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永田も真っ白!(;´・ω・)

【ポイント】 オツセ / オツセ / 元浦
【水温】 27.6℃ / 28.0℃ / 29.2℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:58-9:54 / 10:58-11:57 / 15:27-
【潮まわり】 06:05 237cm 満潮 / 12:35 36cm 干潮 / 18:47 239cm 満潮 / 大潮(月齢:28.4)
【日の出・日の入】 日出06:04 日没18:18

この日は常連Kさんや初屋久島のHさんの最終日。。。
途中、台風18号の接近で2日間ほど潜れなかったお二人だったが、一湊エリアだけでなく、今日は永田エリアも潜れ、とりあえず主だったポイントは一通り潜って帰っていただく事はできた。。。(^^;;

永田もそれほど台風の影響は受けておらず、地形もそのまま、透明度もそれほど悪くはなかった。

ピンクダートゴビーやアケボノハゼなども普通に穴から出て元気にホバーリングしていた。

気になったのは前回、永田で潜った時と比べてもサンゴの白化比率が格段に上がっていた事。。。(-_-;)

水底はほとんど真っ白!!


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ピンクダートゴビー

【ポイント】 観音 / オツセ / 一湊タンク下No.1
【水温】 29℃ / 29℃ / 29℃
【透明度】 30m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:57-9:56 / 11:03-12:01 / 14:03-15:14
【潮まわり】 06:58 95cm 干潮 / 13:07 172cm 満潮 / 18:45 122cm 干潮 / 小潮(月齢:7.7)
【日の出・日の入】 日出05:35 日没19:13

ハイシーズンとはいえ、実はお盆まではそれほど混んでおらず、ゲストはかなり少なめだ。。。(^^;)

今日もゲストは2名で、しかも2人とも2,000本超えのベテランダイバーさん。
当然のように泳ぎ、深場へ。。。(笑)

水温が上がってくると永田・オツセの-40m前後の斜面にピンクダートゴビーが出始める。

以前よりピンクダートゴビーが出始めたら教えてくださいというリクエストをある新規ゲストさんからいただいていてたのだが、うちはビギナーさんやフォト派ゲストさんが多かったので、なかなかこの水深の調査には行けなかった。

でも今日のメンバーなら行ける!(^^)

ピンクダートゴビーは例年よりもちょっと少な目だけど、しっかり出ていた!(^^)
しかし、警戒心が相変わらず強い!

ヒレは良い感じで広げていたんだけどなぁ。。。


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「変な海・屋久島」の象徴(笑)

【ポイント】 観音 / オツセ
【水温】 26℃ / 26℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:11-10:15 / 11:24-12:36
【潮まわり】 09:07 76cm 干潮 / 15:56 198cm 満潮 / 長潮(月齢:24.1)
【日の出・日の入】 日出06:27 日没17:36

今日は常連ゲストKさんとマンツーマンで2本。
Kさんは前回7月来島時に2,222本の記念ダイブを屋久島で行ったベテランダイバーなのだが、純粋なフィッシュウォッチャーなので、写真の提供はなし。。。(^^;;

なので、今日はかなり真面目に動画撮影。(ガイドなのに。。。(笑))

この動画のランドールズタイルフィッシュや今日は良い子が沢山出ていたピンクダートゴビー、そして突然現れたニタリなどいろいろ撮ったけど、どれもイマイチだなぁ~(-_-;)
この動画が一番まとも。。。

ランドールズタイルフィッシュは名前からも分かる通り、まだ和名はなく、日本ではかなりのレア種になる。
これまでも伊豆半島や伊豆大島、久米島、柏島なんかでも見られているようなのだが、写真を見るとどれも小さな幼魚~若魚のステージ。
しかも完全な「出モノ」みたいで、継続的には見られていないようなのだ。

なのに、なぜか屋久島ではある特定の場所では普通種状態で十数匹が生息しており、巣穴となる大きな塚がそこら中に見られる。
どの個体も15-20cmはありそうな成魚で、丸々太っている。。。
7年前にこのコミュニティを見つけて以来、ずっと複数匹が見られ続けているので、多分、ここで再生産しているのだと思う。

常々、屋久島の海ってホント変な海だなぁ~って思ってるんだけど、このランドールズタイルフィッシュの存在もその象徴のひとつ。

今日は警戒心も弱くかなり寄れたけど、画質はイマイチです。。。
TG4で巣穴に引っ込むまで撮影した45秒の動画です。

あと、しょぼいけど、ピンクダートゴビーの動画も。。。(^^;)

高水温期になると深場の斜面の至るところでピンクダートゴビーがホバーリングしている。
たいていは3-4匹の小さな群れをつくり、それがそこら中で見られるのだが、たいていは警戒心が強く、なかなかじっくり観察させてくれない。
しかし、昨日はどの小群れもじっくり観察できるくらい寄れて、動画撮影も容易だったのだが、なぜかなかなかピントが合わず、ヒレを大きく広げた子はことごとくピントが合ってなかった。。。(;´・ω・)
明るさが足りないのかなぁ。。。
最近、TG4のフォーカスが劣化しているような気が。。。


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一番繁殖期が長いスズメダイはルリホシスズメ??

【ポイント】 一湊タンク下No.1/オツセ/オツセ
【水温】 25.5℃/25.6℃/25.6℃
【透明度】 20m/30m/30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 5:29-7:05/11:45-12:55/14:57-16:02
【潮まわり】 10:29 216cm 満潮 / 16:16 112cm 干潮 / 中潮(月齢:4.6)
【日の出・日の入】 日出06:23 日没17:41

ニシキフウライウオの産卵&放精
ニシキフウライウオの産卵&放精
今日もゲストNさんのリクエストもあって、ニシキフウライウオのハッチアウトを狙って早朝にエントリー。
この2日間、ずっとファインダーから一部始終を覗いていたため、全体の様子が分からなかった。
もしかしたら数匹ハッチアウトしていたのかもしれないのに、狭いファインダーから覗いていて稚魚の孵化に気づかなかった可能性もあるのだ。

今朝はあくまでもガイドであって撮影するわけではないので、全体の観察やじっくり肉眼で孵化を確認する良いチャンスだ。
でも。。。やっぱり孵化は確認できなかった。。。
またまた日の出30分前には産卵&放精して終わってしまった。(笑)

この夫婦、いったい、いつ孵化させているのだろう。。。??

早朝時は顔面真っ黒な興奮色の雌雄が目立つ
早朝時は顔面真っ黒な興奮色の雌雄が目立つ
またまた日の出を迎え、明るくなってしまい、帰路へ。。。
ガッカリしつつ浅場に帰ってくると、-5m付近ではルリホシスズメダイたちがみんな超興奮状態!!!
オスもメスも顔面が真っ黒な興奮色となって、そこらじゅうで産卵が見られた。
ほとんどのスズメダイは繁殖期のピークを終えているのに、こいつらだけはメチャクチャ長い繁殖期だ。(笑)
ルリホシスズメダイはシーズン中はずっと繁殖期のピークが続いているような印象。。。

メスはオスの産卵床に来てある程度卵を産みつけたあと、スグに自分のテリトリーに戻っていく。
メスがいなくなった産卵床では今度はオスがそこに精子をかけていく。。。
またしばらくすると、同じメスがやってきて産卵を始める。

産卵中のルリホシスズメダイのメス
産卵中のルリホシスズメダイのメス
クマノミなどのようにオスとメスは産卵中ずっと同じ産卵床に居続けるわけではなく、交互に産卵床に入り込み産卵&放精を交互に繰り返す。
そしてオスの放精中はどういうわけか、メスは近くで待機するわけではなく、留守にする自分の家が心配なのか必ず毎回自分のテリトリーに帰るのが面白い。
毎回、なぜに自分の家に帰るのか、メスを追ってみたりもしたけど、何だかよく分からなかった。。。(^_^;)

ただ確かに日中の非繁殖時間からルリホシスズメダイは雌雄に関わらず、テリトリー意識がメチャ強い魚だ。
例え卵を守っていない個体でも、上を泳ぐダイバーにガンガンぶつかってくる子も多い。

2本目はゲストNさんのリクエストでピンクダートゴビーを撮りに-40m付近まで降りてみた。
今年はほとんどピンクダートゴビーを見かけなかったので、「多分、いないですよー」と言っておいたのだが、昨年も見られた場所で3匹ほどホバーリングしていた。
今回のリクエストの中で唯一難しいだろう。。。と思っていたピンクダートゴビーが無事にいて、ちょっと一安心。。。(^^)

リクエストだったピンクダートゴビー
リクエストだったピンクダートゴビー
-40mくらいからスジクロユリハゼが見られる
-40mくらいからスジクロユリハゼが見られる

ヒトスジギンポの婚姻色
ヒトスジギンポの婚姻色
3本目はガイドをスタッフに任せて僕は1人カメラを持って遊びに行った。。。(笑)
あとで帰ってきてからNさんに写真を見せてもらうと、見たこともないような体色のギンポが写っていてビックリ!!
それはヒトスジギンポの婚姻色だった。

ヒトスジギンポは屋久島では基本的には少ないけど、そこそこ大きな成魚も見られ、繁殖もしているようなのだが、このよう婚姻色は初めて見た。。。(¨;)
うぉー撮りた~い!!!!
3本目もNさんと潜れば良かった。。。(¨;)


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ストッキーサンド・タイルフィッシュ?ランドールズ・タイルフィッシュ?

【ポイント】 観音/オツセ
【水温】 20.4℃/23.0℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 11:10-12:21/14:16-15:30
【潮まわり】 08:40 204cm 満潮 / 15:30 23cm 干潮 / 中潮(月齢:4.1)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:11

今日も常連Iさんと永田の深場へ。。。(^^;)
2日連続でお弁当を持って出っぱなしの2本。(通常、屋久島は1本1本港に帰ってくるスタイル)
昨日とまったく同じく、1本目は観音、2本目はオツセへ。

今日もIさんのお許しを得て、カメラを持っていった。
昨日以上に、Iさんは勝手潜り状態。(笑)

ギンガメアジの成魚群れ!!
ギンガメアジの成魚群れ!!
いや~今日はさすがにワイドで来れば良かった!!
1本目、海に飛び込んだ瞬間にギンガメアジの成魚群れが大きな壁になって立ちふさがっていた。。。(¨;)
なんてこったい!!!
ギンガメアジの成魚群れは屋久島でも見られ、年に数回、ここ観音やオツセで出会うのだけど、さすがにガイド中である場合が多く、こんなチャンスはめったにないのに!!!
結局、悔し紛れに105mmマクロで連写してやったぜ。(´;ω;`)ウッ…

深場ではスミツキオグロベラの求愛が昨日同様に激しい。
すでに小さな小さな幼魚も目立ち、逆に本来は屋久島では優占しているはずのアオスジオグロベラの方が少なく感じるくらい。

スジクロユリハゼやピンクダートゴビーも元気で、メチャ小さな幼魚もいつになく多く目に付く。。。

イシガキカエルウオの婚姻色
イシガキカエルウオの婚姻色
タテジマヘビギンポのチビが至るところで目に付く。。。
何か綺麗なサンゴの上に乗っている子でもいないかな。。。と探していたけど、なかなかそんな子は見当たらない。。。(笑)

浅場ではヒナギンポやイシガキカエルウオが今日もバリバリの婚姻色だった。
卵を守っている子も多い。

ランドールズ・タイルフィッシュ
ランドールズ・タイルフィッシュ
さて、昨日はまったく見なかったランドールズ・タイルフィッシュが今日は結構、目についた。
野球のピッチャーマウンドのような大きな塚を作り、そこを巣穴にしている超大型のサンゴアマダイの仲間で、大きさは20cmから30cm近くはあり丸々太っているのがここの子たちの特徴だ。

今日の一番の目的はIさんとこの幼魚を見つけること!
今年は大瀬崎、柏島などの温帯域で、こいつの幼魚が立て続けに見つかっているようなのだが、観音の深場には巨大な成魚はウジャウジャいるんだけど、黄色い尾ビレだけが目立つ可憐な幼魚はまだ見たことがないのだ。
いないはずはない。。。そう思って探し始めたのだけど、結局、それらしい子は見つからなかった。(¨;)

でも伊豆や柏島なんかで出ている幼魚はきっとここ屋久島から黒潮を通じて流れ着いた子かもしれないなぁ。。。と思うと、何か海の「つながり」みたいなものを感じられて嬉しかった。(^^)

さて、ところで。。。この魚をストッキーサンド・タイルフィッシュ(学名:Hoplolatilus fronticinctus)だと紹介しているブログを見かけるのだけど、こいつはランドールズ・タイルフィッシュ(学名:Hoplolatilus randalli)でっせー!!!(^_^;)

Iさんからも質問を受けたのだが、ストッキーサンド・タイルフィッシュは2010年に再整理されて(AQUA誌)、太平洋産のものはランドールズ・タイルフィッシュという新種になったらしいのだ。

ちなみにストッキーサンド・タイルフィッシュは日本の海とはほとんどつながりのないインド洋産の模式標本に基づいて記載されたあちらの種類。
つまり、日本産のこいつはランドールズ・タイルフィッシュだと考えるのが自然だ。

参考:
新種記載!ランドールズ・タイルフィッシュ(H. randalli)


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