【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 19.8℃
【透明度】 10m
今日は雲ひとつ無い晴天で、ワイドにしようかマクロにしようか非常に迷ったが、結局面倒臭くて昨日のセッティング(マクロ)のまま海へ。
エントリー口で出会った同業者に聞くと、今日は透明度がメチャ悪かったとの事。。。
ふぅ~良かった♪マクロで!!
弱いとは言え、風がまだ北西だったので多少は水面がパシャパシャしていたけど、まぁ、凪ぎと言える状態。
水温がまた下がったことだけが気になる。
たまには「一気に沖へ!」を封印して、手前-18mぐらいまでをじっくり周ってみる事にした。
結局、ガイドの中心となるのはこの浅い水域なんだよね。。。遊んでばかりいないで、ちゃんと調査しなきゃ!(笑)
特に目立った動きに気づく事なく、ボトムの-18m付近に差し掛かった時、遠くから大型回遊魚の群れが近づいてきた。
「あっ。。。またヒレナガカンパチかよ。。。」
最近、浅場に大きな群がりをつくるキビナゴを狙ってか、ヒレナガカンパチのかなり大きな群れに囲まれる事がしばしば。
あまりに頻繁に巻かれるので、もう本気で飽き飽きしていた。(笑)
でも近づいてくる群れをよく見ると、ヒレナガカンパチではなかった!
お~!!シマアジの成魚じゃん!!
実はシマアジと言えば、2cmぐらいの幼魚や30cmぐらいまでの若魚はよく見ていたが、こんなでかい成魚の、しかもここまで大きな群れははじめて見た!
体長はどれも1mぐらいはあって、若魚や幼魚の面影はまったくない巨大回遊魚と化していた。。。
いったい、何年でここまで大きくなるんだ?!
いや~遠くから見ると、ヒレナガカンパチの群れとまったく変わりない。。。
しかし、105mmマクロではちと無謀だった。(笑)
それでも何とか全身を入れた1枚を。。。と頑張っていたら、そのまた向こうからまたまた大物が!!
今度はクチグロ!!しかも1-2匹ではなくて、すべて体長60-80cmぐらいはありそうな老成魚20匹ぐらいの群れ。。。
って。。。こいつらって群れる魚だったの?!知らなかった。。。(笑)
釣り人が言うには屋久島は小笠原に次いでクチグロ(イシダイの老成魚)釣りのメッカだと言う。
しかし、実際には北部の水中ではあまり見る事もなく(南部はやや多い)、たまに見かけても単体や1匹のクチグロに2-3匹の若いイシダイと言った感じで見られる程度。
いや~かなり驚いた!
って言うか、しばらく着かず離れず状態で、周りにい続けたので、ちょっと怖かったぞ。。。あの顔だもん。。。(汗)
つーか、でかいなぁ~
中にはまだ薄~く縞の入ったままのメス?(下左側写真)やイシガキダイの成魚(下右側写真)も混じっていた。
イシガキダイもかなり大きくて(60cm以上)口元も白かったが、まだ体の石垣模様が残っているし、「クチジロ(イシガキダイ老成魚)」と言うにはちょっと早いかな。。。
でも十分、圧倒される巨大な子たちだった。
しかし、怖かった~!
こいつらは釣りの対象魚として「引きが強い」らしいから、ぶつかってきたらやっぱヤバイよね。。。
なんてありえない事を考えながら、105mmマクロでバシバシ撮ってた。(笑)
こんな感じで-18m付近は、じいさんたちが集会を開いてました!(笑)
で、そこへキツネベラの50cmぐらいの超老成魚が若い女を連れて参戦。
やるな~!!じーさん!!などと思いつつ見てたら、公衆の面前で派手なエッチを繰り広げやがった。。。
今日は春を探しにスズメダイ系の幼魚探しに来たのに、まだまだじーさんたちが元気だった!(笑)
高齢化の波は「一湊タンク下」にも押し寄せる!(爆)
ちなみにキツネベラの幼魚ってこんなやつ→キツネベラの幼魚
最終的にこんなんなっちゃうのは、ちょっと想像できない。。。
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最後はエアーが無くなってエントリー口でスノーケリングをしてたら、カモハラギンポに求愛するニジギンポを発見!
。。。って言うか、カモハラギンポか~?これ??
よーく見てみると、ありゃ???海藻に絡み付いてるし。。。(カモハラギンポは基本的にそんな事はしません!(笑))
つーか、こいつもニジギンポじゃん。。。!
うぉ~似てるぅ~カモハラギンポに。。。
お腹は卵でパンパン!
毎回、エントリー口で見かける巨大なニジギンポのオスに盛んに求愛されていた。
屋久島にはカモハラギンポ(右写真)がウジャウジャ見られる。
-15mぐらいの水域で、あちらこちらで見かけ、初夏の頃になると、ヒレナガスズメダイの極小チビちゃんたちと一緒にカモハラギンポのチビも沢山目立ってくる。
多分、屋久島を含む九州が分布の中心だと思われる魚だ。
それぐらい多いから、ニジギンポが多数派のカモハラギンポに擬態してもおかしくはない。
でも問題はカモハラギンポに擬態したところで、何かお得なことでもあるのか???(笑)
たまに頭部が黄色いニジギンポを見かけるが、これは有毒なヒゲニジギンポに擬態しているのでは?とも言われている。(でも屋久島ではヒゲニジギンポは稀なんだよね~本当に擬態してるのか???(笑))
でも、カモハラギンポに擬態するメリットってあんのか?(爆)
この時期はカモハラギンポが群がりを作る事が多い。(産卵期か?)
その中にやつ(カモハラギンポ似のニジギンポ)が混じって、しばらく並泳してたんだけど、まったく見分けがつかなくなっちゃうほど、上手に溶け込んでた。
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