タグ: クロホシハゼ

タイドプールのリクエストだったけど。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 27.7℃/28.2℃/28.7℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:17-10:14/11:15-12:19/14:10-15:15
【潮まわり】 09:01 71cm 干潮 / 15:56 188cm 満潮 / 若潮(月齢:10.2)
【日の出・日の入】 日出05:39 日没19:08

この日は一湊エリアでのんびり3本。。。
本当は1本目はタイドプールに行こうと思い、いつもよりも早い送迎時間でスタートしたのだが、行ってみると春田浜海水浴場は遊泳禁止となっていて、ずいぶん手前からロープが張られ車が入れない状態になっていた。。。(・・;)

確かに春田浜のある安房(島の南西面)の海はかなり時化ていて、大きな波が割れていた。

ところが、一湊が近づくにつれ海はどんどん静かになっていき、一湊エリアはベタ凪ぎ。(笑)

島が大きいと海の表情はまったく違うのだった。(^^;;


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ハナガタサンゴ類の一斉産卵!

【ポイント】 一湊タンク下No.1/お宮前/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.5℃/25.5℃/26.4℃/26.5℃
【透明度】 15m/15m/15m/15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 8:40-9:57/10:57-12:02/13:46-14:46/19:33-21:48
【潮まわり】 05:17 90cm 干潮 / 11:03 181cm 満潮 / 16:56 101cm 干潮 / 小潮(月齢:20.8)
【日の出・日の入】 日出05:29 日没19:19

本来なら台風6号最接近時に来島予定だったNさんが少し日程をずらして来島。
ほんと、ありがたい限りだ。(^^;)

ハナツノハギ
ハナツノハギ
1本目だけはビーチで一湊タンク下へ。。。
今日も透明度がイマイチだ。
白く濁っていて、台風のあとだから仕方がないか。。。と思っていたけど。。。

写真は個体数は少ないけど、ちゃんと成魚のオス・メスがハレムを形成していて、たまに求愛も見られるハナツノハギ。
多分、日本では北限なのではないだろうか?

通称・アオベニハゼ
通称・アオベニハゼ
シリウスベニハゼ
シリウスベニハゼ
マンツーマンだったのでボートが出せず、2本目からは他店の出すボートに乗り合わせてもらう事に。。。

今回のゲスト常連Nさんのリクエストはベニハゼの仲間。
最近はなかなか新しい種類が出てこないのだが、とりあえず片っ端からベニハゼの仲間を撮影していく。

左側は-5m以浅の最優占種・アオベニハゼ。
ちょっとした亀裂やオーバーハングを覗き込むとウジャウジャ。。。

右側は-30m以深の砂地に点在する小さな岩などを丹念に見ていくと普通に見られるシリウスベニハゼ。
ちょっと他のベニハゼとは明らかに環境が違って面白い。

浅場の優占種・クロホシハゼ
浅場の優占種・クロホシハゼ
お宮前ではイの一番に台風前に見つけたアンボンスズメダイを確認しにいったのだが、見事にいなくなっていた!
良かった~時化前に撮影しておいて。。。(・・;)
あっという間にいなくなってしまった。。。

写真は屋久島の-6m以浅でシロオビハゼと共に共生ハゼを優占するクロホシハゼ。
他の共生ハゼと比べて、とても警戒心の強いハゼなのだが、ここの子はとてもいい子だった。

ハナダイギンポ
ハナダイギンポ
3本目はゼロ戦へ。。。
ゼロ戦で気付いたのだが、この透明度の悪さは台風時化の影響ではなく、どうも黒潮がやや外れたからのようだ。
中層には浮遊物が散在していて、透明度もメチャ悪い!
完全に黒潮の縁状態だ。。。(・・;)

写真はハナダイギンポ。
巣穴に逃げ込んでビビると綺麗な黄色い体色は失せて、こんな茶色い体色に。。。
でもニラミギンポのビビった子のように、顔にラインのようなものは入らない。(笑)⇒アカボシハナゴイのチビ | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –

白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
白い精子に包まれるハナガタサンゴの仲間
さて、今日はゲストとの3本を終えた後、1人でサンゴの産卵を狙って日没後にエントリー。
狙いは22時前後に産卵すると聞いているテーブルミドリイシの産卵だったので、日没後にエントリーしたのだが、入ってスグに日没直後から行われるハナガタサンゴ類の産卵がまさにピーク状態に突入しようとしていた。
すでに入った時にはハナガタサンゴ類は白いモヤに包まれていて、10分もするともう何も見えないほどに辺りは白い精子の霧に包まれてしまった。。。(・_・;
いや~毎度すげーわ。。。
この凄さは実際に見ないと分からないと思うのだが、これを写真で表すためにはどうしたらよいのか考えたのだが。。。
これはワイドで大きな群体を丸々撮るしかない!!
山のような群体全体が白い精子で覆われる様を撮れば、その凄さが分かるかもしれない。。。
でも、今回は完全に準備不足だった。
失敗した。。。(・_・;

ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
ハナガタサンゴ類は精子と卵を別々に放出する
今日はマルハナガタサンゴとオオハナガタサンゴ、ハナガタサンゴの一種など近似種が一斉に放卵放精したのだが、こんな状態でハイブリッドはできないのだろうか。。。?
絶対に混じってしまうと思うのだけど。。。(・_・;

結局、超ピークの時は中に入ってしまうとまったく何も撮影できないほどに濁るので、ある程度治まってから撮影を始めた。
だいたい日没直後から産卵が始まり、20-30分くらいでピークに達するようだ。
でそこから15分もすると白い濁りも消えるのだが、その後もところどころで産卵は続いたり、日没後1時間くらいが経った頃、まったく別の種類(ハナガタサンゴの仲間)が一斉産卵を始めたりした。

いや~もう何が何だか分からない。。。(^^;)
まずはここにあるハナガタサンゴ類をすべて正確に同定せねばかも。。。
多分、種類によってある程度、規則性があるような気もする。
繁殖隔離がまったく行われていないはずがないっ!(笑)

来年までの宿題にしよう。。。

それから元々の目的であったテーブルミドリイシも22時近くまで粘ったのだけど、何の変化もなし。。。
こいつら、いったいいつ産卵しているんだろ。。。


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和名考(笑)ヒノマルハゼとクロホシハゼ

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 21.4℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:01-12:07
【潮まわり】 10:03 185cm 満潮 / 17:04 37cm 干潮 / 小潮(月齢:5.9)
【日の出・日の入】 日出05:28 日没19:00

今日は午前中にカメラを持って海へ。。。

時期外れのノコギリハギ(yg)
時期外れのノコギリハギ(yg)
今日も漁礁に一気に飛んだ。
昨日はゴマサバのチビ群れがいたせいで沖に出るのが遅くなってしまったが、今日はすんなり漁礁に着いた。(笑)
漁礁はどこもバック(背景)が綺麗なのであとはそこに棲む生き物さがしとなるのだが、水深が深いので(-25m)長居ができないのがつらい。

ある赤い八放サンゴの仲間にはシマキンチャクフグやハナキンチャクフグの幼魚が着いていたのだがこれはこの時期ならでは、なので良いのだが、これに混じってちょっと時期外れのノコギリハギ(yg)が着いていた。
ポリプ全開の箇所を背景にしたいのだが、なかなか思うような場所に行ってくれない。。。(^^;;

タテジマヘビギンポの産卵
タテジマヘビギンポの産卵
タテジマヘビギンポが繁殖期に入ったようだ。
漁礁の壁ではいたるところで産卵が見られた。

タテジマヘビギンポの産卵は近づいてもあまり逃げないので撮りやすいのだが、動きが早くてなかなかピントが合わない。。。(^^;;
写真のようにメスは産卵管を出して卵を産み付け、そこにオスが精子をかけるのだが、その瞬間を狙ってシャッターを切る。
どんなタイミングでオスは精子をかけるのかというと、メスはある決まった量の卵を産むと必ずちょっとエビ反りになって口を大きく開ける。
この時にオスが飛び込んでくる。

これは他のヘビギンポも似ているのだが、タテジマヘビギンポは特にそんな傾向が強く分かりやすい。
でも。。。分かっちゃいるけど、なかなかピント合わず。。。(笑)

一湊タンク下の浅場(-5m以浅)にはクロホシハゼがそこらじゅうで見られるのだが、そこからちょっと砂地に降りるとこのクロホシハゼとよく似たヒノマルハゼがたまに見られる。
クロホシハゼはかなり警戒心の強いハゼなのだが、このヒノマルハゼは割と寄らせてくれるハゼでフレンドリーだ。

ちなみにクロホシハゼとはこのようなハゼなのだが(⇒クロホシハゼ / Umizuki Digital Photo Gallery)、もし僕が和名をつけるのなら、こちらにヒノマルハゼとつけるけどなぁ。。。と毎回思う。
1個バシッっと黒斑がある方が日ノ丸っぽくない?(笑)
ヒノマルハゼには黒斑が複数個あるけど、こちらの方が「黒星」って感じだ。
まぁ、体全体に散在している黒い小斑点から「クロホシ」という和名がついたのかもしれないけど。。。

クマノミの産卵を観察
クマノミの産卵を観察
エクジット直前にクマノミの産卵を観察した。
すでにあらゆる場所のクマノミが1回目の産卵を終えていて、そこらじゅうで赤い卵が見られる。
しかし今年産卵自体はまだ観察していなかったのだが、ようやく見ることができた。

すでにエアがなかったのでスタッフのオクトを咥えてしばらく観察。。。
いつの間にか初心者の新スタッフの方がエアのもちが良くなっていた。(笑)


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