【ポイント】 一湊タンク下/一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 28.7℃
【透明度】 15m~
今日は3ヶ月連続来島中(!)の常連ゲストTさんの最終日。
恐れていた台風13号の影響もそれほどなく、最高のコンディションで終わった。
ボートダイビングが続いたが、最終日はメインの「一湊タンク下」でスズメダイ三昧。
最近、僕の周りではスズメダイ好きの女性ダイバーが目立つ。。。
それぞれの方がファイルを作ったり、写真をまとめてたりして、その勉強熱心さには頭が下がる。
Tさんも自分なりに屋久島で見られるスズメダイをカードや表にまとめてたりして驚いた!
こりゃ~リクエストにはとことん応えねば!!(笑)
1本目は-20m~-30mとやや深い水域のスズメダイを見て周る。
まずはタンク下ではもっとも深いところに生息するスズメダイであるミスジスズメダイを当て込んで-30mまで下りる。
ところが今年はまったくいな~い!!
昨年は-30m付近の斜面に沢山いたのにぃ~!!
フカミスズメダイ、アオスジスズメダイ、デルタスズメダイ、セナキルリスズメダイなど、-25m以深で見られるスズメダイを丁寧に見ていく。
タンク下の-20m付近にはよく潮目のできる場所がある。
ここにはタカサゴスズメダイ、コガネスズメダイ、アマミスズメダイ、ミツボシクロスズメダイなどが大きな群がりをつくり賑やかなところだ。
ミツボシクロスズメダイは今日も産卵を至るところで見かける。
タカサゴスズメダイのオスはそれぞれがテリトリー(産卵床)を持って、互いにけん制し合っている。
2本目は-20mの潮目のできる場所からスタートして少しづつ浅所に移動しながら見ていく。
オナガスズメダイはタンク下ではめったに見られないが、この辺りに数匹いるはずなのだが。。。
今日はまったく見当たらない。
計画では2本目はここからスグに水深を上げていくつもりだったが、何気にオナガスズメダイを探していたら、いつの間にか-30m近い斜面まで下りていた。。。
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この-30mの斜面は普段はあまり行かないところなのだが、意外に面白かった。
ハナハゼやハナハゼsp.、オグロクロユリハゼが至る所で見られる。
ピンクフラッシャーやツキノワイトヒキベラの新たなハーレムも発見!
イトタマガシラ(yg)に混じってキツネウオ属の一種1or2もボチボチ見られる。
カメンタマガシラ(yg)も今季初観察。
2cmぐらいのチビはかなり綺麗で可愛い♪
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モンスズメダイもタンク下には少ない。
成魚1匹と若魚を1匹をようやく見つけた。。。
-15m付近からようやくヒレナガスズメダイが目に付き始める。
-15m以浅のタンク下での優占種は、ヒレナガスズメダイ、ルリホシスズメダイ、クロメガネスズメダイ、アサドスズメダイ、シコクスズメダイだ。
幼魚と成魚を比較しながら進む。。。
3本目はタンク下の手前のみを見て周る。
-18mからスタートして環境別に見ていく。
マルスズメダイとヒレグロスズメダイはいつもセットで見られる。
マルスズメダイは屋久島では群がりを作るスズメダイで、お宮前では数百匹の群がりがあったりするが、タンク下では数匹が群がるのみ。。。
マルスズメダイのいるところにはヒレグロスズメダイあり。(笑)
八丈島では割と暗がりに棲むスズメダイだったが、屋久島では明るい場所に堂々と出て、ホバーリングしている。
どちらも今はチビたんの多い季節で、そこら中に可愛い幼魚が見られる。
お宮前では小さいながらも群がりが見られるクロオビスズメダイだが、タンク下では現在3-4匹が見られるのみ。
そう言えばナガサキスズメダイは、タンク下で見られるスズメダイの中では生息水深&範囲が一番広いスズメダイかもしれない。。。
-30mでも多いし、-5mでも大きな群がりをつくる。
今は3cm前後のやや成長した若魚も多く、7月後半に多く見られた極小チビはかなり少なくなった。
サンゴ周りを見てみる。
フタスジリュウキュウスズメダイ、アサドスズメダイ、ナミスズメダイ、クラカオスズメダイ、カブラヤスズメダイ、ネッタイスズメダイなどを幼魚&成魚、比較しながら見る。
屋久島ではめったに見ないアオバスズメダイ(orデバスズメダイ?)は、この時期たまに極小チビを見かける。
ガレ場斜面の岩場に産卵床を持つニセネッタイスズメダイは通常タンク下では、数ヶ所でオス&メスのカップルを見かける。
そう言えば、今年はまだ幼魚を見ていない。。。
どこかにいないかな。。。?
高い根の上ではオヤビッチャ&ロクセンスズメダイが群れる。
エントリー口に近い-3m前後からはメガネスズメダイ、オジロスズメダイ、レモンスズメダイが見られ始める。
小さな根にはフチドリスズメダイも目立つが、この辺はまだ触らない方が懸命かもよ。。。Tさん。。。(笑)
最後に浅所に大きな産卵床を持つシマスズメダイを紹介。
体長は20-30cm!!
こんなバケモノみたいなスズメダイもいるのだ!!(笑)
通常時の体色とはがらりと変わる婚姻色も見せたかったが、今日は待てども通常色しか見られなかった。。。
あっ。。。そうそう。。。クマノミもスズメダイの仲間だった。。。
現在、タンク下には4月頃から継続して見られているハナビラクマノミの若魚がいるが、屋久島では基本的にTheクマノミしか見られない。
今日も元気だった。
いつまで見られるかな。。。?
ちょっとは整理できました?Tさん!!
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