タグ: ホホスジモチノウオ

今日の敗因はタイミングのズレ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 4:24-6:26
【潮まわり】 07:54 222cm 満潮 / 14:40 17cm 干潮 / 中潮(月齢:2.5)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:23

孵化済みの卵が増える頃。。。
孵化済みの卵が増える頃。。。
 
大量吐き出しとのタイミングが合わない。。。
大量吐き出しとのタイミングが合わない。。。
今日も早朝3時半起きで海へ。。。
今日、ハッチアウトしそうなジョーはある程度、体は大きく、立派な大人なので、豪快なハッチアウトが撮れるかも!?と期待していたのだが。。。
昨日同様、まずは他所で慣れない45°ファインダーで被写体を見つける練習をしたあと、現場へ。
現場には4:30くらいに到着してしまったのだが、やっぱり僕の当てる光で孵化の時間がちょっと早まってしまっているようだ。
4:35には卵をくわえて出てきて、しばらく卵塊を丸ごと出したり、吸い込んだりしながら、4:36には最初の孵化が始まってしまった。(¨;)
まだ辺りは暗いことを考えると、確実に僕の当てるターゲットライトで明るいと勘違いしているようだ。。。

今日の子も少しづつ、少しづつ孵化していくような感じで、ドバッと大量に稚魚を吐き出す瞬間はほんと少ない。。。(¨;)
さらに僕のタイミングが全然合わず、あとでPCで見てみると、シャッターを押すタイミングがまともにずれていて、稚魚大量吐き出しの瞬間はまったく写っていなかった。。。(¨;)
老眼だけでなく、反射神経も鈍ってきた???(笑)

今日の卵塊はメスが小さい割にはそれなりの量だったのだが、やっぱり沢山くわえているような感じじゃなかった。

その後はまた不満感を抱えながら、付近を散策していたのだが、今まで把握していなかった小さな黄色いジョーを発見!
周りを確認してみると、やっぱりスグ近くに茶色いオスもいた。(^^)
このペアはオスも小さかったのだが、何とこのオスが卵をくわえていた!!!

しかも、体が小さいからそう見えるのか、何やら大量に卵をくわえていた。
もう口に入りきれないほどの量の卵塊を抱えていたのだ。

今日、ハッチアウトさせたオスとは明らかに体の大きさが違うので、多分、卵の量は一緒くらいなのかもしれないが、オスの体の比率で見ると大量の卵をくわえているように見える!!
こりゃ、絵になるかも。。。(¨;)

卵の色も透明感があって、明日にでもハッチアウトしそうだ。
う~!!!こりゃ3日連続の早朝か???(^^;

残りの時間はソメワケベラがクリーニングするアオスジテンジクダイにハマッてしまった。
このアオスジテンジクダイは度々、急に大きな口を開けるので、どうしたんだろ?と思って見ていると、どうもソメワケベラが近づいてくると、大きな口を開けてクリーニングをおねだりしているのだった。
ソメワケベラがいなくなると、また口を閉じるのだが、ソメワケベラの接近を察知すると、また大きく口を開けるのだ。

クリーニング中にも大きく口を開けるのだが、これはきっと気持ちいいからだろうけど、クリーニング前から口を開けておねだりするために大きく口を開けるのが何か面白かった。(笑)
そのせいで、ファインダーを通してアオスジテンジクダイを覗いていても、ソメワケベラの接近が分かるくらい。(笑)

異種間で喧嘩をしているわけではありません。。。(笑)
異種間で喧嘩をしているわけではありません。。。(笑)
ソメワケベラにクリーニングのおねだりをしているのでした。。。(^^)
ソメワケベラにクリーニングのおねだりをしているのでした。。。(^^)


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まだまだ繁殖期のベラ多し。。。

【ポイント】 吉田/一湊タンク下No.1
【水温】 21.8℃/21.8℃
【透明度】 30m
【海況】 やや時化気味
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:05-10:21/11:27-13:09
【潮まわり】 08:20 209cm 満潮 / 14:02 98cm 干潮 / 中潮(月齢:16.9)
【日の出・日の入】 日出07:04 日没17:17

ベラKさんの最終日。
ようやく北西の風がおさまり、今日はそれなりに海は凪ぎた。
一番ベラKさんをお連れしたかった吉田も今日は何とか入ることができた。(そうはいっても、ここはまだやや時化気味)
透明度もグーンと上がって30m近い視界だ。

吉田は何の変哲もない広い台地で、時期になると海藻が覆い茂り、徐々に勾配が下がる緩い傾斜地だ。
いろいろなベラがここにはいるのだが、「屋久島ならでは」とも言えるようなベラ類も多い。

ニューギニアベラは屋久島だとたいていどこのポイントでも見られ、そのほとんどはしっかりとしたハレムを形成しているため、産卵も見られる。
すでに繁殖期ではないので、興奮色などはなかなか見られないが、ヒレをバシッと開いたオスが撮れてKさんも満足したようだった。

このポイント一番の「屋久島ならでは」ベラはウスバノドグロベラだ。
今現在、国内では確実に見られる場所は皆無と聞いている。
屋久島でも見られるのは今現在はこの吉田だけで、大きなオスを中心とする十数匹のハレムがあって、やはりここで産卵も見られる。

ここには前もKさんを連れてきたことがあったので、ウスバノドグロベラにカメラを向ける事ないのだが、割と小さな若魚がいたので一応数枚シャッターを切ってくれた。(笑)
不思議なことに、これよりも小さな幼魚が全然見つからない!
何か他の魚と勘違いしているのかな。。。(・_・;

ニューギニアベラのオス
ニューギニアベラのオス
ウスバノドグロベラの若魚
ウスバノドグロベラの若魚

最後の1本はKさんと相談して一湊タンク下に戻り、砕波帯でのキヌベラ狙い。
それとトモシビイトヒキベラのヒレ全開だ。

トモシビイトヒキベラも屋久島には多いベラで、ハレムも各ポイントにあって、繁殖期(初夏)だったらヒレ全開は結構、普通に撮れる。
しかし、なぜかKさんのベラ・ファイルのトモシビイトヒキベラのオス写真は元気のない子。。。
多分、たまたま時期が悪かったのだろうが、もうすぐ出版だったら、もう間に合わないだろうと僕もKさんも思っていたのだが、運良く求愛(威嚇??(^_^;))してた!

水深1-2mの砕波帯を縦横無尽に動き回るキヌベラは、その生息環境と動きの速さ、大きさ(1m近い)で撮影難易度は超上級。
しかし産卵間近なのか、同じような場所をずっとウロウロしていた上に、僕とスタッフが両端をブロックしていたので、何とか近くで撮影することができた。

この2種に関してはKさんもかなり満足していたので、僕もちょっと嬉しかった。(^^)

トモシビイトヒキベラのオス
トモシビイトヒキベラのオス
キヌベラのオス
キヌベラのオス

帰りに様々なベラの求愛や産卵を見かけた。
ムシベラ、ホンソメワケベラ、セジロノドグロベラ、コガシラベラ(ペア産卵)、まだまだ様々なベラ類が繁殖しているようだ。

Kさんのリクエストの中にはホホスジモチノウオの老成魚も入っていたのだが、このベラっていったいどれくらいの大きさまで成長するのか知らないため、どれが老成なのかよく分からない。。。(^_^;)
このベラ自体は屋久島でも沢山見られ繁殖もしているのだが、下記写真の子くらいが最大サイズ(30-40cm)だ。
最大どれくらいのサイズになるのだろうか。。。教えて!南の島のエライ人!(笑)

下右は和名のないモチノウオ属のベラ。
英名では「スレンダーマオリーラス」と呼ばれているのだが、この子も屋久島ではよく見かけるベラだ。
そうは言っても、サイズはせいぜい10cmくらいまで。
多分、若魚のステージで、流れモノなのだと思う。
有効分布ではないのだと思う。
これも最大どれくらいのサイズになるのだろうか。。。教えて!南の島のエライ人!(笑)

ホホスジモチノウオの成魚
ホホスジモチノウオの成魚
スレンダーマオリーラス
スレンダーマオリーラス

ミツバモチノウオの若魚
ミツバモチノウオの若魚
さて、リクエスト・リストに載っている屋久島での撮影が可能な普通種の中で、最後まで残っってしまったのがミツバモチノウオの老成魚だ。(笑)
結局、今日は会えず、仕方なく若魚やメスのステージなどを何枚か撮ってもらいお茶を濁す。。。(^_^;)

さてKさんのベラ図鑑がメチャクチャ楽しみだ!(^^)


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う~釣り人ウゼー

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:25-17:14
【潮まわり】 05:01 187cm 満潮 / 10:56 91cm 干潮 / 16:51 202cm 満潮 / 中潮(月齢:11.3)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26

昨日、家族で外食をしたのだが、何やら当たってしまったようで、夫婦で下痢気味&気持ち悪い。。。(・_・;)
今日はモニ1000の口永良部のサンゴ調査の予定だったのだが、これはスタッフ1人で参加させ、僕は午前中は寝てた。
午後になって起きだして、1人で一湊タンク下へ。。。

今日は例のシリテンスズメダイ(仮称)を調べるために、一湊タンク下のオヤビッチャ全体を1匹1匹見てみようと思ってエントリー。
早速、群がりを見つけて追い始めたのだが、何か様子がおかしい。。。
通常、オヤビッチャたちはある一定の場所で群れていて、あまり動き回らないのだが、突然群れ全体がダッシュして消えてしまう。。。(・_・;)
追いかけてみると、エントリー時には気づかなかったのだが、どうも釣り人がいるようで、仕掛けが投下されるたびに奴らはダッシュしてその場所に向かってしまうのだった。

当然、釣り人が竿を垂れている周囲には近寄れないので、何もできない。。。
しばらく遠巻きに待っていて、釣り人が竿を上げると近づいて撮影を始める。。。するとスグにまた奴らは次に餌が投下された方面へ一気にダッシュ!!!
う~!!!全然、観察できね~!!!!

釣り人ウザイ!!
早く帰ってくれ~!!!

多分、釣り人は釣り人で、「魚が散っちゃうから早くダイバーは上がってくれ~!」と思っているのかも知れないけど、それはまったく逆だ。
「魚が集まっちゃってしょうがない(普段の行動じゃなくなる)から早く釣り人は帰ってくれ~!」
これが真実。。。(笑)

途中で諦めて、いろいろ撮影しながら釣り人の帰りを待つことに。。。

口の中をクリーニングされるシロブチハタ
口の中をクリーニングされるシロブチハタ
ハナキンチャクフグをクリーニングするニセアカホシカクレエビ
ハナキンチャクフグをクリーニングするニセアカホシカクレエビ

クリーニング開始!!
クリーニング開始!!
気持ちよくなって真っ白に!
気持ちよくなって真っ白に!
ホホスジモチノウオは普段、ダイバーが近づくと、当然どんどん逃げてしまうのだが、クリーニング中はずっと目の前で無防備な姿を晒す。
クリーニングが進むとどんどん気持ちよくなるのか体が真っ白に。。。(・_・;)
まるで灰のように真っ白に燃え尽きた矢吹ジョー状態。(笑)

結局、釣り人は最後まで居座っていたようで、じっくりオヤビッチャに寄れるような状況になった頃には日は落ち始め、周囲は暗くなり始めていた。
こりゃ明日だな。。。(・_・;)


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