【ポイント】 平内
【水温】 21.7℃
【透明度】 10m
昨日のヤドカリ大漁!に味をしめ、今日も1人で南部・平内へ出かけた。
風は東寄りだと安心して出かけたのだが、平内は昨日のベタ凪ぎがウソのように大荒れになっていた。。。ありゃ?(-_-;)
さすがに遠出して時化だとちょっと青ざめる。。。
せっかくここまで来たのだからと港内で潜る事にした。
一見、港の中はベタ凪ぎなのだが、時折入り込むウネリがかなり大きいので、水中で揺れる!揺れる!
今日は朝から大雨で、これは南部でも変わらず、エントリー前はひどい土砂降りに見舞われた。
結局、平穏&温暖なのは昨日1日しかもたなかった。
今日は港内しか見れなかったけど、新顔はありました♪サメハダヤドカリ!
一般的には別に珍しくもないヤドカリなのだが、実はこれまで僕が見てきた北部の各ポイントではなぜかまったく見かけなかった。
北部で頻繁に見られたのは近似のソメンヤドカリばかりなのだ。
ところがここ平内の港内ではちょっと大きめの転石をひっくり返すと、ごろごろイソギンチャクを背負ったヤドカリ出てくる。
しかも、み~んなサメハダヤドカリ!
ソメンヤドカリなんてまったく見られなかった。
この平内港内は温帯種のオンパレードだった。
クロシマホンヤドカリ、ホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリがいっぱ~い!
その内、クロシマホンヤドカリとホンヤドカリはオスが「交尾前ガーディング」しているペアがそこら中で見られた。(写真)
移動する時も左のハサミでがっちりメスの貝殻を持って離さないのだが、産卵までこのままメスをガードしながら生活しているらしい。
何か面白い。。。
このガーディングはかなり必死でやっているようで、ちょっとやそっとでは離さない!
逃げるペア(性格には逃げているのはオスだけど。。。)のオスの貝殻を摘み上げても離さないし、写真のように人影にビビって貝殻の中に入ってしまっても離さない!(笑)
人の恋路を邪魔してはなりませぬ(笑)でも貝殻に逃げ込んでもメスは離さず!ってスゴイなぁ~オスがいかに必死なのか伝わってきますねぇ。ぜひ交尾の瞬間。そしてその後の行動も観察して下さい。そして教えて下さい(笑)
> 人の恋路を邪魔してはなりませぬ(笑)
海の中で、よく人の恋路を邪魔して遊んでおります。。。
おかげさまで人間の女性の気持ちは未だによく分らないのですが、海の中に棲む淑女たちの気持ちはかなりよく分るようになってきましたよ。(笑)
> オスがいかに必死なのか伝わってきますねぇ。
簡単に離しちゃう弱っ作オスもたまに見かけるのですが。。。
しかし、ヤドカリの生態観察は魚以上に根気と粘りが必要で大変です。。。(泣)