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ニシキフウライウオの繁殖の仕組み

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.1
【水温】 27.8℃/28.5℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:00-10:42/14:40-17:10
【潮まわり】 06:59 222cm 満潮 / 13:46 26cm 干潮 / 20:14 224cm 満潮 / 大潮(月齢:0.8)
【日の出・日の入】 日出05:22 日没19:23

今日は午前中の体験ダイビングを終えたあと、午後から1人で海へ。。。
何か一湊タンク下だけが現在、凄く水温が高くて、青々としていて気持ちがいい!!
こんな時はレンズはマクロで明るい太陽が差し込む水底でのんびり&まったりと生き物たちの生活をと覗くのが最高に気持ちがいい!!
あ~至福の時間。。。(^^)
ずっとこうしていたい。。。(笑)

前半は今の時期はとても多く見られるクマノミのチビをバックにしたジュズダマイソギンチャクにハマってしまった。(^^)
(注:「ジュズダマイソギンチャクを背景にしたクマノミのチビ」ではありません。。。(笑))

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体を寄せ合う雌雄
体を寄せ合う雌雄
数日前から観察しているニシキフウライウオの夫婦。
普段、2匹は2-3m離れている事が多いのだが、今日もそうだった。
しかし、そのうちにメスが結構速いスピードでオスの元に移動を始めた!
オスの傍らに着くと異常にオスに体を寄せる。。。

これは産卵が始まるのか???と思い、細かい体の震えなども見逃さないようにカメラのファインダーを覗きながら観察。。。
このメスはすでに沢山の卵を抱えており、たまに開ける腹鰭の後方から卵を見てみると、すでに目玉が見えていて孵化も近い卵も抱えていた。

しきりにメスは腹鰭の前方を開く
しきりにメスは腹鰭の前方を開く

メスの腹鰭後方には孵化間近の卵
メスの腹鰭後方には孵化間近の卵
よく見てみるとメスはしきりに卵を抱えた腹鰭の前方を開けるような動作をしていた。
メスの産卵口はこの腹鰭で隠されちゃっているので、多分産卵自体は僕らには見えないと思うのだが、オスの放精が見られるかも!と粘ったけど、何か白っぽいものも見えなかったし、前に産卵(放精)を確認した時(→ニシキフウライウオの孵化。。。じゃなくて産卵??^^;)のようなオスの体を震わす動作も見られなかった。。。

産卵&放精したかどうかは正直、ちょっと断定はできないけれど、メスの腹鰭の前方を開けるような動作は多分、オスに放精を促しているのだと思う。
実際、メスの腹鰭の中の卵は前方ほど未成熟な卵が多く見られる事から、この辺りに産卵口があって、産みたての卵があるのだろう。。。

多分、ニシキフウライウオのメスが抱えている卵はすべて産んだ日はバラバラ。(この辺はイシヨウジやワカヨウジなどオスが卵を抱く種類とは違う)
毎日少しづつ卵を産み、少しづつ孵化しており、孵化してしまった卵の分、新たな卵が産み出され、成熟すると共にどんどん腹鰭の後方に追いやられていくのだ。
そしてハッチアウトは腹鰭後方から。。。多分、そんな感じなのだろうと思う。

産卵?放精?するガラスハゼ
産卵?放精?するガラスハゼ
リュウキュウミゾヤギではガラスハゼが産卵?放精?をしていた。
雌雄がよく分からなかったので、どっちなのか分からないけど、しきりに産卵床で体を震わせていた。
ただ面白いのが、それまで産卵床ではない場所にいた連中が産卵床の上に来ると体を震わせる。。。
これは条件反射なのかなぁ。。。実際は産卵も放精もしていないのかも。。。(笑)


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ニチリンイソギンチャクの模様で遊ぶ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.0℃
【透明度】 5m
【海況】 凪ぎ
【天候】 豪雨
【潜水時間帯】 13:47-16:04
【潮まわり】 04:32 102cm 干潮 / 10:04 199cm 満潮 / 16:49 41cm 干潮 / 中潮(月齢:5.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

豪雨!暴風雨!
今日の屋久島は先日の台風2号接近の時以上に雨が激しく降り、風も強い1日だった。

今日も千葉県博の川瀬さんが潜る予定だったのだが、さすがに潜る気にはなれなかったようで、予定を早めて午前中の便で島を出た。
残念。。。
何か前回もそうだったんだけど、川瀬さんは完全に雨に祟られてる。。。(・・;)

そうは言っても風は南寄り。
一湊湾内はベタ凪ぎなので当然のように午後から海へ行ったのだが、その濁りっぷりに驚いた!
豪雨は一湊川から大量の土砂を流したようで、一湊湾内はコーヒー牛乳状態。。。

今日の卵の状態
今日の卵の状態
それでもジョーの卵だけでもチェックしたかったので、スグにエクジットする予定でエントリー。
しかし、一度入っちゃうと、ダラダラ潜ってしまうのが僕の悪い癖。
いつも通りの150分ダイビング。。。(笑)

最初に卵を確認して卵の色をチェック。
まだまだ黄色い部分が残る状態。
ハッチアウトまでもう少しかかりそうだ。

今季2個体目の抱卵オス
今季2個体目の抱卵オス
ここで上がれば良かったのだが、一昨日「もしかして卵を咥えてる??」と思った別の子を再度チェックしてみよう。。。と思ったのが運の尽きだった。。。(笑)
やっぱり卵をしっかり咥えていた!!!
あまりにも小さいオスなので(小指よりやや大きいくらいの太さのチビ)、勘違いかな。。。と思っていたのだが、今日はしっかり確認できた。
でも、このチビがまた超超超警戒心が強くて、まったく出てこな~い!!!
写真はもう全然無理っ!

卵を咥えていない時は多少出てくるのだけど、それでも穴の外に出てきたのは1回だけ。
巣穴のフタになる石(サンゴがれ)を取った時だけだった。(写真)

とりあえず、今季2個体目の抱卵オスだ。
卵の色はよく見えなかったけど、まだ稚魚の目玉も見えない黄色っぽい卵だったと思う。

ここの子はあまりにも警戒心が強くて毎日卵の状態をチェックできないので、ハッチアウトはちょっと狙えないかも。。。

透明度が5m以下である事はともかく(笑)、エントリー前に外から見た海はベタ凪ぎに見えたのに、入ってみると意外にもかなり揺れていた。
ジョーで1時間以上粘って遊んでいたのだが、もうエアーの残が100を切っていたので、このタンクはすべて使い切っちゃう事にした。

とは言っても、この透明度と揺れでは沖に出る気力もなく、またまたクマノミのチビを今度はバックのイソギンチャクを変えて撮影。
毎年、この時期になるとそこらじゅうのイソギンチャクにクマノミのチビが着くのだが、ニチリンイソギンチャクは基本的に地味なので背景にもってくるにはイマイチだなぁ~と思っていたのだが、一昨日たまたまカメラを向けたらイソギンチャクの中心付近の模様がちょっと写っていて、これがかなり派手でいい感じだったので、今日はこれをバックに粘ってみた。
思った通りだった。

ちょっと揺れが凄くて撮り難かったけど、真上からカメラを向けて何枚か撮ってみると、何か不思議な感じの絵になった。。。(^^;;
パラソルのような模様がポップなおとぎの国や空想の世界を連想させる。(笑)

バックの模様が何か不思議な感じ。。。
重なると不思議な感じの模様
不思議の国2
ストライプが綺麗
不思議の国3
放射状に伸びる模様


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