべて同じ個体の色彩変化だ。

チビブダイの色彩変化1
チビブダイの色彩変化1

チビブダイの色彩変化2
チビブダイの色彩変化2

チビブダイの色彩変化3
チビブダイの色彩変化3

チビブダイの色彩変化4
チビブダイの色彩変化4

チビブダイの色彩変化5
チビブダイの色彩変化5

チビブダイの色彩変化6
チビブダイの色彩変化6

チビブダイの色彩変化7
チビブダイの色彩変化7

他にも別の個体でこんな体色にもなる。。。
これではもうわけが分からない。。。(◎_◎;)

チビブダイの色彩変化9
チビブダイの色彩変化9

チビブダイの色彩変化8
チビブダイの色彩変化8

なぜにこれまでチビブダイの存在に気づかなかったのか考えてみたのだが、和名の通り小さくて地味であることが原因だ。
通常は成魚であっても15cmくらいなので、同サイズの他のブダイの仲間の若魚クラスの連中と混じっていることが多い。
つまり、近似のタイワンブダイ似ているからというよりは、他の沢山いるブダイの仲間の若魚たちと混じっているせいで気づかないかったのだ。

。。。と思ったけど、帰ってからPCで画像を見てみると、このチビブダイの産卵を見て、このブダイを認識する前に、タイワンブダイだと思って撮った写真の中にチビブダイも写っていた。。。(^^;)
やっぱタイワンブダイとも混同していたみたい。。。(笑)

こりゃもう一度、チェックが必要かも。。。

屋久島初記録のサンゴアイゴ
屋久島初記録のサンゴアイゴ
前半、タイワンブダイを探している時に、初めてサンゴアイゴを見かけた!!
屋久島初記録だ。(^^)
やっぱり色のついた魚はいいなぁ~(笑)
これって北限じゃね?(*´∇`*)

考えてみればチビブダイも初記録みたいなものなんだけど、これは単に気づかなかっただけ。。。(^^;)
どうも今日追った限りでは、かなり個体数は多いみたい。
繁殖もしているようだし、多分、普通種だな。。。こりゃ。(笑)


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あれ???ハレムがないっ!!(◎_◎;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.2℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:49-17:10
【潮まわり】 08:38 91cm 干潮 / 15:23 189cm 満潮 / 長潮(月齢:24.1)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:33

今日は午後から1人で海へ。。。

シジュウカラの若魚(10cm)
シジュウカラの若魚(10cm)
屋久島に来て10年になるのだが、自分のホームグラウンドである一湊タンク下の魚類相を調べるのはライフワークでもあった。
その魚類相を知る上で一番難解なのがブダイの仲間だった。
初年度からこれまで何度も何度もブダイ類のチェックを行って、ある程度はここで生きるブダイ類の生息頻度と幼魚~成魚の成長過程は把握しているつもりでいるのだが、当然、僕自身が認識していない、気づいていないブダイもいるわけで、先日はシジュウカラというこれまでノーマークだったブダイの存在を知って、この数日間で何とか幼魚から成魚までのステージと、一湊タンク下での生息頻度を把握する事ができた。
結局、このブダイは近似のハゲブダイと混同していたようで、今考えるとナゼに混同していたのか分からないくらいなのだが(笑)、当時はこの2種を一色たんに見ていたのだ。

そして、またもう1種、混同によって生息に気づいていない可能性のあるブダイが出てきた。(^^;;
チビブダイという魚だ。
魚類検索には屋久島も分布に含まれており、「日本の海水魚」には屋久島で撮られた雄輔さんの写真が使われている。
見た感じはタイワンブダイと混同していそうだったので、今日はタイワンブダイをチェックし直すことにした。

タイワンブダイの若魚(10cm)
タイワンブダイの若魚(10cm)

タイワンブダイの若魚(12cm)
タイワンブダイの若魚(12cm)

タイワンブダイは一湊タンク下の鼻先を過ぎた潮通しの良い棚の上にハレムを作っており、ここで何回か産卵も見ているので、ここの直行!!!
しかし、行ってみると、立派なオスの姿はまったく見られず、若魚が数匹いる程度だった。(・・;)

Theブダイのメス(25cm)
Theブダイのメス(25cm)
代わりにTheブダイの成魚が数匹ウロウロしていた。
実はTheブダイは10年前に僕が屋久島に来た当初はかなり稀な魚で、めったに見ることがなかったのだが、ここ5年くらいで急に普通種になってしまい、産卵も普通に見られるようになってしまった。
亜熱帯種であるタイワンブダイの成魚もよく見かけるので、屋久島は両種がともに繁殖している地域として非常にユニークな存在なのではないかと思う。。。
って言っても、こんな地味な魚、、、ネタにはならないけど。(笑)

ただ、ここ数年はタイワンブダイよりもTheブダイの方が多く見られる気もする。(・・;)
こんな感じで魚の生息頻度や割合はコロコロ変わるので、昔の観察による知識だけだと厳しいな。。。という感じ。。。(・。・;

Theブダイの歯
Theブダイの歯
結局、なかなかチビブダイらしき魚(といってもどんな魚なのかまったく手がかりがないのでTheブダイでもタイワンブダイでもない魚を探すしかない!)が目に入ってこないので、終いにはTheブダイ・タイワンブダイとチビブダイを分ける識別点らしい歯並びを見ようと、気づくと歯ばっか撮ってた。
Theブダイ・タイワンブダイは写真のように歯の形が楕円状なのだそうだ。(笑)

ヒゲハギ
ヒゲハギ
2時間半近く潜っていたけど、う~ん。。。全然、わからねー(・。・;
エクジットしようとしたら、エントリー口下でヒゲハギを見つけた。
他のポイントでは何回も見ているのだが、もしかしたらホームグラウンドの一湊タンク下では初めてかも。。。!!

う~ん。。。これくらい分かりやすい魚だったら識別は楽なのになぁ。。。(笑)

追記:

チビブダイの成魚(12cm)
チビブダイの成魚(12cm)
翌10/30に偶然、チビブダイの産卵を目撃し、ようやくチビブダイがどういう魚なのか分かった。
その後、この日の写真を見直してみると、チビブダイを撮っていた!!(・・;)
産卵を見た際にはタイワンブダイとは全然違う魚なのでこれと混同していたわけではなさそうだ。。。とか思ったけど、思い切りタイワンブダイの若魚だと思って撮っていたかも。。。(◎_◎;)


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3日ぶりの海!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前
【水温】 25.5℃/25.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 11:07-12:15/14:15-15:18
【潮まわり】 06:01 81cm 干潮 / 13:11 178cm 満潮 / 19:14 132cm 干潮 小潮(月齢:22.1)
【日の出・日の入】 日出06:28 日没17:35

昨日までの3日間は台風の影響でまったく海に入れず、今日は久々の(?)ダイビング。(笑)
ゲストは6年ぶりに遊びに来てくれたTさん。

まだ当時、買ったD70を使っていて、新しいカメラを買いたいとの事で相談にやってきたのだ。

フルサイズ機(D800)にするか、ASP-C機(D7000やD7100)にするか迷っているようなんだけど、アドバイスをくれとの事。。。
僕だったら間違いなくD800にするんだけど、これってどうなんだろう?(^^;;
一概に誰でもD800がいい!とは断言できないよなぁ~
ハウジングもデカいし。(笑)

そもそも、僕も今でもASP-C機のD300を使っていて、特に何も問題は感じないしなぁ。。。(笑)
自分で実際にフルサイズ機を使ってみないと何とも言えないのが本音だったりする。

海はまだ白く濁っていて霞がかかったようになっていた。
台風一過後、水温もやや落ちた感じ。。。

今日は晴天だったので、陸上は割と暖かかった。(^^)

明日は永田。
こちらはもっと久々なので、ちょっと楽しみだったりする。


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前

何とかビーチから。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃/25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 やや時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:21-10:07/10:58-11:41
【潮まわり】 09:31 212cm 満潮 / 15:17 107cm 干潮 / 中潮(月齢:18.1)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没17:38

今日はガイドで2本。
相変わらず北東の風が強く、一湊湾内は凪ぎ、水中の揺れもそれほどなかったけど、水面はかなりバシャバシャしている。
一湊港内の漁船はすべて「台風つなぎ」をしてまったく出れないため、ビーチから2本。
昨晩はそれなりに山中でまとまった雨が降ったようで、河口付近は泥が流れ込み、帯状に濁ってコーヒー牛乳色。。。(^^;;
この茶色い帯は一湊タンク下までは流れ込んでいないので、浅場はやや濁っているものの、沖に出るとかなりクリアーな海だった。

最初は海に入れるという僕の言葉に半信半疑だったゲストKさんも、そこら中でアオウミガメが寝ている透明度の良い海で大満足!(^^)
台風接近までもうしばらくは海には入れそうだけど、川からの泥がなぁ。。。(・・;)
明日も雨の予報なので、一湊湾内に流れ込む泥水はもっと酷くなりそう。。。


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久しぶりにタテヤマベラ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:19-16:28
【潮まわり】 08:54 223cm 満潮 / 14:45 97cm 干潮 / 中潮(月齢:17.1)
【日の出・日の入】 日出06:25 日没17:39

今日は週末のゲストさんたちを港に送り届けて、午後から1人で海へ。。。
水温は前回の台風が過ぎ去ってから完全に26℃台で定着してしまった。
ちょっと前まで27-28℃あった水温が嘘のよう。。。(・・;)
風は北東の強風で一湊湾内は一応、凪ているんだけど沖には白波。

透明度が良かったらブダイの仲間を追いかけようと思っていたんだけど、ちょっと白濁り。。。
ウダウダと浅場で小物探しをした。

昨日、ガイド中に見つけたクロイトハゼとヒメクロイトハゼの異種ペアを撮ろうと砂地に出てみたけど、見つからなかった。
でも代わりに久しぶりのタテヤマベラに出会った。(^^)
砂に潜るでもなく、僕を警戒しながら立った状態で上下に揺れホバーリングする姿が面白い。

ゴマモンガラは繁殖期が終わり、今は襲ってくるような事はない。
最近は豪快に食事をしているか、ニセアカホシカクレエビのクリーニングステーションでクリーニングを受けているか、だいたいどちらか。
クリーニングを受けていても近づくとスグに逃げてしまうのだけど、今日はかなり図太くクリーニングを受けていた。
むしろ、シャッターを切るたびにニセアカホシカクレエビの方が逃げてしまうほどだ。

こうしてみるとゴマモンガラの口元ってホント人間みたいだよね。。。(・・;)
厚めの唇と人間みたいな歯とその並び。。。
確かにこれに噛まれたら大怪我だわ。。。

浅場ではカノコベラのオス同士がディスプレイ行動をしていた。
繰り返し、繰り返し側面誇示し合い、近づいても止めようとしない。


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久々に夏っぽい海。(^^)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.4℃/26.3℃/26.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ時々くもり
【潜水時間帯】 9:14-10:15/11:36-12:40/14:56-16:14
【潮まわり】 08:18 231cm 満潮 / 14:13 86cm 干潮 / 大潮(月齢:16.1)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:40

ゲストOさんの2日目。
今日は風もかなり治まり、ベタ凪ぎの海でのんびり3本。。。

空はようやく晴れて、透明度もなかなか良かった!!(^^)
今回のOさんの目的のひとつでもあった「屋久島でワイド」を十分に堪能できた。

島に渡ってくるくる事さえできなかった初日の時化を考えるとまさかワイドレンズを使う事ができるなんて。。。(笑)

台風27号はかなり動きが遅く、一湊湾内はもうしばらくは凪ぎの海が続きそうだ。


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ヤクシマキツネウオの劇的な成長っぷり

【ポイント】 一湊タンク下No.2/川(No.2)
【水温】 26.3℃/23.9℃
【透明度】 15m/1m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:44-12:43/15:01-16:41
【潮まわり】 07:41 237cm 満潮 / 13:41 77cm 干潮 / 大潮(月齢:15.1)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:42

台風27号が接近中。。。
でもまだ屋久島には直接的な影響はなく、一湊湾内は凪ぎているものの、昨日は気圧の谷に吹き込む北東の風が強く、高速船は全便欠航となった。
その高速船で来島する予定だったゲストさんは今日ようやく屋久島に到着。。。(^^;

一湊の漁船は早くも昨日から台風つなぎを始めてしまって、今日はボートが出せずビーチからエントリー。
海は凪ぎているんだけど、透明度はイマイチかな。。。(^^;;

普段はあまり行かない一湊タンク下の沖へ。
ヤクシマキツネウオの幼魚たちは成長した個体が集まって群れを作り始めた。

幼魚時は単独で水底を泳いでいるのだが、この時期になると10cmくらいに成長した若魚たちが少しづつ集まって群れを作り始める。
そして少しづつ水底から離れていく。。。
それが中層で群れるようになると、もう立派な大人だ。

ヤクシマキツネウオの劇的な成長っぷりが見られるのが今の時期なのだ。


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暗い水中。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前
【水温】 26.1℃/25.9℃
【透明度】 20m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:00-10:54/12:19-13:10
【潮まわり】 06:24 235cm 満潮 / 12:32 65cm 干潮 / 18:22 234cm 満潮 / 大潮(月齢:13.1)
【日の出・日の入】 日出06:22 日没17:44

今日はブランクがあって久々のダイビングだというゲストさんとマンツーマンで2本。
1本目はビーチからエントリーし、2本目は急きょ乗り合いのボートをゲットしてお宮前へ。。。
今日は北東の風が強く、天気も悪かったため、上がってからが寒いっ!

水温は台風一過後、1度近く落ちていつの間にか26℃台がスタンダードになってしまった。
まだまだ5mmのウェットスーツでもいけるけど(僕はとっくにダメだけどね。。。(笑))、上がってからが寒い時期になってしまった。

天気が悪いと水中も暗い。。。
こうなるとテンションも下がりがち。
最初は3本行く!と元気だったゲストさんも2本でいいです。。。と一言。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前

全員1,000本以上のベテランさん。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.1
【水温】 26.7℃/26.7℃/26.9℃
【透明度】 25m/25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 8:28-9:21/10:36-11:40/13:20-14:35
【潮まわり】 07:38 72cm 干潮 / 14:45 192cm 満潮 / 小潮(月齢:8.1)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:49

昨日のような厚いウネリはなくなったけど、風は北西から北東に変わり、一湊湾内も水面はバシャバシャしていた。。。(・・;)

本当は永田に行きたかったんだけど、どうもこの週末はずっと一湊で潜り続けることになりそうだ。

今日のゲストさんは全員1,000本以上のベテランさんばかりだったので、安全管理もかなりテキトーで(笑)、僕は自分の撮影のネタ探しばかりしていた。。。(^^;;

天井の気泡に写るエビたち、クロスジツツボヤが発する天然の「キラメル」。。。
いろいろと撮影の構想が思い浮かぶ。。。(^^)
って。。。ヾ(・ε・。)ォィォィ

しかし、海況がイマイチだなぁ。。。(・・;)
明日も悩ましい海況が続きそうだ。。。


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すげーウネリ!!!(・。・;

【ポイント】 一湊タンク下No.2/お宮前
【水温】 27.3℃/27.3℃
【透明度】 25m/10m
【海況】 ウネリあり
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 11:22-12:29/14:03-15:10
【潮まわり】 06:10 62cm 干潮 / 13:14 189cm 満潮 / 19:00 132cm 干潮 / 小潮(月齢:7.1)
【日の出・日の入】 日出06:18 日没17:50

ほぼ1週間ぶりのゲスト。(^^;;
台風24号通過翌日の台風ウネリを除き、昨日までは割とベタ凪ぎと言っていいほど海の状態は良かった。
なのに、今日からは一転!北西の風が吹き矢筈岬の西面にはかなり瀬波が当たっていた。
午後からはウネリもかなり大きく、水底まで揺れていた。。。(・・;)
普通にダイビングをする分にはいいのだけど、フォト派にとっては最悪だー!(◎_◎;)

それでも1本目なんかはのんびり潜れたと思うけど。。。(^^;;
今週末は時化気味の海が続きそうだけど、できるだけ静かな海を選んで写真が撮れるダイビングを目指そう。。。

せっかくお宮前に行ったので、例のセダカギンポの卵の状態をゲストM氏に撮っておいてもらった。

産卵から4日目の卵(Aエリア)
産卵から4日目の卵(Aエリア)

産卵から1日後の卵(Bエリア)
産卵から1日後の卵(Bエリア)


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台風を感じさせない最高の海!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 27.4℃/27.3℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり時々雨、時々晴れ
【潜水時間帯】 10:07-11:01/12:07-13:07
【潮まわり】 06:58 242cm 満潮 / 13:08 61cm 干潮 / 大潮(月齢:0.1)
【日の出・日の入】 日出06:13 日没17:59

週末のゲストさんたちは今日が最終日。
今日は風が昨日までの北東からやや南に振れ、南東から東からの風に変わった。
その風は時に暴風になるのだが、一湊湾内はいたって静か。。。

なのに一湊港の漁船はみんな台風つなぎをしてしまって、いつも頼んでいる漁船が出れなくなってしまった。。。(・・;)

結局、漁船ではない船に頼んでボートでエントリーできたけど、危うくベタ凪ぎの海を前にしてボートでのダイビングができなくなるところだった。。。(・・;)

今日の水中は昨日以上にクリアーかつ、青々とした海だった。
時折、差し込む太陽光でかなり明るい♪(^^)

特に揺れもない水中は台風が近づいていることをまったく感じさせない海だった。


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)

ちょっと予想が外れた。。。(・・;)

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1
【水温】 27.3℃/27.2℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 やや水面パシャパシャ
【天候】 くもり時々雨
【潜水時間帯】 11:15-12:13/13:44-14:47
【潮まわり】 06:20 231cm 満潮 / 12:33 60cm 干潮 / 18:31 236cm 満潮 / 大潮(月齢:28.6)
【日の出・日の入】 日出06:13 日没18:00

台風23号の接近で今週末はどうなることかドキドキしていたのだが、結局、大陸の方に抜け、屋久島にはたいした影響はないだろう。。。という事で、いつも通りゲストさんを迎えた。

屋久島の西を通過するので風は南東に回って一湊湾内はベタ凪ぎ!と予想していたのだが、実際は屋久島の下に気圧の谷があって、そこに吹き込む北東が強く、何やら水面はバシャバシャしていた。。。(・・;)

でも、水中はなかなか透明度は良く、青かった!(^^)
水中は陸上の強風や曇天を感じさせない明るく静かな海だった。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1, お宮前

思いのほか時化てるし。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.3
【水温】 27.8℃/27.1℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:30-14:33/15:41-16:41
【潮まわり】 05:41 218cm 満潮 / 11:59 64cm 干潮 / 18:02 228cm 満潮 / 大潮(月齢:27.6)
【日の出・日の入】 日出06:12 日没18:01

今週末は台風の通過の影響を心配しているのだが、西側を大陸に抜けるので僕らが潜る一湊など北側のポイントは過ぎ去るまで安泰!下手すればずっとベタ凪ぎ??などと思っていたのだが、何か今日はかなり時化気味だった。。。(・・;)
北東の風は確かに強かったけど、なぜか矢筈岬の西面にかなり大きな瀬波が当たっていた。
どうも朝のうちは北西が吹いていたのでその影響らしい。

それにしてもウネっているなぁ。。。(・・;)
明日から来るゲストさんたちには少なくとも滞在中はダイビングはベタ凪ぎだから安心してください!などと言ってしまっただけにちょっと心配。。。(笑)

今日は毎年12月に来るリピーターKさんと初来店のAさん2人を午後からガイド。
ちょっと白く濁り気味だけど、いつも12月に来るKさんに言わせると、「全然青い!」(笑)
っていうか、Kさんのウェット姿は初めて見るし。。。(爆)

今日は午後から2本だったので2本目のエントリーは16時近かく、水中はやや暗くなり始めていた。
日没までまだ2時間くらいあったけど、ケラマハナダイの求愛が激しく、産卵も始まりつつあった。
オスばかりが集まってディスプレイや牽制行動をしていたかと思うと、何かをきっかけに急に産卵が始まる。
そしてまた小康状態。。。
これをずっと繰り返していた。

フタイロハナゴイもたまに婚姻色を出していた。

久々にケラマハナダイの産卵を撮りに行きたくなってきたなぁ。。。


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