タグ: オビテンスモドキ

ようやく卵見っけ!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.3℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:37-15:54
【潮まわり】 04:06 188cm 満潮 / 10:21 65cm 干潮 / 16:21 185cm 満潮 / 若潮(月齢:25.3)
【日の出・日の入】 日出05:40 日没18:51

ここ数日、体験ダイビング続きだったので久しぶりのホームグラウンド・一湊タンク下での1本だ。
エントリーしてみると透明度はまずまずなんだけど、プランクトン類が結構浮いていた。

パッと見はいつもこの時期に多いカメガイの仲間やボウズニラの仲間ばかりなのだが、よく見ていくといろいろいて面白かった。
中層を漂いプランクトン探しをしながら漁礁まで泳いだら、また迷いそうになった。。。(笑)
しかし、何かピントが合わねー!(・・;)
年々、プランクトン撮影がキツくなってきているような。。。

オオタルマワシ
オオタルマワシ

クチキレウキガイ科の仲間
クチキレウキガイ科の仲間。
同じ巻貝の仲間を捕食してる???

オオトガリズキンウミノミの成体と幼体
オオトガリズキンウミノミの成体と幼体
この時期、クラゲに沢山のオオトガリズキンウミノミの幼体だと思われる子、そして数匹の成体がついているのを見かける。

こいつらって親子・兄弟の血縁関係はあるのだろうか。。。?
他の一般的なエビ類に近い繁殖方法なのだとしたら放幼するのだろうから、一斉に大海に放出され幼生として浮遊期間があると考えられるので、その場合は血縁関係があるとは考えにくい。
しかし、ワレカラなどヨコエビ類と同じような繁殖方法なのだとしたら、家族がみんな同じ場所で育つ可能性もある。。。
いったい、こいつらはどっちなんだろう??(^^;;
見た目はカクレエビなど一般的なエビ類とよく似た形をしているけど、ウミノミの仲間だからやっぱヨコエビ類と同じような繁殖方法なのかな。。。う~ん。。。


一湊タンク下の-20mくらいのところに水底から縦に突き刺さっているパイプのようなものがあり、ここに昔からあるウミショウブハゼの仲間(未同定)が沢山ついていた。
こいつらの産卵や卵守りが見たくて、毎年のようにチェックしているのだが、これまで卵さえも見た事がなかった。
ところが、ようやく卵守りを見る事ができた!!(^^)

卵は割と大きく、卵の成熟具合の違うパッチが3-4つ隣接していて、そのうちの1パッチはすでに発眼していて、ギンギラギンに輝いていた。
それぞれのパッチは成熟具合が違うわけだが、同じメスが産んだものなのか、それぞれ違うメスが産んだものなのかはちょっと分からないけど、守っているのは1匹。
多分、オスだと思うんだけど、近づくとちょっと逃げる。
しかし、またスグに戻ってくるところを見ると確実に「守ってる」という感じがする。(ガラスハゼ類と違って(笑))
次はぜひ産卵を見たいものだ。。。

ウミショウブハゼの仲間の卵守り
ウミショウブハゼの仲間の卵守り

ウミショウブハゼの仲間の卵守り
ウミショウブハゼの仲間の卵守り


産卵中のクマノミのメス
産卵中のクマノミのメス
帰りに-8m地点にあるハタゴイソギンチャクのところに棲むクマノミ夫婦が産卵していた!
この場所は今季初産卵だ。
それとクマノミ産卵観察も今季初。(^^)

すでに3-4cm四方に卵が産みつけられていて、まさに真っ最中といった感じ。

オビテンスモドキの巣づくり
オビテンスモドキの巣づくり
スグ横ではオビテンスモドキ2匹がガレや石を積み上げてせっせと巣作り(寝床づくり)をしていた。
この独特の巣はオスメス問わず、各自が寝床としてつくり上げるものだと思っていたのだが、2匹が一緒に1か所の巣を作っていたのでちょっと気になった。
まさか、2匹が一緒に寝てるのか?(そんなベラの生態、聞いたことない!!!(・・;))
それはオスとメスなのだろうか?
仮に同じ巣穴に寝ているとしたら、ちょっとエロくね?(笑)

今年も、何かどんどん海が楽しくなってきたぞぉ~!!!!(^^)


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わ~い!!カエルアンコウモドキ!!(^^)

【ポイント】 オツセ/ヨスジ漁礁/一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃/25.2℃/24.4℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 9:27-10:32/12:23-13:24/15:08-16:59
【潮まわり】 06:09 214cm 満潮 / 13:01 17cm 干潮 / 19:33 210cm 満潮 / 大潮(月齢:29.1)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:18

今日はまたまた朝から天気はイマイチ。。。
梅雨らしい1日だった。

今日は永田に行ったのだが、一湊よりも水温は高く、透明度も良く、青かった!!(^^)
黒潮が接岸しているっぽい。。。

そんな永田は生物の動きも活発だった。
そこら中で求愛や卵守りなどが見られ、楽しい~!!(^^)

屋久島初記録!カエルアンコウモドキ!
屋久島初記録!カエルアンコウモドキ!
3本目は一湊に戻って潜り、カエルアンコウモドキの若魚に出会った。
実は屋久島初記録なのだ!!
ようやく見つけたよ。。。(^^;;
いや~可愛い!!!
僕自身、八丈時代以来だから13-14年ぶりの出会いなんだけど、こんなん可愛かったっけ。。。???(・・;

オビテンスモドキが寝床に潜り込んだ!
オビテンスモドキが寝床に潜り込んだ!
エクジット間際には例のオビテンスモドキが積み上げたガレの寝床に潜り込むところが見れた!!!!(^^)
自分の目で見るまで半信半疑だったんだけど、マジで寝床だったのか。。。(笑)


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ガレを積み重ねた犯人が分かった!!(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:35-12:59
【潮まわり】 04:23 202cm 満潮 / 11:13 40cm 干潮 / 17:43 195cm 満潮 / 中潮(月齢:26.1)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:17

今日は午後の便で来島するゲストを迎える関係で午前中に1本海へ行ってきた。
昨日のエクジット間際にカスカスのエア状態で見た事(→終わりよければ全て良し!(^^))を再度、確認するのがメインの目的。。。(^^)

最近、一湊タンク下の-10m以浅でよく死サンゴや小さな石や岩などが山のように積み重なっているのを見かけるのだが、これが何なのかずっと分からないままでいた。
巣穴にしては「穴」がないし。。。(・・;)
一度、この死サンゴや小さな石や岩などをどかしてみた事があるのだが、下には何もなかった。
さらに不思議なことに、数分後に戻って見てみると、また元の山に戻っていたのだ。。。(・。・;

その後は一度だけ、何者かがそのガレ山の中に猛スピードで潜り込んだのを見かけた事があるのだが、結局それが誰だったのか分からず仕舞いだった。

それが昨日のエクジット間際にようやく分かった!!!(^^)

犯人はオビテンスモドキだった!!!(゚д゚)!
昨日、エクジット間際にオビテンスモドキの成魚がエッチラオッチラとその場所に死サンゴや小さな石や岩などを積み重ねていたのだ!!
しかし、エアもなかった事もあり、スグにエクジットを余儀なくされた。。。

オビテンスモドキは屋久島では常に成魚はいるけど、その絶対数(成魚の数)は決して多くなく普通種だとは言い難い生息状況だ。(幼~若魚は当然、沢山いるけど)
一湊タンク下の浅場には現在3匹くらい成魚がいるのだが、これもイレギュラーでまったく成魚を見ない年もあったりする。

今日はエントリーするなり、真っ直ぐその場所へ直行!!
今日も山のように死サンゴや小さな石や岩などが積み重なっていた。(^^)

今日も山のように積み重なっていたサンゴや岩のガレ
今日も山のように積み重なっていたサンゴや岩のガレ

一旦、サンゴや岩のガレを辺りに散らしたところ。。。
一旦、サンゴや岩のガレを辺りに散らしたところ。。。

犯人はオビテンスモドキだった!
犯人はオビテンスモドキだった!
やつには申し訳ないとは思ったけど、再度、確認するためにこの死サンゴや小さな石や岩などを辺りに散らし、下の砂が見える状態にしておいて、その場を離れ遠くからしばらく観察していたけど、今日はなかなかオビテンスモドキがやって来ない。。。
諦めて別の魚を観察をしたあと、ダイビングの最後に寄ってみると、いた!いた!
オビテンスモドキがせっせと死サンゴや小さな石や岩などを運び、また元の山を作っていた。。。
やっぱり、こいつだったのだ。

昨日、これを知ったときは「これは大発見だ!!何のために??」などと興奮したのだが、帰ってから調べてみると、これはかなりよく知られている行動だと知ってちょっと(´・ω・`)ガッカリ…(笑)
一応、砂に潜って寝る他のベラ類から睡眠場所を守るタメではないか?と言われているようだけど、この辺は推論のようだ。。。
いずれにしても寝床だったのだ。
あとは何のためにこうするのか、確信的な証拠を掴むことができれば、面白いかもなぁ。。。ちょっと調べてみようかな。。。

どんなに山を崩しても、必ず同じ場所に山を作るのは面白い。
なぜここじゃなければならないのか?(ちなみにこのガレ山の隣接した場所にも砂地はある)

この辺がキーポイントになりそうな気がする。

思わせぶりなキンセンイシモチのペア
思わせぶりなキンセンイシモチのペア
今日もテンジクダイ類の産卵をずっと追ってた。
今日は産卵間近のキンセンイシモチのペアをずっと観察していたのだけど、産卵自体は見る事ができなかった。。。
もう絶対に産卵する!!という感じなのだけど、やっぱり先にエアが無くなる。。。(笑)

ちなみに昨日ずっと張り付いていたアオスジテンジクダイのカップルのオスはやっぱり口の中に卵を咥えていた。。。(苦笑)

産卵後に産卵床を均すメス
産卵後に産卵床を均すメス
このキンセンイシモチの産卵を観察していた真横ではシマキンチャクフグが産卵していた。
こちらは今季初観察だ。
時間は12:15くらい。


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冬の風物詩・コガネスズメダイの幼魚

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潮まわり】 10:04 92cm 干潮 / 15:55 200cm 満潮 / 中潮(月齢:25.9)
【日の出・日の入】 日出06:57 日没17:16

朝からどんよりと曇っていたけど、外は割りと暖かい1日だった。
海も相変わらずの凪ぎなのに、昨日のような透明度や明るさはなく、水中は暗~い感じ。。。

今日も特に目的もなく沖に出た。
何か長期間取り組めるようなネタはないか、終始キョロキョロしていたのだが、何か今日は面白い動きがない。。。(ーー;)
出掛けに昨日のハナキンチャクフグたちをチェックしていったのだが、多少は小競り合いが見られたが、至って平和にエサを喰っていた。

コガネスズメダイのチビ
コガネスズメダイのチビ
やや深い-30m前後のエリアで「冬の風物詩」とも言うべきコガネスズメダイのチビがちらほら見られ始めた。
毎年12月ぐらいにちょっとした岩陰などで十数匹の群れで見られるようになる。
そして必ず周囲には同じような黄色い体色をしたコガネキュウセンのチビも一緒に見られるのが面白い。

オビテンスモドキの極小チビ
オビテンスモドキの極小チビ
真冬になると高水温期(春~秋)に産卵するベラもスズメダイも幼魚らしい幼魚はほとんど見られなくなるのだが、水温が下がってきたとはいえ、さすがにまだ22℃台。
よく見るとこうしたベラなどの極小チビはまだまだそこら中で見られる。

オビテンスモドキの幼魚はフラフラとゴミのように舞いながら身をかわして泳ぐ。
海藻などに紛れてしまえば、これはもう立派な擬態だ。。。


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