タグ: ガラスハゼの仲間

ウネウネ。。。(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.6℃
【透明度】 30m
【海況】 時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:33-15:51
【潮まわり】 08:47 215cm 満潮 / 14:42 66cm 干潮 / 中潮(月齢:2.0)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:36

またまた北西時化が始まった。。。(;´・ω・)
今回はそれほど強力な西高東低冬型にはならなそうなのだが、今日はそこそこ強い北から北西の風が吹いた。
ホームの一湊タンク下はやや時化気味。

本当なら今日は入らないで帰るような海況だったのだが(こういう日は満足な写真が撮れないっ!)、今日は昨日回収した水温ロガーを再設置しなければならないので仕方なくエントリー。(笑)

案の定、水中はウネっていた。
_DSC4138-8m付近と-25m付近にそれぞれ水温ロガーを設置したあと、何でもいいから何かブログ用の写真を撮らねば!と思い、揺れ動くヤギの仲間に着く甲殻類やガラスハゼの仲間などにカメラを向けたけど、メチャ難易度高し!(笑)
つーか、なぜにこんなにウネっている日に、これを被写体に選ぶ~!!??(^^;)

でも、かなり綺麗で創作意欲も湧いてくるヤギだった。
凪ぎの日にもう一度。。。!(^^)


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寒いっ。。。ブルブル

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 18.1℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:49-16:30
【潮まわり】 05:51 175cm 満潮 / 11:41 84cm 干潮 / 17:11 174cm 満潮 / 中潮(月齢:11.1)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没18:16

3月に入ったとはいえ、まだまだ周期的に西高東低の気圧配置になり、北西の風が強く吹き、海は時化気味な日が多い。
今回も4日間、そんな日が続いて、今日は久しぶりの海だ。

でも、今日もベタ凪ぎというほどでもなく、北西の風を直接受ける岩場なんかには大きな白い波が当たっていた。
浅場は5mくらいしか見えなかったけど、沖に出たらまずまずの透明度。

北西時化のあとの海は透明度よりも水温がキツイ。(・_・;)
冷たい北西の風に晒された海は必ず一時的に水温が18℃くらいまで下がるので、かなり辛い。。。
伊豆のダイバーなんかには怒られちゃうかもしれないけど、もうこの水温まで下がると正直、気を失って水中で倒れるんではないかと不安になっちゃう。(^_^;)

親の目、子の目
親の目、子の目
とにかく寒いの-30m付近まで泳いで暖をとり、暗い水中でブルブル震えながら探索していたら、ガラスハゼの孵化間近の卵を見つけて一気に寒さを忘れた!(笑)
しかし、ガラスハゼの繁殖期がよく分からん。。。

真夏は卵を見ることは稀で早春や晩秋に一番よく見ることが多いのだが、水温がどん底の今もこうしてちゃんと産んでる。。。(・_・;)
産みたての卵から孵化間近の卵まで成熟ステージごとに産み付けられているから、きっとここ数日は毎日産卵しているのだろう。

この卵なんて、きっと24時間以内に孵化しそう。。。

単純だけど、こうした魚の生活(魚がしっかり行動している様子)が垣間見れると、一気に寒さを忘れるんだよね。。。(^^)


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う~ん。。。微妙な海だ。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:40-16:10
【潮まわり】 10:19 214cm 満潮 / 16:16 86cm 干潮 / 中潮(月齢:4.1)
【日の出・日の入】 日出07:01 日没17:17

今日は器材倉庫の大掃除を始めて、なかなかキリがつかないので、出が遅くなってしまった。。。(・・;)
15:00になる前にはエントリーできたけど、陽は傾きつつあったので、水中はやや暗くなり始めていた。

なかなか面白いなと思えるものに出会えない。。。
今日は一気に沖に出てみたけど、まったく同じだった。

沖はヤクシマキツネウオが沢山たまっていて賑やかだったけど。(^^;;

明日は気分を変えてワイドで行ってみるか。。。

無題(笑)
無題(笑)
親の目。子の目。
親の目。子の目。

何やら背中を齧られたスミレナガハナダイの若魚
何やら背中を齧られたスミレナガハナダイの若魚


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この時期、アオウミガメが食べている海藻

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:30-12:00
【潮まわり】 08:02 229cm 満潮 / 13:52 81cm 干潮 / 大潮(月齢:1.1)
【日の出・日の入】 日出06:59 日没17:16

今日も午前中、海へ。
相変わらず、しばらく打ち込めるようなネタが見つからない。。。(^^;;

ガラスハゼの仲間はほんと繁殖期が長い。
屋久島は割と北にあるので、1年中繁殖期だという魚は少ない。
たいていは5-11月くらいまでが繁殖期である魚がほとんどで、水温が22℃前後になるとどいつもこいつも活性が低くなる。。。

ガラスハゼの仲間と卵
ガラスハゼの仲間と卵
そんな中、ガラスハゼの仲間の産卵期はちょっと異質だ。
水温が25℃以上になる夏場(6月下旬から10月くらいまで)と真冬(12月下旬から4月くらいまで)は一度、繁殖が低調になり、22-23℃前後の水温である晩秋から冬にかけての期間と、春から初夏にかけての期間が最も産卵が盛ん(ピーク)になる。
低調になっている期間もたまに卵を見かけるので、ほぼ1年中産卵をしているような印象を持ってしまう。

今はメチャクチャ盛んな時期で、そこら中でビッシリ産みつけられた卵を見かける。
卵も体の割に大きいので、観察も容易だ。

僕のホームグラウンドの一湊タンク下にはアオウミガメは常に4-5匹棲んでいて、たいていはいつも同じ場所で寝ていたり、食事をしていたりする。
春は大好物のアオサでポイント中が覆われるので、エサには困らないのだが、秋以降はエサ取りになかなか苦労しているようだ。

紅藻を食らうアオウミガメ
紅藻を食らうアオウミガメ

紅藻を食らうアオウミガメ
紅藻を食らうアオウミガメ

一見、何も無いように見える壁をガツガツかじっていたりするので、何を食っているのかチェックしてみると、ある特定の海藻だけを選んで食べているようだ。
それは赤く丈の短い紅藻で種類は分からないのだが、これを選り分けて食べているのが分かる。

アオウミガメが食べている紅藻1
アオウミガメが食べている紅藻1

アオウミガメが食べている紅藻2
アオウミガメが食べている紅藻2

う~ん。。。苦労しているなぁ。。。
海藻が生い茂る春が待ち遠しいのは僕だけではなかった。(^^;;


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キモっ!悪寒が。。。(-_-;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:46-12:06
【潮まわり】 07:19 227cm 満潮 / 13:08 82cm 干潮 / 18:44 231cm 満潮 / 大潮(月齢:0.1)
【日の出・日の入】 日出06:58 日没17:16

今日も昨日のガラスハゼの産卵時間に合わせて午前中に海へ。。。
僕は朝が弱いのにも関わらず、今シーズンオフは割と午前中に潜りに行ってる。
それでも起きてスグは体が思うように動かないため、10時くらいに家を出る重役出勤の毎日だ。。。(笑)

今日は最初に昨日、産卵を見たガラスハゼの仲間をチェック。
思った通り、すでに目玉がクッキリ出ていた方の卵はハッチアウトしていて無かった。

昨日産んだ卵なのになぜか疎ら。。。
昨日産んだ卵なのになぜか疎ら。。。
昨日、産卵した卵は残っていたんだけど、なぜか数が少ない。。。(・。・;
何かまばらな感じで、数十個卵がようやく貼りついているような感じ。
しかも、数個の卵は真っ白くなっていて、死んでしまっているような。。。そ、どうしたんだろ???(・・;)

ガラスハゼの夫婦は昨日同様にいたけれど、産卵はしていなかった。
う~ん。。。食われたのか、それとも親が食ったのか。。。
真相は分からないけど、明らかに少ない卵にちょっとビックリした。

-20m付近で何やら体に沢山寄生虫のようなものを着けたキモいツマジロモンガラがウロウロしていた。
悪寒がするほど気持ち悪かったのだが、パラサイト・ラバーズの一員としては無視できない。。。!(笑)
着かず離れずを繰り返しながら、ジワジワと寄って、寄生虫(?)のドアップ写真を狙う!
ドアップで撮らないと、小さくて何者なのかまったく分からないのだ。
しかし、動きは鈍いものの、そう簡単には寄らせてはもらえず、諦めて帰ろうとしたら、穴に入ってくれた~!!!ラッキー!!!(^^)
モンガラカワハギの仲間は追い詰められると狭く浅い穴の中に入り、背鰭をガッツリ立てて籠城するのだ。。。

寄生虫が着いたツマジロモンガラの左側面
寄生虫が着いたツマジロモンガラの左側面

寄生虫が着いたツマジロモンガラの右側面
寄生虫が着いたツマジロモンガラの右側面

それで寄れたのはいいのだけど、寄ってマジマジとその寄生虫らしきものを見ると、さらに悪寒が。。。キモ過ぎる。。。(◎_◎;)
体中に着いたそれは見た感じ、目玉のようなものも口のようなものも分からないドングリの実のようなものだった。
ただ、明らかに体にガッチリめり込んでいるのが分かる。。。

寄生虫????
寄生虫????
たまにツマジロモンガラの体の皮がむけ、肉に穴が開いたようになっている個所(右写真の右下に見える穴)もあり、多分それはこいつらが貼りついていた跡なのだろう。。。
かなり深く食い込んでいるっぽい。。。

う~ん。。。何だろ。。。こいつら。。。そもそも何の仲間なんだろ。。。
つーか、生き物に見えないんだけど。。。(笑)


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メスのお腹の中に寄生虫?(・・;)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.1℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:24-12:04
【潮まわり】 06:34 219cm 満潮 / 12:24 83cm 干潮 / 18:01 227cm 満潮 / 大潮(月齢:28.6)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没17:16

今日は午前中、海へ。
なかなか興味をそそられるネタが見つからない。。。(^^;;
今日も終始、興味深い、できるだけ長く取り組めるようなネタ探しをしていたんだけど、なかなか見つからない。。。
僕が興味を持つのは、何か疑問を感じるようなネタ。
自分自身が疑問を感じるようじゃないと、長く取り組めないってのもあるんだけど、ほとんどの生き物が繁殖期を終え、行動に活性がないこの時期のネタ探しはなかなか難しい。
ほとんど毎日ネタ探し、いや疑問探しをして終わっちゃってる。(笑)
その時は「おっ!?」って思うんだけど、どれも今後も追ってみよう!ってな気になるようなものが見つからない。。。スランプ?(・・;)

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体
そろそろワレカラ類が増えているんじゃないかと、ガヤ地帯に行ってみた。
しかし、まだワレカラはあまり着いてはいなかった。。。もうちょっと水温が落ちないと厳しいのかな。。。などと思いながら、何か別の面白いものが着いていないか探してみると。。。
わぉ!果実が実ってる!(^^)

昨年の冬、ヤギモドキウミヒドラの仲間にたわわに実った果実(正確にはクラゲ体)を見たくて、しばらく探しまくったりした事があったのだが(⇒クラゲ体はすでに一斉に遊離してしまったあとだった。。。(・_・;)、このガヤ(クロガヤ?)にも沢山のクラゲ体が着いていた、いや「実っていた」。。。(^^)

これをマクロレンズでクローズアップしてみると、お~!!なんじゃこりゃ~!!
何か芽のようなものが出てるし。。。(・・;)

このあと、いったいこいつらはどう遊離していくのだろうか。。。?

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体

クロガヤについたクラゲ体
クロガヤについたクラゲ体

産卵中のガラスハゼのお腹に寄生虫??
産卵中のガラスハゼのお腹に寄生虫??
帰りがけにミゾヤギで産卵中のガラスハゼの仲間を見つけた。(11:30前後)
短く小さなミゾヤギで、そこに着いていたのは2匹だけだったので、多分、オスメスだと思うのだけど、最初はメスが2匹産卵していると思ってしまった。。。

メス(写真の左側)は1個1個丁寧に卵を産みつけていく。
これはカメラのファインダーを通せばよ~く分かる。
産卵管から1個1個卵が出ていく様子を撮っていたので、最初はずっとメスの産卵管付近ばかりを注視。
なのでしばらく気づかなかったのだが、途中からメスのお腹の中に白いひも状のものがあり、それがお腹の中で蠢いているのに気づいた。(・・;)
多分、寄生虫だと思うのだけど。。。

卵は産んだ日の異なる孵化間近の卵の真下に産みつけていた。
こちらはまもなく孵化しそうな感じ。。。


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昨日とは真逆のリクエスト。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1/一湊タンク下No.2
【水温】 26.1℃/26.4℃
【透明度】 25m/25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:05-11:36/12:42-14:29
【潮まわり】 06:20 86cm 干潮 / 12:12 181cm 満潮 / 18:20 90cm 干潮 / 小潮(月齢:21.5)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:24

今日のゲストさんのリクエストは「”のんびり&まったり”のダイビングは嫌です!」という昨日のリクエストとは正反対の「浅場でのんびり。。。」(笑)

当然、最ものんびりできるのはビーチエントリーで入るホームグラウンド一湊タンク下だ。

今日は朝の豪雨が嘘のように晴れ渡り、日中は晴天で気持ち良かった。
海の中もキラキラしていてのんびり潜るのには最高のコンディション!(^^)

ゲストHさんは昔から僕のブログの大ファンだと言うので当然、ガイドには気合が入る!(笑)
写真も教えて欲しいとは言うものの別に教えるまでもなく上手かった。。。(^^;;

帰り際に7月と8月の予約を入れて帰られた。。。嬉しい~!!(^^)
次も頑張ってガイドしないと!


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お~!!!久々のヤシャハゼ!!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.9℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:04-15:43
【潮まわり】 05:00 82cm 干潮 / 11:02 175cm 満潮 / 18:04 53cm 干潮 / 小潮(月齢:6.8)
【日の出・日の入】 日出06:56 日没18:07

今日は午後から1人で海へ。。。
ようやくベタベタに凪たので、ちょっと沖まで。。。(^^)

水中は相変わらず濁っていて、視界不良。
クリアーな富戸&大瀬崎が恋しい。。。(笑)

久々のヤシャハゼ!
久々のヤシャハゼ!
久しぶりに一湊タンク下の-35m付近まで下りてみた。
砂地と岩場の境目に沿ってブラブラしていると、超久しぶりなヤシャハゼを見つけた!!(^^)
屋久島ではヤシャハゼは珍しく、僕自身、過去に2個体しか見たことはない。
大きさからいって、だいぶ前からここにいたんだろうけど、シーズン中はまず来ることがないような沖の深場なので、気づかなかった。。。

スグに引っ込んでしまうので、何回も何回も待ったけど、結局全然近寄れず。。。
証拠写真のようなものしか撮れなかった。(-_-;)

ガラスハゼの仲間と孵化間近の卵
ガラスハゼの仲間と孵化間近の卵
ヤシャハゼにあまりにも時間をかけ過ぎて、帰りはもう浅場を一気に帰るしかなくなってしまった。。。
途中、リュウキュウミゾヤギのガラスハゼをチェックすると、卵が産み付けられていた。
すでに目玉が見える孵化寸前のパッチと、まだまだ透明な卵のパッチとが隣り合って着いていて、珍しくそのスグ上に1個体が乗っかっていた。(通常は卵を守るわけではないので離れた場所にいたりする)
もしかしたらちょっと前まで産卵していたのかもしれない。。。

前にガラスハゼの仲間は産卵期や産み付ける環境で種を分類できるのでは?という事でしばらくハマったことがあったのだけど、やっぱりその傾向はあるような気がする。
リュウキュウミゾヤギに卵を産みつける種は水温の上がり際を中心にほぼ通年が繁殖期であるのに対し(非常にムラがあるけど)、ムチカラマツでガラスハゼの仲間の卵を見るのは基本的に高水温期(5-11月)だけなのだ。
当然、今の時期はムチカラマツにガラスハゼの卵を見ることはほとんどない。
しかし、リュウキュウミゾヤギには冬季でも水温がちょっとでも上がると卵を見かける傾向はある。

多分、この卵はこの数日間の水温上昇で産卵行動が促されたのだと思う。

もう少し撮影したかったなぁ。。。メチャいい感じで卵の上に乗っかっていたんだよな~(-_-;)


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ガラスハゼの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 26.8℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:06-17:18
【潮まわり】 07:37 90cm 干潮 / 14:01 162cm 満潮 / 19:08 129cm 干潮 / 小潮(月齢:22.5)
【日の出・日の入】 日出05:24 日没19:22

今日は午後から1人で海へ。。。
週末のゲストのために小物ネタ探し。。。だったら優秀なガイドなのだが、相変わらず自分の好きなもの、撮りたいものだけを観察、撮影しながらウダウダ潜った。(^_^;)

卵の世話をするコガネスズメダイ
卵の世話をするコガネスズメダイ
取りあえず撮りたかったのはコガネスズメダイやクマノミなどの卵守りと卵のアップ写真なのだが、クマノミは孵化間近の透明な卵は見られず、沖に出てコガネスズメダイをチェック。
先日は求愛や喧嘩は激しかったのだが、卵は一切見られなかったのだが、今日はそこらじゅうで卵を守っていた。
コガネスズメダイは一定の周期で一斉にすべての産卵床で卵が見られるスズメダイだ。

コガネスズメダイの卵
コガネスズメダイの卵
どういう事かというと、浅場で見られる多くのスズメダイはそれぞれの産卵は特に呼応していないため、いつでもどこかしらで産卵や卵守りが見られるのだが、コガネスズメダイの場合は近隣住民みんながまったく同じ日の同じ時間に産卵するため、まったく卵が見られないか、すべての産卵床で卵が見られるかのどちらかなのだ。
今日はすべての産卵床で卵を守っていた。
そういうわけなので、卵1個1個の成熟過程はほぼ一緒なのだが、今日は一部白い成熟過程の違うパッチが見られ、これが気になった。
死んだ卵かな?とも思ったんだけど、何かちゃんと受精しているようにも見える。。。なんだろ?これ。。。

婚姻色時、尾ビレの両葉先端が染まるオス
婚姻色時、尾ビレの両葉先端が染まるオス
今日は鼻先がやや潮が速く、帰りは結構大変だった。
その鼻先で屋久島ではあまり個体数は多くないと思っていたスジアラが5-6匹もかたまって見られた。
しかも、いつもは水底でのんびりした動きしか見たことがなかった魚なのに、今日は最も大きな個体(多分オス)が激しく動き、他の連中もかなり大きな動きをしかも中層で繰り返していた。
よく見てみると、それは求愛だった。
巨体を激しく震わせ、急上昇したり、高速でメスを追い立てたり。。。
こんなに機敏な動きができる魚だったのかぁー( ̄□ ̄;)!!

真っ赤になる繁殖期のメス
真っ赤になる繁殖期のメス
メスのお腹は卵でパンパンで、しかも色が真っ黒!!!
実際の色は濃い赤なのだが、水中ではそれが真っ黒に見えて、別のハタにも見える。
オスの婚姻色も普段は見られない尾ビレの両葉が黒く染まり、激しく興奮しているのが分かる。
しばらく見ていたけど、オスがどこかに行ってしまったっきり帰ってこなくなってしまった。(¨;)
もう1時間ほど遅かったら産卵が見れたかも。。。何か惜しい気がする。。。

同じ産卵床に卵を産み付ける複数のメス
同じ産卵床に卵を産み付ける複数のメス
産卵するメス
産卵するメス
帰りにガラスハゼの仲間の産卵を見かけた。
長いリュウキュウミゾヤギの中ほどに4-5匹のガラスハゼの仲間のメスが集まって一斉に卵を産み付けていた。
多分、オスは1匹のハレムだ。
メスは1個1個ポロポロと小さな卵を落としていく(産み付けていく)。
そこにオスは精子をかけて受精させるのはヘビギンポ類などと一緒。
上部には産卵時期の違うすでに稚魚の目玉が見えている卵もあって、ちゃんと産卵時期別に産卵床を変えて産み分けているようだ。

ガラスハゼ類は透明なので、お腹にある卵やメスの産卵管はよく見える。
でも卵自体は小さいので、卵は見難く、産卵管から産み出されている卵の様子をアップで撮ろうとしたけど、なかなか難しかった。(¨;)
1個1個出ていく様子をクッキリ撮りたかったのだけど。。。ってか、撮ったつもりだったのだけど、帰ってからモニターで見てみるとメチャ微妙~ピント合ってねー( ̄□ ̄;)!!

最近、浅場にいるキツネブダイのメス
最近、浅場にいるキツネブダイのメス
最近、浅場で見慣れないブダイが観察され続けている。。。
若魚の頃からここタンク下にいたんだろうけど、最近大きくなって目立ってきたので気づいたのだと思う。
多分、キツネブダイのメス相だと思うのだが、個人的には初記録だ。

お隣・元浦にはオス相もいるらしいのだが、僕はまだ見たことはない。
オスも現れて、タンク下でも産卵が見られればいいのに。。。!!!
そういえば、今年はまだカワリブダイを見てないなぁ。。。


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志戸子のガラスハゼ

【ポイント】 志戸子
【水温】 24.6℃
【透明度】 25m
【海況】 ややウネリあり
【天候】 くもり
【潮まわり】 08:52 97cm 干潮 / 15:22 187cm 満潮 / 若潮(月齢:9.9)
【日の出・日の入】 日出06:44 日没17:20

志戸子で多く見られるヤギ
志戸子で多く見られるヤギ
午後から1人で志戸子にエントリー。
ガラスハゼ各種の繁殖生態を調べ始めてから、ずっと気になっていたのが志戸子のガラスハゼたちだ。
このポイントには数千本、いや数万本もの謎の短いヤギが立ち並んでいて、ちょっと異様な光景を見る事ができる。
このヤギは最大でも90cm、だいたいどれも50cm前後しかない短く細く白いヤギ。
ポリプを拡大してみると一湊タンク下で見られるヤギ類とはまったく違うばかりか、屋久島の他のポイントでこのヤギを見ることはない。

このヤギに着くガラスハゼたちは、一湊タンク下で見られるガラスハゼとは何かちょっと違う気がして調べてみたかったのだ。
早速何千本、何万本もあるヤギを片っ端から見ていったのだが、夏には沢山見られたガラスハゼがなかなか見つからない。。。
ようやく1匹見つけると、なんと周辺のヤギに着いているガラスハゼが次から次へと見つかった。
つまり、奴らはある程度まとまって生活しているようなのだ。

謎のヤギに着く卵
謎のヤギに着く卵
そのうちの1本に卵も見つけた。
卵の大きさを他のヤギに着く卵と比べてみると、相変わらず大きさにはあまり違いは感じられないが、産み方にはちょっとした特徴がある。
このヤギは細いにも関わらず、同じ細さのエダムチヤギに産まれた卵とは正反対である程度、卵は密集して産んでいて、ある一定の場所にまとめて産んでいる傾向があるように思う。
それは1周まんべんなく産むのではなく、ある面に縦長に産んでいく感じ。。。

参考までに今までの各ヤギに産み着けられた卵の写真を掲載しておく。

ムチカラマツに着く卵
ムチカラマツに着く卵
リュウキュウミゾヤギに着く卵
リュウキュウミゾヤギに着く卵
リュウキュウミゾヤギに着く卵2
リュウキュウミゾヤギに着く卵2
エダムチヤギに着く卵
エダムチヤギに着く卵
ロープに着く卵
ロープに着く卵

産卵中のガラスハゼ
産卵中のガラスハゼ
1本のヤギにつき1匹のガラスハゼが着いているのだが、どうもオスは卵が産みつけられているヤギにいた子だけで、あとの周囲のヤギはの子たちはみんなメスっぽい。
つまり一夫多妻。
というのも、メスを撮っていると、かなりそれがプレッシャーに感じたらしく、横のオスの着くヤギに移ってしまった。。。(-o-;
しばらく観察しているとオスは体をブルブル震わせそのメスに求愛をはじめ、何と産卵が始まってしまったのだ!!!
しばらくすると終わってしまい自分のヤギに戻ってしまったので、申し訳ないとは思ったけど今度は別のヤギに着くメスにプレッシャーを与えると、同じようにオスのいるヤギに移った。
そして同じように産卵を始める。。。

ただ、本当に産んでいるのかどうかは不明。
多分、メスは頑張ってはいるけど、卵自体は産んでいないと思う。
メスの産卵管から卵が出てくるのを確認したわけではないし、見た感じメスのお腹は膨らんではいるものの卵の形は見られなかったので。。。(通常、産卵中のメスのお腹には卵が見える)
オスの生殖器から何かが出ているのは写真で確認できたけど。

赤い卵を抱えるキンチャクガニ
赤い卵を抱えるキンチャクガニ
今年は多くのポイントで例年に比べ、キンチャクガニが少なく感じたのだが、志戸子は違った。
ちょっと石をひっくり返すと2-3匹が普通に出てくる。
真っ赤な卵を抱えたメスも何個体か見られた。


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まずはムチヤギの仲間とミゾヤギの仲間を識別。。。(^^;;

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 26.4℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ、海は青い!
【天候】 くもり
【潮まわり】 07:00 67cm 干潮 / 14:06 188cm 満潮 / 小潮(月齢:23.3)
【日の出・日の入】 日出06:31 日没17:31

今週末は台風の影響を心配してゲストの来島を止めてしまったのだが、これは完全に読み間違いだった。。。
台風通過後の返しの北西は全然強くなく、台風通過翌日の今日の一湊湾内は完全な凪ぎっ!
おまけにまたまた黒潮が接岸しているのか、水温は高めで海は青いっ!
今週末、来島予定だったゲストの皆さん、すみません。。。(ーー;)

というわけで今日も1人でガラスハゼの観察へ。
なんとかエダムチヤギに着くガラスハゼの産卵をもう一度撮りたくて、今日は午前中にエントリー。

エダムチヤギにつくガラスハゼ
エダムチヤギにつくガラスハゼ

ここのガラスハゼの産卵を撮りたいのは何故かというと、まずバックのヤギが赤く、ポリプは白く美しいのだ。
またここに着く小型のガラスハゼは他のガラスハゼと比べて、メスのお腹が透明で卵が透けてよく見えるのがいい。。。
写真栄えする種類なのだ。
しかし、今日も見れず。。。

お腹に未成熟の卵を抱えたメスはいたのだが、産卵する気配はまったくなかった。(ーー;)

今日も何本も枝分かれしている各枝の最上部はどれもポリプが閉じていて、そこにそれぞれ1匹づつガラスハゼが写真のように逆さまに着いていた。
各枝の下部は綺麗な白いポリプが咲いていて美しい。
やっぱり、卵が着いているのは今日も1本だけ。
他の枝のガラスハゼをよく見ると、お腹に卵を持っている子もいるので、産卵のときだけオスの枝に移るのかもしれない。
ちなみに卵が着いている枝はこの中で最も高く長い1本なのが面白い。。。(オスが最も潮通しが良く条件のいい1本を選択している可能性。。。??)
産卵床がある1本のみオスであとはすべてメスという線も。。。(だとしたらハーレムを形成していることになる)

ムチカラマツに産卵中のガラスハゼのペア
ムチカラマツに産卵中のガラスハゼのペア

エダムチヤギのガラスハゼは結局ダメだったが、帰りに-25m付近のムチカラマツに着くペアが産卵していた。
このムチカラマツに着くのもやっぱり厳つい顔をした種類で、やっぱりペアで着いていた。
この種類の産卵は10月中旬で終わったと思っていたのだが(-15m前後の連中はすでに一斉に産卵を終えいなくなってしまったので。。。)、まだやっていたのだ。
近づいて1枚シャッターを切るとスグに産卵を止めてしまったので長く観察はできなかったのだが、やっぱり卵の1粒1粒は大きく感じ、密に産んでいる気がする。
産卵床はムチカラマツの場合は最上部ではなく、いつも中間ぐらいである場合が多い。
(ただ最上部ではなくても、しなって曲がった枝の最も高い部分(場所的には真ん中)に産んでいる可能性もある)
これも前記のエダムチヤギに着く種類(最上部に産卵床)との大きな違いだ。
被写体的にはバックのムチカラマツは地味だし、メスのお腹は透明ではないのでお腹の卵が見えないのが撮影意欲を失わせる。。。(笑)

ところで。。。
最初はガラスハゼは種類によって卵の産み方や卵のサイズによって見分けられるのでは?というところから始めたのだが、よくよく考えると宿主によって(環境によって)それらが変わる可能性も考えないとならないと思い始めていた。
それには宿主のヤギ類もしっかり識別しておく必要があると考えた。
これは種類の正確な同定は間違っていたとしても、自分の中で「これとこれは同じ種類のヤギ、これとこれは違う種類のヤギ」という事が分かればいい。

屋久島の一湊タンク下というポイントで見られるガラスハゼが棲む主な宿主(環境)は、下の表の8つが考えられる。
卵の産み方や場所などは現時点での感想。
もう少し調査が必要。。。

種類 卵の大きさ 卵の産み方 卵の産み分け 卵の場所 ガラスハゼの数 ガラスハゼの大きさ
ムチヤギ 疎ら ペア?
エダムチヤギ 極小 疎ら なし 最上部 複数
リュウキュウミゾヤギ 極小 疎ら なし 中~上 複数
ミゾヤギ あり 中~上 ペア
ムチカラマツ1(太・緑) なし? 真ん中 ペア
ムチカラマツ2(細・茶) あり ペア
鉄の棒 複数
ロープ 複数 巨大

今日はポリプを開いている種類が多かったので、まとめてそれを撮ってきた。
そして整理。。。

エダムチヤギ
エダムチヤギ
リュウキュウミゾヤギ
リュウキュウミゾヤギ
ムチヤギ
ムチヤギ
ミゾヤギ
ミゾヤギ
ムチカラマツ1
ムチカラマツ1
ムチカラマツ2
ムチカラマツ2

この辺の種名は合っているかどうかは分からないけど、多分、識別はできていると思うんだけど。。。(^^;;
ムチカラマツは何か2パターン(ポリプも地の色も茶色くて細い種類&ポリプは白くて地の色は緑っぽいやや太い種類)見られるので、僕の中では別けてみた。

「ムチカラマツ1」は先月産卵が終わったガラスハゼの産卵床周辺なのだが、ガラスハゼが殺したポリプは眼に見えて修復されつつある。
前回の写真(10/28)と比べると一目瞭然だ。
たった3日でここまで修復されてしまうのだった。。。(・_・;
本当に凄いなぁ。。。
生物の自己修復力は人間が思っている以上かもしれない。。。


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