【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 22.7℃
【透明度】 15m~
温か~い♪
またまた黒潮が寄ってきたようだ。
ボトムこそ22℃台だったが、浅場は23℃台!
こうも頻繁に水温が上下すると(しかも大きく!)、風邪ひきそう。。。(違うか。。。(笑))
黒潮が外れると19-20℃、黒潮がかかれば23℃。
これがこの時期の水温の特徴。
んっでもって、黒潮の動きに日夜一喜一憂。。。
これがこの時期の屋久島のダイビング・ガイドの特徴。(爆)
エントリー口でエクジット直後の同業者に会い、水温を聞いてみると何と23℃台!
「今日も冷たいんだろうなぁ~」と覚悟してやって来ただけに、意外な答えにびっくり。。。
10Lでも背負ってウミウシ探し♪などと考えていたが、これは14Lを背負って遠出しかないっ!(なぜ。。。???(-_-;))
急に暖かくなったからと言って、急に深場の状況が活発になるはずもなく、特に目新しい魚も見当たらず、あっという間に-25m付近まで上がってきた。
期待していたピンテールのオスもまったく見当たらず。。。
この斜面に沢山いたヤクシマキツネウオ(仮称=キツネウオ属の一種1)は、相変わらず沢山いるがこの冬を経て、どの子も皆、15cmぐらいの若魚サイズとなっていた。
成魚のミニチュア版って感じ。。。
この小さなサイズでもすでにオス・メスの区別が着くようだ。
20匹に1匹ぐらいの割合で成魚オスのように尾鰭の上側が赤く染まっていて、体側の青や黄色のラインの入り方は成魚オスのそれと一緒の子がいる。
要は雌性成熟型(メスに生まれてオスに性転換)とかではないような気がする。
生まれながらのオスの存在。。。これは知らなかった!
春になって浅場にジョーフィッシュがメチャクチャ目立ってきたが、深場の子たちも顔を思い切り出すようになってきた。
-25m~-30m付近でよく見られるジョーは、現在浅場で多く見られる連中とは種類がちょっと違うようだ。
サイズこそそれ程変わらないが、色合い(浅場でこんな体色の子は見ない!)や顔の形、受ける印象がまったく違う。
それこそ、ジョーの場合、引っ張り出さないと正確な種類は特定できないが、ひとまず-30m前後まで来るとこの写真のような子が増えてくる。
もう少し粘りたかったけど、この水深ではちと厳しい。。。
繰り返し通って撮るしかない。。。
写真は屋久島ではあまり見ないオナガスズメダイ。
屋久島では比較的、潮通しのよい、ある程度水深のあるようなところでたま~に数匹見かける程度だが、古巣の八丈島にはウジャウジャいた。
当時は「八丈ならでは」という印象はあまり無かったが、今考えてみるとあの生息密度は異常だ。。。
十分、「伊豆諸島南部ならでは」のスズメダイではないだろうか?
生息環境はどこでも変わらないようで、暗がりを好む傾向は屋久島でも同じだ。
カスカスのエアーを吸いながらエントリー口付近でウダウダしていると、通称・「黒ヨゴレ」が産卵してた。
この種類の産卵は朝よりも午後の方がよく見かける。
今日も時間的にはすでに17時近かった。。。
ギンギンの婚姻色(写真)はいっこうに褪せず、激しく動き回り、興奮してた。
メス(写真内後方)が丁寧に卵を産みつけると、そこにオスは精子をかける。。。
ところで、この「黒ヨゴレ」と勝手に呼んでいる子(坊津~西表島で見られるヨゴレ)は、鹿児島大学博物館の本村さんの調べによると、どうも、これまで存在自体が曖昧だった(笑)、和名「アヤヘビギンポ」である”可能性がある”ことが分かりました。
詳しくはその論文が発表されてから、解説いたしま~す♪
くそぉ~!「ヤクシマヘビギンポ」ってな和名をつけてもらうチャンスだったのにぃ~!!!(笑)
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