【ポイント】 吉田/一湊タンク下
【水温】 24.2℃
【透明度】 15m~
今日は寒冷前線の通過を控え、いつ海が荒れてくるかドキドキしながらのエントリーとなった。
たまに晴れ間が見えたかと思ったら、急に雨が降り出したりと、何かはっきりしない天気。。。
南部に観光に行った陸観光チームによると、ひどい豪雨と雷がスゴかったようだが、北部の海岸部は風や雨はあったものの、いたって静か。。。
広い島では天候もかなり違うのであった。
1本目は「吉田」へコブシメの産卵&ウスバノドグロベラのリベンジ。
思った通り、コブシメは少ないながらも1ペアが産卵を行っていた。
周りを見回すと更に2-3匹が遠巻きにこちらを見ていたが、前々回に比べるとちょっと寂しい。。。
前回、メスが1匹しか見つからなかったウスバノドグロベラだったが、今日はやや横にスライドした場所で探索してみたら、立派なオス1匹(写真)と、多数のメス&若魚が見られた。
メスはどの子もお腹が大きく産卵も見られるかと期待したが、甘かった。。。
オスもメスも採餌に一生懸命で、たまに近くにいるメスに求愛らしき行動は取るものの、激しい求愛や産卵は見られなかった。
昨年は正午前後に産卵を目撃したが、すでに11時30分を過ぎているにも関わらず、そのような様子はまったく見られない。
でもメスのお腹がパンパン状態である事を考えると、午後一番くらいで産卵するのかな。。。
水温が上って一気に増えたキンギョハナダイのチビたちが、今日は中層いっぱいに広がっていた。
前回、この群れは岩壁にそってまとまっているに過ぎなかったが、今日は青バックで広がっていた。
この群れにはタカサゴスズメダイやモンスズメダイ、ヤマシロベラなどの極小チビも混じっていた。
どんどん華やいでいく群がりは見ていてワクワクする。
先日のニセカンランハギに続き、コクテンサザナミハギの幼魚(写真)も目に入るようになってきた。
それから1cm以下のスミツキベラやケサガケベラの極小チビが暗がりで目立ってきた事も特筆できる。
毎日、数種類ずつ季節的な変化が見られる今のシーズンの海は潜っていて楽しい♪
それから今日「吉田」には1番に入ったからか、アカウミガメ1匹にアオウミガメを大小3匹見る事ができた。
2本目はピグミー&イナズマヒカリイシモチ&イトヒキベラXを求めて「一湊タンク下」を沖へ出る。
中層を移動しているとかなり潮が速いことに気づく。
潮に乗ってイトヒキアジの若い個体(写真)が2匹近づいてきた。
そんなんだったから、途中で沖に出るのは止めて着底。
結局、ピグミーは諦めて地を這いながら帰ってきた。。。
エントリー口で多分「お宮前」のAスズメダイと同種だと思われる卵を守っているクロソラスズメダイ属のスズメダイを今季初観測。
赤っぽいのと灰色、2つのクラッチ(一度の産卵で産み付けた卵の一群)が見られた。
卵の色や産みつけている場所はセダカスズメダイとたいして変わらない。
はたしてこいつは何スズメダイなりか。。。?
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