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普段は卵を抱えていないモンハナシャコ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:02-16:36
【潮まわり】 08:34 225cm 満潮 / 14:23 79cm 干潮 / 中潮(月齢:1.8)
【日の出・日の入】 日出07:07 日没17:19

今日も午後の遅い時間からエントリー。
特に目的もなく今日も沖に出た。

ヨツバネジレカニダマシ
ヨツバネジレカニダマシ
ヨツバネジレカニダマシは屋久島では非常に多く見られるクダヤギ類によく着いているが、やや潮通しの良い場所を好むようで、永田などではよく見かけるが、湾内性の環境である一湊タンク下ではあまり見かけない。
クダヤギ類は多いけど。。。

このハサミの先の紫色が好きで、何かこれで作品作りができるのでは?と永田に潜るたびに思っていたのだけど、永田はガイドでしか潜れないため、なかなかトライできなかった。
でも、ホームの一湊タンク下でこいつらが沢山着いているクダヤギを見つけた!(^^)
ウジャウジャ着いていたのだけど、どいつもデカイなぁ。。。(^_^;)
ごつくてどいつも老成っぽい。。。
贅沢言うと、若い淡いミルク色の子がいいんだけど。。。(笑)

冬季に入っても多いマジマクロイシモチ
冬季に入っても多いマジマクロイシモチ
マジマクロイシモチは「薩南諸島ならでは」と言ってもいいくらい数は多く、たいていのガンガゼにはこいつらが着いている。
でも多く見られるのは繁殖期である春と秋で、冬の低水温期になると数は激減する傾向がある。
でも、今年はまだそこらじゅうのガンガゼで見られており、こんな感じでウジャウジャ着いているガンガゼもまだ多い。
でも、口内保育中のオスはめったに見られないことから繁殖期はすでに終わっているのではないかと思われる。

近づくとスグに卵を抱え、逃げる準備!(笑)
近づくとスグに卵を抱え、逃げる準備!(笑)
定点観察中のモンハナシャコ。
まだ稚魚の目玉が見えない事からやっぱり、時化て入れなかった3日間で前の卵は孵化し、今は3週間前の観察しはじめの頃の卵とは違う新しい卵を抱えているのではないかと思う。

こいつら抱卵中のオスは正面から干渉すると、正面突破でスグに卵を抱えて逃げ出す傾向があるのだが(卵を抱えていない子は簡単には巣穴から出てこない)、だとすると巣穴は何のための巣穴なんだろう?という疑問を持っていた。
でも、分かったよー!(^^)
こいつら巣穴の中にいる時は卵は抱えておらず、巣穴の中に卵塊を置きっ放しにしているみたい。
で、逃げようと思う時に卵を抱えるらしく、今日も最初に巣穴に静かに近づいて穴の中を覗いた時は卵は抱えていなかった。
でも、僕の姿を見るなりスグに卵を抱えやがった!( ̄□ ̄;)!!

つまり、卵を抱えている時はすでに逃げようと思っている時なのだ。

何のための巣穴なのか?という疑問には答えていないけど。。。(笑)


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秋晴れっ!(^^)

【ポイント】 オツセ/オツセ/観音
【水温】 26.5℃/27.0℃/26.7℃
【透明度】 30m
【海況】 やや小波
【天候】 秋晴れ!
【潜水時間帯】 9:11-9:51/11:20-12:18/14:19-15:21
【潮まわり】 10:27 193cm 満潮 / 15:58 125cm 干潮 / 中潮(月齢:20.0)
【日の出・日の入】 日出06:14 日没17:57

今日は永田へ。。。
うろこ雲が薄く広がる秋らしい空の下3本。
しかし瀬際は結構、白波が当たっていて、永田のメイン・ポイントオツセは浅場がかなり揺れていた。

2匹着いていたピグミーシーホース
2匹着いていたピグミーシーホース
最近、-20m程度の小さなウミウチワにピグミーが着いている。
このオツセというポイントでは-35mくらいのところに大きなウミウチワがあって、ここまで降りればかなりの数のピグミーが着いているのだが、水深が水深なだけにあまり行く事はない。
しかし、ここは-20mの割と浅く、ブイからもメチャ近いので重宝している。

ずっと1匹だと思っていたのだが、今日はも1匹着いていることに気づいた。(¨;)
ともにかなり小さいけど、ウミウチワが小さく1枚ものなので写真は撮りやすい!!(^^)

基本的に今日のゲストは2人とも完全マクロだったので、3本ともオツセで良かったのだが(笑)、2-3本目は乗り合いだったこともあり、3本目はワイド的なポイントの観音へ。。。
いつもは群れや大物を求めてひたすら流すポイントで、ずっと壁面のソフトコーラルなんかを見ながらウダウダと小物探し。。。(笑)

トゲトサカなんかを丹念に見てたら、初見のウミウサギガイの仲間を結構目にする。。。(¨;)
一時、冬季にホームの一湊タンク下(湾内性のポイント)でウミウサギガイの仲間探しにハマったことがあったが、潮通しの良い外海的なポイントではやはり生息しているウミウサギガイの種類も違う事を実感した。

ヒナコダマウサギガイ(赤タイプ)
ヒナコダマウサギガイ(赤タイプ)
 
ヒナコダマウサギガイ(黄タイプ)
ヒナコダマウサギガイ(黄タイプ)


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久しぶりのウミテング!

【ポイント】 オツセ/一湊タンク下No.2
【水温】 22.9℃
【透明度】 20m
【海況】 時化
【天候】 晴れのちくもり
【潮まわり】 10:48 192cm 満潮 / 16:49 100cm 干潮 / 中潮(月齢:5.4)
【日の出・日の入】 日出07:04 日没17:17

ナンヨウブダイとヤマブキベラ
ナンヨウブダイとヤマブキベラ
今日はいつもの常連ゲストGさんとSさんの2人が来店。
冬季はまったくゲストがいないので、こういう常連さんの来島は非常にありがたい。。。(笑)
午前中はよく晴れ暖かい1日だったが、寒冷前線通過と共に大荒れに!
風向きも変わり、今日は1本目が永田、2本目が一湊という変則のポイント選択を余儀なくされた。

永田は「シラタキベラダマシを撮りたい」というSさんのリクエストに応じてオツセへ。

シラタキベラダマシは-40m前後の水深で幼魚や若魚がよく見られるのだが、最近-20m付近でそれまで未記録だった成魚メスをようやく見つけた。
シラタキベラダマシはベラ好きの常連ゲストN氏に前から「成魚が出たらスグに行くので見つけておいて!」と言われていたのだが、1匹見つけたくらいではちょっと自信がない。。。
もう少し調査して、ハーレムの構成とその場所をキッチリ押さえてからNさんを呼んだ方がいいかな。。。と思っていた矢先だったので、シラタキベラダマシのリクエストは願ってもないこと!
1人(プライベート)ではなかなか行けないオツセなので、調査できるのはラッキーだ。(^^;)

ヨツバネジレカニダマシ
ハサミの縁の紫が綺麗なヨツバネジレカニダマシ
しかし、全然見つからな~い!!!
最近、成魚を見つけた-20m付近はもちろん、これまで夏場、必ず幼魚や若魚が見られた-40m付近でも1匹も見つからなかった。。。(・_・;
あれ???

幼魚や若魚が捕食されたりしていなくなっちゃうのはよくある事なので仕方がないが、成魚が見つからないのは納得できない!
もっと広い範囲を見て周ればいるのかもしれないが、さすがにエアーやコンピュータが許さない。。。
見ていない場所は2本目にトライしようという事でエクジットしたのだが、結局2本目は大時化になってエクジット不可。。。マジっすか。。。(-o-;

季節によって群れごと別の場所に移っちゃうのかな。。。う~ん。。。
こりゃ、まだまだNさんを呼ぶわけにはいかない。。。(笑)

ホタテツノハゼ属の一種
ホタテツノハゼ属の一種
2本目は一湊に帰って、ビーチエントリーでタンク下へ。
今度はGさんのリクエストに応じて、シリウスベニハゼのいる-30m付近までおりた。
先々週に比べてシリウスベニハゼは撮りやすかったようで、今日は短時間でOKだったようだ。(^_^)

この水深ではよく見られるのがホタテツノハゼ属の一種だ。
矢野さんの「日本のハゼ」では”一種4”として載っているやつだ。
割と警戒心は弱くて撮りやすい。。。

ウミテング
ウミテング
最近、浅場に帰ってくると必ずやっているのが砂溜まりでのヒゲモジャハゼ、もしくはイトヒゲモジャハゼ探しだ。
もう、癖のようになっていて必ず砂の表面を摩ってからエクジットしているようにしている。
(全然、お目当てのハゼは見つからないけど。。。(-o-;)

今日もいつものように砂を摩っていると、ウミテングの若魚がいた!
超久しぶりだ。
屋久島に来て2個体目。。。

もう日没後の水中は暗く、ライトを当てると逆方向を向いてしまうのだが、僕とゲスト2人の計3人で取り囲んでターゲットライトを当てていると、どこに逃げていいのやらその場で(T.T )( T.T)おろおろ。。。


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