タンク下でアオリイカの産卵が見れたら。。。!

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 20.8℃
【透明度】 ~30m
水温の不安定な日々が続いている。
今日は-15m付近でサーモクラインができ、それよりも上はまずまずの水温で23℃近かったのだが、下はとても冷たく20℃台だった。
ただ陸上はよく晴れて暑いぐらいだったので、これがせめてもの救いだ。


今日は一昨日から来店中のゲストTさんとマンツーマン。
まなみも同じポイントで体験ダイビング常連(笑)のKさんとマンツーマン。
Kさんは4月下旬に続き、早くもリピート!
すっかり屋久島にハマっているようで、今回もかなり長く滞在中。。。
屋久島での体験ダイビングも今回で5-6本目となり、さすがに今日は一湊タンク下で初心者向けのファンダイビングとあまり変わらない内容でご案内した。
いいかげんにライセンスを取った方が良いのでは。。。?(-_-;)
tamatama.jpg僕はTさんと昨日、話題にした漁協が設置した人工のイカ柴の様子を見に行った。
最近、水面直下に10cm程度までの若齢個体の群がりをよく見るようになり、気づいたのだが、3月下旬に漁協がタンク下に設置した人工イカ柴はいったいどんな状況なのだろうか。。。?
GWの忙しさからすっかりその存在を忘れていた。。。(-_-;)
これまでタンク下ではアオリイカの産卵を定期的に見れるような場所はなかったので、これは新しい見物として使えるのではないかい?!
行ってみるとどのイカ柴にもアオリイカの卵がギッシリ!
一房の卵の数はだいたい7-8個。
微妙なところだが、多分、八丈島などで見るアカイカである可能性が高いと思う。
アカイカだったら、全長1mを超える大きな個体の産卵が見れるかも。。。
しばらく機会があるごとに通ってみようと思う。
jojojo.jpg帰りに例のジョーフィッシュの元へ。。。
卵の様子を見たかったのだが、今日はなかなか咥えてくれないどころか、ちょっと手を伸ばしただけで、単体でピョーンと飛び出してしまい、卵は穴の中。。。(-_-;)
出た後は口元を大きく膨らませ威嚇の体勢。。。
その場でうずくまってしまう。。。
おいおい。。。卵は守らなくていいのかいっ!


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

4 Comments

  1. イカのお話となると黙っていられないので、細かいお話ですが、ちょっと突っ込み。
    シロイカ・タイプのアオリイカしか居ないと言われる富戸で(定置で揚がった数個体の色素胞を調べたら確かにそうだった)、アオリの卵嚢を1シーズンに500個近く、ひたすら数えた事がありますが、卵数7~8個の卵嚢はさほど珍しくありません。卵数7~9個の卵嚢で全体の40%程度を占める程です(平均6.1個;文献での報告値5.7個に非常に近い)
    また、卵数の近い卵嚢ばかりが固まって産み付けられる傾向(7~8個の卵数ならばそればかり)があったので、今回しげる君が見た結果は、僕が見たシロイカの傾向そのものに思えます。
     「間違いなくアカイカ」
    と言えるのは卵数11個以上の卵嚢だけでしょう。
    ちなみに以前、一湊川河口と元浦でも(ガイドさんを無視して)アオリの卵を数えましたが、どれも4~8個で、その時の僕の結論は、
     「今の所、屋久島のアオリイカはシロイカのみ」
    でした。

  2. 根吉さん、ありがとうございます!
    この話題で必ず出てきてくださると思っていました♪(*^^*)
    > 「間違いなくアカイカ」と言えるのは
    > 卵数11個以上の卵嚢だけでしょう。
    そうですか。。。
    有益な情報、ありがとうございます!
    7~8個なので微妙だな。。。とは思っていました。
    「卵数の近い卵嚢ばかりが固まって産み付けられる傾向」は確かにありました。
    でも、これってシロイカの特徴なんですか??
    確か八丈島でもそんな感じだったような気がします。
    > 「今の所、屋久島のアオリイカはシロイカのみ」
    う~ん。。。これはどうだろう。。。?
    一応、黒潮のもろ流域ですし、アカイカかどうかは分かりませんが、八丈島で見られるような巨大な子がいる事の方が自然だと思うのですが。。。
    実際、タンク下ではよくメーター級のアオリイカが釣れますし、僕も-30m付近では1mオーバーのアオリイカ数匹を見たりしています。
    大きさはアカイカ&シロイカを別ける目安にはなりますか?
    いずれにしても成体を一度じっくり見ないと何とも言えないので、ちょっと通って産卵を観察してみます!!

  3. イカ本体も卵も僕はシロイカしか見た事がないので、アカイカについては文献に記載されている程度のことしか分りません。
    それだけに、屋久島にもしアカイカが居るのならば是非見たいと思います。石垣にはアカイカ、シロイカ、クァイカが3種とも居るそうなのですが、それぞれがどの様に棲み分けていて、卵を一体どの様に産み分けているのかと言う事についてあちこち調べても情報が非常に乏しいのです。水深なのか、環境なのか、はたまた活動時間の差なのかなどなど知りたい事が満載です。
    また、アカイカについても、本や文献に書いてある事が本当なのか是非確かめたいのです。曰く、
     「アカイカはシロイカの様に房状の卵嚢ではなく、一本一本別々に産む」(本当? アカイカの卵の写真を見ても富戸で見るシロイカの卵嚢の産み方と変わらない様に見えるけどなぁ)
    また、
     「アカイカのオスはコウイカの様に左右で体色をくっきり染め分ける」 (本当? シロイカもよく見ていると淡くはあるけれど左右で紅白パターンになる事があるけれど、アカイカはもっと強烈なの?)
    などなど。
    また、屋久島の地元の魚屋さんはどうですか?水イカ(アオリイカ)は結構店頭に出ているのではないでしょうか。新鮮なのを買って来て、色素胞をファーブルで見れば分類は比較的容易なはず。
    あ~、今度屋久島に行ったとき、僕が買おうかなぁ。そのあと美味しくお刺身で、むふふ。

  4. > 石垣にはアカイカ、シロイカ、クァイカが3種とも居るそうなのですが、
    それなら屋久島にも3種ともいそうな気がします。
    むしろ屋久島こそ、3種が混在している可能性が非常に高い地域だと思うのですが。。。
    その前にほんとうに3種は別種なのでしょうか?
    クァイカは卵や産卵場所が違うのでまだ良いのですが、少なくともアカイカとシロイカは違いがイマイチ分かり難いです。。。
    >  「アカイカはシロイカの様に房状の卵嚢ではなく、一本一本別々に産む」
    八丈島の大型個体も房状の卵嚢だったような。。。
    屋久島ではアオリイカは「ミズイカ」と呼ばれ、スーパーなどではかなりメジャーです。
    > あ~、今度屋久島に行ったとき、僕が買おうかなぁ。そのあと美味しくお刺身で、むふふ。
    お~!!ぜひやりましょう!!
    前のメアジのように。。。(*^^*)


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください