これこそが本当の手長ツノヤドカリ!?

【ポイント】 一湊タンク下⇒
【水温】 22.1℃
【透明度】 15m~
今日は朝のうちは雨が降ったりして今ひとつの天気だったが、僕が潜っているうちに晴れてきたようで急に水中が明るくなってきた。。。
ヤドカリ生活も39日目となり、もう止めよう!もう止めよう!と思いつつも、何か面白くてダラダラ続けている。。。
怠慢になってきて、もう止めよう。。。と思うと、新顔が現れたりするから困ったものだ。(笑)
「一湊タンク下」からエクジットした後に、残タンで前から気になっていた泥地のヤドカリを見ようと一湊港内にエントリーしたが、こちらはアカツメサンゴヤドカリ&ヒメホンヤドカリ属の一種2ばかりで特に気になるヤドカリには出会わなかった。
しかし、こいつ等ってどこにでもいるのね。。。(-_-;)


14Lを背負っているにも関わらず、今日はエントリー口から近い-10m以浅の砂地(やや砂泥底)を徘徊した。
ここはユミナリヤドカリ属の一種1(もしくはユミナリヤドカリ?)ばかりが目に付く。。。
このヤドカリも浅場から深場まで砂地であればどこでも見られるヤドカリだ。
数も圧倒的に多く、屋久島の砂地の最優占種。
ただこの種類は、普通のユミナリヤドカリ(Anapagurus japonicus)とユミナリヤドカリ属の1種(Anapagurus bonnieri)というよく似た2種がいるらしいので、普通種とは言え、ちょっと気になればすべて撮影しているので、なかなか前に進めない。。。(笑)
この2種の違いを言葉であらわすと、
「ハサミの可動指を内側から見た時、明らかに“面”を形成している(つまりカクカクした感じ)のがユミナリヤドカリ、なめらかなのがユミナリヤドカリ属の1種」
との事なのだが、何を言っているのか正直僕にもさっぱり分りません。。。(-_-;)
という事で今は一応、すべて撮っておく事にしている。
結局、屋久島にいるのはすべて1つの種類(亜熱帯寄りのユミナリヤドカリ属の1種の方)なんだろうなぁ~とは思いつつ。。。(笑)

他にはやはり砂地が生息環境であるツノヤドカリの仲間が多かった。
ツノヤドカリ属の一種1、ツノヤドカリ属の一種2など。。。
ツノヤドカリ属の一種1は当初、体中に砂やゴミをつけていて姿形がまったく分らなかった子が多かったので「お化けヤドカリ」とか呼んでいたが、意外に綺麗な子も多いようだ。
砂などは一切付けていない子なんて、「お化けヤドカリ」と呼ぶのも失礼なぐらい、スマートな白い体だ。

今日は本当はこの先にあるもっとドロドロした場所に行くつもりだったのだが、面白いヤドカリを見つけてしまって、結局そのドロドロした場所には行けなかった。
それがこいつ!!
どうよ!このカッコイイ、ヤドカリ♪
左のハサミがバカみたいにでかいでしょ!
ファインダーを通して見てみると、何とツノヤドカリの仲間だった。
一見、前に見つけたツノヤドカリ属の一種3に似ているのだが、この異常に大きく長~い左のハサミがタダモノではないっ!(笑)
その後も辺りを散策してみると、いる!いる!結構いる!
で、どいつもこいつも左のハサミが長~い!

トリミングしちゃってるから分りづらいかもしれないが、次の写真は上の子よりも一回り小さな子なのだが、やっぱり左手が長い!
帰ってから調べてみると、その名もずばり「テナガツノヤドカリ」なるヤドカリがいるらしい事が分ったのだが、どの写真を見てもあまり手が長くねーじゃん。。。!(-_-;)
今日見かけた子たちの方がずっと長~い!のだ。
つーか、色彩も質感もまったく違うし、これではないみたい。
webで写真を頼りに探してみてもこのように長い左手を持つヤドカリは見つからなかったのだが、目柄や触角などの色彩を頼りに見ていったら、いたいた。。。
伊豆の富戸で撮られた1枚がまさにそれ!
でも写真からは異常に長い左手は確認できなかった。
本当にこれでいいのだろうか。。。?
ひとまず、当サイトではこいつを「ツノヤドカリ属の一種4」と呼ぶことにする。
屋久島での頻度は「場所によっては集中して生息」ってなところか。。。
砂地って、そこ(砂地)でしか見られないヤドカリがいて結構面白いのね。。。知らなかった。。。(-_-;)


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