バレバレなんですけど。。。(汗)

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 23.0℃
【透明度】 20m
1便帰りのゲストを送り、午後遅い時間から1人で海へ。
宮之浦でかなり強い風が吹いていたので、一湊湾内の時化を予想して行ったが、思ったほどではなかった。
風は北寄り。
透明度&水温、ともにこの時期としてはかなり良かったが、水中は暗~い。。。
天気は朝から厚い雲に覆われていた。


まずは例のガイドロープとして投入した浮くロープを回収。
時化が治まったあと、ゲストがいたため回収できずにいたのだが、また時化そうなので早くせねば。。。(焦)
思っていたよりも手間がかかった。
ロープが浮きまくるので、水中での巻き取りに苦労する。
終わった頃には残圧が50!!
おとなしくエントリー口へ帰り、浅場で遊ぶしかない。。。(笑)
屋久島にはカモハラギンポ(右写真)が異様に多い。
どこのポイントへ行っても、ある程度水深を下げても、至る所にカモハラギンポを見かける。
6-7月頃にはもの凄い数の幼魚で溢れかえる。
この魚の分布の中心が九州周辺ではないか?と以前、誰かから聞いたことがあるが、この多さを見ていると納得だ。
まぁ、そんなわけだから、このカモハラギンポに成りすますヤツが多くても不思議じゃない。
以前も紹介したことがあるが、最近よくガイドネタに使っているのが左写真のニジギンポ。。。
ねっ?よく似てるでしょ~♪
その後、至る所にこのカモハラギンポ似のニジギンポがいることが判明。
やはり屋久島はカモハラギンポが多いから、カモハラ擬態のニジギンポの数も自然と増えるようだ。
写真で落ち着いて見ちゃうと、全然違う種類に見えちゃうかもしれないが、実際に海の中で見るとちょっとやそっとでは分らない。
写真のように、2種類がよくじゃれ合っている場面にもよく遭遇する。(上がニジギンポ、下がカモハラギンポ)
さすがに2匹が近接しているとその違いに気づくが、単独ではそうはいかない。。。
近寄ってじっと見ないと、ニジギンポであることに気づかない。
きっと、多くのダイバーが「あ~カモハラギンポね。。。」と通り過ぎている輩の中に、ニジギンポがかなりの数含まれていると思われる。
それぐらい屋久島にはカモハラ擬態のニジギンポが多い。
でもね。。。やつの擬態は詰があまい。(笑)
ちょっと追い立てるとスグに海藻なんかに隠れて、その揺れに合わせてフラフラ。。。
さすがにカモハラギンポはそういう行動はとらな~い!(笑)
「おいっ!おまえ、ニジギンポだろっ!」
バレバレなんですけど。。。(汗)


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11 Comments

  1. う~ん・・・。
    擬態と言うからには擬態者(ニジギンポ)に何
    らかのメリットがある筈ですよね。楽して餌を
    せしめられるとか、捕食者からうまく逃れられ
    るとか。
    カモハラギンポの真似をしてニジギンポに一
    体何の得があるのでしょうか。
    う~ん、面白そうだけど今イチ納得出来ませ
    ぬ。

  2.  >この魚の分布の中心が九州周辺ではないか?
    柏島・後浜の浅場にもあふれかえっています(笑)。

  3. >ねよしさん
    ごめんなさい!!
    「擬態」という言葉を安易に使ってしまいました。
    メリット自体はこう考えます。
    とにかく屋久島は、メチャクチャ、カモハラの多い地域です。
    群がりができるほどですから。
    従って、カモハラに似せる事で隠蔽色&保護色となるのではないかと思います。
    現にカモハラ似のニジギンポはいつもカモハラの群がりと一緒に行動しています。
    少なからず、群れによる防衛の意味もあるのかも。。。
    >こーすけさん
    そうですか!
    ますます、分布の中心は九州周辺臭いですね~
    前々から鹿児島、宮崎あたりが怪しいと思っていました。
    潜る方が少ない地域なので、情報はまったくありませんが。。。(泣)

  4.  めちゃくちゃお久しぶりです~
    田辺にもニジギンポあふれかえってますよ。
    カモハラギンポも普通種ですが、なんだか今年は少なかったような。。。
    ニジギンポはよく体色を変えますね。
    海藻に隠れる?時は海藻色になります。緑っぽいときもありますよ~

  5.  ヒゲニジギンポ属のカモハラギンポ、同属にオオゴンニジギンポがいる。
    オオゴンニジギンポは毒牙を持ち、これにより身を守ってる。そのためイナセギンポはオオゴンニジギンポの色彩を真似て身を守っていると言うのは、あまりにも有名な話し。
    でヒゲニジギンポ属は他にもヒゲニジギンポ、サツキギンポがいて、この属は4種類が知られてる。
    その4種の中で毒牙を持つ種がオオゴンだけというのは、ちとうなずけない。この属すべてが毒牙を持つと考えた方がすじじゃないかなぁ。
    だから、カモハラギンポに擬態するハタタテギンポ属ニジギンポって事です。
    どう、この推測~ 立証するにはカモハラギンポに毒牙があるかどうか確認することだね。
    しげる~、一度噛みつかれてみて!

  6. > かりやくん
    ご無沙汰です♪
    田辺のカモハラギンポ(成魚)の多さは八丈島くらいですか?
    幼魚は毎年、何月ぐらいに見られ始めますか?
    いろいろ知りたいです!
    > ニジギンポはよく体色を変えますね。
    そうですね。。。
    屋久島でも最も多く見られる体色は、例の茶色っぽいヤツです。
    そう言えば、カモハラ擬態のニジギンポは体色を全然変えないなぁ~ナゼだろう?
    > 44さん
    ありがとうございます!
    > その4種の中で毒牙を持つ種がオオゴンだけというのは、ちとうなずけない。
    > この属すべてが毒牙を持つと考えた方がすじじゃないかなぁ。
    ふむふむ。。。
    もしそうなら、ねよしさんも納得ですね~
    しかし、オウゴンニジギンポの毒牙ってどんな時に使用するのでしょう?
    仮にカモハラギンポにも毒牙があったとしたら、これもいつ何時使うのか疑問です。。。
    そう言えばカモハラギンポの生活誌って意外に知られていないような。。。
    ちょっと調べてみると面白そうですね~
    > しげる~、一度噛みつかれてみて!
    嫌だ~!!!(笑)

  7.  敵に飲み込まれたときに噛み付くって具合。
    だからぁ~、試しにしげるが飲み込むんだってばぁ~。

  8. ↑噛み付かれたら吐き出してね。外敵も吐き出すみたいだから。。。

  9. 無理ですってば!(笑)
    じゃーうちのくろろにでも飲み込ませてみます。。。

  10.  そうそう吐き出すといえば、ネコザメの赤ちゃんがカスザメに飲み込まれたとき、ネコザメの第一背鰭第一棘の鋭い棘で突き刺し、難を逃れるんだ。
    固いカスザメでも口の中を一突きにされてはたまったものではないよね。
    で、ツマジロオコゼも背鰭第一棘が鋭い棘で出来ているの知っている~
    こちらも飲み込まれたとき、口の中で一突きするんじゃないかと思っているんだけど、現場を見てないんでわからないんだ。
    しげる~、試しにツマジロオコゼ飲み込んでみて~~~

  11. いや。。。わざわざ飲み込まなくても。。。
    分るような気がするのですが。。。(笑)
    つーか、労災認定されるかな?
    「お客さんを楽しませるために飲み込んでみました~!」とか言って。(爆)


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