【ポイント】 元浦
【水温】 27.5℃
【透明度】 ~10m
台風が完全に遠のき、今日はよく晴れた。
ちょっとでも時間を置こうと、午後遅い時刻から海へ行ってみた。
ホームの一湊湾内はまだややウネリがあり、矢筈岬には白波が当たる。
「一湊タンク下」も入れることは入れるが、上から見ると濁りが凄い。。。
結局、台風一過後のダイビングは、静かな「元浦」からスタート。
ちょうど撮りたい被写体もあったし。。。まっ、いっか。。。
エントリー時の「元浦」はメチャひいていた。
透明度はまずまず。。。思ったよりは悪くない。
台風前の「元浦」にはあまり潜っていないので、正直言って比較はまったく出来ないが、浅場ではいつもの魚がいつものように泳ぎ、何ら変わらない光景が広がっていた。
テンジクスズメダイは石の下の卵を守り、イチモンスズメダイのチビも多い。
ただ、いつもは岩の陰でたまっているフエダイやクロホシフエダイが、いつもよりも思い切り外に出て泳いでいるのが目立った。
浅場で群れるクロユリハゼの幼魚群れ。。。
よく見るとその大半は、イトマンクロユリハゼの幼魚だった。
クロユリハゼは数匹。。。
う~ん。。。あまり変化はないなぁ~と思いながら先へ進んでいく。
ところが目的の被写体を撮ろうと、ある地点まで行くと台風の凄さを感じられずにはいられなかった!
先日書いたユビノウトサカやウミキノコの類?に着く魚。。。(→屋久島海案内: 久し振りに元浦へ♪)
これを撮ろうと、ユビノウトサカやウミキノコの類が沢山群生しているはずの地点まで来て驚いた。
一気に少なくなってる!(焦)
残ったユビノウトサカはボロボロ。。。
そんな中にやつらは無事に生きていた。
残ったユビノウトサカには漏れなくこいつらが着いていた。
でも、撮れな~い!!
トサカの間をスルスルと通り抜け、全身を撮らせてくれない。。。(涙)
体色は相変わらずユビノウトサカそっくり!
完全に同化している。。。
さて、こいつは誰だ???
現在、来島中のゆーすけさんにも画像を見てもらう。
「テンジクダイの仲間じゃねーの。。。?」
確かに。。。顔はシボリやマトイシモチの仲間とよく似ている。。。
もう少し、まともな写真を撮りたいのだが、これがなかなか。。。
でも、沢山いるだけに無視するわけにはいかない。
何かいい方法はないかなぁ~?
撮りたい被写体のもう1種はクロスズメダイ(yg)。
さすがにこの大時化でもういなくなってしまっただろう。。。と半分諦めながら行ってみると、今日も指定席で元気に泳いでいた。
魚って意外に逞しいよね~驚いた!
でも、かなり大きくなっちゃったなぁ。。。
最初に見つけた頃はメチャ可愛いかったのに!(→屋久島海案内: また1人デジタル移行。。。)
このクロスズメダイ(yg)、ゲストの1人は撮りやすいっ!と言っていたのだが、メチャ撮りにく~い!!!
うそつき~!!(笑)
動く、動く!!しかも予測不可能。。。
さらにまったく逃げず、カメラを構えているとグッと寄ってくるのだが、すでにやつのサイズは大きくなり過ぎていて、寄られるとちょっと迷惑。。。(笑)
あと、よく分からないのが、一度思い切ってやつのテリトリーから出して撮影してみたりと驚かせてしまったにも関わらず、まったく僕を恐れる感じはなく、相変わらず餌を食いながら近寄ってくる。
こいつ、馬鹿にしてるのか???(怒)
ホームの「一湊タンク下」ではあまり見る事のないサラサハゼ。
ここ「元浦」では結構見られる。
エントリー直後の水深80cmぐらいの場所からチビたんがホバーリングしている。
こいつを撮っている間は浅過ぎて、時計やコンピュータが作動しない。
それでも潜水時間は3時間を越えていた。。。(笑)
久々に長い潜水だった。
追記:
最後に超浅場でイチモンスズメダイの極小チビを撮っていたら、周りに数匹見慣れぬスズメダイの極小チビが。。。(右横写真)
日没近い薄暗い水中で、最初はオジロスズメダイ(yg)かな?と思って撮ったが、帰ってから画像を見るときっちり頭部に細~いブルーのV字ラインが(これは水中では見えなかった)。。。
えっ??イチモンスズメダイ???
まともに撮れている写真が一枚もなかったので、微妙だけど。。。(笑)
確かにイチモンスズメダイはある程度、成長すると頭部のラインは細くなっていく。。。
でもこいつのサイズって、横で泳いでいたイチモンスズメダイ(yg)のチビ(右横写真)より小さい、もしくは同サイズなんですけど。。。(汗)
よく似た種類で、ミヤコキセンスズメダイなんかは幼魚サイズでも立派な成魚体色の子を頻繁に見かける。
下手すれば2cmサイズの成魚色彩の子と3cmサイズの幼魚色彩の子が一緒に泳いでいたりするわけだ。
イチモンスズメダイでもそうなのかな。。。?
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