【ポイント】 香附子
【水温】 21.5℃
【透明度】 20m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:27-12:29
【潮まわり】 07:15 104cm 干潮 / 12:51 165cm 満潮 / 19:33 64cm 干潮 / 小潮(月齢:7.9)
【日の出・日の入】 日出05:26 日没19:02
今日は午前中にカメラを持って海へ。
昨日、同業者からアカテンコバンハゼがいると聞いて、超久しぶりに香附子に入った。
実に6年ぶりくらい。(笑)
地形は完全に忘れちゃっていたけど、その同業者の言うミドリイシサンゴ群落はすぐに分かった。
アカテンコバンハゼはともかく、何とそこはコブシメの産卵が凄かった!(・・;)
今年は主戦場のお宮前のコブシメがイマイチで、なかなかヒートアップしないままGWが終わってしまったのだが、何と香附子では大産卵が繰り広げられているではないか。。。!
その数、20匹以上!
大きさはお宮前に毎年産卵にやってくる連中と比べ、やや小ぶりだが、数が多いので見応えがあった。
しかも、ここのコブシメは通常のウスサザナミサンゴではなく、青っぽいミドリイシサンゴの群落に卵を産み付けているのでバックがいいっ!
しかも、途中でナンヨウカイワリとカンパチの群れが入り込み、背景はメチャクチャいい感じ。。。(^^)
完全に今日はワイドだった。。。選択を誤った。。。(ーー;)
結局、アカテンコバンハゼも見つからず、目の前で繰り広げられる大産卵ショーは指を咥えて見てるだけ。。。
たまたま目の前にあったガンガゼに着いていたマジマクロイシモチたちがみんな卵を咥えていたので、そればかり撮影していた。(笑)
明後日はまたワイドでここに来よっと。(涙)
マジマクロイシモチが完全に繁殖期に入った。
今日、覗いたガンガゼの中には6匹のマジマクロイシモチがいて、そのうち4匹が卵を咥えた大きなオスだった。
通常、テンジクダイの仲間はペアになる事が多く、卵を咥えたオスの傍らにはメスの姿があったりするのだが、このマジマクロイシモチはガンガゼという狭いコミュニティーの中だけで暮らしていて、その中にいるオスとメスの比率は等しくない事が多い。
中には卵を咥えたオスばかりが棲むガンガゼもよく見られ、この種類は必ずしもアオスジテンジクダイやクロホシイシモチのようにメスが孵化まで見守るという事はないように思われる。
(種類によってはオスの口の中から零れ落ちそうになる卵をメスが押し戻す行動も見られるので、夫婦で子育てをしているようにも見える。。。)
つまり、マジマクロイシモチはオスだけが単独で一生懸命、自分の子供を育てているのだ。
人間社会では男性と女性、どちらが子供の面倒を見るのか?なんて事が話題になるけど(笑)、こいつらは間違いなく親父だけが子育てをしているとしか思えない。
マジマクロイシモチは当然のように(本能的に)男性(オス)が子育ての全責任を負う魚なのだ。