【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 26.5℃
【透明度】 15m~
今日は午後から急に風が強くなり、またもや一湊湾内が時化はじめた。
今日から1週間の滞在となるゲストは知る人ぞ知る富戸の仙人I&T氏。
きっと日本一富戸を潜り、富戸を愛し、富戸を知るダイバーだ。
そんな人がどうして富戸を出て、今屋久島へ???
そりゃ、僕が知りたいぐらいだ。。。(笑)
なんと富戸以外の海を潜るのは数年ぶりだそうな。。。
「日本一感じの良いお客様」を目指しているそうだが、今のところ、とっても感じの良いお二人だった。(爆)
なぜかゲストが来ると海が時化始める。。。
午後から強まった西寄りの風でまたもや矢筈岬西面は大荒れ。
凪ぎているのは元浦近辺と一湊タンク下のみ。
迷わず2本ともホームグラウンドの「一湊タンク下」へ。
水温は高いが、透明度はいつもよりやや悪い。
初っ端こそ一気に移動したが、ゲストがカメラ持ちだったこともあって、じっくり普通種の季節的変化を観察できた。
6/8に今季初観察し、その後ボチボチ見られてはいたが、なかなか爆発状態にはならなかったヒレナガスズメダイの極小チビだったが、ようやく至る所で数匹の群がりが見られるようになってきた。
昨年よりも1ヶ月遅れている気がする。。。
昨年の今頃はすでに極小の子はめったに見られず、皆撮影するのに程よいサイズ(1cm前後)になっていた。
これは安定しない水温の影響かな。。。?
とは言いつつも、昨年このヒレナガスズメダイの極小チビと同時期に大量発生したカモハラギンポ極小チビは今年も昨年同様の6月上旬に爆発し、今は2-3cmの子がかなり目立つから不思議だ。
ヒレナガスズメダイの成魚は今まさに卵を守っている子がそこら中で見られる。
ヒレナガスズメダイは割りと奥まった暗がりで卵を産む。
黄色い卵は産みたてだろうか。。。?
同時に今年生まれのナガサキスズメダイ(yg)も至る所で目につき始めた。
伊豆でも伊豆諸島でも見られる普通種だが、目に付くとやっぱり嬉しい幼魚だ。
ピンクフラッシャーやベニヒレイトヒキベラの幼魚もあちらこちらで目立ち、テンジクダイの仲間、ブダイの仲間の幼魚も数多い。
成長過程を追うにはもっと良い時期!
じゃー追えって?(笑)
屋久島紀行 – その1
「富戸の引きこもり」と呼ばれるようになってもう何年になるのでしょう。
「どうして他の海に潜りに行かないのですか?」
としばしば訊かれるのですが、いや、僕も別に意地を張っている訳ではありません。