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コケムシの仲間

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:29-16:26
【潮まわり】 06:24 99.3cm 干潮 / 12:53 187.8cm 満潮 / 小潮(月齢:23.1)
【日の出・日の入】 日出07:16 日没17:38

今日は午後から1人で海へ。。。

海の中はゴージャス!(笑)
海の中はゴージャス!(笑)
今日もひたすら浅場で面白い「パターン」探し。^^;
TG-3の顕微鏡モードを使うわけだから、「パターン」を形成する個体の1つ1つは超が付く極小個体の集合体でなければならない。
そうなるとコケムシの仲間やウスボヤの仲間の入水孔なんかがベストなのだが、なかなか面白いと言えるような「パターン」が見つからない。。。

ウスボヤの仲間の入水孔
ウスボヤの仲間の入水孔
先日、撮った星形の入水孔をもつニセシロウスボヤとよく似たウスボヤの仲間で色がとても綺麗なものを昨日見つけたのだが、これをもう一度撮り直した。
この手の仲間の孔の部分は入水孔なので、ちょっと刺激を与えてしまうと一斉に縮んでしまう。。。
そうなると入水孔は閉じてしまい、ただのカイメンみたくなってしまう。。。^^;
肉眼では分からないのだが、顕微鏡モードのモニターを通して見ているとそれがよく分かって面白い。

コケムシの仲間で「顔」!(笑)
コケムシの仲間で「顔」!(笑)
その後はいろいろとコケムシの仲間を撮ったのだが、こちらもちょっとした刺激で触手が引っ込んでしまう慎重に近づき撮影する。
でも思ったほど面白い「パターン」にはならない。。。^^;
結局、その生態や生物的なデザインとはまったく関係なく、個虫が出ていない場所を目や口に見立てて撮った「顔(Face)」が一番面白い写真になった。(笑)

触手が出た状態のコケムシの仲間
触手が出た状態のコケムシの仲間

触手が引っ込んだコケムシの仲間
触手が引っ込んだコケムシの仲間

な~んか、ちょっと飽きてきたかなぁ。。。^^;
そろそろ一眼に戻ろうと思うんだけど、その前に一度、一眼をメンテナンスに出したいなぁ。。。なんて思ってみたり。。。


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あら。。。?ボロカサゴがいない。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 22.2℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:32-16:25
【潮まわり】 05:00 219cm 満潮 / 11:47 19cm 干潮 / 18:17 217cm 満潮 / 大潮(月齢:13.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:20

今日は潜る予定だったゲストさんが風邪をひいてしまって、急遽、早い便で帰る事になった。
突然、ゲストなしの1日となってしまったので、先日ガイド中に見つけたボロカサゴを撮りに行くことにした。
サイズの大きな魚なのでワイドで!とも思ったけど、最近ハマっているシャコガイに着くセホシウミタケハゼも撮りたかったので、マクロでいった。

昨晩から降っている雨の影響で水面直下は雲がかかったようになっていて水中はちょっと暗~い感じ。。。
水温はやはりどんどん下がっていて、危うく22℃も切りそうな状況だ。(・・;)

透明度は15m以上はありそうだけど、浮遊生物が増えてきた!!
もうこれは完全に黒潮が外れ、黒潮の縁の部分が屋久島にかかっているような状態なのだろう。。。

ゼロ戦まで一気に泳いだけど、ボロカサゴは見つからなかった。
それはともかくとして、ヒレナガカンパチの若魚群れがヒジョーにウザいっ!!
ずっと付きまとっているから、ゼロ戦でヒノマルテッポウエビなんかを撮っていても、ゼロ戦のテンジクダイ類やハナダイ類がカンパチから逃げるためにいっせいにフレーム内に飛び込んできて、ガンガンとフレームインしてくるっ!!!
邪魔だ~!!!(;゚Д゚)
これもすべてヒレナガカンパチのせい。。。(笑)

_DSC2552早々に浅場に帰ってきて、あとはずっとシャコガイにつくセホシウミタケハゼを撮ってた。
いや~いいわー!!この背景!!(^^)
まるで天の川に浮かぶハゼ!!(笑)

いろいろな角度から撮ってはモニターを見てニンマリ。。。( ̄ー+ ̄)ニヤリ
あーだ、こーだと試行錯誤しながらずっと撮ってた。

_DSC2741

_DSC2610

_DSC2576

_DSC2814

_DSC2798


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クマノミの卵の産み方(続編)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.8℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:39-17:19
【潮まわり】 08:23 94cm 干潮 / 14:18 159cm 満潮 / 長潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

産卵床を掃除するクマノミ
産卵床を掃除するクマノミ
今日は昨日のシャコガイに着くセホシウミタケハゼを再度撮りに行こうと思っていたのだが、エントリーしてしばらく行くとクマノミのペアがせっせと産卵前の準備行動(産卵床の掃除)をしていたので、急遽これを観察することにした。

いつもなら通過するのだけど(笑)、先日、

「クマノミの卵は頭から先に出て最後に産卵床に着く部分が出てきて、最後に産卵管で擦り付けるような感じで産卵床に接着する」

という記事をこのブログに書いたところ(クマノミは卵を頭から産む。。。)、誰も興味を示さないかと思いきや、富戸をホームグラウンドとする石田さんから、「前に同じように産み方を観察した際には産卵床に着く部分から先に出てきているように見えたけどなぁ。。。」と一言。(^^;;

クマノミ観察の世界的権威であり(笑)、国家より「クマノミ親善大使」に任命されている石田さんがそう言うのだから、何か自信がなくなってきた。。。(・・;)
もう一度、じっくり観察してみる事にした。

最初の1粒目
最初の1粒目
最初の1粒から観察するのはメチャ久しぶり。(^^)
最初の1粒目は15:20に産んだ。
しかし、この1粒は何とスグにオスによって食べられてしまった!!!(・・;)

2粒目はすぐ近くに。。。
2粒目はすぐ近くに。。。
最初の1粒目が食べられてから5分後、前の食べられてしまった卵のスグ下(だいたい1cmくらい下)にまた1粒、卵が産みつけられた。
ちょうど綺麗に掃除された産卵床の真ん中くらいの位置だ。
1粒目は必ずこの辺に。。。と決めているのか、1粒目とほぼ同じ場所に産みつけられた。

下の左写真は2粒目が産みつけられてから5分後の状況。
こんな感じでぐるっと円を描くように産んでいき、また最初に産んだ卵に返ると一度、産卵床を離れ、また再び産卵を続ける。
この繰り返しだ。

その後、30分くらいで全体の半分くらいの卵を産み出した。
次々にマシンガンの弾が繰り出されていくような感じで、高速でバンバン産んでいく。。。
ほとんどはしっかり産みつけられるのだけど、かなりの数の卵が基盤に貼りつかず散りまくっていた。(・・;)
その様子もまるでマシンガンの空薬莢が散っていく様子によく似ていた。(笑)

こんな感じでぐるっと円を描くような感じで産んでいく
こんな感じでぐるっと円を描くような感じで産んでいく

1粒目から30分後の状況
1粒目から30分後の状況

こんな感じで高速で次々に産み出されていくので、目的であった「卵は頭から産み出されるのか?それとも根元の接地面から産み出されるのか?」を見極めるのは至難の業だ。(^^;;
もはや現場で肉眼で確認するのは難しく、とにかくメスの産卵口付近にピントを合わせて連続でシャッターを切っていき、帰ってからPCで確認するしかない。。。(笑)

卵の接地面となる下側は白い
卵の接地面となる下側は白い
いくつかの写真を確認してみると、やっぱり卵の頭の部分から産み出し、最後に接地面となる下側を出しているようにしか見えない。。。
そしてズルズルと産卵管を引きずりながら、産卵床に擦り付けるような感じで卵を接着していくみたいだ。
そして、卵の接地面となる下側は白く、もしかしたらこの白い部分が接着剤のような役割をしているのかもしれない。。。

順番に見ていくと。。。

産卵口から卵が出始めた時
産卵口から卵が出始めた時
産卵口から卵の頭が見えてくる。
頭側は真っ赤でこちらが産みつけられたあと上になるはず。

卵の半分が出てきた状態
卵の半分が出てきた状態
卵の約半分が外に出てきた。
左側の卵たちはその直前に産み出された卵で、こんな感じで綺麗に並んでいく。
やぱpり、最後に接地面が出てきているようだ。

すべての卵が出切った瞬間
すべての卵が出切った瞬間
すべての卵が出切った。
最後に出てくる卵の一番下は必ず白っぽい。
この部分を産卵床に擦り付けるような感じでくっつけていく。。。

産卵開始から約2時間後
産卵開始から約2時間後
産卵観察は30分で飽き(笑)、その後、他の場所をまわって1時間30分くらい経った頃にまた寄ってみると、まだ細々と産卵は続いていたけど、ほぼ終わりに近いような状況だった。
すでに産卵床は卵がビッシリ産みつけられていて、真っ赤になっていた。(^^)


2日目のメギスの卵
2日目のメギスの卵
そう、そう、昨日、新しい卵を守り始めていたメギスの巣穴を覗くと、とりあえず今日はまだ卵は無事だった!(笑)
このまま今度こそ卵の発生過程を最後まで追いたいけど、明日からは久々のゲストがくるので無理かな。。。(^^;;

国内ではまだ記録がないとされているCirripectes perustus?
国内ではまだ記録がないとされているCirripectes perustus?
もう3年くらい前から同じ場所で見られ続けている赤いタテガミカエルウオの仲間。
どうやらCirripectes perustusという種類である可能性が高いようで、この種類であればこれまでの北限記録は台湾なので、北限記録、かつ国内初記録という事になる。
インド・太平洋に広く分布しているようだが、比較的珍しい種類との事。。。
まぁ、何はともあれ、こいつらって思いのほか長生きでビックリ!


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ついに見つけた!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.7℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:17-17:32
【潮まわり】 08:23 94cm 干潮 / 14:18 159cm 満潮 / 長潮(月齢:9.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

日に日に透明度が悪化してる。。。(・・;)
視界は10-15mくらいで、白濁りが激しい。

また新しい卵を守り始めたメギス
また新しい卵を守り始めたメギス
またまたエントリー口のメギスが卵を守っていた。。。(;゚Д゚)
ここのメギスの卵は、孵化前に途中で無くなっては、また新たな卵を産みつけ、また1日で無くなる。。。そんな事を繰り返している産卵床なのだが、またまた新しい卵が産みつけられていた。
昨日は無かったし、卵の発生状態から、今日産んだ卵のようだ。
さて。。。明日は無事にあるかな?(^^;;

トゲコマチガニ
トゲコマチガニ
今日は沖まで出たけど、大した発見もなく浅場に帰ってきた。
沖も浅場同様に濁り気味。。。ただ水底に冷たい潮がたまっているという感じではなく、水温は浅場同様に23℃台後半。

浅場に帰ってくるとエアはもうカスカス。。。
そんなときに限って長居して撮りたい被写体を見つけてしまう。。。(笑)

セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
ついに軟体部に蛍光の青い点々が散在するシャコガイの仲間の上にセホシウミタケハゼを見つけた!!(^^)
これまで軟体部が茶系のマーブル模様のシャコガイの上ではよくこのハゼが着いているのを見かけていたのだが、この種類のシャコガイについているのは初めて見た。
ここに着いていたら絵になるのになぁ。。。とずっと思いつつ、機会があるごとに覗いてはいたのだが、なかなか見つからなかったのだ。

セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
セホシウミタケハゼ on the シャコガイ
もう興奮しながらカメラを構え撮っていたのだが、いざそのシャコガイを目の前にすると、撮影の構想がまったく思いつかない。。。(・。・;
先日のアヤニシキの胞子嚢と一緒で、ずっと撮りたい!!と探していても、ようやく見つけて撮り始めると、どう撮ったらいいのか皆目見当がつかない。。。(笑)

ひとまず、絞りを変えたり、寄ったり、離れたりしながら、いろいろ撮ってみた。
う~ん。。。バックの青い丸ボケは綺麗なんだけど、いまひとつピーンとこないなぁ。。。
また明日も行こっと!(^^)


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乙女の憂鬱。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.1℃
【透明度】 ~10m
【海況】 時化気味
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:37-16:23
【潮まわり】 06:04 184cm 満潮 / 11:37 108cm 干潮 / 17:06 198cm 満潮 / 大潮(月齢:12.9)
【日の出・日の入】 日出07:02 日没17:17

いや~西高東低の冬型が決まり始めていて、陸も海も完全に冬の状態。。。
昨日は午前中に潜ってオトメベラの産卵が見られなかったので、今日は午後から潜ってみた。
しかし海は時化始めていて、透明度は10m以下のニゴニゴ状態。
砂や浮遊物がかなり舞っていた。
見渡しがまったく利かない海で完全にヤル気を失い(だって全然、見渡せないんだもん。。。)、先日見つけたシャコガイの仲間に着くセホシウミタケハゼをずっと撮っていた。1時間半ぐらいずっと。(笑)
1回撮り始めたら、ハマってしまった。。。(・_・;
構図をいろいろ変えたり、ボケ味を見ては一喜一憂し、ずっと。
アホでしょ?(笑)

それくらい、今日の海は透明度が悪く、そして暗かった。
ウネリも凄いし。。。
でも、マクロの接写だったらニゴニゴは関係ない!(^_^;)

pic1
pic1
pic2
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pic3
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尾ビレの先端が切れたオトメベラ
尾ビレの先端が切れたオトメベラ
ちなみに今日はそんな状況だったので、ほとんどオトメベラを観察していないのだが(笑)、東地区に着いてスグに見つけたのは昨日も見られた尾ビレの上葉が切れている子(多分、メスだと思う)だった。
オトメベラの中にはたまにこんな感じで尾ビレが切れているような子を見かける。

オトメベラの雌雄はオスが真っ青になっていない時は、メスとの違いは分かり難い。。。
しかし、明らかに違うのは雄はその体のサイズが大きい事とそしてもう一つは尾ビレの先端が長く伸びている事だ。
この子はこの東地区ハレムで2番目に大きな子(多分、メス)なのだが、そう考えるとこいつはいつまで経ってもハレムのボスにはなれないな。。。と思った。(笑)

そんな事を考えていたら、クマノミなどのようにオトメベラもハレムのボスがナンバー2を常に監視し、性転換が起こらないように抑制しているのかな?とちょっと思った。
だとしたらちょっと面白い。(^_^)

明日はもっと時化そうだ。(ーー;)


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