タグ: イソバナカクレエビ

ありえない濁り&浮遊物。。。(¨;)

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 18.9℃
【透明度】 5m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:28-17:09
【潮まわり】 08:54 196cm 満潮 / 15:35 23cm 干潮 / 中潮(月齢:4.5)
【日の出・日の入】 日出06:12 日没18:33

今日も午後から海へ。。。

イソバナカクレエビ
イソバナカクレエビ
一湊の海はようやく凪ぎたのだけど、水中が凄いことになってた!! (;゚∀゚)
何と透明度は5m!!ありえん!!!
浮遊物がもの凄くて、濁りがハンパない!!
昨日までの時化の影響ではなくて、何か変な潮が入ったみたい。。。
水温も異常に低い。

浮遊物はクラゲなどの興味をひくようなプランクトン類ではなくて、何か変なやつ。(笑)
たまに刺されるので、刺胞動物だとは思うのだけど、見た目は生き物には見えない。(¨;)

そんな濁りの中、また漁礁のイボヤギヤドリイトカケをチェックしに行った。
今日はまったく食事中の子には出会えなかった上に、先日までは多かった産卵中の子もまったくおらず、それぞれが軟体部を多少出してじっとしている子が多かった。

イボヤギヤドリイトカケの「黄色くない」卵
イボヤギヤドリイトカケの「黄色くない」卵
諦めて帰ろうとした時にこんな卵を見つけた。
前に紹介したような(多分黄色い膜が貼られる前の)ピンクの卵なのだけど、やや薄く膜がかかっており、隣にはとてもピンク色とは言えない暗色の卵があった。
薄く膜がかかったピンクの卵はこのあとさらに濃く黄色い膜がかかって、イボヤギヤドリイトカケの卵らしくなるのだろうけど、この暗色の卵(?)は何だ???(¨;)
どういう状態なんだろ???
ウンコに見えちゃうんだけど。。。(笑)
イボヤギヤドリイトカケというと黄色い状態の卵しか知らなかったけど、どうも卵にも成熟過程があるみたい。
次回見た時にはこの卵はどうなってるんだろ???
明日からガイドでしばらく見れないのが残念。(・・;)

イボヤギヤドリイトカケのカイウミヒドラ???
イボヤギヤドリイトカケのカイウミヒドラ???
。。。ふと、隣に佇んでいたイボヤギヤドリイトカケを見てみると。。。
うぉ~!!!貝殻から何か大量に毛が生えてるーーー!!!
よく見ると何とヒドロ虫だった。

もしかして、これが「カイウミヒドラ」???
カイウミヒドラは主に巻貝の仲間と共生するヒドロ虫の仲間なのだが、一度見てみたいと思っていたヒドロ虫だ。
イボヤギヤドリイトカケのサイズが1cmくらいで、ヒドロ虫の茎の長さは3mm程度。
レンズを通して覗いてみると、ポリプ部分は花のようになっていて、すべてが一斉に開いていた。
いや、、、まさかイボヤギヤドリイトカケにも着くとは!!

ところで「カイウミヒドラ」には様々な種類がいて、もしかしてそれぞれ着生する貝の種類は違ったりしないのだろうか。。。?(ーΩー )ウゥーン


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , ,

2012年の初潜りもたんたんと。。。(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.4℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:09-16:17
【潮まわり】 05:39 74cm 干潮 / 12:08 181cm 満潮 / 18:57 75cm 干潮 / 小潮(月齢:7.4)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:27

あけましておめでとうございます。
今年の元旦のホームグラウンド・一湊湾内は例年になく凪ぎて、無事に初潜りを済ますことができた。
「初潜り」と言っても、特に特別な事をするわけでもなく、いつものようにたんたんと1人でホームグラウンドの生き物たちをチェックする。。。

一昨日まで鼻先のコガシラベラのハレムを観察していたのだが、あまり繁殖が盛んな時期ではないからか、なかなか産卵が見れない。。。(・_・;

参考:
えっ?コガシラベラの雄相が雌相に!?
コガシラベラももう頻繁には産卵していないような。。。(・_・;

かといって、コガシラベラばかり追っているわけにもいかないので(笑)、もう少し手前にあるハレムに調査フィールドを移す事にした。
鼻先のハレムは普段のダイビングでは必ずしも通る場所ではないため、定期的にチェックできず、継続観察には向かない。
しかし、ここハレムは沖に出る手前にありほぼ毎日のように通過する場所なので、今後モニタリングするには最適なフィールドなのだ。
(鼻先のハレムはコガシラベラの数が多過ぎる事と、波当たりが激しすぎてちょっと時化ると観察も危ういってのも難点)

——————-

ハレムのボス
ハレムのボス
まずはテリトリーの大きさを知りたくて、岩沿いにカメラを構えてゆっくりとオスをひたすら追いかける。。。
こうすると、絶対にある決まった場所でかならずUターンしようとするので、テリトリーの大きさが分かるのだ。
同じ場所を数回行ったり来たりして、テリトリーの大きさが分かったのだが、意外に小さかった。
左右に30mくらいで、水深も6m以深には行かないので、観察はしやすそう。。。
追いかけているうちに、ハレムの構成も何となく分かった。

ここには明らかに大きくて常に雄相体色の二次オス(右脇腹後方に黒いシミ)がボスとして君臨していて、他に同程度の力がありそうな二次オスは見当たらなかった。
あとは雌相の子が多分10匹以内。
それから幼魚体色の子たちが20-30匹くらいいそうだ。
テリトリーの面積的にもハレムの構成的にも単純で分かりやすそう。。。
これからずっとここのハレムを定点観察していこっと。

ここでも大きめの雌相の子(左脇腹中央に白いシミ)がたまに雄相に近い体色になって、追いかけるとスグに褪めて雌相に戻ったりしていた。
下の写真の子は同一個体でその左脇腹中央に白いシミがある子。

典型的な雌相の子が。。。
典型的な雌相の子が。。。
体全体が暗色系に染まる!!
体全体が暗色系に染まる!!

メスを観察していると程度の差はあるけど、こうした体色変化は結構見られた。
ちなみにこうした連中や普通のメスもしっかり、ボスとテリトリーが被っているようで、ある範囲から外には絶対に出ないようだ。

いずれにしろ、産卵の時じゃないと、雌相がハッキリ雄相に変わる事はないのだろう。。。
今日も思い切り、繁殖時間外ってな感じでのんびりした雰囲気があった。
多分、繁殖時間帯は激しく体色が変わると思う。

——————-

満足!満足!(^^)
満足!満足!(^^)
ちなみにコガシラベラなどニシキベラ属のベラは意外に撮りにくい。
むしろイトヒキベラ属のベラの方が撮りやすいくらいで、なかなかヒレをひろげた状態でしかも前向きの写真は撮れずにいたんだけど、今日は何か撮りやすかった。
これも多分、テリトリーをキッチリ把握していたからなのかもしれない。。。いやいや、満足満足!!(^^)
って事で、ハレムのボスをもう1枚。(笑)

それぞれの道をゆく。。。
それぞれの道をゆく。。。
ちなみにコガシラベラには複数匹で産卵を行う群れ産卵と雌雄のペアで行うペア産卵がある。
ここ僕のホームグラウンド・一湊タンク下では群れ産卵は見られず、ペア産卵のみとなる。
群れ産卵は同じ一湊湾内でも、もう少し沖にの方の根の上で盛んに行われている。

こちらの群れ産卵も観察したいのだけど、ボートじゃないとアクセスできないので、シーズンオフはちょっと厳しい。。。
僕の仮説ではオトメベラ同様に「群れ産卵」は強固な上下関係が築かれていないような不安定な社会構成の場所で起こり、一湊タンク下のようなボスを中心とする強固なハレムがあるような安定した社会構成がある場所では「ペア産卵」がメインになるのだと思う。
だから「群れ産卵」には雄相も混じっていたりするのだが、これは多分、僕の想像ではTP(terminal phase=終相=成長段階における最後のステージ)ではない。
一次オスの婚姻色か、二次オスでもまだ完全に性転換が終わっていないTPとは言い難いオスだと思う。

ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
ホンソメのクリーニングを受けるオキザヨリ
このコガシラベラを観察していた浅場にはホンソメワケベラのクリーニングステーションもあって(何と水深-2m!!)、ここの上客はオキザヨリたちだ。
キビナゴの捕食に疲れると、ここにピットイン!
こいつらはクリーニングを受けていても用心深いのかなかなか寄らせてくれないのに、今日はメチャ寄れた。
ダツの仲間なのだが、気持ちよくなると大きく口を開ける。
この瞬間を待ったけど、なかなか開けてくれなかった。。。(^^;)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , ,

久しぶりに105mmをつけて。。。

【ポイント】 クレーン下/一湊タンク下No.1
【水温】 28.0℃/27.9℃
【透明度】 20m/20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れのち雨
【潜水時間帯】 10:00-11:00/15:29-17:47
【潮まわり】 08:52 223cm 満潮 / 14:48 89cm 干潮 / 中潮(月齢:18.0)
【日の出・日の入】 日出06:02 日没18:23

昨日よりも風は弱くなってはいたが、未だに矢筈岬の東面は大荒れ。。。
昨日は強過ぎる東の風でやや時化気味だった一湊湾内は、今日はベタベタに凪ぎた。
天気だけがちょっと悪い。。。(ーー;)

今日の水中はちょっと暗め。。。
今日の水中はちょっと暗め。。。
午前中は体験ダイビングでクレーン下へ。
最近、できる限りスタッフにやらせるようにし、僕は後ろにつくようにし始めた。
これまであまり撮れなかった体験ダイビングのイメージ写真を撮れるのは良いのだが、まだまだ目が離せない。。。(ーー;)

宿主に合わせて体色を変えるイソバナカクレエビ
宿主に合わせて体色を変えるイソバナカクレエビ
午後からは1人でカメラを持って一湊タンク下へ。
久しぶりのマクロ。
修理に出していた105mmポートが返ってきて、1ヶ月半ぶりくらいのマクロだ。

最近はAFでワイドばかり撮っていたので、何か違和感。。。(笑)
ピントが合わねぇー

ハナヒゲウツボ(yg)
ハナヒゲウツボ(yg)
一時、見られなくなり心配していたハナヒゲウツボの極小チビは10cmくらい離れた穴から元気よく出ていた。
しかし、黒いハナヒゲウツボはほんと絵にならない。
目玉も潰れがちだし、そもそも黒いだけで華がない。。。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1, 一湊クレーン下Tagged with: ,

水温が回復傾向?

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潮まわり】 10:10 199cm 満潮 / 16:02 100cm 干潮 / 中潮(月齢:4.4)
【日の出・日の入】 日出07:03 日没17:17

大時化の2日間がようやく明け、今日の一湊湾内は凪ぎ~
久しぶり(?)に一湊タンク下へ。。。

エントリー後スグの浅場はいつも通りの水温だったのだが、沖に出て水深が深くなるにつれて何かいつもより温かい感じがした。。。
ふと水温を見ると22℃台後半!!
もう少しで23℃台じゃないか!!
そう何か水温が本来の12月の水温に戻りつつあるような気が。。。

それでも水面直下にはツノクラゲを中心とするクラゲ類がウヨウヨしていて、黒潮の縁を思わせる。
このまま黒潮が接岸してくれないかな。。。

漁礁まで行ったんだけど、沖はちょっと潮が速く、早々に浅場に帰ってきた。
ヤギ類を覗きながら何か面白い貝類が着いてないかチェックしながら帰ってきたのだが、これといって発見はなし。。。

ヤギ類をのぞくと必ず着いているのがイソバナカクレエビだ。
色彩は様々で宿主のヤギの色が違えばイソバナカクレエビの色もまったく違ってくるのが面白い。
さらにポリプがハッキリしているような宿主だったら、ヤギ本体の色だけでなく部分的にそのポリプの色も体色に取り入れちゃうのがマジで芸が細かい。。。(笑)
このイソバナカクレエビを体色とは違う宿主の上に移動したら、どれくらいで体色が変わるのだろうか。。。?超知りたい。。。(^^;)

黄色いヤギに着くイソバナカクレエビ
黄色いヤギに着くイソバナカクレエビ
紫色のヤギに着くイソバナカクレエビ
紫色のヤギに着くイソバナカクレエビ
本家イソバナに着くイソバナカクレエビ
本家イソバナに着くイソバナカクレエビ


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: