【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.3℃
【透明度】 30m
昨晩からずっと雨。。。
当然、濁っているかと思われた水中は、メチャクチャ透明度が良かった!
昨日は浅場も濁りがあったが、今日は浅場もかなり抜けていた。
最初はもの凄い数が増殖中のキビナゴをワイドで狙おうと考えていたが、水があまり良くないと思いマクロにしたのだが、完全に失敗。。。(-_-;)
鹿児島大学の本村さんに頼まれていたヒトスジエソの写真を撮りに行った。
相変わらずハードディスクから探すよりも、撮りに行った方が早いのだ。。。(笑)
しかし、普段エソはまったく気にしていないので、簡単にヒトスジエソは普通種だから余裕で撮れるぐらいの感覚でいたのだが、何だか自信がなくなってきた。。。
というのも、じっくり見ていくとアカエソとヒトスジエソの違いがよく分からなくなってきたのだ。。。
しかも、ここにもうひとつの近似種・ミナミアカエソを入れて、この3種がよく分からなくなってきた。
完全に混乱!
ヒトスジエソは「体側中央部に1本の褐色縦帯があること、吻は丸いことなどで比較的容易に同定できる」とされているのだが、”体側中央部にある1本の褐色縦帯”、これは識別点には使えないのではないだろうか?(-_-;)
左写真の2枚は同じ個体を撮ったもので、屋久島ではもっとも良く見られるエソだ。
普段は褐色縦帯などないので、僕はアカエソだと勝手に思っていた連中はどいつも泳ぐときや興奮すると必ず褐色縦帯が浮き出てくるのだ。
例えば、褐色縦帯の無い状態の個体に近づいていくと、多分、僕が近づいてきてドキドキしているのか(笑)、次第に褐色縦帯が浮き出てくる。。。
で逃げる際、泳ぐ個体はみんな褐色縦帯アリなのだ。
つまり、アカエソとヒトスジエソは写真では同定できないのではないだろうか?
となると、この写真の子も何者なのか分からない。。。
この子は最初に数枚撮った子で、その後、泳いでいる姿などは見ていないので、褐色縦帯が出るかどうかも分からない。
最近は4-5cmぐらいの若魚が砂地をピョンピョン跳ねるのをよく見かける。
これらは多分、昨年生まれた連中だと思うのだが、肉食の捕食魚で「海のギャング」と言われるエソ類も小さな頃は砂地などに身を潜める。
食事にありつくために隠れているというよりは、自分の身を守っているのかもしれない。。。
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