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28-29℃で寒いとかってヤバい。。。(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 28.6℃/27.3℃/28.9℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:53-10:46/11:54-13:26/15:08-16:11
【潮まわり】 05:17 84cm 干潮 / 11:18 189cm 満潮 / 17:10 103cm 干潮 / 小潮(月齢:7.2)
【日の出・日の入】 日出05:37 日没19:11

いや~気持ちいいっ!
台風12号通過後の海は連日気持ち良くて、ただ漂っているだけでも癒される海だ。(^^)

ゲストOさんはワイドの練習をしたいといって来島されたのだが、台風12号の接近で一時はそれどころじゃない!という雰囲気だったのだが、結局、十二分に目的を達することができた。

水温は28-29℃はあるのだが、ビーチから長時間潜っていると僕のヘタった5mmフルスーツでは後半がちょっと寒い。。。(^^;;
28-29℃で寒いというのも、ちとヤバいなぁ。。。


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写真を撮っていて気づくことって結構ある。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 21.3℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:46-16:04
【潮まわり】 05:41 211cm 満潮 / 12:06 17cm 干潮 / 18:20 217cm 満潮 / 大潮(月齢:13.7)
【日の出・日の入】 日出05:41 日没18:51

今日も午後から海へ。。。

ここ数日、ずっとシモフリタナバタウオの幼魚がいる小さな穴(亀裂)を毎日のように覗いてはいるのだが、まったく会えずにいたのでもういなくなってしまったかと半分諦めていた。
しかし、このシモフリを教えてくれた同業者Nくん曰く、昨日はいたとの事。。。
ならばと、もう一度トライしてみたところ、今日はいたっ!

最初に見つかった場所から15cmくらい離れた場所を新たなテリトリーとして移ったようで、そこでじっとしていた。
そこはゴカイの仲間が触手を広げているところで、その陰に隠れてじっとしているので、その触手が邪魔で今まで以上に撮りにくい。。。(・・;)

そしてしばらくライトを当てていると、やっぱり天井の窪みのような場所にす~とゆっくり入っていてしまう。。。
最短まで寄れないわ~ターゲットライトはの光が全然回らないわ~で、やっぱりまともに撮れなかった。
これどんどん警戒心は強くなってる。(・・;)

今日も周辺でオドリハゼのチビやらクロヘリイトヒキベラなどを撮りながら「出待ち」を繰り返していたのだけど、結局まともな写真は1枚も撮れなかった。。。

シモフリタナバタウオの幼魚
シモフリタナバタウオの幼魚

オドリハゼのチビ
オドリハゼのチビ

帰りに先日(4/16⇒http://goo.gl/Kk34S)産卵を観察したクマノミの卵を覗いてみた。
するともう稚魚の目玉が出始めていた。

ここのクマノミの産卵床は垂直な壁面にあって、しかも狭いため真上からの一方向からしか撮れない。
しかし、真横から撮って、卵が立ち並び、目玉がずらっと無数に並ぶ写真を撮りたかったので、ちょうどいい!とか思っていたのだが、この「目玉がずらっと無数に並ぶ写真」が全然撮れない。。。
すべての稚魚がみんな真上(つまり頭側)からしか撮れず、目玉がまったくこっちを向かないのだ。(・・;)

クマノミの卵
クマノミの卵
おかしいな。。。と思って落ち着いて撮った画像を拡大してちょっと驚いた。
何千、何万という稚魚のすべてが同じ方向を向いて、この場所では腹(赤い内臓側)を下にした状態で並んでいるのだ。
つまり、すべての稚魚が泳ぐような姿勢をとっている事になる。
だから、「目玉がずらっと無数に並ぶ写真」はこの場所では絶対に撮れないのだった。。。(^^;;

写真を撮っていて気づく生態って結構ある。(^^;;

数匹ぐらい違う姿勢(例えば仰向けとか横向き)をとっていても良いと思うのだが、すべてが同じ姿勢を保っているのが面白い。。。
一般的に、魚は重力方向を認識していて、重力方向を腹側にして泳ぐ。
さらに魚は光の来る方向に背を向ける性質もあるらしく、水中ではもちろん太陽のある水面方向に背を向けることになる。
魚たちはこうした重力と光の方向を使って平衡感覚を保っている

それがまだ産まれる前のこの状態でもそうした平衡感覚を持っている事にちょっと感動した。(^^)


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まさか全部、シリテンスズメダイ(仮称)なのか?(・_・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:54-16:04
【潮まわり】 10:08 90cm 干潮 / 16:20 198cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:27

オドリハゼ
オドリハゼ
午前中の高速船で帰るゲストを送ったあと、午後からスタッフと1本。
今日は夏のような1日でよく晴れていたのに、ダイビング中に雨が降ったようでエクジットすると空は厚い雲に覆われていて、路面はかなり濡れていた。。。(・_・;

先日、スタッフが「これぞまさにシリテンスズメ(仮称)!」という1枚を撮ってきた。(⇒やくしまにあー♪  » Blog Archive » あ、シリテン!
聞いてみるとこいつは単独で泳いでいたらしい。。。

Abudefduf caudobimaculatusは、1939年に石垣島で取れた1個体から記載され、尾ビレの2つの黒点から和名は”シリテンスズメダイ”と名付けられた。
しかし、その後このスズメダイはオヤビッチャのシノニム(同物異名)だとされ、今に至るわけだが、2003年の日本魚類学会年会で沖縄美ら海水族館の研究者の方々が、オヤビッチャには産卵形態の違う二種類がいて、これが混同されているのではないか?やっぱりAbudefduf caudobimaculatusはシノニムなどではなく有効種なのではないか?という発表があった。
現在はまだ研究の途中で、学術的には依然として”シリテンスズメダイ(Abudefduf caudobimaculatus)”はシノニムとされたままだ。

これを知ったスズメダイ好きのダイバーたちが、水中観察からやっぱりオヤビッチャはよく見ると2種が混じっている!と言い始めた。
当然、僕もホームグラウンドの一湊タンク下でオヤビッチャだと思っている連中をじっくり観察して、シリテンスズメ(仮称)を探しまくった。
「沖縄で見てきたよ~」というスズメダイ好きのゲストたちから聞くところによると、その識別点は「尾ビレに小さな黒い点が2つある」という事と「体の横帯の1本目が胸ビレ付け根の後方を通る」という事。
いや~探したよ。。。尾ビレに小さな黒い点が2つあるヤツを。。。必死でね。。。(笑)

しかし、たまに見かける尾ビレに小さな黒い点が2つある(ように見えなくもない)連中を探しては、他の近隣にいる連中と比較する。。。
でも、点(らしきもの)がある事以外は、何ら他のまわりにいる連中と変わらない。。。(・_・;)
それで思ったのが、「いやいやいや。。。こんな識別点、当てにならない!!そもそもシリテンスズメダイ(仮称)なんて存在しないのでは。。。?(・_・;)シノニム!シノニム!」だと思い、そもそも何でも種類を分けてしまうのは良くない!これくらいの差異なら変異の範囲内だろ。。。生き物には遺伝的多様性があるのは当然だくらいの事を思っていた。(笑)

シリテンスズメダイ(仮称)?
シリテンスズメダイ(仮称)?
ゲストがいなくなった今日は早速、その場所に行ってみると、やっぱり単独でこいつは泳いでいて、シリテンスズメ(仮称)の特徴である尾ビレの2つの黒点がハッキリあって、体の横帯の1本目が胸ビレ付け根のハッキリ後方を通っていた。
帰ってからPCで確認したシリテンスズメ(仮称)の最大の識別点である側線上方の鱗の横列数2(オヤビッチャは3)というのも合致。

ここまでキッチリ、シリテンスズメ(仮称)らしい子は初めて出会った。
「でもなぁ。。。(ーー;)」
疑心暗鬼になりながらしばらく近隣にいる連中(周りの連中は尾ビレに2つの黒点なんてまったくないのに、それ以外の部分はこの子とまったく一緖!)と比較しながら観察していたのだが、イマイチ納得がいかない。
見た目は「似てる」どころか、他の周りの連中とまったく同じ魚にしか見えないのだった。

しかし家に帰ってから、突然、閃いた!!
まさか、ここ(一湊タンク下の-5m~-6m付近に群れている子たち)にいる連中はすべてがシリテンスズメダイ(仮称)なのでは??(・_・;)
それなら納得がいく!!

シリテンスズメ(仮称)の特徴である尾ビレの2つの黒点や体の横帯の1本目が胸ビレ付け根のハッキリ後方を通る事は絶対条件ではなく、むしろ屋久島ではその特徴がない子の方が多かったりして!
両種は産卵形態が違うという話からも何となく思い当たる節もある。。。

お隣「クレーン下」で観察できるオヤビッチャの産卵床はテトラの壁面に大きなドギツイ紫色の卵を広範囲に産みつけるのだが、これはちょっと覗き込めば全体がハッキリ見渡せる。
なのに一湊タンク下の-5m付近で見るオヤビッチャ(?)たちの卵は岩の天井面に産み付けている事が多く、産卵床全体が非常に観察しにくいのだ。。。

また考えてみると、一湊タンク下の-5m付近で見るオヤビッチャ(?)たちはクレーン下で見る連中(大型でドギツイ体色)よりも全体的に小型で、体色も淡い気がしなくもない。。。(笑)
背中の黄色い部分は綺麗なグラデーションで体全体に広がっているため、体色も淡いクリーム色に見えるのだ。
そのクセ、体の横帯はロクセンスズメダイのようにクッキリしている。。。

これらの事は「まさか一湊タンク下浅場の連中全部がシリテンスズメダイ(仮称)なのでは。。。?」と思った時にあとで「思い返してみればそんな気がする。。。」という程度のヒジョーに怪しい認識なので(笑)、ちょっとこれをしっかり調べてみる必要があるかも。。。


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ビール瓶に産み着けられた卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潮まわり】 05:58 208cm 満潮 / 12:01 82cm 干潮 / 17:52 219cm 満潮 / 大潮(月齢:13.3)
【日の出・日の入】 日出06:24 日没17:41

午後から1人でタンク下へ。。。

浅場でウダウダしているうちに何故か、気がつくといつのまにかウミタケハゼの仲間の卵探しに。。。(何故だ~!!(^。^;))
もともとはここ数ヶ月、綺麗なホヤに卵を産みつけるハゼ探しをずっと密かに行っていたのだが、全然見つからないのだった。。。
サンゴの裏やカイメンに着く卵はたまに見かけるのだが、今日はビール瓶に産み着けられた卵を見つけた。(笑)
近くにいたのはセボシウミタケハゼだろうか。。。?
ビール瓶の色に体色を変えて、体が黒ずんでいた。
卵はかなり発達していて、もう少しで目玉が見えそうな感じ。
ガラスハゼ同様に、卵を守っているという感じではなかった。

屋久島の-10m以浅ではオドリハゼは非常に多いのだけど、どいつもこいつも警戒心が強く、なかなか寄らせてくれない。
でも、たま~にメチャクチャ良い子がいたりする。
この子はあまり引っ込まずかなり寄れたのだけど、オドリハゼって意外に絵にならない。。。(笑)

共生するダンスゴビーシュリンプはメチャクチャ大きくて、オドリハゼの2倍くらいはあった。
オドリハゼを撮っている間はピクリとも動けないし、ファインダーからも一切目を離せないのだが、何か後ろで声がしたのだけど、あれはいったい誰だったのだろうか。。。(^。^;)


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