とうとう完全に時化てしまった。。。

【ポイント】 魚見/元浦
【水温】 24.1℃
【透明度】 15m~
風が北西の強風に変わり、とうとう一湊湾内は完全に時化た。
久し振りに見る冬の景色。。。
でも陸上が暖かいから(今日は晴天!)、何か変な感じ。。。(笑)
入れたのは北部では矢筈岬の東面のみ。


1本目は同業者からボートに誘われて「魚見」へ。
ビーチエントリーでよく通う「魚見」もボートからエントリーすると、一瞬ここはどこ??状態。
ちょっと白濁りしていた事もあり、しばしば迷う。。。(笑)
温かくなってピンクフラッシャー(写真)やイトヒキベラ、クロヘリイトヒキベラが元気になってきた。
大きな広がりのある群れとなって元気に乱舞している。
ピンクフラッシャーも冬季はヒレを閉じて元気がないのだが、今日は婚姻色&求愛こそ見られなかったものの、ヒレを広げて活発ではあった。
最後に浅根の上で安全停止していたら、ここでもいろいろなチビちゃんが出始めている事に気づいた。
北部では割と少ないキホシスズメダイも極小幼魚(1.5cm)が見られた。
タテジマヘビギンポの極小チビが目に付き始めるのも、この時期だ。
昨年もGWに無数のチビがあちらこちらに見られたっけ。。。
メチャ可愛い♪


2本目のボートは中止!
どんどん北西の風が強くなってきて、ボートはどこも厳しい状態。。。
今回のゲストにとって最後の1本は「元浦」でのんびりダイビングとなった。
外の強風に反して、「元浦」はそれほど透明度は悪くなく、太陽光が差し込んでなかなか気持ち良かった。
でも、生き物的には何かイマイチだなぁ~と思いつつ上ったのだが、帰ってからゲストの写真を見返してみると、地味ながらもなかなか発見は多かった。
タイワンカマス(?)やムロアジ(?)など群れモノがいろいろ見られたが、一番のヒットはソトイワシの大きな群れ。
砂地に広がるソトイワシの群れは昨年も春頃に観察され、一緒にこれを見た同業者の友人が写真に収めたところ、何と生態写真は稀との事で今は無きIOP DIVING NEWSの表紙に使われた事があった。
僕も撮れば良かった~!!と悔しい思いをした事を思い出す。。。(笑)
今日のゲストもマクロレンズだったが、バシバシ撮ってもらった。(爆)
屋久島では成魚はあまり多くはないカザリキュウセンのチビが見られ始めた。
この種類は今のところ「元浦」でしか見た事がなく、屋久島での分布状況はイマイチ把握していないが、環境を選ぶという事だろうか。。。?
確かにこの「元浦」は他のポイントと比べて、”ここでしか見られない”魚が多いように感じる。

どのポイントでもクマノミの卵が観察されるようになってきたが、ここ「元浦」でもすでに目玉が見え始めた孵化寸前の卵が見られた。
ここのクマノミはエントリー後、一番最初に見られる家族で、体験ダイビングやスノーケリングでも観察可能なクマノミだ。
この孵化寸前の卵を食べようとする不埒な輩が。。。!
写真中央に写っているのはメシマウバウオ近似種と呼ばれるウバウオの仲間で、屋久島でもスズメダイやヘビギンポの産卵シーズンになると、どこからともなく現れて卵をブルドーザーのごとくパクパク食い荒らす。
やつのおかげでまだ孵化前の卵の一群が、1日1日少なくなっていくのが分る。。。
なかなか可愛い子なのだけど、実はかなりの悪魔くんだ~!!
クマノミがちょっと目を離した隙に、やつはチョロチョロと横から割り込んできて卵を食い始める。。。
気がついたクマノミは急いで追い払うのだが、すぐにまたやって来る。。。(笑)
いったい、孵化までにどれくらいの卵が孵るのだろうか?


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